JP2007302379A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明においては上述の事情に鑑み、装置本体の外観デザインを損なうことなく、回転体を容易に組み付けることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 側板17には、軸受23の鍔部23bよりも大径となるように形成された挿通孔26aと、軸受23の円筒部23aよりも若干大径、且つ、軸受23の鍔部23bよりも小径となるように形成された軸支孔26bとが連通された組付孔26が設けられており、この連通部分の幅は、挿通孔26aに挿通されている円筒部23aが、連通部分28を通して軸支孔26bへと軽圧入できる程度の幅に形成されている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、プリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置に関するものであり、特に、本体フレームの側板間に回転自在に軸支される搬送ローラや排出ローラ等の回転体を有する画像形成装置に関するものである。
一般的に、プリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置に備えられる搬送ローラや排出ローラ等の回転体は、対向する一対の側板間に回転自在に軸支されている。従来、このような回転体を側板へと組み付ける際には、回転体の回転軸を両側板に設けられた貫通円孔に内面側から通し、側板の外面側から鍔が一体形成された軸受を回転軸の両端に外嵌させ、この軸受を側板の貫通円孔へと挿入することにより、軸受を介して回転軸を側板へと回転自在に軸支し、更に、軸受を貫通した回転軸の軸受直近に凹溝を設け、この凹溝にEリングを装着し軸受が回転軸から脱落することを防止することにより、軸受に形成された鍔によって回転軸のスラスト方向の動作を制限している(例えば、特許文献1)。
しかし、上述したような組付方法では、回転軸を側板に通した後に軸受を外嵌し、Eリングを装着しているが、このような軸受の取り付け及びEリングの装着作業は煩雑であるため回転体の組付性が悪いため、作業時間が長くなり一台あたりの製造コストが高くなっていた。また、側板に外装カバーを取り付けてからでは、軸受及びEリングを取り付けるための作業スペースが少なく作業性が低下するため、画像形成装置を組み立てる際には、側板に回転体を組み付けた後、外装カバーを取り付けるという組立手順を余儀なくされていた。
そこで、近年では、回転体の組付性を向上させ作業時間を短縮する方法として、回転体の回転軸に予め軸受を固着しておき、この状態で側板へと組み付ける方法が用いられている。このような回転体の組付方法について、図11〜図13を参照して説明する。図11は側板に形成された貫通孔を示す正面図、図12及び図13は回転軸の組み付け途中を示す斜視図である。
回転体100に外嵌された軸受110が軸支される側板120には、図11に示すような貫通孔130が設けられている。この貫通孔130は、円形状の第1孔部131と第2孔部132とから構成されており、これら第1孔部131と第2孔部132とが、矩形状の連通部133によって連通されている。回転体100は、図12及び図13に示すように、回転軸101と中心を回転軸101が貫通するローラ体102とが一体形成されて成る。軸受110は円筒部111の一端に鍔部112が一体形成されて成り、円筒部111に設けられた軸孔に回転軸101を圧入することによって、回転軸101に固着されている。
ここで、貫通孔130を構成する第1孔部131は、回転軸101に固着された軸受110が挿通される孔であり、円筒部111及び鍔部112が挿通できるよう鍔部112より大径となるように形成されている。第2孔部132は、軸受110の円筒部111が軸支される孔であり、円筒部111よりも若干大径となるように形成され、また、軸受110が側板120の内面側へと挿通しないよう、鍔部112よりは小径となるように形成されている。
連通部133は、第1孔部131に挿入された回転軸101を、連通部133を通して第2孔部132へと移動させることができるよう、回転軸101の外径幅よりも幅広となるように形成されている。また、第2孔部132に軸受110が軸支されたとき、軸受110が連通部133を通り抜け第1孔部131へと移動することのないよう、軸受110の円筒部111の外径幅よりは幅狭に形成されている。
