JP2007265205A - コミュニケーション支援方法及びコミュニケーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の逐次変化する状況に応じて、最適な人脈経路を検索することにより、適切なコミュニケーションを支援する方法を提供する。
【解決手段】仲介サーバ1060は、情報処理装置1010から検索要求メッセージを受信すると、該メッセージに含まれる状況情報に応じて、利害関係情報を取得する。人脈情報テーブル1160を検索して、利害関係情報を考慮した経路毎の人脈強度を算出し、最も人脈強度の高い経路を選択する。人脈強度に応じて公開可能な情報を決定して、人脈情報テーブル1160及び製品情報テーブル1170から公開可能な情報のみを抽出し、該情報を利用者に配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータやモバイルコンピュータ、携帯電話、車載端末、センサー、IC(Integrated Circuit)カード、電子タグなどの複数の情報処理装置が、有線又は無線ネットワークによって接続されたシステムにおいて、該情報処理装置を利用する人と人との円滑なコミュニケーションを支援する方法に関するものである。
近年、人と人との繋がり、即ち人脈情報を活用した情報サービスが注目されつつある。例えば、ソーシャル・ネットワーキング・サービスと呼ばれる招待制のサービスでは、ネットワーク上のサーバに接続された情報処理装置によりコミュニティを形成してネットワーク内で交流を活性化したり、同じ趣味を持つ人を探したりすることができる。
また、各利用者が、自分の知人リストを登録することにより、知人の知人といった人脈を、そのリンクを辿ることで発見できる。近年ではこのような人脈情報サービスが、営業活動の支援や、社内コミュニケーションの促進などの目的で、ビジネス向けツールとしても注目されはじめている。
一方、街角などで知らない人同士が出会った時のコミュニケーションを支援する情報機器も幾つか存在する。例えば、任天堂のnintendogs(登録商標)という携帯型のゲーム機では、該ゲーム機を持った人同士が通信可能な範囲に近づくと、ゲーム機同士で自律的に通信を開始してデータを交換する機能を備えており、ゲームアイテムの交換などを通じてコミュニケーションを促進することができる(非特許文献1参照。)。
また、人脈情報の検索方法としては、人脈情報をサーバ上のデータベースに格納し、サーバ側で最短の人脈経路を探索する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1記載の方法では、目的とする人物に達する最短の人脈経路を算出するとともに、得られた人脈経路上に電子的な紹介状を回送することで、仲介をスムースに行うことができる。
一方、ネットワーク上に分散する複数の情報処理装置上で、電子メールなどの蓄積情報から人脈ネットワークを形成する方法がある(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の方法では、人脈ネットワークを、興味に基づくピアトゥーピア(peer to peer)ネットワークで構成する。
この人脈ネットワークを個人的関係と公共的関係に分け、個人的関係は公共的関係の友人からは参照できないようにすることにより、プライバシーを保護することができる。また、人脈ネットワークを静的関係と動的関係とに分け、静的関係、即ち特別な信頼関係の人脈ネットワークについては、興味の内容が一時的に失われても人脈ネットワークが保存されるようにすることにより、より実際の人脈を反映させることもできる。
特開2003−141381号公報(第3頁、第1図) 特開平11−203322号公報(第3−4頁、第1図) 任天堂、"nintendogs(登録商標)"、[平成18年2月10日検索]、インターネット<URL:http://www.nintendo.co.jp/ds/adgj/>
上記特許文献1記載の方法は、データベースを用いて、目的とする人物に対する最短の紹介ルートを検索することを、また、特許文献2記載の方法は、分散システム上で、電子メールなどの蓄積情報を用いて人脈ネットワークを形成・検索することを、それぞれ実現可能とする仕組みを提供するものであった。
