JP2007308936A - 防水扉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡便な構成にて防水扉の起立状態を維持(保持)可能な防水扉装置を提供する。
【解決手段】 ウォーム151及びウォームホイール152を用いた第1減速機150及び第2減速機160を駆動力の伝達経路に直列に配設する。これにより、電動モータ130から供給される駆動力は、第1減速機150及び第2減速機160にて減速され、防水扉120には非常に大きな駆動力が作用する。このため、起立状態にある防水扉120を水平方向側に揺動させるためには非常に大きな力が必要となるので、起立状態の防水扉120が水平状態側に揺動し難くなる。したがって、2台の減速機150、160を駆動力の伝達経路に直列に配設するといった簡便な構成にて、防水扉120の起立状態を維持(保持)することができる。
【選択図】図1
【解決手段】 ウォーム151及びウォームホイール152を用いた第1減速機150及び第2減速機160を駆動力の伝達経路に直列に配設する。これにより、電動モータ130から供給される駆動力は、第1減速機150及び第2減速機160にて減速され、防水扉120には非常に大きな駆動力が作用する。このため、起立状態にある防水扉120を水平方向側に揺動させるためには非常に大きな力が必要となるので、起立状態の防水扉120が水平状態側に揺動し難くなる。したがって、2台の減速機150、160を駆動力の伝達経路に直列に配設するといった簡便な構成にて、防水扉120の起立状態を維持(保持)することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築物や駐車場等の出入口に設置されて、大雨や洪水時に建築物等内に水が侵入することを防止する防水扉装置に関するものである。
防水扉装置は、通常時には、防水扉を水平状態として防水扉にて床や路面の一部を構成して人や車の出入りを容易なものとし、一方、建築物等が浸水するおそれがあるときには、防水扉を起立揺動させて防水扉によって堰きを築くことにより、建築物等へ水が侵入することを防止するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−226965号公報
ところで、防水扉が起立させて堰きとして機能させると、防水扉には非常に大きな水圧が作用するが、この水圧は、防水扉を水平状態に戻そうとする力を防水扉に作用させるので、建築物等の浸水を確実に防止するには、防水扉に作用する水圧に対向して防水扉の起立状態を維持(保持)し続ける必要がある。
本発明は、上記点に鑑み、簡便な構成にて防水扉の起立状態を維持(保持)可能な防水扉装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、フレーム(101)と、フレーム(101)にヒンジ機構(110)を介して揺動可能に組み付けられ、水平状態と起立状態とが可能な防水扉(120)と、防水扉(120)を起立揺動させる駆動力を減速するとともに、ウォーム(151)及びこのウォーム(151)に噛み合うウォームホイール(152)からなる第1減速機(150)と、駆動力の伝達経路において第1減速機(150)に対して直列に配置され、ウォーム(151)及びこのウォーム(151)に噛み合うウォームホイールからなる第2減速機(160)とを備えることを特徴とする。
そして、本発明に係る防水扉装置では、ウォーム(151)及びウォームホイール(152)を用いた2台の減速機(第1減速機(150)及び第2減速機(160))を駆動力の伝達経路に直列に配設した構造となるので、駆動力は2台の減速機(150、160)にて減速されることとなる。
このため、防水扉(120)を水平方状態となるように揺動させるための力は非常に大きくなるので、起立状態の防水扉(120)が水平状態側に揺動し難くなる。
なお、「非常に大きな力」とは、例えば防水扉(120)を起立揺動させる際に第1減速機(150)に入力された駆動力に、総減速比(第1減速機の減速比×第2減速機の減速比)の逆数を乗じた値より大きい力である。
なお、「非常に大きな力」とは、例えば防水扉(120)を起立揺動させる際に第1減速機(150)に入力された駆動力に、総減速比(第1減速機の減速比×第2減速機の減速比)の逆数を乗じた値より大きい力である。
したがって、本発明では、ウォーム(151)及びウォームホイール(152)を用いた2台の減速機(150、160)を駆動力の伝達経路に直列に配設するといった簡便な構成にて、防水扉(120)の起立状態を維持(保持)することができる。
ところで、特許文献1に記載の発明では、防水扉に連結されたチューンを引き上げるようにして防水扉を水平状態から起立状態に揺動させているが、一般的に、チューン駆動はシャフト駆動に比べて動力の伝達効率が低い上に、チェーンに定期的に注油する必要があるので、チェーン駆動はシャフト駆動に比べてメインテナンス性が低いという問題がある。
