JP2007279483A - 撮像装置、オートフォーカスaf補助光発光方法、およびプログラム - Google Patents

撮像装置、オートフォーカスaf補助光発光方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 AF補助光を照射する発光パターンを可変に構成することで、よりしっかりとフォーカスの合った画像を撮影しえる撮像装置、オートフォーカス補助光発光方法、およびプログラムの提供
【解決手段】 ストロボ光を透過するストロボ発光窓1の部分に透過型液晶を使用し、図3(a)〜図3(c)に示すようにストロボのプリ発光時にはオートフォーカスしやすいようにコントラストパターンをストロボ発光窓1に表示してからプリ発光を行ってAF補助光として用い、ストロボ発光窓1に映っているコントラストパターンを被写体に投影させてコントラストを得てAF動作を行ない、AF後に、図3(d)に示すようにストロボ発光窓1に映し出されているコントラストパターンを消去してフラッシュ光を完全透過するようにしてストロボを本発光させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、デジタルカメラやカメラ付携帯電話機等の撮像装置で低輝度もしくはコントラストが低い被写体に対して焦点検出を行なうためのオートフォーカス(以下、「AF」と記す)AF補助光発光技術に関する。
従来、AFを行うときにAFの精度を向上させるためAF用のAF補助光を投射しながらAFをおこなうといった周知技術があった。また、特許文献1に記載の技術のように、フラッシュにLCDのフィルタを設けてフラッシュの光バランス(発光パターン)を調整する技術があった。また、特許文献2に記載の技術のように、カメラの前面に複数のLEDを持ち、AF補助光を投射すると共にフラッシュ(本発光)も行い、フラッシュ時には複数個のLEDで発光パターンを可変にしてフラッシュを行うという技術があった。
特開2003−186090号公報 特開2003−114462号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、発光パターンはあくまでフラッシュ(本発光)のために形成するものであり、AF用のAF補助光として用いるものではなかった。また、上記特許文献2に記載の技術においても、AF補助光の発光パターンを可変にするまでの開示はなされていない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、AF補助光を照射する発光パターンを可変に構成することで、よりしっかりとフォーカスの合った画像を撮影し得る
撮像装置、オートフォーカス補助光発光方法、およびプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、オートフォーカスの補助光であるAF補助光を発光する発光手段と、前記発光手段により発光される補助光の発光パターンを可変に構成するパターン制御手段と、前記発光手段より発光された補助光が被写体に反射した光を測光する測光手段と、前記発光手段により補助光を発光させて、前記測光手段によるその補助光の測光結果よりオートフォーカスを行なうAF手段と、前記AF手段によるAFの成否を判定するAF成否判定手段と、前記AF成否判定手段により、AFが不成立であると判定された場合に、前記パターン制御手段によるパターンを再設定して、再度AFを試みるAF再実行手段と、を有することを特徴とする撮像装置を提供する。
また、請求項2に記載の発明では、前記AF手段は、1回のAFに際して、前記発光手段による発光とそれに伴う前記測光手段による測光を複数回行なうことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項3に記載の発明では、前記AF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光は、前記パターン制御手段によるパターン変更を行なわずに、1つのパターンで行なわれることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項4に記載の発明では、前記AF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光は、前記パターン制御手段によりパターンを変更しながら行なうことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項5に記載の発明では、前記AF再実行手段によりAFを再実行する際に、前記パターン制御手段によりパターンの変更を行なうことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項6に記載の発明では、前記AF再実行手段によりAFを再実行する際に、前記AF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光を行なう際に、前記パターン制御手段により行なうパターン変更の組み合わせを変更してAFを行なうことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項7に記載の発明では、前記発光手段は、RGBの3原色別に発光するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項8に記載の発明では、前記パターン制御手段は、前記3原色別に設けられた光源毎に設けられており、その光源毎にパターンを可変に構成することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項9に記載の発明では、前記AF手段によるAFの実行毎に、前記パターン制御手段によりパターンを変更せずにAFを行なうことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項10に記載の発明では、前記AF手段によるAFの実行毎に、前記パターン制御手段によりパターンを変更してAFを行なうことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項11に記載の発明では、前記AF手段は、1回のAFに際して、前記発光手段による発光とそれに伴う前記測光手段による測光を複数回行なうと共に、このAF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光は、前記パターン制御手段によりパターンを変更しながら行なうことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項12に記載の発明では、前記パターン制御手段は、前記発光部の前面に設置したLCDを制御することにより行い、前記発光パターンはパターンを制御することにより行なうことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項13に記載の発明では、前記パターン制御手段は、前記発光部を構成する複数のLEDの個々のON/OFFによりパターンを制御するものであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項14に記載の発明では、AFが成就した前記発光パターンを記憶する記憶手段と、次回撮影時に、優先的に前記記憶手段に記憶されているこの発光パターンを用いてAF補助光の照射を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項15に記載の発明では、前記発光部は、フラッシュとAF補助光の発光を行なう為に兼用して使用されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項16に記載の発明では、前記AF補助光と、フラッシュの調光を行なうプリ発光と、を兼用することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置を提供する。
また、請求項17に記載の発明では、オートフォーカスの補助光であるAF補助光を発光する発光工程と、前記発光工程により発光する補助光の発光パターンを制御するパターン制御工程と、前記発光工程により発光する補助光が被写体に反射した光を測光する測光手段と、前記測光手段によるその補助光の測光結果よりオートフォーカスを行なうAF工程と、前記AF工程によるAFの成否を判定するAF成否判定工程と、前記AF成否判定工程により、AFが不成立であると判定された場合に、前記パターン制御手段によるパターンを再設定して、再度AFを試みるAF再実行工程と、を有することを特徴とするオートフォーカス方法を提供する。
また、請求項18に記載の発明では、前記AF工程は、1回のAFに際して、前記発光工程による発光とそれに伴う前記測光工程による測光を複数回行なうことを特徴とする請求項17に記載のオートフォーカス方法を提供する。
