JP2007278428A - 軸受装置 - Google Patents

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Tetsushi Hayashi
徹史 林
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Abstract

【課題】軸受にスラスト板を加締固定する作業を排することができると共に軸受の確実な回り止めを実現できる軸受装置の提供。
【解決手段】軸受装置15は、板材11のうち正方形状の受け板域Sを残してその4辺の矩形周辺域を相離して受け板域Sへやや鈍角で切り起し形成された4枚の矩形起立片B〜Bを軸受ホルダー部として有している。これらの矩形起立片B〜Bの内側に画成された受け穴Hには正方形状の異形軸受40が圧入固定されている。この異形軸受40は軸貫通孔40aを備えており、受け板域Sと異形軸受40の端面との間にスラスト板30が介装されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、モータ等に使用される軸受装置に関する。
特開平11−250562のスピンドルモータにおいては、筒状のバーリング加工部を軸受ホルダー部として持つハウジングと、このバーリング加工部の孔に圧入したメタル軸受と、このメタル軸受の下端側段差に加締固定したスラスト板とを有するスラスト軸受装置が開示されている。
特開平11−250562(図1)
上記のスラスト軸受においては、板材に形成したバーリング加工部は無底であるため、スラスト軸受装置とするには貫通軸孔を持つメタル軸受の下端側段差にスラスト板を加締固定する工程を要している。また、メタル軸受の抜去耐力はバーリング加工部の内径とメタル軸受の外径との締まり嵌めの公差管理が重要となるものの、メタル軸受の底面側段差にスラスト板が加締固定されているため、加締時の歪みがメタル軸受の端部外径の狂いをもたらしているので、上記の締まり嵌めを緩くする必要上、メタル軸受の回り止め力が悪化し、歩留まりの低下を招く。
そこで上記問題点を鑑み、本発明の課題は、軸受にスラスト板を加締固定する作業を排することができると共に軸受の確実な回り止めを実現できる軸受装置を提供することにある。
本発明に係る軸受装置は、受け板域を残してその周辺域を相離して前記受け板域側へ切り起した3枚以上の起立片を備える板材と、これらの起立片の内側に画成された受け穴に圧入固定した異形軸受とを有して成ることを特徴とする。
板材の切り起し加工により軸受ホルダー部となる3枚以上の起立片とスラスト板としても機能する受け板域が残されるので、スラスト板の部品点数を削減でき、しかも軸受にスラスト板を加締固定する作業が不要で、製造コスト安となる。また、異形軸受を3枚以上の起立片の内側に画成された受け穴に圧入固定したものであるから、異形軸受の回り止め効果が確実化し、歩留まりの向上に資する。板材の裏面と受け板域の裏面とが自ずと平坦面であるという利点もある。なお、切り起し角度をやや鈍角とすれば異形軸受の抜去耐力が増強する。
異形軸受は焼結体などの一体成形体であるので、一部又は全部の起立片に係合する係合部を特別設けても好い。
ここで、Nを3以上の自然数とすると、受け板域と異形軸受との外形は共に正N角形状であり、起立片の枚数はN枚であり、異形軸受の角部を相隣る起立片同士の挟間に位置決めして成ることが望ましい。Nが3の正三角形の場合はデットスペースができ易く、また、起立片の幅寸法が狭い場合は起立片の強度が下がるため、Nが4の正4角形とするのが望ましい。
上記の軸受装置はスラスト軸受装置として、必要ならばラジアル軸受装置として利用可能なものであるが、異形軸受は軸貫通孔を備えており、受け板域と異形軸受の端面との間にスラスト板を介装して成る構成では、受け板域が軸端を受けるのではなく、受け板域上に載る専用のスラスト板が軸端を受けることになるので、滑性や耐磨耗性に優れたスラスト板により遜色のないスラスト軸受装置を得ることができる。
ここで、起立片の抜き跡孔の間の狭隘域は受け板域の隅部に相当する狭窄部で架橋的に連結しているため、受け板域の中心点で軸端を直接受ける場合は、その中心点に加わる集中荷重により狭窄部に対する曲げモーメントが大きく、板材の板厚が薄いときなどでは狭窄部で撓みが生じ易く、軸端レベルが狂い易い。ところが、スラスト板が介在すると、受け板域が分布荷重を受けるため、狭窄部に対する曲げモーメントは小さく、狭窄部に撓みが生じ難く、それ故、起立片の幅を広くして強度を高めることができる。斯かる場合、スラスト板を軸受に加締固定する従前の作業に比べ、スラスト板を異形軸受と共に複数の起立片内に押し込む方が作業性は向上する。
なお、上記の軸受装置はブラシレスモータ等のモータステータに用いるのが好適である。
本発明によれば、スラスト板の部品点数を削減でき、しかも軸受にスラスト板を加締固定する作業が不要となり、製造コスト安となる。また、異形軸受を3枚以上の起立片で包囲された受け穴に圧入固定したものであるから、軸受の回り止め効果が確実化し、歩留まりの向上に資する。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1(A)は本発明の実施例に係る扁平形ブラシレスモータを示す外観斜視図、図1(B)は同扁平形ブラシレスモータのロータを取り外した状態を示す斜視図、図2(A)は同扁平形ブラシレスモータのロータを取り外したステータ側を示す平面図、図2(B)は図2(A)中のb−b線で切断した状態を示す断面図、図2(C)は同ステータ側を示す背面図、図3は同ステータ側のスラスト軸受装置を示す組立斜視図、図4(A)は同スラスト軸受装置の板材を示す平面図、図4(B)は同スラスト軸受装置の板材を示す正面図である。
