JP2007279875A - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007279875A
JP2007279875A JP2006102787A JP2006102787A JP2007279875A JP 2007279875 A JP2007279875 A JP 2007279875A JP 2006102787 A JP2006102787 A JP 2006102787A JP 2006102787 A JP2006102787 A JP 2006102787A JP 2007279875 A JP2007279875 A JP 2007279875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ticket gate
automatic ticket
door
main body
moving speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006102787A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Shimamura
徳義 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2006102787A priority Critical patent/JP2007279875A/ja
Publication of JP2007279875A publication Critical patent/JP2007279875A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】有効券を所持していると誤解して急いで改札通路を通過する利用者(旅客)を保護できる自動改札機を提供する。
【解決手段】情報記録媒体(磁気券,非接触型ICカード)から読み取られた情報に基づいて入場用の所定の演算処理を行い、その演算処理の結果、入場を許可できるときにドアを開にして改札通路の通過を許可し、その演算処理の結果、入場を許可できないときにそのドアを閉じてその改札通路の通過を不許可とする自動改札機において、前記改札通路を通過する利用者の移動速度を検出する移動速度検出手段と、前記移動速度検出手段が利用者の移動速度が所定値以上と検出したときに、前記情報記録媒体から読み取られた情報に基づく入場用の所定の演算処理の結果に関係なく前記ドアを開に制御するドア開制御手段とからなる。
【選択図】図4

Description

本発明は自動改札機に係り、特に、入場時に利用者がドアに接触することがないようにしたもの関する。
従来、この種の自動改札機は、普通乗車券やSFカード等の磁気券からなる情報記録媒体が自動改札機の本体の投入口に投入されると、その情報記録媒体に記録(記憶)されているデータが読み取られ、その読み取られたデータを基に入出場用の所定の演算処理が行われるように構成されている。そして、その演算処理の結果、入出場(入場又は出場を意味している。)を許可できるときは、ドアを開いて(自動改札機の本体がノーマルオープン型のときはそのまま)、利用者(旅客)の改札通路の通過を可能とし、他方、その演算処理の結果、入出場を許可できないときは、ドアを閉じて利用者の改札通路の通過を阻止するように構成されている。
また、情報記録媒体が非接触型ICカードからなるときは、その自動改札機の本体に設けられているアンテナにその情報記録媒体が軽くタッチされ、又はそのアンテナにかざされると、その情報記録媒体に記憶されているデータ(カードデータ)が読み取られ、その読み取られたデータを基に入出場処理が行われるように構成されている。そして、その演算処理の結果を許可できるときは、ドアを開いて(自動改札機の本体がノーマルオープン型のときはそのまま)、利用者の改札通路の通過を可能とし、他方、その演算処理の結果、入出場を許可できないときは、ドアを閉じて利用者の改札通路の通過を阻止するように構成されている。(特許文献1参照)。
特開2006−4319号公報
しかしながら、上記従来の自動改札機は、情報記録媒体から読み取られたデータを基にした演算処理の結果、入出場を許可できないときにドアを閉じて利用者の改札通路の通過を阻止するように構成されているので、所持している情報記録媒体が有効期間経過等で無効券であるにもかかわらず、有効券と誤解し改札通路を急いで通過した場合、利用者がドアに接触するおそれがあった。
特に、このようなドアへの接触は、情報記録媒体が無効券の場合に限らず、情報記録媒体が非接触型ICカードからなる場合に生じる可能性が高かった。なぜならば、情報記録媒体が非接触型ICカードの場合、情報記録媒体の投入・取出動作を必要としないので、磁気券からなる情報記録媒体のときよりも改札通路内の移動速度(通過速度)が速いことに加え、利用者が急いで通過しようとすると、有効な非接触型ICカードであってもアンテナに十分にタッチ又はかざされないために読取不良となって無札者と判定されるからである。
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、改札通路を急いで通過しようとしている利用者がドアに接触しないようにした自動改札機を提供することにある。