また、請求項19に記載の発明では、前記発光工程は、RGBの3原色による色別の光源より3原色の補助光を発光することを特徴とする請求項17に記載のオートフォーカス方法を提供する。
また、請求項20に記載の発明では、更にAFが成就した前記発光パターンを記憶する記憶工程を有し、次回撮影時に、優先的に前記記憶工程で記憶したこの発光パターンを用いてAF補助光の照射を行うことを特徴とする請求項17に記載のオートフォーカス方法を提供する。
また、請求項21に記載の発明では、オートフォーカスの補助光であるAF補助光を発光する発光機能と、前記発光機能により発光する補助光の発光パターンを制御するパターン制御機能と、前記発光機能により発光する補助光が被写体に反射した光を測光する測光機能と、前記測光機能によるその補助光の測光結果よりオートフォーカスを行なうAF機能と、前記AF機能によるAFの成否を判定するAF成否判定機能と、前記AF成否判定機能により、AFが不成立であると判定された場合に、前記パターン制御機能によりパターンを再設定して、再度AFを試みるAF再実行機能と、を実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
請求項22に記載の発明では、前記AF機能は、1回のAFに際して、前記発光機能による発光とそれに伴う前記測光機能による測光を複数回行なうことを特徴とする請求項21に記載のプログラムを提供する。
請求項23に記載の発明では、前記発光機能は、RGBの3原色による色別の光源より3原色の補助光として発光させることを特徴とする請求項21に記載のプログラムを提供する。
請求項24に記載の発明では、更にAFが成就した前記発光パターンを記憶する記憶機能を有し、次回撮影時に、優先的に前記記憶機能で記憶したこの発光パターンを用いてAF補助光の照射を行うことを特徴とする請求項21に記載のプログラムを提供する。
本発明により、コントラストパターン(AF補助光)を制御して被写体に照射できるので、AF時に照射されるコントラストパターンによるコントラストを基に被写体とカメラの距離を取得(測距)してより確実に焦点検出を行なうことができる。
図1は、実施形態1〜3に係わる撮像装置の一実施例であるデジタルカメラの外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図である。
デジタルカメラ100は図1(a)に示すように正面側に、透過型の液晶からなるストロボ発光窓1および撮像レンズ2を有している。また、デジタルカメラ100の背面には図1(b)に示すように、モードダイアル3、液晶モニタ画面4、カーソルキー6−1、SETキー6−2、キー10等が設けられている。また、上面にはシャッターキー8、および電源ボタン9が設けられ、図示されていないがシャッターキーの側部にはズームレバーが設けられている。また、側部には図示されていないがパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
なお、実施形態1〜3の説明ではストロボ発光窓1は透過型の液晶からなるものとして説明するが、これに限定されない、例えば、ストロボ発光窓1は透明な部材からなるものとし、ストロボ発光窓1の前面または背面に極めて接近させた状態の液晶面を設けるようにしてもよい。以下の説明で「ストロボ発光窓1の液晶」または「ストロボ発光窓液晶」と記した場合はストロボ発光窓1の前面または背面に極めて接近させて設けた液晶面の場合も含むものとする。
また、補助光の発光パターンは、補助光を発光させる発光部の前面に設置したパターン変更装置によりパターン変更するものではなくとも良く、発光部自体を複数の小発光部(例えば複数のLED)で形成して、その小発光部のON/OFFにて発光パターンを形成するように構成しても良い。
図2は、図1に示した実施例1、2に係るデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。図2で、デジタルカメラ100は、基本モードである撮影モードにおいて、ズームレンズ12−1を移動させて光学ズーム動作を行わせるズーム駆動部11−1、フォーカスレンズ12−2を移動させて合焦動作を行わせるAF駆動部11−2、ズームレンズ12−1及びフォーカスレンズ12−2を含む撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、保存メモリ28、キー入力部30、ストロボ駆動部31、ストロボ発光部32、およびストロボ発光窓液晶駆動部33を備えている。
撮影モードでのモニタリング状態においては、ズーム駆動部11−1は光学ズーム指示があると図示しないズームレンズ駆動モータを駆動してズームレンズ12−1を移動させる。また、AF駆動部11−2は図示しないフォーカスレンズ駆動モータを駆動してフォーカスレンズ12−2を移動させる。上記撮像レンズ2を構成するレンズ光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータ(画素)に変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合(composite)同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いてDRAMインターフェイス(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22は、このデジタルカメラ100全体の制御動作を司るものであり、CPU若しくはMPU(以下、CPU)と、後述するように簡単撮影モード時の動作制御を含む該CPUで実行される動作プログラムを記憶したフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリ、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してフラッシュメモリ等のプログラム格納用メモリに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ100の他の各機能の実行制御、例えば、本発明に基づくオートフォーカス補助光発光制御動作等や、設定された撮影モードに対応するズームレンズの移動範囲(以下、ズーム領域)でのズーム動作の他、デジタルズーム指示によるデジタルズーム処理、スルー表示、自動合焦、撮影、記録、及び記録した画像の再生・表示等の実行制御等や機能選択時の機能選択メニューの表示制御、設定画面の表示制御、等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに液晶モニタ画面4に表示することになる。また、マルチAF時にマルチAF枠を表示することもできる。
制御部22は合焦指示に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photograph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピー符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、保存メモリ28に記録保存する。また、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及び保存メモリ28への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22が保存メモリ28に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力させる。
上記JPEG回路27は複数の圧縮率に対応しており、圧縮率に対応させて記憶するモードには圧縮率の低い高解像度(一般に、高精細、ファイン、ノーマルなどと呼ばれる)に対応するモードと圧縮率の高い低解像度(一般にエコノミーなどと呼ばれる)モードがある。高画素数から低画素数にも対応している。
保存メモリ28は、内蔵メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク、あるいは着脱可能なメモリーカード等の記録媒体からなり画像データや撮影情報等を保存記録する。
キー入力部30は上述したモードダイアル3、カーソルキー6−1、SETキー6−2、シャッターキー8、電源ボタン9、再生指示操作用等に用いるキー10、および図示しないズームレバー等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部22に送出される。
モードダイアル3は撮影モードや再生モードの選択を行うものである。ユーザはモードダイアル3を操作して、各種撮影モードを選択することができる。
カーソルキー6−1はモード設定やメニュー選択等に際して液晶モニタ画面4に表示されるメニューやアイコン等をカーソルでポイント(指定)する際に操作するキーであり、カーソルキー5の操作によりカーソルを上下又は左右に移動させることができる。また、SETキー6−2はカーソルキー6−1によってカーソル表示されている項目を選択設定若しくは確認する際に押すキーである。
