JP2007276431A

JP2007276431A - 一片の平面印刷物による立体表現方法

Info

Publication number: JP2007276431A
Application number: JP2006127920A
Authority: JP
Inventors: Kensaku Rinpo; 謙作輪宝
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2006-04-03
Filing date: 2006-04-03
Publication date: 2007-10-25

Abstract

【課題】印刷した平面印刷物による立体的表現物をより安価に生産、提供する。
【解決手段】一片の紙に浮かせて見せる物、背景、台座を一度に印刷し、線１１で切り、線１２で山折、線１３で谷折にし、面２１をのりしろに重なり合う場所、面２６の下部に貼り付け、さらに面２０をのりしろに重なり合う場所、最前面にくる面２２の裏に貼り付けて組み立てると、面２４を背景とした、面３１、３２、３３を立体的に表現することができる。
【選択図】図１

Description

本発明は、印刷、文具、玩具、広告、その他印刷物に関する。

従来の平面印刷物による立体表現は、複数のパーツが必要であったり、一枚の紙であったとしても表現範囲が立体物単体であるなど限られるものでしかなかった。

なお、本願発明に関連する公知技術として次の特許文献１及び特許文献２を挙げることができる。

特許公開２００３−１２２２５３特許公開２０００−１４１９５４

上述の如く、従来の平面印刷物による立体表現は、紙を用いた場合他の素材を用いた立体表現よりも安価であるとはいえ、それでもまだ個人が気軽に利用するまでにはなかなか至っていない。

従来技術では広告的な利用に限られがちな平面印刷物による立体表現をより安価に生産し、表現できる範囲を広げ、より用途を広げることにある。

上述の目的を達成する本発明の、一片の平面印刷物による立体表現方法とは、一片の紙に浮かせて見せる物、背景、台座を一度に印刷し、一片の紙として生産することを特徴とする。

一例として一片の紙とは、長方形、正四角形を基本形としている。そうすることによって生産上必要な仕上げ加工を安易にすることが可能である。

本発明は利用者及び提供者が、本発明である印刷物の指示による切り方、折り方を施す事により、初めて表現物を立体化することが可能となる。本発明はその切り方、折り方を特徴とする。

以上説明したように本発明によれば、一度に立体表現に必要なもの全てを印刷することが出来、生産上発生する仕上げ加工を最も安易にすることによって、安価に生産することを可能とし、そのサイズを手ごろにすることによって広く個人消費者にまで安価に提供できる有効性がある。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。

図１〜図３は本発明の実施の形態に係り、図１は提供状態、図２は本発明を組み立てたときの横透視図、図３は本発明を組み立てたときの外観斜視図である。

図１に示すように本発明は一片の紙のみで構成される。これを組み立てるには、線１１に沿って切り込みを入れ、線１２を山折に、線１３で谷折にする。面２１と重なり合う面２６の下部を貼り付け、面２０と最前面にくる面２２の裏面を貼り付ければ、図３に示すような立体表現が可能となる。

図２は図１を組み立てた時の横透視図であるが。面２２の短辺及び面２５の一番長い辺の長さは比較的自由に設定できるのに対し、面２３の短辺の長さは、面２２の短辺及び面２５の二番目に長い辺の長さを立体部分の層の数で割った長さによってピタゴラスの定理により求める。そうすれば面２２は垂直となり、浮かせて見せる物３１、３２、３３も垂直となる。

図１は本発明の一例で、背景を除いて三層で立体を表現している。これは面２２と面２３が３組あるからであり、したがって２層にするなら面２２と面２３を２組に、４層にするなら面２２と面２３を４組にすればよい。

本発明は、横に広く作ることも縦に高く作ることも容易である。面２３の短辺の長さのみを求めれば、様々な大きさで対応が可能である。

図１の長辺を１４８ｍｍ、短辺を１００ｍｍにすれば、組み立てる絵葉書として利用できる。

また、ボール紙などのしっかりした紙を使えば、折箇所に筋をいれれば、比較的大きな物を作成することが可能であり、店頭広告などに利用ができる。

以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。本発明の形、大きさ、利用法等は状況に応じて適宜変形できることを前提としている。

本発明は年賀状などの絵葉書として利用可能な他、文具、玩具、広告の分野で利用することができる。

本発明の利用者への提供状態。この場合、背景を除いて三層の物を立体的に表現する。浮かせて見せる物３１、３２、３３は利用状況によりその都度異なる。図１を組み立てた時の横透視図。図１を組み立てた時の外観斜視図。

符号の説明

１１切る箇所
１２山折にする箇所
１３谷折にする箇所
２０、２１のりしろ
２２、２３、２５台座部分
２４背景部分
２６柱部分
３１、３２、３３浮かせて見せる物

Claims

浮かせて見せる物、背景、台座を一片の紙にまとまるよう一度に印刷し、生産することを特徴とした、一片の平面印刷物による立体表現方法。
前記印刷物を立体として表現する為の切り方、折り方を特徴とする請求項１記載の一片の平面印刷物による立体表現方法。