JP2007278809A - スポット溶接部の検査方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットを用いたスポット溶接部の超音波検査について良否判定の信頼性を向上する。
【解決手段】超音波センサ11のワークWに対する姿勢及び位置をロボット12により変化させ、1つのスポット溶接部SPについて複数の姿勢及び位置でワークWに超音波を発信し、該複数の姿勢及び位置のうち反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を検出し、該検出された姿勢及び位置における超音波センサ11の計測データを用いてスポット溶接部SPの良否判定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波により非破壊でスポット溶接部の良否を自動判定する検査方法及び装置に関するものである。
自動車産業等において金属パネル同士を接合するためにスポット溶接が多用されており、そのスポット溶接部の良否検査を行う必要がある。従来はタガネ破壊検査により良否判定が行われていたが、破壊部品の廃却ロスが生じるため、近年は超音波を利用した非破壊検査が利用され始めている。この非破壊検査は、作業員が手動で超音波探触子をスポット溶接部に押し当てて行っているため、作業に熟練を要すると共に作業員ごとに検査結果のバラツキも生じる。
それに対して、特許文献1にはロボットを用いて超音波センサの動作制御を行うことにより自動的に検査を実施するものが開示されている。該文献によれば、ロボットは、超音波検査装置に予め存在する溶接部位置情報に基づいて超音波センサをスポット溶接部に位置合わせして検査を行う。その際、実際の溶接位置が溶接部位置情報とずれることで超音波信号が所定の基準に達していない場合には、超音波信号が該基準を満たすまでロボットにより超音波センサを移動させて検査を行うようにしている。
独国第10125782公開公報
しかしながら、特許文献1の場合、ロボットにより超音波センサを移動させて超音波信号が前記基準を満たした最初の点で良否判断を行うこととしているため、超音波センサが本来判定すべき最良の検査位置に至る前に良否判定を実施して誤判定するおそれがある。
そこで、本発明は、ロボットを用いたスポット溶接部の超音波検査について良否判定の信頼性を向上することを目的としている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係るスポット溶接部の検査方法は、超音波センサのワークに対する姿勢及び位置をロボットにより変化させ、1つのスポット溶接部に対して複数の姿勢及び位置で超音波を発信し、該複数の姿勢及び位置のうち反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を検出し、該検出された姿勢及び位置における前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行うことを特徴とする。
このようにすると、1つのスポット溶接部について超音波センサの姿勢及び位置をロボットによりそれぞれ複数試し、該複数の姿勢及び位置のうち反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を最終的に検査用として採用しているので、常に最良の検査姿勢及び検査位置でスポット溶接部の良否判定を行うことができ高精度な検査が可能となる。また、超音波センサのワークに対する位置だけでなく姿勢も変化させながら超音波検査を行っているので、従来と異なり超音波センサの姿勢も最良な状態であることを保証することが可能となる。
前記超音波センサの前記ワークに対する姿勢を前記ロボットにより変化させながら、前記超音波センサにより前記スポット溶接部の1点に超音波を発信して反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出し、該最適姿勢が維持された状態で前記ロボットにより前記超音波センサを前記ワークに対して相対移動させることで、前記スポット溶接部を前記超音波センサで走査して反射波の強度が最大となる最適位置を検出し、該最適姿勢及び最適位置における前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行うようにしてもよい。
このようにすると、スポット溶接部の1点について超音波センサの位置を静止させた状態で超音波センサの姿勢を変化させながら超音波検査を行い、反射波の強度が最大となる姿勢を検出することで、まず超音波センサの最適姿勢を確定する。次いで、その最適姿勢を維持したまま超音波センサをスポット溶接部に走査して反射波の強度が最大となる位置を検出することで、超音波センサの最適位置を検出する。最終的に、その最適姿勢及び最適位置での超音波センサの計測データを用いてスポット溶接部の良否判定を実施している。したがって、超音波センサの姿勢及び位置を網羅的に試しながらも超音波センサの姿勢及び位置の変化量が効率的に抑制され、検査時間を効果的に短縮することできる。