シャッターキー8は、撮影時にレリーズ操作を行うもので、2段階のストロークを有しており、1段目の操作(半押し状態)でオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための合焦指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮影処理を行うための撮影指示信号を発生するが、実施形態1〜3に係わる発明では、ストロボ撮影時には、シャッターキー8の全押し操作のみでストロボのプリ発光兼AF補助光発光が行われ、AFとAEが行われ、合焦が終了すると直ちにストロボの本発光を行なって撮影を行う。
ストロボ駆動部31はストロボ発光部32用の充電制御および制御部22の制御下でストロボ発光部32のプリ発光および本発光のタイミングの制御を行う。
ストロボ発光窓液晶駆動部33は制御部22の制御下でストロボ発光窓1の液晶を駆動してストロボ発光部32のプリ発光時に所定のコントラストパターンを形成する。
これにより、ストロボ発光部32がプリ発光すると、ストロボ発光窓1に形成されたコントラストパターンが被写体に照射される。
図3は本実施形態に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図である。図3で、符号100はデジタルカメラ、符号1は透過型液晶からなるストロボ発光窓、符号101はストロボ発光窓1を介して被写体にAF補助光として照射されるコントラストパターン、符号102はストロボ本発光時のフラッシュ光を示す。
本実施形態ではストロボ光を透過するストロボ発光窓1の部分に透過型液晶を使用し、図3(a)〜図3(c)に示すようにストロボのプリ発光時にはAF(オートフォーカス)しやすいようにコントラストパターン101をストロボ発光窓1に映し出してから間欠的に小規模な発光(プリ発光)をAF補助光として用い、ストロボ発光窓1に映っているコントラストパターンを被写体に照射させ、その後のストロボ本発光時には、図3(d)に示すようにストロボ発光窓1に映し出されているコントラストパターンを消去してフラッシュ光を完全透過するようにしてストロボを発光させる。
図4は本実施形態に係わるデジタルカメラ100のストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートはデジタルカメラ100のコンピュータに本発明のオートフォーカス補助機能(下記ステップS5〜S7)を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図4に基いて説明する。
電源オンで撮影モードが選択されると、制御部22は撮影条件等の初期設定を行い(ステップS1)、その時点のズーム値に対応した焦点距離でスルー画像用のAE処理を実行しカラープロセス回路18でCCD13から画像データを得ると共にホワイトバランス(AWB)処理を施した上でDMAコントローラ19及びDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21へのDMA転送を開始し、VRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4へのスルー画像表示を行う。また、図示しないがズーム操作に基づく指示があるズーム処理を行ってズームレンズ12−1を指定された位置に移動させる(ステップS2)。
制御部22はカラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の輝度を取得して所定値と比較し、ストロボ発光の要否を調べ、ストロボ発光が必要な場合はステップS4に進み、そうでない場合は通常の撮影処理(図示せず)に進む(ステップS3)。
制御部22はキー入力部30からの信号を基にシャッターキー8の全押し操作があったか否かを調べ、全押し操作があった場合はステップS5に進み、そうでない場合はステップS2に戻る(ステップS4)。
制御部22はAF動作を開始すると共に(ステップS4)、図5〜図8、図11〜図14に示すような発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御および調光制御を行い(ステップS6)、ストロボのプリ発光により被写体に照射されたコントラストパターン(AF補助光)を基に被写体とカメラの距離を取得(測距)して焦点検出を行いピントを合わせる(つまり、AFを行う)と共に、シャッターキー8の全押し時に取り込んだスルー画像データに基づく本撮影用のAE処理及び自動ホワイトバランス(AWB)処理を行なう(ステップS7)。AF処理は、例えば、コントラスト検出方式を備えたものであれば、レンズ光学系12に含まれるフォーカスレンズ12−2を光軸方向に移動させながら、被写体のコントラスト(高周波成分)を検出し、最もコントラストが大きくなる位置を決定する処理を行う。なお、この間もAF処理が終わるまでVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたスルー画像データで書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー画像を表示する。また、ステップS6の発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御の詳細については、後述の実施形態1〜実施形態3およびそれらの変形例の説明において述べる。
次に、AF処理等が完了すると、制御部22は調光結果に基づく制御信号をストロボ発光窓液晶駆動部33に送ってストロボ発光部32を本発光させ(ステップS8)、その時点で直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止してスルー画像取得時とは異なる本撮影時のCCD駆動方式への切換えを実行して取込んだ画像データに画像圧縮処理を施した後、この圧縮画像データ(画像ファイル)を保存メモリ28に記録して1フレーム分の画像の撮影を終了する(ステップS9)。
上記図4のフローチャートに示した動作により、デジタルカメラ100はストロボのプリ発光を調光用だけでなくAF補助光としても用いることができる。また、その際ストロボ発光窓1に映っているコントラストパターンを被写体に照射するので、投光LEDがなくてもコントラストが低い被写体に対してもストロボのプリ発光で焦点検出を行うことができる。
更に、ストロボ発光時の発光量を制御するためのプリ発光時に、ストロボ発光窓1の液晶にパターンを映し出してAF用のコントラストを得やすくし、ストロボ調光だけでなくAF動作も行なうので、従来のストロボ撮影では、「シャッター半押し、;AF補助光などによるAF動作」→「シャッター全押し;ストロボ発光による調光」→「撮影」といった手順であったものが、本発明により、「シャッター全押し;ストロボ発光によるAF&調光」→「撮影」、というように、一度のシャッター操作でストロボ撮影を行なうことができるようになることから、撮影までのタイムラグを短くすることができる。また、ストロボのプリ発光によるAF補助光で調光も行うので、AF補助光の発光と調光用のプリ発行を別にする場合に比べてストロボ発光による電力の消耗を抑制できる。
また、従来のAF補助光はLED投光のようにピンポイントであったため被写体中心のスポットAF以外は効果が薄かったが、本発明により、ストロボプリ発光を利用することで、広い画角でAF補助光を照射できるので、マルチAF時やスポットで位置指定する場合にも有意な効果がある。
なお、上記図4のフローチャートではステップS4でシャッターキー8を全押しすることにより、「ストロボ発光によるAF&調光」→「撮影」、というように、一度のシャッター操作でストロボ撮影を行なうように構成したが、ステップS4ではシャッターキー8を半押しして、「ストロボ発光によるAF&調光」を行ってからシャッターキー8を全押しして撮影指示を出して、その撮影指示により、「ストロボ発光によるプリ発光」を行い、その後「本発光」を行なうように構成してもよい。このように構成する場合、ストロボには特に発光放電管ではなくLEDを用いることによって、ストロボ発光によるAF&調光とストロボ発光によるプリ発光をスムーズに行なうことが出来る。これにより、AFした状態が適当であるか否か、撮影者が確認した後に撮影することが出来るので、よりAFが適当な撮影をすることが出来る。
また上記の例では、フラッシュとAF補助光とを同じ発光部より発光するように構成しているが、このようではなくとも良く、フラッシュ用の発光部とAF補助光用の発光部を分けて設置しても良い。このような構成を許容することで、設計の自由度が向上する。
また、フラッシュの調光用のプリ発光と、AF補助光を兼用しているが、別々に行なっても良い。このような構成を許容することで、やはり設計の自由度が向上する。
