JP2007302957A - 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 - Google Patents

溶融金属めっき鋼帯の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スプラッシュによるめっき表面欠陥の発生とガスワイピングノズルのノズル詰まりを適切に抑え、高品質の溶融金属めっき鋼帯を安定して製造する。
【解決手段】溶融金属めっき浴から引き上げられる鋼帯の表面に、主ノズル部の上側および/または下側に副ノズル部を備えたガスワイピングノズルから気体を吹き付ける方法において、副ノズル部の気体噴射口を主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に5mm以上離間させるとともに、副ノズル部からの副気体噴流が主ノズル部からの主気体噴流との合流部で10m/s以上の流速となるよう、副ノズル部から気体を噴射する。副ノズル部から所定の条件で気体を噴射することにより気体噴流による溶融金属の掻き取り力が向上し、且つ副ノズル部の気体噴射口が主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に離間しているため、ノズル詰りの発生も抑えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融金属めっき浴から連続的に引き上げられる鋼帯の表面に、ガスワイピングノズルから気体を吹き付け、鋼帯表面のめっき付着量の制御を行う溶融金属めっき鋼帯の製造方法に関するものである。
連続溶融めっきプロセスにおいては、一般に溶融金属が満たされているめっき浴に鋼帯を浸漬させ、この鋼帯をめっき浴から垂直上方に引き上げた後、鋼帯を挟んで対向して設けられたガスワイピングノズルから鋼帯面に気体を吹き付けるガスワイピングが行われる。このガスワイピングにより、余剰な溶融金属が掻き取られてめっき付着量が制御されるとともに、鋼帯表面に付着した溶融金属が板幅方向および板長手方向で均一化される。ガスワイピングノズルは、多様な鋼帯幅に対応するとともに、鋼帯引き上げ時の幅方向の位置ズレなどに対応するため、通常、鋼帯幅より長く構成され、鋼帯の幅端部より外側まで延びている。
このようなガスワイピング方式では、鋼帯に衝突した気体噴流の乱れによって鋼帯下方に落下する溶融金属が周囲に飛び散る、いわゆるスプラッシュが発生し、これが鋼帯表面に付着してめっき鋼帯の表面品質の低下を招くという問題がある。
鋼帯の連続処理プロセスにおいて生産量を増加させるには、鋼帯通板速度(ライン速度)を増加させればよい。しかし、連続溶融めっきプロセスにおいてガスワイピング方式でめっき付着量を制御する場合、ライン速度を増加させると、溶融金属の粘性によって鋼帯のめっき浴通過直後の初期付着量が増加するため、めっき付着量を一定範囲内に制御するには、ガスワイピングノズルから鋼帯面に吹き付ける気体圧力をより高圧に設定する必要があり、これによってスプラッシュが大幅に増加し、良好な表面品質を維持できなくなる。
このような問題を解決するため、主として鋼帯に付着した溶融金属の付着量を制御するガスワイピング用のノズル(主ノズル)の上下に補助的なノズル(副ノズル)を設け、副ノズルの作用によって主ノズルの性能を向上させることを狙いとした、以下のような方法が提案されている。
特許文献1に示された方法は、主ノズルの上下に、幅方向で3分割以上され、各分割部がそれぞれ独立に圧力制御可能な補助ノズル(副ノズル)を設け、この補助ノズルから気体を噴射するものであり、この補助ノズルからの気体の噴射により主ノズルからの気体噴流の広がりが抑えられ、衝突後鋼帯に沿って流れる気体が安定するとしている。
特許文献2に示された方法は、主ノズルと副ノズル間の仕切り板の噴出口先端を鋭角にし、且つ主ノズルに対して副ノズルを5〜20°傾けたものであり、ポテンシャル・コアを長くすることで、付着量制御性が向上し、気体噴流が安定するため騒音も低減するとしている。
特許文献3に示された方法は、主気体噴流を噴射する際、この主気体噴流を周囲の空気から遮断するための遮断ガスとして火炎を放射するものであり、主気体噴流の周りを高温ガスで囲むことによって主気体噴流の流動抵抗を低下させ、ポテンシャル・コア延長による衝突力向上が可能になるとしている。
特開平1−230758号公報 特開平10−204599号公報 特開2002−348650号公報