前記超音波センサの前記ワークに対する姿勢を前記ロボットにより変化させながら、前記超音波センサで前記スポット溶接部の1点に超音波を発信して反射波の強度が最大となる姿勢を検出し、該検出された姿勢が維持された状態で前記ロボットにより前記超音波センサを前記ワークに対して相対移動させることで、前記スポット溶接部を前記超音波センサで走査して反射波の強度が最大となる最適位置を検出し、該最適位置で更に前記超音波センサの前記ワークに対する姿勢を前記ロボットにより変化させながら、前記超音波センサで超音波を発信して反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出し、該最適姿勢及び最適位置における前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行うようにしてもよい。
このようにすると、スポット溶接部の1点について超音波センサの位置を静止させた状態で超音波センサの姿勢を変化させながら超音波検査を行い、反射波の強度が最大となる姿勢を検出することで、まず超音波センサの好適な姿勢を取得する。次いで、その姿勢を維持したまま超音波センサをスポット溶接部に走査して反射波の強度が最大となる位置を検出することで、超音波センサの最適位置を検出する。さらに、その最適位置において超音波センサの姿勢を変化させて反射波の強度が最大となる姿勢を検出して最適姿勢を決定する。最終的に、その最適姿勢及び最適位置での超音波センサの計測データを用いてスポット溶接部の良否判定を実施している。したがって、超音波センサの最適姿勢を確実に保証ながらも超音波センサの姿勢及び位置の変化量が効率的に抑制され、短時間でかつ高精度な検査が可能となる。
前記スポット溶接部の複数の点で検出された反射波の強度を位置座標上に表示する分布図をデータ処理装置で作成し、該データ処理装置が該分布図の強度分布状態に基づいて前記スポット溶接部の良否確認を更に行うようにしてもよい。
このようにすると、最適な姿勢及び位置における超音波センサの計測データに基づいて良否判定を行った後で、分布図の強度分布状態(例えば、強度分布形状や特定強度領域の個数など)に基づいて更なる良否確認も実施しているので、良否判定の精度が飛躍的に向上する。
前記超音波センサは接触型の超音波探触子であり、前記ロボットは前記超音波センサを前記ワーク表面に当接させたまま複数の方向に走査し、前記データ処理装置は、前記分布図に表示する反射波強度の位置座標を前記超音波センサの前記ロボットに対する撓み量を用いて補正するようにしてもよい。
このようにすると、超音波センサの走査時にワークとの摩擦による負荷で超音波センサが撓み、超音波センサの走査方向が複数である場合にはその撓み方向が異なるためにそのままだと分布図が正しい形状で表示されないこととなるが、走査方向ごとの撓み量を考慮して分布図上の位置座標を補正しているので正しい分布図を得ることができる。
視覚センサにより前記ワーク上の前記スポット溶接部の位置を検出し、該検出された位置に基づいて前記超音波センサの初期位置を決定してもよい。
このようにすると、視覚センサでワーク上のスポット溶接部の位置を把握してから超音波センサをスポット溶接部に対して位置決めするので、超音波センサの初期位置の精度が向上する。
視覚センサにより前記ワーク上の前記スポット溶接部の表面の向きを検出し、該表面の向きに基づいて前記超音波センサの初期姿勢を決定してもよい。
このようにすると、視覚センサでワーク上のスポット溶接部の表面の向き(例えば面直方向)を把握してから超音波センサのスポット溶接部に対する姿勢を決めるので、超音波センサの初期姿勢の精度が向上する。
複数のワークを連続検査する場合に、前回検査時の良否判定に用いた前記超音波センサの最適姿勢及び最適位置を今回検査の初期姿勢及び位置として用いてもよい。
このようにすると、複数のワークを連続検査する場合には各スポット溶接部の箇所は略同一であり、前回検査時の良否判定に用いた超音波センサの姿勢及び位置を今回検査の姿勢及び位置に利用しているので、超音波センサのスポット溶接部に対する初期姿勢及び初期位置の精度が向上する。
