JP2007278641A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆浸透膜の交換時期を判断でき、安定した加湿動作を実現する。
【解決手段】水を貯留する給水タンク12と、給水された水を気化して空気と一緒に室内へ供給する加湿部23と、給水タンク12の水を吐出する給水ポンプ28と、給水ポンプ28からの水を、その給水圧力によって加湿部23に連通した給水路(第3接続パイプ32)へ供給する純水と、加湿部23には連通していない分岐路(第4接続パイプ33)へ供給する濃縮水とに分離する逆浸透膜30と、加湿部23に供給される純水の流量を検出する流量検出手段(流量センサ34)と、流量検出手段による検出値と予め設定した比較値とに基づいて逆浸透膜30の交換時期を判断する判断手段(マイコン51)と、判断手段が交換時期に至ったと判断すると動作される報知手段(浸透膜交換表示部49)とを備えた構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は加湿器に関し、特に、逆浸透膜を適用した超音波式の加湿器に関するものである。
家庭用電気製品の1つである加湿器は、水を貯留する着脱可能な給水タンクと、この給水タンクから供給された水を気化して空気と一緒に室内へ供給する加湿部とを備えている。この加湿部には、超音波振動子、吸水部材、加熱ヒータなどからなる気化手段が設けられ、気化したミストや加熱したスチームをファンによって空気と一緒に室内に供給する構成としている。
本発明の加湿器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平7−293953号公報
この特許文献1には、気化手段として超音波振動子を搭載した加湿器において、給水タンクから加湿部への給水路に逆浸透膜を配設したものが記載されている。この逆浸透膜は、水道水中に含まれる塩素や菌などの不純物を通過(浸透)させず、純水のみを通過させることが可能なものである。そのため、菌などの不純物が含まれた水道水を気化し、室内に菌を浮遊供給することを防止している。
しかしながら、逆浸透膜は、使用するにつれて目詰まりが生じる。そして、この逆浸透膜の目詰まりが進むと、加湿部に対して所定量の水を給水するのに必要な時間が長くなるという問題がある。そのため、逆浸透膜は、ある程度目詰まりすると交換する必要があるが、その寿命は、使用頻度や水質に影響されるため、一義的に定められるものではない。勿論、外観で確認できるものでもない。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、逆浸透膜の交換時期を判断でき、安定した加湿動作を実現可能な加湿器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の加湿器は、水を貯留する給水タンクと、給水された水を気化して空気と一緒に室内へ供給する加湿部と、前記給水タンクの水を吐出する給水ポンプと、前記給水ポンプからの水を、その給水圧力によって前記加湿部に連通した給水路へ供給する純水と、前記加湿部には連通していない分岐路へ供給する濃縮水とに分離する逆浸透膜と、前記加湿部に供給される純水の流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段による検出値と予め設定した比較値とに基づいて前記逆浸透膜の交換時期を判断する判断手段と、前記判断手段が交換時期に至ったと判断すると動作される報知手段とを備えた構成としている。
この加湿器によれば、判断手段によって加湿部に供給される流量に基づいて逆浸透膜の交換時期を判断し、報知手段により報知する構成としているため、目詰まりにより加湿部への給水時間が長くなることを防止できる。また、判断手段は、使用時間ではなく、検出した流量と予め設定した比較値とに基づくものであるため、仕向地によって異なる水質の影響を受けることなく、確実に逆浸透膜の目詰まりを判断でき、安定した加湿動作を実現できる。
この加湿器では、前記分岐路を前記給水ポンプの上流側に連通させることが好ましい。
