JP2007317039A - 光学式記号読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バーコード等の光学式記号が存在する物品の面と、光学式記号読取装置との間の距離が変化しても正しい位置情報を出力可能な光学式記号読取装置を提供する。
【解決手段】物品25の表面上の光学式記号26からの光を受光する受光部13、14、11と、受光部から物品の表面までの水平距離を測定する距離測定部8と、受光部と物品の表面上の光学式記号とを結ぶ直線と、水平面とのなす角度に比例した情報を取得する角度情報取得部15、6と、前記水平距離と角度に比例した情報とから物品の表面上の光学式記号の高さ情報を取得する高さ情報取得部9とを備える光学式記号読取装置1。受光部は、物品の移動方向に対して垂直な面内を走査する走査光21が光学式記号から反射された光を受光し、角度情報取得部は、受光部が反射光を受光した時の走査光の軌跡と、水平面とのなす角度に比例した情報を取得することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学式記号読取装置に関し、特に、コンベア等で輸送される物品上に貼着された複数のバーコード等の光学式記号を読み取る光学式記号読取装置に関する。
従来、図3に示すように、コンベヤ等により移動する物品25の表面のバーコード26を読み取るため、レーザビーム発生器10から出力されるレーザビーム20を、レーザビーム走査器12に内蔵され、矢印方向に回転する高速回転ミラー13によって走査し、レーザビーム走査光21を発生させて読取窓27から外部に出力することで、物品25のバーコード26の面上にレーザビーム走査光21を照射する光学式記号読取装置30が使用されている。
ここで、高速回転ミラー13の回転方向が矢印で示すように右回りとすれば、レーザビーム走査光21が移動する方向は、レーザビーム走査光軌跡22の矢印が示すように、下から上に向かう方向となる。
また、一般的には、高速回転ミラー13を駆動するモータの回転数は100回/秒程度であり、同図に示すように、6面の回転ミラーを使用すると、レーザビーム走査光21の走査回数は、100回/秒×6面=600回/秒程度となる。従って、バーコード26が移動せずに固定され、バーコード26上を連続的に走査する場合には、バーコード26は1秒間に600回程度走査されることになる。
次に、レーザビーム走査光21のバーコード26の面上からのレーザビーム反射光29を、高速回転ミラー13と反射ミラー14による反射にて画像情報入力器11まで導き、受光素子によって電気信号に変換する。
ここで、受光素子から出力される前記電気信号は、図4に示すようなアナログ信号44となり、バーコードを構成する白黒バーの反射率の高低及びバーの幅の大小に対応した信号となる。すなわち、黒細バー40と黒太バー42等に対応した部分のアナログ信号44のレベルは低く、白細バー41と白太バー43等に対応した部分のレベルは高くなる。
また、アナログ信号44に含まれるパルスの幅は、バーコード26を構成する太いバーや、細いバーの幅に対応して変化する。続いて、画像情報入力器11は、アナログ電気信号44を閾値信号45によって2値化し、ディジタル信号46を発生させるとともに、バーコード26上を走査している時に得られるディジタル信号46のみを取り出して解読部3に送る。
解読部3において、バーコード以外の文字や、絵柄等を走査した時に得られるディジタル信号46までを含めて解読すると、処理時間が長くなり、高価な高速処理装置が必要となるため、通常は、バーコード上を走査している時に得られるディジタル信号46のみを取り出して解読部3に出力する。
ここで、バーコード上を走査している時に得られるディジタル信号46のみを取り出す方法としては、まず、図4のバーコードの始めと終わりを示すために設けられている大きな幅を持つクリアランスエリア47によって発生するクリアランスエリア信号48にて分離され、一塊になったディジタル信号46を抽出する。
続いて、読み取るべきバーコードを構成している黒バー及び白バーの数は既知であることから、一塊になったディジタル信号46中に含まれるパルスの数がバーの黒バーの数に一致した場合に、バーコード上を走査している時のディジタル信号46として解読部3に出力する方法が一般的に行われている。
次に、解読部3は、ディジタル信号46に含まれるパルスのレベルと幅を分析してバーコードを解読し、解読結果出力部4を経由して外部装置5に出力する。