本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、情報記録媒体から読み取られた情報に基づいて入場用の所定の演算処理を行い、その演算処理の結果、入場を許可できるときにドアを開にして改札通路の通過を許可し、その演算処理の結果、入場を許可できないときにそのドアを閉じてその改札通路の通過を不許可とする自動改札機において、前記改札通路を通過する利用者の移動速度を検出する移動速度検出手段と、前記移動速度検出手段が利用者の移動速度が所定値以上と検出したときに、前記情報記録媒体から読み取られた情報に基づく入場用の所定の演算処理の結果に関係なく前記ドアを開に制御するドア開制御手段とを有することを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の自動改札機は、前記移動速度検出手段は改札通路内の利用者を検知する人間検知器からなることを特徴とする自動改札機。
本発明の請求項3に記載の自動改札機は、移動速度検出手段は改札通路内へ入ろうとする利用者を検知するセンサからなることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の自動改札機は、ドア開制御手段は自動改札機の本体がノーマルオープン型であるときに、開になっているドアを開のまま維持することを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の自動改札機は、ドア開制御手段は自動改札機の本体がノーマルクローズ型であるときに、閉になっているドアを開にすることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の自動改札機は、自動改札機の本体は情報記録媒体と無線を介して交信して入場用の所定の演算処理を行うことを特徴としている。
本発明の請求項7に記載の自動改札機は、自動改札機の本体は情報記録媒体をその自動改札機の本体内に取り込んで入場用の所定の演算処理を行うことを特徴としている。
本発明の請求項8に記載の自動改札機は、自動改札機の本体は情報記録媒体と無線を介して交信して入場用の所定の演算処理を行うとともに、その情報記録媒体をその自動改札機の本体内に取り込んで入場用の所定の演算処理を行うことを特徴としている。
本発明の請求項9に記載の自動改札機は、ドア開制御手段がドアを開にしたときに、出場時に所定の精算処理が必要である旨を報知する報知手段を設けたことを特徴としている。
本発明の請求項10に記載の自動改札機は、ドア開制御手段がドアを開にしたときに、その自動改札機の本体を介して入場したことを証明する入場証明媒体を発行する所定の入場証明媒体発行手段を設けたことを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の自動改札機は、改札通路を通過する利用者の移動速度を検出する移動速度検出手段と、その移動速度検出手段が利用者の移動速度が所定値以上と検出したときに、情報記録媒体から読み取られた情報に基づく入場用の所定の演算処理の結果に関係なくドアを開に制御するドア開制御手段とからなるので、利用者がドアに接触するのを効果的に防止することができる。このようにドアを開いても、改札通路を急いで通過しようとする利用者は、情報記録媒体を有効券と信じている場合がほとんどで、無賃乗車の意図がなく、鉄道会社が入場を許可しても損害を蒙るおそれが無い。
本発明の請求項2に記載の自動改札機は、移動速度検出手段が改札通路内の利用者を検知する人間検知器からなるので、既設の人間検知器を用いて容易に実施することができる。
本発明の請求項3に記載の自動改札機は、移動速度検出手段が改札通路内へ入ろうとする利用者を検知するセンサからなるので、急いでいる利用者を事前に検出することができる。
本発明の請求項4に記載の自動改札機は、ドア開制御手段は自動改札機の本体がノーマルオープン型であるときに、開になっているドアを開のまま維持するので、ノーマルオープン型のドアに効果的に適用することができる。
本発明の請求項5に記載の自動改札機は、ドア開制御手段は自動改札機の本体がノーマルクローズ型であるときに、閉になっているドアを開にするので、ノーマルクローズ型のドアに効果的に適用することができる。
本発明の請求項6に記載の自動改札機は、自動改札機の本体が情報記録媒体と無線を介して交信して入場用の所定の演算処理を行うので、非接触式の自動改札機の本体に容易に実施することができる。
本発明の請求項7に記載の自動改札機は、自動改札機の本体が情報記録媒体をその自動改札機の本体内に取り込んで入場用の所定の演算処理を行うので、投入式の自動改札機の本体に容易に実施することができる。
本発明の請求項8に記載の自動改札機は、自動改札機の本体が情報記録媒体と無線を介して交信して入場用の所定の演算処理を行うとともに、その情報記録媒体をその自動改札機の本体内に取り込んで入場用の所定の演算処理を行うので、併用式の自動改札機の本体に容易に実施することができる。
本発明の請求項9に記載の自動改札機は、ドア開制御手段がドアを開にしたときに、出場時に所定の精算処理が必要である旨を報知する報知手段を設けたので、利用者は出場時に精算処理が必要であることを事前に知ることができる。
