JP2007306370A - 画像符号化記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力画像データを符号化して記録媒体に記録する際に、一定の処理時間が保証されるようにし、かつ符号化効率の高い符号化データを記録媒体に記録する。
【解決手段】入力画像データを符号化して符号化データを生成し、符号化データを所定の記録媒体に記録する画像符号化記録装置は、可変長符号化を行うCAVLC符号化部12と、算術符号化を行うCABAC符号化部13とを有している。符号量制御部7は、一定の符号化単位における入力画像データの割り当て符号量を算出し、処理時間予測部9は、その割り当て符号量に基づいて、一定の符号化単位の入力画像データの符号化に要する処理時間を予測する。そして、比較部10が、予測された処理時間と所定の設定値とを比較し、予測された処理時間が所定の設定値より大きい場合にはCAVLC符号化部に、それ以外の場合にはCABAC符号化部にエントロピー符号化を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像符号化記録装置に関し、特に、H.264(ITU−T Rec.H.264|ISO/IEC 14496−10 AVC)などの画像符号化方式を利用して、画像の圧縮符号化の際にエントロピー符号化方式を選択することが可能な画像符号化記録装置に関する。
近年、画像情報のデジタル化に伴い、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)(ISO/IEC 13818−2)に代表される画像符号化方式が標準化され普及している。MPEG2では直交変換と動き補償を行った後、エントロピー符号化を行うことにより画像の冗長性を取り除き、画像を圧縮符号化している。
以下、図9を参照しながら、MPEG2符号化処理について説明する。図9は、従来の技術におけるMPEG2符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。
図9において、入力画像は、画像入力端子31より入力されてフレームメモリ32に蓄積される。動き予測部33は、フレームメモリ32に蓄積された入力画像と、参照画像メモリ34に蓄積されている参照画像とを参照して、最適な動きベクトルを求める。
動き補償部35は、動き予測部33で求められた動きベクトルに従って参照画像を生成する。動き補償部35によって生成された参照画像と、フレームメモリ32に蓄積されている符号化の対象となる入力画像との差分は変換部36に供給され、変換部36で直交変換された後、量子化部37で量子化が行われる。量子化部37における量子化後のデータは、逆量子化部38で逆量子化されて逆変換部39により逆変換され、動き補償部35で生成された参照画像に足し合わされて、参照画像として参照画像メモリ34に蓄積される。
また、それと同時に、量子化部37における量子化後のデータは、動き予測部33で得られた動きベクトルと共にエントロピー符号化部40に供給され、エントロピー符号化部40で符号化が行われて、符号化後の符号化ビットストリームがストリームバッファ41に送られる。ストリームバッファ41に蓄積された符号化ビットストリームは、符号化ビットストリーム出力端子43から外部に出力される。また、符号量制御部42は、ストリームバッファ41を監視することによって量子化パラメータを制御し、量子化部37に制御信号を送ることで、量子化部37における量子化が調節される。以上のようにMPEG2符号化処理が行われる。
また、さらに高圧縮率の要求から、H.264という画像符号化方式が標準化されている(下記の非特許文献1を参照)。H.264は、MPEG2に比べて多くの演算量が要求されるが、より高い符号化効率が実現される。H.264では、MPEG2と同様に直交変換及び動き補償が行われた後、2種類のエントロピー符号化のどちらかを選択して符号化を行うことが可能である。2種類のエントロピー符号化のうちの一方は、CAVLC(Context−based Adaptive Variable Length Coding)と呼ばれる可変長符号化であり、もう一方はCABAC(Context−based Adaptive Binary Arithmetic Coding)と呼ばれる算術符号化である。
図10は、従来の技術におけるCAVLC符号化器の構成の一例を示すブロック図である。以下、図10を参照しながら、CAVLC符号化処理について説明する。
図10において、変換量子化が行われた後のデータは、多値シンボルとして多値シンボル入力端子51から入力される。入力シンボルのうち、その後の符号化に必要なデータがコンテキスト情報としてコンテキストメモリ52に保存される。一方、CAVLC符号化部53は、符号化処理に必要なコンテキスト情報をコンテキストメモリ52から読み出すとともに、入力シンボルに対して可変長符号テーブルを適用して符号化を行う。符号化後の符号化ビットストリームは、符号化ビットストリーム出力端子54から外部に出力される。
また、図11は、従来の技術におけるCABAC符号化器の構成の一例を示すブロック図である。以下、図11を参照しながら、CABAC符号化処理について説明する。
