JP2007266982A - 携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用環境に応じた情報を出力する。
【解決手段】 携帯電話は、ビジネスモードとプライベートモードとのいずれかにモードを切換えるための切換指示の入力を受け付ける操作部と、切換指示の受付に応じて、ビジネスモードとプライベートモードとのいずれかに切換えるモード切換部と、ビジネスモード用の第1応答メッセージとプライベートモード用の第1応答メッセージとをビジネスモードおよびプライベートモードにそれぞれ関連付けて記憶するEEPROMと、ビジネスモードに切換えられているときは第1応答メッセージを再生し(S05)、プライベートモードに切換えられているときは第2応答メッセージを再生する(S06)出力手段とを備える。
【選択図】 図6

Description

この発明は、携帯情報端末に関し、特に複数の使用環境で使用される携帯情報端末に関する。
携帯電話機は多機能化が進み、種々のデータを記憶することができる。例えば、発着信の履歴を管理する機能(例えば、特許文献1)、スケジュールを管理する機能(例えば、特許文献2)、または音声のメッセージを再生して通話の相手に送信する機能(例えば、特許文献3)等を携帯電話機は備えている。
しかしながら、1台の携帯電話機を、会社の業務のために使用する場合と、私用で使用する場合とがある。この場合、同一種類のデータに個人的なものと業務用のものとが混在してしまうといった問題がある。例えば、電話帳データ、発着信履歴データおよびスケジュール管理用のデータが、私的なデータと業務用のデータとが混在してしまう。このため、業務中にデータを検索する場合に、業務用のデータに加えて私的なデータが表示されてしまったり、逆に、業務時間外にデータを検索する場合に、私的なデータに加えて業務用のデータが表示されてしまったりする。
特開2004−23494号公報 特開2005−236425号公報 特開2006−67037号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、使用環境に応じた情報を出力することが可能な携帯情報端末を提供することである。
この発明の他の目的は、スケジュールの確認を容易にした携帯情報端末を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、携帯情報端末は、第1のモードと第2のモードとのいずれかにモードを切換えるための切換指示の入力を受け付ける指示受付手段と、切換指示の受付に応じて、第1のモードと第2のモードとのいずれかに切換える切換手段と、同一種類の第1の情報と第2の情報とを第1のモードおよび第2のモードにそれぞれ関連付けて記憶する記憶手段と、第1のモードに切換えられているときは第1の情報を出力し、第2のモードに切換えられているときは第2の情報を出力する出力手段と、を備える。
この局面に従えば、同一種類の第1の情報と第2の情報とが第1のモードおよび第2のモードにそれぞれ関連付けて記憶されており、第1のモードに切換えられているときは第1の情報が出力され、第2のモードに切換えられているときは第2の情報が出力される。このため、同一種類の情報であってもモードを切り換える簡単な操作で出力する情報を異ならせることができる。その結果、使用環境に応じた情報を出力することが可能な携帯情報端末を提供することができる。
好ましくは、着呼を検出する着呼検出手段と、検出された着呼に応答する応答手段とをさらに備え、記憶手段は、第1のモードに関連付けた第1応答メッセージと第2のモードに関連付けた第2応答メッセージとを記憶する応答メッセージ記憶手段を含み、出力手段は、第1のモードに切換えられているときは、応答手段が応答することに応じて第1の応答メッセージを再生し、第2のモードに切換えられているときは、応答手段が応答することに応じて第2の応答メッセージを再生する再生手段を含む。
この局面に従えば、第1のモードに関連付けた第1応答メッセージと第2のモードに関連付けた第2応答メッセージとが記憶され、第1のモードに切換えられているときは、第1の応答メッセージが再生され、第2のモードに切換えられているときは、第2の応答メッセージが再生される。このため、使用環境に応じた応答メッセージを再生することができる。
好ましくは、着呼を検出する着呼検出手段と、検出された該着呼に応答する応答手段とをさらに備え、記憶手段は、通信先の通信先情報を少なくとも含む複数の電話帳データそれぞれを第1のモードおよび第2のモードのいずれかと関連付けて記憶する電話帳データ記憶手段と、第1のモードに関連付けた第1拒否応答メッセージと第2のモードに関連付けた第2拒否応答メッセージとを記憶する拒否応答メッセージ記憶手段とを含み、応答手段は、第1のモードに切換えられているときは、電話帳データ記憶手段により第2のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、第2のモードに切換えられているときは、電話帳データ記憶手段により第1のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、出力手段は、応答手段が応答することに応じて、第1のモードに切換えられているときは第1拒否応答メッセージを再生し、第2のモードに切換えられているときは第2拒否応答メッセージを再生する再生手段を含む。
この局面に従えば、第1のモードに切換えられているときは、第2のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、第1拒否応答メッセージが再生され、第2のモードに切換えられているときは、第1のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、第2拒否応答メッセージが再生される。このため、使用環境に応じて自動的に応答させ、適切なメッセージを通信相手に伝えることができる。
好ましくは、第1の情報と第2の情報の入力を受け付ける情報受付手段と、第1の情報および第2の情報のいずれであるかを識別するための識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、受け付けられた識別情報と受け付けられた情報とを関連付ける関連付手段と、をさらに備える。
