JP2007283359A - 曲げ加工用マンドレル及びそれを用いた曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工用マンドレル及びそれを用いた曲げ加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な量の潤滑油をパイプ内に供給できる曲げ加工用マンドレルを得る。
【解決手段】潤滑油が供給される供給流路70に接続された吐出口56をパイプ3内に開口形成すると共に、吐出口56の近傍の供給流路70に遮断弁72を介装し、遮断弁72は供給流路70から吐出口56への潤滑油の流れを遮断する閉弁方向に弁体60を付勢する付勢部材58を備えた。また、曲げ加工用マンドレル40は、長尺状のロッド部材42と、ロット部材42の先端に取り付けられたプラグ44とを備える。プラグ44に遮断弁72を設け、また、遮断弁72は、弁体60が球状で、プラグ44に設けられた収納孔50内に弁体60を移動可能に収納すると共に、プラグ44に螺入された弁座部材62に形成したテーパ状の弁座64に向かって付勢部材58により弁体60を付勢した。
【選択図】図3

Description

本発明は、曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所に挿入してパイプの変形を防止する曲げ加工用マンドレル及びそれを用いた曲げ加工装置に関する。
従来より、曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所に曲げ加工用マンドレル挿入して、パイプの変形を防止するようにしている。その際、特許文献1にあるように、マンドレルに潤滑油を吐出するノズルを形成して、ポンプとノズルとを潤滑油の供給流路により接続する。そして、ポンプを駆動してマンドレルとパイプ内周との間に潤滑油を供給して、曲げ加工時の疵の発生や振動の発生を抑制するようにしている。
特開平7−39942号公報
しかしながら、こうした従来のものでは、多くの場合、長尺状のパイプ内に曲げ加工用マンドレルを挿入して、ポンプとノズルとを接続している供給流路を介して、曲げ加工用マンドレル先端側のノズルから潤滑油を吐出する。このため、供給流路が長く、供給流路中にある潤滑油量が多くなり、ポンプの駆動を停止して、潤滑油の供給を停止しても、供給流路中に残っている潤滑油がノズルから流出してしまう。
よって、パイプ内に多量の潤滑油が流出してしまい、無駄に潤滑油を消費すると共に、パイプ内が潤滑油で汚染されるので、曲げ加工後にパイプ内を清掃しなければならないという問題があった。また、パイプ内から流出した潤滑油が曲げ加工装置を汚染するので、曲げ加工装置をも清掃しなければならなくなるという問題もあった。
本発明の課題は、適切な量の潤滑油をパイプ内に供給できる曲げ加工用マンドレル及びそれを用いた曲げ加工装置を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所に挿入して前記パイプの変形を防止する曲げ加工用マンドレルにおいて、
潤滑油が供給される供給流路に接続された吐出口を前記パイプ内に開口形成すると共に、前記吐出口の近傍の前記供給流路に遮断弁を介装し、該遮断弁は前記供給流路から前記吐出口への前記潤滑油の流れを遮断する閉弁方向に弁体を付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする曲げ加工用マンドレルがそれである。その際、長尺状のロッド部材と、該ロット部材の先端に取り付けられたプラグとを備え、前記プラグに前記遮断弁を設け、また、前記遮断弁は、前記弁体が球状で、前記プラグに設けられた収納孔内に前記弁体を移動可能に収納すると共に、前記プラグに螺入された弁座部材に形成したテーパ状の弁座に向かって前記付勢部材により前記弁体を付勢した構成としてもよい。
曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所に曲げ加工用マンドレルを挿入して、前記パイプを曲げ加工する曲げ加工装置において、
前記曲げ加工用マンドレルは、潤滑油が供給される供給流路に接続され、前記パイプ内に開口形成された吐出口を備えると共に、前記吐出口の近傍の前記供給流路に介装された遮断弁を備え、該遮断弁は前記供給流路から前記吐出口への前記潤滑油の流れを遮断する閉弁方向に弁体を付勢する付勢部材を備え、
また、前記遮断弁よりも上流の供給流路に電磁開閉弁を介装すると共に、前記電磁開閉弁を制御する制御手段を備えたことを特徴とする曲げ加工装置がそれである。
