JP2007311578A - 集積型薄膜太陽電池およびその製造方法 - Google Patents

集積型薄膜太陽電池およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1電極層と第2電極層との接続部の付着強度を向上し、接触抵抗を低減することができる集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1電極層11と第2電極層13との接続部において、第1電極層11の表面粗さを他の部分より大きくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光エネルギーを直接電気に変換する光発電技術において、光吸収層として例えばカルコパイライト型化合物半導体薄膜を用いた化合物半導体薄膜太陽電池モジュールにより構成された集積型薄膜太陽電池およびその製造方法に関するものである。
従来の集積型薄膜太陽電池の一例(例えば、特許文献1を参照)としては、光吸収層として、I族、III族、VI族元素からなるカルコパイライト型化合物半導体であって、具体的にはCuInSe、Cu(In、Ga)Se、CuInSなどを、薄膜化して用いたカルコパイライト型化合物半導体薄膜太陽電池があった。
以上のような従来の集積型薄膜太陽電池について、その一例を図面を参照して以下に説明する。
図5は従来の集積型薄膜太陽電池の製造方法を示すフロー図である。
図5(a)において、ガラスなどの基板10上にMoを含む金属からなる第1電極層11をスパッタリング法や蒸着法によって形成した後、第1電極層11をストライプ状に溝加工して第1分割溝11aを形成していた。第1分割溝11aの加工方法としては、気体をレーザスポットに吹き付けながら連続発振のレーザを照射するレーザパターニングが用いられる。分割された第1電極層11は、第1分割溝11aによって、それぞれ電気的に絶縁されている。
その後、図5(b)に示すように、第1電極層11上にpn接合やpin接合を含む半導体層12を形成する。半導体層12には、例えば、I族、III族、VI族元素を含む化合物半導体膜と、II族、VI族元素を含み前記化合物半導体膜に積層された化合物膜を含む半導体層を用いていた。上記化合物半導体膜としては、例えば、カルコパイライト構造のp型化合物半導体であるCuInSe膜や、これにGaを固溶したCu(In、Ga)Se膜や、これらのSeの一部をSに置き換えたものなどがある。これらは蒸着法やスパッタリング法などによって形成される。また、上記化合物半導体膜としては、例えば、n型の特性を示すCdSやZnO系化合物などがある。これらは化学浴析出法やスパッタリング法などにより形成される。
その後、図5(c)に示すように、半導体層12の一部を、第1電極層11が露出するようにストライプ状に除去して第2分割溝12aを形成していた。第2分割溝12aの加工には、メカニカルスクライブ法などが用いられる。
さらには図5(d)に示すように、半導体層12上にZnOやITOなどの透光性金属酸化膜からなる第2電極層13を製膜して、第2分割溝12aを介して、第1電極層11と第2電極層13を電気的に接続していた。
その後、図5(e)に示すように、第2電極層13ならびに半導体層12をメカニカルスクライブ法によりストライプ状に除去加工して第3分割溝13aを形成し、太陽電池ユニットセル14を直列接続した集積型薄膜太陽電池を製造していた。
なお、太陽電池ユニットセル14における光電変換による発電領域15は、前記第1電極層11、半導体層12、第2電極層13が順次積層された範囲に限定され、第1分割溝から第3分割溝までの範囲は直列集積化構造を形成するための非発電領域16となる。
特開2001−320071号公報(第6頁、図1)
しかしながら、上記のような従来の構成では、第2電極層がZnOやITOなどの透光性金属酸化膜などで構成されるため、半導体層上での第2電極層の付着強度よりも、Moを含む金属などで構成される第1電極層上での第2電極層の付着強度の方が弱くなり、そのために、第1電極層上の第2電極層が剥離しやすいという問題点を有していた。