また、前記加湿部に供給された純水を前記給水ポンプの上流側に還流させる還流手段を更に備えることが好ましい。ここで、水道水中に含まれる塩素や菌などの不純物を分離した純水は、経時的に菌が繁殖し易い状態にある。しかし、還流手段によって加湿部の水をポンプの上流側に還流することにより、繁殖した菌を逆浸透膜で再び分離できるため、菌を含んだ湿気を室内に供給することを防止できる。
さらに、前記逆浸透膜への給水圧力を調整する圧力調整手段を設け、加湿開始時に、前記圧力調整手段により逆浸透膜への供給水圧を高めることが好ましい。このようにすれば、加湿動作に必要な水量を迅速に加湿部に供給することができる。
しかも、前記流量検出手段による検出値が低下すると、前記圧力調整手段により逆浸透膜への給水圧力を高めることが好ましい。このようにすれば、加湿部に対して安定した給水量を確保できる。
この場合、前記判断手段は、前記圧力調整手段によって調整した逆浸透膜への給水圧力に基づいて前記比較値を補正し、その補正した比較値と前記流量検出手段による検出値とに基づいて前記逆浸透膜の交換時期を判断することが好ましい。このようにすれば、流量検出手段による検出値が同一であっても確実に交換時期を判断できる。
さらにまた、ユーザが設定した所定時間後または所定時刻に加湿を開始させる予約タイマー機能を備え、前記給水ポンプを加湿開始時間前または加湿開始時刻前に予め動作させることが好ましい。このようにすれば、加湿開始時間または時刻に確実に加湿動作を開始することができる。
本発明の加湿器では、流量検出手段による検出値と予め設定した比較値とに基づいて逆浸透膜の交換時期を判断するため、適切な時期にユーザに交換時期を報知することができる。その結果、安定した加湿動作を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1(A),(B)および図2は、本発明の実施形態に係る加湿器を示す。この加湿器は、ケーシング10の内部に、別体の給水タンク12を配設するタンク配設部15と、気化した水を空気と一緒に室内に供給する加湿部23とを備えている。また、これらを接続する給水パイプには、給水ポンプ28と、逆浸透膜30と、流量検出手段を構成する流量センサ34と、圧力調整手段を構成する調整弁35と、安全手段を構成する安全弁36と、還流手段を構成する電磁弁37とを備えている。
前記ケーシング10は、開口された上端を蓋体11によって着脱可能に閉塞するものである。この蓋体11には、水を含んだ空気を室内に供給するための給気口(図示せず)が設けられている。
前記タンク配設部15に配設する給水タンク12は、下端面の所定位置に開口を備え、その開口に対して第1止水弁14を備えたキャップ13を着脱可能に装着したものである。このキャップ13は、給水タンク12への螺合部から周方向に所定間隔をもって突出する複数の突条部、または、複数のスリットを設けた環状凸部を備えている。これにより、第1止水弁14を押圧して開口させると、内部に貯留した水を、突条部間の隙間またはスリットから水が流出可能な構成となっている。
前記タンク配設部15は、上方を開放した受け皿形状のもので、前記キャップ13との対応位置には平面視円形状の接続口16が設けられている。このタンク配設部15には、給水タンク12内の残水量を検出するための残水量検出手段が配設されている。この残水量検出手段としては、接続口16に接続する後述する第1接続パイプ29内に一対の電極を配設することによる水位センサ17(図4参照)が適用可能であるが、これに限定されるものではない。そして、本実施形態では、このタンク配設部15に別体の受皿部材18を配設し、この受皿部材18を介して前記給水タンク12を着脱可能に配設する構成としている。
前記受皿部材18は、給水タンク12内の所定量の水を貯留するもので、前記接続口16と対応する位置には該接続口16内に挿入される円筒状の給水部19が設けられている。この給水部19の閉鎖面中央には、給水口が設けられ、この給水口が第2止水弁20により開閉可能に密閉されている。この第2止水弁20には、キャップ13の下端を受ける受部21が設けられ、前記給水タンク12をタンク配設部15に取り付けることにより開弁する一方、給水タンク12を取り外すと閉弁する構成としている。この受部21には、第1止水弁14を開弁させるための突部21aが設けられている。また、この受皿部材18には、給水タンク12の下端面を支持する複数の支持部22が突設されている。