図11において、変換量子化が行われた後のデータは、多値シンボルとして多値シンボル入力端子61から入力される。2値化部62は、入力シンボルに対して、あらかじめ決められた一定の規則に基づいて任意長の2値化データ列への変換を行う。また、入力シンボル及び2値化データのうち、その後の符号化に必要なデータがコンテキスト情報としてコンテキストメモリ63に保存される。一方、CABAC符号化部64は、符号化処理に必要なコンテキスト情報をコンテキストメモリ63から読み出すとともに、入力シンボルに対して2値算術符号化を適用して符号化を行う。符号化後の符号化ビットストリームは、符号化ビットストリーム出力端子65から外部に出力される。
以上のように、CAVLC符号化とCABAC符号化とではその処理が異なっている。CAVLC符号化処理は、多値シンボルに対して繰り返し行われるのに対し、CABAC符号化処理は、2値化データ列の各ビットに対して繰り返し行われる。CABAC符号化における2値化データ列の長さは1つの多値シンボルに対し数ビットとなり、繰り返し行われる処理回数だけを比べても、CABAC符号化処理はCAVLC符号化処理に比べ数倍となる。すなわち、CABAC符号化はCAVLC符号化に比べてより高い符号化効率を達成できる一方、より多くの演算量(処理量)が要求される。
一方、CABACのような算術符号化を用いて符号化を行う場合、一定の符号化単位における入力シンボルの数は不定であり、入力シンボルに対する2値化データ量も不定である。このことから、ある符号化単位における符号化処理時間は不定であり、2値化データ量が膨大な量となった場合、処理時間も膨大になる可能性がある。したがって、画像符号化装置において、一定の処理時間を保証する必要がある場合であっても、CABACのような算術符号化が利用される場合には処理時間が膨大になる可能性があり、その保証が不可能となるという問題がある。
この問題を解決するため、下記の特許文献1には、算術符号化において入力されるデータ量を監視することにより、フィードバック制御を行うか、あるいは複数の符号化処理を同時に行った上で符号化処理の選択を行うことで、処理時間を保証する方法が提案されている。
特開2004−135251号公報 Draft ITU−T Recommendation and Final Draft International Standard of Joint Video Specification (ITU−T Rec.H.264 | ISO/IEC 14496−10 AVC):2003
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている技術によれば、処理後のデータ発生量を監視して処理後のデータを無効化するため、処理時間の増大あるいはハードウェアで実装した場合の規模の増大を招くという問題がある。
一方、例えば、画像符号化装置で符号化された符号化データを記録媒体に記録する場合、記録中は一定の処理時間を保証する必要がある。そこで、一定の処理単位ごとに符号化に要する処理時間を予測することで、ハードウェア規模の増大を最小限に抑えつつ、一定の処理時間内で最適なエントロピー符号化を選択して画像符号化を行うことも考えられる。
しかしながら、符号化効率の高いエントロピー符号化に要する処理時間が一定の処理時間内で終わらない場合には、一定の処理単位で符号化効率の低いエントロピー符号化が選択され、その結果、全体の符号化効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題を解決するため、入力画像データを符号化して記録媒体に記録する際に、一定の処理時間が保証されるとともに、符号化効率の高い符号化データを記録媒体に記録することが可能な画像符号化記録装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、入力画像データを符号化して符号化データを生成し、前記符号化データを所定の記録媒体に記録する画像符号化記録装置であって、
第1エントロピー符号化方式によって、一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第1エントロピー符号化手段と、
前記第1エントロピー符号化方式より処理量の少ないエントロピー符号化処理を実現する、前記第1エントロピー符号化方式より符号化効率が低い第2エントロピー符号化方式によって、前記一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第2エントロピー符号化手段と、
前記一定の符号化単位における前記入力画像データの符号量の目標値となる割り当て符号量を算出する符号量制御手段と、
前記符号量制御手段によって算出された前記割り当て符号量に基づいて、前記一定の符号化単位の前記入力画像データの符号化に要する処理時間を予測する処理時間予測手段と、
前記処理時間予測手段によって予測された前記処理時間と所定の設定値とを比較し、前記処理時間が前記所定の設定値以下の場合には、前記第1エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成し、前記処理時間が前記所定の設定値より大きい場合には、前記第2エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成する比較制御手段と、
前記選択情報に基づいて前記第1及び第2エントロピー符号化手段のいずれか一方によるエントロピー符号化によって生成された前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データと、前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データが生成される際に用いられた前記第1及び第2エントロピー符号化方式のいずれか一方を識別するための前記一定の符号化単位ごとの符号化方式識別情報とを、前記所定の記録媒体に記録する記録手段と、