好ましくは、音声を受け付けて音声データを出力する音声データ出力手段と、日時情報の指定を受け付ける日時指定受付手段と、受け付けられた日時情報と出力された音声データとを関連付けたスケジュールデータを生成するスケジュールデータ生成手段と、スケジュールデータが第1の情報および第2の情報のいずれであるかを識別するための識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段とをさらに備え、記憶手段は、受け付けられた識別情報と生成されたスケジュールデータとを関連付けて記憶するスケジュールデータ記憶手段を含み、出力手段は、日時情報を含む出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、出力指示の受付に応じて、第1のモードに切換えられているときは、該出力指示に含まれる日時情報を含むスケジュールデータのうち第1の情報を示す識別情報が関連付けられたスケジュールデータを抽出し、第2のモードに切換えられているときは、該出力指示に含まれる日時情報を含むスケジュールデータのうち第2の情報を示す識別情報が関連付けられたスケジュールデータを抽出するスケジュールデータ抽出手段と、抽出されたスケジュールデータに含まれる音声データを再生する再生手段とを含む。
この局面に従えば、日時情報と音声データとを関連付けたスケジュールデータが生成され、スケジュールデータが識別情報と関連付けて記憶される。出力指示の受付に応じて、第1のモードに切換えられているときは、該出力指示に含まれる日時情報を含むスケジュールデータのうち第1の情報を示す識別情報が関連付けられたスケジュールデータが抽出されて、第2のモードに切換えられているときは、該出力指示に含まれる日時情報を含むスケジュールデータのうち第2の情報を示す識別情報が関連付けられたスケジュールデータが抽出される。このため、使用環境に応じたスケジュールを音声で出力することができる。
この発明の他の局面によれば、携帯情報端末は、音声を受け付けて音声データを出力する音声データ出力手段と、日時情報の指定を受け付ける日時指定受付手段と、受け付けられた日時情報と音声データとを関連付けたスケジュールデータを記憶するスケジュール記憶手段と、日時情報を含む出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、出力指示の受付に応じて、該出力指示に含まれる日時情報に関連付けられた音声データを再生する再生手段と、を備える。
この局面に従えば、日時情報と音声データとを関連付けたスケジュールデータが記憶され、日時情報を含む出力指示が受け付けられると、日時情報に関連付けられた音声データが再生される。このため、スケジュールを音声で出力することができる。その結果、スケジュールの確認を容易にした携帯情報端末を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、携帯情報端末は、第1のモードと第2のモードとのいずれかにモードを切換える切換手段と、予め定められた処理を実行するための処理実行手段と、処理実行手段が第1のモードで処理を実行して得られる第1の処理結果情報を記憶する第1記憶手段と、処理実行手段が第2のモードで処理を実行して得られる第2の処理結果情報を記憶する第2記憶手段と、第1のモードに切換えられているときは第1の処理結果情報を出力し、第2のモードに切換えられているときは第2の処理結果情報を出力する出力手段とを備える。
この局面に従えば、第1のモードで予め定められた処理が実行されて得られる第1の処理結果情報が記憶され、第2のモードで予め定められた処理が実行されて得られる第2の処理結果情報が記憶され、第1のモードに切換えられているときは第1の処理結果情報が出力され、第2のモードに切換えられているときは第2の処理結果情報が出力される。このため、同一の処理を実行させる場合であっても、モードを切り換える簡単な操作で処理結果を別々に記憶して、出力させることができる。その結果、使用環境に応じた情報を出力することが可能な携帯情報端末を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。図1を参照して、携帯電話機1は、操作側部3と、表示側部2とを含む。操作側部3の内側面には、テンキーおよび通話キー等の操作キー14と、マイク13とが配置され、内側面に反対の外側面には後述するカメラ24が配置される。表示側部2の内側面には、液晶表示装置(LCD)16と、第1スピーカ11とが配置される。また、表示側部2の外側面には、第2スピーカ12が配置される。なお、ここでは携帯電話機1がLCD16を備える例を示すが、LCD16に代えて、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイを用いてもよい。
操作側部3と表示側部2とは、ヒンジ機構で回転可能に連結され、操作側部3と表示側部2とは開閉自在である。これにより、携帯電話機1は、クローズスタイルと、オープンスタイルとに状態を遷移することが可能である。クローズスタイルは、操作側部3の内側面と表示側部2の内側面とが向かい合う閉状態である。クローズスタイルは、LCD16と操作キー14とが向かい合うため、操作キー14とLCD16とが外部と接触することがなく、外部の物に触れてユーザが意図しない操作が入力されたり破損したりするのが防止されるので、運搬に適したスタイルである。オープンスタイルは、操作側部3の内側面と表示側部2の内側面とが同じ方向を向き、ユーザが目視可能な開状態である。マイク13とスピーカ11とが同じ方向となるため通話するのに適した状態であり、また、LCD14と操作キー14とが同じ方向となるためLCD14を見ながら操作キー14を操作するのに適したスタイルである。
図2は、本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。図2を参照して、携帯電話機1は、携帯電話機1の全体を制御するための制御部21と、アンテナ22Aと接続された無線回路22と、音声データを処理するためのコーデック部28と、それぞれがコーデック部28に接続されたマイク13および第1スピーカ11と、アンテナ22Aに接続されたチューナ23と、AVデコーダ29と、カメラ24と、ユーザの操作の入力を受付ける操作部25と、LCD16の表示を制御するための表示制御部30と、制御部21で実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)31と、制御部21の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)32と、アドレス帳データ等を不揮発的に記憶するEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)33と、振動部26と、カードインターフェース(I/F)27と、USB(Universal Serial Bus)等の外部通信接続端子34とを含む。
無線回路22は、アンテナ22Aにより受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部28に出力する。また、無線回路22は、コーデック部28から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ22Aに出力する。コーデック部28は、無線回路22から入力される音声信号を復号し、復号したデジタルの音声信号をアナログに変換し、増幅し、そして第1スピーカ11に出力する。また、コーデック部28は、マイク13からアナログの音声信号が入力され、音声信号をデジタルに変換し、符号化し、そして符号化した音声信号を無線回路22に出力する。
