JP2007272937A - Vcm機構を有する磁気ヘッド試験用スピンドルステージおよび磁気ヘッド自動着脱装置 - Google Patents

Vcm機構を有する磁気ヘッド試験用スピンドルステージおよび磁気ヘッド自動着脱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ピエゾ素子を使用せずに、安価なVCM機構により高精度なサーボフォローイングが可能な磁気ヘッド試験用スピンドルステージおよび磁気ヘッドを自動着脱できる磁気ヘッド自動着脱装置を提供する。
【解決手段】VCM機構により揺動駆動されるヘッドアーム部を有するヘッドアーム装置と、該ヘッドアーム部に装着されたHGAを回転するメディアの表面に対してロードして電気的、機械的な特性を測定する磁気ヘッド試験用スピンドルステージであって、前記ヘッドアーム部に、前記HGAのスウエッジ用ボスが着脱自在に嵌る嵌合部と、スウエッジ用ボスが前記嵌合部に嵌った前記HGAを係止する係止位置と、前記スウエッジ用ボスを前記嵌合部に自在に着脱できる解放位置とに移動するクランプ部材を備えた。
【選択図】図10

Description

本発明は、ボイスコイルモータ(VCM)機構を有する磁気ヘッド試験用スピンドルステージおよび磁気ヘッド自動供給装置に関する。
従来のハードディスク装置(磁気ディスクドライブ)に搭載されるHGA(Head Gimbal Assembly /ヘッド・ジンバル・アッセンブリ)は、製品に搭載する前に、その読み込みヘッドおよび書き込みヘッド(以下「読み書きヘッド」という)の読み書きテストが行われている。磁気ヘッドの読み書きテストでは、未フォーマットメディア(磁気ディスク)の目標位置正確に読み書きヘッドを位置決めしながらテストを行なう必要がある。このため、従来の磁気ヘッド試験用スピンドルステージでは、一般には位置決め分解能の高いピエゾステージを設け、このピエゾステージに磁気ヘッドを装着して磁気ヘッドの位置決めを行なう方式がとられている(特許文献1)。
特開平2002-214374号公報
しかしながら従来のピエゾステージは、磁気ディスクの回転に伴うNRRO(Non Repeatable Run-Out)による位置変動に十分に追随することができない、温度ドリフトによる位置変動を生じるという問題があった。さらにピエゾステージは直線動作を基本とするので、ハードディスク装置の実機のようにヘッド位置をメディア上でシークさせてスキュー角を連続的に変化させることが難しいという問題があった。しかもピエゾステージは高価であった。
また、サーボパターンがプリライトされた次世代メディアでは、サーボフォローイングしながらテストを行なうことが必須となるが、プリライトされたサーボパターンに追随してNRRO(Non Repeatable Run-Out)の影響を排除し、スキュー角を適正に変化させながらトラックフォローイングするような試験装置にあっては、HGAの着脱が困難であった。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたものであって、ピエゾ素子を使用せずに、安価なVCM機構により高精度なサーボフォローイングが可能な磁気ヘッド試験用スピンドルステージを提供すること、さらに磁気ヘッドを自動供給できる磁気ヘッド自動供給装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成する本発明の磁気ヘッド試験用スピンドルステージは、VCM機構により揺動駆動されるヘッドアーム部を有するヘッドアーム装置と、該ヘッドアーム部に装着されたHGAを回転するメディアの表面に対してロードして電気的、機械的な特性を測定する磁気ヘッド試験用スピンドルステージであって、前記ヘッドアーム部に、前記HGAのスウエッジ用ボスが着脱自在に嵌る嵌合部と、スウエッジ用ボスが前記嵌合部に嵌った前記HGAを係止する係止位置と、前記スウエッジ用ボスを前記嵌合部に自在に着脱できる解放位置に移動するクランプ部材を備えたことに特徴を有する。
前記クランプ部材は、前記HGAを着脱可能な解放位置と、前記HGAに係合してスウエッジ用ボスを前記嵌合部に対して係止する係合位置とに移動自在に形成された爪部を有し、かつ係合位置に回動するように回動付勢する弾性部材を有するクランプレバーとする。クラプレバーの長さ、回動付勢する弾性部材の選択によって、可動部の共振周波数特性を選択することが容易になる。
より実際的には、前記ヘッドアーム部に装着されたHGAから引き出されたFPCの端部に設けられた複数の電気接点が載る接点台を備え、該接点台には、前記複数の電気接点を挟持する接続位置と離反する断絶位置とに移動可能であって、接続位置に移動したときに前記複数の電気接点と接続される複数の電気接点を備えたコンタクトレバーを備える。
HGAから引き出されたFPCとのコネクタをヘッドアーム部外、可動部外に設けたので、ヘッドアーム部をさらに軽量化し、VCM機構によるフォローイング性能を向上させることが可能になり、しかも、電気接点の接続、断絶が容易になる。
さらに好ましい実施形態では、前記ヘッドアーム装置および接点台が搭載された可動ベースプレートを備え、該可動ベースプレートは、前記ヘッドアーム装置および接点台を一体として、前記HGAが前記メディア外にアンロードされるアンロード位置とメディア上にロードされるロード位置とに移動させる。ヘッドアーム装置および接点台をロード位置とアンロード位置とに移動させることにより、ヘッドアーム部のフォローイング動作範囲が狭くて済み、ロード位置とアンロード位置との間を移動させる際にFPCから影響を受けることも与えることもない。
