JP2007273803A - 薄膜デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルを備える場合においてインダクタンスを向上させることが可能な薄膜デバイスを提供する。
【解決手段】上部磁性膜13に巻き付けられたソレノイド型の薄膜コイル14において、下部磁性膜12および上部磁性膜13により挟まれている下部コイル部分14A(14A1〜14A5)の厚さTAが、下部磁性膜12および上部磁性膜13により挟まれていない上部コイル部分14B(14B1〜14B4)の厚さTBよりも小さい(厚さ比TB/TA>1)。下部コイル部分14Aの厚さTAが上部コイル部分14Bの厚さTB以上である場合(厚さ比TB/TA≦1)よりも、下部磁性膜12および上部磁性膜13の間において漏れ磁束Jの量が少なくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルを備えた薄膜デバイスに関する。
近年、各種用途の電子機器分野において、薄膜コイルを備えた薄膜デバイスが広く利用されている。この薄膜デバイスの一例としては、インダクタンスを有する回路素子である薄膜インダクタが挙げられる。
薄膜デバイスに搭載される薄膜コイルの形状としては、小型化(デバイス面積の縮小化)および低背化(デバイス厚さの薄型化)の要求に応じてスパイラル型が採用されているが、小型化および低背化だけでなく性能向上も併せて要求される用途ではソレノイド型が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。このソレノイド型の薄膜コイルを備えた薄膜デバイスでは、薄膜磁性体(磁心)の周りに励磁導体がソレノイド状に配設されており、スパイラル型の薄膜コイルを備える場合よりもインダクタンスを高くすることが可能である。
特開平05−029146号公報
このソレノイド型の薄膜コイルとしては、複数のパーツに分割された構造を有するものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この薄膜コイルは、磁性絶縁基板の一面および他面にそれぞれ形成された第1および第2コイル導体と、その磁性絶縁基板を貫通する貫通孔に形成された接続導体とを接続してなるものである。第1および第2コイル導体の厚さは、直流抵抗を均一化するために互いに等しくなっている。
特開2004−296816号公報
ソレノイド型の薄膜コイルを備えた従来の薄膜デバイスでは、小型化および低背化の観点において要求を満たしている一方で、未だ性能向上に関する要求を満たしているとは言えない。特に、薄膜デバイスを薄膜インダクタに応用する場合には、性能向上を実現するためにインダクタンスを向上させなければならない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルを備える場合においてインダクタンスを向上させることが可能な薄膜デバイスを提供することにある。
本発明の薄膜デバイスは、互いに対向配置された第1の磁性膜および第2の磁性膜と、第2の磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルとを備え、薄膜コイルが、第1および第2の磁性膜の間に配列された複数の第1のコイル部分と、第2の磁性膜を挟んで第1のコイル部分と反対側に配列された複数の第2のコイル部分と、第1および第2のコイル部分を直列に接続する複数の第3のコイル部分とを含み、薄膜コイルの巻回方向における少なくとも末端の第1のコイル部分の厚さが第2のコイル部分の厚さよりも小さいものである。
この薄膜デバイスでは、第2の磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルにおいて、第1および第2の磁性膜により挟まれている第1のコイル部分のうちの少なくとも末端の厚さが第1および第2の磁性膜により挟まれていない第2のコイル部分の厚さよりも小さいため、第1のコイル部分のうちの少なくとも末端の厚さが第2のコイル部分の厚さ以上である場合よりも、第1および第2の磁性膜の間において漏れ磁束の量が少なくなる。