チューナ23は、アンテナ22Aに接続されており、アンテナ22Aにより受信された放送信号が入力される。放送信号は、映像データおよび音声データを含む高周波デジタル変調信号である。チューナ23は、アンテナ22Aから入力される高周波デジタル変調信号から特定の周波数の信号を取り出す。また、チューナ23は、逆インターリーブ回路、誤り訂正回路を備えており、取り出した特定の周波数の高周波デジタル変調信号を復調して可変長符号をAVデコーダ29に出力する。AVデコーダ29は、ビデオデコーダおよびオーディオデコーダを備えており、チューナ23から入力された可変長符号を復号して映像信号および音声信号を生成し、映像信号をD/A(デジタル/アナログ)変換して表示制御部30に出力し、音声信号をD/A変換して第2スピーカ12に出力する。なお、ここでは、デジタルテレビジョン放送の放送電波を受信して再生する例を示したが、アナログテレビジョン放送の放送電波を受信して再生するようにしてもよい。また、テレビジョン放送に代えて、または、テレビジョン放送に加えて、ラジオ放送の放送電波を受信して再生するようにしてもよい。
表示制御部30は、制御部21により制御され、制御部21から入力される指示に従ってLCD16を制御して、LCD16に画像を表示させる。LCD16に表示させる画像は、動画像と静止画像とを含む。
カードI/F27には、着脱可能なフラッシュメモリ27Aが装着される。制御部21は、カードI/F27を介して、フラッシュメモリ27Aにアクセスが可能である。なお、ここでは制御部21で実行するためのプログラムをROM31に記憶しておく例を説明するが、プログラムをフラッシュメモリ27Aに記憶しておき、フラッシュメモリ27Aからプログラムを読み出して、制御部21で実行するようにしてもよい。プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュメモリ27Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc
−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等でもよい。また、携帯電話機1をインターネットに無線回路22を介して接続し、インターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードして、制御部21で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、制御部21が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
カメラ24は、レンズおよびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の光電変換素子を備え、レンズで集光した光をCMOSセンサに結像し、CMOSセンサは受光した光を光電変換して画像データを制御部21に出力する。カメラ24は、制御部21により制御され、制御部21からの指示により撮像を開始して、得られる静止画データまたは動画データを制御部21に出力する。カメラ24は、光電変換した画像データの画質を向上させるための画像処理を実行する画像処理回路、画像データをアナログからデジタルに変換するA/D変換回路を備えている。制御部21は、カメラ24が出力する静止画データまたは動画データを表示制御部30に出力し、LCD16に表示させる、または、圧縮符号化方式で静止画データまたは動画データを符号化して、EEPROM34またはカードI/F27に装着されたフラッシュメモリ27Aに記憶する。
操作部25は、操作キー14と、ランプ25Aとを含む。操作キー14は、ユーザによる操作の入力を受け付け、受付けた操作を制御部21に出力する。ランプ25Aは、制御部21により制御されて発光する。
制御部21は、操作キー14から操作が入力されると、入力された操作に応じて処理を実行する。制御部21は、ROM31に記憶されている複数のアプリケーションプログラムを読出して実行する。アプリケーションプログラムには、携帯電話機1をテレビまたはラジオとして機能させるためのアプリケーションプログラム、携帯電話機1をデジタルカメラまたはデジタルビデオカメラとして機能させるためのアプリケーションプログラム、携帯電話機1をオーディオ機器として機能させるためのアプリケーションプログラム、携帯電話機1をゲーム機として機能させるためのアプリケーションプログラム、携帯電話機1を外部機器と通信する通信機器として機能させるためのアプリケーションプログラム、ブラウジングプログラム、アドレス帳を編集するためのアプリケーションプログラム、電子メールを送受信するためのアプリケーションプログラム、通話料金を計算するアプリケーションプログラム等を含む。これらのアプリケーションプログラムは、C言語やJAVA(登録商標)などのプログラム言語で記述されるが、アプリケーションプログラムが記述されるプログラム言語は、これらに限定されることなく、他のいかなるプログラム言語で記述されてもよい。また、複数のアプリケーションプログラムがROM31に記憶されて携帯電話機1に搭載されるが、複数のアプリケーションプログラムは、単一のプログラム言語で記述されたものであってもよいし、異なるプログラム言語で記述されたものであってもよい。すなわち、複数のプログラム言語で記述されたアプリケーションプログラムが混在してもよい。
制御部21は、モード切換部51を含む。モード切換部51は、携帯電話機1の2種類のモードを切換える。第1の種類のモードの切換は、ビジネスモードとプライベートモードのいずれかへの切換であり、第2の種類のモードの切換は、マナーモードと通常モードとのいずれかへの切換である。制御部21は、マナーモードに切り換えられると留守番電話機能を能動化し、通常モードに切り換えられると留守番電話機能を非能動化する。モード切換部51は、第1の種類と第2の種類のモードを切換えることにより、携帯電話機1をビジネスモードかつ通常モード、ビジネスモードかつマナーモード、プライベートモードかつ通常モード、およびプライベートモードかつマナーモードの4つの状態のいずれかに遷移させる。モード切換部51は、ユーザが操作キー14のうち予め定められたキーを押下することにより、モード切換信号が入力される。モード切換部51は、モード切換信号に従ってモードを切換える。操作キー14は、第1の種類のモードを切換えるためのキーと、第2の種類のモードを切換えるためのキーとを備える。モード切換部51は、第1の種類のモードを切換えるためのキーが押下されると、ビジネスモードにあるときはプライベートモードに切換え、プライベートモードにあるときはビジネスモードに切換える。また、モード切換部51は、第2の種類のモードを切換えるためのキーが押下されると、通常モードにあるときはマナーモードに切換え、マナーモードにあるときは通常モードに切換える。