ヘッドアーム装置にはさらに、前記VCM機構の可動範囲を制限する制限機構を備える。そうしてこの制限機構は、前記VCM機構が装着されたコイルアーム部から突出した規制部材と、前記可動ベースプレートに、前記コイルアーム部を挟んで設けられた2個の規制部材からなり、少なくとも一方の規制部材が前記VCM機構の可動範囲を調整する方向に移動可能に形成することが好ましい。
この構成によればVCM機構の可動範囲が規制されているので、FPCの可動範囲が狭くて済み、可動プレートを介してヘッドアーム装置をアンロード位置からロード位置に移動する際にVCM機構、ヘッドアーム部が過度に振れてFPCとコネクタが接続不良を起こすおそれもない。
前記可動ベースプレートがアンロード位置方向に移動するときには、前記磁気ヘッド部が前記メディアから外れる前に前記HGAの先端部が乗り上げて前記磁気ヘッド部を回転するメディアの表面から徐々に離反させ、前記アンロード位置では前記先端部が離反し、前記ベースプレートがアンロード位置からロード位置方向に移動するときには、前記磁気ヘッド部が前記メディアに達する前に前記先端部が乗り上げて前記磁気ヘッド部を前記メディア表面から離反方向に移動し、その後前記磁気ヘッド部が徐々にメディア表面に接近して前記ロード位置に達する前に離反するランプ面を有するランプ部材を備える。メディア外では弾性的に大きく屈曲するサスペンション部を備えたHGAであっても、メディア外のアンロード位置にアンロードさせ、さらにアンロード位置からメディア表面にロードさせることが可能になり、アンロード位置において容易に着脱ができる。
前記ヘッドアーム装置を前記ヘッドアーム装置は、回転するメディアに対して下流方向の外方がアンロード位置になるように形成する。この構成によれば、ヘッドアーム装置を、メディアの下面にロードするHGAにも、メディアの上面にロードするHGAにも、僅かな変更で対応させることが可能になり、いずれのタイプのHGAであってもヘッドアーム装置の上方から着脱することができる。
磁気ヘッド試験用スピンドルステージに適用される磁気ヘッド自動着脱装置に関する本発明は、前記HGAを保持解放自在に吸着する吸着部と、前記ヘッドアーム部のクランプ部材を押圧して前記弾性付勢部材に抗してクランプ部材を解放位置に回動させる解除部材とを有する移載ヘッドを有し、該移載ヘッドは、吸着したHGAを前記嵌合部に嵌合させる前に、前記解除部材が前記クランプ部材を弾性付勢部材に抗して解放位置に回動させ、前記HGAのスウエッジ用ボスを前記嵌合部に嵌合させた後、前記解除部材が前記クランプ部材を解放して該クランプ部材が前記弾性付勢部材の付勢力により係合位置に回動して前記係止部が前記HGAを係止し、前記吸着部が前記HGAの吸着を解除して離反することに特徴を有する。HGAをヘッドアーム部に着脱する機構が、クランプ部材の解放とスウエッジ用ボスと前記嵌合部との嵌合なので、移載ヘッドの構造が簡単であり、自動化が容易である。
より実際的には、前記移載ヘッドを、上下方向および横方向に移動自在な可動アームに装着し、該可動アームによって、供給トレイに載せられたHGAを吸着する位置と、該吸着したHGAを前記アンロード位置の前記ヘッドアーム部に移動する構成とする。
本発明によれば、HGAをヘッドアーム部に簡単に着脱し、クランプ部材によって係止できるので、ヘッドアーム部の重量を増やさず、HGAをヘッドアーム部に容易に着脱できる。
VCM機構を利用したので、安価に、高精度のサーボフォローイング動作を実現できる。
磁気ヘッド自動着脱装置に関する発明によれば、簡単な構造の移載ヘッドによりHGAを、供給トレイから取り上げ、ヘッドアーム部に装着することが可能になる。しかも、HGAの着脱構造が簡単なので、人手を介さずに、磁気ヘッドの着脱を自動化することが容易である。
『磁気ヘッド(HGA)』
図1には、本発明の磁気ヘッド試験用スピンドルステージによって試験/測定するHGAを示していて、(A)は正面図、(B)はロード状態の側面図、(C)はアンロード状態の側面図である。
一般にハードディスク装置の磁気ヘッドは、読み書きヘッドが一体に形成されたスライダおよびこのスライダを支持するロードビームおよびサスペンションアーム部を備えたHGAとして提供される。図示したHGA10は、サスペンションアーム部11として、ベースプレート12と、ロードビーム13と、ロードビーム13の先端部に装着された、メディア対向面の先端に読み書きヘッド(読み込みヘッドおよび書き込みヘッド)14aが一体に形成されたスライダ14を備えている。さらに、サスペンションアーム部11の先端部には凸部を有するロード・アンロード・タブ15が突出形成され、ベースプレート12にはヘッドアーム(アクチュエータアームまたはスイングアーム)にスウエッジ(かしめ)装着するためのスウエッジ用ボス16が形成されている。読み書きヘッド14aに接続されたスライダ14の読み書き端子(図示せず)にはFPC17が接続され、このFPC17がサスペンションアーム部11から後方に引き出されている。FPC17の端部には、スライダ14の読み書き端子に接続された信号線の接点である4個のコンタクトが露出した電気コンタクト18が備えられている。