そして、回転体100を側板120へと組み付ける際には、先ず、図12に示すように、側板120の内面側から回転軸101を第1孔部131へ通して、回転軸101の端部に固着されている軸受110全体が、側板120の外面側に位置するようになるまで回転軸を挿入させる。次いで、図13に示すように、回転軸101が第2孔部132に位置するよう、回転軸101を押し下げ連通部133を通して、第1孔部131から第2孔部132へと移動させる。
最後に、回転体100を図13に示す矢印X方向に摺動させて、側板120の外面側から軸受110を第2孔部132へと挿入することによって、回転軸101は軸受110の円筒部111を介して側板120に回転自在に支持され、軸受110の鍔部112によってスラスト方向の動作が制限されることとなる。以上のような組付方法を用いることによって、回転軸を側板に通した後に軸受の取り付けやEリングの装着を行う必要がないため、回転体の組付作業を簡略化することができ、作業時間を短縮することができる。
特開平2004−205964号公報
しかしながら、上述した組付け方法では回転軸101を組み付ける際に、軸受110が側板120の内面側から第1孔部131を挿通させた後、側板120の外面側から軸受110を第2孔部132へと挿入することとなるが、軸受110を第2孔部132に挿入する際、円筒部111の端面が側板120に当接し軸受110が回転軸101から脱落してしまうことがあり、かかる場合、組付作業がやり直しとなるため作業時間が無駄となってしまう。
また、回転体100が用紙を搬送する搬送ローラや排出ローラである場合には、図12及び図13に示すように、用紙の搬送をガイドするガイド板140に切欠き部141を設け、この位置に回転体100のローラ体102が配置されるよう構成されているが、このようなガイド板140が側板120に一体形成されている場合には、回転体100の組付作業時に回転体100を軸方向に摺動させるため、ガイド板140に設けられる切欠き部141は、ローラ体102の幅よりも回転体100の摺動量だけ余分に切り欠いておくことが必要となる。
従って、回転体100が側板120へと組み付けられたときには、ガイド板140の切欠き部141と回転体100のローラ体102との間には余分な隙間が生じることとなる。ここで、回転体100が搬送ローラのように装置本体内部に配置されるものである場合には、ガイド板140も本体内部に配置されるため、切欠き部141とローラ体102とに隙間があっても特に問題を生じることはない。
しかし、回転体100が排出ローラのように装置本体の外観に現れるものであり、ガイド板140が装置本体の外装カバーを兼ねるような場合には、上記のような余分な隙間があると、ここから塵埃が装置内部へと侵入してしまうこととなり好ましくなく、また、上記のような無駄な隙間を有するガイド板140が、装置本体の外装カバーとして外観に現れることは、デザイン的に好ましいものではなかった。
本発明においては上述の事情に鑑み、装置本体の外観デザインを損なうことなく、回転体を容易に組み付けることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ローラ体と、該ローラ体を貫通するように固着されて前記ローラ体に駆動を伝達する回転軸とから成る駆動ローラと、前記回転軸と略同径の軸孔が設けられた円筒部と、該円筒部の外周面に一体形成された半径方向外方へと延びる鍔部とから成り、前記回転軸の一端に固着される軸受と、前記回転軸が前記軸受を介して回転自在に軸支される側板と、を備えた画像形成装置において、前記側板には、前記鍔部よりも大径に形成された挿通孔と、前記円筒部よりも大径に、且つ、前記鍔部よりも小径に形成された軸支孔とが連通するように形成された組付孔が設けられており、該組付孔の連通部分は、前記円筒部が前記挿通孔から前記軸支孔へと圧入可能に構成されていることを特徴としている。
また本発明は、前記駆動ローラ及び該駆動ローラに圧接されて従動回転する従動ローラにより搬送ローラ対が構成されており、該従動ローラが、前記軸受の前記軸支孔側から前記挿通孔側への移動を規制する方向に圧接されていることを特徴としている。
