JP2007298555A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 色収差を良好に補正し、全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、像側レンズ群を有し、ズーミングに際して該第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、アッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
0.755<θgF−(−1.665×10−7・νd+5.213×10−5・νd−5.656×10−3・νd)<1.011
なる条件を満足する固体材料で形成される正の屈折力の光学素子を該第1レンズ群が有し、該第1レンズ群の焦点距離をf1、全系の望遠端における焦点距離をftとするとき、
1.6<(ft/f1)<5.6
なる条件を満足すること。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズに関し、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩写真用カメラ等の撮像装置用の撮影レンズに好適なものである。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置に用いられている撮像素子は高画素化が進んでいる。このような撮像装置において像形成を行う撮影レンズには、高ズーム比のズームレンズであることが要望されている。
更に、球面収差やコマ収差等の単色での像性能に関わる収差の補正に加え、白色光源において色にじみ具合や像の解像度を左右する色収差の補正が十分良く行われていることが要望されている。
特に高ズーム比で望遠側の焦点距離が長いズームレンズには、色収差の補正として一次の色消しに加え二次スペクトルの低減が求められている。
このような色収差の発生を低減する方法として、光学材料に異常部分分散材料を用いた光学系(特許文献1,2)が一般的によく知られている。
また、色収差補正のため、高分散で、かつ異常部分分散な光学特性を示す液体材料を用いた光学系が提案されている(特許文献3)。
また、樹脂中にITO微粒子を分散させた光学素子を用いたITO樹脂の分散特性を利用して、望遠側の色収差を改善したズームレンズも提案されている(特許文献4)。
特開平4−163415号公報 特開2002−62478号公報 米国特許4,913,535 特開2005−316047号公報
近年、撮像装置に用いるズームレンズには、所定のズーム比を有し、明るく(Fナンバーが小さい)高性能であることが強く要望されている。
ズームレンズの高性能化を図るには、特に全ズーム範囲にわたり色収差を良好に補正する必要がある。
従来の蛍石等の異常部分分散材料を光路中に配置して色収差の発生を低減する方法においては、この材料より成るレンズを適切な屈折力でかつ適切な位置に配置しないと、広角端と望遠端の一方では色収差を補正できても、他方で大幅に悪化することがある。
又、色消し作用を有する液体材料を用いた光学系では、色収差の補正は容易であるが、液体を封止する構造が必要となり、製造が複雑になる傾向があった。
また、温度変化による屈折率、分散特性などの特性が変化し、耐環境性を良好に維持するのが難しいという課題もある。
本発明は適切なる分散特性の光学素子を光路中の適切なる位置に配置することによって、色収差を良好に補正し、全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、像側レンズ群を有し、ズーミングに際して該第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、アッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
0.755<θgF−(−1.665×10−7・νd+5.213×10−5・νd−5.656×10−3・νd)<1.011
なる条件を満足する固体材料で形成される正の屈折力の光学素子を該第1レンズ群が有し、該第1レンズ群の焦点距離をf1、全系の望遠端における焦点距離をftとするとき、
1.6<(ft/f1)<5.6
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、色収差を良好に補正し、全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた撮像装置が得られる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
図1は実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2、図3、図4はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。
図5は実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6、図7、図8はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図9は実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10、図11、図12はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図13は実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図14、図15、図16はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図17は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等
の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。
レンズ断面図において、左方が被写体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。SPは開口絞りである。Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。FPはフレア絞りである。
IPは像面である。像面IPは、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。銀塩フィルム用カメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、フィルム面に相当する。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群の移動軌跡とフォーカシングの際の移動軌跡を示している。