メディア100の表面、この実施形態では下面100aには、予め、公知のサーボライター等によっていわゆるサーボライティングされている。例えば、所定のセクタで切られたトラックが同心円状に多数書き込まれている。また、メディア100としては、サーボパターンがプリライトされたメディアを使用することもできる。
次に、本発明の実施形態である、磁気ヘッド試験用スピンドルステージに搭載される、VCM(Voice Coil Motor)機構の構造について、図2乃至図5を参照して説明する。図2、図4はヘッドアクチュエータの要部を示す平面図、図3(A)、図5(A)は同側面図、図3(B)、図5(B)は、同ヘッドアームのリーフスプリング(板ばね)を押し下げた状態の側面図である。図6はヘッドアームとHGAの着脱構造を模式的に示す斜視図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。なお、図4、図5は、図2、図3の要部を拡大して示す図である。
ヘッドアーム装置20は、軸受ユニット部21と、この軸受ユニット部21と一体に形成された、VCM機構を構成するボイスコイル23を有するコイルアーム部22と、コイルアーム部22とは反対方向に延びるヘッドアーム部24とを備えている。軸受ユニット部21は、可動ベースプレート61上に回動自在に軸支され(図10乃至図12参照)、可動ベースプレート61上には、図示しないが、ボイスコイル23を間に挟んで永久磁石が配置され、これらによってVCM機構が構成される。さらにボイスコイル23には、図示しないが公知の通りFPCを介して駆動制御回路から駆動電流が供給され、ヘッドアーム部24をフォローイング駆動する。
ヘッドアーム部24の先端部近傍には、HGA10のスウエッジ用ボス16が嵌合されるスウエッジ用ボス穴25が形成されている。さらにヘッドアーム部24には、軸受ユニット部21とスウエッジ用ボス穴25との間に、放射方向に延びる矩形の開口26が形成され、この開口26内に、クランプレバー30が装着されている。このクランプレバー30は、軸受ユニット部21を中心とする円の接線方向に延びる軸31によって揺動自在に軸支されている。そうして、軸31より外周方向先端部に押圧爪32が形成され、軸31より軸受ユニット部21側にレバー33が形成されている。軸から押圧爪32までの長さよりも、レバー33の方が数倍長い。押圧爪32は、スウエッジ用ボス穴25近傍に位置していて、クランプレバー30が図5において時計方向に回転(右回転)するとスウエッジ用ボス穴25に接近し、反時計方向に回転(左回転)するとスウエッジ用ボス穴25から離反するように形成されている。
さらに開口26内には、軸受ユニット部21側から延びたリーフスプリング34が設けられている。このリーフスプリング34は、レバー33の先端部に当接してクランプレバー30を、常時、押圧爪32がスウエッジ用ボス穴25に接近するクランプ方向(図では時計方向)に回動付勢している。図3、図5において、(A)は、リーフスプリング34の付勢力によりクランプ(時計)方向に回動したクランプレバー30の押圧爪32によりサスペンションアーム部11の後端面(ベースプレート12の後端面)を押圧した状態を示し、図3、図5において、(B)は、レバー33をリーフスプリング34の付勢力に抗してアンクランプ(反時計)方向に回動させた状態を示している。押圧爪32により押されたスウエッジ用ボス16は、スウエッジ用ボス穴25の角部25a(図6(A))に押圧されて引っ掛かり、この引っ掛かりにより固定される。
この実施形態において、HGA10をヘッドアーム装置20に着脱する操作および着脱時の動作は次の通りである。まず、レバー33をリーフスプリング34の付勢力に抗して押圧して、クランプレバー30を解放方向に回動した状態とする(図3(B)、図5(B))。この解放状態において、HGA10のスウエッジ用ボス16をスウエッジ用ボス穴25に嵌合させる。そうして、クランプレバー30の押圧力を除くと、クランプレバー30がリーフスプリング34の付勢力によってロック方向に回動し、押圧爪32がベースプレート12の端面を押圧するとともに係合し、スウエッジ用ボス16をスウエッジ用ボス穴25の内壁に押圧して固定する(図3(A)、図5(A))。
この実施形態では、クランプレバー30をリーフスプリング34で回動付勢する構成としたが、トーションスプリングで回動付勢する構成としてもよい。スプリングの種類、クランプレバー30の形状は変更可能であって、可動部の固有振動、重量等によって選択、変更することが好ましい。
『自動着脱装置』
次に、図7を参照して、HGA10をヘッドアーム装置20に着脱する自動着脱装置およびその動作について説明する。この実施形態では、移載ヘッド40によって、HGA10を吸着して磁気ヘッド供給トレイから持ち上げ、ヘッドアーム装置20のヘッドアーム部24上に運び、ヘッドアーム部24に装着する。試験/測定が終了すると、移載ヘッド40によってHGA10をヘッドアーム部24から取り外し、試験/測定結果に応じて、例えば良品、不良品等に分けられた対応する仕分けトレイまで運んで載置する。