また本発明は、前記軸受の外周面には、二つの前記鍔部が前記側板を挟んで対向するように一体形成されていることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、組付孔の挿通孔に挿入した軸受の円筒部を、連通部分を通して軸支孔へと軽圧入することができるため、駆動ローラの組み付け作業が容易に行うことができる。また、軸受全体を側板の外面側へと挿通させなくてもよく、駆動ローラの組み付け時にスラスト方向に摺動させる必要がないため、搬送ローラが排出ローラである場合に排出トレイの後壁に形成される切欠き部に無駄な隙間が生じることがなく、装置本体の外観デザインを損なうことがない。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、駆動ローラに圧接された従動ローラによって、軸支孔に軸支されている軸受の円筒部が連通部分を通って挿通孔へと移動することが防止されるため、別途軸受の抜け止めを設置しなくてもよいため、部品点数の削減を図ることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、駆動ローラの回転軸は、一端に嵌着された軸受を一方の鍔部が側板の外面側に、他方の鍔部が側板の内面側に位置するように、側板の軸支孔に軸支するだけでスラスト軸方向右側及び左側の動作を制限することができるため、回転軸の他端はスラスト軸方向の動作を制限するように構成しなくてもよい。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図であり、右側を画像形成装置の前方側として図示している。ここで、本実施形態においては画像形成装置の一例としてプリンタを例示しているが、画像形成装置としてプリンタ以外の、例えば複写機やファクシミリ等であっても適用できることはいうまでもない。
図2は排出口に設けられた排出ローラ対を画像形成装置の前方側から見た斜視図、図3は図1に1点鎖線Aで示す位置で切断した断面図(矢視A−A線断面図)、図4は図3に示す駆動ローラの回転軸端部を示す拡大断面図であり、(a)は左端部、(b)は右端部を図示している。なお、説明の便宜上、図2〜図4においては画像形成装置の側面に取り付けられる外装カバーは除外して図示しており、また、図3及び図4においては、従動ローラが軸支されている上ガイド板を除外して図示している。
画像形成装置1では、画像形成動作を行う場合、図中時計回りに回転する感光体ドラム2が帯電ユニット3により一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)4からのレーザビームにより感光体ドラム2上に静電潜像が形成され、現像ユニット5により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット5へのトナーの供給はトナーコンテナ6から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム2の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置7の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム2に向けて、用紙が給紙カセット8から用紙供給路9及びレジストローラ対10を経由して搬送され、転写ローラ11(画像転写部)により感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム2から分離され、定着ローラ対12aを有する定着部12に搬送されてトナー像が定着される。定着部12を通過した用紙は、用紙搬送路13により装置上部に搬送され、排出ローラ対20よって排出口14より排出トレイ15に排出されることとなる。
排出ローラ対20は装置本体内に設けられた駆動手段(図示しない)より駆動を伝達されて回転駆動する駆動ローラ21と、駆動ローラ21に圧接され従動回転する従動ローラ22とから構成されている。駆動ローラ21は、回転軸21aと中心を回転軸21aが貫通するローラ体21bとが一体形成されており、回転軸21aが軸受23,24を介して本体フレームの側板17,18に対して回転自在に軸支されており、また、後述するように、軸受23,24及びギア25によってスラスト方向の動作が制限されている。
従動ローラ22は、回転軸22aと中心を回転軸22aが貫通するローラ体22bとが一体形成されて成り、画像形成装置1本体に対して着脱可能に構成された上ガイド板19に回転自在に軸支されている。また、従動ローラ22はローラ体22bが駆動ローラ21のローラ体21bと対向するように配設されており、回転軸22aは図示しない付勢手段によって駆動ローラ21側へと付勢されており、これによりローラ体22bがローラ体21bへと圧接されている。
また、図1に示すように、排出トレイ15は排出口14の直下が最も低く、そこから排紙方向に向かって上方に傾斜しており、排出された用紙が自重によって傾斜を滑り落ち、排出トレイ15の後壁16に当接して用紙の後端が揃った状態で排出トレイ15上に積重されるよう構成されているが、この後壁16は外装カバーとしての役割も兼ねており、画像形成装置1内への塵埃の侵入を防止するため、後壁16に駆動ローラ21のローラ体21bと対向する位置に切欠き部16aを設け、駆動ローラ21のローラ体21bと後壁16とに無駄な隙間が生じることがないように設計されている。