これに対して、請求項2に記載の発明では、水平状態にある防水扉(120)を挟んでヒンジ機構(110)と反対側に配置され、駆動力を発生させる電動モータ(130)と、第1減速機(150)から出力される駆動力を第2減速機(160)に伝達する駆動シャフト(171)と、第2減速機(160)の出力軸(161)に組み付けられ、出力軸(161)と一体的に回転して防水扉(120)に駆動力を付与する駆動アーム(180)とを備えており、さらに、第1減速機(150)は、電動モータ(130)で発生した駆動力を略90度転向させて第2減速機(160)側に出力することを特徴とする。
そして、請求項2に記載の発明では、駆動シャフト(171)にて駆動力を伝達しているので、駆動力を効率よく防水扉(120)に伝達することができるとともに、注油作業等を省略することができるので、防水扉装置のメインテナンス性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、駆動力の伝達方向が、ウォーム(151)及びウォームホイール(152)を用いた第1減速機(150)にて転向されるので、駆動力を減速しつつ、その伝達方向を転向させることができる。したがって、駆動力の伝達方向を転向させるための機構を別途設ける必要がないので、防水扉装置の製造原価上昇を抑制しつつ、防水扉装置の大型化を抑制できる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本実施形態に係る防水扉装置100から防水扉120を取り外した状態を示す平面図(平面内部図)であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は第1減速機150及び第2減速機160の概略構造を示す図であり、図4及び図5はヒンジ機構110の作動を示す図であり、図6は本実施形態に係る防水扉装置100の作動を示す図である。
図1は本実施形態に係る防水扉装置100から防水扉120を取り外した状態を示す平面図(平面内部図)であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3は第1減速機150及び第2減速機160の概略構造を示す図であり、図4及び図5はヒンジ機構110の作動を示す図であり、図6は本実施形態に係る防水扉装置100の作動を示す図である。
1.本実施形態に係る防水扉装置の構造
図1中、フレーム101は、矩形枠状(額縁状)に形成された金属製のものであり、このフレーム101は、上方側が開口した略コの字状断面を有する4本のフレーム部材101A〜101Dにて構成されている。
図1中、フレーム101は、矩形枠状(額縁状)に形成された金属製のものであり、このフレーム101は、上方側が開口した略コの字状断面を有する4本のフレーム部材101A〜101Dにて構成されている。
そして、フレーム部材101Aには、ヒンジ機構110を介して防水扉120(図2参照)がフレーム101に対して揺動可能に組み付けられている。
なお、防水扉120は、図6に示すように、矩形板状に形成されたもので、図6(a)に示すように、水平状態となってフレーム101に収納された状態では、建築物や駐車場の床や路面の一部を構成し、図6(c)に示すように、起立した状態では、建築物の出入口を塞ぐような堰きとして機能する。
なお、防水扉120は、図6に示すように、矩形板状に形成されたもので、図6(a)に示すように、水平状態となってフレーム101に収納された状態では、建築物や駐車場の床や路面の一部を構成し、図6(c)に示すように、起立した状態では、建築物の出入口を塞ぐような堰きとして機能する。
また、ヒンジ機構110は、図4又は図5に示すように、フレーム101に固定された固定側ベース111、防水扉120に固定された可動側ベース112、並びに固定側ベース111及び可動側ベース112それぞれに回転可能に組み付けられて固定側ベース111と可動側ベース112とを連結するリンク113等から構成されている。
そして、固定側ベース111及び可動側ベース112のうちいずれか一方(本実施形態では、可動側ベース112)側には、他方(本実施形態では、固定側ベース111)側に設けられたピン状のガイド凸部114が摺動可能に嵌り込むガイド溝部115が設けられている。
また、ガイド溝部115は、以下の条件を満たすように防水扉120が揺動するような形状(本実施形態では、波形状)に形成されている。
すなわち、防水扉120が水平状態から起立状態に揺動する際に防水扉120の端部121がフレーム101(フレーム部材101A)に干渉することを防止しつつ、防水扉120の平面部122とフレーム101に設けられた防水扉枠102とが近接又は接触するまで防水扉120を起立させ、一方、防水扉120が水平状態となった場合においては、防水扉120の端部121とフレーム101(フレーム部材101A)とを近接させるような形状である。
すなわち、防水扉120が水平状態から起立状態に揺動する際に防水扉120の端部121がフレーム101(フレーム部材101A)に干渉することを防止しつつ、防水扉120の平面部122とフレーム101に設けられた防水扉枠102とが近接又は接触するまで防水扉120を起立させ、一方、防水扉120が水平状態となった場合においては、防水扉120の端部121とフレーム101(フレーム部材101A)とを近接させるような形状である。