また、第1電極層と第2電極層との付着強度を確保し、かつ第1電極層と第2電極層との接触抵抗を低減するためには、これらの接続部である第2分割溝の幅寸法を一定幅以上に幅広く設定する必要があるが、その部分の増大により非発電領域が増加し、集積型薄膜太陽電池の出力電流が低下するという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、第1電極層と第2電極層の付着強度を向上して、第1電極層からの第2電極層の剥離を抑制することができるとともに、非発電領域の面積を縮小化して全体の出力電流を向上することができる集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の集積型薄膜太陽電池およびその製造方法では、第1電極層において、第2分割溝を介して第2電極層と接続する部分の表面粗さを、その他の部分の表面粗さよりも大きくしたことを特徴とする。
以上により、第1電極層における第2電極層との接続部分の表面粗さが増大したことによるアンカー効果によって、第2分割溝で接続される第1電極層と第2電極層の付着強度が向上するとともに、実効的な接触面積が増加するため第2分割溝の幅を小さくすることができ、第1分割溝から第3分割溝までの非発電領域の面積が小さくなるため、集積型薄膜太陽電池の出力電流を向上することができる。
以上のように本発明によれば、第1電極層における第2電極層との接続部分の表面粗さが増大したことによるアンカー効果によって、第2分割溝で接続される第1電極層と第2電極層の付着強度が向上するとともに、実効的な接触面積が増加するため第2分割溝の幅を小さくすることができ、第1分割溝から第3分割溝までの非発電領域の面積が小さくなるため、集積型薄膜太陽電池の出力電流を向上することができる。
また、第2分割溝で接続される第1電極層と第2電極層との付着強度が向上することにより、第1電極層と第2電極層との間の接続抵抗を低減することができ、発電量に対する内部ロスを低減して出力効率を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を示す集積型薄膜太陽電池およびその製造方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を説明する。
図1は本実施の形態1におけるカルコパイライト化合物半導体膜を用いた集積型薄膜太陽電池の製造方法の概略図である。なお、図5と同じ構成要素については同一符号を用い説明を省略する。
図1(a)において、絶縁性を有する基板10上に第1電極層11を形成する。基板10にはガラスやポリイミドなどの耐熱性の高い樹脂フィルムやガラスなどの絶縁物で表面を被覆したステンレスなどの金属基板が用いられる。カルコパイライト構造の化合物半導体薄膜太陽電池の場合は、積層した薄膜の上面から光を入射して発電するサブストレート形太陽電池が主流であって、第1電極層11には光を透過しないMoなどの金属膜が用いられる。第1電極層11はスパッタリング法や蒸着法により製膜する。
図1(b)において、2〜10mm程度の均等な間隔で平行に直線状に第1電極層11を溝加工して第1分割溝11aを形成する。溝加工にはレーザパターニングを用いる。その際に加工屑が飛散する方向を制御して、後に第2分割溝12aを形成する方に多く加工屑を飛散させる。
第1分割溝11aの形成プロセスについて、図2を用いてさらに詳細に説明する。
図2(a)において、基板10上に形成した第1電極層11上に集光したレーザ光21を照射する。レーザには、YAGやYAGの高調波のレーザを使用する。レーザ光照射部分が溶融、蒸発し第1電極層11が加工される。この際、加工屑22aが加工部周辺に飛散する。
図2(b)に示すように、レーザ加工後には分割した第1電極層11端部にバリ23が生じ、その周辺には加工屑22aが飛散している。
さらに図2(c)において、第1電極層11の第1分割溝11aの端部に、バリ23の位置とレーザ光21の中心位置をずらして2回目のレーザ照射を実施する。第1電極層11の膜厚が大きいほどレーザ照射による加工屑の飛散量は多く、加工屑の大きさが大きい。バリの部分は局所的に膜厚が大きくなっているため、1回目のレーザ照射に比べて、2回目のレーザ照射の方が加工屑の飛散量が多くなり、加工屑の大きさが大きくなる。レーザ光21の中心とバリ23の位置をずらせているため、図示したように図の右方向に大きな加工屑22bが大量に飛散する。