また、AFを完了した時の発光パターンを例えば保存メモリ28に記憶しておいて、次回AFを実行する時に、AFが成功した発光パターンを優先的に使用するように構成しても良くまた、前回AFが成功した発光パターンを記憶しておくだけでなく、AFが成功したパターンを経時的に記憶しておいて、記憶の中で一番成功確立の高い発光パターンより優先的に使用してAFを行なうように構成しても良い。このように構成することで、より素早くより確実なAFを行なうことが出来る。
(実施形態1)
図5は本実施形態に基づくデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートであり、図4のフローチャートのステップS6の詳細フローチャート(AF補助光発光制御手段)に相当する。
図5で、図4のステップS4でシャッターキー8が全押しされると、制御部22は、ROM等のメモリに格納されているプリ発光用パターンデータを取り出して制御信号と共にストロボ発光窓液晶駆動部33に送り、ストロボ発光窓1の透過型液晶を駆動してコントラストパターンをストロボ発光窓1に表示させ(ステップS6−1)、更に、ストロボ駆動部31に駆動制御信号を送ってストロボ発光部32を所定の光量で所定時間間隔で発光させてストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを被写体に照射し、カラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の光量を検出して検出値を基にストロボの調光を行う(ステップS6−2)。
次に、制御部22はプリ発光によるAF補助光の発光が所定回数(例えば、3回)行われたか否かを調べ、所定回数行われた場合はステップS6−4に進み、そうでない場合はステップS6−2に戻る(ステップS6−3)。
AF補助光の発光が所定回数行われた場合は、制御部22はストロボ発光窓液晶駆動部33に制御信号を送ってストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを消去してステップS7に進む(ステップS6−4)。
具体的には、例えば、コントラストパターンを「A」とし、3回ずつ繰り返すとすると、「A」、「A」、「A」と3回繰り返してパターン「A」によるAF補助光を照射したのちステップS6−4を経てステップ7で合焦することとなる。
上記図5のフローチャートに示した動作により、シャッターキー8を全押しするだけでデジタルカメラ100は同じコントラストパターン(AF補助光)を所定回数繰り返して被写体に照射するので、コントラストパターンを基に被写体とカメラの距離を取得(測距)して焦点検出を行いピントを合わせると共にストロボの調光を行うことができる。
<変形例>
上記実施形態では、同じコントラストパターンのAF補助光を所定回数発光するようにしたが、異なるコントラストパターンのAF補助光を順次発光するようにしてもよい。
図6は本変形例に基づくデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートである。なお、図6の例ではROM等のメモリに異なるパターンのプリ発光用パターンデータが所定数(例えば、3パターン)格納されているものとする。
図6で、図4のステップS4でシャッターキー8が全押しされると、制御部22は、ROM等のメモリから取り出されたプリ発光用パターンデータを制御信号と共にストロボ発光窓液晶駆動部33に送り、ストロボ発光窓1の透過型液晶を駆動してコントラストパターンをストロボ発光窓1に表示させ(ステップS6−1)、更に、ストロボ駆動部31に駆動制御信号を送ってストロボ発光部32を所定の光量で所定時間間隔で発光させてストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを被写体に照射し、カラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の光量を検出して検出値を基にストロボの調光を行う(ステップS6−2)。
次に、制御部22は次にストロボ発光窓1に設定/表示させる変更パターン(プリ発光用パターンデータ)がROM等のメモリにまだあるか否かを調べ、ある場合はステップS6−5に進み、変更パターンが終わった場合にはステップS6−4に進む(ステップS6−3)。
変更パターンが終わった場合には、制御部22はストロボ発光窓液晶駆動部33に制御信号を送ってストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを消去してステップS7に進む(ステップS6−4)。
変更パターン(プリ発光用パターンデータ)がROM等のメモリにまだある場合はROM等のメモリに格納されている次のパターン(プリ発光用パターンデータ)をコントラストパターンとして設定し、ステップS6−1に戻る(ステップS6−5)。
具体的には、例えば、コントラストパターンを「A」、「B」、「C」の3つとすると、「A」、「B」、「C」の順にパターン「A」、「B」、「C」によるAF補助光を照射したのちステップS6−4を経てステップ7で合焦することとなる。
上記図6のフローチャートに示した動作により、シャッターキー8を全押しするだけでデジタルカメラ100は異なるコントラストパターン(AF補助光)を1つずつ順次被写体に照射して被写体とカメラの距離を取得(測距)して焦点検出を行いピントを合わせると共にストロボの調光を行うことができる。なので、AFを行なうのにコントラストパターンが適当でなかった場合にも、コントラストパターンを変更させながらAFを行なっているので、問題なくAFを行なうことが出来る。
(実施形態2)
上記実施形態1では同じコントラストパターンのAF補助光を所定回数発光するようにし、その変形例では異なるコントラストパターンのAF補助光を循環的に発光するようにしたが、被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かによってAF補助光のパターンを切替えるようにしてもよい。
図7は本実施形態に基づくデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートである。なお、図7の例では、ROM等のメモリに異なるパターンのプリ発光用パターンデータが所定数(例えば、3パターン)格納されているものとし、図8の例では9パターン格納されているものとする。
図7で、図4のステップS4でシャッターキー8が全押しされると、制御部22は、ROM等のメモリに格納されているプリ発光用パターンデータを取り出して制御信号と共にストロボ発光窓液晶駆動部33に送り、ストロボ発光窓1の透過型液晶を駆動してコントラストパターンをストロボ発光窓1に表示させ(ステップS6−1)、更に、ストロボ駆動部31に駆動制御信号を送ってストロボ発光部32を所定の光量で所定時間間隔で発光させてストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを被写体に照射し、カラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の光量を検出して検出値を基にストロボの調光を行う(ステップS6−2)。
次に、制御部22はプリ発光によるAF補助光の発光が所定回数(例えば、3回)行われたか否かを調べ、所定回数行われた場合はステップS6−4に進み、そうでない場合はステップS6−2に戻る(ステップS6−3)。
AF補助光の発光が所定回数行われた場合は、制御部22は被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切な場合はステップS6−5に進み、そうでない場合はステップS6−6に進む(ステップS6−4)。被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かは、例えば、コントラストパターンを照射した被写体から得るコントラストデータ(高周波成分)がAF用として適切であるか否かによって判定することができる。
コントラストパターンがAF用として適切であった場合は、制御部22はストロボ発光窓液晶駆動部33に制御信号を送ってストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを消去してステップS7に進む(ステップS6−5)。
コントラストパターンがAF用として適切でなかった場合は、制御部22はROM等のメモリに格納されている次のパターン(プリ発光用パターンデータ)をコントラストパターンとして設定し、ステップS6−1に戻る(ステップS6−6)。
具体的には、例えば、コントラストパターンを「A」、「B」、「C」の3つとし、3回ずつ同じパターンを繰り返すとすると、「A」、「A」、「A」と3回繰り返してパターン「A」によるAF補助光を照射したのち、パターン「A」がAF用として適切かどうかを判定し、適切でなかった場合は「B」、「B」、「B」と3回繰り返してパターン「B」によるAF補助光を照射したのち、パターン「B」がAF用として適切かどうかを判定し、適切でなかった場合は「C」、「C」、「C」と3回繰り返してパターン「C」によるAF補助光を照射したのち、パターン「C」がAF用として適切かどうかを判定する動作を循環的に繰り返し、AF用として適切なパターンが照射された場合に、ステップS6−5を経てステップ7で合焦することとなる。