しかし、実操業においてこれら従来技術の方法を適用することは、事実上困難である。なぜなら、これら従来技術の方法で使用されるノズルは、いずれも複数のノズルスリット(主ノズル、副ノズル)を備えるものであるため、従来の単一ノズル形式のガスワイピングノズルでもある頻度で発生するノズル詰りが頻発してしまう恐れが高いからである。
したがって本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決し、ガスワイピングノズルを用いてめっき付着量の制御を行う溶融金属めっき鋼帯の製造方法において、鋼帯を高速通板させる場合でもスプラッシュによるめっき表面欠陥の発生とノズル詰まりを適切に抑え、高品質の溶融金属めっき鋼帯を安定して製造することができ製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の製造方法の要旨は、以下のとおりである。
[1]溶融金属めっき浴から連続的に引き上げられる鋼帯の表面に、主ノズル部の上側および/または下側に副ノズル部を備え、主ノズル部の気体噴射方向に対して副ノズル部の気体噴射方向が傾斜し、主ノズル部から噴射された気体噴流に副ノズル部から噴射された気体噴流が合流するように構成されたガスワイピングノズルから気体を吹き付け、鋼帯表面のめっき付着量の制御を行う溶融金属めっき鋼帯の製造方法において、
副ノズル部の気体噴射口を主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に5mm以上離間させるとともに、該副ノズル部から噴射される気体噴流が主ノズル部から噴射される気体噴流との合流部で10m/s以上の流速となるよう、副ノズル部から気体を噴射することを特徴とする溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
[2]上記[1]の製造方法において、副ノズル部が、主ノズル部を構成する第1ノズル壁体とその外側に配される第2ノズル壁体との間で形成され、該副ノズル部の気体噴射口から第1ノズル壁体の外面に沿って気体を噴射することを特徴とする溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
[3]上記[1]または[2]の製造方法において、副ノズル部の気体噴射口が、主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に離間する距離が100mm以下であることを特徴とする溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの製造方法において、主ノズル部の気体噴射口を形成する第1ノズル壁体先端の厚みが2mm以下であることを特徴とする溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
本発明によれば、副ノズル部から所定の条件で気体を噴射することにより、鋼帯表面で気体噴流の衝突圧力が上昇するとともに、鋼帯通板方向の衝突圧力分布の圧力勾配が急峻になり、このため気体噴流による溶融金属の掻き取り力が向上し、鋼帯を高速通板させる場合でも気体圧力を過剰に高めることなく溶融金属の掻き取りを行うことができるので、スプラッシュの発生を効果的に抑制することができる。その一方で、副ノズル部の気体噴射口は、主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に離間しているため、ノズル詰りの発生も抑えることができる。このため、鋼帯の高速通板時においてもスプラッシュによるめっき表面欠陥の発生とノズル詰まりが適切に抑えられ、高品質の溶融金属めっき鋼帯を安定して製造することができる。
溶融金属めっき浴から連続的に引き上げられる鋼帯の表面にガスワイピングノズルから気体を吹き付け、鋼帯表面に付着した溶融金属を掻き取ることによりめっき付着量の制御を行う場合、めっき掻き取り力を高めて付着量制御性を向上させるには、鋼帯面における気体噴流の最大衝突圧を高くすることだけでなく、鋼帯通板方向の衝突圧力分布曲線の圧力勾配を急峻にすることが有効である。この実現方法として、図4に示すように、主ノズル部10の上側と下側に副ノズル部20a,20bを備え、主ノズル部10の気体噴射方向に対して副ノズル部20a,20bの気体噴射方向が傾斜し、主ノズル部10から噴射された気体噴流に副ノズル部20a,20bから噴射された気体噴流が合流するように構成されたガスワイピングノズルを用いることが考えられる。