ここで、図5及び図6を参照して、排出ローラ対20を構成する駆動ローラ21の左端に外嵌された軸受23と、この軸受23が軸支される左側の側板17に設けられた組付孔26について更に説明する。図5は駆動ローラの回転軸左端に外嵌される軸受を示す斜視図、図6は本体フレームの左側板に設けられた組付孔を示す斜視図である。
図5に示すように、回転軸21aの左端に外嵌されている軸受23は、樹脂等の弾性を有する材料から形成されており、回転軸21aと略同径を有する軸孔が設けられた円筒部23aの一端の外周面には、半径方向外方へと延びる鍔部23bが一体形成されている。また、円筒部23aの他端の内周面には半径方向内方へと突出する係合爪23cが設けられている。なお、係合爪23cの外面側は、回転軸21aの挿入を促すためにテーパ状に形成されており、円筒部23aには係合爪23cが半径方向外方へと広げられるよう、係合爪23cが形成された側から内側へ延びる切込み23dが設けられている。
側板17に設けられた組付孔26は、図6に示すように、上方に位置する挿通孔26aと下方に位置する軸支孔26bとが連通されただるま状を有している。そして、挿通孔26aは軸受23の鍔部23bを挿通することができるよう、軸受23の鍔部23bよりも大径となるように形成されている。軸支孔26bは軸受23の円筒部23aが軸支される孔であり、軸受23の円筒部23aよりも若干大径に形成されている。また、軸支孔26bは軸受23の鍔部23bが挿通できないよう、鍔部23bよりも小径となるように形成されている。
そして、挿通孔26aと軸支孔26bとの連通部分28の幅Wは、軸受23の鍔部23bを挿通孔26aに挿通させ、円筒部23aが挿通孔26aに挿通されている状態で、軸受23を下方へと押圧することにより、円筒部23aを連通部分を通して軸支孔26bへと軽圧入することができる程度に、円筒部23aの外径幅よりも若干幅狭に形成されている。
以上のように構成された排出ローラ対20の組み付け工程について、図2〜図8を参照して説明する。図7は駆動ローラの組み付け途中を示す斜視図であり、駆動ローラの左端に外嵌された軸受が挿通孔に挿入された状態を図示している。図8は側板に駆動ローラが組み付けられた状態を示す斜視図である。
先ず、前述した軸受23の円筒部23aに設けられた軸孔に、係合爪23cが形成されている側から駆動ローラ21の回転軸21aを挿入する。ここで、回転軸21aの左端近傍には外周面に溝部21cが形成されており、係合爪23cは回転軸21aによって一時的に半径方向外方へと広げられることとなるが、図4(a)に示すように、係合爪23cが溝部21cと対向するようになるまで回転軸21aが挿入されると、係合爪23cは自己の弾性によって溝部21cに係合するようになり、これによって軸受23が回転軸21aから脱落することが防止される。
回転軸21aの左端に軸受23を取り付けた後、回転軸21aの右端部を側板18に設けられた貫通円孔27へと挿通し、側板18の外面側から回転軸21aに軸受24を外嵌する。この軸受24は、回転軸21aと略同径の軸孔が設けられた円筒部24aの一端に、半径方向外方へと延びる鍔部24bが一体形成されて成り、円筒部24aに設けられた軸孔へ鍔部24bが形成されていない側から回転軸21aを挿入することにより、回転軸21aに外嵌する。
そして、軸受24を回転軸21aに外嵌した後、軸受24の円筒部24aを側板18の外面側から貫通円孔27へと挿入することによって、回転軸21aの右端が軸受24を介して側板18に回転自在に軸支される。ここで、貫通円孔27は軸受24の円筒部24aよりも大径、且つ、鍔部24bよりも小径となるように形成されており、鍔部24bが側板18と当接することによって、軸受24が側板18の内面側へと通り抜けることが防止されている。
更に、軸受24を貫通した回転軸21aの端部に、画像形成装置1本体から駆動が伝達されるギア25を嵌着する。ここで、軸受24を貫通した回転軸21aの端部はDカット加工が施されており、ギア25に設けられた軸孔は、Dカット加工が施された回転軸21aの端部と略同一のD形状に形成されており、回転軸21aのDカット部にギア25を嵌合することによって、ギア25は回転軸21aに対して回転方向に固定されている。