この移載ヘッド40は、HGA10を着脱自在に吸着する吸着ヘッド41と、レバー33を押圧するプッシュピン42を備えている。吸着ヘッド41は、移載ヘッド40の下面より突出している。吸着ヘッド41は、図示しないが、HGA10のベースプレート12部分を吸着する際に、移載ヘッド40に対するHGA10の位置を決めるための凹部または位置決め突起などを有する。また、この移載ヘッド40は、通常、図示しないロボットアームに装着されて、トレイ、HGA10の間において、水平方向および鉛直方向に移動される。吸着ヘッド41としては、エアー吸着ヘッドを使用できる。この場合、プッシュピン42もエアーシリンダ、リニアモータ、電磁プランジャによって突出、引き込み駆動する構成が好ましい。
次に、この移載ヘッド40の動作について、図7の(A)乃至(D)を参照して説明する。吸着ヘッド41によってHGA10を吸着した移載ヘッド40は、スウエッジ用ボス16がスウエッジ用ボス穴25の直上に位置するまで移動される(図7(A))。このとき、プッシュピン42は移載ヘッド40の下面から突出した状態にある。
移載ヘッド40は、スウエッジ用ボス16がスウエッジ用ボス穴25に嵌るように降下される。その際、プッシュピン42がクランプレバー30のレバー33を押し下げてリーフスプリング34の付勢力に抗して回動させ、押圧爪32をベースプレート12および移載ヘッド40に干渉しない解放位置に移動させる。この状態で、スウエッジ用ボス16がスウエッジ用ボス穴25に嵌合する(図7(B))。
次に、プッシュピン42を移載ヘッド40内に引き込んでレバー33を解放する。すると、リーフスプリング34の弾性付勢力によってクランプレバー30が係合方向に回動し、押圧爪32がベースプレート12の端部を押圧して、HGA10をヘッドアーム部24に対して固定する(図7(C))。その後、吸着ヘッド41による吸着を解放してHGA10を解放する。
このようにプッシュピン42を移載ヘッド40内に引き込み、吸着ヘッド41による吸着を解放した状態で、移載ヘッド40を上昇させると、HGA10がヘッドアーム装置20に装着固定された状態になる(図7(D))。
ヘッドアーム装置20からHGA10を取り外すときは、装着とは逆の動作を実行する。つまり、図7(D)の状態から移載ヘッド40をHGA10およびヘッドアーム装置20上に降下させ、吸着ヘッド41がベースプレート12およびロード・アンロード・タブ15に当接した状態で(図7(C))、吸着ヘッド41による吸着を開始するとともに、プッシュピン42を移載ヘッド40から突出させてクランプレバー30を解放位置まで回動させる(図7(B))。そうして、吸着ヘッド41がHGA10を吸着した状態移載ヘッド40を上昇させて(図7(A))、所定のトレイまで移動させる。
以上の通り本実施形態によれば、ヘッドアーム装置20に対してHGA10を簡単に装着、取り外しができる。しかも、ヘッドアーム装置20の重量、揺動の際の慣性質量も小さいので、シーク、フォローイング性能が損なわれることがない。
『電気コンタクト(読み書き信号線)接続構造』
次に、HGA10の電気コンタクト18(読み書き信号線その他の信号線端子)を制御装置に接続するための電気コンタクト接続構造の実施形態について、図8を参照して説明する。この実施形態では、HGA10の電気コンタクト18をヘッドアーム装置20外に設けたコンタクトに接続する構造によって軽量化を図っている。
軸受ユニット部21の近傍に、コンタクト台50を配置し、このコンタクト台50上に電気コンタクト18を載置する載置部51を形成し、この載置部51上に電気コンタクト18を載せた状態で、載置部51に対して押圧する接点レバー53を設けた。載置部51は、電気コンタクト18を位置決めするとともにずれを防止できるように電気コンタクト18が嵌る凹部状に形成されている。
接点レバー53は、水平方向に延びる軸52を介してコンタクト台50に枢支されている。接点レバー53は、自由端部側に、載置部51上の電気コンタクト18と対向する面に電気コンタクト18と対応する接点54が設けられていて、挟圧したときに接点54が対応する電気コンタクト18に圧接し、導通するように形成されている。載置部51には、電気コンタクト18を載置する位置に、電気コンタクト18を容易に位置決めできるガイド凹部54aが形成されている。
さらに接点レバー53上には、FPC56上に実装されたヘッドアンプ55が搭載されていて、ヘッドアンプ55の入力端子に接点54が接続されている。さらにFPC56は、接点レバー53から引き出されて試験装置の制御回路に接続されている。
接点レバー53は、電気コンタクト18を挟圧する接続位置(図9(A))と、電気コンタクト18を解放する断絶位置(図9(B))とに回動移動可能に形成されている。さらにコンタクト台50には、接点レバー53を接続位置と断絶位置とに回動移動させる電磁アクチュエータ、エアーシリンダ等の駆動手段を内蔵することが好ましい。
以上の通りこの電気コンタクト接続構造によれば、ヘッドアーム装置20の外部にコンタクト台50を設け、このコンタクト台50上に電気接点54およびヘッドアンプ55も設けたので、ヘッドアーム装置20の可動部が軽量化された。
『2段アクチュエータ機構』
図8、図9に示した電気コンタクト接続構造において、ヘッドアーム装置20のヘッドアーム部24が回動すると、FPC17が弾性変形する。つまりヘッドアーム部24の回動可能範囲は、FPC17の弾性変形範囲内に規制される。そのため、ヘッドアーム部24をロード位置とメディア100外のアンロード位置とに回動移動させるのは困難である。そこで、本発明の実施形態では、ヘッドアーム装置20およびコンタクト台50を粗動アクチュエータ機構60によってアンロード位置とロード位置とに移動し、ロード位置において、ヘッドアーム装置2のボイスコイル23への通電制御によりヘッドアーム部24を微小回動させる構成とした。