前記加湿部23は、下端を閉塞し上端を開口した平面視四角形状の容器であり、その底が前記受皿部材18の上端縁より上方に位置するようにケーシング10内に設けられている。この加湿部23の底の外側には、気化手段を構成する超音波発振子24が配設されている。また、加湿部23の内部には、所定水位まで給水されたことを検出するための水位検出手段としてフロートスイッチ25が配設されている。このフロートスイッチ25は、水位に従って上昇するフロートが、上端の電極に接触することにより予め設定した水位を検出可能なものである。
また、この加湿部23には、その側方に送風手段であるファン26に一端を配設したダクト27の端部が配設されている。これにより、超音波発振子24によりミスト状に気化した水を空気と一緒に室内に供給する構成としている。
前記給水ポンプ28は、タンク配設部15の接続口16に一端を接続した第1接続パイプ29に吸水部が接続され、給水タンク12内に貯留した水を後述する逆浸透膜30へ吐出するものである。
前記逆浸透膜30は、両端を閉塞した筒状容器に収容されたもので、給水ポンプ28に第2接続パイプ31によって接続されている。この逆浸透膜30は、給水圧力によって通過させる純水と通過させない濃縮水とに分離するものである。そして、純水は給水路である第3接続パイプ32を介して加湿部23に給水する一方、濃縮水は分岐路である第4接続パイプ33を介して給水ポンプ28の上流側である受皿部材18に還流することにより、不純物が加湿部23へ給水されることを防止する構成としている。
前記流量センサ34は、加湿部23に供給される純水の流量を検出するもので、前記第3接続パイプ32に介設されている。この流量センサ34としては、電磁式や羽根車式など、単位時間(分)当たり通過する水の量を検出可能な構成であればいずれでも使用可能である。
前記調整弁35は、逆浸透膜30への給水圧力を調整することにより加湿部23への給水量を調節可能なもので、前記第4接続パイプ33における一対の並列管部33a,33bのうち、一方の管部33aに介設されている。この調整弁35としては、開口面積が異なる複数の通孔を備えた機械式や開閉時間の調整による電気式など、単位時間当たり通過する水の量を調整可能な構成であればいずれでも使用可能である。
前記安全弁36は、第4接続パイプ33の管部33bに介設され、該第4接続パイプ33において、逆浸透膜30を接続した上流側の圧力が異常昇圧した場合にのみ、受皿部材18の側への通過を可能とする一方、逆浸透膜30の側への通過は常に不可能とするものである。
前記電磁弁37は、一端が加湿部23の底に接続され、他端が給水ポンプ28の上流側である受皿部材18へ配管された第5接続パイプ38に介設され、加湿部23に給水された純水を受皿部材18へ還流させるものである。
また、本実施形態の加湿器には、前記加湿部23においてフロートスイッチ25の検出位置より上側に一端が接続され、他端が給水ポンプ28の上流側である受皿部材18へ配管された第6接続パイプ39が設けられている。これにより、給水ポンプ28、逆浸透膜30、フロートスイッチ25などの不具合により、加湿部23に対して異常給水された場合にその水をオーバーフローにより受皿部材18に還流させる構成としている。なお、接続パイプ33,38,39において、受皿部材18上に配置する端部には、図示しない軟質パイプを配設し、確実に受皿部材18内に還流可能に構成することが好ましい。
前記ケーシング10の外周壁には、図3に示すように、操作パネル40が配設されている。この操作パネル40には、入力手段として運転の入/切スイッチ41、風量の選択スイッチ42、おやすみスイッチ43およびおはようスイッチ44が設けられている。おやすみスイッチ43は、所定時間後に加湿動作を停止させる停止用予約タイマー機能の時間を選択するためのものである。おはようスイッチ44は、所定時間後に加湿動作を開始させる開始用予約タイマー機能の時間を選択するためのものである。