次に、図5を参照しながら、図3における光学式記号読取装置30を、実際にコンベヤ60の側面に取り付けてバーコードを読み取る動作について説明する。
図5に示す例では、光学式記号読取装置30の読取動作を開始するため、物品到達検知器(投光側)18a、物品到達検知器(受光側)18bと、読取を終了し解読結果の出力を行うタイミングを検出するための物品退出検知器(投光側)19a、物品退出検知器(受光側)19bを備えている。
上記の物品到達検知器18a、18b、物品退出検知器19a、19bは、双方ともに、投光側から出力される光ビームを受光側で受光し、光ビームの遮光状態を検知して物品の有無を検出する周知の遮光型センサとして記しているが、その他周知の反射型センサ等を用いることもできる。ここで、物品到達検知器(投光側)18a、物品到達検知器(受光側)18bは、図5に示すように、レーザビーム走査光軌跡22の直前に設置することで、物品31の搬送方向61に対する物品31の先端36がレーザビーム走査光軌跡22の直前に到達したことを検出して検知信号を物品到達検知部16に出力し、光学式記号読取装置30の読取動作を開始させる。
また、物品退出検知器(投光側)19a、物品退出検知器(受光側)19bは、物品31の後端37がレーザビーム走査光軌跡22の位置から抜け出た直後の位置に設置することで、光学式記号読取装置30が読取動作を終了し、外部装置5に対する解読結果の出力を開始するタイミングを検出している。
また、前記のとおり、バーコードの走査回数は1秒当たり600回程度であるが、実際にコンベヤ60で搬送される物品31、32上のバーコード33〜35は移動しているため、短時間にレーザビーム走査光軌跡22から脱するため、走査回数は少なくなる。
実際には、走査回数が10回程度となるように、バーコードのバーの長さに対応するバーコードの高さやコンベヤ60の速度が決定される場合が多い。従って、図5に示す物品31上のバーコード33でも、読取開始から終了までに10回程度走査されると仮定すれば、1枚のバーコード33上を走査した時の上記ディジタル信号46が10回程度得られる。
ディジタル信号46の解読において、バーコードが汚れていたり損傷を受けていると、解読ができなかったり、誤って解読する場合もあるため、10回の解読結果で最も多い解読結果を読取結果として出力する方法が一般的に行われている。
次に、複数枚のバーコードの読取として、図5の物品32に示すような4枚のバーコードを読み取る場合を考える。物品32上には、同一のバーコードa33が2枚、バーコードb34が1枚、バーコードc35が1枚で、合計で3種類のバーコードが4枚存在する。ここで、前記のとおり、走査回数を10回とすれば、読取開始から終了までに、物品32の上段のバーコードa33に対応したディジタル信号46が10回、下段のバーコードa33に対応したディジタル信号46が10回、バーコードb34に対応したディジタル信号46が10回、バーコードc35に対応したディジタル信号46が10回得られる。
これらのバーコード33〜35に対するディジタル信号46は、解読部3に送られて解読されるが、物品32の上段のバーコードa33に対応した解読結果と、下段のバーコードa33の解読結果は同一になるため、異なった場所に存在する2枚のバーコードラベルと判断できない限りにおいては、1枚のバーコードラベルとして解読され、1つの解読結果しか出力されないこととなる。従って、複数の同一のバーコードラベルを読み取るためには、同一内容のバーコードラベルについても何らかの区分をする必要があり、光学式記号読取装置30では、一例として、図3に示すように、走査位置出力部6から出力されるバーコードがどの位置に存在するかを示す走査位置情報に基づいて、画像情報区分部7が各々のバーコードに対応したディジタル信号46に区分することで、複数のバーコードの読取を可能としている。
バーコードがどの位置に存在するかを検知するには、レーザビーム走査光21の走査位置を知る必要があるため、読取窓27の端にレーザビーム走査光検知器15を設け、レーザビーム走査光21がレーザビーム走査光検知器15に到達した時点でレーザビーム走査光検出信号を走査位置出力部6に出力する。