本発明の薄膜デバイスでは、各第1のコイル部分の厚さが第2のコイル部分の厚さよりも小さくてもよい。この場合には、各第1のコイル部分の厚さが互いに等しくてもよいし、あるいは各第1のコイル部分の厚さが末端以外でそれよりも大きくてもよい。後者の場合には、各第1のコイル部分の厚さが末端から中央へ向かって次第に大きくなっているのが好ましい。また、複数の第2のコイル部分が複数の第1のコイル部分の一端または他端と重なるように配置されており、第3のコイル部分が第1および第2のコイル部分が互いに重なる位置に配置されているのが好ましい。さらに、薄膜コイルの巻回方向における少なくとも末端の第1のコイル部分の厚さTAに対する第2のコイル部分の厚さTBの比TB/TAが1<TB/TA≦2.7の範囲であるのが好ましい。
本発明の薄膜デバイスによれば、第2の磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルにおいて少なくとも末端の第1のコイル部分の厚さが第2のコイル部分の厚さよりも小さいので、少なくとも末端の第1のコイル部分の厚さが第2のコイル部分の厚さ以上である場合よりも、インダクタンスを向上させることができる。この場合には、例えば、少なくとも末端の第1のコイル部分の厚さTAに対する第2のコイル部分の厚さTBの比TB/TAを1<TB/TA≦2.7の範囲とすれば、薄膜コイルの直流抵抗が増大することを抑制しつつ、十分なインダクタンスを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施の形態に係る薄膜デバイスの応用例としての薄膜インダクタ10の構成を表しており、図1は平面構成および図2〜図4は断面構成をそれぞれ示している。ここで、図2〜図4は、それぞれ図1に示したII−II線、III−III線およびIV−IV線に沿った断面を示している。なお、以下の説明では、基板11に近い側を「下」、基板11から遠い側を「上」とそれぞれ呼称する。
この薄膜インダクタ10は、図1〜図4に示したように、基板11上に、下部磁性膜12と、絶縁膜15により埋設された上部磁性膜13および薄膜コイル14とが積層された構成を有している。下部磁性膜12および上部磁性膜13は、互いに対向配置されており、薄膜コイル14は、上部磁性膜13に巻き付けられたソレノイド型構造を有している。
基板11は、下部磁性膜12、上部磁性膜13および薄膜コイル14を支持するものであり、例えば、ガラス、シリコン(Si)、酸化アルミニウム(Al2 3 ;いわゆるアルミナ)、セラミックス、フェライト、半導体または樹脂などにより構成されている。なお、基板11の構成材料は、必ずしも上記した一連の材料に限らず、他の材料により構成されていてもよい。
下部磁性膜12および上部磁性膜13は、それぞれインダクタンスを高める第1および第2の磁性膜であり、例えば、コバルト(Co)系合金、鉄(Fe)系合金またはニッケル鉄合金(NiFe)などの導電性磁性材料により構成されている。このコバルト系合金としては、例えば、コバルトジルコニウムタンタル(CoZrTa)系合金またはコバルトジルコニウムニオブ(CoZrNb)系合金などが挙げられる。
薄膜コイル14は、一端(端子14T1)と他端(端子14T2)との間にインダクタを構成するものであり、例えば、銅(Cu)などの導電性材料により構成されている。
この薄膜コイル14は、複数の短冊状の下部コイル部分14Aおよび上部コイル部分14Bと、複数の柱状の中間コイル部分14Cとが直列に接続されたものである。下部コイル部分14Aは、下部磁性膜12と上部磁性膜13との間の階層(下階層)に配列された第1のコイル部分である。上部コイル部分14Bは、上部磁性膜13を挟んで下部コイル部分14Aと反対側の階層(上階層)に配列された第2のコイル部分であり、下部コイル部分14Aの一端または他端と重なるように配置されている。これらの下部コイル部分14Aおよび上部コイル部分14Bは、例えば、矩形型の断面形状を有しており、互いに等しい幅Wを有している。中間コイル部分14Cは、下階層と上階層との間の階層に配置された第3のコイル部分であり、下部コイル部分14Aおよび上部コイル部分14Bが互いに重なる箇所に位置している。
