JP2007275721A - Polluted liquid continuous treating method and treating system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、汚濁液連続処理方法及び処理システムに関する。より詳しくは、例えば工作機械等の切削液等を汚濁液槽に供給し、該汚濁液槽内の濾過装置でスラッジ等を除去して清澄液化し、濾過液槽内に流入させ、逆洗ポンプで工作機械等の切削液として繰り返し使用すると共に、汚濁液槽内底部の沈澱物（堆積物）は、コンベア装置を介して汚濁液槽外に搬出する、汚濁液連続処理方法及び処理システムに関する。 The present invention relates to a continuous processing method and processing system for a contaminated liquid. More specifically, for example, a cutting fluid of a machine tool or the like is supplied to a turbid liquid tank, and sludge is removed by a filtration device in the turbid liquid tank to form a clarified liquid, which is then introduced into the filtrate tank, and a backwash pump In addition, the present invention relates to a continuous processing method and processing system in which the sediment (deposit) at the bottom of the inside of the liquid tank is carried out of the liquid tank through a conveyor device.
工作機械等の切削液処理システム及び処理方法に関係する従来技術として、例えば、特許２９０４３３４が開示されている。これは、工作機械から排出される切屑及びクーラントを受ける汚濁液槽と、高い位置にある切屑投棄口との間でスクレーパコンベアを周回させ、沈下している切屑を掻き上げて切屑投棄口から投棄すると共に、スクレーパコンベアの内部空間に設けられたドラムフィルタによってクーラント濾過し、濾過されたクーラントを濾過液槽に貯留するものである。スクレーパコンベアを周回駆動するチェーンがドラムフィルタのスプロケットにも噛合し、共通のモータでスクレーパコンベアとドラムフィルタの両者を略同一の周回速度、又はドラムフィルタよりスクレーパコンベアの方が大きな周回速度になるように駆動している。また汚濁液槽の外周に濾過液槽が設けられ、ドラムフィルタの中心部両側から濾過されたクーラントが単純に濾過液槽に流入し貯留される構造である。さらにドラムフィルタ両側と汚濁液槽の側壁との間からドラムフィルタ内へ汚濁液が侵入しないように設けられているＶシールは消耗品であり、このＶシールを交換するためには、ドラムフィルタを濾過装置本体から取り外さなければならない構造である。 For example, Japanese Patent No. 2904334 is disclosed as a related art related to a cutting fluid processing system and a processing method of a machine tool or the like. This is because the scraper conveyor circulates between the waste tank that receives the chip and coolant discharged from the machine tool and the chip dumping port at a high position, scrapes the sinking chips, and dumps from the chip dumping port. At the same time, the coolant is filtered by a drum filter provided in the internal space of the scraper conveyor, and the filtered coolant is stored in the filtrate tank. The chain that drives the scraper conveyor also meshes with the sprocket of the drum filter so that both the scraper conveyor and the drum filter have the same rotational speed with a common motor, or the scraper conveyor has a higher rotational speed than the drum filter. Is driving. Further, a filtrate tank is provided on the outer periphery of the pollutant tank, and the coolant filtered from both sides of the central portion of the drum filter simply flows into the filtrate tank and is stored. Furthermore, the V seal provided so that the contaminant does not enter the drum filter from between the both sides of the drum filter and the side wall of the contaminant tank is a consumable part. It is a structure that must be removed from the filter body.
また切削液濾過装置の従来技術として、特開２０００−３００９１４がある。これは、工作機械から排出される切屑とクーラントをまずヒンジコンベアで受け、サイズの大きな切屑をヒンジコンベアで搬出、投棄する。ヒンジコンベアを通過したサイズの小さな切屑をヒンジコンベアの下方に設けたスクレーパコンベアで捕捉して掻き上げるとともに、スクレーパコンベアの内部空間に設けられ、スクレーパコンベアと共通のモータで略同一の周回速度で回転駆動されるドラムフィルタにより濾過し、浄化されたクーラントを得るようにしている。 Moreover, there exists Unexamined-Japanese-Patent No. 2000-300914 as a prior art of a cutting fluid filtration apparatus. In this process, chips and coolant discharged from a machine tool are first received by a hinge conveyor, and large chips are carried out by the hinge conveyor and discarded. Small scraps that have passed through the hinge conveyor are picked up and scraped by a scraper conveyor provided below the hinge conveyor, and are provided in the internal space of the scraper conveyor and rotated at approximately the same rotational speed by the same motor as the scraper conveyor. Filtered by a driven drum filter to obtain a purified coolant.
汚濁液槽内でスクレーパコンベアの周回速度が速いと、撹拌作用で切屑が沈下し難かったたり、周回中に掻き上げた切り屑がスクレーパから液中に浮遊してしまったりして切り屑の回収効率が悪い。また切り屑と一緒に掻き上げたクーラントは、重力で汚濁液槽に流下する前に投棄されることになり、クーラントの無駄が発生する。したがって、スクレーパコンベアの周回速度はできる限り遅い方が一般には好ましい。一方、ドラムフィルタの周回速度は、逆洗されて透過率の大きくなったフィルタ部分で常に濾過される方が濾過効率は良いので、遅くできない。したがって、スクレーパコンベアとドラムフィルタを略同一の周回速度、又はドラムフィルタよりスクレーパコンベアの方が大きな周回速度になるように駆動することは問題がある。 If the speed of the scraper conveyor is high in the liquid tank, chips will not sink due to agitation, or the chips scraped up during the cycle will float in the liquid from the scraper and collect the chips. ineffective. Moreover, the coolant scraped up with the chips is discarded before flowing down into the turbid liquid tank due to gravity, resulting in wasted coolant. Therefore, it is generally preferable that the speed of the scraper conveyor is as low as possible. On the other hand, the circulation speed of the drum filter cannot be slowed because the filtration efficiency is better if it is always filtered through a filter portion that has been backwashed and has increased transmittance. Therefore, there is a problem in driving the scraper conveyor and the drum filter so that the rotation speed is substantially the same or the rotation speed of the scraper conveyor is higher than that of the drum filter.
ドラムフィルタで濾過されたクーラントでも、フィルタ目より細かい微細な切粉等を含んでおり、その切粉は、濾過液槽にヘドロ状に沈澱、堆積するので定期的に清掃しなければならない。汚濁液槽の外周に濾過液槽を設けたタイプでは、濾過液槽全体に微細な切粉がヘドロ状に溜まり、清掃作業の面積が広く、清掃に時間がかかるという問題点がある。また上述のようにＶシールは消耗品であり、定期的に交換する必要がある。交換時にはドラムフィルタを濾過装置本体から外さなければならない構造をしているので、作業が煩雑となり、時間が掛かり過ぎるという問題点がある。
本発明が解決しようとする課題は、汚濁液を処理するのに、化学凝集剤等の化学的作用を用いることなく、濾過作用等の物理的作用により汚濁液中の固体微粒子分を除去する汚濁液連続処理方法及び処理システムを提供することにある。
さらに、本発明が解決しようとする課題は、濾過効率及び逆洗効率の高い耐久性ある濾過装置を提供すると共に、汚濁液槽底部の沈澱物排出作業を、連続かつ円滑に行う、汚濁液連続処理方法及び処理システムを提供することにある。
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The problem to be solved by the present invention is to remove the solid fine particles in the turbid liquid by a physical action such as filtration without using a chemical action such as a chemical flocculant to treat the effluent. An object is to provide a liquid continuous processing method and a processing system.
Furthermore, the problem to be solved by the present invention is to provide a durable filtration device with high filtration efficiency and backwashing efficiency, and to continuously and smoothly carry out the sediment discharge operation at the bottom of the pollution liquid tank. To provide a processing method and a processing system.