前記入力画像データの入力が行われていない非記録時に、前記所定の記録媒体に記録された前記符号化方式識別情報を読み出し、前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを特定して、前記特定された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを前記所定の記録媒体から読み出す再生手段と、
前記再生手段によって読み出された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを復号する復号手段と、
前記第1エントロピー符号化手段に、前記復号手段によって復号されたデータのエントロピー符号化を行わせるよう制御する再符号化制御手段と、
前記再符号化制御手段の制御により、前記第1エントロピー符号化手段によって前記第1エントロピー符号化方式で符号化された再符号化データを、前記再符号化データの変換前の対応する前記所定の記録媒体内の前記符号化データに上書きするとともに、前記変換された前記再符号化データに対応する前記符号化方式識別情報を前記第2エントロピー符号化方式から前記第1エントロピー符号化方式を示す情報に変換する再符号化データ記録手段とを、
有する画像符号化記録装置が提供される。
また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、入力画像データを符号化して符号化データを生成し、前記符号化データを所定の記録媒体に記録する画像符号化記録装置であって、
第1エントロピー符号化方式によって、一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第1エントロピー符号化手段と、
前記第1エントロピー符号化方式より処理量の少ないエントロピー符号化処理を実現する、前記第1エントロピー符号化方式より符号化効率が低い第2エントロピー符号化方式によって、前記一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第2エントロピー符号化手段と、
前記一定の符号化単位における前記入力画像データの符号量の目標値となる割り当て符号量を算出する符号量制御手段と、
前記符号量制御手段によって算出された前記割り当て符号量と、入力画像データの各ピクチャの画素数から算出されるマクロブロック数とに基づいて、1マクロブロック当たりの前記入力画像データの符号化に要する処理時間を予測する処理時間予測手段と、
前記マクロブロック数と前記入力画像データのフレームレートとに基づいて、1マクロブロック当たりの前記入力画像データの符号化に要する実効処理時間を計算する上限値計算手段と、
前記処理時間予測手段によって予測された前記処理時間と前記上限値計算手段によって計算された前記実効処理時間とを比較し、前記処理時間が前記実効処理時間以下の場合には、前記第1エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成し、前記処理時間が前記実効処理時間より大きい場合には、前記第2エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成する比較制御手段と、
前記選択情報に基づいて前記第1及び第2エントロピー符号化手段のいずれか一方によるエントロピー符号化によって生成された前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データと、前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データが生成される際に用いられた前記第1及び第2エントロピー符号化方式のいずれか一方を識別するための前記一定の符号化単位ごとの符号化方式識別情報とを、前記所定の記録媒体に記録する記録手段と、
前記入力画像データの入力が行われていない非記録時に、前記所定の記録媒体に記録された前記符号化方式識別情報を読み出し、前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを特定して、前記特定された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを前記所定の記録媒体から読み出す再生手段と、
前記再生手段によって読み出された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを復号する復号手段と、
前記第1エントロピー符号化手段に、前記復号手段によって復号されたデータのエントロピー符号化を行わせるよう制御する再符号化制御手段と、
前記再符号化制御手段の制御により、前記第1エントロピー符号化手段によって前記第1エントロピー符号化方式で符号化された再符号化データを、前記再符号化データの変換前の対応する前記所定の記録媒体内の前記符号化データに上書きするとともに、前記変換された前記再符号化データに対応する前記符号化方式識別情報を前記第2エントロピー符号化方式から前記第1エントロピー符号化方式を示す情報に変換する再符号化データ記録手段とを、
有する画像符号化記録装置が提供される。