薄膜コイル14のターン数は、任意に設定可能である。図1〜図4では、例えば、薄膜コイル14のターン数=4ターンである場合を示している。この場合には、例えば、下部コイル部分14Aを端子14T1,14T2として利用することにより、5つの下部コイル部分14A(14A1〜14A5)が配列されていると共に、4つの上部コイル部分14B(14B1〜14B4)が配列されている。
薄膜コイル14の巻回方向における少なくとも末端の下部コイル部分14Aの厚さTAは、上部コイル部分14Bの厚さTBよりも小さくなっている。この「末端」とは、例えば、薄膜コイル14の巻回方向に複数の下部コイル部分14Aが配列されているとき、その配列の末端に位置する下部コイル部分14Aであり、一端側の末端だけでなく、一端側および他端側の双方の末端も含む場合が挙げられる。また、「薄膜コイル14の巻回方向」とは、例えば、薄膜コイル14が上部磁性膜13に巻き付きながら進行する(全体として延在する)方向であり、図1〜図4中では左右方向である。ここでは、例えば、全ての下部コイル部分14A1〜14A5の厚さTAが上部コイル部分14Bの厚さTBよりも小さくなっていると共に、各下部コイル部分14A1〜14A5の厚さTAが互いに等しくなっている。すなわち、厚さTAに対する厚さTBの比(厚さ比)TB/TAは、TB/TA>1の範囲である。この厚さ比TB/TAは、任意に設定可能である。特に、厚さ比TB/TAは、例えば、薄膜コイル14の直流抵抗が増大することを抑制する観点から、1<TB/TA≦2.7の範囲であるのが好ましい。
絶縁膜15は、薄膜コイル14を下部磁性膜12および上部磁性膜13から電気的に分離するものであり、例えば、酸化ケイ素(SiO2 )などの絶縁性非磁性材料や、ポリイミドまたはレジストなどの絶縁性樹脂材料により構成されている。この絶縁膜15は、例えば、下部磁性膜12上に設けられた下部絶縁膜15Aと、その下部絶縁膜15A上に下部コイル部分14Aを埋設するように設けられた下部コイル絶縁膜15Bと、その下部コイル絶縁膜15B上に上部磁性膜13を埋設するように設けられた上部絶縁膜15Cと、その上部絶縁膜15C上に上部コイル部分14Bを埋設するように設けられた上部コイル絶縁膜15Dとを含んでいる。これらの下部コイル絶縁膜15Bおよび上部絶縁膜15Cでは、下部コイル部分14Aおよび上部コイル部分14Bが互いに重なる位置ごとにコンタクトホール15Hが設けられており、各コンタクトホール15Hに中間コイル部分14Cが埋め込まれている。なお、一連の絶縁膜15A〜15Dの構成材料は、必ずしも同一に限らず、個別に設定可能である。
次に、図1〜図4を参照して、薄膜インダクタ10の製造方法について簡単に説明する。なお、以下では、一連の構成要素の材質については既に説明したので、その説明を省略する。
すなわち、まず、めっき法またはスパッタリング法などを使用して、基板11上に下部磁性膜12を形成したのち、スパッタリング法またはスピンコート法などを使用して、下部磁性膜12上に下部絶縁膜15Aを形成する。続いて、めっき法またはスパッタリング法などを使用して、下部絶縁膜15A上に複数の下部コイル部分14Aをパターン形成したのち、スパッタリング法またはスピンコート法などを使用して、下部コイル部分14Aを埋設するように下部コイル絶縁膜15Bを形成する。続いて、めっき法またはスパッタリング法などを使用して、下部コイル絶縁膜15B上に上部磁性膜13をパターン形成したのち、スパッタリング法またはスピンコート法などを使用して、上部磁性膜13を埋設するように上部絶縁膜15Cを形成する。続いて、フォトリソグラフィ法およびエッチング法(例えばイオンミリング法)などを使用して、上部絶縁膜15Cおよび下部コイル絶縁膜15Bを選択的にエッチングすることにより複数のコンタクトホール15Hを形成したのち、めっき法などを使用して、各コンタクトホール15Hに下部コイル部分14Aと接続されるように中間コイル部分14Cを形成する。最後に、めっき法またはスパッタリング法などを使用して、上部絶縁膜15C上に中間コイル部分14Cと接続されるように複数の上部コイル部分14Bをパターン形成したのち、スパッタリング法またはスピンコート法などを使用して、上部コイル部分14Bを埋設するように上部コイル絶縁膜15Dを形成する。これにより、ソレノイド型の薄膜コイル14および絶縁膜15が形成されるため、薄膜インダクタ10が完成する。