因みに、本実施形態に係るヒンジ機構110は、その揺動中心(瞬間中心)が防水扉120の仰角に応じて移動しており、揺動中心の軌跡は、ガイド溝部115の形状及びリンク113によって決定される。
なお、防水扉枠102は、フレーム101のヒンジ機構110側のうち、防水扉120の水平方向両端側に対応する部位に設けられて鉛直方向に延びる柱状のものであり、防水扉120が起立状態となったときに、防水扉120の平面部122と防水扉枠102とが水密に接触することにより水が建築物等に侵入することが防止される。
また、水平状態にある防水扉120を挟んでヒンジ機構110と反対側には、図1に示すように、防水扉120を起立揺動させるための駆動力を発生させる電動モータ130が配設されており、この電動モータ130は、その回転軸方向が、フレーム部材101Bの長手方向に対して略平行となるようにフレーム部材101Bに固定されている。
駆動力分配装置140は、電動モータ130から供給される駆動力を2方向(本実施形態では、フレーム部材101C側及びフレーム部材101D側)に分配するとともに、電動モータ130から供給される駆動力を断続する断続機(クラッチ)を内蔵したものである。
なお、本実施形態に係る駆動力分配装置140において、駆動力の断続は、作業員が手動操作にて行うように構成されており、電動モータ130からの駆動力を遮断した状態においては、手動操作にて駆動力分配装置140を作動させることができる。
第1減速機150は、駆動力分配装置140から供給された駆動力を減速する減速機であり、この第1減速機150は、図3に示すように、ウォーム151及びこのウォーム151に噛み合うウォームホイール152等から構成されたものである。そして、ウォーム151に駆動力分配装置140から供給された駆動力が入力され、ウォームホイール152から減速されてトルクが増大した駆動力が出力される。
また、第2減速機160は、図1に示すように、電動モータ130から防水扉120に伝達される駆動力の伝達経路において、第1減速機150に対して直列に配設されて第1減速機150から出力された駆動力を減速する減速機であり、この第2減速機160は、第1減速機150と同様に、ウォーム151及びこのウォーム151に噛み合うウォームホイール152等から構成されたものである。
そして、駆動力分配装置140から出力された駆動力は、第1減速機150にて伝達方向が略90度転向された後、第2減速機160にて更に伝達方向が略90度転向されて防水扉120側に伝達される。
因みに、第1減速機150の減速比は約0.1であり、第2減速機160の減速比は約0.05である。
そして、電動モータ130と駆動力分配装置140との間、駆動力分配装置140と第1減速機150との間、及び第1減速機150と第2減速機160との間それぞれは、駆動シャフト171〜173にて連結されて駆動力が伝達されており、これらの駆動シャフト171〜173は、自在継手(ユニバーサルジョイント)を介して各機器の入力軸又は出力軸に連結されている。
そして、電動モータ130と駆動力分配装置140との間、駆動力分配装置140と第1減速機150との間、及び第1減速機150と第2減速機160との間それぞれは、駆動シャフト171〜173にて連結されて駆動力が伝達されており、これらの駆動シャフト171〜173は、自在継手(ユニバーサルジョイント)を介して各機器の入力軸又は出力軸に連結されている。
また、第2減速機160の出力軸161には、図2に示すように、出力軸161と一体的に回転して防水扉120に駆動力を付与する駆動アーム180が組み付けられており、この駆動アーム180の先端側は、ローラ181等の転動体を介して防水扉120の裏面側に設けられたレール123に連結されている。
このため、駆動アーム180が水平状態から起立方向側に回転(図2の左向きに回転)すると、駆動アーム180と防水扉120との連結部位は、図2に示すように、これに連動してヒンジ機構110側に近づくように移動する。逆に、駆動アーム180が起立方向側から水平状態に回転(図2の右向きに回転)すると、駆動アーム180と防水扉120との連結部位は、これに連動してヒンジ機構110から離れるように移動する。
なお、本実施形態では、防水扉120が起立状態となったときに、駆動アーム180と防水扉120との連結部位が防水扉120に作用する水圧の重心位置(水圧中心)と一致するように、駆動アーム180の長さ及び第2減速機160の設置位置が設定されている。
2.本実施形態に係る防水扉装置の作動(図6参照)
防水扉装置100は、フレーム101部分が床下又は地中に埋設された状態で建築物や駐車場に設置され、通常時には、図6(a)に示すように、防水扉120を水平状態として、防水扉120が建築物の床や駐車場の路面の一部を構成している。
防水扉装置100は、フレーム101部分が床下又は地中に埋設された状態で建築物や駐車場に設置され、通常時には、図6(a)に示すように、防水扉120を水平状態として、防水扉120が建築物の床や駐車場の路面の一部を構成している。
そして、大雨や洪水時等の建築物等内に水が侵入するおそれがあると建築物等の管理者が判断し、管理者又は作業者により防水扉120を起立させるための起動スイッチ(図示せず。)が投入されると、電動モータ130が回転して駆動アーム180が水平状態から起立状態側に回転するため、防水扉120が、図6(a)→図6(b)→図6(c)の順で示されるように、水平状態から起立状態に揺動する。