収差図においてd,gは各々d線及びg線、ΔM,ΔSはメリディオナル像面,サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角、FnoはFナンバーである。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例はいずれも、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、そして像側レンズ群を有するズームレンズである。そしてズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が変化している。
各実施例において、像側レンズ群は、正の屈折力の第3レンズ群L3と、正の屈折力の第4レンズ群L4により構成されている。
但し、本発明において、像側レンズ群を構成するレンズ群の数は任意であり、最低限1つのレンズ群を有していれば良い。
即ち、本発明に係るズームレンズは、3以上のレンズ群を有していれば良い。
第1レンズ群L1は、以下の条件を満足する固体材料(光学系を使用する状態での固体の材料)から形成される少なくとも一つの光学素子GITを有している。すなわち、光学素子GITを形成する固体材料のアッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
0.755<θgF−(−1.665×10−7・νd+5.213×10−5
νd−5.656×10−3・νd)<1.011‥‥‥(1)
なる条件をこの固体材料は満足している。
異常分散性の材料より成る光学素子GITは、第1レンズ群L1中のメニスカス形状の負レンズと正レンズとの間に位置している。
ここで波長435.8nm(g線)、波長486.1nm(F線)、波長587.6nm(d線)、波長656.3nm(C線)のそれぞれに対する材料の屈折率を、それぞれng,nF,nd,nCとするとき、アッベ数νdと部分分散比θgFは次のとおりである。
νd=(nd−1)/(nF−nC)
θgF=(ng−nF)/(nF−nC)
条件式(1)は、光学素子GITとして使用する固体材料の屈折率に関する波長依存性を示したものである。
条件式(1)を満たす正の屈折力を有する光学素子GITを第1レンズ群L1に設けることで、望遠側で発生する軸上色収差や倍率色収差をバランス良く補正している。
条件式(1)の下限を超えると、異常分散による収差補正の効果が不十分になり、望遠端における軸上色収差や倍率色収差の補正が困難になるので良くない。逆に上限を超えると広角端における倍率色収差の補正が困難になってしまう。
ここで条件式(1)を満足する固体材料の具体例としては、樹脂が挙げられる。様々な樹脂の中でも特にUV硬化樹脂(nd=1.635,νd=22.7,θgF=0.69)やN−ポリビニルカルバゾール(nd=1.696,νd=17.7,θgF=0.69)がある。
また、一般の硝材とは異なる特性を持つ固体材料として、下記の無機酸化物微粒子を合成樹脂中に分散させた混合体がある。すなわち、TiO(nd=2.304,νd=13.8),Nb(nd=2.367,νd=14.0),ITO(nd=1.8581,νd=5.53),Cr(nd=2.2178,νd=13.4),BTiO(nd=2.4362,νd=11.3)等がある。
この中では、TiO(nd=2.304,νd=13.8,θgF=0.87)微粒子を合成樹脂中に分散させた場合、上記条件式(1)を満足する光学材料となる。
TiOは様々な用途で使われる材料であり、光学関連では反射防止膜などの光学薄膜を構成する蒸着用材料として用いられている。他にも光触媒、白色顔料などとして、またTiO微粒子は化粧品材料として用いられている。しかし従来知られたTiOの用途では、微粒子の混合体として光学系の色収差補正に用いた例は存在しない。
TiO微粒子の平均径は、散乱などの影響を考えると2nm〜50nm程度がよく、凝集を抑えるために分散剤などを添加しても良い。
TiOを分散させる媒体材料としては、ポリマーが良く、成形型等を用いて光重合成形または熱重合成形することにより高い量産性を得ることができる。
また、ポリマーの光学定数の特性としても、部分分散比が比較的大きいポリマー、あるいはアッベ数が比較的小さいポリマーか、両者を満たすポリマーが良く、N−ポリビニルカルバゾール、スチレン、ポリメタクリル酸メチル(アクリル)、などが挙げられる。後述する実施例ではTiO微粒子を分散させるホストポリマーとしてUV硬化樹脂、N−ポリビニルカルバゾールを用いるが、これに限定するものではない。
各実施例によれば以上のようにズームレンズを構成する第1レンズ群L1に異常分散性を持つ光学素子GITを導入することにより、ズーム全般に渡って色収差が良好に補正された光学性能を得ている。
各実施例では、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、全系の望遠端における焦点距離をft、とするとき、
1.6<(ft/f1)<5.6・・・(2)
なる条件を満足している。
条件式(2)は、レンズ全系の小型化を図りつつ、望遠端において色収差と、像面湾曲等の他の諸収差を良好に補正するためのものである。
条件式(2)の下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が長くなると、すなわち屈折力が小さくなると収差補正に関して有利になる。しかしながらレンズ全長が長くなり、又前玉径が増大してくるので良くない。
逆に上限を超えて第1レンズ群L1の屈折力が強くなると、レンズ全長の小型化には有利となる。
しかしながら望遠端において、軸上色収差の補正が困難となり、又ペッツヴァール和が正の方向に大きくなりすぎて像面湾曲の補正が困難になってくる。
各実施例で用いている光学素子GITは、2つの屈折面がともに空気に接するときの焦点距離をfGIT、fwとするとき、
5<fGIT/f1<80・・・(3)
なる条件を満足している。
条件式(3)の下限を超えると広角端における倍率色収差の補正が困難になる。また光学素子GITの厚みを増す必要が出来て、光学素子GITを樹脂層で成型しようとすると成型が困難となる。
条件式(3)の上限を超えると、光学素子GITの屈折力が小さくなりすぎて望遠端において、色収差の補正が不十分になってくる。
第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、像側が凹面でメニスカス形状の負レンズ、前述した特性を有する光学素子、物体側が凸面の正レンズを有している。