また、操作パネル40には、機器の設定状態や動作状態を表示する表示手段として、湿度表示部45、風量表示部46、タイマー表示部47、給水表示部48および浸透膜交換表示部49が設けられている。湿度表示部45は、ケーシング10に配設した湿度検出手段である湿度センサ50の検出値に基づいて高湿45a、適湿45bおよび乾燥45cの三段階で表示するもので、これら45a〜45cの背部にはLEDが配設されている。風量表示部46は、選択スイッチ42の上部に位置され、自動46a、標準46b、強46cおよび弱46dの四種のなかから選択できるようにしており、これら46a〜46dの背部には選択状態を表示するLEDが配設されている。タイマー表示部47は、おやすみスイッチ43の上部に位置される1表示47aおよび2表示47bと、おはようスイッチ44の上部に位置される4表示47cおよび5表示47dとを備え、これら47a〜47dの背部には選択状態を表示するLEDが配設されている。なお、おやすみスイッチ43を操作すると、その度に1表示47a(1時間)、2表示47b(2時間)および選択解除の順番で選択状態を変更できる。また、おはようスイッチ44を操作すると、その度に4表示47c(4時間)、5表示47d(5時間)および選択解除の順番で選択状態を変更できる。給水表示部48は、水位センサ17の検出に基づいて給水タンク12内の水が無くなったことを表示するためのもので、LEDが露出するように配設されている。浸透膜交換表示部49は、後述する判断手段の判断結果により逆浸透膜30の目詰まりが進み、交換時期に至ったことを表示するためのもので、LEDが露出するように配設されている。
前記構成の加湿器は、図示しない制御基板に実装したマイコン51によって、予め設定されたプログラムに従って制御される。具体的には、図4に示すように、電源コードが商用電源に接続され、入/切スイッチ41により除湿制御が開始されると、水位センサ17によって給水タンク12内に残水が存在すると判断した場合に、初期運転処理を経て加湿処理を実行する。
また、前記初期運転処理および加湿処理では、逆浸透膜30の交換時期を判断する判断手段の役割をなす。具体的には、流量センサ34の検出値と予め記憶された比較値とに基づいて逆浸透膜30の目詰まり状態を判断し、予め設定した許容範囲内であれば調整弁35による補正処理を伴って処理を続行する一方、許容範囲外に至った場合には交換時期に至ったと判断し、報知手段である浸透膜交換表示部49を点灯させる。
さらに、初期運転処理では、開始用予約タイマー機能による動作でない場合に、調整弁35により逆浸透膜30への供給圧力を高めることにより、加湿部23への給水量を増やし、短時間で定水量を確保する。
また、開始用予約タイマー機能による動作の場合には、調整弁35による逆浸透膜30への給水圧力は通常の低圧設定とする。しかも、初期運転処理に必要な時間を考慮して、その時間分、加湿開始時間を早めて制御を開始させる構成としている。例えば、給水ポンプ28による吐出量が13cc/分で、調整弁35を低圧設定とした場合、逆浸透膜30を通過する純水量は8cc/分で、通過しない濃縮水量は5cc/分である。そして、加湿部23での定水量を240ccとした場合、該加湿部23に定量の純水を給水するには30分必要になる。そのため、図5に示すように、予約タイマー機能の設定により、加湿開始時間が4時間(240分)後に設定されている場合には210分後に動作を開始させ、5時間(300分)後に設定されている場合には270分後に動作を開始させるように構成している。
次に、マイコン51による制御について具体的に説明する。
図6に示すように、電源が投入されると、マイコン51は、まず、ステップS1で、入/切スイッチ41による運転開始操作がされるまで待機し、開始操作を検出するとステップS2に進む。そして、ステップS2では、水位センサ17によって給水タンク12の残水量の有無を検出し、残水量が無い場合にはステップS3に進み、残水量が有る場合にはステップS6に進む。
ステップS3では、初期運転処理を実行したか否かを示すフラグfに1が入力されているか否かを検出する。そして、fが1(初期運転処理実行済み)の場合にはステップS4に進み、動作中の給水ポンプ28、超音波発振子24およびファン26などの動作を停止させてステップS5に進む。また、fが0(初期運転処理実行未だ)の場合にはそのままステップS5に進む。そして、ステップS5で、給水表示部48を点灯させてステップS2に進む。なお、このステップS2〜S5は、ユーザがタンク配設部15から給水タンク12を取り外し、水を補充して再び取り付けるまで継続される。