ここで、走査位置出力部6は、通常、カウンタを内蔵し、常時、カウントアップ又はカウントダウンを行っており、レーザビーム走査光検出信号により内蔵カウンタがクリアされる。従って、ここで、走査位置出力部6がカウントアップする方式とすれば、レーザビーム走査光21が回転ミラー13の回転により、まず、レーザビーム走査光検知器15に到達した時点で内蔵カウンタはクリアされ、レーザビーム走査光軌跡22の矢印の方向に進むにつれて内蔵カウンタはカウントアップして増加し、走査位置出力部6は、カウンタ値を走査位置カウンタ値63として出力する。
従って、画像情報区分部7は、バーコードの開始と終了に対応した図4に示すディジタル信号46のクリアランスエリア信号48に対して、走査位置カウンタ値63を対応させることによってバーコードの走査位置を特定することが可能となる。
以上の動作から、画像情報区分部7は、ディジタル信号46に対する走査位置カウンタ値63を確認し、走査の毎に略々同一の走査カウンタ値63が得られるディジタル信号46においては、同一のバーコードから得られたディジタル信号46と判断し、ディジタル信号46に同一の付加番号を付して解読部4に出力する。
一例として、図5の物品32の下段のバーコードa33に対応したディジタル信号46の開始を示す走査位置出力部6の走査位置カウンタ値63の値が100程度、終了を示す走査位置カウンタ値63が200程度、上段のバーコードa33に対応したディジタル信号46の開始を示す走査位置カウンタ値63が400程度、終了を示す走査位置カウンタ値63が500程度であれば、走査の度に100から200の値が得られるディジタル信号46は付加番号を1とし、400から500の値が得られるディジタル信号46の付加番号を2とすることで同一のバーコードの分離を可能としている。
すなわち、物品32が水平方向に移動する場合には、走査の度に同程度の走査位置カウンタ値63が得られるため、同程度の値が得られた場合には、同一のバーコードから得られたディジタル信号46として同一の付加番号を付して同一のバーコードであることを示すことで、同一内容のバーコードの読取を可能としている。
但し、複数の同一バーコードの読取は、図5の物品32に示すように、同一のバーコードa33が印刷された同一の物品を多段に積んだ場合の読取の場合が多いため、多段に詰まれたどの段の物品のバーコードを読み取ったかを示すため、通常は、走査位置出力部6の走査位置カウンタ値63の100や200等の値を外部装置に出力していた。
外部装置5は、走査位置カウンタ値63の値の大きさから、何段目の物品のバーコードかを判断していた。この場合、前記のとおり、走査位置カウンタ値63の値が大きいほど高い位置に貼られたバーコードと判断される。
このような複数枚のバーコードを読み取る光学式記号読取装置としては、例えば、特許文献1に開示された装置があるが、この装置は、帳票に記された複数のバーコードのOCR装置による読取であり、本発明の特徴である読取装置と読取対象物間の距離が変化した場合のバーコードの読取ではなく、読取装置と読取対象物との間の距離が一定の場合のものである。
特開2001−43308号公報
しかし、従来の光学式記号読取装置30では、図3に示した光学式記号読取装置30とバーコード26との間の距離が一定の場合には、走査位置出力部6から正しい値を出力することができるが、図6に示すように、物品31、32のバーコード33が貼着されている面と、光学式記号読取装置30との間の距離が変化する場合には、走査位置出力部6から正しい操作位置カウンタ値63を出力することは不可能となる。
これは、図6を左手方向から見た場合の図7に示すように、レーザビーム走査光52、53のレーザビーム走査光検知器15に対する走査角54の値が、同図に示す位置関係になった場合には、より低い位置にある物品31のバーコード33に対する走査角54の値よりも、より高い位置にある物品32のバーコード33に対する走査角54の値が小さくなるため、より低い位置にある物品31のバーコード33に対する走査位置出力部6から出力される走査位置カウンタ値63の値が、より高い位置にある物品32のバーコード33に対する走査位置出力部6から出力される走査位置カウンタ値63の値よりも大きくなり、誤った位置情報を出力することとなるからである。