本実施の形態に係る薄膜デバイスとしての薄膜インダクタ10では、上部磁性膜13に巻き付けられたソレノイド型の薄膜コイル14において、下部磁性膜12および上部磁性膜13により挟まれている下部コイル部分14A(14A1〜14A5)の厚さTAが下部磁性膜12および上部磁性膜13により挟まれていない上部コイル部分14B(14B1〜14B4)の厚さTBよりも小さくなっているので(厚さ比TB/TA>1)、以下の理由により、インダクタンスを向上させることができる。
図5および図6は、それぞれ第1および第2の比較例の薄膜インダクタ100,200の構成を表しており、いずれも図2に対応する断面構成を示している。これらの薄膜インダクタ100,200は、それぞれ薄膜コイル14に代えて薄膜コイル114(下部コイル部分114A,上部コイル部分114B)および薄膜コイル214(下部コイル部分214A,上部コイル部分214B)を備える点を除き、薄膜インダクタ10と同様の構成を有している。薄膜コイル114の構成は、下部コイル部分114Aの厚さTAが上部コイル部分114Bの厚さTBに等しくなっている点を除き(厚さ比TB/TA=1)、薄膜コイル14の構成と同様である。一方、薄膜コイル214の構成は、下部コイル部分214Aの厚さTAが上部コイル部分214Bの厚さTBよりも大きくなっている点を除き(厚さ比TB/TA<1)、薄膜コイル14の構成と同様である。なお、厚さTA,TBの総和は、薄膜インダクタ10,100,200において一定である。
第1の比較例の薄膜インダクタ100では、下部コイル部分114Aの厚さTAが大きすぎるため、その下部コイル部分114Aを挟んでいる下部磁性膜12および上部磁性膜13が互いに離間されすぎる。この場合には、下部磁性膜12と上部磁性膜13との間において漏れ磁束Jの量が多くなるため、薄膜コイル114のインダクタンスが低下する。これにより、第1の比較例では、インダクタンスを向上させることが困難である。
また、第2の比較例の薄膜インダクタ200では、下部コイル部分214Aの厚さTAが第1の比較例の場合よりもさらに大きいため、下部磁性膜12と上部磁性膜13との間において漏れ磁束Jの量がより多くなる。これにより、第2の比較例では、やはりインダクタンスを向上させることが困難である。
これに対して、本実施の形態の薄膜インダクタ10では、下部コイル部分14Aの厚さTAが第1および第2の比較例の場合よりも小さいため、下部磁性膜12および上部磁性膜13が互いに十分に接近する。この場合には、下部磁性膜12と上部磁性膜13との間において漏れ磁束Jの量が第1および第2の比較例の場合よりも少なくなるため、薄膜コイル14のインダクタンスが増大する。したがって、本実施の形態では、ソレノイド型の薄膜コイル14を備える場合において、インダクタンスを向上させることができるのである。この場合には、厚さTAを厚さTBに対して相対的に小さくし、すなわち厚さ比TB/TAを大きくするほど、インダクタンスを増大させることができる。
特に、本実施の形態では、厚さ比TB/TAを1.0<TB/TA≦2.7の範囲とすれば、薄膜コイル14の直流抵抗が増大しすぎることを抑制しつつ、十分なインダクタンスを得ることができる。
また、本実施の形態では、下部コイル部分14Aの厚さTAが上部コイル部分14Bの厚さTBよりも小さいことに伴い、以下の観点においてもインダクタンスを向上させることができる。