一方、給水タンク12内に残水が有る場合には、ステップS6で、給水表示部48を消灯させた後、ステップS7で、おはよう(開始用予約)タイマー設定であるか否かを検出する。そして、おはようタイマー設定である場合にはステップS8に進み、操作パネル40を除く各部品の停止処理を実行した後、ステップS9でfに0を入力する。その後、ステップS10で、動作開始時間になる(カウントアップする)まで待機し、動作開始時間になると、図7に示すステップS11に進む。また、おはようタイマー設定でない場合には、そのままステップS11に進む。
図7に示すように、ステップS11では、初期運転処理が実行済みであるか否かをfに0が入力されているか否かで検出する。そして、fが0である場合にはステップS12に進み、後述する初期運転処理を実行した後、ステップS13で。fに1を入力してステップS14に進む。また、fが1である場合にはそのままステップS14に進む。
ステップS14では、後述する加湿処理を実行した後、ステップS15で、入/切スイッチ41による運転停止操作がされたか否かを検出する。そして、停止操作を検出した場合にはステップS16に進み、停止操作を検出しない場合にはステップS18に進む。
ステップS16では、操作パネル40を除く各部品の停止処理を実行した後、ステップS17でfに0を入力して図6に示すステップS1に進む。
ステップS17では、おやすみ(停止用予約)タイマー設定であるか否かを検出する。そして、おやすみタイマー設定である場合にはステップS19に進み、おやすみタイマー設定でない場合には図6に示すステップS2に進む。ステップS19では、動作停止時間になった(カウントアップした)か否かを検出する。そして、動作停止時間になった場合にはステップS16に進み、動作停止時間になっていない場合には図6に示すステップS2に進む。
次に、ステップS12の初期運転処理について具体的に説明する。なお、この初期運転操作の実行中におはようタイマー機能が設定(ステップS7)された場合には、動作中の全部品を停止させる割込停止処理を実行することが好ましい。
この初期運転処理では、マイコン51は、図8に示すように、まず、ステップS12−1で、電磁弁37を開弁することにより、加湿部23内に残留した水の環流を開始させる。そして、ステップS12−2で、予め設定した還流タイマーがカウントアップするまで待機し、カウントアップすると、ステップS12−3に進み、電磁弁37を閉弁することにより還流を停止する。
ついで、ステップS12−4で、給水ポンプ28をオンして吐出動作を開始させた後、ステップS12−5で、おはようタイマー設定であるか否かを検出する。そして、おはようタイマー設定である場合にはステップS12−6に進み、調整弁35を低圧設定としてステップS12−8に進む。また、おはようタイマー設定でない場合にはステップS12−7に進む、調整弁35を高圧設定としてステップS12−8に進む。
ステップS12−8では、フロートスイッチ25により加湿部23に所定量の純水が給水されたか否かを検出する。そして、定水位までの給水を検出した場合にはステップS12−9に進み、定水位までの給水を検出しない場合にはステップS12−11に進む。
ステップS12−9では、調整弁35を低圧設定とした後、ステップS12−10で、超音波発振子24およびファン26を動作させて加湿を開始させてリターンする。
ステップS12−11では、流量センサ34によって逆浸透膜30を通過した純水の流量を検出し、その検出値と予め設定した比較値との比較により、逆浸透膜30が交換時期に至った(流量異常)か否かを判断する流量異常判断処理を実行する。
その後、ステップS12−12で、流量異常が有った場合にはステップS12−13に進み、浸透膜交換表示部49を点灯させてステップS12−15に進む。また、流量異常が無い(許容範囲内である)場合にはステップS12−14に進み、浸透膜交換表示部49を消灯させてステップS12−15に進む。
ステップS12−15では、給水ポンプ28の動作開始時に動作させた異常検出タイマーがカウントアップしたか否かを検出する。そして、異常検出タイマーがカウントアップしていない場合にはステップS12−8に進み、カウントアップした場合にはステップS12−16に進む。