EEPROM33は、電話帳データと、スケジュールデータと、応答メッセージと、応答拒否メッセージと、アプリケーションプログラムを実行した結果得られるデータとを記憶する。制御部21は、上述したアプリケーションプログラムを実行するが、マナーモードに切り換えられているときと、ビジネスモードに切り換えられているときとで、アプリケーションプログラムを実行して出力するデータを、EEPROM23の異なる領域に記憶する。アプリケーションプログラムを実行した結果得られるデータは、例えば、通話料金を計算するアプリケーションプログラムを実行する場合には、通話料金である。EEPROM33は、ビジネス用の通話料金を記憶するための領域と、プライベート用の通話料金を記憶するための領域とを含み、通話料金データをビジネスモードの場合とプライベートモードの場合とで別々に記憶する。
図3は、電話帳データのフォーマットの一例を示す図である。図3を参照して、電話帳データは、通信先を特定するための氏名と、通信先の電話番号と、通信先の電子メールアドレスと、区分とを含む。区分は、電話帳データが、プライベート連絡先か、ビジネス連絡先かを区別するための情報である。図4は、スケジュールデータのフォーマットの一例を示す図である。図4を参照して、スケジュールデータは、年月日と、時刻と、音声データと、文字データと、区分とを含む。文字データは、年月日および時刻に予定される、または、既に行われた事象を表すテキストであり、ユーザが操作キー14を操作することにより入力される。音声データは、年月日および時刻に予定される、または、既に行われた事象を表すために、ユーザがマイク13から入力した音声を電気信号に変換したデータである。音声は、テキストデータを読み上げたものであってもよい。区分は、スケジュールデータが、プライベート用のスケジュールデータであるか、ビジネス用のスケジュールデータであるかを区別するための識別情報である。
図5は、応答メッセージデータの一例を示す図である。図5を参照して、応答メッセージデータは、ビジネスモードおよびマナーモードに関連付けられた第1応答メッセージと、プライベートモードおよびマナーモードに関連付けられた第2応答メッセージと、ビジネスモードおよび通常モードに関連付けられた第1拒否応答メッセージと、プライベートモードおよび通常モードに関連付けられた第2拒否応答メッセージとを含む。第1応答メッセージは、携帯電話機1がビジネスモードおよびマナーモードに設定されているときに、着呼に応答した際に再生するための応答メッセージである。第2応答メッセージは、携帯電話機1がプライベートモードおよびマナーモードに設定されているときに、着呼に応答した際に再生するための応答メッセージである。第1拒否応答メッセージは、携帯電話機1がビジネスモードおよび通常モードに設定されているときに、プライベート連絡先の電話番号が割り当てられた電話機からの着呼に応答する際に再生するための応答メッセージである。第2拒否応答メッセージは、携帯電話機1がプライベートモードおよび通常モードに設定されているときに、ビジネス連絡先の電話番号が割り当てられた電話機からの着呼に応答する際に再生するための応答メッセージである。
図6〜図10は、着信処理の流れの一例を示すフローチャートである。着信処理は、制御部21がROM31に記憶された着信プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。図6〜図10を参照して、制御部21は、着呼を検出するまで待機状態となっており(ステップS01でNO)、着呼を検出すると処理をステップS02に進める。すなわち、着信処理は、着呼があることを条件に実行される処理である。ステップS02において、携帯電話機1がマナーモードに設定されているか否かを判断する。携帯電話機1がマナーモードに設定されていれば処理をステップS03に進め、マナーモードでなく通常モードに設定されていれば処理をステップS09に進める。
ステップS03において、ステップS01で検出した着呼に応答する。これにより、発呼した電話機との間で回線が接続されて、通話が可能な状態となる。ステップS04において、携帯電話機1がビジネスモードに設定されているか否かを判断する。携帯電話機1がビジネスモードに設定されていれば処理をステップS05に進め、ビジネスモードでなくプライベートモードに設定されていれば処理をステップS06に進める。ステップS05においては、第1応答メッセージを再生し、処理をステップS07に進める。ステップS06においては第2応答メッセージを再生し、処理をステップS07に進める。第1応答メッセージは、マナーモードかつビジネスモードに関連付けてEEPROM33に予め記憶される。ユーザがマイク13から音声を入力するようにして、その音声を記憶するようにしてもよい。第1応答メッセージは、ビジネス用の文体の留守番メッセージである。第2応答メッセージは、マナーモードかつプライベートモードに関連付けてEEPROM33に予め記憶される。ユーザがマイク13から音声を入力するようにして、その音声を記憶するようにしてもよい。第2応答メッセージは、プライベート用の文体の留守番メッセージである。
ステップS07では、通話の相手の音声を録音する。そして、通話が終了したか否かを判断し、通話が終了したならば処理をステップS30に進め、終了していなければ録音を継続するために処理をステップS07に戻す。通話を終了させるのは、予め定められた時間が経過した時、または、回線が切断された時のいずれか早い時である。
ステップS30において、通話料金を計算する。通話時間と、予め定められた単位時間当たりの通話料金とから通話料金を計算する。また、ネットワーク網から通話料金を受信するようにしてもよい。そして、携帯電話機1がビジネスモードに設定されているか否かを判断し(ステップS31)、ビジネスモードに設定されていれば処理をステップS32に進め、ビジネスモードでなくプライベートモードに設定されていれば処理をステップS33に進める。ステップS32では、計算した通話料金を、EEPROM33のビジネス用の領域に記憶する。なお、積算料金を記憶する場合には、通話料金とそれまで記憶されていた積算料金とから新たな積算料金を算出して、積算料金を更新する。ステップS33では、計算した通話料金を、EEPROM33のプライベート用の領域に記憶する。なお、積算料金を記憶する場合には、通話料金とそれまで記憶されていた積算料金とから新たな積算料金を算出して、積算料金を更新する。
このように、携帯電話機1がビジネスモードに設定されている場合の通話に課金される通話料金と、携帯電話機1がプライベートモードに設定されている場合の通話に課金される通話料金とが別々に記憶される。
一方、処理をステップS09に進める場合は、携帯電話機1が通常モードに設定されている場合であり、ステップS09においては、携帯電話機1がビジネスモードに設定されているか否かを判断する。携帯電話機1がビジネスモードに設定されているならば処理をステップS10に進め、ビジネスモードでなくプライベートモードに設定されているならば処理をステップS20に進める。