本発明の画像符号化記録装置は、入力画像データを符号化して記録媒体に記録する際に、一定の処理時間が保証されるとともに、符号化効率の高い符号化データを記録媒体に記録することが可能となるという効果を有している。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1及び第2の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における画像符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に図示されている画像符号化記録装置には、記録制御情報入力端子19から記録制御情報が入力される。また、記録制御情報が記録モードの場合には、入力画像が画像入力端子1から入力されてフレームメモリ2に蓄積される。変換処理部3では、フレームメモリ2に蓄積された画像データに対して一定処理単位で、例えば量子化などの処理が行われる。そして、量子化後のデータはエントロピー符号化部4に供給される。
エントロピー符号化部4では供給されたデータに対して符号化が行われ、符号化されたデータ(符号化ビットストリーム)はストリームバッファ5に送られる。ストリームバッファ5は、符号化ビットストリームを蓄積するとともに、蓄積された符号化ビットストリームを記録再生部15に送る。また、符号量制御部7は、ストリームバッファ5を監視することで変換処理部3の量子化パラメータを制御して発生符号量の制御を行うとともに、一定処理単位の割り当て符号量を選択情報決定部8に送る。
選択情報決定部8は、符号量制御部7から供給された割り当て符号量に基づいて、エントロピー符号化処理において用いるべきエントロピー符号化の種類を選択するための選択情報を生成し、生成した選択情報をエントロピー符号化部4及び記録再生部15に送る。記録再生部15は、ストリームバッファ5から供給される符号化ビットストリームと、選択情報決定部8から供給される選択情報とを記録媒体16に記録する。
次に、図1に図示されている選択情報決定部8における処理について説明する。図1に図示されている選択情報決定部8は、処理時間予測部9及び比較部10を有している。符号量制御部7で生成される割り当て符号量は、一定処理単位の符号化後に発生する符号量の目標値である。符号量制御部7から選択情報決定部8に供給される割り当て符号量は、処理時間予測部9に入力される。処理時間予測部9は、割り当て符号量からCABAC符号化を行う際に要する処理時間を予測し、その予測された処理時間を比較部10に供給する。比較部10は、処理時間予測部9で予測された処理時間とあらかじめ定められた設定値とを比較し、予測された処理時間が設定値を超えていればCAVLC符号化を選択する指示を含む選択情報を、そうでなければCABAC符号化を選択する指示を含む選択情報を、エントロピー符号化部4及び記録再生部15に送出する。
続いて、図1に図示されているエントロピー符号化部4における処理について説明する。図1に図示されている選択情報決定部8から供給された選択情報は、入力選択部11及び出力選択部14に入力される。入力選択部11は、選択情報に応じて、変換処理部3から供給される量子化後のデータをCAVLC符号化部12又はCABAC符号化部13に送る。
なお、選択情報がCAVLC符号化を選択する指示を含むものである場合には、CAVLC符号化部12においてCAVLC符号化が行われて、CAVLC符号化部12から符号化データが出力される。一方、選択情報がCABAC符号化を選択する指示を含むものである場合には、CABAC符号化部13においてCABAC符号化が行われて、CABAC符号化部13から符号化データが出力される。また、出力選択部14は、選択情報に応じて、CAVLC符号化部12又はCABAC符号化部13からの符号化データを選択して、ストリームバッファ5に出力する。
次に、図2〜図5を参照しながら、本発明の第1の実施の形態において、一定処理単位をピクチャとした場合に、処理時間予測部9が割り当て符号量から処理時間を予測する方法について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態において、CABAC符号化を行った際のピクチャ単位での符号化ビットストリームの発生符号量(Code)と2値化データ量(Bin)との関係の一例を示すグラフである。
図2に図示されているように、発生符号量と2値化データ量との間には相関があり、
Bin=α×Code
と近似することが可能である。
また、図3は、本発明の第1の実施の形態において、CABAC符号化を行った際のピクチャ単位での2値化データ量(Bin)とその処理に要する時間(Cycle)との関係の一例を示すグラフである。
符号化処理においては、2値化データ量に依存してほぼ比例関係にある部分と、ピクチャ単位で行う初期化に係る部分とが存在し、
Cycle=β+γ×Bin
と近似することが可能である。
符号量制御部7は、ストリームバッファ5の発生符号量を監視することによって符号化するピクチャに割り当てる割り当て符号量を決定し、マクロブロック単位で実際に符号化によって発生した発生符号量を監視して量子化パラメータを制御することにより、ピクチャの発生符号量を割り当て符号量に近くなるように制御を行う。図4は、このときの割り当て符号量(Budget)に対する発生符号量(Code)の変化の一例を示すグラフである。
図4に図示されているように、符号量制御部7によって発生符号量が制御されるため、ピクチャの発生符号量は割り当て符号量に近い値となり、
Code=Budget
と近似することが可能である。
以上から
Cycle=β+α×γ×Budget
という近似式が成り立つ。