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本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑み鋭意研究を重ねて、上記の課題を解決するために以下のような本発明を完成させた。
ここでは、本願明細書、特に各請求項記載発明に用いられる用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語について説明する。
［用語の説明］
○汚濁液とは、浮遊する固体微粒子分を含有して汚れて濁った液体をいう。例えば、工作機械等の切削液、工場排水等が例示される。
○汚濁液槽とは、汚濁液中の固体微粒子分を濾過し、沈殿させるための槽をいう。本願明細書では、濾過沈殿槽ともいう。汚濁液槽には、濾過装置、ベルトコンベア式の沈澱物排出手段が設置され、ベルトコンベア式の沈澱物排出手段の構成要素であるベルトが、沈殿物を沈殿・載荷すべく汚濁液槽の底部に設置される。
○濾過液とは、汚濁液を濾過装置のフィルタを通して固体微粒子分の一部を除去した液をいう。濾過装置のフィルタを通った濾過液は、濾過液槽へ還流される場合がある。
○清澄化とは、汚濁液を濾過装置のフィルタを通して固体微粒子分を一部除去することをいう。すなわち、汚濁液は、濾過装置を通ることによって清澄化されて濾過液となる。
○供給ラインは、供給パイプと供給ポンプから構成される。供給ラインは、汚濁液を汚濁液槽へ供給するために用いられる。
○濾過装置とは、汚濁液を濾過装置へ供給して、濾過装置のフィルタを通すことによって、浮遊する固体微粒子分を一部除去して正常化するための装置をいう。
○濾過ラインとは、濾過液管と吸引ポンプからなる。濾過ラインは、汚濁液槽内の汚濁液を濾過装置から濾過液槽に吸引させるために用いられる。
○濾過液槽とは、具体的には、処理対称の汚濁液を貯蔵した汚濁槽である。
○逆洗ラインとは、逆洗パイプと逆洗ポンプからなる。逆洗ラインは、濾過液槽の汚濁液を濾過装置へ供給して、濾過装置のフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させる（逆洗工程）のために用いられる。
○ベルトコンベア式の沈澱物排出手段とは、汚濁液槽底部に設置したベルト上に沈殿した沈澱物（逆洗工程で剥離、飛散したスラッジが自重で汚濁液槽底部に置いたベルト上に沈殿したもの）を、ベルトよって汚濁液槽外に排出するために用いられる沈澱物排出手段をいう。
○ベルトとは、沈澱物排出手段の構成要素であって、汚濁液槽底部に設置して、逆洗工程で剥離、飛散したスラッジを自重でベルト上に沈殿させ、沈殿物を汚濁液槽外に排出するために用いられる。
○スラッジとは、本願明細書においては、固体微粒子分が凝集して固形化したものをいう。
○汚濁液連続処理システムとは、汚濁液を濾過装置で濾過し、固体微粒子分を除去しつつ濾過液を循環して清澄化させる汚濁液連続処理システムであって、供給ライン、濾過ライン、逆洗ライン、汚濁液槽、濾過装置、ベルト、ベルトコンベア式の沈澱物排出手段からなる。
○スラッジを剥離、飛散させるメカニズム
濾過工程において、フィルタに徐々に付着堆積したスラッジを剥離、飛散させるメカニズムについて、フィルタがプリーツフィルタの場合を例にとって以下説明する（図７を参照のこと）。濾過工程においてＦ方向に流れていた汚濁液の流れを、逆洗工程においてはＲ方向に流れる濾過液の流れに切り換える。すると、逆洗によりプリーツフィルタは外側にタイコ上に膨らみ、それと同時に、図７のように、プリーツフィルタ間隔が拡がり、プリーツフィルタの付着物を剥離するように働く。
そして、逆洗工程における圧力を大きくして、（１）式で与えられるＫＴの値を１より大きくすることにより、フィルタ面に作用する前後に作用する平均圧力を大きくして、プリーツフィルタの谷側（特に、谷底）に付着しているスラッジを、円滑かつ確実に剥離、飛散させることが可能となる。
こうすることにより、逆洗ポンプを作動させ濾過液を、一気に濾過装置内に吐出してプリーツフィルタの付着物Ｓを剥離、飛散させた状態を図７は示し、プリーツフィルタは、濾過時は吸引力Ｆにより縮小されているが、逆洗工程時は逆洗ポンプの高圧な膨張力Ｒにより、プリーツフィルタの付着物は剥離、飛散し、逆洗作業は終了し、再び吸引ポンプ８を作動させて循環濾過作業は継続されると共に、剥離、飛散した付着物Ｓは、汚濁液槽２の底部に沈澱することとなる。
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発明者は、上記の課題を解決するため、鋭意研究をして、課題を解決するための手段を想到した。
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲に記載の各請求項記載の発明である。具体的には、以下の発明である。
ここに、請求項１記載の発明は、発明１に該当し、請求項２記載の発明は、発明２に該当し、請求項３記載の発明は、発明３に該当し、…請求項ｉ記載の発明は、発明ｉに該当するものとする。
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発明１は、汚濁液を濾過装置で濾過し、固体微粒子分を除去して汚濁液を清澄化させる汚濁液連続処理方法において、汚濁液槽の汚濁液を吸引ポンプで濾過装置から濾過液槽へ吸引させることによって濾過装置で濾過する、濾過工程と、
逆洗ポンプで濾過液槽の濾過液を濾過装置へ逆送して、濾過装置のフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させる逆洗工程と、
逆洗工程で剥離、飛散したスラッジが自重で汚濁液槽底部に置いたベルト上に沈殿する沈澱工程と、
汚濁液槽底部に設置したベルト上に沈殿した沈澱物を、ベルトコンベア式の沈澱物排出装置により排出する排出工程と、
を含み、濾過工程、沈澱工程及び排出工程を同時に行いながら濾過工程を休止させて逆洗工程を行なう工程を繰り返すことを特徴とする汚濁液連続処理方法である。
The present inventor has intensively studied in view of the problems of the prior art described above, and has completed the present invention as described below in order to solve the above problems.
Here, the terminology will be explained below in order to eliminate the doubt on the interpretation of the terminology used in the present specification, particularly the claimed invention.
[Explanation of terms]
○ A dirty liquid is a dirty and turbid liquid containing floating fine particles. For example, cutting fluid for machine tools, factory drainage, and the like are exemplified.
○ A pollutant tank is a tank for filtering and precipitating solid particulate matter in a pollutant. In this specification, it is also called a filtration sedimentation tank. A filter tank and a belt conveyor type sediment discharge means are installed in the liquid tank, and the belt, which is a component of the belt conveyor type sediment discharge means, is installed at the bottom of the liquid tank to deposit and load the sediment. Installed.
○ Filtrate refers to a liquid obtained by removing a part of solid fine particles from a contaminated liquid through a filter of a filtration device. The filtrate that has passed through the filter of the filtration device may be refluxed to the filtrate tank.
○ Clarification means removing part of solid particulates through the filter of a filtration device. That is, the turbid liquid is clarified by passing through a filtration device to become a filtrate.
○ The supply line consists of a supply pipe and a supply pump. The supply line is used to supply the contaminated liquid to the contaminated liquid tank.
O A filtration device refers to a device for removing a part of the suspended solid fine particles and normalizing by supplying a contaminated liquid to the filtration device and passing through the filter of the filtration device.
○ A filtration line consists of a filtrate pipe and a suction pump. The filtration line is used for sucking the turbid liquid in the turbid liquid tank from the filtration device into the filtrate liquid tank.
○ The filtrate tank is specifically a pollution tank that stores a symmetric process liquid.
○ A backwash line consists of a backwash pipe and a backwash pump. The backwash line is used for supplying the filtrate in the filtrate tank to the filter device, and separating and scattering the sludge adhering to the filter of the filter device (backwash process).
○ Belt conveyor type sediment discharge means is the sediment deposited on the belt installed at the bottom of the pollutant tank. Is a sediment discharge means used for discharging the wastewater out of the tank with a belt.
○ Belt is a component of sediment discharge means, installed at the bottom of the pollutant tank, sludge separated and scattered in the backwash process is settled on the belt by its own weight, and the deposit is outside the tank. Used to discharge to
In the present specification, sludge refers to a product obtained by agglomerating solid fine particles.
○ Contaminated liquid processing system is a continuous processing system for clarified by circulating the clarified liquid while removing the solid fine particles by filtering the clarified liquid with a filtration device. It consists of a washing line, a pollutant tank, a filtration device, a belt, and a belt conveyor type precipitate discharging means.
○ Mechanism for peeling and scattering sludge In the filtration step, the mechanism for peeling and scattering the sludge that gradually adheres and accumulates on the filter will be described below with reference to the case where the filter is a pleated filter (see FIG. 7). The flow of the contaminated liquid flowing in the F direction in the filtration process is switched to the flow of the filtrate flowing in the R direction in the backwash process. As a result, the pleat filter swells outward on the tie by backwashing, and at the same time, as shown in FIG. 7, the interval between the pleat filters is increased, and the pleated filter adhering works.
Then, by increasing the pressure in the backwashing process and increasing the value of KT given by equation (1) to be greater than 1, the average pressure acting before and after acting on the filter surface is increased, and the valley of the pleated filter is increased. Sludge adhering to the side (particularly the valley bottom) can be peeled and scattered smoothly and reliably.
By doing this, the backwash pump is operated and the filtrate is discharged into the filtration device at once, and the pleated filter deposit S is peeled off and scattered, and FIG. 7 shows the state where the pleated filter is sucked during filtration. Although it is reduced by the force F, during the backwashing process, the high-pressure expansion force R of the backwashing pump causes the pleated filter deposits to peel off and scatter, the backwashing operation is completed, and the suction pump 8 is operated again. Thus, the circulating filtration operation is continued, and the deposit S that has been peeled off and scattered is deposited on the bottom of the contaminated
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In order to solve the above problems, the inventor has intensively studied and came up with means for solving the problems.