そこで、本発明は、上記従来の光学式記号読取装置における問題点に鑑みてなされたものであって、バーコード等の光学式記号が存在する物品の面と、光学式記号読取装置との間の距離が変化する場合でも、誤った位置情報を出力することなく、物品上の光学式記号の位置に対応した正しい位置情報を出力することのできる光学式記号読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、光学式記号読取装置であって、物品の表面上の光学式記号からの光を受光する受光部と、該受光部から前記物品の表面までの水平距離を測定する距離測定部と、前記受光部と前記物品の表面上の光学式記号とを結ぶ直線と、水平面とのなす角度に比例した情報を取得する角度情報取得部と、前記距離測定部が測定した水平距離と、前記角度情報取得部が取得した前記角度に比例した情報とから、前記物品の表面上の光学式記号の高さ情報を取得する高さ情報取得部とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、高さ情報取得部によって、距離測定部が測定した水平距離と、角度情報取得部が取得した角度に比例した情報とから、物品の表面上の光学式記号の高さ情報を取得することができるため、バーコード等の光学式記号が存在する物品の面と、光学式記号読取装置との間の距離が変化する場合でも、正しい位置情報を出力することができる。
前記光学式記号読取装置において、前記受光部は、前記物品の移動方向に対して垂直な面内を走査する走査光が前記光学式記号から反射された光を受光し、前記角度情報取得部は、前記受光部が前記反射光を受光した時の前記走査光の軌跡と、水平面とのなす角度に比例した情報を取得することができ、前記角度情報取得部は、前記走査光が所定の位置を通過した後、前記受光部が前記反射光を受光するまでの間の時間を計時するようにしてもよい。
前記光学式記号読取装置において、前記物品の表面上の光学式記号の読取の開始のタイミングを検知する物品到達検知部と、該光学式記号の読取の終了のタイミングを検知する物品退出検知部とを備えることができる。これによって、物品の表面上の光学式記号以外の文字、図形等からの不要な情報の取得を回避することができる。
前記光学式記号読取装置において、前記走査光をレーザー光とすることができ、前記受光部は、CCDイメージセンサを備えることもできる。
前記光学式記号読取装置において、前記光学式記号をバーコード又は二次元コードとすることができ、この光学式記号読取装置をバーコード読取装置等として利用することができる。
以上のように、本発明によれば、バーコード等の光学式記号が存在する物品の面と、光学式記号読取装置との間の距離が変化しても、光学式記号について正しい位置情報を得ることのできる光学式記号読取装置を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明にかかる光学式記号読取装置の一実施の形態を示し、この光学式記号読取装置1は、大別して、物品25上の複数のバーコード26を光学的に走査して画像情報を入力する画像情報入力部2と、画像情報入力部2から出力される画像情報としての複数の電気信号の走査位置カウンタ値63を出力する走査位置出力部6と、複数の電気信号をバーコード単位に区分する画像情報区分部7と、電気信号を数字や文字の情報に変換する解読部3と、物品25上のバーコード26の読取開始タイミングを検出する物品到達検知部16と、物品25上のバーコード26の読取の終了を検出する物品退出検知部17と、解読結果とバーコード26の位置情報を外部装置5に出力する解読結果出力部4と、バーコード26が存在する物品面と光学式記号読取装置1との間の距離を測定する物品間距離測定部8と、走査位置出力部6が出力する走査位置カウンタ値63と物品間距離測定部8が出力する物品間距離を入力して物品25上に存在するバーコード26の高さ情報を出力する走査位置/高さ変換部9とを備え、画像情報区分部7は、走査位置/高さ変換部9から出力される物品の底面から測定したバーコードの高さ情報64に基づいて複数のバーコードの区分を行う。
次に、上記構成を有する光学式記号読取装置1の動作について図面を参照しながら説明する。尚、本実施の形態においても、従来の光学式記号読取装置30(図3及び図7参照)の走査位置出力部6が、レーザビーム走査光21の走査角54に対応した走査位置カウンタ値63を走査位置情報として出力するまでの動作は同様であるため、説明を省略する。
物品間距離測定部8が距離測定用パルス光23を物品25に対して照射し、パルス光の物品25からの反射光である距離測定用反射パルス光24に含まれるパルス光の時間遅れを計測することにより、光学式記号読取装置1と物品25との間の距離を測定し、一例としてcm単位の距離情報として走査位置/高さ変換部9に出力する。