この実施形態では、粗動アクチュエータ機構60の可動ベースプレート61上にヘッドアーム装置20およびコンタクト台50を搭載し、ロードおよびアンロードは可動ベースプレート61の移動により行う構成とし、ボイスコイル23駆動によるヘッドアーム部24の揺動範囲を、スライダ14の試験/測定に必要なフォローイング範囲(可動距離x)である揺動角α内に制限する構成としてある。揺動角αは、数乃至数十トラック分トラッキングできれば十分である。この構成を実現する本発明の粗動アクチュエータ機構の実施形態について、図10乃至図12を参照して説明する。図10の(A)は平面図、(B)は側面図、図11はヘッドアーム装置20の可動範囲を説明する平面図、図12はヘッドアーム装置20およびコンタクト台50をロード位置、アンロード位置に移動した様子を示した平面図である。
ヘッドアーム装置20およびコンタクト台50は、平面形状L字形の可動ベースプレート61上に装着されている。ヘッドアーム装置20は、その軸受ユニット部21の下端から突出した軸21aが可動ベースプレート61に設けられた軸受61aに挿入され、回動自在に枢支されている。コンタクト台50は、可動ベースプレート61上に固定されている。
可動ベースプレート61は、軸受61aと同心の軸65aによって揺動自在に、試験装置のベースフレーム110に支持されている。さらに軸65aをロータリーアクチュエータ65の回動軸として、このロータリーアクチュエータによって、軸65aを介して可動ベースプレート61をアンロード位置とロード位置とに回動する構成としてある。ロータリーアクチュエータ65は、電磁アクチュエータでも、エアーアクチュエータでもよく、電磁またはエアーピストンシリンダ機構でもよい。
また、図示実施形態では粗動アクチュエータ機構60によりスライダ14をロードさせるロード位置を1箇所としてあるが、複数箇所としてもよく、あるいは使用者が指定した位置にロードさせる構成としてもよい。
次に、ヘッドアーム部24の回動範囲を角度αに制限する構成について説明する。コイルアーム部22の一方の端部から突出した規制突起22aは、可動ベースプレート61上に固定された固定規制ピン62と、可動規制ピン63との間に位置している。したがってコイルアーム部22は、規制突起22aが固定規制ピン62、可動規制ピン63と当接する角度範囲内、つまり角度α内に回動範囲が規制されている。コイルアーム部22が角度α回動すると、ヘッドアーム部24に装着されたHGA10のスライダ14(読み書きヘッド14a)は、距離xだけ軸受ユニット部21を軸心とする円周方向、メディア100の半径方向に移動する。距離xは、メディア100の複数トラック間を移動できる距離であり、現在主流のトラック密度に対応させる場合は数十マイクロメートルである。このヘッドアーム部24の回動範囲規制により、FPC17の弾性撓み量が少なくて済み、電気コンタクト18が載置部51から外れることも無くなる。
さらに可動規制ピン63は、固定規制ピン62に対して接離移動可能に形成されていて、この接離移動によって可動角度α、したがって、スライダ14をフォローイング動作させる際の可動距離xを調整できる。
図12には、ヘッドアーム装置20をアンロード位置とロード位置とに移動させた状態の平面図を示した。HGA10をヘッドアーム装置20に着脱するときは、可動ベースプレート61を破線のアンロード位置に回動保持する。このアンロード位置において、移載ヘッド40によりHGA10が着脱される。
ヘッドアーム装置20にHGA10が装着されると、可動ベースプレート61がロード位置まで回動し、HGA10が、メディア100の所定トラックに対向した位置に保持される。図の実線がロード位置である。このロード位置において、HGA10の試験/測定が実行される。ヘッドアーム装置20は、規制突起22aが固定規制ピン62および可動規制ピン63で規制された回動角αの範囲内でフォローイング制御される。
試験/測定が終了すると、粗動アクチュエータ機構60がアンロード位置まで回動動作し、移載ヘッド40によりヘッドアーム装置20からHGA10が取り外され、新たなHGA10がヘッドアーム装置20に装着される。
以上の通り本発明の実施形態では、ヘッドアーム装置20全体をアンロード位置とロード位置に移動させる粗動アクチュエータ機構60を備え、ヘッドアーム装置20を粗動アクチュエータ機構60によってロード位置まで移動させてからVCM機構によりフォローイングを行うので、ヘッドアーム装置20の可動範囲がFPC17により制限されても、HGA10の試験/測定に十分なフォローイング制御ができる。
『ランプ構造』
図12に示した実施形態は、スライダ14がヘッドアーム装置20の上面に位置し、メディア100の下面100aにロードされる構成である。また、HGA10は、図1(C)に示したように、アンロード状態ではサスペンションアーム部11のサスペンションがベンドしている。したがって、このスライダ14をアンロード位置からロード位置まで回転しようとしても、サスペンションアーム部11がメディア100の周縁部に当接してロードさせることができない。そこで本発明の実施形態では、スライダ14をロード、アンロードさせるランプ構造を備えた。本発明のランプ構造の実施形態を、図13および図14に示した。