ここで、入力画像を1秒当たり30ピクチャとし、当該画像符号化記録装置の基準クロックを30メガヘルツ(MHz)とすると、1ピクチャの符号化に費やすことのできる最大時間、すなわち比較部10に入力される設定値(MAX)は
MAX=30000000/30=1000000
と設定される。
このとき、ピクチャ単位で行う初期化に要する時間(β)が設定値(MAX)に比べて無視できる程度に十分小さい値であれば
β=0
と近似することが可能である。
したがって、図5に図示されているように、Cycle*>MAXとなる十分大きなBudgetの値に対して、Cycle*>Cycleとなるような係数(δ)を定め、CycleをCycle*で近似して、
Cycle*=δ×Budget
とする。
例えば、α=1.3、β=1000、γ=1.2の場合には、δ=1.6と定めることで上記の条件が満たされる。以上のようにして、処理時間予測部9では割り当て符号量(Budget)から処理時間(Cycle*)を予測することができる。
そして、比較部10で予測された処理時間(Cycle*)と設定値(MAX)とを比較することにより、
Cycle*>MAX
の場合にはCAVLC符号化の選択を指示する選択情報を送出し、そうでなければCABAC符号化の選択を指示する選択情報を送出する。なお、CAVLC符号化が選択された場合には、CAVLC符号化部12は設定値(MAX)に比べて十分短い時間で符号化を行えるものとする。
以上のようにして、符号化の対象であるピクチャに対してCABAC符号化を行っても処理時間が確保される場合にはCABAC符号化を選択し、処理時間が確保されない場合にはCAVLC符号化を選択することが可能となる。これにより、処理時間を保証しつつ最適な符号化を選択し、効率良い符号化ビットストリームを生成することができる。
なお、上述の説明では、ピクチャを一定の符号化単位として説明したが、スライスやマクロブロック単位でも同様に適用することが可能である。また、上述の説明では、処理時間予測部9において、割り当て符号量(Budget)から処理時間(Cycle*)を予測しているが、設定値をあらかじめ(MAX/δ)と定めることで、比較部10において、割り当て符号量(Budget)と設定値(MAX/δ)とを直接比較することも可能である。
次に、記録再生部15が記録媒体16に符号化ビットストリームとエントロピー符号化の選択情報とを記録する際のフォーマットについて説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態における記録フォーマットの一例を示す図である。
記録媒体16には、図6に図示されているような符号化ビットストリーム及び選択情報テーブルが記録される。符号化ビットストリームは、ストリームバッファ5の出力であり、選択情報テーブルは、選択情報決定部8で選択された選択情報であるCABAC符号化フラグとそのピクチャに対応するビットストリームの格納位置を示すアドレスとを対にした情報である。
ここで、CABAC符号化フラグが『0』の場合にはCAVLC符号化、『1』の場合にはCABAC符号化が選択されたことを示す。また、後で(非記録時に)エントロピー符号化の変換を行うために、選択情報テーブルには、変換先頭アドレス情報として選択情報テーブルの先頭が格納されているアドレスが記録され、また、変換先頭アドレス情報の変換終了フラグには初期値として『0』が記録される。
また、記録制御情報が停止モードの場合には、記録再生部15は、記録媒体16に記録された選択情報テーブルを読み出し、CAVLC符号化で符号化されたピクチャの符号化ビットストリームを変換用バッファ17に送る。CAVLC復号部18は、変換用バッファ17に蓄積されたビットストリームを復号してエントロピー符号化部4に送る。エントロピー符号化部4はCABAC符号化部13でビットストリームの符号化を行い、CABAC符号化されたビットストリームをストリームバッファ5に送る。記録再生部15は、ストリームバッファ5に蓄積された符号化ビットストリームを、CAVLC符号化によって符号化されていた符号化ビットストリームの代わりに記録媒体16に記録する。なお、この変換処理は蓄積されている符号化ビットストリームに対して行われるため、一定処理時間を保証する必要がなく、処理に時間を要したとしても問題とはならない。
次に、選択情報テーブルを用いて、CAVLC符号化で符号化されたピクチャを検索する方法について説明する。まず、記録再生部15は変換終了フラグを読み、変換終了フラグが『0』の場合には変換先頭アドレスを読み出す。そして、変換先頭アドレスが示すテーブルのCABAC符号化フラグを読み出し、CABAC符号化フラグが『0』であれば、そのテーブルのピクチャアドレス(図6のピクチャiアドレス:ただしiは正の整数)を読み出して、ピクチャアドレスが示すピクチャの符号化ビットストリームを変換用バッファ17に送る。
また、エントロピー符号化部4におけるCAVLC符号化からCABAC符号化への変換が終了した後、CABAC符号化フラグを『1』に書き換えるとともに変換先頭アドレスを加算して、次のピクチャアドレスを参照する。なお、CABAC符号化フラグが『1』の場合には、ピクチャアドレスの読み出しは行わずに変換先頭アドレスを加算して、次のピクチャアドレスを参照する。そして、この動作を繰り返し行い、選択情報テーブルの最後まで処理が完了した場合には、変換先頭アドレスの変換終了フラグを『1』に書き換え、変換が完了する。なお、変換終了後に再び記録が行われる場合には、変換終了フラグを『0』にリセットしてから記録を開始し、選択情報テーブルを追加していく。