Means for solving the problem is the invention described in each claim described in the claims of the present application. Specifically, the invention is as follows.
Here, the invention according to claim 1 corresponds to invention 1, the invention according to
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The first aspect of the present invention is a method for continuously treating a turbid liquid by filtering the turbid liquid with a filtration device and removing the solid fine particles to clarify the turbid liquid. Filtering through a filtration device by sucking, a filtration step;
A backwashing step in which the filtrate in the filtrate tank is sent back to the filtration device by a backwash pump, and the sludge adhering to the filter of the filtration device is peeled off and scattered;
A sedimentation process in which sludge separated and scattered in the backwash process settles on the belt placed at the bottom of the tank with its own weight,
A discharge step of discharging the precipitate precipitated on the belt installed at the bottom of the liquid tank with a belt conveyor type precipitate discharge device;
And a step of performing the backwashing step by pausing the filtration step while simultaneously performing the filtration step, the precipitation step, and the discharge step.
発明２は、下記の（１）式を具備する条件下で、濾過工程、沈澱工程及び排出工程を同時に行いながら濾過工程を休止させて逆洗工程を行なう工程を繰り返すことを特徴とする発明１に記載の汚濁液連続処理方法である。
ＫＴ＝ΔＴＲ／ΔＴＡ＜０．１ ……（１）式
ここに、
ＫＴ：逆洗工程時間／濾過工程の比
ΔＴＲ：逆洗工程を行なう時間（分）
ΔＴＯ：濾過工程を行う時間（分）
ΔＴＡ：ΔＴＯ＋ΔＴＲ（分）
KT = ΔTR / ΔTA <0.1 (1) where
KT: Ratio of backwashing process time / filtration process ΔTR: Time for performing backwashing process (minutes)
ΔTO: Time for performing the filtration process (minutes)
ΔTA: ΔTO + ΔTR (min)
発明３は、濾過装置のフィルタがプリーツフィルタであることを特徴とする発明１〜２の何れかに記載の汚濁液連続処理方法である。
Invention 3 is the method for continuously treating a contaminated liquid according to any one of
発明４は、濾過工程が、汚濁液を濾過装置のプリーツフィルタで濾過し、吸引ポンプと濾過液管により濾過液槽に吸引して貯留し、濾過液槽から溢れた濾過液は仕切板を越えて汚濁液槽に落下し、汚濁液に混入される濾過工程であることを特徴とする発明１〜３の何れかに記載の汚濁液連続処理方法である。
In the
発明５は、逆洗パイプと逆洗ポンプからなる逆洗ラインを通じて濾過液槽の濾過液を濾過装置へ供給して、濾過装置のフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させる逆洗工程であることを特徴とする発明１〜４の何れかに記載の汚濁液連続処理方法である。
発明６は、空気逆洗パイプとコンプレッサからなる空気逆洗ラインを通じて圧縮空気を濾過装置へ供給して、濾過装置のプリーツフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させる逆洗工程からなることを特徴とする発明１〜５の何れかに記載の汚濁液連続処理方法である。
発明７は、汚濁液を濾過装置で濾過し、固体微粒子分を除去して汚濁液を清澄化させる汚濁液連続処理システムにおいて、
濾過液槽と汚濁液槽とは、供給パイプと供給ポンプからなる供給ラインを通じて接続されており、
濾過液槽と濾過装置とは、濾過液管と吸引ポンプからなる濾過ラインを通じて接続されており、
濾過液槽と濾過装置とは、逆洗パイプと逆洗ポンプからなる逆洗ラインを通じて接合されており、
汚濁液槽底部にベルトを配置して、ベルト上に沈殿した沈澱物を系外に排出するためのベルトコンベア式の沈澱物排出装置からなることを特徴とする汚濁液連続処理システムである。
The filtrate tank and the pollutant tank are connected through a supply line consisting of a supply pipe and a supply pump.
The filtrate tank and the filtration device are connected through a filtration line consisting of a filtrate pipe and a suction pump,
The filtrate tank and the filtration device are joined through a backwash line consisting of a backwash pipe and a backwash pump,
This is a continuous processing system for a contaminated liquid, comprising a belt conveyor type precipitate discharging device for disposing the belt deposited on the bottom of the liquid tank and discharging the precipitate deposited on the belt to the outside of the system.
発明８は、前記濾過装置が、紙、繊維又は金属からなる弾性素材からなり、プリーツの内外の折り目がそれぞれ周方向にそって並ぶように全体として筒状に形成されているプリーツフィルタと、当該プリーツフィルタの両端部がそれぞれ所定深さだけ埋め込まれ、かつ同端部と一体的に固定されている一対の弾性材製端板とを備えた濾過装置であることを特徴とする、発明７記載の汚濁液連続処理システムである。 Invention 8 comprises the pleat filter, wherein the filtering device is made of an elastic material made of paper, fiber or metal, and is formed in a cylindrical shape as a whole so that the inner and outer folds of the pleat are aligned along the circumferential direction, 8. A filtration device comprising a pair of elastic end plates in which both end portions of the pleated filter are respectively embedded by a predetermined depth and are fixed integrally with the end portions. This is a continuous processing system for the liquid.
発明９は、前記濾過装置の両端板が、それぞれのプリーツフィルタのなす筒状の周方向に沿って環状に形成されており、両端板がそれぞれ嵌め入れた一対の対向状環状保持溝が形成された装置本体を備えていることを特徴とする、発明７〜８に記載の汚濁液連続処理システムである。
According to the ninth aspect of the present invention, both end plates of the filtration device are formed in an annular shape along a cylindrical circumferential direction formed by each pleated filter, and a pair of opposed annular holding grooves into which the both end plates are respectively fitted are formed. It is a continuous processing system for a turbid liquid according to any one of
発明１０は、前記濾過装置は、装置本体がプリーツフィルタの内側の折り目を当接させた外周面をもった内筒体を有しており、内筒体の外周面に環状連絡通路が形成されており、連絡通路と連通させられるように内筒体に濾過液管が配管されていることを特徴とする、発明７〜９の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。
According to a tenth aspect of the present invention, the filtration device has an inner cylindrical body having an outer peripheral surface in which the main body of the pleated filter contacts the inner fold, and an annular communication passage is formed on the outer peripheral surface of the inner cylindrical body. The continuous processing system for a contaminated liquid according to any one of the
発明１１は、前記濾過装置には、連絡通路と連通させられるように内筒体に空気逆洗パイプが配管されていることを特徴とする、発明７〜１０の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。 The eleventh aspect of the invention is characterized in that an air backwash pipe is piped on the inner cylinder so as to communicate with the communication passage in the filtration device. It is a processing system.
発明１２は、前記排出装置は、汚濁液槽の内外にわたって巻回され、かつ汚濁液槽内で沈澱物を受止め得るように配置されたベルトを有しているコンベアと、汚濁液槽外でベルト搬送面に付着した沈澱物を掻き取るスクレーパブレードとを備えたコンベア装置であることを特徴とする、発明７〜１１の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。
In the
発明１３は、前記コンベア装置には、ベルトの搬送面に複数の桟がベルト移動方向に一定間隔で設けられており、ブレードがベルトの搬送面に押圧される掻取位置と、ブレードが桟移動経路から退去させられる退去位置との間を移動し得るようにブレードを支持している支持手段を備えていることを特徴とする、発明７〜１２の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。
According to the thirteenth aspect of the present invention, in the conveyor device, a plurality of crosspieces are provided on the belt conveyance surface at regular intervals in the belt movement direction, a scraping position where the blade is pressed against the belt conveyance surface, and the blade movement In the continuous processing system for a contaminated liquid according to any one of the
発明１４は、前記支持手段が、先端にブレードが取り付けられかつベルトの移動に伴う桟の押動により揺動させられるように配置されたアームを備えていることを特徴とする、発明７〜１３の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。 A fourteenth aspect of the invention is characterized in that the support means includes an arm having a blade attached to the tip and arranged to be swung by a pushing of the crosspiece accompanying the movement of the belt. It is a continuous processing system of the pollution liquid in any one of.
発明１５は、前記ブレードが、移動経路と交差する方向に伸びた帯板状に形成されており、アームが、ブレードが渡されかつベルトを両側から挟んでいる一対のアーム部材を備えていることを特徴とする、発明７〜１４の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。 According to the fifteenth aspect of the invention, the blade is formed in a strip shape extending in a direction intersecting the moving path, and the arm includes a pair of arm members across which the blade is passed and the belt is sandwiched from both sides. It is characterized by the above-mentioned. The continuous processing system of the pollutant liquid in any one of invention 7-14.