上記図7のフローチャートに示した動作により、シャッターキー8を全押しするだけでデジタルカメラ100は同じコントラストパターン(AF補助光)を所定回数繰り返して被写体に照射するがコントラストパターンがAF用として適切でなかった場合には次のコントラストパターンの照射を所定回数繰り返す動作を循環的に繰り返すので、あるパターンではAF用として不適切であっても別のパターンで合焦できる。
<変形例>
上記実施形態1では同じコントラストパターンのAF補助光を所定回数発光するようにして被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かによってAF補助光のパターンを切替えるようにしたが、異なるコントラストパターンのAF補助光を循環的に発光させて被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かによってAF補助光のパターンを切替えるようにしてもよい。
図8は本変形例に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作の説明図である。説明上、コントラストパターンを「1」〜「9」の9パターンとする。
図8で、図4のステップS4でシャッターキー8が全押しされると、ステップS6−1ではROM等のメモリに格納されているプリ発光用パターンデータ「1」〜「3」を順次取り出して制御信号と共にストロボ発光窓液晶駆動部33に送り、ストロボ発光窓1の透過型液晶を駆動してコントラストパターン「1」〜「3」を順次ストロボ発光窓1に表示させてからパターン「1」〜「3」によるAF補助光を照射したのち、パターン「1」〜「3」がAF用として適切かどうかを判定し、適切でなかった場合はステップS6−2で同様の動作で「4」〜「6」によるAF補助光を照射したのちパターン「4」〜「6」がAF用として適切かどうかを判定し、適切でなかった場合はステップS6−3で同様の動作でパターン「7」〜「9」によるAF補助光を照射したのち、パターン「7」〜「9」がAF用として適切かどうかを判定し、適切でなかった場合はステップS6−1に戻る動作を繰り返す。また、パターン「1」〜「3」によるAF補助光、パターン「4」〜「6」によるAF補助光、パターン「7」〜「9」によるAF補助光のいずれかがAF用として適切な場合はステップS7に進む。
上記図8のフローチャートに示した動作により、シャッターキー8を全押しするだけでデジタルカメラ100は異なるコントラストパターン(AF補助光)を順次被写体に照射するがコントラストパターンがAF用として適切でなかった場合には次のコントラストパターンを照射する動作を循環的に繰り返すので、あるパターンではAF用として不適切であっても別のパターンで合焦できる。
(実施形態3)
図9は、実施形態3〜5に係わる撮像装置の一実施例であるデジタルカメラ120、130の電子回路構成の一実施例を示す図である。なお、デジタルカメラ120、130の外観は図1に示したデジタルカメラの正面に複数の投光LEDを配設してなる(図10、図16参照)。
図9で、デジタルカメラ120(または130)の電子回路構成は図1に示したデジタルカメラの電子回路構成のうち、ストロボ液晶駆動部33を図示のマルチ発光制御部34で置き換えたものであり、他の構成部分(レンズ光学系12〜ストロボ発光部32)の機能と構成は図2の場合と同様である。
マルチ発光制御部34は、シャッターキー8が半押しされると、デジタルカメラ120の正面側に設けられている複数の投光LED(マルチLED)を同時または所定の順序で発光させ、AF補助光として被写体に照射させる。
図10は本実施形態に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図である。図10で、符号120はデジタルカメラ、符号2は撮像レンズ、符号5はストロボ発光窓、符号8はシャッターキー、符号9は電源ボタン、符号121−1〜121−3はR、G、Bのパターン光をそれぞれ発光する投光LED、符号122−1〜122−3は投光LED121−1〜121−3から投光されるR、G、Bのパターン光を示す。また本実施例に係わるデジタルカメラのストロボ撮影時の概略動作は図4のフローチャートに示した動作と同様とする。
本実施形態ではデジタルカメラ120の本体前面に図10に示すようにR、G、Bのパターン光を発する投光LED122−1、122−2、122−3を設け、AF動作中にR、G、Bの投光LED122−1、122−2、122−3を同時または順番(異なるタイミング)で発光させ、R、G、Bパターン光を投光させる。また、それぞれ同一のパターン光を発するR、G、Bの投光LED122−1、122−2、122−3を異なるタイミングで発光させるようにしてもよい。
なお、R,G,Bよりの光にパターンを付する為に、投光LEDの前面にパターン形成装置(ここでは透過型液晶)が設置されており、このパターン形成装置を駆動して所定のパターンを形成させた上でLEDを駆動させ投光することにより、所定のパターンを持った光を投光することが出来る。
また、ここでは、投光にパターンを付する為にパターン形成装置を用いているが、このようでなくとも良く、例えば、R,G,B各光源を複数の小発光部(例えばLED)で構成して、その小発光部のON/OFF制御によりパターンを形成するように構成しても良い。このような構成を許容することで、設計の自由度が向上する。
図11において、図4のステップS4でシャッターキー8が全押しされると、制御部22は、ROM等のメモリに格納されているプリ発光用パターンデータを取り出して制御信号と共にマルチ発光制御部34に制御信号を送って、R、G、Bの投光LED122−1、122−2、122−3の透過型液晶を駆動してコントラストパターンを各投光LEDに設定してそれらの発光窓に表示させ(ステップS6−1)、更に、マルチ発光制御部34に駆動制御信号を送って投光LEDを所定の光量で所定時間間隔で発光させてR、G、Bのコントラストパターンを被写体に照射し、カラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の光量を検出して検出値を基にストロボの調光を行う(ステップS6−2)。
次に、制御部22は被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切な場合はステップS6−4に進み、そうでない場合はステップS6−1に戻る(ステップS6−3)。
被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であった場合は、制御部22はストロボ発光窓液晶駆動部33に制御信号を送ってストロボ発光窓1に表示されているコントラストパターンを消去して図4のステップS7に進む(ステップS6−4)。
具体的には、図12の説明図に示すように、ステップS6−2でRの投光LED122−1のコントラストパターンを「1」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「2」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「3」としてそれぞれAF補助光を発光してからステップS6−3で被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切であった場合はS6−4の経路を経てステップS7でAF動作を行ない、適切でなかった場合は上記ステップS6−2のAF補助光発光動作を循環的に繰り返す。
上記図11のフローチャートおよび図12の説明図に示した動作により、被写体の反射率や形状や模様などにより単一光ではAFに適切なコントラストデータを取得し難くて合焦不可となるような場合でも、色彩や発光パターンの異なる複数のLEDが同時若しくは所定の順序で発光することでコントラストデータがより取得しやすくなる。
<変形例1>
上記図11のフローチャートおよび図12の説明図ではR、G、Bの投光LEDごとに形成されるコントラストパターンを変更することなく繰り返して被写体に照射するようにしたが、R、G、Bの投光LEDごとに形成されるコントラストパターンを変更することなく繰り返して被写体に照射するようにしたが照射したコントラストパターンがAF用として適切でなかった場合はR、G、Bの投光LEDごとにコントラストパターンをそれぞれ変更して照射するようにしてもよい。なお、この例ではパターンを9個としたが9個に限定されない。また、繰り返しのサイクルを3としたが3に限定されない。