なお、防水扉120が起立状態となり、図示しないリミットスイッチに防水扉120又は駆動アーム180の一部が接触すると、起動スイッチが自動的に遮断されて電動モータ130の回転が停止する。
また、起立状態となっている防水扉120を水平状態に戻すには、起動スイッチを操作して電動モータ130の回転を逆転させて駆動アーム180を水平方向側に回転させる。なお、防水扉120が水平状態となり、図示しないリミットスイッチに防水扉120又は駆動アーム180の一部が接触すると、起動スイッチが自動的に遮断されて電動モータ130の回転が停止する。
3.本実施形態に係る防水扉装置の特徴
本実施形態に係る防水扉装置100では、ウォーム151及びウォームホイール152を用いた2台の減速機(第1減速機150及び第2減速機160)を駆動力の伝達経路に直列に配設しているので、電動モータ130から供給される駆動力は、第1減速機150及び第2減速機160にて減速され、防水扉120には非常に大きな駆動力が作用する。
本実施形態に係る防水扉装置100では、ウォーム151及びウォームホイール152を用いた2台の減速機(第1減速機150及び第2減速機160)を駆動力の伝達経路に直列に配設しているので、電動モータ130から供給される駆動力は、第1減速機150及び第2減速機160にて減速され、防水扉120には非常に大きな駆動力が作用する。
このため、起立状態にある防水扉120を水平方向側に揺動させるためには、防水扉120に対して非常に大きな力が必要となるので、起立状態の防水扉120が水平状態側に揺動し難くなる。
したがって、本実施形態では、ウォーム151及びウォームホイール152を用いた2台の減速機(第1減速機150及び第2減速機160)を駆動力の伝達経路に直列に配設するといった簡便な構成にて、防水扉120の起立状態を維持(保持)することができる。
ところで、特許文献1に記載の発明では、防水扉に連結されたチューンを引き上げるようにして防水扉を水平状態から起立状態に揺動させているが、一般的に、チューン駆動はシャフト駆動に比べて動力の伝達効率が低い上に、チェーンに定期的に注油作業を必要があるので、チェーン駆動はシャフト駆動に比べてメインテナンス性が低いという問題がある。
これに対して、本実施形態では、駆動シャフト171〜173にて駆動力を伝達しているので、駆動力を効率よく防水扉120(駆動アーム180)に伝達することができるとともに、注油作業等を省略することができるので、防水扉装置100のメインテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態では、駆動力の伝達方向が、ウォーム151及びウォームホイール152を用いた第1減速機150及び第2減速機160にて転向されるので、駆動力を減速しつつ、その伝達方向を転向させることができる。したがって、駆動力の伝達方向を転向させるための機構を別途設ける必要がないので、防水扉装置100の製造原価上昇を抑制しつつ、防水扉装置100の大型化を抑制できる。
また、本実施形態では、第1減速機150及び第2減速機160は、出力軸がウォームホイール152を挟んで両側に設けられ、かつ、入力軸がウォーム151を挟んで両側に設けられているので、図1の左側に配設された第1減速機150及び第2減速機160と図1の右側に配設された第1減速機150及び第2減速機160とを共通の機器とすることができる。
したがって、防水扉装置100を構成する機器の種類を低減することができるので、防水扉装置100の製造原価低減を図ることができる。
また、防水扉120が起立状態となったときの駆動アーム180と防水扉120との連結部位が防水扉120に作用する水圧の重心位置と一致するように設定されているので、水圧によるモーメントが防水扉120に作用することを防止できる。したがって、ヒンジ機構110に不要な力が作用することを防止できるとともに、左右2本の駆動アーム180にて効果的に防水扉120の起立状態を維持することができる。
また、防水扉120が起立状態となったときの駆動アーム180と防水扉120との連結部位が防水扉120に作用する水圧の重心位置と一致するように設定されているので、水圧によるモーメントが防水扉120に作用することを防止できる。したがって、ヒンジ機構110に不要な力が作用することを防止できるとともに、左右2本の駆動アーム180にて効果的に防水扉120の起立状態を維持することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、駆動力分配装置140にて電動モータ130の駆動力を2台の第1減速機150に分配したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、2台の第1減速機150の入力軸を1本の駆動シャフトに連結するとともに、この駆動シャフトにチューンやベルト又は歯車を介して電動モータ130の駆動力を伝達してもよい。