また、図7は、本発明の第1の実施の形態において、CAVLC符号化で符号化されていたピクチャがCABAC符号化に変換され記録された際の記録情報の一例を示す図である。なお、図7には、図6のピクチャ4アドレスに対応するピクチャ4がCABAC符号化で変換された状態が図示されている。
図7において、例えば、ピクチャ4がCAVLC符号化からCABAC符号化に変換された場合、ピクチャ4アドレスのCABAC符号化フラグが『0』から『1』に変換される。このとき、ピクチャ4の符号化ビットストリームは符号化効率の高いエントロピー符号化に変換されるためピクチャの符号量が少なくなり、記録媒体16上に空き領域ができる。この空き領域を他の符号化ビットストリームの記録に用いることによって、記録媒体16を有効活用することができ、より長時間(より大きな容量のデータ)の記録が可能となる。
以上、説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、符号化データを記録する際に、一定の処理時間内に一定の処理単位を実行できるようにエントロピー符号化を選択し、選択されたエントロピー符号化情報を符号化データとは別に記録するように構成されているので、記録時に一定の処理時間が保証されるようになる。
また、本発明の第1の実施の形態によれば、符号化データを記録しない場合には、符号化データと共に記録媒体に記録されたエントロピー符号化情報を読み出し、符号化効率の高くないエントロピー符号化で符号化された符号化データを一定処理単位で読み出し、符号化効率の高いエントロピー符号化で再符号化し、記録された符号化データを書き換えるように構成されているので、符号化効率の高い符号化データを記録媒体に記録することが可能となる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態における選択情報決定部の構成の一例を示すブロック図である。なお、本発明の第2の実施の形態では、図1に図示されている選択情報決定部8が、図8に図示されている選択情報決定部20に置き換えられる。
図8に図示されている選択情報決定部20には、割り当て符号量入力端子21から符号化の対象となるピクチャの割り当て符号量が入力されるとともに、マクロブロック数入力端子22から符号化するマクロブロック数が入力される。ここで、マクロブロック数(NMB)は符号化の対象となるピクチャの横方向の画素数(HOR)と縦方向の画素数(VER)から
NMB=HOR/16×VER/16
として計算されるものとする。
処理時間予測部23は、割り当て符号量及びマクロブロック数から、マクロブロックの処理時間を予測する。また、上限値計算部25は、フレームレート入力端子24から入力されるフレームレート及びマクロブロック数から、1マクロブロック当たりの符号化に費やすことのできる時間を計算し、その計算結果を上限値とする。また、比較部26は、処理時間予測部23で予測された処理時間と上限値計算部25で計算された上限値とを比較し、選択情報出力端子27から選択情報を出力する。
ここで、本発明の第2の実施の形態において、処理時間予測部23が割り当て符号量及びマクロブロック数から処理時間を予測する方法について説明する。
1マクロブロックの割り当て符号量(BudgetMB)は1ピクチャの割り当て符号量(Budget)から、
BudgetMB=Budget/NMB
と計算される。
また、上述の本発明の第1の実施の形態で(δ)を求めた方法と同様の方法で(ε)を求め、1マクロブロック当たりの処理時間(CycleMB)は、
CycleMB=ε×Budget/NMB
となる。
上記の式で求められた1マクロブロック当たりの処理時間(CycleMB)は、ピクチャ内のマクロブロックの平均値であり、実際の1マクロブロック当たりの処理時間はこれより大きくなる場合があるが、CABAC符号化部13の内部にバッファ(不図示)を設けることにより、1ピクチャでの処理時間が保証される。また、CABAC符号化部13の内部に配置されるバッファの容量を小さくした場合には、それを考慮してバッファをオーバーフローさせないよう(ε)を大きな値に設定することにより、1ピクチャでの処理時間が保証される。
次に、上限値計算部25において、マクロブロック数(NMB)及びフレームレートから1マクロブロック当たりの処理時間の上限値(MaxMB)を求める方法について説明する。
まず、当該画像符号化記録装置の基準クロック(CLOCK)とフレームレート(FrameRate)から、1ピクチャ当たりの処理時間の上限値(MaxPic)は、
MaxPic=CLOCK/FrameRate
となる。
また、1マクロブロック当たりの処理時間の上限値(MaxMB)は、
MaxMB=MaxPic/NMB
となる。
したがって、1マクロブロック当たりの処理時間の上限値(MaxMB)は、
MaxMB=CLOCK/(FrameRate×NMB)
として計算することができる。
比較部26は、1マクロブロック当たりの処理時間(CycleMB)と1マクロブロック当たりの処理時間の上限値(MaxMB)とを比較することにより、
CycleMB>MaxMB
の場合にはCAVLCを選択する指示を示す選択情報を送出し、そうでなければCABACを選択する指示を示す選択情報を送出する。
本発明の第2の実施の形態によれば、上述のようにして定められた選択情報に基づいて、エントロピー符号化を選択して入力画像の符号化を行うことにより、入力画像の画素数やフレームレートに合わせた最適な符号化を選択して符号化を行うことが可能となる。