具体的には、図13の説明図に示すように、ステップS6−2でRの投光LED122−1のコントラストパターンを「1」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「2」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「3」としてそれぞれAF補助光を発光してからステップS6−3でコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切でなかった場合はLED122−1のコントラストパターンを「4」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「5」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「6」に変更してからステップS6−3でコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切でなかった場合はステップS6−3で更にLED122−1のコントラストパターンを「7」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「8」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「9」に変更してからステップS6−3で被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切でなかった場合はステップS6−1に戻る動作を循環的に繰り返す。また、コントラストパターンがAF用として適切であった場合はS6−4の経路を経てステップS7でAF動作を行なう。
このように、R、G、Bの投光LEDのコントラストパターンを順次変更してAF補助光を照射することにより、あるパターンではAF用として不適切であっても別のパターンで合焦できる。
<変形例2>
上記図11〜図13に示した例では、R、G、Bの投光LEDごとに形成されるコントラストパターンを被写体に1回照射してからコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定するようにしたが、R、G、Bの投光LEDごとに形成されるコントラストパターンを複数回照射してからコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定するようにしてもよい。なお、この例ではパターンを9個としたが9個に限定されない。また、繰り返しのサイクルを3としたが3に限定されない。
具体的には、図14の説明図に示すように、ステップS6−2でRの投光LED122−1のコントラストパターンを「1」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「2」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「3」としてそれぞれ被写体に照射し、更に、LED122−1のコントラストパターンを「4」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「5」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「6」に変更して被写体に照射してから、ステップS6−3で被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切でなかった場合は、ステップS6−3でそのままのコントラストパターンで各投光LEDから被写体に照射し、更に、Rの投光LED122−1のコントラストパターンを「7」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「8」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「9」に変更して被写体に照射してから、ステップS6−3で被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切でなかった場合は、ステップS6−3でそのままのコントラストパターンで各投光LEDから被写体に照射し、更に、Rの投光LED122−1のコントラストパターンを「1」、Gの投光LED122−2のコントラストパターンを「2」、Bの投光LED122−3のコントラストパターンを「3」に変更して被写体に照射し、ステップS6−3で被写体に照射したコントラストパターンがAF用として適切であったか否かを判定し、適切でなかった場合はステップS6−1に戻る動作を循環的に繰り返す。また、コントラストパターンがAF用として適切であった場合はS6−4の経路を経てステップS7でAF動作を行なう。
このように、R、G、Bの投光LEDのコントラストパターンを順次変更してAF補助光を照射することにより、あるパターンではAF用として不適切であっても別のパターンで合焦できる。また、コントラストパターンがAF用として適切であったか否かの判定前に複数のパターンを照射するので、AF用として適切なパターンを得て合焦させるチャンスが早くなる。
(実施形態4)
図15は本実施形態に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図であり、図15(a)は正面、図15(b)は背面を示す。図15で、符号130はデジタルカメラ、符号2は撮像レンズ、符号3はモードダイアル、符号5はストロボ発光窓、符号6−1はカーソルキー、符号6−2はSETキー、符号8はシャッターキー、符号9は電源ボタン、符号13は複数のLEDを2次元配列したマルチ投光LED、符号15は液晶モニタ画面4に表示されるAF補助光照射範囲、符号14はAF補助光照射範囲15に表示されるAF枠を示す。
本実施形態ではデジタルカメラ130の本体前面に図15に示すように複数の投光LEDを2次元配列したマルチマルチ投光LED13を設け、マルチAF時にマルチ投光LED13中の各LEDを同時に発光させる。
図16は本実施形態に係わるデジタルカメラ130のストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートであり、このフローチャートはデジタルカメラ130のコンピュータに本発明のオートフォーカス補助機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラム格納メモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図15〜図18に基いて説明する。
なお、ここでは前記したようなLCD等のパターン形成装置ではなく、複数の小発光部のON/OFFでもってパターンを形成するように構成しているが、このようでなくとも良く、やはりパターン形成装置でもって発光パターンを形成するように構成しても良い。
また例えば、小発光部である各LEDの前面にそれぞれパターン形成装置を有して、より細かなパターンを形成可能に構成しても構わない。このように構成することで、より確実性の高いAFを行うことが出来る。
図16において、電源オンで撮影モードが選択されると、制御部22は撮影条件等の初期設定を行い(ステップT1)、その時点のズーム値に対応した焦点距離でスルー画像用のAE処理を実行しカラープロセス回路18でCCD13から画像データを得ると共にホワイトバランス(AWB)処理を施した上でDMAコントローラ19及びDRAMインターフェイス(I/F)20を介してDRAM21へのDMA転送を開始し、VRAM24をCCD13からの画像データを間引いたビデオスルー画像データで書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4へのスルー画像表示を行う。また、図示しないがズーム操作に基づく指示があるズーム処理を行ってズームレンズ12−1を指定された位置に移動させる(ステップT2)。
制御部22はカラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の輝度を取得して所定値と比較し、ストロボ発光の要否を調べ、ストロボ発光が必要な場合はステップT4に進み、そうでない場合は通常の撮影処理(図示せず)に進む(ステップT3)。
制御部22はキー入力部30からの信号を基にシャッターキー8の半押し操作があったか否かを調べ、半押し操作があった場合はシャッターキー8をロックしてステップT5に進み、そうでない場合はステップT2に戻る(ステップT4)。また、制御部22は制御信号をマルチ発光制御部34に送り、マルチ投光LED13中の各LEDを同時に発光させて被写体を照射させ(ステップT5)、カラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の光量を検出して検出値を基にストロボの調光を行う(ステップT6)。
次に、制御部22はマルチ投光LED13の発光により被写体に照射した各パターン(AFAF補助光)を基に被写体上の複数の合焦位置とカメラの距離を取得(測距)して複数の合焦位置について焦点検出を行い、そのうちの所望の合焦位置にピントを合わせる(つまり、マルチAFを行う)と共に、シャッターキー8の半押し時に取り込んだスルー画像データに基づく本撮影用のAE処理及び自動ホワイトバランス(AWB)処理を行い、ステップT8に進む。なお、この間もマルチAF処理が終わるまでVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたスルー画像データで書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー画像を表示する(ステップT7)。