すなわち、第1および第2の比較例では、下部コイル部分114A,214Aの厚さTAが大きすぎるため、平坦な下部絶縁膜15A上に下部コイル部分114A,214Aを形成すると、下部コイル絶縁膜15Bおよび上部磁性膜13の形成前に大きな起伏(高低差)が生じる。この場合には、下部コイル絶縁膜15Bおよび上部磁性膜13を形成すると、下地の起伏を反映して上部磁性膜13に大きな起伏が生じ、その上部磁性膜13の平坦性が悪くなるため、磁気特性が劣化しやすくなる。より具体的には、起伏の影響を受けて上部磁性膜13中の磁区構造が大きく乱れるため、インダクタンスに寄与する透磁率が低下する。
これに対して、本実施の形態では、下部コイル部分14Aの厚さTAが第1および第2の比較例の場合よりも小さくなるため、下部絶縁膜15A上に下部コイル部分14Aを形成した場合に生じる起伏が大きくなりすぎない。この場合には、上部磁性膜13に生じる起伏も小さくなり、その上部磁性膜13の平坦性が良くなるため、磁気特性(透磁率)が劣化しにくくなる。したがって、本実施の形態では、上部磁性膜13の平坦性に基づく磁気特性の観点においても、インダクタンスを向上させることができるのである。
なお、本実施の形態では、図2に示したように、下部磁性膜12および上部磁性膜13を分離したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、図2に対応する図7に示したように、下部磁性膜12および上部磁性膜13を互いに接続させるようにしてもよい。図7では、例えば、下部磁性膜12と上部磁性膜13との間に接続部16を設けることにより、それらの一端部同士および他端部同士を接続部16を介して接続させた場合を示している。この接続部16を構成する磁性材料は、下部磁性膜12および上部磁性膜13の構成材料と同一であってもよいし、あるいは異なってもよい。この場合には、磁路構造が閉磁路となるため、インダクタンスをより増大させることができる。
また、本実施の形態では、図2に示したように、各下部コイル部分14A1〜14A5の厚さTAが互いに等しくなるようにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。各下部コイル部分14A1〜14A5の厚さTAは、薄膜コイル14の巻回方向における少なくとも末端の下部コイル部分14A(14A1,14A5)の厚さTAが上部コイル部分14Bの厚さTBよりも小さい限り、任意に設定可能である。
具体的には、例えば、図2に対応する図8および図9に示したように、末端以外の下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTAが末端の下部コイル部分14A1,14A5の厚さTAよりも大きくなるようにしてもよい。この場合には、下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTAが互いに等しくなるようにしてもよいし(図8参照)、あるいは下部コイル部分14A1〜14A5の厚さTAが末端(14A1,14A5)から中央(14A3)へ向かって次第に大きくなるようにしてもよい(図9参照)。これらの場合における下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTAは、任意に設定可能である。これらの場合においても、図2に示した場合と同様の効果を得ることができる。この場合には、特に、図2に示した場合よりも下部コイル部分14A2〜14A4の断面積が大きくなるため、下部コイル部分14Aの直流抵抗を低下させることができる。しかも、磁束が集中しやすい末端の下部コイル部分14A1,14A5近傍において磁束の集中度が高まるため、インダクタンスをより向上させることができる。
図8および図9に示した場合には、下部コイル部分14A2〜14A4の最大厚さTA(図8では下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTA,図9では下部コイル部分14A3の厚さTA)を等しく設定する場合を考えると、図8よりも図9においてインダクタンスをより大きくすることができる。なぜなら、図8では、下部コイル部分14A1,14A2間および14A4,14A5間における厚さTAの差異が大きいため、上部磁性膜13に局所的に段差が生じることにより平坦性が悪くなるのに対して、図9では、隣り合う下部コイル部分14A1〜14A5間における厚さTAの差異が小さいため、上部磁性膜13に局所的に段差が生じずに平坦性が良くなるからである。