本発明の曲げ加工用マンドレルは、遮断弁が潤滑油の流出を遮断するので、適切な量の潤滑油をパイプ内に供給できるという効果を奏する。また、それを用いた曲げ加工装置は、遮断弁が潤滑油の流出を遮断するので、適切な量の潤滑油をパイプ内に供給できると共に、制御手段が電磁開閉弁を制御して、適切な時期に適切な量の潤滑油を供給できるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1、図2に示すように、1は曲げ加工装置の装置本体で、装置本体1の前側には曲げヘッド2が配置されている。曲げヘッド2は、長尺状のパイプ3の曲げ半径に応じて形成された曲げ型4を備え、曲げ型4の外周にはパイプ3の直径に応じた溝6が形成されている。曲げ型4は曲げアーム8と共に回転可能に支承されており、曲げアーム8は曲げアーム用シリンダ10により回転駆動されるように取り付けられている。
曲げ型4に対向して、曲げアーム8上に締め型12が移動可能に支承されており、締め型12は締め型用シリンダ14により駆動されて、パイプ3を曲げ型4と締め型12とにより挟持できるように構成されている。
また、曲げ型4に接近してワイパ型16が配置されており、ワイパ型16に対向して圧力型18が移動可能に支持されている。圧力型18は圧力型用シリンダ22により駆動されて、パイプ3に当てられ、曲げ加工時の反力を受けることができるように構成されている。
装置本体1上には、パイプ3の軸方向に沿って一組のレール26,28が敷設されており、レール26,28には、キャリッジ30がレール26,28に沿って移動可能に係合され、キャリッジモータ32(図3参照)によりレール26,28に沿って移動されるように構成されている。
パイプ3の他端側を把持するチャック34が、キャリッジ30に搭載されており、また、チャック34をひねりモータ36により回転させて、図1に矢印で示すように、パイプ3を円周方向にひねることができるように構成されている。
一方、装置本体1の後側には、支持部材38が立設されており、支持部材38には、パイプ3と同軸上に配置された曲げ加工用マンドレル40が支持されている。曲げ加工用マンドレル40の先端は、パイプ3の他端側からパイプ3内に挿入されており、曲げ加工用マンドレル40の先端は曲げ型4に対応した位置にまで延出されている。
曲げ加工用マンドレル40は、支持部材38に取り付けられた長尺状のロッド部材42と、ロッド部材42の先端に取り付けられたプラグ44とを備えている。プラグ44が曲げ型4に対応した位置に配置され、プラグ44の先端は、パイプ3の曲げ形状に応じて、テーパ状に形成されている。
ロッド部材42はパイプ3内に挿入可能で、かつ、中空状に形成されて、軸方向に沿った供給孔46を備えている。プラグ44には、ロッド部材42に先端が螺入されるネジ孔48が形成されると共に、ネジ孔48に連接して収納孔50が軸方向に形成されている。
収納孔50に連接して有底孔52が軸方向に沿って形成されており、有底孔52からプラグ44の径方向に複数の連通孔54が形成されている。各連通孔54はプラグ44の外周に形成された各吐出口56に連通されている。
収納孔50には、コイルスプリングを用いた付勢部材58が挿入されると共に、球状の弁体60が挿入されている。更に、プラグ44のネジ孔48には弁座部材62が螺入されており、弁座部材62には弁体60が着座可能な弁座64が形成されている。本実施形態では、弁座64は弁体60側に向かって拡径するテーパ状に形成されており、弁座64に連接してネジ孔48に向かって小径孔66が形成されている。更に、小径孔66に連接して接続孔68が形成されており、接続孔68はネジ孔48に螺入されたロッド部材42の供給孔46に連通されている。
本実施形態では、供給孔46、接続孔68、小径孔66、収納孔50、有底孔52、連通孔54により供給流路70が構成されており、付勢部材58、弁体60、弁座部材62により、遮断弁72が構成されている。遮断弁72は吐出口56までの流路長さが短くなるように、吐出口56の近傍に配置される。本実施形態のように、プラグ44内に遮断弁72を配置することにより、吐出口56の近傍に容易に配置することができる。
また、図4(a)に示すように、供給流路70は、更に、ポンプ74に接続されており、遮断弁72よりも上流側の供給流路70には電磁開閉弁76が介装されている。ポンプ74はタンク78内の潤滑油を加圧して供給流路70に供給する。尚、図4(b)に示すように、ポンプ74に代えて、供給流路70を潤滑油供給源80に接続してもよい。潤滑油供給源80は潤滑油をオイルミストとして供給するものでもよい。