また本発明のスポット溶接部の検査装置は、スポット溶接部に超音波を発信して反射波を検出する超音波センサと、該超音波センサがアームに設けられたロボットと、1つのスポット溶接部に対して前記超音波センサの姿勢及び位置を変化させるように該ロボットの動作を制御するロボットコントローラと、前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行う超音波検査装置と、前記ロボットコントローラから前記超音波センサの姿勢及び位置を受信すると共に前記超音波検査装置から計測データ及び良否判定結果を受信し、該位置、姿勢、計測データ及び良否判定結果を互いに関連付けて保存するデータ処理装置とを備え、前記データ処理装置は、前記超音波センサの反射波の強度が最大となる最適姿勢及び最適位置を検出し、該最適姿勢及び最適位置における良否判定結果を出力することを特徴とする。
このようにすると、1つのスポット溶接部について超音波センサの姿勢及び位置をそれぞれ複数試し、該複数の姿勢及び位置のうち反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を最終的に検査用として採用しているので、常に最良の検査姿勢及び検査位置でスポット溶接部の良否判定を行うことができ高精度な検査が可能となる。また、超音波センサのワークに対する位置だけでなく姿勢も変化させながら超音波検査を行っているので、従来に比べて超音波センサの姿勢も最良な状態であることを保証することが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、1つのスポット溶接部についてロボットにより超音波センサの姿勢及び位置をそれぞれ複数変化させ、該複数の姿勢及び位置のうち反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を良否判定用に採用しているので、常に最良の検査姿勢及び検査位置でスポット溶接部の良否判定が行われ、高精度な検査が可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るスポット溶接部の検査装置10を示すブロック図である。図1に示すように、スポット溶接部の検査装置10は、設置されたワークW上のスポット溶接部SPに超音波を発信して反射波を検出する超音波センサ11を有している。超音波センサ11は、多関節のロボット12のアーム先端部12aに取り付けられている。また、ロボット12のアーム先端部12aにはワークWを撮影する視覚センサ16も取り付けられている。ロボット12には、アーム先端部12aの位置及び姿勢を動かすようにロボット12を駆動制御するロボットコントローラ13が接続されている。
超音波センサ11には、超音波センサ11からの出力電圧を増幅する中継増幅器14を介して超音波検査装置15が接続されている。超音波検査装置15は、超音波センサ11からの計測データに基づいてワークW上のスポット溶接部SPの良否判定を行う構成となっている。視覚センサ16には、視覚センサ16から受信する画像に対して公知の画像処理技術を行うことでスポット溶接部SPの位置やその表面の向き(例えば、面直方向)を検出可能な画像処理装置17が接続されている。そして、ロボットコントローラ13、超音波検査装置15及び画像処理装置17にはデータ処理装置18が接続されている。
データ処理装置18は、ロボットコントローラ13から超音波センサ11の姿勢及び位置を受信すると共に超音波検査装置15から計測データ及び良否判定結果を受信して、姿勢、位置、計測データ及び良否判定結果を互いに関連付けて記憶部(図示せず)に保存する。また、データ処理装置18は、超音波検査装置15から受信した計測データに応じてロボットコントローラ13に動作指令を出力する。また、データ処理装置18は、超音波センサ11の反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を検出し、該姿勢及び位置における良否判定結果を図示しない表示装置に出力する。さらに、データ処理装置18は、画像処理装置17からワークW上のスポット溶接部SPの位置及び面直方向を受信して、ロボットコントローラ13に動作指令を出力する。
図2は図1に示す検査装置10の超音波センサ11及び視覚センサ16を表す要部拡大図である。図2に示すように、アーム先端部12aには第1ブラケット20及び第2ブラケット23を介して超音波センサ24が取り付けられている。アーム先端部12aの先端面にはフランジ部12bが設けられている。第1ブラケット20は軸部20aの両端にフランジ部20b,20cを有しており、一方のフランジ部20bがアーム先端部12aのフランジ部12bにボルト21で固定されている。第1ブラケット20の他方のフランジ部20cには正面視でL形状の第2ブラケット22の底壁部22aがボルト23で固定されている。第2ブラケット22の底面部22aの下面には超音波センサ11が固定されている。
