JP2007271368A - 検出器、形状測定装置、及び形状測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】推力ポート28に制御エアが供給された場合、段差部39の応力発生面39aに対して制御エアが作用する。つまり、推力ポート28からの制御エアによって、ロッド部材3に対して根元側の+Z方向に押し出す推力すなわち浮上力が与えられる。この際、ロッド部材3のワークWに対する押圧力Fと、ロッド部材3の質量mとをバランスさせているので、ロッド部材3のワークW表面に対する追従性が良くなり、高精度で表面形状を測定することができる。
【選択図】図2
Description
1.59<√(F/m)<40.8 … (1)
を満足する。
10×10−6<A<50×10−6 … (2)
を満足する。この場合、スカラップハイトAを下限程度以上に設定することができ、高精度で表面加工された被測定物を高精度で測定できる。なお、スカラップハイトAを上記のように定めることで、10×10−6〜50×10−6mmの凹凸に相当するうねりを対象として、被測定物の表面形状に対する接触子の追従性を良好にすることができ計測精度を高めることができる。
100<F<500 … (3)
0.3<m<198 … (4)
を満足する。ここで、接触子の押圧力Fを上記下限以上とすることで被測定物の表面における接触子の応答精度を高めることができ、接触子の押圧力Fを上記上限以下することで接触子が被測定物に作用して測定精度を劣化させることを防止できる。つまり、被測定物の表面が接触子によって変形したり傷が形成されたりする可能性を低減できる。また、接触子の質量mを上記下限以上とすることで被測定物の表面凹部における接触子の変位速度を高めることができ、接触子の質量mを上記上限以下とすることで接触子が被測定物に沿って追従しないことを防止できる。
8.99<√(F/m) … (5)
である。この場合、接触子をより高速で移動させても接触子の応答性を確保できるので、比較的大面積の被測定物を測定する際に良好な結果が得られる。
20×10−6<A<50×10−6 … (6)
を満足する。スカラップハイトAを上記のように定めることで、20×10−6〜50×10−6mmの凹凸に相当するうねりを対象として、被測定物の表面形状に対する接触子の追従性を良好にすることができ計測精度を高めることができる。
300<F<500 … (7)
0.9<m<6.2 … (8)
を満足する。ここで、接触子の押圧力Fを上記下限以上とすることで被測定物の表面における接触子の応答精度を高めることができ、接触子の押圧力Fを上記上限以下することで接触子が被測定物に作用して測定精度を劣化させることを防止できる。また、接触子の質量mを上記下限以上とすることで被測定物の表面凹部における接触子の変位速度を高めることができ、接触子の質量mを上記上限以下とすることで接触子が被測定物に沿って追従しないことを防止できる。
1.59<√(F/m)<40.8 … (1)
10×10−6<A<50×10−6 … (2)
を満足する。
8.99<√(F/m)<40.8 … (9)
20×10−6<A<50×10−6 … (10)
を満足する。
1.59<√(F/m)<40.8 … (1)
を満足する。
なお、シリンダブロック2の例えば上端部には、差動センサ(不図示)が設けられている。この差動センサは、シリンダブロック2中の基準位置からロッド部材3が変位した方向を検出するためのものである。これにより、シリンダブロック2中でロッド部材3が上昇した場合、例えばH信号が出力され、これに応じてシリンダブロック2全体を不図示の機構によって緩やかに上昇させることができ、ロッド部材3を基準位置に戻すことが可能になる。逆に、シリンダブロック2中でロッド部材3が降下した場合、例えばL信号が出力され、これに応じてシリンダブロック2を不図示の機構によって緩やかに上昇させてロッド部材3を基準位置に戻すことが可能になる。つまり、シリンダブロック2に対するロッド部材3の位置を略一定に保ちつつプローブ装置10Aを全体として±Z方向に昇降させることができる。
10×10−6<A<50×10−6 … (2)
の範囲に設定される。つまり、接触部35a及びロッド部材3からなる接触子は、スカラップハイトAに対応する振幅で振動する必要がある。
f=(1/2π)×√〔F/(m×A)〕 … (11)
で与えられる。ここで、押圧力Fは、g値に10×103〔mm/s2〕を掛けて得られるものである。以上の式(11)に基づいて、A=10nm〜50nm、f=80〜400Hzを前提として、以下の条件式
1.59<√(F/m)<40.8 … (1)
を満足するように、接触部35aに付与する押圧力Fと、接触部35a及びロッド部材3の質量mとを設定するならば、押圧力Fと、質量mとをバランスさせているので、接触部35aのワークW表面に対する追従性が良くなり、ワークW表面に上記うねりが形成されている場合であっても、高精度で表面形状を測定することができる。なお、値√(F/m)を下限以上とすることで、接触子が相対的に重くなって応答性が悪くなることを防止でき、値√(F/m)を上限以下とすることで、接触子が相対的に軽くなって安定性が低下することを防止できる。
100<F<500 … (3)
を満足するような範囲、すなわち10mgf〜50mgfの範囲とした。この際、接触部35a及びロッド部材3を合わせた質量mは、以下の条件式
0.3<m<198 … (4)
を満足するような範囲、すなわち0.3g〜198gの範囲とした。
20×10−6<A<50×10−6 … (6)
の範囲に設定される。ここでは、走査速度を重視する観点からスカラップハイトAの検出下限を緩くして10nmから20nmに増加させている。この場合、接触部35a及びロッド部材3からなる接触子は、スカラップハイトA=20〜50nmに対応する振幅で振動する必要がある。
8.99<√(F/m)<40.8 … (9)
を満足するように、接触部35aに付与する押圧力Fと、接触部35a及びロッド部材3の質量mとを設定するならば、押圧力Fと、質量mとをバランスさせているので、接触部35aのワークW表面に対する追従性が良くなり、ワークW表面に上記うねりが形成されている場合であっても、高精度で表面形状を測定することができる。なお、値√(F/m)を下限以上とすることで、接触子が相対的に重くなって応答性が悪くなることを確実に防止でき、値√(F/m)を上限以下とすることで、接触子が相対的に軽くなって安定性が低下することを防止できる。