図5に示すように、曲げアーム用シリンダ10は曲げアーム用電磁弁110を介してその駆動が制御され、締め型用シリンダ14は締め型用電磁弁112を介してその駆動が制御され、圧力型用シリンダ22は圧力型用電磁弁114を介してその駆動が制御される。また、曲げアーム8の回転角を検出する曲げアーム回転角検出センサ116が設けられると共に、キャリッジ30の移動量を検出するキャリッジ移動量検出センサ118が設けられている。
キャリッジモータ32、ひねりモータ36、電磁開閉弁76、曲げアーム用電磁弁110、締め型用電磁弁112、圧力型用電磁弁114、曲げアーム回転角検出センサ116、キャリッジ移動量検出センサ118は、電子制御回路100に接続されており、電子制御回路100は周知のCPU102、ROM104、RAM106を論理演算回路の中心として構成され、外部と入出力を行う入出力回路108にコモンバス110を介して相互に接続されている。
CPU102は、曲げアーム回転角検出センサ116、キャリッジ移動量検出センサ118からの検出信号を入出力回路108を介して入力し、ROM104、RAM106内のデータや予め記憶された制御プログラムに基づいて、入出力回路108を介して、キャリッジモータ32、ひねりモータ36、電磁開閉弁76、曲げアーム用電磁弁110、締め型用電磁弁112、圧力型用電磁弁114に信号を出力する。
次に、前述した電子制御回路100において行われる処理について、図6、図7のフローチャートによって説明する。
まず、所定長さのパイプ3を、プラグ44、ロッド部材42に通して、パイプ3の端をチャック34により把持し、図6に示す曲げ加工制御処理を実行する。曲げ加工制御処理では、潤滑油を吐出するか否かを判断する(ステップ200)。吐出するか否かは予め設定されており、潤滑油を吐出する際には、吐出制御処理(ステップ300)を実行する。
吐出制御処理では、図7に示すように、入出力回路108を介して電磁開閉弁76に開弁信号を出力する(ステップ310)。次に、予め設定された一定時間が経過したか否かを判断し(ステップ320)、一定時間が経過していないときには、開弁状態を維持し、一定時間が経過したときには、電磁開閉弁76を閉弁する(ステップ330)。
電磁開閉弁76を開弁すると、ポンプ74から供給流路70に潤滑油が供給され、潤滑油は供給孔46、接続孔68、小径孔66に供給される。小径孔66に供給された潤滑油の油圧が、弁座64を介して、弁体60が弁座64から離間する開弁方向に作用する。
付勢部材58の付勢力は、ポンプ74により供給される潤滑油の油圧による開弁方向の作用力よりも弱く設定されており、弁体60に開弁方向の作用力が作用すると、弁体60は弁座64から離座して、遮断弁72が開弁する。
これにより、潤滑油は収納孔50、有底孔52、連通孔54を通り、各吐出口56からパイプ3の内側に吐出される。一定時間が経過すると、電磁開閉弁76が閉弁し、供給流路70への潤滑油の供給が停止される。これにより、弁体60には潤滑油の油圧による開弁方向の作用力が働かなくなり、弁体60は付勢部材58の付勢力により、弁座64に着座される。
よって、遮断弁72が閉弁し、供給孔46内等に残った潤滑油が吐出口56から流れ出すのを防止し、潤滑油はそのまま供給孔46内に留まる。従って、電磁開閉弁76の開弁時間に応じた潤滑油が各吐出口56から吐出され、開弁時間の長短により、パイプ3内に吐出される潤滑油量を調整できる。
次に、吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ200の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、キャリッジモータ32を駆動し、キャリッジ30をレール26,28に沿って移動する(ステップ205)。キャリッジ30の移動量は、キャリッジ移動量検出センサ118により検出され、パイプ3の長さに応じて、キャリッジ30を移動して、パイプ3の曲げ加工箇所を曲げ型4の溝6に装着する。その際、パイプ3内に吐出された潤滑油は、プラグ44によりパイプ3の内周面に塗り延ばされる。また、キャリッジ30の移動量に応じて、電磁開閉弁76を開閉弁制御して、曲げ加工箇所のパイプ3の内周に潤滑油を吐出するようにしてもよい。
続いて、潤滑油を吐出するか否かを判断し(ステップ210)、吐出するか否かは同様に予め設定されており、潤滑油を吐出する際には、前述した吐出制御処理(ステップ300)を実行する。吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ210の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、ひねりモータ36を駆動して、チャック34をパイプ3の軸方向の廻りに所定角度回転する。パイプ3の軸方向の廻りのひねりは、パイプ3を複数回曲げ加工する際に、その曲げ加工の曲げ方向が異なる場合に、曲げ方向に合わせてパイプ3を所定角度ひねる。