走査位置/高さ変換部9が、物品間距離測定部8から出力されるcm単位の物品間距離と、走査位置出力部6から出力されるレーザビーム走査光21に対する走査角54(図7参照)に対応した走査位置カウンタ値63とを入力することにより、物品25上に存在するバーコード26の位置を表す値に関して、単なる便宜的なカウンタ値である走査位置カウンタ値63から、cm単位で測定した距離への変換を行う。
図2に示すように、変換動作において使用される変換テーブルは、一例として、図7の物品間距離58、59が50cmから100cm、走査位置カウンタ値63が100から300までの場合における、バーコードの高さ55〜57等をcm単位で変換するテーブルとして構成される。
また、走査位置カウンタ値63が200の場合には、バーコード高さ情報64はすべて30になっているが、これは、レーザビーム走査光21が水平になった時点で走査位置カウンタ値63が200になり、その場合にレーザビーム走査光の物品に対する位置が30cmになるように記号読取装置の設定位置、内蔵カウンタのカウントアップ周波数等を設定していることを示している。
さらに、物品の底面の高さが20cmであるような配置とすれば、テーブルで求めた高さから20cmを引くとバーコードの位置となる。ここで、バーコードの位置とは、バーコードの開始と終了を示すクリアランスエリア信号48に対応した走査位置カウンタ値63の2つの値に対して、図2のテーブルで求めたバーコードの開始と終了のバーコード高さ情報64の平均値とするのが一般的である。
変換テーブルは、見やすくするため、一部を空白としてすべてを記載していないが、走査位置カウンタ値63が200を超える領域では、走査位置カウンタ値63が一定の場合でも物品間距離58、59が大きくなるに従ってバーコード高さ情報64が大きくなる。
従って、上記変換テーブルを使用すれば、物品間距離58、59が大きい場合には、走査位置カウンタ値63が同じ場合でも、バーコード高さ情報64が大きくなるため、従来技術による光学式記号読取装置30において発生していた誤りが補正され、さらに現実的な位置の単位として、実際のバーコードラベルの存在する位置をcm単位で出力することができる。
そして、走査位置/高さ変換部9から出力される物品の底面から測定したバーコードの高さ情報64を画像情報区分部7に出力することで複数のバーコードの区分を行っている。従来技術の光学式記号読取装置30における同一バーコードの分離は、画像情報区分部7にて走査位置カウンタ値63を使用して行われたが、本発明における光学式記号読取装置1では、走査の度に走査位置/高さ変換部9から出力される物品の底面からのバーコードの高さ情報64を使用する。但し、双方ともに入力される数値の同一性を走査の度に確認する方法で行われ、動作原理は同じである。
尚、以後の動作についても、従来技術に記載の光学式読取装置30の動作と同様であるので、説明を省略する。
以上の説明のとおり、本発明によれば、バーコードが存在する物品の面と光学式記号読取装置との間の距離が変化する場合でも、バーコードの正しい位置情報を出力することができる。
次に、本発明にかかる光学式記号読取装置のもう一つの実施の形態について説明する。
図1に示す実施の形態では、レーザービームを走査して読取を行う読取装置としたが、CCDカメラ等を使用した読取装置においても、遠方の物品が小さく撮像される装置においては、本発明を適用することができる。尚、読取装置以外の装置については、構成及び動作は上述の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
また、上記実施の形態においては、光学式記号読取装置で読み取る光学式記号がバーコードの場合について説明したが、2次元コード等についても本発明を適用することができる。
本発明にかかる光学式記号読取装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図1の光学式記号読取装置において、走査位置情報から高さ位置情報に変換するテーブルを示す図である。 従来の光学式記号読取装置の一実施の形態を示すブロック図である。 バーコードを走査して得られるアナログ信号とディジタル信号を示す図である。 従来の光学式記号読取配置と搬送物の位置関係を示す図である。 本発明にかかる光学式記号読取装置と搬送物の位置関係を示す図である。 図6を左方向から見た状態を説明するための概略図であって、レーザビーム走査光の移動によって得られる走査位置を示す図である。