本発明の請求項10に記載の自動改札機は、ドア開制御手段がドアを開にしたときに、その自動改札機の本体を介して入場したことを証明する所定の入場証明媒体を発行する入場証明媒体発行手段を設けたので、利用者は出場時にその入場証明媒体を用いて容易に精算処理や出場処理を行うことができる
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る自動改札機の本体(以下、「改札機本体」という。)Gを構成する一対の筐体のうち、一方の筐体G1を改札通路P側から見たときの正面図である。この改札機本体Gの筐体G1の入口側(図1において右側)の上面には、磁気券からなる本発明の情報記録媒体に相当する図示しない乗車券(この改札機本体Gが空港用のときは搭乗券、この改札機本体Gが船舶用のときは乗船券)を投入するための投入口1が設けられているとともに、その投入口1よりも改札通路Pの内側の上面には、図示しない無線通信機能を備えたICカードからなる、本発明の情報記録媒体に相当する図示しない非接触型ICカードと交信するためのアンテナ部Aが設けられている。また、この筐体G1の出口側の上面には、利用者へ乗車券を返却するための取出口2が設けられている。さらに、この改札機本体Gの内側には、図示しないが、投入口1から投入された乗車券を取出口2又は集札箱(図示せず)まで搬送するカードハンドラが設けられている。なお、上記情報記録媒体は、非接触型ICカードの機能を携帯電話機(PHSを含む)やPDA等の利用者の携帯する情報端末機に組込んだものであってもよい。したがって、本発明で情報記録媒体というときは、非接触型ICカードの機能を組込んだ携帯電話等の携帯型情報端末機を含んでいる。
図中、D1,D2はドアであり、このうちドアD1は改札通路Pの出口側(図1に示す例では左側)に設けられ、ドアD2は改札通路Pの入口側に設けられている。これらドアD1,D2は後述する制御器によって開閉制御されて利用者の改札通路Pの通過を許可し、または阻止できるように構成されている。そして、改札通路Pの出口側のドアD1は、乗車券類(乗車券、搭乗券又は乗船券等の磁気券、非接触型ICカード)を基にして開閉制御され、改札通路Pの入口側のドアD2は、改札通路Pを利用者が逆進してきたとき、すなわち、改札通路Pを出口側から入口側に進入したときに閉じられるとともに、改札機本体Gが稼動停止中に閉じられるように構成されている。
図1中、3a〜3fは、光電素子からなる透過型人間検知器であって、改札機本体Gの筐体G1,G2の(筐体G2は図示しないが、改札通路Pを挟んで筐体G1と対向して設けられている。)側面に所定の間隔を保って設けられている。これら透過型人間検知器3a〜3fは、改札通路P内への利用者の進入及び進出を検出するとともに、改札通路Pのほぼ中央部に設けられている透過型人間検知器3c,3dは、他の透過型人間検知器よりも間隔が狭く設けられていて、これら透過型人間検知器3c,3dの検知順序により利用者の進行方向を検知できるように構成されている。
また、これら透過型人間検知器3a〜3fのうち、改札通路Pの入口側に設けられている透過型人間検知器3a及びその透過型人間検知器3aよりも改札通路Pの中央寄りに所定の間隔を保って設けられている透過型人間検知器3bは、本発明の移動速度検出手段をも担っている。すなわち、後述する制御器では、利用者イがこれら2つの透過型人間検知器3a,3b間を移動(通過)する時間から改札通路P内の移動速度を検出することができるように構成されている。
上述の移動速度検出手段は、図2に示される本発明のセンサに相当する接近センサ4によっても構成することができる。すなわち、移動速度検出手段は、反射波を照射するとともに、その反射波が物体(利用者イ)に当たって反射してきた信号を受信できる接近センサ4で構成することもできる。この接近センサ4は、改札機本体Gの筐体G1の入口側端面に設けられていて、その入口側の所定の検出範囲(図2の網掛けの範囲)に向けて超音波、赤外線等の光線又は電波等からなる所定の反射波を照射し、その照射した反射波が利用者イに当たって反射して受信されるまでの時間から改札通路P内の通過速度を検出できるように構成されている。
改札通路P内の利用者を検知する人間検知器としては、改札機本体Gの筐体G1,G2の上面の改札通路Pと反対側で、その改札通路Pの通過方向に沿って設けられたセンサ取付ボックス5内にそれぞれ設けられている赤外線を利用した測距式の反射型人間検知器6a〜6cによっても構成されている。この反射型人間検知器6a〜6cは、改札通路P内の大人の利用者を検知できるように、改札通路Pの床面から所定高さ以上の物体(利用者)を検知できるように構成されている。したがって、透過型人間検知器3a〜3f及び反射型人間検知器6a〜6cの両方で検知されたときは、その利用者を大人の利用者と判定し、反射型人間検知器6a〜6cで検知されることなく透過型人間検知器3a〜3fのみで検知されたときは、その利用者を子供(小児)の利用者と判定することができる。
上記改札機本体Gの筐体G1の側面には、利用者に対して音声により所定の案内を行うためのスピーカ7が取付けられている。また、この改札機本体Gの筐体G1の上面の出口側には、利用者に対して文字により所定の案内を行うための表示画面8が取付けられている。さらに、筐体G1のセンサ取付ボックス5の上面で改札通路Pの出口側には、係員に対して無効券の発生及び利用者が子供である旨を報知するための報知灯Lが設けられている。