ステップS12−16では、給水ポンプ28やフロートスイッチ25などの部品が故障していると判断し、操作パネル40を除く全ての部品の停止処理を実行した後、ステップS12−17で、浸透膜交換表示部49と給水表示部48の両方を点滅させて、後述する加湿処理を含む初期運転処理を終了する(ステップS1に進む)。
次に、ステップS14の加湿処理について具体的に説明する。
この加湿処理では、マイコン51は、図9に示すように、まず、ステップS14−1で、前記ステップS12−11と同様の流量異常判断処理を実行する。
ついで、ステップS14−2で、流量異常の有無を判断し、流量異常が有る場合にはステップS14−3に進み、浸透膜交換表示部49を点灯させてステップS14−5に進む。また、流量異常が無い場合にはステップS14−4に進み、浸透膜交換表示部49を消灯させてステップS14−5に進む。
ステップS14−5では、流量センサ34の検出値に基づいて調整弁35の補正処理を実行する。例えば、流量が許容範囲外である場合には調整弁35を高圧設定として、加湿部23への給水量を増大させる。また、流量が許容範囲内であっても、予め設定した通常の流量(8cc/分)でない場合には、その流量になるように調整弁35を補正して、逆浸透膜30への給水圧力を多段階で高める。これにより、加湿部23に対して常に安定した給水量を確保できるように構成している。
ついで、ステップS14−6で、湿度センサ50によって室内の湿度を検出した後、ステップS14−7で、湿度表示部45の表示を変更する。ついで、ステップS14−8で、運転設定を読み込み、ステップS14−9で、湿度に基づいて加湿動作補正処理を実行してリターンする。なお、前記加湿動作補正処理は、ユーザが選択スイッチ42の操作により設定した運転モードによるもので、この構成は従来と同様である。
次に、ステップS12−11,14−1の流量異常判断処理について具体的に説明する。この流量異常判断処理では、前述のように、流量センサ34によって検出した検出値と、予め設定された比較値とを比較することにより判断する。しかし、流量は、検出値が同一であっても、調整弁35による圧力設定(ステップS12−6,S12−7,S14−5)により、実際の目詰まり進行度は異なっている。そのため、本実施形態では、調整弁35による低圧設定での比較値を予め設定している。しかも、調整弁35によって給水圧力を調整する段階別に、前記比較値を補正するための係数を設定している。そして、判断手段としてもマイコン51は、調整弁35によって調整した給水圧力に基づいて前記比較値を補正し、その補正した比較値と流量センサ34による検出値とに基づいて逆浸透膜30の交換時期を判断する。これにより、逆浸透膜30の交換時期を確実に判断できるように構成している。
このように、本発明の加湿器は、逆浸透膜30を適用したものであるため、菌などの不純物を含んだミストと空気と一緒に室内に供給することを防止できる。そして、この逆浸透膜30は、従来と同様に、仕向地の水質は使用頻度により交換時期が一義的に決まらないものであるが、本実施形態では、流量センサ34によって加湿部23に供給される流量を検出し、その検出値と比較値に基づいて交換時期を判断し、報知手段により報知する。そのため、目詰まりにより加湿部23への給水時間が長くなることを防止でき、安定した加湿動作を実現できる。
また、前記加湿部23に供給された純水は、水道水中に含まれる塩素が除去されているため、放置しておくと経時的に菌が繁殖し易い状態にある。しかし、本実施形態では、初期運転処理において、放置された加湿部23の水を給水ポンプ28の上流側に還流させるため、菌が繁殖していても逆浸透膜30で再び分離されるため、菌を含んだ湿気を室内に供給することを確実に防止できる。
さらに、加湿開始時には、調整弁35により逆浸透膜30への供給水圧を高めるため、加湿動作に必要な水量を迅速に加湿部23に供給できる。しかも、所定時間後に加湿を開始させる予約タイマー機能が設定されている場合、その時間前に初期運転処理を開始させるため、確実に設定時刻には加湿動作を開始させることができる。
なお、本発明の加湿器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、分岐路である第4接続パイプ33は、受皿部材18に還流させたが、給水タンク12とは別の排水タンクを設け、この排水タンクに排水する構成としてもよい。また、排水タンクを設けることなく、受皿部材18に還流水を貯留するとともに、給水タンク12からの水と区画するための隔壁を設けてもよい。このようにして、分離された濃縮水を排水する構成とすれば、逆浸透膜30を使用可能な寿命を長期化することができる。