これによって色収差の補正を効果的に行いつつ、第1レンズ群L1で発生する諸収差、特に望遠端における球面収差や広角端における歪曲収差を良好に補正している。
またこの様な構成を取ることにより光学素子GITをレプリカ層で成型した際、ガラス材より成るレンズで挟まれることになるので、耐環境性という面でも有利になる。
光学素子GITの物体側と像側の面の曲率半径を各々Ra、Rbとするとき
−30<(Ra+Rb)/(Ra−Rb)<−4・・・(4)
なる条件を満足している。
これによって、第1レンズ群L1で発生する諸収差を良好に補正している。
条件式(4)の下限を超えると望遠端において球面収差が正の方向に大きくなり、逆に上限を超えると球面収差が負の方向に大きくなってしまう。
尚、球面収差や像面湾曲を補正するためには、第1レンズ群L1の正レンズの像側に少なくとも1枚の物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズを設けるのが良い。
尚、各実施例において、更に好ましくは、条件式(1)〜(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.765<θgF−(−1.665×10−7・νd+5.213×10−5
νd−5.656×10−3・νd)<0.900・・・(1a)
1.8<(ft/f1)<5.2・・・・・(2a)
13<fGIT/f1<50・・・・・(3a)
−20<(Ra+Rb)/(Ra−Rb)<−6・・・・・(4a)
図1の実施例1では広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第1レンズ群L1は物体側へ、第2レンズ群L2は像側へ移動している。
又、第3レンズ群L3は、物体側に凸状の軌跡で移動している。そして第4レンズ群L4は物体側に凸状の軌跡で移動して変倍に伴う像面変動を補正している。
又、開口絞りSPは像側へ移動している。
第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。
望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には矢印4cに示すように第4レンズ群を前方に繰り出すことによって行っている。第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。軽量な第4レンズ群L4をフォーカスの為に移動することで迅速なフォーカスを容易にしている。
又、このように第4レンズ群L4を物体側へ凸状の軌跡とすることで、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間の空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
ズーミングに際し、広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1が物体側に位置し、第2レンズ群L2が像面側に位置し、第3レンズ群L3が物体側に位置する様に移動している。これによりレンズ全長を小型に維持しつつ、大きなズーム比が得られるようにしている。
特に第3レンズ群L3を物体側に凸状の軌跡を有する様に移動させることで中間のズーム位置での周辺光線を確保するために前玉径が増大するのを防止し、前玉径の小型化を図っている。
以下、各レンズ群のレンズ構成は、物体側から像側の順とする。
第1レンズ群L1は、1枚の負レンズ、前述した光学素子GIT、そして2枚の正レンズを有している。
これにより望遠側での色収差の補正を効果的に行っている。
第2レンズ群L2は、像面側の面が凹でメニスカス形状の負レンズ、負レンズ、正レンズを有している。
これによりズーミング時の諸収差の変動を低減している。
第3レンズ群L3は、正レンズ、物体側の面が凸面でメニスカス形状の負レンズと正レンズを有している。
第4レンズ群L4は、正レンズと負レンズの接合レンズより成っている。
図5の実施例2では、広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は像側へ移動して変倍を行っている。そして変倍に伴う像面変動を第4レンズ群L4が物体側に凸状の軌跡の一部を有しつつ移動して補正している。
なお、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3はズーミング及びフォーカスのためには不動である。
また実施例2では、実施例1と同様に、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。
実施例2では開口絞りSPを第3レンズ群L3の群内に配置することで第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を短縮して、レンズ全長の小型化を図っている。
実施例2では、第1〜第4レンズ群L1〜L4のレンズ構成は、実施例1と同じである。
図9の実施例3は、図5の実施例2とズームタイプが全く同じである。
図9の実施例3では、第3レンズ群L3は負の屈折力の第3Aレンズ群L3Aと防振のため(画像の変位を調整するため)に光軸と垂直方向の成分を持つように移動する正の屈折力の第3Bレンズ群L3Bを有している。なお、防振のための移動としては光軸上のある点を回転中心とした揺動(回転移動)でも良い。光軸と垂直方向の成分を持つように防振用の第3Bレンズ群L3Bを移動させれば、像の面内での移動が可能となる。
又、実施例3では、第3レンズ群L3を負の屈折力の3Aレンズ群L3Aと正の屈折力の第3Bレンズ群L3Bで構成して、長いバックフォーカスを得ている。これにより3Pプリズム(色分解プリズム)等の光路分割手段を設けて3CCD撮影カメラに対応できるようにしている。
第3Aレンズ群L3Aは、負レンズと正レンズとの接合レンズより構成している。
第3BレンズL3Bは正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズを接合した1組の接合レンズと1つの正レンズより構成している。これにより、ぶれ補正のための防振レンズ群の構成を最小限として防振レンズ群の小型化及び軽量化を図っている。
高画質が要求される3CCD撮影カメラでは、色収差に対する要求も多い。実施例3では第1レンズ群L1を負レンズ、光学素子GIT、正レンズ、そして2つのメニスカス形状の正レンズより構成している。これにより望遠側における色収差を良好に補正しつつ、更に望遠側における軸外の短波長の色フレアを良好に補正している。