本発明者らが検討したところによれば、このようなガスワイピングノズルを用いることにより、鋼帯表面で気体噴流の衝突圧力が上昇し、また鋼帯通板方向の衝突圧力分布の圧力勾配が急峻になる。この気体噴流により、めっき掻き取り力が向上し、鋼帯の高速通板時においても気体圧力を過剰に高めることなく溶融金属の掻き取りを行うことができるので、スプラッシュの発生を効果的に抑制することができる。図5は、従来の単一ノズル形式のガスワイピングノズル(副ノズル部を有しないガスワイピングノズル)と、図4に示すガスワイピングノズルの衝突圧力分布曲線を比較して示したものであり、(a)は前者、(b)は後者の衝突圧力分布曲線を各々示している。グラフ横軸のy/bにおいて、bはノズルスリット幅(スリットギャップ)、yは気体噴流中心(y=0)からの距離である。また、縦軸の衝突圧力比とは、(a)の衝突圧力分布曲線の最大圧力を基準(1.0)とし、その最大圧力に対する圧力比である。y<0は気体噴流中心より下方側(溶融めっき槽側)、y>0は気体噴流中心より上方側(反溶融めっき槽側)である。
この図5に示されるように、図4のガスワイピングノズルによる(b)の衝突圧力分布は、従来の単一ノズル形式のガスワイピングノズルによる(a)の衝突圧力分布に比べて気体噴流の拡散が抑制され、衝突圧力分布曲線の圧力勾配が急峻に変化するとともに、衝突圧力が上昇しており、これによって(a)に比べてめっき掻き取り力が向上していることが判る。
しかし、図4に示すようなガスワイピングノズルを用いる方法では、鋼帯面から非常に近い位置に複数のノズルスリット(主ノズル、副ノズル)が存在することになるため、ノズル詰りが頻発する恐れが高く、実操業には不向きである。
そこで本発明では、副ノズル部のガス噴射口を主ノズル部のガス噴射口に対して反鋼帯方向に適当な距離だけ離間させることによりノズル詰まりを防止するとともに、この副ノズル部から噴射される気体噴流(以下、副気体噴流という)の流速を所定の条件に制御することで、主ノズル部から噴射される気体噴流(以下、主気体噴流という)の拡散を抑制し、これにより図5の(b)に示すように衝突圧力分布曲線の圧力勾配を急峻化するとともに、衝突圧力を上昇させ、めっき掻き取り力を向上させることにより、気体圧力を過剰に高めることなくスプラッシュの発生を抑止するものである。
ここで、副ノズル部からの副気体噴流による上記作用は、副ノズル部を主ノズル部の上側、下側のどちらに設けた場合でも本質的な差はない。したがって、本発明では主ノズル部の上側、下側のいずれか一方にのみ副ノズル部を設けてもよいし、また、主ノズル部の上側と下側に各々副ノズルを設けてもよい。
以下、本発明の製造方法の詳細と好ましい実施形態について説明する。
本発明で用いるガスワイピングノズルは、主ノズル部とその上側および/または下側に設けられる副ノズル部とを備え、主ノズル部の気体噴射方向に対して副ノズル部の気体噴射方向が傾斜し、主ノズル部から噴射された気体噴流に副ノズル部から噴射された気体噴流が合流するように構成されたものであり、溶融金属めっき浴から連続的に引き上げられる鋼帯の表面に、そのガスワイピングノズルから気体を吹き付け、鋼帯表面のめっき付着量を制御する。
本発明の製造方法では、副ノズル部の気体噴射口を主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に5mm以上離間させるとともに、副ノズル部から噴射される気体噴流が主ノズル部から噴射される気体噴流との合流部で10m/s以上の流速となるよう、副ノズル部から気体を噴射する。
図1は、本発明で使用するガスワイピングノズルの一実施形態を示すもので、ノズルの縦断面図である。このガスワイピングノズルは、主ノズル部1とその上側に設けられる副ノズル部2とを備え、主ノズル部1の気体噴射方向(通常、鋼帯面に対してほぼ直角方向)に対して副ノズル部2の気体噴射方向が傾斜し、主ノズル部1から噴射された気体噴流に副ノズル部2から噴射された気体噴流が合流するように構成されている。前記主ノズル部1は上下の第1ノズル壁体3a,3b(第1ノズル部材)を備え、この第1ノズル壁体3a,3bの先端間が気体噴射口4(ノズルスリット)を形成している。また、第1ノズル壁体3aの外側(上方)には第2ノズル壁体5(第2ノズル部材)が配され、この第2ノズル壁体5と第1ノズル壁体3aとにより副ノズル部2が形成されている。そして、第2ノズル壁体5の先端と第1ノズル壁体3a間が気体噴射口6(ノズルスリット)を形成し、この気体噴射口6から前記第1ノズル壁体3aの外面に沿って気体が噴射される。