制御部22はマルチAF処理等が終了したか否かを調べ、マルチAF処理等が終了した場合はステップT9に進み、終了していない場合はステップT7に戻る(ステップT8)。
制御部22はシャッターキー8のロック状態を解除して操作可能としてから、キー入力部30からの信号を基にシャッターキー8の全押し操作があったか否かを調べ、全押し操作があった場合はT10に進む(ステップT9)。
シャッターキー8が全押しされると、制御部22はストロボ駆動部31に駆動制御信号を送ってストロボ発光部32を本発光させ(ステップT10)、その時点で直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止してスルー画像取得時とは異なる本撮影時のCCD駆動方式への切換えを実行して取込んだ画像データに画像圧縮処理を施した後、この圧縮画像データ(画像ファイル)を保存メモリ28に記録して1フレーム分の画像の撮影を終了する(ステップT11)。
上記図16のフローチャートに示した動作により、マルチAF時にマルチ投光LEDの各々のLEDが同時に発光するので、全てのAF枠内においてAF補助光を用いたAFが可能となる。
<変形例>
上記図15の説明図および図16のフローチャートではマルチAF時を例としたが、複数のAF枠のうちの一つを選んで合焦させる場合に、マルチ投光LED13のうちそのAF枠に対応したLEDを発光させるようにしてもよい。
図17は本変形例に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図であり、図17(a)は正面、図17(b)は背面を示す。図17で、符号130はデジタルカメラ、符号5はストロボ発光窓、符号13は複数のLEDを2次元配列したマルチ投光LED、符号13−3は選択されたAF枠14−3に対応する投光LED、符号15−3は選択されたAF枠にかかわるAF補助光照射範囲、符号15−3は選択されたAF枠を示す。
図18は本実施形態に係わるデジタルカメラ100のストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートである。以下、図9、図17、および図18に基いて説明する。なお、図19でステップT1〜T3とステップT9〜T11の動作は図16のフローチャートに示した動作と同様である。
図18において、ステップT3の後段または前段でユーザがキー10を押すと選択メニューが表示され、更にマルチAF枠選択メニューを選択するとスルー画像上にマルチAF枠が表示され、ユーザはカーソル操作により所望のAF枠を選択することができるので、制御部22はキー入力部30からの信号をもとにどのAF枠が選択されたかを調べる(ステップT4−1)。
次に、制御部22はキー入力部30からの信号を基にシャッターキー8の半押し操作があったか否かを調べ、半押し操作があった場合はシャッターキー8をロックしてステップT5に進み、そうでない場合はステップT2に戻る(ステップT4−2)。
上記ステップT4−2でシャッターキー8が半押しされると、制御部22は制御信号をマルチ発光制御部34に送り、マルチ投光LED13中のLEDのうち、上記ステップT4−1で選択されたAF枠に対応するLEDを発光させて被写体の対応する部分を照射させ(ステップT5)、カラープロセス回路18からの輝度信号から被写体の光量を検出して検出値を基にストロボの調光を行う(ステップT6)。
次に、制御部22は選択されたAF枠に対応するLEDの発光により被写体に照射した各パターン(AF補助光)を基に被写体上の指定された合焦位置とカメラの距離を取得(測距)して焦点検出を行い、ピントを合わせる(つまり、指定された合焦位置でのAFを行う)と共に、シャッターキー8の半押し時に取り込んだスルー画像データに基づく本撮影用のAE処理及び自動ホワイトバランス(AWB)処理を行い、ステップT8に進む。なお、この間もAF処理が終わるまでVRAM24をCCD13からの画像データを間引いたスルー画像データで書き換えて表示部26の液晶モニタ画面4にスルー画像を表示する(ステップT7)。
制御部22はAF処理等が終了したか否かを調べ、AF処理等が終了した場合はステップT9に進み、終了していない場合はステップT7に戻る(ステップT8)。
上記図18のフローチャートに示した動作により、AF時にマルチ投光LEDのうち選択されたAF枠に対応するLEDが発光するので、選択指定したAF枠内においてAF補助光を用いたAFが可能となる。
また、マルチAF時に限らず、AF枠を移動させる(フリーAF)ようにしてもよく、AF枠を移動させたとき(フリーAF時)にも移動先のAF枠に対応するLEDが発光するので、AF補助光を用いたAFが可能となる。
また、デジタルカメラ100、120、130の保存メモリに、AFが成功したコントラストパターンを記憶する領域を確保し、上記各実施形態において、AFが成功した場合そのAF補助光を形成したパターンデータを記憶しておき、次回撮影時に、制御部22は優先的に記憶領域に記憶されているパターンデータを用いてAF補助光の照射を行うようにしてもよい。このように構成すれば次回撮影におけるAF成功の可能性が高く、また、ストロボ等の発光手段の消費電力を節約できる。
上記各実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば、フラッシュメモリやハードディスク、あるいは着脱可能なメモリーカード等の記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各装置に適用することも可能である。各種装置のコンピュータは記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、各処理を実行して本手法を実現する。
また、上記各実施形態では撮像装置としてデジタルカメラを例としたが、本発明を適用可能な撮像装置はデジタルカメラに限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば撮像装置という用語は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機のほか、撮像部を有する情報機器などにも適用し得るものである。
本発明は上記各実施形態や変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその主旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示されている全構成要素の中からいくつかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
実施形態1〜3に係わる撮像装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観構成の一例を示す図である。 図1のデジタルカメラの回路構成の一実施例を示すブロック図である。 オートフォーカスAF補助光発光方法の説明図である。 本発明に係わるデジタルカメラのストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートである。 実施形態1に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートである。 実施形態1の変形例に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートである。実施形態2に係わるデジタルカメラのストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートである。 実施形態2に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートである。 実施形態2の変形例に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作の説明図である。 実施形態3、4に係わる撮像装置の一実施例としてのデジタルカメラの回路構成の一実施例を示すブロック図である。 実施形態3に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図である。 実施形態3に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作の説明図である。 実施形態3の変形例1に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作の説明図である。 実施形態3の変形例2に係わるデジタルカメラの発光パターンの設定およびAF補助光の発光制御動作の説明図である。 実施形態4に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図である。 実施形態4に係わるデジタルカメラのストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートである。 実施形態4の変形例に係わるオートフォーカス補助光発光方法の説明図である。 実施形態4の変形例に係わるデジタルカメラのストロボ撮影時の概略動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ストロボ発光窓