次に、再び、潤滑油を吐出するか否かを判断し(ステップ220)、潤滑油を吐出する際には、前述した吐出制御処理(ステップ300)を実行する。吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ220の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、締め型用電磁弁112を介して締め型用シリンダ14を駆動して締め型12を移動し、曲げ型4と締め型12とによりパイプ3を把持する。また、圧力型用電磁弁114を介して圧力型用シリンダ22を駆動して圧力型18を移動し、ワイパ型16と圧力型18とによりパイプ3を挟持する(ステップ225)。尚、締め型12を移動した後、潤滑油を吐出してから圧力型18を移動するようにしてもよい。
再び、潤滑油を吐出するか否かを判断し(ステップ230)、潤滑油を吐出する際には、前述した吐出制御処理(ステップ300)を実行する。吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ230の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、曲げアーム用電磁弁110を介して曲げアーム用シリンダ10を駆動し、曲げ型4を中心にして曲げアーム8を回転させて、締め型12を曲げ型4の廻りに公転させて、曲げ加工を行なう(ステップ235)。曲げアーム8の回転角度は、曲げアーム回転角検出センサ116により検出され、予め設定された角度で曲げアーム8を回転させて、所定の角度に曲げ加工を行う。尚、曲げアーム8の回転と共に、潤滑油を吐出するようにしてもよい。
続いて、潤滑油を吐出するか否かを判断し(ステップ240)、潤滑油を吐出する際には、前述した吐出制御処理(ステップ300)を実行する。吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ240の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、締め型用シリンダ14を駆動して締め型12による挟持を解放すると共に、圧力型用シリンダ22を駆動して圧力型18による挟持を解放する。
また、潤滑油を吐出するか否かを判断し(ステップ250)、潤滑油を吐出する際には、前述した吐出制御処理(ステップ300)を実行する。吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ250の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、曲げアーム用シリンダ10を駆動して曲げアーム8とを元の位置に戻す(ステップ255)。
そして、潤滑油を吐出するか否かを判断し(ステップ260)、潤滑油を吐出する際には、前述した吐出制御処理(ステップ300)を実行する。吐出制御処理を終了すると、あるいは、ステップ260の処理により、潤滑油を吐出しないと判断すると、次工程があるか否かを判断する(ステップ265)。
パイプ3を複数回曲げ加工する場合には、ステップ200以下の処理を繰り返し、キャリッジ30を移動して、曲げ方向が異なる場合には、チャック34を回転させてパイプ3をひねる。パイプ3の次の加工箇所を曲げ型4の位置に移動し、前述した動作を繰り返して、予め設定された加工データに基づいて、パイプ3を3次元的に曲げ加工する。
次に、前述した曲げ加工用マンドレルと異なる第2実施形態の曲げ加工用マンドレルについて、図8によって説明する。尚、前述した実施形態と同じ部材については、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
本第2実施形態の曲げ加工用マンドレルでは、プラグ本体82にネジ孔48、収納孔50が形成されると共に、収納孔50に付勢部材58、弁体60が収納され、ネジ孔48に弁座部材62が螺入されている。
収納孔50に連接して接続孔84が形成されると共に、接続孔84に連接して摺動孔86が形成されている。摺動孔86には、コイルスプリング88が収納されると共に、摺動部材90が摺動可能に挿入されている。尚、摺動孔86と摺動部材90との間には、潤滑油が通過できる隙間が形成されている。
摺動孔86に連接して、大径孔92が形成されており、大径孔92はプラグ本体82の軸方向先端に開口した吐出口94に連通されている。大径孔92には、ボールプラグ96の一端が挿入され、ボールプラグ96はプラグ本体82にピン98を介して揺動可能に支持されている。