このように位置をずらしてレーザ光21を2回照射することにより、図2(d)に示したように第1分割溝11aの一方に選択的に加工屑を多く飛散させることができる。加工屑は溶融状態で飛散し、再び第1電極層11上に着地するまでに徐々に冷却される。従って、粒径が小さい加工屑は第1電極層11に着地したときには固まっていて、後の洗浄工程で容易に除去できるが、粒径が大きい加工屑はまだ半溶融状態であって、第1電極層11上に固着する。
この後に、スクラブ洗浄や超音波洗浄などにより第1電極層11表面を洗浄すると、図1(b)に示したように、第1分割溝11aの一方の第1電極層11上に選択的に表面粗さを大きくした表面粗化部分22を形成することができる。
図3に図1(b)を基板10上面から観察した加工例の顕微鏡写真を示す。図3に示すように、第1電極層11を直線状に分割した第1分割溝11aの右側に加工屑が飛散し固着した表面粗化部分22を形成することができる。第1分割溝11aの左側の表面粗さは20nm以下であることに対して、右側の表面粗さは約100nmになっている。
次に図1(c)において、第1電極層11ならびに第1分割溝11aによって露出した基板10上に半導体層12を形成する。半導体層12には、例えば、I族、III族、VI族元素を含む化合物半導体膜121と、II族、VI族元素を含み前記化合物半導体膜121に積層された化合物膜122を含む半導体層が用いられる。
次に図1(d)において、半導体層12を加工して第2分割溝12aを形成する。第2分割溝12aは、第1電極層11の表面を粗化した部分22の上に、第1分割溝11aと平行に形成される。第2分割溝12aは、第2分割溝12aと同等の幅を有する工具を用いてメカニカルスクライブ法により、半導体層12を機械的に除去して形成される。これにより、第2分割溝12aに第1電極層11の表面粗さが大きい表面粗化部分22が露出する。
次に図1(e)において、半導体層12ならびに第2分割溝12aによって露出した第1電極層11上に第2電極層13を形成する。第2電極層13はITOやZnOなどの金属酸化膜を用いた透明導電層である。これにより第1電極層11と第2電極層13が第2分割溝12aを介して電気的に接続される。このとき、第1電極層11の表面粗さが大きいため、第2電極層13との付着強度が向上するとともに接触面積が増加するため、前記第2分割溝12aの幅は従来例と比較して小さくてよい。
次に図1(f)において、第2電極層13ならびに半導体層12を加工して第3分割溝13aを形成する。第3分割溝13aは第2分割溝12aと平行に形成される。第3分割溝13aは、第3分割溝13aと同等の幅を有する工具を用いてメカニカルスクライブ法により、第2電極層13と半導体層12を機械的に除去して形成される。太陽電池ユニットセル14は、第3分割溝13aによって分割された領域であって、複数の太陽電池ユニットセル14が1枚の基板10上で直列接続されることにより、集積化している。
第2分割溝12aの幅が小さいため、第1分割溝11aから第3分割溝13aまでの非発電領域16が減少する。このため、太陽電池ユニットセル14における発電領域15の面積が拡大し、太陽電池ユニットセル14としての発電効率が向上する。
仮に、第1分割溝11aの左側の第1電極層11の表面粗さが大きい場合には、第1電極層11上の突起を起点にして、半導体層12に亀裂が発生することがある。半導体層12に亀裂が発生すると、その上に形成される第2電極層13と第1電極層11がその亀裂を介して短絡してしまう場合がある。短絡が発生すると、発電領域15で発生した電流が短絡箇所で消失し、発電量が減少するため、第1電極層11の表面粗さを粗化する部分は第2分割溝12aを形成する側に限られる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を説明する。
図4は本実施の形態2のカルコパイライト化合物半導体膜を用いた集積型薄膜太陽電池の製造方法における第1分割溝11a形成工程の概略図である。図4において、図1〜3および図5と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態1で説明したように、図1(a)に示すように基板10上に第1電極層11を形成しておく。図4(a)において、複数の第1分割溝11aをそれぞれ均等な間隔で平行にレーザパターニングにより形成する。レーザは、YAGレーザあるいはYAGの高調波を用いたレーザを用い、レーザ光31aを集光して、基板10上に形成された第1電極層11を加工する。