しかしながら、目的とする人物の情報処理装置に対する最適な人脈経路は、その時・その場所・その人の情報処理装置の状況に応じて変わるものである。例えばパーティ会場において、利用者Aの情報処理装置から目的とする人物Bの情報処理装置に達する人脈経路として、人物Cの情報処理装置経由と人物Dの情報処理装置経由の2つの経路があると仮定する。この場合に、もし人物Cが同じパーティ会場に出席していて人物Cの情報処理装置が該パーティ会場に存在しているならば、関係度の高い人物Cの情報処理装置経由の経路を選択した方が、人物Bの情報処理装置に話しかけやすい。つまり、この場合、関係度の低い人物Dの情報処理装置経由よりも人物Cの情報処理端末を介する方がより適切なコミュニケーションが可能である。
あるいは、仕事関係と趣味関係の2つの人脈経路がある場合に、もし、現在仕事に関係するパーティが行われているならば、情報の要求と供給の関係が一致する仕事関係の人脈経路を選択した方が場に合った話をしやすいので、より適切なコミュニケーションが実現できる。即ち、人脈を活用した円滑なコミュニケーションを実現するためには、利用者の情報処理装置の逐次変化する状況に応じて、最適な人脈経路を検索できるようにする必要がある。しかし、上記従来技術ではいずれも、このような状況変化に応じた検索を考慮していないため、最適な経路を選択できないという課題があった。
そこで、本発明は、その時・その場所・その人の情報処理装置の状況に応じて、最適な人脈を検索することができ、また、人脈の関係度の強さの判断方法として、知人の情報処理装置との親近度や共通する属性があるかだけでなく、両者の情報の要求と供給の関係に基づく利害関係も考慮して、最適な人脈経路を算出することができ、利用者の情報処理装置に応じた適切な情報提供が可能なコミュニケーション支援方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のコミュニケーション支援方法は、ネットワークに接続された情報処理装置を利用して、複数の利用者の目的とする情報処理装置に対する経路情報を検索することにより情報処理装置間でコミュニケーションを行うコミュニケーション支援方法において、上記情報処理装置又は上記情報処理装置を利用する利用者に関する状況を判定するステップと、上記情報処理装置から取得した情報に基づいて上記情報処理装置間の経路情報の関係度を相対的に重み付けするステップと、上記判定された状況判定結果及び上記相対的に重み付けされた上記情報処理装置間の経路情報の関係度を用いて、上記情報処理装置間の経路情報を検索するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の利用者が、それぞれ情報処理装置を用いて情報のやり取りを行うコミュニケーションシステムにおいて、目的とする情報処理装置に対する経路情報を検索する時に、情報処理装置の状況に関する情報を取得し、取得した情報に応じて状況を判断し、その状況に応じて適切な経路情報を検索することができる。
また、情報処理装置から取得した情報に基づいて情報処理装置間の経路情報の関係度を相対的に重み付けして、相対的に重み付けされた情報処理装置間の経路情報の関係度を用いて、目的とする情報処理装置に対する経路情報を検索することができる。
さらに、情報処理装置間の経路情報の関係度の相対的な重み付けの情報に基づいて、検索された検索結果に対する公開範囲を可変して設定すれば、重み付けのレベルに応じて、公開可能な情報のみを情報処理装置に配信することができる。従って、経路情報の検索結果に応じて利用者の情報処理装置に提供する情報を制御することにより、プライバシーを保護しながら、その状況に応じて適切な経路情報を検索することができる。
本発明によれば、利用者の逐次変化する状況に応じて、最も適した人脈経路を検索することにより、より円滑なコミュニケーションを支援することができる。また、人脈の強さの判断方法として、関係度を示す知人との親近度や共通する属性があるかだけでなく、両者の情報の要求と供給の関係に基づく利害関係を考慮した人脈経路を算出することにより、より実際の人間関係を反映した人脈検索が可能となる。さらに、人脈情報の検索結果に応じて利用者に提供する情報を制御することにより、プライバシーを保護しながら、利用者に応じた適切な情報提供が可能となる。