発明１６は、前記ブレードが、下向き移動経路におけるベルト搬送面に押圧されるようにアーム部材が配置され、アーム部材が側方より見て略水平姿勢をなしていることを特徴とする、発明７〜１５の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。 A sixteenth aspect of the invention is characterized in that an arm member is disposed so that the blade is pressed against a belt conveying surface in a downward movement path, and the arm member is in a substantially horizontal posture when viewed from the side. It is a turbid liquid continuous processing system in any one of -15.
発明１７は、前記コンベアが、ベルトを０．５ｍ／ｍｉｎ以下の速度で移動させる駆動手段を備えている発明７〜１６の何れかに記載の汚濁液連続処理システムである。 A seventeenth aspect of the present invention is the contaminated liquid continuous processing system according to any one of the seventh to sixteenth aspects, wherein the conveyor includes a driving unit that moves the belt at a speed of 0.5 m / min or less.
発明１によれば、汚濁液を濾過装置で濾過し、固体微粒子分を除去して汚濁液を清澄化させる汚濁液連続処理方法において、汚濁液槽の汚濁液を吸引ポンプで濾過装置から濾過液槽へ吸引させることによって濾過装置で濾過する、濾過工程と、
逆洗ポンプで濾過液槽の濾過液を濾過装置へ逆送して、濾過装置のフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させる逆洗工程と、
逆洗工程で剥離、飛散したスラッジが自重で汚濁液槽底部に置いたベルト上に沈殿する沈澱工程と、
汚濁液槽底部に設置したベルト上に沈殿した沈澱物を、ベルトコンベア式の沈澱物排出装置により排出する排出工程と、
を組み合わせることにより、汚濁液を処理するのに、化学凝集剤等の化学的作用を用いることなく、濾過作用等の物理的作用により汚濁液中の固体微粒子分を除去する汚濁液連続処理方法及び処理システムを提供することができた。
発明２によれば、ＫＴ：逆洗工程時間／濾過工程の比を０．１（あるいは０．０１、あるいは０．００１）未満にすることで、殆どの時間を濾過工程の時間に当てても、フィルタの目詰まりを防いで濾過効率を低下させることなく、濾過効率を高く保つことが可能となった。
発明３によれば、プリーツフィルタを用いることで、濾過工程の際にフィルタに付着したスラッジを、逆洗工程を導入して、逆洗工程時にタイコ上にプリーツフィルタを膨らませることにより、スラッジを、円滑かつ確実に、剥離、飛散させることが可能となる（図７を参照、）。
また一方、逆洗工程時に作用するプリーツフィルタの外周に作用する圧力により、周囲にタイコ状に膨れる程に大きな力が掛かり、プリーツフィルタの外周部に大きな応力集中が作用する。したがって、従来は、逆洗工程時に作用するプリーツフィルタに作用する圧力を大きくすることができなかった。
しかし、本発明では、プリーツフィルタを保持する端板を設置し、装置本体との連結を、保持溝を保持して、すなわち遊びを保持して、さらに、端板が弾性材製である構造とすることにより、発明２、あるいは発明３を完成させることが可能となった。
発明４は、発明１〜３の何れかの発明において、より具体的に濾過ラインと供給ラインの構成要件を特定し、貯留された濾過液槽からの溢れた濾過液は、仕切板を越えて汚濁液槽に落下して汚濁液に混合し、当該汚濁液は希釈されるので、プリーツフィルタによる濾過作業が、円滑かつ効率よく行われる。
発明５は、発明１〜４の何れかの発明において、逆洗ラインを具体的特定することにより、逆洗工程を行なうことにより、濾過工程においてプリーツフィルタに徐々に付着堆積したスラッジを剥離、飛散させて汚濁槽底部に沈殿させて汚濁槽外に排出することができることになった。
発明６によれば、万が一、逆洗工程によって、プリーツフィルタに徐々に付着したスラッジを剥離、飛散させることができない場合であっても、空気逆洗パイプとコンプレッサからなる空気逆洗ラインを通じて圧縮空気を濾過装置へ供給して、濾過装置のプリーツフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させることができるので、プリーツフィルタを目詰まりさせることなく濾過効率を長期間高く維持することができるという当業者予測不可能な顕著な効果を発揮することができる。
According to the first aspect of the present invention, in the continuous liquid processing method in which the liquid filtrate is filtered by the filter device and the solid fine particles are removed to clarify the liquid solution, the liquid filtrate in the liquid tank is removed from the filter device by the suction pump. Filtering through a filtration device by sucking into a tank,
A backwashing step in which the filtrate in the filtrate tank is sent back to the filtration device by a backwash pump, and the sludge adhering to the filter of the filtration device is peeled off and scattered;
A sedimentation process in which sludge separated and scattered in the backwash process settles on the belt placed at the bottom of the tank with its own weight,
A discharge step of discharging the precipitate precipitated on the belt installed at the bottom of the liquid tank with a belt conveyor type precipitate discharge device;
In order to treat the turbid liquid by combining the above, a continuous liquid processing method for removing solid fine particles in the turbid liquid by a physical action such as a filtering action without using a chemical action such as a chemical flocculant, and A processing system could be provided.
According to the second aspect of the invention, the ratio of KT: back washing process time / filtration process is less than 0.1 (or 0.01, or 0.001), so that most of the time can be applied to the time of the filtration process. It is possible to keep the filtration efficiency high without preventing the filter from being clogged and reducing the filtration efficiency.
According to the invention 3, by using the pleated filter, the sludge adhered to the filter during the filtration process is introduced into the backwash process, and the pleat filter is inflated on the tycoon during the backwash process, thereby removing the sludge. It is possible to peel and scatter smoothly and reliably (see FIG. 7).
On the other hand, due to the pressure acting on the outer periphery of the pleated filter acting during the backwashing step, a large force is applied to the periphery so as to swell like a tie, and a large stress concentration acts on the outer peripheral portion of the pleated filter. Therefore, conventionally, it has been impossible to increase the pressure acting on the pleated filter that acts during the backwashing process.
However, in the present invention, an end plate that holds the pleat filter is installed, and the connection with the apparatus main body is held by the holding groove, that is, the play is held, and the end plate is made of an elastic material. As a result,
According to the sixth aspect of the present invention, even if the sludge gradually adhering to the pleated filter cannot be peeled off and scattered by the backwashing process, the compressed air is supplied through the air backwashing line including the air backwash pipe and the compressor. Is expected to be able to maintain high filtration efficiency for a long time without clogging the pleat filter, because sludge adhering to the pleat filter of the filtration device can be peeled off and scattered. Unusable remarkable effects can be exhibited.
発明７によれば、濾過液槽と汚濁液槽とは、供給パイプと供給ポンプからなる供給ラインを通じて接続され、濾過液槽と濾過装置とは、濾過液管と吸引ポンプからなる濾過ラインを通じて接続され、濾過液槽と濾過装置とは、逆洗パイプと逆洗ポンプからなる逆洗ラインを通じて接続されているので、汚濁液の濾過と濾過装置のプリーツフィルタの逆洗を、円滑かつ効率よく繰り返し行え、プリーツフィルタが長期に使用できる。また逆洗され、汚濁液槽底部に凝集された沈澱物の排出は、遅速のベルトコンベアで系外に連続かつ円滑に排出される。 According to the seventh aspect, the filtrate tank and the pollutant tank are connected through a supply line including a supply pipe and a supply pump, and the filtrate tank and the filtration apparatus are connected through a filtration line including a filtrate pipe and a suction pump. Since the filtrate tank and the filtration device are connected through a backwash line consisting of a backwash pipe and a backwash pump, the filtration of the contaminated liquid and the backwashing of the pleated filter of the filtration device are repeated smoothly and efficiently. Yes, the pleated filter can be used for a long time. Further, the precipitates that have been backwashed and agglomerated at the bottom of the tank are continuously and smoothly discharged out of the system by a slow belt conveyor.
発明８によれば、プリーツフィルタが紙、繊維又は金属からなる弾性素材からなるので、塵芥等がフィルタ内部まで侵入しないので、逆洗効果が大で、目詰まりの累積による閉塞が容易に解消される。またプリーツフィルタは筒状のプリーツを形成しているので、濾過面積を増大することができると共に、その強度も増強できる。またプリーツフィルタの両端部がそれぞれ端板に埋め込まれて固定されているからプリーツフィルタが端板から剥がれ難く、耐久性が良好で、かつ濾過効率及び逆洗効率を高めることができ、そのために、補強筒のようなものは不要となる。さらに端板が弾性材製であることにより、端板がシール部材として作用し、シール性が向上することに加えて、端板が内外両面から支えられることにより、プリーツフィルタの強度が向上させられる。 According to the invention 8, since the pleated filter is made of an elastic material made of paper, fiber or metal, dust or the like does not enter the inside of the filter, so the backwashing effect is great and the blockage due to the accumulation of clogging is easily eliminated. The Moreover, since the pleat filter forms the cylindrical pleat, the filtration area can be increased and the strength thereof can be increased. In addition, since both ends of the pleated filter are respectively embedded and fixed in the end plate, the pleated filter is difficult to peel off from the end plate, the durability is good, and the filtration efficiency and the backwashing efficiency can be improved. A reinforcing cylinder is not necessary. Furthermore, since the end plate is made of an elastic material, the end plate acts as a seal member and improves sealing performance. In addition, the end plate is supported from both the inside and outside, thereby improving the strength of the pleated filter. .