図1中、10は、改札機本体Gの制御動作を司る筐体G1内に設けられた制御器であり、本発明の所定の入場処理を司る部分に相当している。この制御器10は、図3に示されるように、CPUを中心に形成される演算部20を有している。この演算部20は、メモリ21に記憶されているシステムプログラム及びワーキングデータを用いて所定の演算処理を行えるように構成されている。そして、この演算部20には、図示しないI/O装置を介してカードハンドラを駆動制御するカードハンドラドライバ22と、ドアD1,D2のドア駆動機構を駆動制御するドアドライバ23と、接近センサ4の検出信号を処理する接近センサアンプ24と、各人間検知器3a〜3f,6a〜6cの検知信号を入力するセンサアンプ25とが接続されている。なお、接近センサアンプ24は、移動速度検出手段を2つの透過型人間検知器3a,3bを用いて行うようにしたときは省略される。
また、上記演算部20には、非接触型ICカードを処理するためのアンテナ部Aを接続したリーダライタ26も接続されている。そしてこのアンテナAは、非接触型ICカードとデータ授受を行う機能と、その非接触型ICカードに電力を供給するための機能とを有している。なお、この演算部20には、表示画面8の表示内容を駆動制御する表示ドライバや報知灯Lを駆動制御するランプドライバ等も接続されているが、ここでは省略されている。
以下、移動速度検出手段を透過型人間検知器3a,3bで兼用したときの制御動作を図4のフローチャートを用いて説明する。先ず、最初に磁気券が使用されたときについて説明する。今、改札機本体Gが稼動していて、利用者イが改札通路P内に進入するとともに磁気券が投入口1に投入され、その利用者イが人間検知器3a〜3f,6a〜6cで検知されたとする(ステップ100肯定。図1参照。以下、ステップを「S」とする。)。投入口1に磁気券が投入されると非接触型ICカードCとの競合を回避するために、その磁気券に対する入出場処理が終了するまでリーダライタ26による処理は禁止され、人間検知器3a,3bの検出信号を用いて改札通路P内の利用者イの移動速度が算出される(S102)。なお、通常、改札通路P内の利用者イの移動速度は、1m/sec前後である。
算出された移動速度が所定の値以上(例えば、移動速度が3m/sec以上)のとき(S104肯定)、投入された磁気券が有効か無効かにかかわらず、改札機本体Gがノーマルオープン型に設定されていてドアD1が開のときはその開がそのまま維持され、また、改札機本体Gがノーマルクローズ型に設定されていてドアD1が閉のときはそのドアD1は開とされる(S104)。したがって、急いで改札通路P内に進入してきた利用者イがドアドアD1に接触するのを効果的に防止することができる。なお、本発明で、ノーマルオープン型というときは、無効券又は無札者が検出されるまでドアD1を開としていることであり、ノーマルクローズ型というときは、有効券が検出されるまでドアD1を閉としていることを意味している。
そして、投入された磁気券の有効期間が切れている等により無効券の場合は(S108否定)、スピーカ7及び表示画面8を介して出場駅で精算処理の必要がある旨が報知される(S110)。したがって、利用者イは入場はできたが出場駅で精算処理の必要があることを事前に知ることができる。また、投入された磁気券が有効券の場合は(S108肯定)、その投入された磁気券に入場データ等の所定のデータが書き込まれて取出口2に排出されて返却される(S112)。
算出された移動速度が所定の値未満のときは(S104否定)、周知の自動改札機と同様の入出場処理が行われる(S114)。すなわち、投入口1に投入された磁気券は、そこに記録されているデータが読取られ、その読取られたデータを基にしてCPU20において所定の入場の演算処理が行われる。そして、その演算処理の結果、入場を許可できるときは、ドアD1が開かれて(改札機本体Gがノーマルオープン型のときはそのまま)利用者の改札通路Pの通過が許されるとともに、その磁気券に新たな入場データが記録された後、取出口2に排出されて返却される。また、入場の演算処理の結果、入場が許可できないときは、ドアD1が閉じられて利用者の改札通路Pの通過が拒否されるとともに、スピーカ7及び表示画面8を介して精算案内等の所定の案内が行われ、また、投入口1に投入された磁気券は取出口2に排出されて返却される。
上述の磁気券を用いた所定の入場処理が終了すれば、非接触型ICカードの処理が可能となる。このとき、アンテナ部Aに非接触型ICカードがタッチ又はかざされた場合(以下、タッチで説明する。)、磁気券との混信を避けるために投入口1に設けられている図示しないシャッタが閉じられて磁気券の投入が禁止される。この非接触型ICカードの場合も、上述した磁気券のときと同様に、算出された移動速度が所定の値以上のときは、その非接触型ICカードが有効券か無効券かにかかわらず、改札機本体Gがノーマルオープン型に設定されていてドアD1が開のときはその開がそのまま維持され、また、改札機本体Gがノーマルクローズ型に設定されていてドアD1が閉のときはそのドアD1は開とされる。したがって、急いで改札通路P内に進入してきた利用者イがドアドアD1に接触するのを効果的に防止することができる。そして、その非接触型ICカードの有効期間が切れている等により無効券の場合は、スピーカ7及び表示画面8を介して出場駅で精算処理の必要がある旨が報知される。したがって、利用者イは入場はできたが出場駅で精算処理の必要があることを事前に知ることができる。また、その非接触型ICカードが有効券の場合は、その非接触型ICカードに入場データ等の所定のデータが書き込まれる。