超音波センサ11は接触型の超音波探触子であり、その先端に超音波を発信して反射波を受信するセンシング部11aが設けられている。超音波センサ11の側面には配線ケーブルを接続するコネクタ部11bが設けられていると共に、上部にはセンシング部11aへの負荷を吸収するバネ24が設けられている。また、第2ブラケット22の側壁部22bには、視覚センサ16が超音波センサ11と略同方向を向くようにボルト28で固定されている。視覚センサ16には、先端にレンズ26を有するCCDカメラ25を用いている。なお、第1ブラケット20を廃止して第2ブラケット22をアーム先端部12aに直接取り付けてもよい。
図3は図1に示す検査装置10の動作を説明するフローチャートである。以下、主として図3に基づきながらスポット溶接部の検査装置10の動作について説明する。図1及び図3に示すように、まず、画像処理装置17が視覚センサ16で得られた画像を公知の画像処理技術により解析してワークW上のスポット溶接部SPの位置及びその面直方向(表面に垂直な方向)を検出する(ステップS1)。データ処理装置18は、画像処理装置17からその検出位置及び面直方向に関するデータを受信し、超音波センサ11がスポット溶接部SPの中心近傍に接触した状態で且つ超音波センサ11がスポット溶接部SPの表面に対して例えば垂直な状態となるようにロボットコントローラ13に指令し、超音波センサ11の初期位置及び初期姿勢を決定する(ステップS2)。
図4(a)は超音波センサ11による検査を説明する断面図、(b)は超音波センサ11で検出される反射波の強度を表すグラフである。図4(a)に示すように、ワークWは上側金属板Waと下側金属板Wbとを重ね合わせてスポット溶接されており、そのスポット溶接部SPの内部にはナゲットNが形成されている。前記初期位置及び初期姿勢からロボット12により超音波センサ11の軸線Xを予め設定された角度傾動させながら、超音波センサ11によりスポット溶接部SP上の1点に超音波を発信する。即ち、超音波センサ11のセンシング部11aのワークWに対する位置を変化させずに姿勢のみを初期姿勢を中心として変化させる。
そして、データ処理装置18は、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の姿勢データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出する(ステップS3)。ここで、底面第一反射波は、下側金属板Wbの底面(超音波センサ11と反対側の面)に反射して超音波センサ11が受信する反射波のうち時間的に最初に受信する波であり、図4(b)中にAで示した部分の信号のことである。なお、本実施形態では底面第一反射波を判定に用いているが、反射波の平均強度を用いてもよいし、底面第二反射波など他の反射波を用いてもよい。
図5は超音波センサ11の走査を説明する斜視図である。次いで、図5に示すように、データ処理装置18は、ロボットコントローラ13に指令し、底面第一反射波が最大となった最適姿勢が維持された状態(例えばワーク表面形状(またはワーク座標系)に対する軸線Xの方向を固定した状態)で、超音波センサ11をワークWに接触させたまま所定の経路で移動させることにより、スポット溶接部SPの中心及びその近傍を超音波センサ11で走査する。そして、データ処理装置18は、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の位置データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる最適位置を検出する(ステップS4)。なお、超音波センサ11のワークWとの摩擦による超音波センサ11の撓み量が予めナゲット形状が既知のテストピースを用いてテスト検査された上でデータ処理装置18に入力されており、データ処理装置18は、ロボットコントローラ13から受信する位置情報に対して該撓み量を用いて超音波センサ11の位置を補正するようにしている。
そして、データ処理装置18は、前記検出された最適姿勢及び最適位置での超音波センサ11の計測データを用いて良否判定した結果を超音波検査装置15から受信し、図示しない表示装置等に出力する(ステップS5)。ここで、図6に示すように、スポット溶接部の溶接状態は反射波の強度パターンにより把握することが可能なため、スポット溶接部の良否判定は反射波の強度パターンを解析することにより行っている。
次いで、ワークW上に次の検査対象となるスポット溶接部が存在するか否かを判定し、存在すればステップS1に戻り、無ければ終了する(ステップS6)。
以上の構成とすれば、1つのスポット溶接部SPについて超音波センサ11の姿勢及び位置をそれぞれ複数試し、複数の姿勢及び位置のうち底面第一反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を最終的に採用しているので、常に最良の検査姿勢及び検査位置でスポット溶接部SPの良否判定を行うことができる。