8 シャッターキー
11−1 AF駆動部
12−2 オートフォーカスレンズ
13 マルチ投光LED
15 AF枠
22、50 制御部
28 保存メモリ
31、63 ストロボ駆動部
32、64 ストロボ発光部
33、65 ストロボ窓液晶駆動部
100、120、130 デジタルカメラ
121−1〜121−3 投光LED
500、600 カメラ付携帯電話機

Claims (24)

  1. オートフォーカスの補助光であるAF補助光を発光する発光手段と、
    前記発光手段により発光される補助光の発光パターンを可変に構成するパターン制御手段と、
    前記発光手段より発光された補助光が被写体に反射した光を測光する測光手段と、
    前記発光手段により補助光を発光させて、前記測光手段によるその補助光の測光結果よりオートフォーカスを行なうAF手段と、
    前記AF手段によるAFの成否を判定するAF成否判定手段と、
    前記AF成否判定手段により、AFが不成立であると判定された場合に、前記パターン制御手段によるパターンを再設定して、再度AFを試みるAF再実行手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記AF手段は、1回のAFに際して、前記発光手段による発光とそれに伴う前記測光手段による測光を複数回行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記AF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光は、前記パターン制御手段によるパターン変更を行なわずに、1つのパターンで行なわれる
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記AF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光は、前記パターン制御手段によりパターンを変更しながら行なう
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記AF再実行手段によりAFを再実行する際に、前記パターン制御手段によりパターンの変更を行なう
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記AF再実行手段によりAFを再実行する際に、前記AF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光を行なう際に、前記パターン制御手段により行なうパターン変更の組み合わせを変更してAFを行なう
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記発光手段は、RGBの3原色別に発光するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記パターン制御手段は、前記3原色別に設けられた光源毎に設けられており、その光源毎にパターンを可変に構成する
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記AF手段によるAFの実行毎に、前記パターン制御手段によりパターンを変更せずにAFを行なう
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記AF手段によるAFの実行毎に、前記パターン制御手段によりパターンを変更してAFを行なう
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記AF手段は、1回のAFに際して、前記発光手段による発光とそれに伴う前記測光手段による測光を複数回行なうと共に、このAF手段による1回のAFにおける前記複数回の発光と測光は、前記パターン制御手段によりパターンを変更しながら行なう
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  12. 前記パターン制御手段は、前記発光部の前面に設置したLCDを制御することにより行い、前記発光パターンはパターンを制御することにより行なうことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記パターン制御手段は、前記発光部を構成する複数のLEDの個々のON/OFFによりパターンを制御するものである
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. AFが成就した前記発光パターンを記憶する記憶手段と、次回撮影時に、優先的に前記記憶手段に記憶されているこの発光パターンを用いてAF補助光の照射を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記発光部は、フラッシュとAF補助光の発光を行なう為に兼用して使用される
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記AF補助光と、フラッシュの調光を行なうプリ発光と、を兼用することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. オートフォーカスの補助光であるAF補助光を発光する発光工程と、
    前記発光工程により発光する補助光の発光パターンを制御するパターン制御工程と、
    前記発光工程により発光する補助光が被写体に反射した光を測光する測光手段と、
    前記測光手段によるその補助光の測光結果よりオートフォーカスを行なうAF工程と、
    前記AF工程によるAFの成否を判定するAF成否判定工程と、
    前記AF成否判定工程により、AFが不成立であると判定された場合に、前記パターン制御手段によるパターンを再設定して、再度AFを試みるAF再実行工程と、
    を有することを特徴とするオートフォーカス方法。
  18. 前記AF工程は、1回のAFに際して、前記発光工程による発光とそれに伴う前記測光工程による測光を複数回行なう
    ことを特徴とする請求項17に記載のオートフォーカス方法。
  19. 前記発光工程は、RGBの3原色による色別の光源より3原色の補助光を発光する
    ことを特徴とする請求項17に記載のオートフォーカス方法。
  20. 更にAFが成就した前記発光パターンを記憶する記憶工程を有し、
    次回撮影時に、優先的に前記記憶工程で記憶したこの発光パターンを用いてAF補助光の照射を行う
    ことを特徴とする請求項17に記載のオートフォーカス方法。
  21. オートフォーカスの補助光であるAF補助光を発光する発光機能と、
    前記発光機能により発光する補助光の発光パターンを制御するパターン制御機能と、
    前記発光機能により発光する補助光が被写体に反射した光を測光する測光機能と、
    前記測光機能によるその補助光の測光結果よりオートフォーカスを行なうAF機能と、
    前記AF機能によるAFの成否を判定するAF成否判定機能と、
    前記AF成否判定機能により、AFが不成立であると判定された場合に、前記パターン制御機能によりパターンを再設定して、再度AFを試みるAF再実行機能と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  22. 前記AF機能は、1回のAFに際して、前記発光機能による発光とそれに伴う前記測光機能による測光を複数回行なう
    ことを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
  23. 前記発光機能は、RGBの3原色による色別の光源より3原色の補助光として発光させる
    ことを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
  24. 更にAFが成就した前記発光パターンを記憶する記憶機能を有し、
    次回撮影時に、優先的に前記記憶機能で記憶したこの発光パターンを用いてAF補助光の照射を行う
    ことを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
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