発明９によれば、濾過装置の両端板が、それぞれのプリーツフィルタのなす筒状の周方向に沿って環状に形成されており、両端板が弾性材製であることにより、端板がシール部材として作用し、シール性が向上することに加えて、端板が内外両面から支えられることにより、プリーツフィルタの強度がさらに向上させられる。 According to the invention 9, both end plates of the filtration device are formed in an annular shape along the cylindrical circumferential direction formed by each pleat filter, and the end plates are made of an elastic material, so that the end plates are sealing members. In addition to improving the sealing performance, the end plate is supported from both the inside and outside, thereby further improving the strength of the pleated filter.
発明１０によれば、装置本体がプリーツフィルタの内側の折り目を当接させた外周面をもった内筒体を有しており、内筒体の外周面に環状連絡通路が形成されており、連絡通路と連通させられるように内筒体に濾過液管が配管されているので濾過の際は、プリーツフィルタが内筒体の連絡通路のない部分によって内側からしっかりと支えられるし、連絡通路によってプリーツフィルタの全体で濾過作用を行うことができる。
According to the
発明１１によれば、濾過装置には、連絡通路と連通させられるように内筒体に空気逆洗パイプが配管されているので、連絡通路を通じて圧縮空気をプリーツフィルタに作用させることにより、プリーツフィルタの周囲に泡を発生させることができ、この泡がプリーツフィルタの目詰まり解消に極めて有効に作用する。 According to the eleventh aspect of the present invention, since the air backwash pipe is piped on the inner cylinder so as to be communicated with the communication passage, the filtration device causes the compressed air to act on the pleat filter through the communication passage. It is possible to generate bubbles around the surface, and this bubble acts extremely effectively on the clogging of the pleated filter.
発明１２によれば、排出装置は、汚濁液槽の内外にわたって巻回され、かつ汚濁液槽内で沈澱物を受止め得るように配置されたベルト有しているコンベアと、汚濁液槽外でベルト搬送面に付着した沈澱物を掻き取るスクレーパブレードとを備えたコンベア装置であるから、汚濁液槽内においてベルトの上にスラッジ等を沈澱させ、ベルトによって沈澱物を汚濁液槽外まで搬送し、ベルト上の沈澱物をスクレーパブレードによって掻き取る。スラッジ等は時間が経てば自然に沈澱するので、液と混合しないように静かに取り出せば効率的に除去することができる。したがって、大きな費用を掛けず、人手もかけないで、作業を中断することなく、連続的に自動で含水率の低い沈澱物を排出することができる。 According to the twelfth aspect of the present invention, the discharge device is wound around the inside and outside of the liquid tank, and has a belt disposed so as to receive the precipitate in the liquid tank, and outside the liquid tank. Since it is a conveyor device equipped with a scraper blade that scrapes off the deposit adhering to the belt conveyance surface, sludge and the like are deposited on the belt in the pollutant tank, and the precipitate is conveyed out of the pollutant tank by the belt. The precipitate on the belt is scraped off with a scraper blade. Since sludge and the like naturally settles over time, they can be efficiently removed by gently taking them out so as not to mix with the liquid. Therefore, it is possible to discharge the precipitate having a low water content automatically and continuously without interruption of the operation without any great cost and manpower.
発明１３によれば、ベルトの搬送面に複数の桟がベルト移動方向に一定間隔で設けられており、ブレードがベルトの搬送面に押圧される掻取位置と、ブレードが桟移動経路から退去させられる退去位置との間を移動し得るようにブレードを支持している支持手段を備えているので、桟によって沈澱物を確実に搬送することができ、桟がブレードと緩衝することなく、桟をブレードは回避することができる。 According to the thirteenth aspect, the plurality of crosspieces are provided on the belt conveyance surface at regular intervals in the belt movement direction, the scraping position where the blade is pressed against the belt conveyance surface, and the blade is retracted from the crosspiece movement path. Since the support means for supporting the blade so as to be able to move between the retreat positions to be moved is provided, sediments can be reliably conveyed by the crosspiece, and the crosspiece can be moved without buffering the blade. Blades can be avoided.
発明１４によれば、支持手段が、先端にブレードが取り付けられかつベルトの移動に伴う桟の押動により揺動させられるように配置されたアームを備えているから、アームの揺動動作によって、回避動作をスムースに行うことができる。 According to the fourteenth aspect of the present invention, the support means includes the arm having the blade attached to the tip and arranged to be swung by the pushing of the crosspiece accompanying the movement of the belt. The avoidance operation can be performed smoothly.
発明１５によれば、ブレードが、移動経路と交差する方向に伸びた帯板状に形成されており、アームが、ブレードが渡されかつベルトを両側から挟んでいる一対のアーム部材を備えているから、回避動作を行うための構造をシンプルに構成することができる。 According to the fifteenth aspect, the blade is formed in a strip shape extending in a direction intersecting the moving path, and the arm includes a pair of arm members to which the blade is passed and the belt is sandwiched from both sides. Therefore, the structure for performing the avoidance operation can be configured simply.
発明１６によれば、ブレードは、また下向き移動経路におけるベルト搬送面に押圧されるようにアーム部材が配置され、アーム部材が側方より見て略水平姿勢をなしているので、ブレードによる掻き取り動作を確実に行うことができる。 According to the sixteenth aspect of the present invention, since the arm member is disposed so that the blade is pressed against the belt conveyance surface in the downward movement path, and the arm member is in a substantially horizontal posture when viewed from the side, the blade is scraped off. The operation can be performed reliably.
発明１７によれば、コンベアが、ベルトを０．５ｍ／ｍｉｎ以下の速度で移動させる駆動手段を備えているので、沈澱物をベルト上に確実に沈澱、集束させ汚濁液槽の槽外に排出することができる。 According to the invention 17, since the conveyor is provided with a driving means for moving the belt at a speed of 0.5 m / min or less, the sediment is surely settled and concentrated on the belt and discharged out of the tank of the pollutant liquid tank. can do.
以下、本発明に係る汚濁液連続処理方法及びシステムの好適な実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図１は、汚濁液連続処理方法における工程を説明するフロー図、図２（ａ）、（ｂ）は、濾過工程及び逆洗工程における、供給ライン、濾過ライン及び逆洗ラインの概略説明図、図３は、本発明の実施形態に係る汚濁液連続処理システムの概略説明図、図４は、濾過装置の縦断面図、図５は、同一部を切欠した横断面図、図６は、同濾過装置の運転動作パターンの説明図、図７は、逆洗工程時におけるプリーツフィルタの動作説明図、図８は、変形例による濾過装置の図４相当の縦断面図、図９は、さらなる変形例による濾過装置の図８相当の縦断面図、図１０は、沈澱物排出装置の縦断面図、図１１は、図１０における１１−１１線横断面図、図１２は、排出装置におけるブレードによる掻き取り動作説明図である。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of a continuous processing method and system for a contaminated liquid according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a flowchart for explaining the steps in the method for continuously treating a contaminated liquid, and FIGS. 3 is a schematic explanatory view of a continuous processing system for a pollutant according to an embodiment of the present invention, FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a filtration device, FIG. 5 is a transverse sectional view with the same part cut away, and FIG. FIG. 7 is a diagram for explaining the operation of the pleat filter during the backwashing process, FIG. 8 is a longitudinal sectional view corresponding to FIG. 4 for a filtration device according to a modification, and FIG. 9 is a further modification. 8 is a longitudinal sectional view corresponding to FIG. 8 of the filtration device according to the example, FIG. 10 is a longitudinal sectional view of the sediment discharging device, FIG. 11 is a transverse sectional view taken along line 11-11 in FIG. 10, and FIG. It is a scraping operation explanatory drawing.