また、スポット溶接部の1点について超音波センサの位置を静止させた状態で超音波センサの最適姿勢を検出した後で、最適姿勢を維持したまま超音波センサを走査して最適位置を決定するようにしているので、最適姿勢及び最適位置の検出に要する時間が最小で済むことになる。つまり、超音波センサ11の姿勢及び位置を網羅的に試しながらも超音波センサ11の姿勢及び位置の変化量が効率的に抑制され、検査時間を効果的に短縮化できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図7中において第1実施形態と同様のステップは同一符号を付している。
図7に示すように、ステップS1〜S4は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ステップS4で最適位置が検出された後、その最適位置において更にロボット12により超音波センサ11を予め設定された角度傾動させながら超音波を発信する。即ち、超音波センサ11のセンシング部11aのワークWへの当接位置を変化させずに姿勢のみを変化させる。そして、データ処理装置18は、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の姿勢データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる姿勢を検出して最適姿勢を更新する(ステップS7)。
次いで、データ処理装置18は、前記最適位置及び更新された最適姿勢における超音波センサ11の計測データを用いて良否判定した結果を超音波検査装置15から受信し、図示しない表示装置等に出力する(ステップS8)。次いで、ワークW上に次の検査対象となるスポット溶接部が存在するか否かを判定し、存在すればステップS1に戻り、無ければ終了する(ステップS9)。
以上の構成とすれば、初期位置で検出された最適姿勢を維持したまま超音波センサを走査して最適位置を決定した後、更に超音波センサの姿勢を変化させて最適姿勢を更新している。よって、最適な姿勢及び位置の検出精度が向上し、良否判定の信頼性を向上させることができる。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。図8は第3実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図8中において第1実施形態と同様のステップは同一符号を付している。
図8に示すように、ステップS1〜S5は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ステップS5でスポット溶接部の良否判定が行われた後、データ処理装置18は超音波センサ11を走査しながら取得した計測データの底面第一反射波の分布図を作成する(ステップS10)。
図9は超音波センサ11を連続走査して検出された底面第一反射波を位置座標上にプロットした分布図を表示した画面30である。なお、画面30のプロットは色により底面第一反射波の強度を表現している。図9に示すように、ロボット12は超音波センサ11を走査方向が二方向となるようスポット溶接部SPの中心近傍をジグザクに走査しており、超音波検査装置15は所定のタイミングで計測データのサンプリングを行っている。なお、図9は一例であり、位置座標上におけるプロット間隔を狭めて高解像度のサンプリングを行えばより好適である。
図10は撓み補正をせずに図9のプロットを補間して分布図をグラデーション表示した画面31である。超音波センサ11は走査時にワークWとの摩擦による負荷で撓むこととなるが、図9に示すように超音波センサ11をジグザグに走査した場合には、その撓み方向が二方向となるため、そのままでは図10に示すように誤って歪な形状に表示されてしまう。そこで、本実施形態では、走査方向ごとの撓み量を用いて補正することで正しい分布図を得ることができる。
図11は撓み補正をして図9のプロットを補間して分布図をグラデーション表示した画面32である。本検査の前にテスト検査を実施し、そのテスト検査の際に正しい分布図を表示するためにはどれだけの撓み量を補正すればよいかを予め確認してデータ処理装置18に入力しておく。そして、ジグザグの一方の走査方向で検出された計測データの位置座標に合わせるように、他方の走査方向で検出された計測データの位置座標を補正し、図11の画面32に示すような撓み補正後の分布図を作成する。なお、図12に示すように、超音波センサ11を一方向にのみ走査する場合には、撓み量も一様となり強度分布形状は正しく表示されるが、位置が撓み量の分だけ片方向にずれているため、この場合も撓み補正を行う方が望ましい。