算出された移動速度が所定の値未満の場合における非接触型ICカードを用いた入場処理は、周知の非接触式の自動改札機と同様に行われる。すなわち、非接触型ICカードがアンテナ部Aにタッチされると非接触型ICカードはそのアンテナ部A側から送出された電力波を受けて駆動され、非接触型ICカードに記憶されている定期券データやSFカードデータ等のカードデータが改札機本体Gに取込まれる。
そして、その取込まれたカードデータは、CPU20における入場用の演算処理に用いられる。この演算処理の結果、入場を許可できるときは、ドアD1が開かれて利用者の改札通路Pの通過が許可されるとともに、新たな入場データ(カードデータ)がアンテナ部Aを介して非接触型ICカードに送出されてその非接触型ICカードのメモリに書き込まれる。また、上述の演算処理の結果、入場を許可できないときは、ドアD1が閉じられるとともに、表示画面7及びスピーカ6を介して精算処理等の所定の案内が行われる。
上述の例では、ドアD1が強制的に開とされたとき、出場駅での精算処理等の所定の案内が行われるようにしたが、この報知に加えて出場駅での精算処理等に便利なように、取出口2から入場駅及び入場日時等の所定の入場データの記録された入場証明媒体を発行するようにしてもよい。また、このような入場証明媒体を改札機本体Gの出口側に予め用意して置くようにしてもよい。このような入場証明媒体を用いたときは、利用者イは、出場駅で自動精算機で自動的に精算処理ができ、あるいは、その入場証明媒体を用いて定期券等の磁気券又は非接触型ICカードに出場データを書き込むことができる。
さらに、上述の例では、移動速度検出手段を透過型人間検知器3a,3bで兼用した例を示したが、この移動速度検出手段を改札機本体Gの入口側端面に設けられている接近センサ4で検出するようにしたときは、利用者イの移動速度をより早く知ることができるので、ドアD1の開制御をより早く行うことができる。また、上述の例では、改札機本体Gは、磁気券も処理できる兼用型に構成されているが、磁気券のみを処理する専用型とすることもできるし、または、非接触型ICカードのみを処理する専用型とすることもできる。
本発明の一実施の形態に係る改札機本体を形成する一方の筐体を改札通路側から見たときの正面図である。 移動速度検出手段として接近センサを用いたときの改札機本体を形成する一方の筐体を改札通路側から見たときの正面図である。 制御器の電気的構成を示すブロック図である。 制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
G・・・自動改札機の本体(改札機本体)
1・・・筐体
1,D2・・・ドア
イ・・・利用者
A・・・アンテナ部
P・・・改札通路
1・・・投入口
2・・・取出口
3a〜3f・・・透過型人間検知器
4・・・接近センサ
6a〜6c・・・反射型人間検知器
7・・・スピーカ
8・・・表示画面
10・・・制御器

Claims (10)

  1. 情報記録媒体から読み取られた情報に基づいて入場用の所定の演算処理を行い、その演算処理の結果、入場を許可できるときにドアを開にして改札通路の通過を許可し、その演算処理の結果、入場を許可できないときにそのドアを閉じてその改札通路の通過を不許可とする自動改札機において、
    前記改札通路を通過する利用者の移動速度を検出する移動速度検出手段と、
    前記移動速度検出手段が利用者の移動速度が所定値以上と検出したときに、前記情報記録媒体から読み取られた情報に基づく入場用の所定の演算処理の結果に関係なく前記ドアを開に制御するドア開制御手段と、
    を有することを特徴とする自動改札機。
  2. 請求項1に記載の自動改札機において、前記移動速度検出手段は、前記改札通路内の利用者を検知する人間検知器からなることを特徴とする自動改札機。
  3. 請求項1に記載の自動改札機において、前記移動速度検出手段は、前記改札通路内へ入ろうとする利用者を検知するセンサからなることを特徴とする自動改札機。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の自動改札機において、前記ドア開制御手段は、前記自動改札機の本体がノーマルオープン型であるときに、開になっている前記ドアを開のまま維持することを特徴とする自動改札機。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の自動改札機において、前記ドア開制御手段は、前記自動改札機の本体がノーマルクローズ型であるときに、閉になっている前記ドアを開にすることを特徴とする自動改札機。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の自動改札機において、前記自動改札機の本体は、前記情報記録媒体と無線を介して交信して入場用の所定の演算処理を行うことを特徴とする自動改札機。