300<F<500 … (7)
を満足するような範囲、すなわち30mgf〜50mgfの範囲とした。この際、接触部35a及びロッド部材3を合わせた質量mは、以下の条件式
0.9<m<6.2 … (8)
を満足するような範囲、すなわち0.9g〜6.2gの範囲とした。
Claims (13)
- 被測定物の表面に接触する接触子と、当該接触子を被測定物の表面に接触させながら相対走査させることにより前記接触子の軸方向の位置を測定して被測定物の表面形状を測定する形状測定装置用の検出器であって、
前記接触子の被測定物に対する押圧力をF〔gmm/s2〕、前記接触子の質量をm〔g〕とした場合に、以下の条件式
1.59<√(F/m)<40.8
を満足することを特徴とする検出器。 - 被測定物の表面には、表面加工に付随して周期的なうねりが形成されており、当該うねりのスカラップハイトをA〔mm〕とした場合に、以下の条件式
10×10−6<A<50×10−6
を満足することを特徴とする請求項1記載の検出器。 - 被測定物の表面に形成されたうねりの周期は、前記接触子が所定の速度で移動する場合に、80〜400Hzであることを特徴とする請求項1記載の検出器。
- 以下の条件式
100<F<500
0.3<m<198
を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載の検出器。 - 8.99<√(F/m)
であることを特徴とする請求項1記載の検出器。 - 被測定物の表面には、表面加工に付随して周期的なうねりが形成されており、当該うねりのスカラップハイトをAとした場合に、以下の条件式
20×10−6<A<50×10−6
を満足することを特徴とする請求項5記載の検出器。 - 被測定物の表面に形成されたうねりの周期は、前記接触子が所定の速度で移動する場合に、320〜400Hzであることを特徴とする請求項6記載の検出器。
- 以下の条件式
300<F<500
0.9<m<6.2
を満足することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項記載の検出器。 - 被測定物の表面に接触する接触子と、当該接触子を被測定物の表面に接触させながら相対走査させることにより前記接触子の軸方向の位置を測定して被測定物の表面形状を測定する形状測定装置用の検出器であって、
被測定物の表面には、表面加工に付随して周期的なうねりが形成されており、
前記接触子の被測定物に対する押圧力をF〔gmm/s2〕、前記接触子の質量をm〔g〕、うねりのスカラップハイトをA〔mm〕とした場合に、以下の条件式
1.59<√(F/m)<40.8
10×10−6<A<50×10−6
を満足することを特徴とする検出器。 - 被測定物の表面に接触する接触子と、当該接触子を被測定物の表面に接触させながら相対走査させることにより前記接触子の軸方向の位置を測定して被測定物の表面形状を測定する形状測定装置用の検出器であって、
被測定物の表面には、表面加工に付随して周期的なうねりが形成されており、
前記接触子の被測定物に対する押圧力をF〔gmm/s2〕、前記接触子の質量をm〔g〕、うねりのスカラップハイトをA〔mm〕とした場合に、以下の条件式
8.99<√(F/m)<40.8
20×10−6<A<50×10−6
を満足することを特徴とする検出器。 - 前記接触子に設けられて検査光を反射する光検出面と、当該光検出面に検査光を照射するとともに反射光を検出する変位センサとをさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項記載の検出器。
- 請求項11記載の検出器と、
被測定物を前記接触子に対し軸方向に垂直な方向に相対移動させる移動手段と、
前記移動手段による被測定物の相対移動に際して被測定物の表面と前記接触子との接触によって生ずる前記接触子の軸方向の変位量を、前記変位センサの出力に基づいて算出し、被測定物の形状を測定する演算手段と
を備える形状測定装置。 - 被測定物の表面に接触する接触子と、当該接触子を被測定物の表面に接触させながら相対走査させることにより前記接触子の軸方向の位置を測定して被測定物の表面形状を測定する形状測定方法であって、
前記接触子の被測定物に対する押圧力をF〔gmm/s2〕、前記接触子の質量をm〔g〕とした場合に、以下の条件式
1.59<√(F/m)<40.8
を満足することを特徴とする形状測定方法。
Priority Applications (1)
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JP2006095308A JP4972764B2 (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 検出器、形状測定装置、及び形状測定方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017177231A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社デンソー | 切削ユニット |
JP2018087743A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 株式会社ミツトヨ | 形状測定装置の制御方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05209741A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-08-20 | Canon Inc | 表面形状測定の方法および装置 |
JP2000039302A (ja) * | 1998-07-21 | 2000-02-08 | Mitsutoyo Corp | 倣い測定装置 |
WO2000052419A1 (fr) * | 1999-03-03 | 2000-09-08 | Riken | Capteur de mesure de forme de type sonde, dispositif d'usinage nc, et procede de mesure de forme utilisant ledit capteur |
-
2006
- 2006-03-30 JP JP2006095308A patent/JP4972764B2/ja active Active
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