また、前記実施形態では、所定時間後に加湿動作を開始させる予約タイマー機能としたが、現在時刻を入力および表示可能とし、所定時刻に加湿を開始させる予約タイマー機能としても、その開始時刻の所定時間前に初期運転処理を開始させることにより、同様の作用および効果を得ることができる。
さらに、前記実施形態では、圧力調整手段は、分岐路である第4接続パイプ33の管部33aに配設した弁35により構成したが、吐出圧力を変更可能な給水ポンプ28を適用してもよい。
さらにまた、前記実施形態では、加湿処理で給水部23への給水量を安定させるために、調整弁35を多段階に補正する構成としたが、補正することなく常に定圧設定で給水する構成としてもよい。このようにすれば、比較値を補正するための係数が不要になるうえ、マイコン51による交換時期判断が簡素化されるため、コストダウンを図ることができる。
本発明に係る実施形態の加湿器を示し、(A)は蓋体を外した状態の平面図、(B)は要部断面図である。 加湿器の分解断面図である。 操作パネルの正面図である。 加湿器の構成を示すブロック図である。 予約タイマー機能の設定時間と動作開始時間との一例を示す図表である。 マイコンによる制御を示すフローチャートである。 図6の続きを示すフローチャートである。 図7の初期運転処理を示すフローチャートである。 図7の加湿処理を示すフローチャートである。
符号の説明
12…給水タンク
23…加湿部
24…超音波発振子(気化手段)
26…ファン(送風手段)
28…給水ポンプ
30…逆浸透膜
34…流量センサ(流量検出手段)
35…調整弁(圧力調整手段)
37…電磁弁(還流手段)
49…浸透膜交換表示部(報知手段)
51…マイコン(判断手段)

Claims (7)

  1. 水を貯留する給水タンクと、
    給水された水を気化して空気と一緒に室内へ供給する加湿部と、
    前記給水タンクの水を吐出する給水ポンプと、
    前記給水ポンプからの水を、その給水圧力によって前記加湿部に連通した給水路へ供給する純水と、前記加湿部には連通していない分岐路へ供給する濃縮水とに分離する逆浸透膜と、
    前記加湿部に供給される純水の流量を検出する流量検出手段と、
    前記流量検出手段による検出値と予め設定した比較値とに基づいて前記逆浸透膜の交換時期を判断する判断手段と、
    前記判断手段が交換時期に至ったと判断すると動作される報知手段と
    を備えたことを特徴とする加湿器。
  2. 前記分岐路を前記給水ポンプの上流側に連通させたことを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記加湿部に供給された純水を前記給水ポンプの上流側に還流させる還流手段を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加湿器。
  4. 前記逆浸透膜への給水圧力を調整する圧力調整手段を設け、加湿開始時に、前記圧力調整手段により逆浸透膜への供給水圧を高めるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の加湿器。
  5. 前記流量検出手段による検出値が低下すると、前記圧力調整手段により逆浸透膜への給水圧力を高めるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の加湿器。
  6. 前記判断手段は、前記圧力調整手段によって調整した逆浸透膜への給水圧力に基づいて前記比較値を補正し、その補正した比較値と前記流量検出手段による検出値とに基づいて前記逆浸透膜の交換時期を判断することを特徴とする請求項5に記載の加湿器。
  7. ユーザが設定した所定時間後または所定時刻に加湿を開始させる予約タイマー機能を備え、前記給水ポンプを加湿開始時間前または加湿開始時刻前に予め動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の加湿器。
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