図１は、汚濁液連続処理方法における作動工程を示し、Ｓ１は、例えば、工作機械Ｍ等で使用された切削液（汚濁液）を、供給パイプで汚濁液槽に流入し、当該汚濁液を、汚濁液槽内の液面上部に配備された濾過装置で濾過し、吸引ポンプを作動させて濾過液槽に供給し、濾過液を供給ポンプで工作機械Ｍ等に供給する濾過工程で、Ｓ２は、濾過工程を休止した後、濾過装置のプリーツフィルタに付着した付着物を、逆洗ポンプを介して高水圧の濾過液を一気にプリーツフィルタに約５秒〜１０秒吹き付けてこれに付着したスラッジを剥離、飛散させる逆洗工程で、Ｓ３は、逆洗工程で剥離、飛散した付着物が自重で汚濁液槽底部に沈下する沈澱工程で、Ｓ４は、沈澱した汚濁液槽底部の沈澱物を、コンベアのベルトを０．５ｍ／ｍｉｎ以下の速度で緩やかに移動させて系外に排出する排出工程で、上記の濾過工程Ｓ１、逆洗工程Ｓ２、沈澱工程Ｓ３及び排出工程Ｓ４が、順次繰り返し連続的に行われる。 FIG. 1 shows an operation process in the continuous processing method for a contaminated liquid. S1 is, for example, a cutting fluid (contaminated liquid) used in a machine tool M or the like flowing into a contaminated liquid tank through a supply pipe. In the filtration step of filtering with a filtration device provided above the liquid level in the liquid tank, operating the suction pump to supply to the liquid tank, and supplying the filtrate to the machine tool M or the like with the supply pump, S2 Sludge adhering to the pleated filter of the filtration device after the filtration process was stopped, and spraying high water pressure filtrate on the pleated filter at a stretch for about 5 to 10 seconds through the backwash pump. S3 is a backwashing process that peels off and scatters, S3 is a precipitation process in which deposits peeled and scattered in the backwashing process sink to the bottom of the turbid liquid tank by its own weight, and S4 is a sediment at the bottom of the turbid liquid tank. , Conveyor belt 0.5m / min or less In the discharge step of slowly moved at a speed to discharge out of the system, the above-mentioned filtration step S1, the backwash step S2, the precipitation step S3 and discharge step S4 is, sequentially repeated continuously.
工作機械Ｍ等で使用された切削液等の汚濁液は、図２（ａ）に示すように、供給パイプ１３により汚濁液槽２に流入し、濾過装置６により濾過液となり、吸引ポンプ８から濾過液管１４、逆洗ポンプ５を経て供給ポンプ４に送られ、濾過液は再び工作機械Ｍ等で切削液等として使用され、使用後の汚濁液は供給パイプ１３により汚濁液槽２に流入する。上記した、供給パイプ１３→汚濁液槽２→濾過装置６→吸引ポンプ８→濾過液管１４→逆洗ポンプ５→供給ポンプ４→工作機械Ｍ→供給パイプ１３という一連の流れを濾過ラインとし、供給ポンプ４→工作機械Ｍ→供給パイプ１３を供給ラインとして、濾過工程Ｓ１は進められる。
As shown in FIG. 2A, the contaminated liquid such as the cutting fluid used in the machine tool M flows into the contaminated
逆洗ラインは、図２（ｂ）に示すように、逆洗ポンプ５と逆洗パイプ１４（濾過液管１４）、吸引ポンプ８からなり、逆洗工程においては、吸引ポンプ８の駆動を休止して、逆洗ポンプ５を作動し、濾過液槽１内の濾過液を高圧にして濾過液管１４→吸引ポンプ８→濾過装置６内に一気に吐出してプリーツフィルタ３２に付着しているスラッジ等を剥離、飛散させる。
As shown in FIG. 2B, the backwash line includes a
図３に示す、汚濁液連続処理システムにおける処理液槽Ｔは、上方を開口した濾過液槽１、汚濁液槽２、仕切板３からなり、濾過液槽１内には、供給ポンプ４と逆洗ポンプ５を配備し、汚濁液槽２内には濾過装置６と沈澱物排出装置７を配設すると共に、両液槽外には吸引ポンプ８、制御盤９、コンプレッサ１０及び集塵ボックス１１を配設し、工作機械Ｍの一端には濾過液パイプ１２が供給ポンプ４から連通し、他端からは供給パイプ１３が汚濁液槽２に延設されている。また吸引ポンプ８には濾過装置６からの濾過液管１４が連通され、逆洗ポンプ５にも接続されている。１５は、濾過液管１４とプリーツフィルタ３２間に取り付けられた開閉弁、１６は、空気管２６に取り付けられた開閉弁である。
The processing liquid tank T in the continuous processing system for the dirty liquid shown in FIG. 3 includes a filtrate tank 1, a
図４及び図５に示す濾過装置６は、装置本体３１とこれに保持されているプリーツフィルタ３２とを備え、装置本体３１は、垂直円筒状内筒体４１と、内筒体４１の上端面に着脱自在に取り付けられている水平リング状トップカバー４２と、内筒体４１の下端面に着脱自在に取り付けられている水平リング状ボトムカバー４３とを備えている。
4 and 5 includes an apparatus
内筒体４１外周面の高さの中程には環状連絡通路５１が設けられている。内筒体４１内の、連絡通路５１と略同じ高さのところには濾過液パイプ１４の入口端があり、濾過液パイプ１４の入口端は、個々より９０度の等間隔で半径方向外向きに伸びた４つの分岐パイプ５２によって連絡通路５１に接続されている。さらに分岐パイプ５２と略同じ高さの所に空気逆洗パイプ２６の出口端があり、これもまた連絡通路５１に接続されている。
An
トップカバー４２は、内筒体４１の上端面の全体を被覆しかつそこから半径方向外方に張出している。トップカバー４２の張出端には下向き折曲縁部６１が設けられている。内筒体４１の外周面上端部、トップカバー４２の張出部及び下向き折曲縁部６１によって、下向き保持溝６２が形成されている。ボトムカバー４３は、トップカバー４２の上下を逆にした構造をなすものであって、上向き折曲縁部６３を有している。そして下向き保持溝６２と同じように、内筒体４１の外周面下端部、ボトムカバー４３の張出部及び上向き折曲縁部６３によって、上向き保持溝６４が形成されている。
The
プリーツフィルタ３２は、紙、繊維、金属等の弾性素材にプリーツ加工を施すことによって製造されたものであって、プリーツの内外の折り目がそれぞれ周方向にそって並ぶように全体として筒状に形成されているものである。
The
プリーツフィルタ３２の上端部には上端板７１が、プリーツフィルタ３２の下端部には下端板７２がそれぞれ固着され、上端板７１は下向き保持溝６２に、下端板７２は上向き保持溝６４にそれぞれ嵌め入れられている。上端板７１及び下端板７２は、同一構造のものである。
An
プリーツフィルタ３２と両端板７１、７２の固着の仕方は、以下の通りである。端板７１、７２の材質としては、液状ゴム、または弾力を有する樹脂（ウレタンゴム、シリコンゴム等液状で流し込み可能なゴム）が採用される。筒状に成形したプリーツフィルタ３２の端部を、図示しない金型の端板７１、７２に相当するキャビティに挿入し、その状態でキャビティ内に上記の材料を流し込み固化させる。その結果、プリーツフィルタ３２の両端部がそれぞれ端板７１、７２にこれの厚みに相当する深さだけ埋め込まれかつ同端部と一体的に固定される。
The manner in which the
つぎに、図６他を参照しながら、濾過装置６の運転制御を説明する。まず、運転開始にあたり、逆洗ポンプ５を作動させる。そうすると、濾過液槽１内の濾過液が、吸引ポンプ８を経由して一気に濾過装置６へ送られ、約５秒〜１０秒間でプリーツフィルタ３２が逆洗されて目詰まりが解消される。また、吸引ポンプ８内は洗浄液で満たされる。逆洗の際は、端板７１、７２の外側面が保持溝６２、６４の外側面に押圧され、これにより、同両外側面間のシール性が保証される。ついで、逆洗ポンプ５の作動を停止し、吸引ポンプ８を作動させる。そうすると、濾過液パイプ１４によって連絡通路５１内の濾過液が吸い上げられ、プリーツフィルタ３２の外側にある汚濁液がプリーツフィルタ３２を通過させられる。このときに、プリーツフィルタ３２の内側部分は、連絡通路５１のところだけしか解放されていないが、プリーツフィルタ３２のプリーツの内側の隣り合う折り目の間は、上下方向に一連に繋がっているため、プリーツフィルタ３２の高さ方向に全体を通じて液体は濾過される。濾過の際は、逆洗の際とは逆に、端板７１、７２の内側面が保持溝６２、６４の内側面に押圧され、これにより、同両内側面間のシール性が保証される。一定の濾過時間（約２０〜６０分）が経過すると、吸引ポンプ８を停止させ、逆洗ポンプ５を作動させて、吸引ポンプ８内の濾過液を、一気に濾過装置６内に吐出してプリーツフィルタ３２を逆洗する。なお、図１０に示すように、濾過装置６による汚濁液を濾過するとき、逆洗ポンプ５等の高水圧により、プリーツフィルタ３２全体は正面視、鼓のように変形し、逆洗の際には、逆に一気に濾過液をプリーツフィルタ３２全体に吐出するので、図１０の二点鎖線で示すようにビヤ樽状に変形し、プリーツフィルタ３２内の目詰まりが解消される。
Next, operation control of the
濾過液槽１へ送られた濾過液は、供給ポンプ４の作動により工作機械Ｍへ送られるが一部は仕切板３をオーバーフローして、汚濁液槽２へ戻される。なお、供給ポンプ４、逆洗ポンプ５及び吸引ポンプ８の作動、停止等は、予め入力されたプログラムにしたがって、制御盤９によって自動的に操作される。