そして、データ処理装置18は、図11に示す分布図の強度分布状態(例えば、強度分布形状や特定強度領域の個数や高強度領域の面積など)に基づいて更なる良否確認を実施する(ステップS11)。例えば、データ処理装置18は、図11に示すように高強度領域が1つで、比較的円形状に近く、高強度領域がある程度の面積以上である場合には、スポット溶接部は良好であると判定する。一方、図13の分布図に示すように、底面第一反射波の高強度領域が2つに分かれている場合等は正確にナゲットの反射波を捕らえていない可能性があると判定する。
以上の構成とすると、最適な姿勢及び位置における超音波センサ11の計測データに基づいて良否判定を行った後で、分布図の強度分布状態に基づいて更なる良否確認も実施しているので、良否判定の精度が飛躍的に向上する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。また、本実施形態では、分布図の良否確認をデータ処理装置18で自動的に行っているが、表示された分布図を人が目視して確認してもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。図14は第4実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。図14に示すように、まず画像処理装置17が視覚センサ16で得られた画像を公知の画像処理技術により解析してワークW上のスポット溶接部SPの位置及び面直方向を検出する(ステップS20)。
データ処理装置18は、画像処理装置17からその検出位置及び面直方向に関するデータを受信し、超音波センサ11がスポット溶接部SPの中心位置近傍のある1点に接触した状態で超音波センサ11の姿勢のみを変化させるようロボットコントローラ13に指令する。そして、データ処理装置18は、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の姿勢データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出する(ステップS21)。そして、超音波検査装置15はその最適姿勢における超音波センサ11の計測データでスポット溶接部の良否判定を行い、計測データ及び良否判定結果をデータ処理装置18の記憶部に保存する(ステップS22)。その際、データ処理装置18は、その計測データ及び良否判定結果をロボットコントローラ13から受信する位置及び姿勢と関連付けて保存する。
次いで、データ処理装置18は、予め設定された複数の計測点数をサンプリング済みかどうか判断する(ステップS23)。ここでは未だ1点しかサンプリングしていないので、データ処理装置18は、所定量だけ超音波センサ11をスポット溶接部上で移動させ、次の計測点で同様に超音波センサ11の姿勢のみを変化させるようロボットコントローラ13に指令する。そして、データ処理装置18は、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の姿勢データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出する(ステップS24)。そして、超音波検査装置15はその最適姿勢における超音波センサ11の計測データでスポット溶接部の良否判定を行い、計測データ及び良否判定結果をデータ処理装置18の記憶部に保存する(ステップS22)。
このような動作を繰り返し、データ処理装置18が予め設定された複数の計測点数をサンプリング済みである判断すれば(ステップS23)、スポット溶接部の中心位置近傍の全計測点でのそれぞれの計測データ及び良否判定結果に基づいて総合的に良否判定を行う(ステップS25)。次いで、ワークW上に次の検査対象となるスポット溶接部が存在するか否かを判定し、存在すればステップS20に戻り、無ければ終了する(ステップS26)。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。図15は第5実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。なお、図15中において第1実施形態と同様のステップは同一符号を付している。図15に示すように、複数のワークWを連続検査する場合に、データ処理装置18は、前回ワークの検査時の良否判定に用いた超音波センサ11の最適姿勢及び最適位置が既に存在するか否かを判断する(ステップS30)。前回ワークの検査時の最適姿勢及び最適位置が存在する場合には、データ処理装置18はそれを今回ワークの検査時の超音波センサ11の初期姿勢及び初期位置として採用する(ステップS31)。
一方、1つ目のワークWを検査する場合には前回検査時の姿勢及び位置のデータが存在しないため、画像処理装置17が視覚センサ16で得られた画像を公知の画像処理技術により解析してワークW上のスポット溶接部SPの位置及び面直方向を検出する(ステップS32)。データ処理装置18は、画像処理装置17からその検出位置及び面直方向に関するデータを受信し、超音波センサ11がスポット溶接部SPの中心近傍に接触した状態で且つ超音波センサ11がスポット溶接部SPの表面に対して例えば垂直な状態となるようにロボットコントローラ13に指令し、超音波センサ11の初期位置及び初期姿勢を決定する(ステップS31)。以下に続くステップS3〜S6は第1実施形態と同様である。