前記副ノズル部2の気体噴射口6は、主ノズル部1の気体噴射口4に対して反鋼帯方向に5mm以上離間(図中、L:離間距離)させる。これにより、溶融金属のスプラッシュによる副ノズル2のノズル詰まりを適切に抑えることができる。主ノズル部1の気体噴射口4に対する副ノズル部2の気体噴射口6の離間距離Lが5mm未満では、ノズル詰りの防止効果が不十分である。また、離間距離Lのより好ましい下限は10mmである。
一方、主ノズル部1の気体噴射口4に対する副ノズル部2の気体噴射口6の離間距離Lが大きくなり過ぎると、必要気体量の増大を招くだけでなく、副ノズル部2からの副気体噴流によるめっき掻き取り力の向上効果も低下するので好ましくない。気体噴流の性質として、壁面に沿って流れること(コアンダ効果)が一般に知られているが、噴流が急激に方向変換したり、長距離を流れたりすると、噴流が次第に壁面から剥離または拡散してしまい、これを抑えるためには必要気体量が増大してしまう。主ノズル部1の気体噴射口4に対する副ノズル部2の気体噴射口6の離間距離Lが100mm以下程度であれば、コアンダ効果により第1ノズル壁体3aの外面に沿って付着噴流が形成されるため、副ノズル2からの副気体噴流が効率良く形成されるが、100mmを超えると次第に拡散がおこり、必要気体量が増大するだけでなく、副ノズルからの副気体噴流によるめっき掻き取り力の向上効果も低下する。このため離間距離Lは100mm以下、望ましくは50mm以下が好適である。
なお、第1ノズル壁体3a,3bは副気体噴流の剥離がなるべき起こらないようにするため、あまり急激な角度変化を持たないような形状に設計することが望ましい。
さらに本発明の製造方法では、副ノズル部2からの副気体噴流が、主ノズル部1からの主気体噴流との合流部pで10m/s以上の流速となるよう、副ノズル部2から気体を噴射する。合流部pでの副気体噴流の流速が10m/s未満では、副気体噴流による主気体噴流の拡散防止効果が十分に得られず、めっき掻き取り力の向上効果が小さい。また、合流部pでの副気体噴流のより好ましい流速は20m/s以上である。
なお、この合流部pでの副気体噴流の流速の制御は、ヘッダ圧力と合流部pに相当する位置での副気体噴流の実流速との関係を予め求めておき、ヘッダ圧力を制御することにより行うことが可能である。
図2は、本発明で使用するガスワイピングノズルの他の実施形態を示すもので、ノズルの縦断面図である。このガスワイピングノズルは、主ノズル部1とその上側と下側に設けられる副ノズル部2a,2bとを備え、主ノズル部1の気体噴射方向(通常、鋼帯面に対してほぼ直角方向)に対して副ノズル部2a,2bの気体噴射方向が傾斜し、主ノズル部1からの主気体噴流に副ノズル部2a,2bからの副気体噴流が合流するように構成されている。前記主ノズル部1の構成は図1と同様であるが、この主ノズル部1を構成する第1ノズル壁体3a,3b(第1ノズル部材)の外側(上方および下方)には第2ノズル壁体5a,5b(第2ノズル部材)が配され、この第2ノズル壁体5a,5bと第1ノズル壁体3a,3bとにより副ノズル部2a,2bが形成されている。そして、第2ノズル壁体5a,5bの各先端と第1ノズル壁体3a,3b間が気体噴射口6a,6b(ノズルスリット)を形成し、この気体噴射口6a,6bから前記第1ノズル壁体3a,3bの外面に沿って気体が噴射される。
前記副ノズル部2a,2bの気体噴射口6a,6bは、主ノズル部1の気体噴射口4に対して反鋼帯方向に5mm以上、好ましくは10mm以上離間(図中、L:離間距離)させる。これにより溶融金属のスプラッシュによる副ノズル2a,2bのノズル詰まりを適切に抑えることができる。また、離間距離Lは100mm以下、望ましくは50mm以下が好適である。さらに、副ノズル部2からの副気体噴流が、主ノズル部1からの主気体噴流との合流部pで10m/s以上、好ましくは20m/s以上の流速となるよう、副ノズル部2から気体を噴射する。以上のような離間距離Lおよび副気体噴流の流速の限定理由等については、図1の実施形態と同様である。