本例の扁平形ブラシレスモータは、ステータ10とモータ回転軸21を固定したロータ20とから成る。ステータ10は、ハウジング又はシャーシとしての平板状の板材11と、この上に搭載されて丸孔12aを持つフレキシブル印刷配線基板12と、この基板12上に搭載された制御回路用集積回路I3及び丸孔12aの周りに配置された複数のコイル巻線14とを有する。なお、12bは板材11の突片部11aに形成された外部接続用端子パターン、12cは配線パターンである。
板材11のうち基板12の丸孔12aに嵌る中央部分がスラスト軸受装置15として構成されている。本例のスラスト軸受装置15は、板材11のうち正方形状の受け板域Sを残してその4辺の矩形周辺域を相離して受け板域Sへやや鈍角で切り起し形成された4枚の矩形起立片B〜Bと、それらの抜き跡孔h〜hとを有している。抜き跡孔h〜hのうち隣接する抜き跡孔同士の間は扇形状の狭隘域E〜Eとなっており、狭隘域E〜Eは受け板域Sの隅部に相当する狭窄部Q〜Qで架橋的に連結している。矩形起立片B〜Bは、軸受ホルダー部として機能し、同一形状の平板であり、起立高さも同一である。
これらの矩形起立片B〜Bの内側に形成された受け穴Hには、正方形のスラスト板30が落し込まれて受け板域Sに重なっており、また、受け穴Hには貫通軸孔40aを持つ正方形の異形軸受40が圧入固定されている。異形軸受40の角部は矩形起立片B〜Bのうち相隣接する起立片同士の隙間に位置している。
このように、板材11の切り起し加工により軸受ホルダー部となる4枚の矩形起立片B〜Bが形成されると共に受け板域Sが残されるので、軸受にスラスト板を加締固定する作業を無くすことができる。また、異形軸受40を起立片B〜Bの内側に画成された受け穴Hに圧入固定したものであるから、異形軸受40の回り止め効果が確実化し、歩留まりの向上に資する。しかも、板材11の裏面と受け板域Sの裏面とが自ずと平坦面であるという利点もある。また、起立片B〜Bの切り起し角度をやや鈍角としてあるので、異形軸受40の抜去耐力が増強する。
特に、異形軸受40は正4角形状であるので、板材11のデットスペースを少なくでき、また、起立片B〜Bの幅寸法を広くできるので、起立片B〜Bの強度が上がり、異形軸受40の保持力を高めることができる。
本例においてスラスト板30を除いて異形軸受40だけを受け穴Hに圧入固定した場合でも、受け板域Sがスラスト板として機能するので、スラスト軸受装置として使用可能である。滑性や耐磨耗性に優れたスラスト板30を用いると、遜色のないスラスト軸受装置を得ることができる。また、スラスト板30を用いると、受け板域Sにかかる荷重を分散できるので、狭窄部Q〜Qに撓みが生じ難く、それ故、起立片B〜Bの幅を広くして強度を高めることができる。
なお、スラスト板30としては正方形状に限らず、その角部から狭窄部Q〜Qを介して狭隘域E〜Eと重なる張出片を有していても構わない。また、同様に、異形軸受40もこの張出片に重なる輻射部を有していても構わない。狭窄部Q〜Qに加わる曲げモーメントを更に減じることができるからである。
本例においては、抜き跡孔h〜hは板材11に載るフレキシブル印刷配線基板12の丸穴12aの穴縁で一部塞がれているが、この丸穴12aを起立片B〜Bの成す外形角柱が嵌る角穴とすれば、抜き跡孔h〜h板を完全に塞ぐことができる。また、部品点数は増えるものの、受け穴Hに異形軸受40を圧入固定した後、起立片B〜Bを締め込むと共に抜き跡孔h〜hに嵌る締め輪を用いれば、異形軸受40を保持する力が増強し、また抜き跡孔h〜hを塞ぐことができる。
(A)は本発明の実施例に係る扁平形ブラシレスモータを示す外観斜視図、(B)は同扁平形ブラシレスモータのロータを取り外した状態を示す斜視図である。 (A)は同扁平形ブラシレスモータのロータを取り外した状態を示す平面図、(B)は図2(A)中のb−b線で切断した状態を示す断面図、(C)は同扁平形ブラシレスモータのロータを取り外した状態を示す背面図である。 同ステータ側のスラスト軸受装置を示す組立斜視図である。 (A)は同スラスト軸受装置の板材を示す平面図、(B)は同スラスト軸受装置の板材を示す正面図である。
符号の説明
10…ステータ
11…板材
11a…突片部
12…フレキシブル印刷配線基板
12a…丸孔
12b…外部接続用端子パターン
12c…配線パターン
13…制御用集積回路
14…コイル巻線
15…スラスト軸受装置
20…ロータ
21…モータ回転軸
30…スラスト板
40…異形軸受
40a…貫通軸孔
〜B…矩形起立片
〜E…狭隘域
H…受け穴
〜h…抜き跡孔
〜Q…狭窄部
S…受け板域

Claims (5)

  1. 受け板域を残してその周辺域を相離して前記受け板域側へ切り起した3枚以上の起立片を備える板材と、これらの起立片の内側に画成された受け穴に圧入固定した異形軸受とを有して成ることを特徴とする軸受装置。
  2. 請求項1に記載の軸受装置において、Nを3以上の自然数とすると、前記受け板域と前記異形軸受との外形は共に正N角形状であり、前記起立片の枚数はN枚であり、前記異形軸受の角部を相隣る前記起立片同士の挟間に位置決めして成ることを特徴とする軸受装置。
  3. 請求項2に記載のスラスト軸受装置において、前記Nは4であることを特徴とする軸受装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軸受装置において、前記異形軸受は軸貫通孔を備えており、前記受け板域と前記異形軸受の端面との間にスラスト板を介装して成ることを特徴とする軸受装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に規定する軸受装置を用いて成ることを特徴とするモータ。
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