以上の構成とすると、複数のワークWを連続検査する場合には各スポット溶接部SPの箇所は略同一であり、前回検査時の良否判定に用いた超音波センサ11の姿勢及び位置を今回検査の姿勢及び位置に利用しているので、超音波センサ11のスポット溶接部SPに対する初期姿勢及び初期位置の精度が向上する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。図16は第6実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。図16に示すように、ステップS1,S2は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ロボット12は、ステップS2で決められた初期位置及び初期姿勢から、超音波センサ11の姿勢を維持したまま超音波センサ11の位置のみを変化させてスポット溶接部SPの中心及びその近傍を走査する。そして、データ処理装置18は、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の位置データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる最適位置を検出する(ステップS40)。
次いで、データ処理装置18は、ロボットコントローラ13に指令し、底面第一反射波が最大となった最適位置が維持された状態で、超音波センサ11の姿勢のみを変化させ、超音波センサ11から超音波検査装置15を介して受信する反射波データと、ロボットコントローラ13から受信する超音波センサ11の姿勢データとを参照し、超音波センサ11が受信する底面第一反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出する(ステップS41)。
そして、データ処理装置18は、前記検出された最適位置及び最適姿勢での超音波センサ11の計測データを用いて良否判定した結果を超音波検査装置15から受信し、図示しない表示装置等に出力する(ステップS42)。次いで、ワークW上に次の検査対象となるスポット溶接部が存在するか否かを判定し、存在すればステップS1に戻り、無ければ終了する(ステップS43)。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
また、上述した各実施形態ではワークWを固定させて超音波センサ11を移動させているが、逆に超音波センサ11を固定させてワークWをロボットで移動させてもよい。
以上のように、本発明に係るスポット溶接部の検査方法及び装置は、超音波センサの最良の検査姿勢及び検査位置での計測データに基づいてスポット溶接部の良否判定が行われ、高精度な検査が可能となる優れた効果を有し、このようなスポット溶接部の検査装置に適用すると有益である。
本発明の第1実施形態に係るスポット溶接部の検査装置を示すブロック図である。 図1に示す検査装置の超音波センサ及び視覚センサを表す要部拡大図である。 図1に示す検査装置の動作を説明するフローチャートである。 (a)は超音波センサによる検査を説明する断面図、(b)は超音波センサで検出される反射波の強度を表すグラフである。 超音波センサの走査を説明する斜視図である。 スポット溶接部の良否判定の判定基準を示す一覧図である。 第2実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。 図8の検査装置の超音波センサを連続走査して検出された底面第一反射波を位置座標上にプロットした分布図である。 撓み補正をせずに図9のプロットを補間してグラデーション表示した分布図である。 撓み補正をして図9のプロットを補間してグラデーション表示した分布図である。 超音波センサを一方向に走査して検出された底面第一反射波を位置座標上にプロットした分布図である。 異常分布の例を示す分布図である。 第4実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。 第5実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。 第6実施形態に係るスポット溶接部の検査装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 スポット溶接部の検査装置
11 超音波センサ
12 ロボット
13 ロボットコントローラ
15 超音波検査装置
16 視覚センサ
18 データ処理装置