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の自動改札機において、前記自動改札機の本体は、前記情報記録媒体をその自動改札機の本体内に取り込んで入場用の所定の演算処理を行うことを特徴とする自動改札機。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載の自動改札機において、前記自動改札機の本体は、前記情報記録媒体と無線を介して交信して入場用の所定の演算処理を行うとともに、その情報記録媒体をその自動改札機の本体内に取り込んで入場用の所定の演算処理を行うことを特徴とする自動改札機。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の自動改札機において、前記ドア開制御手段が前記ドアを開にしたときに、出場時に所定の精算処理が必要である旨を報知する報知手段を設けたことを特徴とする自動改札機。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の自動改札機において、前記ドア開制御手段が前記ドアを開にしたときに、その自動改札機の本体を介して入場したことを証明する所定の入場証明媒体を発行する入場証明媒体発行手段を設けたことを特徴とする自動改札機。
JP2006102787A 2006-04-04 2006-04-04 自動改札機 Withdrawn JP2007279875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102787A JP2007279875A (ja) 2006-04-04 2006-04-04 自動改札機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102787A JP2007279875A (ja) 2006-04-04 2006-04-04 自動改札機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007279875A true JP2007279875A (ja) 2007-10-25

Family

ID=38681282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006102787A Withdrawn JP2007279875A (ja) 2006-04-04 2006-04-04 自動改札機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007279875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079717A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toshiba Corp 自動改札装置及び自動改札装置のゲート扉制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079717A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toshiba Corp 自動改札装置及び自動改札装置のゲート扉制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007047960A (ja) 媒体処理装置及びそれを用いた自動改札機
JP2007279875A (ja) 自動改札機
JP2007257112A (ja) 自動改札機
JP4703160B2 (ja) 非接触式自動改札機
JP4375714B2 (ja) 非接触式自動改札機
JP4240462B2 (ja) 非接触式自動改札機
JP2007094687A (ja) 自動改札機
JP2005025321A (ja) 非接触式自動改札機
JP5175507B2 (ja) 改札機及び改札方法
KR100213975B1 (ko) 요금 자동징수를 위한 알에프 게이트 시스템
JP5442928B2 (ja) 自動改札機
JP2004021283A (ja) 非接触券及びそれを処理する自動改札機
JP5115950B2 (ja) 自動改札機
JP4287196B2 (ja) 非接触券及びそれを処理する非接触式自動改札機
JP2698534B2 (ja) 自動改札機
JP4032373B2 (ja) 自動改札機
JP5823325B2 (ja) 改札システム、自動改札装置およびウエアラブル乗車券媒体
JP2004220525A (ja) 自動改札装置
JP3316131B2 (ja) 自動改札機
JP2005011198A (ja) アンテナ装置及び自動改札装置
JP2004326235A (ja) 自動改札機
JP2004151936A (ja) 非接触式トークン投入装置
JP2003296771A (ja) 自動改札機
JP2007249608A (ja) 媒体処理装置及びそれを用いた処理機
JP2003006684A (ja) 非接触式自動改札機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090707