上述の実施形態では、駆動力分配装置140にて電動モータ130の駆動力を2台の第1減速機150に分配したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、2台の第1減速機150の入力軸を1本の駆動シャフトに連結するとともに、この駆動シャフトにチューンやベルト又は歯車を介して電動モータ130の駆動力を伝達してもよい。
また、上述の実施形態では、電動モータ130にて駆動力を発生させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば手動式のクランクを作業者自ら回して駆動力を発生させてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
100…防水扉装置、101…フレーム、101A…フレーム部材、
101B…フレーム部材、102…防水扉枠、110…ヒンジ機構、
111…固定側ベース、112…可動側ベース、113…リンク、
114…ガイド凸部、
115…ガイド溝部、120…防水扉、121…端部、122…平面部、
123…レール、130…電動モータ、140…駆動力分配装置、
150…第1減速機、151…ウォーム、152…ウォームホイール、
160…第2減速機、161…出力軸、171…駆動シャフト、180…駆動アーム。
101B…フレーム部材、102…防水扉枠、110…ヒンジ機構、
111…固定側ベース、112…可動側ベース、113…リンク、
114…ガイド凸部、
115…ガイド溝部、120…防水扉、121…端部、122…平面部、
123…レール、130…電動モータ、140…駆動力分配装置、
150…第1減速機、151…ウォーム、152…ウォームホイール、
160…第2減速機、161…出力軸、171…駆動シャフト、180…駆動アーム。
Claims (2)
- フレームと、
前記フレームにヒンジ機構を介して揺動可能に組み付けられ、水平状態と起立状態とが可能な防水扉と、
前記防水扉を起立揺動させる駆動力を減速するとともに、ウォーム及びこのウォームに噛み合うウォームホイールからなる第1減速機と、
前記駆動力の伝達経路において前記第1減速機に対して直列に配置され、ウォーム及びこのウォームに噛み合うウォームホイールからなる第2減速機と
を備えることを特徴とする防水扉装置。 - 水平状態にある前記防水扉を挟んで前記ヒンジ機構と反対側に配置され、前記駆動力を発生させる電動モータと、
前記第1減速機から出力される前記駆動力を前記第2減速機に伝達する駆動シャフトと、
前記第2減速機の出力軸に組み付けられ、前記出力軸と一体的に回転して前記防水扉に前記駆動力を付与する駆動アームとを備えており、
さらに、前記第1減速機は、前記電動モータで発生した駆動力を略90度転向させて前記第2減速機側に出力することを特徴とする請求項1に記載の防水扉装置。
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---|---|---|---|---|
JP2009262364A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Japan Steel Works Ltd:The | クロスヘッドのダイリング駆動装置及び方法 |
JP2011064016A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Fukui Tekkosho:Kk | 防水扉装置 |
JP2013534396A (ja) * | 2010-07-16 | 2013-09-02 | ヴァレオ ジヒャーハイツズュステーメ ゲーエムベーハー | 自動車の開閉パネルのためのモータによる駆動装置 |
WO2018061324A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 日立造船株式会社 | 起伏ゲートの回転支承および起伏ゲート |
AT526639A1 (de) * | 2022-10-21 | 2024-05-15 | Petz Joachim | Schutzsystem |
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2006
- 2006-05-17 JP JP2006138053A patent/JP2007308936A/ja active Pending
- 2006-07-10 TW TW095125077A patent/TW200743718A/zh unknown
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US10697144B2 (en) | 2016-09-30 | 2020-06-30 | Hitachi Zosen Corporation | Rotation bearing of flap gate and flap gate |
AT526639A1 (de) * | 2022-10-21 | 2024-05-15 | Petz Joachim | Schutzsystem |
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