The filtrate sent to the filtrate tank 1 is sent to the machine tool M by the operation of the
図７は、逆洗ポンプ５を作動させ濾過液を、一気に濾過装置６内に吐出してプリーツフィルタ３２の付着物Ｓを剥離、飛散させた状態を示し、プリーツフィルタ３２は、濾過時は吸引力Ｆにより縮小されているが、逆洗工程時は逆洗ポンプ５の高圧な膨張力Ｒにより、プリーツフィルタ３２の付着物Ｓは剥離、飛散し、逆洗作業は終了し、再び吸引ポンプ８を作動させて循環濾過作業は継続されると共に、剥離、飛散した付着物Ｓは、汚濁液槽２の底部に沈澱する。
FIG. 7 shows a state in which the
図８に、濾過装置６の変形例が示されている。この変形例による濾過装置６では、上記した装置本体３１の内筒体４１に相当するものを欠いている。したがって、プリーツフィルタ３２は、内外双方の側で開放されている。また、プリーツフィルタ３２の上下の開口は、トップカバー４２及びボトムカバー４３によって閉鎖されている。分岐パイプ５２の先端は、プリーツフィルタ３２の内側で開口されている。なお、この変形例による汚濁液の濾過と逆洗は、上述の作動態様と略同様なので説明を省略する。
FIG. 8 shows a modification of the
図９は、濾過装置６のさらなる変形例を示すものであって、大型の濾過装置６に適用することが好ましいものである。この変形例による濾過装置６は図８に示す濾過装置６に、パンチングメタル製補強筒９１を追加したものである。補強筒９１は、プリーツフィルタ３２に内側からあてがわれている。補強筒９１の上下端部は、端板７１、７２にプリーツフィルタ３２とともにそれぞれ埋め込まれかつ同端部と一体的に固定されている。なお、さらなる変形例による汚濁液の濾過と逆洗も、上述の作動態様と略同様なので説明を省略する。
FIG. 9 shows a further modification of the
図１０以降の図において、前後とは、図１０の左側を後、これと反対側を前といい、左右とは、後方より見て、その左右の側を左右（図１１の左右）というものとする。 In the drawings after FIG. 10, front and rear means the left side of FIG. 10 is the rear and the opposite side is the front, and left and right are the left and right sides (left and right in FIG. 11) when viewed from the rear. And
沈澱物排出装置７は、汚濁液槽２内から槽外まで沈澱物（付着物）Ｓを搬送するためのコンベア１７２と、汚濁液槽２外でコンベア１７２から沈澱物Ｓを掻き取る可動スクレーパブレード７３と、ブレード７３が先端に取り付けられている上下揺動アーム７４と、汚濁液槽２の前方に配置されかつ掻き取った沈澱物Ｓを入れるための集塵ボックス１１を備えている。
The
コンベア１７２は、汚濁液槽２左右両側壁近くに相対するように立てられている左右一対の逆Ｌ字垂直板状フレーム１２１と、フレーム１２１の頂部に渡らされている駆動プーリ１２２と、フレーム１２１の底部に前後に間隔をおいて渡らされている前後一対の従動プーリ１２３、１２４と、これらのプーリ１２１、１２３、１２４に汚濁液槽２の内外にわたって巻回されているエンドレスベルト１２５と、駆動プーリ１２２の右端部に出力軸を連結している減速機付モータ１２６とを備えている。
The
前従動プーリ１２４のすぐ近くの後斜め上に位置して両フレーム１２１に左右一対のガイドプーリ１２７が取り付けられている。駆動プーリ１２２のすぐ近くの下方に位置して両フレーム１２１に左右一対の絞りプーリ１２８が取り付けられている。
A pair of left and right guide pulleys 127 are attached to both
ベルト１２５の搬送面には、多数の横桟１３１が一定間隔で設けられている。桟１３１は、ベルト１２５の搬送面の中央部分にだけあって、その両縁部は桟１３１の無い部分となっている。その桟１３１の無い部分がガイドプーリ１２７及び絞りプーリ１２８に巻回されるようになっている。
A large number of
ベルト１２５は、送り側経路１３２及び戻り側経路１３３を有している。送り側経路１３２は、側方より見て、略逆Ｌ字をなして、後従動プーリ１２３からガイドプーリ１２７まで水平に伸びた前向き経路１３２Ａと、ガイドプーリ１２７から駆動プーリ１２２まで概ね垂直に伸びた上向き経路１３２Ｂとよりなる。戻り側経路１３３は、側方より見て、略逆Ｌ字をなして、駆動プーリ１２２から前従動プーリ１２４まで概ね垂直に伸びた下向き経路１３３Ａと、前従動プーリ１２４から後従動プーリ１２３まで水平に伸びた後向き経路１３３Ｂとよりなる。
The
可動スクレーパブレード７３は、左右方向に伸びた略垂直帯板状のもので、その上縁部を掻き刃１４１としている。駆動プーリ１２２に巻回されてその周囲を移動するベルト１２５の搬送面に掻き刃１４１が押圧されている。掻き刃１４１の押圧位置は、駆動プーリ１２２の軸線レベルのやや下方となっている。
The
アーム７４は、略水平姿勢をなすように前後方向にのび、かつ前端にブレード７３が渡された左右一対のアーム部材１４２よりなる。両アーム部材１４２の後端部は、左右方向に伸びた水平支持軸１４３に支持されている。支持軸１４３は、駆動プーリ１２２の後方斜め下に位置するようにフレーム１２１に渡されている。各アーム部材１４２の長さの中程には、上端を対応するフレーム１２１に掛け止めた引張コイルばね１４４の下端が掛け止められている。ばね１４４により、アーム７４は、上向きに揺動するように付勢されており、これが、ベルト１２５に対する掻き刃１４１の押圧力となっている。
The
フレーム１２１の頂部には送風ファン１５１が装備されている。送風ファン１５１は、ベルト上向き経路１３２Ｂの搬送面に向けられた下向き吹出口１５２を有している。
A
同上向き経路１３２Ｂのベルト裏面に押圧されるように水平帯板状第１〜第３固定スクレーパブレード１６１〜１６３が同上向き経路１３２Ｂにそって下から順に配置されている。これらの水平帯板状第１〜第３固定スクレーパブレード１６１〜１６３は、いずれもフレーム１２１に渡されている。第１固定スクレーパブレード１６１は、液中に没している。第２及び第３固定スクレーパブレード１６２、１６３は、液面より上方レベルに位置されている。
Horizontal strip-shaped first to third
モータ１２６によって駆動プーリ１２２が、図１０中、時計方向に駆動される。これにより、ベルト１２５が移動させられる。ベルト１２５の移動速度は、０．５ｍ／ｍｉｎ以下であることが好ましい。移動速度を遅くすることにより、薬剤等を添加することなく、凝集作用、フロック形成が容易に行われ、１〜５ミクロン程度の小さな塵埃の場合、沈澱時間が長くなるが、この凝集作用で沈澱が促進されるので、短時間で容易に排出処理が可能となる。また塵埃を遅滞なく凝集し、沈澱物Ｓを排出するので、汚濁液の濃度が上がらず、フィルタ３２も負荷の掛からない濾過作業となる。したがって、プリーツフィルタ３２の耐用性がよくなる効果を奏する。さらに濾過液を汚濁液槽２に戻し、プリーツフィルタ３２で凝集作用のみ行い、コンベア１７２で凝集、沈澱物Ｓを排出する、バッチ処理法も可能となる。
The driving
汚濁液に含まれたスラッジ等は、時間の経過とともに沈澱していき、ベルト１２５の前向き経路１３２Ａ上において堆積されて沈澱物Ｓとなる。沈澱物Ｓは、前向き経路１３２Ａから上向き経路１３２Ｂに差し掛かると、桟１３１の上に集中して堆積される。桟１３１の上昇とともに沈澱物Ｓも上昇させられるが、この間に、沈澱物Ｓに含まれた水分は自重により流下して、汚濁液槽２に回収される。桟１３１上の沈澱物Ｓの含水量は、低いものとなっていく。
The sludge and the like contained in the contaminated liquid is precipitated as time passes, and is deposited on the forward path 132A of the
桟１３１上の沈澱物Ｓには、上昇させられる過程において、送風ファン１５１から風が吹き付けられ、これにより、同沈澱物Ｓの脱水が促進され、含水率の低い沈澱物Ｓの回収に貢献する。
In the process of raising the precipitate S on the
一方、ベルト１２５の裏面側にも沈澱物Ｓが付着することが避けられないが、ベルト１２５の上向き経路１３２Ｂにおいて、第１〜第３固定スクレーパブレード１６１〜１６３によって、同沈澱物Ｓが掻き取られる。また、第３固定スクレーパブレード１６３は、水切りの役割も果たす。ベルト裏面に付着した沈澱物Ｓがそのまま駆動プーリ１２２のところに達すると、同沈澱物Ｓがベルト裏面と駆動プーリ１２２外面の間に挟まれることになる。そうすると、ベルト１２５が波打つ原因となって、可動スクレーパブレード７３による掻き取り動作に支障を来す。また、ブレード７３が蛇行させられる原因ともなる。
On the other hand, it is inevitable that the precipitate S adheres to the back surface side of the
桟１３１上の沈澱物Ｓは、駆動プーリ１２２の周囲を移動し、駆動プーリ１２２を乗り越えようとして、ブレード７３のところに達すると、ブレード７３によって掻き取られる。この作動態様が図１２に詳細に示されている。
The sediment S on the
図１２（ａ）は、桟１３１上の沈澱物Ｓがブレード７３のところに至る直前の状態を示すもので、ブレード７３の掻き刃１４１は、ベルト１２５搬送面の桟１３１の無い部分に押圧されている。この状態で、ブレード７３は、垂直線からわずかだけ前方に倒れるように傾斜させられている。またアーム７４は、先端部を基端部よりも若干高くするように傾斜させられている。
FIG. 12A shows a state immediately before the sediment S on the
図１２（ｂ）に示すように、桟１３１がブレード７３のところに達すると、桟１３１上の基部にブレード７３の掻き刃１４１が当接させられる。この状態で、桟１３１は、駆動プーリ１２２の軸線と同レベルで水平姿勢となっている。掻き刃１４１は桟１３１に付着した沈澱物Ｓに食い込んでいる。このままの状態で桟１３１が移動していくと、桟１３１によってブレード７３は、下向きに揺動させられる。これによりブレード７３は、下向きに移動しながら、アーム７４が傾斜された分だけ、前向きに移動させられる。一方、絞りプーリ１２８によってベルト１２５がしぼられていることにより、桟１３１がブレード７３に当接した後は、桟１３１は下向きに移動しながら、後向きに移動させられる。桟１３１及びブレード７３の前後逆方向に離れていく相対的移動の結果、ブレード７３の掻き刃１４１は、桟１３１と接触させられたままその基部から先端方向に滑って行き、桟１３１に付着していた沈澱物Ｓは掻き取られていく。掻き取られた沈澱物Ｓは、集塵ボックス１１内に落下する。