また、図4(b)に示すように、回転軸21aの右端近傍には外周面に溝部21dが形成されており、ギア25に設けられた軸孔の内周面には半径方向内方へと突出する係合爪25aが形成されている。そして、この係合爪25aを回転軸21aに形成された溝部21dに係合させることによって、回転軸21aがギア25から抜脱することが防止される。これにより、軸受24及びギア25によって、回転軸21aのスラスト方向左側への動作が、ギア25が側板18に挿入されている軸受24に当接する位置までに制限されることとなる。
回転軸21aの右端に軸受24及びギア25を取り付けた後、図7に示すように、回転軸21aの左端に外嵌された軸受23を、側板17に設けられた組付孔26の挿通孔26aへと挿通する。ここで、前述したように、組付孔26の連通部分は軸受23の円筒部23aを軸支孔26bへと軽圧入することができるように形成されているため、挿通孔26aを挿通させるのは鍔部23bのみでよく、回転軸21aは後壁16に設けられた切欠き部16aの上方に、ローラ体21bが位置するように調整すればよい。
回転軸21aの軸方向の位置を調整した後、図8に示すように、軸受23を下方へと押し下げ円筒部23aを軸支孔26bへと圧入することによって、回転軸21aの左端が軸受23を介して側板17に回転自在に軸支される。更に、軸支孔26bは軸受23の鍔部23bよりも小径となるように形成されているため、軸受23が側板17の内側へと通り抜けることはなく、また、係合爪23cによって回転軸21aの脱抜が防止されているため、回転軸21aのスラスト方向右側への動作は、軸受23の鍔部23bが側板17の外面に当接する位置までに制限されることとなる。
そして、駆動ローラ21を側板17,18へと組み付けた後、従動ローラ22が軸支されている上ガイド板19を取り付けることによって、駆動ローラ21のローラ体21bに従動ローラ22のローラ体22bが圧接され、排出ローラ対20が構成されることとなる。また、図2に示すように、駆動ローラ21の上方から従動ローラ22が圧接されているため、軸支孔26bに軸支されている軸受23が連通部分を通って挿通孔26aへと移動することが防止されている。
以上のように、組付孔26の挿通孔26aと軸支孔26bとの連通部分を、軸受23の円筒部23aが軽圧入できるような幅に形成することによって、軸受23全体を側板17の外面側へと挿通させなくてもよく、駆動ローラ21の組み付け時に軸方向に摺動させる必要がないため、排出トレイ15の後壁16に形成される切欠き部16aを、ローラ体21bの幅と略同一の幅に形成することができ、駆動ローラ21を組付けた後、ローラ体21bと切欠き部16aとに無駄な隙間が生じることがない。
図9は本発明の第2実施形態に係る画像形成装置において、駆動ローラの回転軸左端に外嵌される軸受を示す斜視図、図10は第2実施形態に係る画像形成装置において、側板へと組み付けられた駆動ローラの左端部を示す拡大斜視図である。なお、図9及び図10において、第1実施形態を示す図1〜図8と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、駆動ローラ21の回転軸21aの左端に外嵌される軸受23には、図9に示すように、円筒部23aの端部に形成された鍔部23bに加えて、端部近傍に鍔部23bから所定の間隔をあけて、半径方向外方へと延びる鍔部23eが形成されている。鍔部23eは鍔部23bと同径となるように形成されており、また、鍔部23bと23eとの間隔が、軸受23が軸支される側板17の厚さと略同一となるように形成されている。
そして、回転軸21aに外嵌された軸受23を側板17に組み付ける際には、図10に示すように、円筒部23aの端部に形成された鍔部23bは側板17の外面側に位置し、鍔部23eは側板17の内面側に位置して、これらの鍔部23bと23eとによって側板17が挟まれるように、軸受23が軸支孔26bに軸支される。そのため、回転軸21aのスラスト方向右側への動作は鍔部23bが側板17の外面に当接する位置までに制限され、スラスト方向左側への動作は鍔部23eが側板17の内面に当接する位置までに制限されている。
これにより、駆動ローラ21の回転軸21aは、左端に外嵌された軸受23を側板17の軸支孔26bに軸支するだけで軸方向の移動が制限されるため、第1実施形態のように、回転軸21aの右端に形成される軸受24及びギア25等によって回転軸21aの軸方向への移動を制限するように構成しなくてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、回転軸21aの右端が軸支される側板18には円形の貫通円孔27を設け、軸受24は側板18の外面側から挿入する構成としたが、これは側板18に軸受24の鍔部24b及びギア25よりも大径に形成された円孔と、軸受24の円筒部24aよりも大径且つ鍔部24bよりも小径に形成された円孔とを連通しただるま状の組付孔を形成し、回転軸21aの右端に軸受24及びギア25を外嵌させた後、側板18に組み付ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、組付孔26は軸受23が挿通される挿通孔26aが上方に、軸受23が軸支される軸支孔26bが下方に位置するように形成し、駆動ローラ21の上方から従動ローラ22を圧接することにより、軸受23の抜けを防止する構成としたが、挿通孔26aと軸支孔26bとの位置関係はこれに限るものではなく、例えば、挿通孔26aを下方に、軸支孔26bを上方に位置するように形成してもよい。