次に図4(b)に示すように、第1分割溝11aの横の、後で第2分割溝12aが形成される箇所32の第1電極層11上に、レーザ光31bを照射して第1電極層11の表面粗さを粗くする。このとき、レーザ光31bのパワーは、第1分割溝11aを形成するときに用いたレーザパワーの1/2以下で、第1電極層11が完全に除去されない範囲のパワーに設定する。これらにより、第1分割溝11aの形成と、第1分割溝11a近傍の第1電極層11の表面粗化を実施する。
以降の工程は、図1(c)〜(f)に示したように、半導体層12の製膜、第2分割溝12aの加工、第2電極層13の製膜、第3分割溝13aの加工を、順次実施して本発明の集積型薄膜太陽電池を製造する。
なお、以上述べた実施の形態については、本発明の適用範囲のうち、太陽電池の種類、積層膜の構成などの一部を例示したに過ぎない。本発明の適用にあたり、ここで例示した以外にもさまざまな組み合わせが考えられることは言うまでもない。
本発明の集積型薄膜太陽電池およびその製造方法は、第1電極層と第2電極層との接続部の付着強度を向上し、接触抵抗を低減することができるもので、例えば集積型薄膜太陽電池等による太陽光発電技術に適用できる。
本発明の実施の形態1の集積型薄膜太陽電池の製造方法の説明図 同実施の形態1の集積型薄膜太陽電池の製造方法における第1分割溝形成方法に関する説明図 同実施の形態1の集積型薄膜太陽電池における第1分割溝形成部の説明図 本発明の実施の形態2の集積型薄膜太陽電池の製造方法における第1分割溝形成方法に関する説明図 従来の集積型薄膜太陽電池の製造方法の説明図
符号の説明
10 基板
11 第1電極層
11a 第1分割溝
12 半導体層
12a 第2分割溝
13 第2電極層
13a 第3分割溝
14 太陽電池ユニットセル
15 発電領域
16 非発電領域
21、31a、31b レーザ光
22、32 第1電極層上の表面粗化部分
22a、22b 加工屑
23 第1電極層のバリ

Claims (8)

  1. 絶縁性を有する基板の上層に、
    第1分割溝により分割された第1電極層と、
    第1分割溝の隣に平行に配置された第2分割溝により分割された半導体層と、
    第2分割溝の隣に平行に配置された第3分割溝により分割された第2電極層とが順に、
    前記基板の表面に垂直な方向に略均等な膜厚で積層された複数の太陽電池ユニットを具備し、
    一方の太陽電池ユニットの前記第2電極層と他方の太陽電池ユニットの前記第1電極層とが前記第2分割溝を介して接続されて、隣接する太陽電池ユニットが直列に集積され、
    前記第1電極層において前記第2分割溝を介して前記第2電極層と接続される部分の表面粗さが、前記第1電極層の他の部分の表面粗さと比較して大きい
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池。
  2. 請求項1記載の集積型薄膜太陽電池であって、
    前記第1電極層の表面粗さが最大高さで0.1マイクロメートル以下であり、
    前記第1電極層において前記第2分割溝を介して前記第2電極層と接続する部分の表面荒さがその2倍以上である
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池。
  3. 請求項1記載の集積型薄膜太陽電池であって、
    前記第1電極層に前記第1分割溝をレーザ加工で形成するときに、前記第1電極層において前記第2分割溝を介して前記第2電極層と接続する側に選択的に、前記レーザ加工による加工屑を多く飛散させて表面を粗化させた
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池。
  4. 請求項1記載の集積型薄膜太陽電池であって、
    前記第1電極層において前記第2分割溝を介して前記第2電極層と接続する部分に機械的あるいは熱的に損傷を与えて表面を粗化させた