このランプブロック70は、スライダ14をメディア100の下面100aにロードさせるタイプでであって、メディア100の外周に近接して配置されたブロック71を備え、このブロック71の下面には、メディア100の外方においてメディア100の下面100aよりも高い位置からメディア100の中心に向かって下り、メディア100の下面100a下に入り込む第1スロープ面72と、第1スロープ面72が最も低くなった後、やや上昇する第2スロープ面73とが形成されている。第1、第2スロープ面72、73は滑らかに連続していて、平面視では軸受ユニット部21の回転中心を中心とした円弧状に、ロード・アンロード・タブ15の移動軌跡に沿って形成されている(図13(A))。
ヘッドアーム部24がアンロード位置まで回転しているときは、スライダ14およびロード・アンロード・タブ15がランプブロック70よりもさらに外方に離反している。サスペンションアーム部11は、その弾性復元力により上方にベンドしているが、ロード・アンロード・タブ15は第1スロープ面72よりも低い位置に位置している。ヘッドアーム部24がこのアンロード位置から、ロード位置方向に回動すると、まずロード・アンロード・タブ15が第1スロープ面72に当接する。その後、ロード・アンロード・タブ15は第1スロープ面72に摺接しながらサスペンションアーム部11の弾性力に抗して押し下げられ、スライダ14およびロード・アンロード・タブ15がメディア100の下面100aよりも下方に位置する。さらにヘッドアーム部24がロード位置方向に回動すると、ロード・アンロード・タブ15は第1スロープ面72から第2スロープ面73に移動し、第2スロープ面73に沿って、ロードビーム13の弾性復元力により徐々に上昇し、スライダ14がメディア100の下面100aに達して、下面100aに対して所定の間隔に保持される。その後、ロード・アンロード・タブ15は第2スロープ面73から離反し、スライダ14はメディア100との間に一定の間隔を保ってロード位置方向に移動する。ヘッドアーム部24がロード位置まで達した状態において、スライダ14はメディア100の下面100aから所定距離に保持され、ヘッドアーム部24は角度α内において揺動自在に保持されている。
ヘッドアーム部24がこのロード位置からアンロード位置方向に回動すると、まずロード・アンロード・タブ15が第2スロープ面73に接触し、第2スロープ面73と摺接しながらメディア100の径方向外に位置するアンロード位置方向に移動する。その過程で、ロード・アンロード・タブ15はメディア100の下面100aから離反する。さらにヘッドアーム部24がアンロード位置方向に回動すると、ロード・アンロード・タブ15は第2スロープ面73から第1スロープ面72に移動し、第1スロープ面72に沿って、サスペンションアーム部11の弾性復元力により上昇し、第1スロープ面72から離反して、アンロード位置に至る。アンロード位置では、スライダ14、HGA10はランプブロック70から十分離れ、ヘッドアーム装置20に対して移載ヘッド40により自在に装着、取り外し可能になる。
『アップ、ダウン(上面、下面ロード)対応機構』
以上の実施形態は、メディア100の下面100aに対して磁気ヘッド、つまりHGA10のスライダ14をロードさせる磁気ヘッド試験用スピンドルステージであった。図15の(A)には平面図、(B)には(A)の右側から見た図を示した。
下面ロード用のヘッドアーム装置20では、ベースフレーム110上にスピンドルモータ101が固定され、スピンドルモータ101のスピンドル軸102にメディア100が固定されている。スピンドルモータ101は、図15(A)において反時計方向に回転(左回転)する。
通常のハードディスク装置は、メディア100の両面を挟むように磁気ヘッドが装着されている。メディア100の上面ロード用のスライダ、HGAは下面ロード用のスライダ14、HGA10と同一規格のものが使用されるが、スライダは、メディア100に対する内周側と外周側とが反対になる。したがって、図12乃至図15に示した磁気ヘッド試験用スピンドルステージでは、上面ロード用のHGAの正確な特性試験ができない。
図16には、上面ロード用のHGAを、移載ヘッド40を使用して上方から自動着脱し、正確な特性試験ができる磁気ヘッド試験用スピンドルステージの実施形態を示した。
図16において、(A)は平面図、(B)は(A)の実施形態を右側から見た図である。
下面ロード用のヘッドアーム装置20の実施形態は、ベースフレーム110上にスピンドルモータ101が固定され、スピンドルモータ101の軸にメディア100が固定されている。スピンドルモータ101は、図15(A)においてメディア100は反時計方向に回転(左回転)する。
一方、上面ロード用のヘッドアーム装置201は、ベースフレーム110上に配置したスピンドルモータ101、メディア100を上下反転させた態様としてある。つまり、メディア100およびスピンドルモータ101を、上下反転させて、コ字形状のヨーク80の上部張り出し部に垂下するように固定してある。スピンドルモータ101の駆動方向、駆動制御は図15に示したものと同一としてあるから、この実施形態ではメディア100は時計方向に回転(右回転)する。