また、例えば、図2に対応する図10に示したように、末端の下部コイル部分14A1,14A5の厚さTAが末端以外の下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTAよりも大きくなるようにしてもよい。図10では、例えば、下部コイル部分14A1〜14A5の厚さTAが中央(14A3)から末端(14A1,14A5)へ向かって次第に大きくなる場合を示している。この場合における下部コイル部分14A1,14A2,14A4,14A5の厚さTAは、任意に設定可能である。この場合においても、図2に示した場合と同様の効果を得ることができる。この場合には、特に、図2に示した場合よりも下部コイル部分14A1,14A2,14A4,14A5の断面積が大きくなるため、下部コイル部分14Aの直流抵抗を低下させることができる。しかも、末端の下部コイル部分14A1,14A5近傍において磁束が集中しやすい傾向がある場合に、全体として磁束の集中度が平均化するため、直流重畳特性を向上させることができる。なお、ここでは図示していないが、末端の下部コイル部分14A1,14A5の厚さTAが末端以外の下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTAよりも大きくなるようにする場合において、下部コイル部分14A2〜14A4の厚さTAが互いに等しくなるようにしてもよいことは、言うまでもない。
また、本実施の形態では、図2に示したように、下部コイル部分14Aを挟むように下部磁性膜12および上部磁性膜13を配置したことに伴い、その下部コイル部分14Aの厚さTAが上部コイル部分14Bの厚さTBよりも小さくなるようにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、図2に対応する図11に示したように、上部磁性膜13に代えて下部磁性膜12を配置すると共に、上部コイル絶縁膜15D上に上部磁性膜13を配置することにより、下部コイル部分14Aに代えて上部コイル部分14Bを挟むように下部磁性膜12および上部磁性膜13を配置した場合には、その上部コイル部分14Aの厚さTBが下部コイル部分14Aの厚さTAよりも小さくなるようにしてもよい。この場合においても、図2に示した場合と同様の作用が得られるため、インダクタンスを向上させることができる。
また、本実施の形態では、薄膜コイル14の構成を図1〜図4に示しているが、下部コイル部分14Aと上部コイル部分14Bとの間の相対的位置関係(重なりの範囲)または端子14T1,14T2の引き出し方向などは、必ずしも図1〜図4に示した場合に限られず、任意に設定可能である。
また、本実施の形態では、図2に示したように、下部磁性膜12および上部磁性膜13を一律な厚さとなるようにしたが、必ずしもこれに限られるものではなく、その厚さを変化させるようにしてもよい。具体的には、例えば、末端の下部コイル部分14A1,14A5に対応する末端部分の厚さを部分的に大きくしてもよい。この場合には、末端部分において下部磁性膜12および上部磁性膜13の飽和磁束密度が向上するため、直流重畳特性を向上させることができる。
次に、本発明に関する実施例について説明する。
有限要素法を使用した磁場解析により、図1〜図6に示したソレノイド型の薄膜コイルを備えた薄膜インダクタの諸性能を見積もったところ、図12〜図17に示した一連の結果が得られた。図12〜図15は、それぞれインダクタンスLdc(×10-6H)、インダクタンスL1M(×10-6H)、抵抗Rdc(Ω)および抵抗R1M(Ω)の厚さ比TB/TA依存性を示している。また、図16および図17は、それぞれ抵抗Rdcに対するインダクタンスL1Mの比L1M/Rdcおよび抵抗Rdcに対するインダクタンスLdcの比Ldc/Rdcの厚さ比TB/TA依存性を示している。上記した「インダクタンスLdc」および「抵抗Rdc」は、いずれも静磁場解析により算出した値であり、一般的にkHzオーダーの低周波数領域における解析値にて近似できる。一方、「インダクタンスL1M」および「抵抗R1M」は、いずれも周波数=1MHzにおける値である。