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池。
  5. 絶縁性を有する基板の上層に、
    第1分割溝により分割された第1電極層と、
    第1分割溝の隣に平行に配置された第2分割溝により分割された半導体層と、
    第2分割溝の隣に平行に配置された第3分割溝により分割された第2電極層とが順に、
    前記基板の表面に垂直な方向に略均等な膜厚で積層された複数の太陽電池ユニットを具備し、
    一方の太陽電池ユニットの前記第2電極層と他方の太陽電池ユニットの前記第1電極層とが前記第2分割溝を介して接続されて、隣接する太陽電池ユニットが直列に集積され集積型薄膜太陽電池の製造方法であって、
    前記基板の表面に前記第1電極層を形成する工程と、
    前記第1電極層に対してレーザ加工により、複数の直線状の前記第1分割溝を、それらのいずれか一方の前記第1電極層に前記レーザ加工による加工屑を多く飛散させて前記第1電極層の表面粗さを局所的に粗化するように、それぞれ平行に形成する工程と、
    前記第1電極層上ならびに前記第1分割溝により露出した前記基板上に略均一に前記半導体層を形成する工程と、
    前記第1電極層の表面粗化した部分の前記半導体層を加工して前記第1分割溝に隣接して平行に前記第2分割溝を形成する工程と、
    前記半導体層上および前記第2分割溝により露出した前記第1電極層上に略均一に前記第2電極層を形成する工程と、
    前記第2分割溝に隣接して平行に前記第2電極層と前記半導体層を加工して前記第3分割溝を形成する工程とからなる
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池の製造方法。
  6. 絶縁性を有する基板の上層に、
    第1分割溝により分割された第1電極層と、
    第1分割溝の隣に平行に配置された第2分割溝により分割された半導体層と、
    第2分割溝の隣に平行に配置された第3分割溝により分割された第2電極層とが順に、
    前記基板の表面に垂直な方向に略均等な膜厚で積層された複数の太陽電池ユニットを具備し、
    一方の太陽電池ユニットの前記第2電極層と他方の太陽電池ユニットの前記第1電極層とが前記第2分割溝を介して接続されて、隣接する太陽電池ユニットが直列に集積され集積型薄膜太陽電池の製造方法であって、
    前記基板の表面に前記第1電極層を形成する工程と、
    前記第1電極層にレーザ加工により複数の直線状の前記第1分割溝をそれぞれ平行に形成する工程と、
    前記第1分割溝のいずれか一方の前記第1電極層の表面を局所的に粗化する工程と、
    前記第1電極層上ならびに前記第1分割溝により露出した前記基板上に略均一に前記半導体層を形成する工程と、
    前記第1電極層の表面粗化した部分の前記半導体層を加工して前記第1分割溝に隣接して平行に前記第2分割溝を形成する工程と、
    前記半導体層上および前記第2分割溝により露出した前記第1電極層上に略均一に前記第2電極層を形成する工程と、
    前記第2分割溝に隣接して平行に前記第2電極層と前記半導体層を加工して前記第3分割溝を形成する工程とからなる
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池の製造方法。
  7. 請求項6記載の集積型薄膜太陽電池の製造方法であって、
    前記第1分割溝のいずれか一方の前記第1電極層の表面を粗化する工程において、
    前記第1電極層のレーザ加工に要するパワーの1/2のパワーでレーザを照射して前記第1電極層の表面を局所的に粗化する
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池の製造方法。
  8. 請求項6記載の集積型薄膜太陽電池の製造方法であって、
    前記第1分割溝のいずれか一方の前記第1電極層の表面を粗化する工程において、
    前記第1電極層の表面を機械的に損傷させて前記第1電極層の表面を局所的に粗化する
    ことを特徴とする集積型薄膜太陽電池の製造方法。
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