下面ロードヘッド用のヘッドアーム装置20(図15(A))は、メディア100の回転方向下流側の外方(図15(A)においてはスピンドル軸102と軸受ユニット部21の中心を通る径方向線よりも右側)がアンロード位置となるように形成してあるのに対して、上面ロード用のヘッドアーム装置201(図16(A))は、メディア100の回転方向下流側の外方(図16(A))においてはスピンドル軸102と軸受ユニット部21の中心を通る径方向線よりも左側)がアンロード位置となるように配置し、ロードのときは時計方向に回動し、アンロードのときは反時計方向に回動(左回転)する点が、ヘッドアーム装置20と相違する。HGAの着脱はヘッドアーム装置20と同様に上方から行う構成であるから、ヘッドアーム装置20、クランプレバー30およびコンタクト台50は上面、下面ロード用で同一のものを使用できる。粗動アクチュエータ機構60、ランプブロックは、ロード、アンロードの方向に合わせて形状、動きを設定する。
以上の通り上面ロード用のヘッドアーム装置201によれば、上面ロード用のHGA10も、下面ロード用のHGA10と同様にヘッドアーム部24に着脱することができるので、図7に示した移載ヘッド40によって着脱、移送することができる。スピンドルモータ101およびメディア100を上下反転させたので、右回転用のスピンドルモータおよびメディアを用意する必要がない。下面ロード用および上面ロード用の磁気ヘッド試験用スピンドルステージ装置においてヘッドアーム装置20およびコンタクト台50を同一仕様のものを使用できるので部材のコストを抑えることができる。
以上の上面ロード用、下面ロード用のヘッドアーム装置20、201を搭載した磁気ヘッド試験用スピンドルステージを並設すれば、上面ロード用および下面ロード用のHGAを並行して試験/測定することが可能になり、装置のコストを抑え、かつ試験/測定時間の短縮を図ることができる。
本発明装置によって試験/測定する磁気ヘッド(HGA)の一例を示す図であって、(A)は正面図、(B)はロード状態の側面図、(C)はアンロード状態の側面図である。 本発明のVCM機構の実施形態を示す平面図 同VCM機構の要部を示す、(A)は同側面図、(B)は同ヘッドアームのリーフスプリングを押し下げた状態の側面図である。 本発明のVCM機構の実施形態の要部を拡大して示す平面図である。 同VCM機構の要部を拡大して示す、(A)は同側面図、(B)は同ヘッドアームのリーフスプリングを押し下げた状態の側面図である。 ヘッドアームとHGAの着脱構造を模式的に示す斜視図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。 ヘッドアームにHGAを着脱する装置の実施形態の要部を示す図である。 同ヘッドアームに装着したHGAの読み書き信号端子を接続する接続機構を示す、ヘッドアームおよびその周辺部の平面図である。 同接続機構を示す、(A)は解放状態の側面図、(B)は接続状態の側面図である。 本発明のヘッドアームをアンロード位置とロード位置とにさせる粗動アクチュエータ機構に搭載した実施形態を示す、(A)は平面図、(B)は側面図である。 粗動アクチュエータ機構上におけるヘッドアームの微動範囲を示す平面図である。 同粗動アクチュエータ機構により、ヘッドアームをアンロード位置とロード位置とに移動する様子を説明する平面図である。 同装置にランプ構造を搭載した状態を示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面図である。 同ランプ構造によるHGAのロード・アンロード・タブとスライダの関係を説明する側面図である。 本発明の装置を、メディアの下面に読み書きする磁気ヘッドに適用する場合のメディアおよびヘッドアーム装置の構造を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)の右側から見た図である。 本発明の装置を、メディアの上面に読み書きする磁気ヘッドに適用する場合のメディアおよびヘッドアーム装置の構造を示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)の右側から見た図である。
符号の説明
10 HGA(ヘッドジンバルアッセンブリ)
11 サスペンションアーム部
12 ベースプレート
13 ロードビーム
14 スライダ
14a 読み書きヘッド
15 ロード・アンロード・タブ
16 スウエッジ用ボス
17 FPC
18 電気コンタクト
20 ヘッドアーム装置
21 軸受ユニット部
22 コイルアーム部
23 ボイスコイル
24 ヘッドアーム部
25 スウエッジ用ボス穴
30 クランプレバー
32 押圧爪
33 レバー
34 リーフスプリング
40 移載ヘッド
41 吸着ヘッド
42 プッシュピン
50 コンタクト台
51 載置部
53 接点レバー
54 接点
55 ヘッドアンプ
60 粗動アクチュエータ機構
61 可動ベースプレート
62 固定規制ピン
63 可動規制ピン
65 ロータリーアクチュエータ
65a 軸
70 ランプブロック
71 ブロック
72 第1スロープ面
73 第2スロープ面
80 ヨーク
100 メディア
101 スピンドルモータ
110 ベースフレーム

Claims (9)

  1. VCM(ボイスコイルモータ)機構により揺動駆動されるヘッドアーム部を有するヘッドアーム装置と、該ヘッドアーム部に装着されたHGA(ヘッドジンバルアッセンブリ)を回転するメディアの表面に対してロードして電気的、機械的な特性を測定する磁気ヘッド試験用スピンドルステージであって、