As shown in FIG. 12B, when the
やがて、図１２（ｃ）に示すように、桟１３１は、ブレード７３の掻き刃１４１を乗り越える。図１２（ｂ）及び図１２（ｃ）に、桟移動経路Ｐが鎖線で示されている。図１２（ｂ）では、ブレード７３は桟移動経路Ｐ内に進入させられた掻取位置に位置させられている。図１２（ｃ）では、ブレード７３が桟移動経路Ｐから退去させられた退去位置に位置させられている。
Eventually, as shown in FIG. 12C, the
ブレード７３の位置は、上記の位置に限定されない。またアーム７４の位置は、桟１３１がブレード７３を適切に回避し得る位置に設定されるべきである。また、アーム７４を付勢する手段としては、ばね１４４に代えて、錘を用いるようにしてもよい。
The position of the
Ｓ１ 濾過工程
Ｓ２ 逆洗工程
Ｓ３ 沈澱工程
Ｓ４ 排出工程
Ｔ 処理液槽
Ｍ 工作機械
Ｓ 沈澱物
Ｐ 桟移動経路
１ 濾過液槽
２ 汚濁液槽
３ 仕切板
４ 供給ポンプ
５ 逆洗ポンプ
６ 濾過装置
７ 沈澱物排出装置
８ 吸引ポンプ
９ 制御盤
１０ コンプレッサ
１１ 集塵ボックス
１２ 濾過液パイプ
１３ 供給パイプ
１４ 濾過液管（逆洗パイプ）
２６ 空気逆洗パイプ
３１ 装置本体
３２ プリーツフィルタ
４１ 内筒体
５１ 連絡通路
６２、６４ 保持溝
７１、７２ 端板
１７２ コンベア
７３ スクレーパブレード
７４ アーム部材
１２５ ベルト
１３１ 桟
ＫＴ 逆洗工程時間／濾過工程
ＴＲ 逆洗工程を行なう時間（分）
ＴＯ 濾過工程を行なう時間（分）
S1 Filtration step S2 Backwash step S3 Precipitation step S4 Discharge step T Treatment liquid tank M Machine tool S Precipitate P Crossing path 1 Filtrate tank
2 Contamination tank
3 Partition plate
4
7 Precipitate Discharger 8 Suction Pump 9
26
41
Time to perform TO filtration process (minutes)
Claims (17)
逆洗ポンプで濾過液槽の濾過液を濾過装置へ逆送して、濾過装置のフィルタに付着したスラッジを剥離、飛散させる逆洗工程と、
逆洗工程で剥離、飛散したスラッジが自重で汚濁液槽底部に置いたベルト上に沈殿する沈澱工程と、
汚濁液槽底部に設置したベルト上に沈殿した沈澱物を、ベルトコンベア式の沈澱物排出装置により排出する排出工程と、
を含み、濾過工程、沈澱工程及び排出工程を同時に行いながら濾過工程を休止させて逆洗工程を行なう工程を繰り返すことを特徴とする汚濁液連続処理方法。 In a continuous liquid processing method in which the liquid is filtered through a filtration device, the solid fine particles are removed and the liquid is clarified, the liquid in the liquid tank is sucked from the filter to the liquid tank by a suction pump. Filtering with a filtration device; and
A backwashing step in which the filtrate in the filtrate tank is sent back to the filtration device by a backwash pump, and the sludge adhering to the filter of the filtration device is peeled off and scattered;
A sedimentation process in which sludge separated and scattered in the backwash process settles on the belt placed at the bottom of the tank with its own weight,
A discharge step of discharging the precipitate precipitated on the belt installed at the bottom of the liquid tank with a belt conveyor type precipitate discharge device;
The process for continuously treating a contaminated liquid is characterized by repeating the step of performing the backwashing step by pausing the filtration step while simultaneously performing the filtration step, the precipitation step and the discharge step.
ＫＴ＝ΔＴＲ／ΔＴＡ＜０．１ ……（１）式
ここに、
ＫＴ：逆洗工程時間／濾過工程の比
ΔＴＲ：逆洗工程を行なう時間（分）
ΔＴＯ：濾過工程を行う時間（分）
ΔＴＡ：ΔＴＯ＋ΔＴＲ（分） 2. The process according to claim 1, wherein the step of performing the backwashing step is repeated while the filtration step, the precipitation step and the discharge step are simultaneously performed under the condition of the following formula (1). Contaminant continuous processing method.
KT = ΔTR / ΔTA <0.1 (1) where
KT: Ratio of backwashing process time / filtration process ΔTR: Time for performing backwashing process (minutes)
ΔTO: Time for performing the filtration process (minutes)
ΔTA: ΔTO + ΔTR (min)
濾過液槽と汚濁液槽とは、供給パイプと供給ポンプからなる供給ラインを通じて接続されており、
濾過液槽と濾過装置とは、濾過液管と吸引ポンプからなる濾過ラインを通じて接続されており、
濾過液槽と濾過装置とは、逆洗パイプと逆洗ポンプからなる逆洗ラインを通じて接続されており、
汚濁液槽底部にベルトを配置して、ベルト上に沈殿した沈澱物を系外に排出するためのベルトコンベア式の沈澱物排出装置からなることを特徴とする汚濁液連続処理システム。 In a continuous processing system for a turbid liquid that filters the turbid liquid with a filtration device, removes solid fine particles, and clarifies the turbid liquid,
The filtrate tank and the pollutant tank are connected through a supply line consisting of a supply pipe and a supply pump.
The filtrate tank and the filtration device are connected through a filtration line consisting of a filtrate pipe and a suction pump,
The filtrate tank and the filtration device are connected through a backwash line consisting of a backwash pipe and a backwash pump,
A continuous solution processing system for a pollutant, comprising a belt conveyor type sediment discharge device for disposing the precipitate deposited on the belt out of the system by arranging a belt at the bottom of the tank.
The continuous processing system for contaminated liquid according to any one of claims 7 to 16, wherein the conveyor includes a driving unit that moves the belt at a speed of 0.5 m / min or less.
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| JP2006103307A JP2007275721A (en) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | Polluted liquid continuous treating method and treating system |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2011224448A (en) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Horyo Corp | Precipitate removing apparatus |
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- 2006-04-04 JP JP2006103307A patent/JP2007275721A/en active Pending
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