この薄膜インダクタの諸性能を見積もる際には、以下のように一連のパラメータを設定した。すなわち、薄膜コイルについては、ライン幅=100μm,ラインスペース=20μm,ターン数=16ターン,ギャップ=5μm,下部コイル部分の厚さTAおよび上部コイル部分の厚さTBの総和=200μmとしたと共に、厚さ比TB/TAを0.1(18μm/182μm),0.43(60μm/140μm),0.67(80μm/120μm),1(100μm/100μm),1.5(120μm/80μm),2.33(140μm/60μm),4(160μm/40μm)の7段階に変化させた。厚さ比TB/TA<1(TB/TA=0.1,0.43,0.67)は図6に示した第2の比較例、TB/TA=1は図5に示した第1の比較例、TB/TA>1(TB/TA=1.5,2.33,4)は図1〜図4に示した本発明にそれぞれ対応している。また、下部磁性膜および上部磁性膜については、厚さ=10μm,透磁率μ=2000,比抵抗=100μΩcmとした。なお、図12〜図17のうち、図14では厚さ比TB/TAを7段階に変化させており(TB/TA=0.1を含む)、図14以外では厚さ比TB/TAを6段階に変化させている(TB/TA=0.1を含まない)。
図12および図13に示したように、インダクタンスLdc,L1Mは、いずれも厚さ比TB/TAが大きくなるにしたがって次第に増大した。また、図14および図15に示したように、抵抗Rdcは、厚さ比TB/TA=1を頂点とする下向き凸型の曲線を描いたと共に、抵抗R1Mは、厚さ比TB/TAが大きくなるにしたがって次第に増大した。このことから、本発明の薄膜インダクタでは、ソレノイド型の薄膜コイルを備える場合に、下部コイル部分の厚さTAを上部コイル部分の厚さTBよりも小さくすることにより、動作時のインダクタンスを向上させることが可能であることが確認された。
また、図12〜図14に示した結果から、図16および図17に示したように、比L1M/Rdc,Ldc/Rdcは、いずれも厚さ比TB/TA=1.5を頂点とする上向き凸型の曲線を描いた。この場合には、本発明の薄膜インダクタを表している厚さ比TB/TA>1の範囲における比L1M/Rdc,Ldc/Rdcは、第1および第2の比較例を表している厚さ比TB/TA≦1における比L1M/Rdc,Ldc/Rdcよりも、1<TB/TA≦2.7の範囲内において大きくなった。このことから、本発明の薄膜インダクタでは、厚さ比TB/TAを1<TB/TA≦2.7の範囲とすることにより、動作周波数を1MHzに設定した場合および1MHzよりも低い低周波数(例えば、数kHz〜数百kHz)に設定した場合のいずれにおいても、薄膜コイルの直流抵抗が増大しすぎることを抑制しつつ、十分なインダクタンスを得ることが可能であることが確認された。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例で説明した態様に限定されず、種々の変形が可能である。具体的には、例えば、上記実施の形態および実施例では、本発明の薄膜デバイスを薄膜インダクタに応用する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、薄膜インダクタ以外の他のデバイスに応用してもよい。この「他のデバイス」としては、例えば、薄膜トランス、薄膜磁気センサまたはMEMS(micro electro mechanical systems)や、薄膜インダクタ、薄膜トランス、薄膜磁気センサまたはMEMSを含んだフィルタまたはモジュールなどが挙げられる。これらの他のデバイスに応用した場合においても、上記実施の形態および実施例と同様の効果を得ることができる。
本発明に係る薄膜デバイスは、例えば薄膜インダクタ、薄膜トランス、薄膜磁気センサまたはMEMSや、それらを含んだフィルタまたはモジュールなどに応用することが可能である。