図3は図1のノズル先端部の部分拡大図であるが、本発明で使用するガスワイピングノズルは、主ノズル部1の気体噴射口4を形成する第1ノズル壁体3a,3b先端の厚みtを2mm以下、望ましくは1mm以下とすることが好ましい。主ノズル部の気体噴射方向に対する副ノズルの気体噴射方向の傾斜の度合いにもよるが、一般に第1ノズル壁体3a,3b先端の厚みtが2mmを超えると、主気体噴流と副気体噴流との合流部がノズル先端から遠くなるため、副気体噴流による主気体噴流の拡散防止効果が低下し、めっき掻き取り力の向上効果が小さくなる。
なお、通常ガスワイピングノズルはCrめっき等の表面処理を施すため角部が半径Rの円弧が接する形状にR加工されるが、第1ノズル壁体3a,3b先端の内側および外側の角部については、副気体噴流による主気体噴流の拡散防止効果が十分に発揮されるようにするには半径Rは極力小さいことが望ましく、R0.5以下が特に好適である。
本発明で使用するガスワイピングノズルは、主ノズル部と副ノズル部の噴射ガス圧力を任意に調整できるようにするため、通常、主ノズル部1と副ノズル部2,2a,2bは各々個別の圧力室(図示せす)を有するとともに、この各圧力室に各々個別に圧力制御された気体が供給される。
主ノズル部1と副ノズル部2,2a,2bの気体噴射口4,6のノズルスリット幅(スリットギャップ)は特に制限はないが、一般には気体噴射口4のノズルスリット幅は0.5〜2mm程度、気体噴射口6のノズルスリット幅は0.1〜2.5mm程度に構成される。また、主ノズル部1の気体噴射方向に対する副ノズル部2,2a,2bの気体噴射方向の傾斜角も特に制限はないが、一般には5°〜70°、好ましくは10°〜70°、特に好ましくは15°〜45°程度に構成される。
溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインにおいて、溶融亜鉛めっき浴上方のガスワイピング位置に種々のガスワイピングノズルを設置し、板厚1.0mm×板幅1200mmの溶融亜鉛めっき鋼帯の製造試験を行った。製造条件(全試験共通)は、溶融亜鉛めっき浴面からのガスワイピングノズル高さ:400mm、溶融亜鉛めっき浴温度:460℃、ガスワイピングノズルの主気体噴流圧力:0.65kgf/cm、ガスワイピングノズル−鋼帯間距離:8mm、鋼帯通板速度:120mpmとし、各試験でのめっき付着量、ノズル詰り発生頻度(回/hr)を調査した。その結果を、図6〜図10に示す。なお、ガスワイピングノズルとしては、図2および図4に示すような主ノズル部の上側と下側に副ノズルを有する形式のものを用いた。これらのガスワイピングノズルは、主ノズル部のノズルスリット幅:1mm、副ノズル部のノズルスリット幅:1mm、主ノズル部外壁角度:40°(図2,図4の角度θ)である。
図6は、副ノズル部の気体噴射口を主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に離間させた場合の当該離間距離Lとめっき付着量及びノズル詰まり発生頻度との関係を示したものである。また、図7は図6の一部(離間距離Lの小さい領域)を拡大して示したものである。この試験ではガスワイピングノズルとして、図4に示す形式のノズル(離間距離L=0)と、離間距離Lが異なる図2に示す形式のノズルを用いた。いずれのガスワイピングノズルも、主ノズル部を構成する第1ノズル壁体の先端の厚さtは1mmであり、また、主ノズル部の主気体噴流との合流部pにおける副気体噴流の流速は20m/sとした。なお、図6および図7に示す基準めっき付着量とは副ノズル部からの気体噴射がなく、主ノズル部からの気体噴射だけでガスワイピングした場合のめっき付着量のことである。図6および図7によれば、離間距離Lが5mm以上になるとノズル詰まり回数が顕著に低減し、特に10mm以上において特に低減している。一方、離間距離Lが100mmを超えると、副ノズル部からの副気体噴流によるめっき掻き取り力の向上効果が低下し、めっき付着量が基準めっき付着量に近づく。また、特に離間距離Lが50mm以下であれば、副ノズル部からの副気体噴流によるめっき掻き取り力の向上効果がより適切に得られている。