符号の説明
1 光学式記号読取装置
2 画像情報入力部
3 解読部
4 解読結果出力部
5 外部装置
6 走査位置出力部
7 画像情報区分部
8 物品間距離測定部
9 走査位置/高さ変換部
10 レーザビーム発生器
11 画像情報入力器
12 レーザビーム走査器
13 高速回転ミラー
14 反射ミラー
15 レーザビーム走査光検知器
16 物品到達検知部
17 物品退出検知部
18a 物品到達検知器(投光側)
18b 物品到達検知器(受光側)
19a 物品退出検知器(投光側)
19b 物品退出検知器(受光側)
20 レーザビーム
21 レーザビーム走査光
22 レーザビーム走査光軌跡
23 距離測定用パルス光
24 距離測定用反射パルス光
25 物品
26 バーコード
27 読取窓
28 物品位置算出部
29 レーザビーム反射光
30 従来の光学式記号読取装置
31 物品
32 物品
33 バーコードa
34 バーコードb
35 バーコードc
36 物品(31)の先端
37 物品(31)の後端
40 黒細バー
41 白細バー
42 黒太バー
43 白太バー
44 アナログ信号
45 閾値信号
46 ディジタル信号
47 クリアランスエリア
48 クリアランスエリア信号
50〜53 レーザビーム走査光
54 走査角
55〜57 バーコードの高さ
58、59 物品間距離
60 コンベヤ
61 搬送方向
63 走査位置カウンタ値
64 バーコード高さ情報

Claims (7)

  1. 物品の表面上の光学式記号からの光を受光する受光部と、
    該受光部から前記物品の表面までの水平距離を測定する距離測定部と、
    前記受光部と前記物品の表面上の光学式記号とを結ぶ直線と、水平面とのなす角度に比例した情報を取得する角度情報取得部と、
    前記距離測定部が測定した水平距離と、前記角度情報取得部が取得した前記角度に比例した情報とから、前記物品の表面上の光学式記号の高さ情報を取得する高さ情報取得部とを備えることを特徴とする光学式記号読取装置。
  2. 前記受光部は、前記物品の移動方向に対して垂直な面内を走査する走査光が前記光学式記号から反射された光を受光し、
    前記角度情報取得部は、前記受光部が前記反射光を受光した時の前記走査光の軌跡と、水平面とのなす角度に比例した情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の光学式記号読取装置。
  3. 前記角度情報取得部は、前記走査光が所定の位置を通過した後、前記受光部が前記反射光を受光するまでの間の時間を計時することを特徴とする請求項2に記載の光学式記号読取装置。
  4. 前記物品の表面上の光学式記号の読取の開始のタイミングを検知する物品到達検知部と、
    該光学式記号の読取の終了のタイミングを検知する物品退出検知部とを備えることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の光学式記号読取装置。
  5. 前記走査光は、レーザー光であることを特徴とする請求項2、3又は4に記載の光学式記号読取装置。
  6. 前記受光部は、CCDイメージセンサを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光学式記号読取装置。
  7. 前記光学式記号は、バーコード又は二次元コードであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光学式記号読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193447A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Marson Technology Co Ltd レーザーバーコードスキャナ及びそのスキャン方法
JP2009271578A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Keyence Corp バーコード読取装置及びバーコード読取方法
CN111474180A (zh) * 2019-01-24 2020-07-31 联策科技股份有限公司 检测数据串接***与方法

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