    前記ヘッドアーム部に、前記HGAのスウエッジ用ボスが着脱自在に嵌る嵌合部と、
    スウエッジ用ボスが前記嵌合部に嵌った前記HGAを係止する係止位置と、前記スウエッジ用ボスを前記嵌合部に自在に着脱できる解放位置とに移動するクランプ部材を備えたこと、を特徴とする磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  2. 請求項1記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージにおいて、前記クランプ部材は、前記HGAを着脱可能な解放位置と、前記HGAに係合してスウエッジ用ボスを前記嵌合部に対して係止する係合位置とに移動自在に形成された爪部を有し、かつ係合位置に回動するように回動付勢する弾性部材を有するクランプレバーである磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  3. 請求項1または2記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージはさらに、前記ヘッドアーム部に装着されたHGAから引き出されたFPCの端部に設けられた複数の電気接点が載る接点台を備え、該接点台には、前記複数の電気接点を挟持する接続位置と離反する断絶位置とに移動可能であって、接続位置に移動したときに前記複数の電気接点と接続される複数の電気接点を備えたコンタクトレバーを備えている磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  4. 請求項2または3記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージはさらに、前記ヘッドアーム装置および接点台が搭載された可動ベースプレートを備え、該可動ベースプレートは、前記ヘッドアーム装置および接点台を一体として、前記HGAが前記メディア外にアンロードされるアンロード位置とメディア上にロードされるロード位置とに移動させる磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  5. 請求項4記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージにおいて、ヘッドアーム装置にはさらに、前記VCM機構の可動範囲を制限する制限機構が備えられている磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  6. 請求項5記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージにおいて、前記制限機構は、前記VCM機構が装着されたコイルアーム部から突出した規制バーと、前記可動ベースプレートに、前記コイルアーム部を挟んで設けられた2個の規制部材からなり、少なくとも一方の規制部材が前記VCM機構の可動範囲を調整する方向に移動可能に形成されている磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  7. 請求項4または6記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージにおいて、前記可動ベースプレートがアンロード位置方向に移動するときには、前記磁気ヘッド部が前記メディアから外れる前に前記HGAの先端部が乗り上げて前記磁気ヘッド部を回転するメディアの表面から徐々に離反させ、前記アンロード位置では前記先端部が離反し、前記ベースプレートがアンロード位置からロード位置方向に移動するときには、前記磁気ヘッド部が前記メディアに達する前に前記先端部が乗り上げて前記磁気ヘッド部を前記メディア表面から離反方向に移動し、その後前記磁気ヘッド部が徐々にメディア表面に接近して、前記ロード位置に達する前に離反するランプ面を有するランプ部材を備えている磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージにおいて、前記ヘッドアーム装置は、回転するメディアに対して回転方向下流方向の外方がアンロード位置になるように形成されている磁気ヘッド試験用スピンドルステージ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項記載の磁気ヘッド試験用スピンドルステージに適用される磁気ヘッド自動着脱装置であって、
    前記HGAを保持解放自在に吸着する吸着部と、前記ヘッドアーム部のクランプ部材を押圧して前記弾性付勢部材に抗してクランプ部材を解放位置に回動させる解除部材とを有する移載ヘッドを有し、
    該移載ヘッドは、吸着したHGAを前記嵌合部に嵌合させる前に、前記解除部材が前記クランプ部材を押圧して前記弾性付勢部材に抗して解放位置に回動させ、前記HGAのスウエッジ用ボスを前記嵌合部に嵌合させた後、前記解除部材が前記クランプ部材を解放して該クランプ部材が前記弾性付勢部材の付勢力により係合位置に回動して前記係止部が前記HGAを係止し、前記吸着部が前記HGAの吸着を解除して離反すること、を特徴とする磁気ヘッド自動着脱装置。

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