ただし、その場合には従動ローラ22を下方から圧接するか、或いは軸受23の抜けを防止する構成を別途設ける必要がある。
本発明は、プリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置に利用することができ、特に、搬送ローラや排出ローラ等の一対の支持フレーム間に回転自在に軸支される回転体を有する画像形成装置に利用することができる。
は、第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置に備えられた排出ローラ対を前方側から見た斜視図である。 は、図1に1点鎖線Aで示す位置で切断した断面図(矢視A−A線断面図)である。 は、図3に示す駆動ローラの回転軸端部を示す拡大断面図であり、(a)は左端部、(b)は右端部を図示している。 は、第1実施形態に係る画像形成装置において、駆動ローラの回転軸左端に外嵌される軸受を示す斜視図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置において、本体フレームの左側板に設けられた組付孔を示す斜視図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置において、駆動ローラの組み付け途中を示す斜視図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置において、側板へと組み付けられた駆動ローラを示す斜視図である。 は、第2実施形態に係る画像形成装置において、駆動ローラの回転軸左端に外嵌される軸受を示す斜視図である。 は、第2実施形態に係る画像形成装置において、側板へと組み付けられた駆動ローラの左端部を示す拡大斜視図である。 は、従来の側板に形成された貫通孔を示す正面図である。 は、従来の回転体の組み付け途中を示す斜視図であり、軸受が第1孔部に挿通されている状態を図示している。 は、従来の回転体の組み付け途中を示す斜視図であり、回転軸が第2孔部へと移動された状態を図示している。
符号の説明
1 画像形成装置
14 排出口
15 排出トレイ
16 後壁
17,18 側板
19 上ガイド板
20 排出ローラ対
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23,24 軸受
25 ギア
26 組付孔
26a 挿通孔
26b 軸支孔
27 貫通円孔
28 連通部分

Claims (3)

  1. ローラ体と、該ローラ体を貫通するように固着されて前記ローラ体に駆動を伝達する回転軸とから成る駆動ローラと、
    前記回転軸と略同径の軸孔が設けられた円筒部と、該円筒部の外周面に一体形成された半径方向外方へと延びる鍔部とから成り、前記回転軸の一端に固着される軸受と、
    前記回転軸が前記軸受を介して回転自在に軸支される側板と、を備えた画像形成装置において、
    前記側板には、前記鍔部よりも大径に形成された挿通孔と、前記円筒部よりも大径に、且つ、前記鍔部よりも小径に形成された軸支孔とが連通するように形成された組付孔が設けられており、該組付孔の連通部分は、前記円筒部が前記挿通孔から前記軸支孔へと圧入可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動ローラ及び該駆動ローラに圧接されて従動回転する従動ローラにより搬送ローラ対が構成されており、該従動ローラが、前記軸受の前記軸支孔側から前記挿通孔側への移動を規制する方向に圧接されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記軸受の外周面には、二つの前記鍔部が前記側板を挟んで対向するように一体形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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