本発明の一実施の形態に係る薄膜デバイスの一応用例としての薄膜インダクタの平面構成を表す平面図である。 図1に示したII−II線に沿った薄膜インダクタの断面構成を表す断面図である。 図1に示したIII−III線に沿った薄膜インダクタの断面構成を表す断面図である。 図1に示したIV−IV線に沿った薄膜インダクタの断面構成を表す断面図である。 第1の比較例の薄膜インダクタの断面構成を表す断面図である。 第2の比較例の薄膜インダクタの断面構成を表す断面図である。 本発明の薄膜インダクタの構成に関する変形例を表す断面図である。 本発明の薄膜インダクタの構成に関する他の変形例を表す断面図である。 本発明の薄膜インダクタの構成に関するさらに他の変形例を表す断面図である。 本発明の薄膜インダクタの構成に関するさらに他の変形例を表す断面図である。 本発明の薄膜インダクタの構成に関するさらに他の変形例を表す断面図である。 インダクタンスLdcの厚さ比TB/TA依存性を表す図である。 インダクタンスL1Mの厚さ比TB/TA依存性を表す図である。 抵抗Rdcの厚さ比TB/TA依存性を表す図である。 抵抗R1Mの厚さ比TB/TA依存性を表す図である。 抵抗Rdcに対するインダクタンスL1Mの比L1M/Rdcの厚さ比TB/TA依存性を表す図である。 抵抗Rdcに対するインダクタンスLdcの比Ldc/Rdcの厚さ比TB/TA依存性を表す図である。
符号の説明
10…薄膜インダクタ、11…基板、12…下部磁性膜、13…上部磁性膜、14…薄膜コイル、14A(14A1〜14A5)…下部コイル部分、14B(14B1〜14B4)…上部コイル部分、14C…中間コイル部分、14T1,14T2…端子、15…絶縁膜、15A…下部絶縁膜、15B…下部コイル絶縁膜、15C…上部絶縁膜、15D…上部コイル絶縁膜、16…接続部、15H…コンタクトホール、TA,TB…厚さ、W…幅。

Claims (7)

  1. 互いに対向配置された第1の磁性膜および第2の磁性膜と、前記第2の磁性膜に巻き付けられた薄膜コイルとを備え、
    前記薄膜コイルは、前記第1および第2の磁性膜の間に配列された複数の第1のコイル部分と、前記第2の磁性膜を挟んで前記第1のコイル部分と反対側に配列された複数の第2のコイル部分と、前記第1および第2のコイル部分を直列に接続する複数の第3のコイル部分とを含み、
    前記薄膜コイルの巻回方向における少なくとも末端の前記第1のコイル部分の厚さは、前記第2のコイル部分の厚さよりも小さい
    ことを特徴とする薄膜デバイス。
  2. 前記各第1のコイル部分の厚さは、前記第2のコイル部分の厚さよりも小さい
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜デバイス。
  3. 前記各第1のコイル部分の厚さは、互いに等しい
    ことを特徴とする請求項2記載の薄膜デバイス。
  4. 前記各第1のコイル部分の厚さは、末端以外でそれよりも大きい
    ことを特徴とする請求項2記載の薄膜デバイス。
  5. 前記各第1のコイル部分の厚さは、末端から中央へ向かって次第に大きくなっている
    ことを特徴とする請求項4記載の薄膜デバイス。
  6. 前記複数の第2のコイル部分は、前記複数の第1のコイル部分の一端または他端と重なるように配置されており、
    前記第3のコイル部分は、前記第1および第2のコイル部分が互いに重なる位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の薄膜デバイス。
  7. 前記薄膜コイルの巻回方向における少なくとも末端の前記第1のコイル部分の厚さTAに対する前記第2のコイル部分の厚さTBの比TB/TAは、1<TB/TA≦2.7の範囲である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の薄膜デバイス。
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