又、第2レンズ群L2を負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズより構成している。これにより第2レンズ群の対称性を高め、主点の色補正を改善することで、ズーミング時の倍率色収差の低減を図っている。
第4レンズ群L4は、正レンズ、負レンズと正レンズの接合レンズを有している。これによりフォーカシングの際の収差変動を少なくしている。
図13の実施例4では、広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングに際して、第2レンズ群L2は像側へ移動して変倍を行っている。そして変倍に伴う像面変動を第4レンズ群L4が物体側に凸状の軌跡の一部を有しつつ移動して補正している。
なお、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3はズーミング及びフォーカスのためには不動である。
また実施例4では、実施例1と同様に、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。
実施例4では開口絞りSPを第3レンズ群L3の群内に配置することで第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を短縮して、レンズ全長の小型化を図っている。
実施例4では、第1〜第4レンズ群L1〜L4のレンズ構成は、実施例1と同じである。
以下、実施例1〜4に対応する数値実施例1〜4の具体的な数値データを示す。各数値実施例において、iは物体側から数えた面の番号を示す。Riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径である。Diは第i面と第(i+1)面との間の軸上間隔である。Ni,νiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角である。
各実施例で使用した光学素子GITの材料の部分分散比θgFも示す。
尚、ALは非球面であることを示す。
また、非球面形状は、Xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、B,C,D,E、A´、B´、C´を各次数の非球面係数とするとき、
で表す。
なお、各非球面係数における「E±XX」は「×10±XX」を意味している。
各実施例の最も像側の平面(曲率半径∞の面)は、光学ブロックGを構成する面である。
又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を(表1)に示す。
次に各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図17を用いて説明する。
図17において、20はカメラ本体である。21は実施例1〜4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例1のズームレンズの広角端の収差図 実施例1のズームレンズの中間のズーム位置の収差図 実施例1のズームレンズの望遠端の収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例2のズームレンズの広角端の収差図 実施例2のズームレンズの中間のズーム位置の収差図 実施例2のズームレンズの望遠端の収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例3のズームレンズの広角端の収差図 実施例3のズームレンズの中間のズーム位置の収差図 実施例3のズームレンズの望遠端の収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例4のズームレンズの広角端の収差図 実施例4のズームレンズの中間のズーム位置の収差図 実施例4のズームレンズの望遠端の収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
SP 開口絞り
IP 像面
G CCDのフォースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック
d d線
g g線
ΔM メリディオナル像面
ΔS サジタル像面

Claims (7)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、像側レンズ群を有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、アッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
    0.755<θgF−(−1.665×10−7・νd+5.213×10−5・νd−5.656×10−3・νd)<1.011
    なる条件を満足する固体材料で形成される正の屈折力の光学素子を該第1レンズ群が有し、該第1レンズ群の焦点距離をf1、全系の望遠端における焦点距離をftとするとき、
    1.6<(ft/f1)<5.6
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記光学素子は、2つの屈折面がともに空気に接するときの焦点距離をfGITとするとき、
    5<fGIT/f1<80
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. 前記像側レンズ群は、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群で構成されることを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、像側が凹面でメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面の正レンズを有し、前記光学素子は、該負レンズと該正レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3のズームレンズ。
  5. 前記光学素子の物体側と像側の面の曲率半径を各々、Ra、Rbとするとき、
    −30<(Ra+Rb)/(Ra−Rb)<−4
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項のズームレンズ。
  6. 光電変換素子上に像を形成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する光電変換素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
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