なお、上述の各実施の形態の説明ではブロック図を用いて説明を行っているが、これらのブロック図中の各ブロックは機能を表すものであり、ハードウェア及び/又はソフトウェアによって実現することが可能である。
本発明の画像符号化記録装置は、記録時に一定の処理時間が保証されるとともに、符号化効率の高い符号化データを記録媒体に記録することが可能となるという効果を有しており、画像の符号化及び符号化画像の記録に係る技術に適用可能であり、特に、H.264などのように、画像の圧縮符号化の際にエントロピー符号化方式を選択することが可能な画像符号化技術に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態における画像符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において、CABAC符号化を行った際のピクチャ単位での符号化ビットストリームの発生符号量(Code)と2値化データ量(Bin)との関係の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態において、CABAC符号化を行った際のピクチャ単位での2値化データ量(Bin)とその処理に要する時間(Cycle)との関係の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態において、ピクチャ符号化時の割り当て符号量(Budget)に対する発生符号量(Code)の変化の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態における割り当て符号量(Budget)と処理時間(Cycle)の関係の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態における記録フォーマットの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、CAVLC符号化で符号化されていたピクチャがCABAC符号化に変換され記録された際の記録情報の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における選択情報決定部の構成の一例を示すブロック図である。 従来の技術におけるMPEG2符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来の技術におけるCAVLC符号化器の構成の一例を示すブロック図である。 従来の技術におけるCABAC符号化器の構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1、31 画像入力端子
2、32 フレームメモリ
3 変換処理部
4、40 エントロピー符号化部
5、41 ストリームバッファ
7、42 符号量制御部
8、20 選択情報決定部
9、23 処理時間予測部
10、26 比較部
11 入力選択部
12、53 CAVLC符号化部
13、64 CABAC符号化部
14 出力選択部
15 記録再生部
16 記録媒体
17 変換用バッファ
18 CAVLC復号部
19 記録制御情報入力端子
21 割り当て符号量入力端子
22 マクロブロック数入力端子
24 フレームレート入力端子
25 上限値計算部
27 選択情報出力端子
33 動き予測部
34 参照画像メモリ
35 動き補償部
36 変換部
37 量子化部
38 逆量子化部
39 逆変換部
43、54、65 符号化ビットストリーム出力端子
51、61 多値シンボル入力端子
52、63 コンテキストメモリ
62 2値化部

Claims (2)

  1. 入力画像データを符号化して符号化データを生成し、前記符号化データを所定の記録媒体に記録する画像符号化記録装置であって、
    第1エントロピー符号化方式によって、一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第1エントロピー符号化手段と、
    前記第1エントロピー符号化方式より処理量の少ないエントロピー符号化処理を実現する、前記第1エントロピー符号化方式より符号化効率が低い第2エントロピー符号化方式によって、前記一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第2エントロピー符号化手段と、
    前記一定の符号化単位における前記入力画像データの符号量の目標値となる割り当て符号量を算出する符号量制御手段と、
    前記符号量制御手段によって算出された前記割り当て符号量に基づいて、前記一定の符号化単位の前記入力画像データの符号化に要する処理時間を予測する処理時間予測手段と、
    前記処理時間予測手段によって予測された前記処理時間と所定の設定値とを比較し、前記処理時間が前記所定の設定値以下の場合には、前記第1エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成し、前記処理時間が前記所定の設定値より大きい場合には、前記第2エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成する比較制御手段と、