ステップS10において、ステップS01で検出した着呼とともに受信する電話番号がプライベート連絡先か否かを判断する。プライベート連絡先に登録されている電話番号が割当てられた電話機からの着呼であれば処理をステップS11に進め、そうでなければ処理をステップS15に進める。処理をステップS11に進める場合には、着信音を出力またはバイブレータの駆動などの着信動作を行わないのが好ましい。これにより、ビジネスモードに設定されている場合に、プライベート連絡先に登録されている電話番号が割り当てられた電話機からの着呼を、ユーザに知らせないようにすることができる。一方、処理をステップS15に進める場合には、着信動作をしてユーザに着呼があったことを報知する。
ステップS11においては、ステップS01で検出した着呼に応答する。これにより、発呼した電話機との間で回線が接続されて、通話が可能な状態となる。そして、ステップS12において、第1拒否応答メッセージを再生し、処理をステップS13に進める。第1拒否応答メッセージは、通常モードかつビジネスモードに関連付けてEEPROM33に予め記憶されている。ユーザがマイク13から音声を入力するようにして、その音声を記憶するようにしてもよい。第1拒否応答メッセージは、プライベート用の文体で業務中であるため電話に応答することができないことを知らせるメッセージ等である。
ステップS13において、通話の相手の音声を録音する。この際、通話の相手の音声を、第1スピーカ11または第2スピーカ12から出力しない。ビジネスモードに設定されている場合に、プライベート連絡先に登録されている電話番号が割り当てられた電話機のユーザとの通話を、ユーザに知らせないようにするためである。そして、通話が終了したか否かを判断し、通話が終了したならば処理をステップS30に進め、終了していなければ録音を継続するために処理をステップS13に戻す。
ステップS15においては、応答指示を受け付けたか否かを判断する。ユーザが操作キー14の通話ボタンを押下する応答指示の入力操作を検出したならば処理をステップS16に進め、検出しなければ処理をステップS19に進める。ステップS16では、着呼に応答する。応答と同時に着信動作を停止させる。ステップS16で応答することにより、発呼した電話機との間で通話が可能となる(ステップS17)。ステップS18では、通話が終了したか否かを判断し、通話が終了したならば処理をステップS30に進め、通話が終了していなければ通話を継続するために処理をステップS17に戻す。一方、ステップS19では、着呼が終了したか否かを判断し、着呼が終了したならば処理をステップS30に進め、着呼が終了していなければ処理をステップS15に戻す。
ステップS20において、ステップS01で検出した着呼とともに受信する電話番号がビジネス連絡先か否かを判断する。ビジネス連絡先に登録されている電話番号が割当てられた電話機からの着呼であれば処理をステップS21に進め、そうでなければ処理をステップS25に進める。処理をステップS21に進める場合には、着信音を出力する、またはバイブレータを駆動する等の着信動作を行わないのが好ましい。これにより、プライベートモードに設定されている場合に、ビジネス連絡先に登録されている電話番号が割り当てられた電話機からの着呼を、ユーザに知らせないようにすることができる。一方、処理をステップS25に進める場合には、着信動作をしてユーザに着呼があったことを報知する。
ステップS21においては、ステップS01で検出した着呼に応答する。これにより、発呼した電話機との間で回線が接続されて、通話が可能な状態となる。そして、ステップS22において、第2拒否応答メッセージを再生し、処理をステップS23に進める。第2拒否応答メッセージは、通常モードかつプライベートモードに関連付けてEEPROM33に予め記憶される。ユーザがマイク13から音声を入力するようにして、その音声を記憶するようにしてもよい。第2拒否応答メッセージは、ビジネス用の文体で業務時間外であるため電話に応答することができないことを知らせるメッセージ等を含む。
ステップS23において、通話の相手の音声を録音する。この際、通話の相手の音声を、第1スピーカ11または第2スピーカ12から出力しない。プライベートモードに設定されている場合に、ビジネス連絡先に登録されている電話番号が割り当てられた電話機のユーザとの通話を、ユーザに知らせないようにするためである。そして、通話が終了したか否かを判断し、通話が終了したならば処理をステップS30に進め、終了していなければ録音を継続するために処理をステップS23に戻す。
ステップS25においては、応答指示を受け付けたか否かを判断する。ユーザが操作キー14の通話ボタンを押下する応答指示の入力操作を検出したならば処理をステップS26に進め、検出しなければ処理をステップS29に進める。ステップS26では、着呼に応答する。なお、応答と同時に着信動作を停止させる。ステップS26で応答することにより、発呼した電話機との間で通話が可能となる(ステップS27)。ステップS28では、通話が終了したか否かを判断し、通話が終了したならば処理をステップS30に進め、通話が終了していなければ通話を継続するために処理をステップS27に戻す。一方、ステップS29では、着呼が終了したか否かを判断し、着呼が終了したならば処理をステップS30に進め、着呼が終了していなければ処理をステップS25に戻す。
このように、携帯電話機1がマナーモードに設定されている場合に着呼があると、留守番電話機能が有効になって、応答メッセージを再生するが、携帯電話機1がビジネスモードに設定されていれば第1応答メッセージを再生し、携帯電話機1がプライベートモードに設定されていれば第2応答メッセージを再生する。ビジネスモードとプライベートモードとで、応答メッセージを異ならせることができるので、1台の携帯電話機を、業務と業務外とで公私混同することなく使い分けすることができる。
また、携帯電話機1が通常モードかつビジネスモードに設定されている場合に、プライベート連絡先に区分された電話番号の電話機からの着呼があると、着信報知することなく留守番電話機能が有効とされる。このため、ユーザが業務時間中にプライベートな通話をするのを防止することができ、業務の効率化を図ることができる。
また、携帯電話機1が通常モードかつプライベートモードに設定されている場合に、ビジネス連絡先に区分された電話番号の電話機からの着呼があると、着信報知することなく留守番電話機能が能動化される。このため、ユーザが業務時間外に業務に関連する通話をするのを防止することができる。このため、業務時間外において、ユーザに業務を思い出させることなく、ユーザをリラックスした気分にすることができる。