SP スポット溶接部
W ワーク

Claims (9)

  1. 超音波センサのワークに対する姿勢及び位置をロボットにより変化させ、1つのスポット溶接部に対して複数の姿勢及び位置で超音波を発信し、該複数の姿勢及び位置のうち反射波の強度が最大となる姿勢及び位置を検出し、
    該検出された姿勢及び位置における前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行うことを特徴とするスポット溶接部の検査方法。
  2. 前記超音波センサの前記ワークに対する姿勢を前記ロボットにより変化させながら、前記超音波センサにより前記スポット溶接部の1点に超音波を発信して反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出し、
    該最適姿勢が維持された状態で前記ロボットにより前記超音波センサを前記ワークに対して相対移動させることで、前記スポット溶接部を前記超音波センサで走査して反射波の強度が最大となる最適位置を検出し、
    該最適姿勢及び最適位置における前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接部の検査方法。
  3. 前記超音波センサの前記ワークに対する姿勢を前記ロボットにより変化させながら、前記超音波センサで前記スポット溶接部の1点に超音波を発信して反射波の強度が最大となる姿勢を検出し、
    該検出された姿勢が維持された状態で前記ロボットにより前記超音波センサを前記ワークに対して相対移動させることで、前記スポット溶接部を前記超音波センサで走査して反射波の強度が最大となる最適位置を検出し、
    該最適位置で更に前記超音波センサの前記ワークに対する姿勢を前記ロボットにより変化させながら、前記超音波センサで超音波を発信して反射波の強度が最大となる最適姿勢を検出し、
    該最適姿勢及び最適位置における前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接部の検査方法。
  4. 前記スポット溶接部の複数の点で検出された反射波の強度を位置座標上に表示する分布図をデータ処理装置で作成し、該データ処理装置が該分布図の強度分布状態に基づいて前記スポット溶接部の良否確認を更に行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスポット溶接部の検査方法。
  5. 前記超音波センサは接触型の超音波探触子であり、前記ロボットは前記超音波センサを前記ワーク表面に当接させたまま複数の方向に走査し、
    前記データ処理装置は、前記分布図に表示する反射波強度の位置座標を前記超音波センサの前記ロボットに対する撓み量を用いて補正することを特徴とする請求項4に記載のスポット溶接部の検査方法。
  6. 視覚センサにより前記ワーク上の前記スポット溶接部の位置を検出し、該検出された位置に基づいて前記超音波センサの初期位置を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスポット溶接部の検査方法。
  7. 視覚センサにより前記ワーク上の前記スポット溶接部の表面の向きを検出し、該表面の向きに基づいて前記超音波センサの初期姿勢を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスポット溶接部の検査方法。
  8. 複数のワークを連続検査する場合に、前回検査時の良否判定に用いた前記超音波センサの最適姿勢及び最適位置を今回検査の初期姿勢及び位置として用いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスポット溶接部の検査方法。
  9. スポット溶接部に超音波を発信して反射波を検出する超音波センサと、
    該超音波センサがアームに設けられたロボットと、
    1つのスポット溶接部に対して前記超音波センサの姿勢及び位置を変化させるように該ロボットの動作を制御するロボットコントローラと、
    前記超音波センサの計測データを用いて前記スポット溶接部の良否判定を行う超音波検査装置と、
    前記ロボットコントローラから前記超音波センサの姿勢及び位置を受信すると共に前記超音波検査装置から計測データ及び良否判定結果を受信し、該位置、姿勢、計測データ及び良否判定結果を互いに関連付けて保存するデータ処理装置とを備え、
    前記データ処理装置は、前記超音波センサの反射波の強度が最大となる最適姿勢及び最適位置を検出し、該最適姿勢及び最適位置における良否判定結果を出力することを特徴とするスポット溶接部の検査装置。
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