図8は、図2に示す形式のガスワイピングノズル(離間距離L=20mm、主ノズル部を構成する第1ノズル壁体の先端の厚さt=1mm)を用い、主ノズル部1からの主気体噴流と副ノズル部2a,2bからの副気体噴流との合流部pにおける副気体噴流の流速とめっき付着量及びノズル詰まり頻度との関係を示したものである。また、図9は図8の一部(離間距離Lの小さい領域)を拡大して示したものである。なお、図8および図9に示す基準めっき付着量とは副ノズル部からの気体噴射がなく、主ノズル部からの気体噴射だけでガスワイピングした場合のめっき付着量のことである。図8および図9によれば、合流部pにおける副ノズル部からの副気体噴流の流速が10m/s以上となるとめっき付着量が効果的に低減化し、20m/s以上において特に効果的に低減している。
図10は、図2に示す形式のガスワイピングノズル(離間距離L=20mm)であって、主ノズル部1の気体噴射口4を形成する第1ノズル壁体3a,3bの先端の厚さtが異なるものを用い、この厚さtとめっき付着量及びノズル詰まり頻度との関係を示したものである。この試験では、主ノズル部1の主気体噴流との合流部pにおける副気体噴流の流速は20m/sとした。
図10によれば、第1ノズル壁体3a,3b先端の厚さtが2mm以下であれば、副ノズル部からの副気体噴流によるめっき掻き取り力の向上効果が得られ、また、ノズル詰まりも抑えられている。特に、厚さtが1mm以下においてめっき掻き取り力の向上効果が高い。
本発明で使用するガスワイピングノズルの一実施形態を示す縦断面図 本発明で使用するガスワイピングノズルの他の実施形態を示す縦断面図 図1のガスワイピングノズルのノズル先端部の部分拡大図 主ノズル部の上側および下側に副ノズルを備えた参考例のガスワイピングノズルを示す縦断面図 従来の単一ノズル形式のガスワイピングノズルと図4に示すガスワイピングノズルの衝突圧力分布曲線を比較して示したグラフ 図4に示す形式のガスワイピングノズルと、離間距離Lが異なる図2に示す形式のガスワイピングノズルを用いた製造試験において、離間距離Lとめっき付着量およびノズル詰まり発生頻度との関係を示したグラフ 図6の一部(離間距離Lの小さい領域)を拡大して示したグラフ 図2に示す形式のガスワイピングノズルを用いた製造試験において、主気体噴流との合流部pにおける副気体噴流の流速とめっき付着量およびノズル詰まり発生頻度との関係を示したグラフ 図8の一部(離間距離Lの小さい領域)を拡大して示したグラフ 図2に示す形式のガスワイピングノズルを用いた製造試験において、主ノズル部の気体噴射口を形成する第1ノズル壁体先端の厚さtとめっき付着量およびノズル詰まり発生頻度との関係を示したグラフ
符号の説明
1 主ノズル部
2,2a,2b 副ノズル部
3a,3b 第1ノズル壁体
4,6 気体噴射口
5,5a,5b 第2ノズル壁体
10 主ノズル部
20a,20b 副ノズル部
p 合流部

Claims (4)

  1. 溶融金属めっき浴から連続的に引き上げられる鋼帯の表面に、主ノズル部の上側および/または下側に副ノズル部を備え、主ノズル部の気体噴射方向に対して副ノズル部の気体噴射方向が傾斜し、主ノズル部から噴射された気体噴流に副ノズル部から噴射された気体噴流が合流するように構成されたガスワイピングノズルから気体を吹き付け、鋼帯表面のめっき付着量の制御を行う溶融金属めっき鋼帯の製造方法において、
    副ノズル部の気体噴射口を主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に5mm以上離間させるとともに、該副ノズル部から噴射される気体噴流が主ノズル部から噴射される気体噴流との合流部で10m/s以上の流速となるよう、副ノズル部から気体を噴射することを特徴とする溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
  2. 副ノズル部が、主ノズル部を構成する第1ノズル壁体とその外側に配される第2ノズル壁体との間で形成され、該副ノズル部の気体噴射口から第1ノズル壁体の外面に沿って気体を噴射することを特徴とする請求項1に記載の溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
  3. 副ノズル部の気体噴射口が、主ノズル部の気体噴射口に対して反鋼帯方向に離間する距離が100mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
  4. 主ノズル部の気体噴射口を形成する第1ノズル壁体先端の厚みが2mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
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