さらに、留守番電話機能が能動化される場合に、携帯電話機1がビジネスモードに設定されている場合には、第1拒否応答メッセージが再生され、携帯電話機1がプライベートモードに設定されている場合には、第2拒否応答メッセージが再生される。ビジネスモードとプライベートモードとで、拒否応答メッセージを異ならせることができるので、1台の携帯電話機1を、業務と業務外とで公私混同することなく使い分けすることができる。
図9は、電話帳入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。電話帳入力処理は、制御部21が電話帳入力プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。図9を参照して、制御部21は、氏名を受け付けたか否かを判断する(ステップS41)。ユーザが操作キー14を操作することにより、操作部25に氏名が入力され、制御部21は操作部25から入力された氏名を受け付ける。そして、電話番号または電子メールアドレスを受け付けたか否かを判断する(ステップS42)。電話番号または電子メールアドレスは、指名と同様に操作部25から受け付ける。また、受信した電子メールから電話番号または電子メールアドレスを登録する操作により、受信した電子メールから電話番号または電子メールアドレスを読み出して、それを受け付けるようにしてもよい。そして、氏名と、電話番号または/および電子メールアドレスとから電話帳データを生成する(ステップS43)。さらに、区分を受け付けるまで待機状態となり(ステップS44でNO)、区分を受け付けたならば処理をステップS45に進める。区分は、プライベートおよびビジネスのいずれかを区別するための識別情報である。ステップS45において、ステップS43において生成した電話帳データに、ステップS44において受け付けた区分を追加して、EEPROM33に電話帳データを記憶する。
図10は、電話帳出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。電話帳出力処理は、制御部21が電話帳出力プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。電話帳出力処理は、ユーザが電話帳データを出力する指示を操作部25に入力すると、制御部21がその出力指示を受け付け、実行する処理である。図10を参照して、制御部21は、携帯電話機1がビジネスモードに設定されているか否かを判断する(ステップS51)。携帯電話機1がビジネスモードに設定されているならば処理をステップS52に進め、ビジネスモードでなくプライベートモードに設定されているならば処理をステップS54に進める。ステップS52において、EEPROM33から電話帳データの区分を参照して、ビジネス連絡先の電話帳データを抽出する。そして、抽出したビジネス連絡先に区分された電話帳データを表示する(ステップS53)。一方、ステップS54において、EEPROM33から電話帳データの区分を参照して、プライベート連絡先の電話帳データを抽出する。そして、抽出したプライベート連絡先に区分された電話帳データを表示する(ステップS55)。
このように、携帯電話機1がビジネスモードに設定されている場合に、電話帳データを表示させると、ビジネス連絡先に区分された電話帳データのみが表示されるので、業務中に業務に関連しない電話帳データを表示しないようにして、業務の効率化を図ることができる。また、携帯電話機1がプライベートモードに設定されている場合に、電話帳データを表示させると、プライベート連絡先に区分された電話帳データのみが表示されるので、業務時間外において、業務に関連する電話帳データを表示しないようにして、ユーザに業務を思い出させることなく、ユーザをリラックスした気分にすることができる。このため、1台の携帯電話機を、業務と業務外とで公私混同することなく使い分けすることができる。
図11は、スケジュール入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。スケジュール入力処理は、制御部21がスケジュール入力プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。図11を参照して、制御部21は、年月日と時刻を受け付けたか否かを判断する(ステップS61)。ユーザが操作キー14を操作することにより、操作部25に年月日と時刻とが入力され、制御部21は操作部25から入力された年月日と時刻とを受け付ける。なお、LCD16にカレンダーを表示して、ユーザがカレンダーから年月日を指定するようにしてもよい。そして、文字データまたは音声データを受け付けたか否かを判断する(ステップS62)。文字データは、ユーザが操作キー14を操作することにより、操作部25に入力され、制御部21は操作部25から入力された文字データを受け付ける。音声データは、ユーザがマイク13に音声を入力すると、制御部21は、マイク13から音声を電気信号に変換した音声データを受け付ける。そして、年月日および時刻と、氏名と、文字データまたは/および音声データとからスケジュールデータを生成する(ステップS63)。さらに、区分を受け付けるまで待機状態となり(ステップS64でNO)、区分を受け付けたならば処理をステップS65に進める。区分は、スケジュールデータをプライベートおよびビジネスのいずれであるかを区別するための識別情報である。ステップS65において、ステップS63において生成したスケジュールデータに、ステップS64において受け付けた区分を追加して、EEPROM33にスケジュールデータを記憶する。
図12は、スケジュール出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。スケジュール出力処理は、制御部21がスケジュール出力プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。スケジュール出力処理は、ユーザがスケジュールデータを出力する指示を操作部25に入力すると、制御部21がその出力指示を受け付け、実行する処理である。図12を参照して、制御部21は、携帯電話機1がビジネスモードに設定されているか否かを判断する(ステップS71)。携帯電話機1がビジネスモードに設定されているならば処理をステップS72に進め、ビジネスモードでなくプライベートモードに設定されているならば処理をステップS74に進める。ステップS72において、EEPROM33からスケジュールデータの区分を参照して、ビジネス用のスケジュールデータを抽出する。そして、抽出したビジネス用のスケジュールデータに含まれる文字データをLCD16に表示し、抽出したビジネス用のスケジュールデータに含まれる音声データを再生して出力する(ステップS73)。