曲げ加工時には、ボールプラグ96が曲げに応じてピン98の廻りに揺動して、曲げ加工箇所のパイプ3の変形をより確実に防止できる。また、コイルスプリング88が、摺動部材90を介して、ボールプラグ96がプラグ本体82と同軸上で一直線上に位置するように付勢する。これにより、パイプ3を外した後、新たにパイプを挿入する際に、挿入が容易になる。
この第2実施形態の曲げ加工用マンドレルでは、供給流路70から潤滑油が供給されると、弁体60が付勢部材58の付勢力に抗して、弁座64から離間して、遮断弁72が開弁する。そして、潤滑油が収納孔50、接続孔84、摺動孔86、大径孔92を介して、吐出口94からパイプ3内に吐出される。
電磁開閉弁76が閉弁されると、弁体60が付勢部材58の付勢力により弁座64に着座し、遮断弁72が閉弁される。よって、供給流路70内に残っている潤滑油が吐出口94から流出するのを防止する。
尚、前述した実施形態と同様に、吐出口をプラグ本体82の径方向に形成してもよい。また、ボールプラグ96に限らず、算盤玉のような形状のプラグであってもよい。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態として曲げ加工用マンドレルを用いた曲げ加工装置の概略構成を示す斜視図である。 本実施形態の曲げヘッドの拡大斜視図である。 本実施形態の曲げ加工用マンドレルの要部拡大断面図である。 本実施形態の潤滑油の回路図である。 本実施形態の電子制御回路のブロック図である。 本実施形態の電子制御回路において行われる曲げ加工制御処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の電子制御回路において行われる吐出制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の曲げ加工用マンドレルの要部拡大断面図である。
符号の説明
1…装置本体 2…曲げヘッド
3…パイプ 4…曲げ型
8…曲げアーム 12…締め型
16…ワイパ型 18…圧力型
30…キャリッジ 34…チャック
38…支持部材 40…曲げ加工用マンドレル
42…ロッド部材 44…プラグ
46…供給孔 48…ネジ孔
50…収納孔 52…有底孔
54…連通孔 56…吐出口
58…付勢部材 60…弁体
62…弁座部材 64…弁座
70…供給流路 72…遮断弁
74…ポンプ 76…電磁開閉弁
82…プラグ本体 84…接続孔
86…摺動孔 88…コイルスプリング
90…摺動部材 92…大径孔
94…吐出口 96…ボールプラグ
98…ピン

Claims (3)

  1. 曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所に挿入して前記パイプの変形を防止する曲げ加工用マンドレルにおいて、
    潤滑油が供給される供給流路に接続された吐出口を前記パイプ内に開口形成すると共に、前記吐出口の近傍の前記供給流路に遮断弁を介装し、該遮断弁は前記供給流路から前記吐出口への前記潤滑油の流れを遮断する閉弁方向に弁体を付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする曲げ加工用マンドレル。
  2. 長尺状のロッド部材と、該ロット部材の先端に取り付けられたプラグとを備え、前記プラグに前記遮断弁を設け、また、前記遮断弁は、前記弁体が球状で、前記プラグに設けられた収納孔内に前記弁体を移動可能に収納すると共に、前記プラグに螺入された弁座部材に形成したテーパ状の弁座に向かって前記付勢部材により前記弁体を付勢したことを特徴とする請求項1に記載の曲げ加工用マンドレル。
  3. 曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所に曲げ加工用マンドレルを挿入して、前記パイプを曲げ加工する曲げ加工装置において、
    前記曲げ加工用マンドレルは、潤滑油が供給される供給流路に接続された吐出口を備えると共に、前記吐出口は前記パイプ内に開口形成され、かつ、前記吐出口の近傍の前記供給流路に介装された遮断弁を備え、前記遮断弁は前記供給流路から前記吐出口への前記潤滑油の流れを遮断する閉弁方向に弁体を付勢する付勢部材を備え、
    また、前記遮断弁よりも上流の前記供給流路に電磁開閉弁を介装すると共に、前記パイプの曲げ加工に応じて前記電磁開閉弁を制御する制御手段を備えたことを特徴とする曲げ加工装置。
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