    前記選択情報に基づいて前記第1及び第2エントロピー符号化手段のいずれか一方によるエントロピー符号化によって生成された前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データと、前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データが生成される際に用いられた前記第1及び第2エントロピー符号化方式のいずれか一方を識別するための前記一定の符号化単位ごとの符号化方式識別情報とを、前記所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    前記入力画像データの入力が行われていない非記録時に、前記所定の記録媒体に記録された前記符号化方式識別情報を読み出し、前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを特定して、前記特定された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを前記所定の記録媒体から読み出す再生手段と、
    前記再生手段によって読み出された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを復号する復号手段と、
    前記第1エントロピー符号化手段に、前記復号手段によって復号されたデータのエントロピー符号化を行わせるよう制御する再符号化制御手段と、
    前記再符号化制御手段の制御により、前記第1エントロピー符号化手段によって前記第1エントロピー符号化方式で符号化された再符号化データを、前記再符号化データの変換前の対応する前記所定の記録媒体内の前記符号化データに上書きするとともに、前記変換された前記再符号化データに対応する前記符号化方式識別情報を前記第2エントロピー符号化方式から前記第1エントロピー符号化方式を示す情報に変換する再符号化データ記録手段とを、
    有する画像符号化記録装置。
  2. 入力画像データを符号化して符号化データを生成し、前記符号化データを所定の記録媒体に記録する画像符号化記録装置であって、
    第1エントロピー符号化方式によって、一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第1エントロピー符号化手段と、
    前記第1エントロピー符号化方式より処理量の少ないエントロピー符号化処理を実現する、前記第1エントロピー符号化方式より符号化効率が低い第2エントロピー符号化方式によって、前記一定の符号化単位で前記入力画像データのエントロピー符号化を行う第2エントロピー符号化手段と、
    前記一定の符号化単位における前記入力画像データの符号量の目標値となる割り当て符号量を算出する符号量制御手段と、
    前記符号量制御手段によって算出された前記割り当て符号量と、入力画像データの各ピクチャの画素数から算出されるマクロブロック数とに基づいて、1マクロブロック当たりの前記入力画像データの符号化に要する処理時間を予測する処理時間予測手段と、
    前記マクロブロック数と前記入力画像データのフレームレートとに基づいて、1マクロブロック当たりの前記入力画像データの符号化に要する実効処理時間を計算する上限値計算手段と、
    前記処理時間予測手段によって予測された前記処理時間と前記上限値計算手段によって計算された前記実効処理時間とを比較し、前記処理時間が前記実効処理時間以下の場合には、前記第1エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成し、前記処理時間が前記実効処理時間より大きい場合には、前記第2エントロピー符号化手段に前記一定の符号化単位の前記入力画像データのエントロピー符号化を行わせるように制御する選択情報を生成する比較制御手段と、
    前記選択情報に基づいて前記第1及び第2エントロピー符号化手段のいずれか一方によるエントロピー符号化によって生成された前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データと、前記一定の符号化単位の前記入力画像データの前記符号化データが生成される際に用いられた前記第1及び第2エントロピー符号化方式のいずれか一方を識別するための前記一定の符号化単位ごとの符号化方式識別情報とを、前記所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    前記入力画像データの入力が行われていない非記録時に、前記所定の記録媒体に記録された前記符号化方式識別情報を読み出し、前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを特定して、前記特定された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを前記所定の記録媒体から読み出す再生手段と、
    前記再生手段によって読み出された前記第2エントロピー符号化方式によってエントロピー符号化された前記符号化データを復号する復号手段と、
    前記第1エントロピー符号化手段に、前記復号手段によって復号されたデータのエントロピー符号化を行わせるよう制御する再符号化制御手段と、
    前記再符号化制御手段の制御により、前記第1エントロピー符号化手段によって前記第1エントロピー符号化方式で符号化された再符号化データを、前記再符号化データの変換前の対応する前記所定の記録媒体内の前記符号化データに上書きするとともに、前記変換された前記再符号化データに対応する前記符号化方式識別情報を前記第2エントロピー符号化方式から前記第1エントロピー符号化方式を示す情報に変換する再符号化データ記録手段とを、
    有する画像符号化記録装置。
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