一方、ステップS74において、EEPROM33からスケジュールデータの区分を参照して、プライベート用のスケジュールデータを抽出する。そして、抽出したプライベート用のスケジュールデータに含まれる文字データをLCD16に表示し、抽出したプライベート用のスケジュールデータに含まれる音声データを再生して出力する(ステップS75)。スケジュールデータの音声データを、第1スピーカ11または第2スピーカ12から出力する。また、携帯電話機1にイヤホンを接続する場合には、スケジュールデータの音声データを第1スピーカ11または第2スピーカ12から出力することなく、イヤホンに出力する。
このように、携帯電話機1がビジネスモードに設定されている場合に、スケジュールデータを出力させると、ビジネス用に区分されたスケジュールデータのみが出力されるので、業務中に業務に関連しないスケジュールデータを出力しないようにして、業務の効率化を図ることができる。また、携帯電話機1がプライベートモードに設定されている場合に、スケジュールデータを出力させると、プライベート連絡先に区分されたスケジュールデータのみが出力されるので、業務時間外に業務に関連するスケジュールデータを出力しないようにして、ユーザに業務時間外において業務を思い出させることなく、ユーザをリラックスした気分にすることができる。このため、1台の携帯電話機1を、業務と業務外とで公私混同することなく使い分けすることができる。
また、スケジュールデータに含まれる音声データを再生して第1スピーカまたは第2スピーカから出力するので、スケジュールを音声で確認することができる。このため、他の作業をしながらスケジュールを確認することができる。また、電車の中など公共の場所でスケジュールを確認したい場合など、イヤホンを携帯電話機1に装着すれば、スケジュールを他人に知られることなく、確認することができる。
図13は、通話料金出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。通話料金出力処理は、制御部21が通話料金出力プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。通話料金出力処理は、ユーザが通話料金を出力する指示を操作部25に入力すると、制御部21がその出力指示を受け付け、実行する処理である。図13を参照して、制御部21は、携帯電話機1がビジネスモードに設定されているか否かを判断する(ステップS81)。携帯電話機1がビジネスモードに設定されているならば処理をステップS82に進め、ビジネスモードでなくプライベートモードに設定されているならば処理をステップS84に進める。ステップS82において、EEPROM33のビジネス用の領域に記憶されている通話料金を読み出す。そして、読み出したビジネス用の通話領域を表示する(ステップS83)。一方、ステップS84において、EEPROM33のプライベート用の領域に記憶されている通話料金を読み出す。そして、読み出したプライベート用の通話領域を表示する(ステップS85)。
このように、携帯電話機1がビジネスモードに設定されている場合に、通話料金を表示させると、ビジネスモードに設定されているときの通話に課金される通話料金のみを表示させることができる。また、携帯電話機1がプライベートモードに設定されている場合に、通話料金を表示させると、プライベートモードに設定されているときの通話に課金される通話料金のみを表示さることができる。このため、業務中にした通話に課金される通話料金と、業務外にした通話料金とを別々に管理することができるので、1台の携帯電話機を、業務と業務外とで公私混同することなく使い分けすることができる。
なお、上述した実施の形態においては携帯電話機1について説明したが、図6〜図13に示した処理を携帯電話機1に実行させるためのデータ出力方法または、コンピュータに実行させるためのデータ出力プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
上述した実施の形態における携帯電話機には、次の発明概念が含まれる。
(1) 応答手段は、留守番電話機能が能動化されているときに応答する、請求項2に記載の携帯情報端末。
(2) 応答手段は、留守番電話機能が非能動化されている場合において、第1のモードに切換えられているときは、第2のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、第2のモードに切換えられているときは、第1のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答する、請求項3に記載の携帯情報端末。
(3) 記憶手段は、通信相手の通信先情報を少なくとも含む複数の電話帳データそれぞれを第1のモードおよび第2のモードのいずれかと関連付けて記憶する電話帳データ記憶手段を含み、
出力手段は、第1のモードに切換えられているときは複数の電話帳データのうち第1のモードに関連付けられた電話帳データを表示し、第2のモードに切換えられているときは複数の電話帳データのうち第2のモードに関連付けられた電話帳データを表示する表示手段を含む、請求項1に記載の携帯情報端末。
(4) 記憶手段は、日時情報と事象とを関連付けた複数のスケジュールデータそれぞれを第1のモードおよび第2のモードのいずれかと関連付けて記憶するスケジュール記憶手段を含み、
出力手段は、第1のモードに切換えられているときは複数のスケジュールデータのうち第1のモードに関連付けられたスケジュールデータを表示し、第2のモードに切換えられているときは複数のスケジュールデータのうち第2のモードに関連付けられたスケジュールデータを表示する表示手段を含む、請求項1に記載の携帯情報端末。
(5) 処理実行手段は、通信先との間で通話を確立する通信手段と、
通信手段が第1のモードで通話を確立している間の第1通信料金を取得する第1料金取得手段と、
通信手段が第2のモードで通話を確立している間の第2通信料金を取得する第2料金取得手段と、を含み、
第1記憶手段は、第1料金取得手段が取得する第1通信料金を記憶し、
第2記憶手段は、第2料金取得手段が取得する第2通信料金を記憶する、請求項7に記載の携帯情報端末。
本発明の実施の形態の1つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。 本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。 電話帳データのフォーマットの一例を示す図である。 スケジュールデータのフォーマットの一例を示す図である。 応答メッセージデータの一例を示す図である。 着信処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 着信処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。 着信処理の流れの一例を示す第3のフローチャートである。 電話帳入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 電話帳出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 スケジュール入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 スケジュール出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 通話料金出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機、2 表示側部、3 操作側部、11 第1スピーカ、12 第2スピーカ、13 マイク、14 操作キー、21 制御部、22 無線回路、22A アンテナ、23 チューナ、24 カメラ、25 操作部、25A ランプ、26 振動部、27 カードI/F、27A フラッシュメモリ、28 コーデック部、29 AVデコーダ、30 表示制御部、31 ROM、32 RAM、33 EEPROM、34 外部通信接続端子、51 モード切換部。

Claims (7)

  1. 第1のモードと第2のモードとのいずれかにモードを切換えるための切換指示の入力を受け付ける指示受付手段と、
    前記切換指示の受付に応じて、第1のモードと第2のモードとのいずれかに切換える切換手段と、
    同一種類の第1の情報と第2の情報とを前記第1のモードおよび前記第2のモードにそれぞれ関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記第1のモードに切換えられているときは前記第1の情報を出力し、前記第2のモードに切換えられているときは前記第2の情報を出力する出力手段と、を備えた携帯情報端末。
  2. 着呼を検出する着呼検出手段と、
    前記検出された着呼に応答する応答手段とをさらに備え、
    前記記憶手段は、前記第1のモードに関連付けた第1応答メッセージと前記第2のモードに関連付けた第2応答メッセージとを記憶する応答メッセージ記憶手段を含み、
    前記出力手段は、前記第1のモードに切換えられているときは、前記応答手段が応答することに応じて前記第1の応答メッセージを再生し、前記第2のモードに切換えられているときは、前記応答手段が応答することに応じて前記第2の応答メッセージを再生する再生手段を含む、請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 着呼を検出する着呼検出手段と、
    前記検出された該着呼に応答する応答手段とをさらに備え、
    前記記憶手段は、通信先の通信先情報を少なくとも含む複数の電話帳データそれぞれを前記第1のモードおよび前記第2のモードのいずれかと関連付けて記憶する電話帳データ記憶手段と、
    前記第1のモードに関連付けた第1拒否応答メッセージと前記第2のモードに関連付けた第2拒否応答メッセージとを記憶する拒否応答メッセージ記憶手段とを含み、
    前記応答手段は、前記第1のモードに切換えられているときは、前記電話帳データ記憶手段により前記第2のモードに関連付けられた前記通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、前記第2のモードに切換えられているときは、前記電話帳データ記憶手段により前記第1のモードに関連付けられた通信先情報を含む着呼が検出された場合に応答し、
    前記出力手段は、前記応答手段が応答することに応じて、前記第1のモードに切換えられているときは前記第1拒否応答メッセージを再生し、前記第2のモードに切換えられているときは前記第2拒否応答メッセージを再生する再生手段を含む、請求項1に記載の携帯情報端末。
  4. 前記第1の情報と前記第2の情報の入力を受け付ける情報受付手段と、
    前記第1の情報および前記第2の情報のいずれであるかを識別するための識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、
    前記受け付けられた識別情報と前記受け付けられた情報とを関連付ける関連付手段と、をさらに備えた請求項1に記載の携帯情報端末。
  5. 音声を受け付けて音声データを出力する音声データ出力手段と、
    日時情報の指定を受け付ける日時指定受付手段と、
    前記受け付けられた日時情報と前記出力された音声データとを関連付けたスケジュールデータを生成するスケジュールデータ生成手段と、
    前記スケジュールデータが前記第1の情報および前記第2の情報のいずれであるかを識別するための識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段とをさらに備え、
    前記記憶手段は、前記受け付けられた識別情報と前記生成されたスケジュールデータとを関連付けて記憶するスケジュールデータ記憶手段を含み、
    前記出力手段は、日時情報を含む出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、
    前記出力指示の受付に応じて、前記第1のモードに切換えられているときは、該出力指示に含まれる前記日時情報を含むスケジュールデータのうち前記第1の情報を示す前記識別情報が関連付けられたスケジュールデータを抽出し、前記第2のモードに切換えられているときは、該出力指示に含まれる前記日時情報を含むスケジュールデータのうち前記第2の情報を示す前記識別情報と関連付けられたスケジュールデータを抽出するスケジュールデータ抽出手段と、
    前記抽出されたスケジュールデータに含まれる前記音声データを再生する再生手段とを含む、請求項1に記載の携帯情報端末。
  6. 音声を受け付けて音声データを出力する音声データ出力手段と、
    日時情報の指定を受け付ける日時指定受付手段と、
    前記受け付けられた日時情報と前記音声データとを関連付けたスケジュールデータを記憶するスケジュール記憶手段と、
    日時情報を含む出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、
    前記出力指示の受付に応じて、該出力指示に含まれる前記日時情報に関連付けられた前記音声データを再生する再生手段と、を備えた携帯情報端末。
  7. 第1のモードと第2のモードとのいずれかにモードを切換える切換手段と、
    予め定められた処理を実行するための処理実行手段と、
    前記処理実行手段が前記第1のモードで処理を実行して得られる第1の処理結果情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記処理実行手段が前記第2のモードで処理を実行して得られる第2の処理結果情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1のモードに切換えられているときは前記第1の処理結果情報を出力し、前記第2のモードに切換えられているときは前記第2の処理結果情報を出力する出力手段とを備えた、携帯情報端末。
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