以下、本発明における実施の形態例について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態例では、例えば、技術商談会において、展示企業側の説明者の情報処理装置と、顧客企業側の来場者の情報処理装置との円滑なコミュニケーションを支援する方法について説明する。
図1は、本実施の形態例のシステム構成を示すブロック図である。1010、1020は、説明者および来場者が所持する情報処理装置であり、特にモバイルコンピュータや携帯電話などの移動可能な小型電子機器を想定している。これら複数の情報処理装置は、無線ネットワーク1030、無線ネットワークと有線ネットワークとを接続するアクセスポイント1040、有線ネットワーク1050を介して、仲介サーバ1060に接続される。情報処理装置1010、1020は、来場者の情報処理装置に関する経路情報となる人脈情報(以下、人脈情報という。)を仲介サーバに問い合わせるための検索要求処理部1070と、検索結果を受信して表示するための結果表示処理部1080を備えている。
仲介サーバ1060は、検索時の利用者の情報処理装置の状況を判断する状況判定処理部1090と、説明者の情報処理装置から来場者の情報処理装置に達する人脈経路を検索する人脈経路検索部1100と、検索結果及び該結果に応じた製品情報を出力する検索結果出力部1110と、情報処理装置である各機器と該機器の利用者とを関連付ける機器利用者テーブル1120と、状況を判断するための条件を設定する状況判定テーブル1130を備えている。
また、仲介サーバ1060は、状況毎の情報の要求と供給の関係に基づく利害関係(以下、利害関係という。)の条件を設定する利害関係テーブル1140と、人脈強度に応じた製品情報や人脈情報の公開範囲を設定する公開範囲テーブル1150と、各利用者の所属や知人リストなどの各種情報を格納する人脈情報テーブル1160と、展示製品に関する各種情報を格納する製品情報テーブル1170を備えている。
本構成は、例えば情報処理装置1010、1020をブルートゥース(Bluetooth)通信機能を備えた携帯電話で、仲介サーバ1060をパーソナルコンピュータで、無線ネットワーク1030をブルートゥース(Bluetooth)で、有線ネットワーク1050をイーサネット(登録商標)(Ethernet)で実現できる。
すなわち、検索要求処理部1070、結果表示処理部1080を携帯電話上で実行可能なプログラムで構成し、状況判定処理部1090、人脈経路検索部1100、検索結果出力部1110をパーソナルコンピュータ上で実行可能なプログラムで構成し、1120〜1170の各テーブルをリレーショナルデータベースやXML(eXtensible Markup Language)文書で構成することにより、既知のシステム開発方法を用いて本例のシステムに特有の機能を簡単に実現することができる。
続いて、図1中の情報処理装置の検索要求処理部1070、結果表示処理部1080の処理例を、図2のフローチャートを用いて説明する。最初に、説明者の所持する情報処理装置と目的とする来場者の所持する情報処理装置をネットワーク接続して、説明者の所持する情報処理装置が該来場者の所持する情報処理装置の機器ID(identifier)を取得する(ステップS2010)。この時、来場者の許可なく勝手に情報が送信されることを防ぐために、来場者側の情報処理装置の画面上に、図3に示すような確認画面3000を表示し、来場者が確認画面3000で送信を許可した時にだけ、機器IDを送信するようにしてもよい。
次に、説明者の所持する情報処理装置はステップS2010で取得した機器IDを用いて、図4に示すような検索要求メッセージ4010を生成し、仲介サーバに送信する(ステップS2020)。図4に示すように、検索要求メッセージ4010は、説明者の所持する情報処理装置の機器ID4020、該来場者側の情報処理装置と通信するために必要な説明者の所持する情報処理装置の機器アドレス4030、来場者の所持する情報処理装置の機器ID4040、該説明者の所持する情報処理装置と通信するために必要な来場者の所持する情報処理装置の機器アドレス4050、説明者の所持する情報処理装置及び来場者の所持する情報処理装置を取り巻く検索時の状況に関する情報4060から構成される。
次に、説明者の所持する情報処理装置は、仲介サーバからの結果出力を待ち、仲介サーバから図4に示すような出力メッセージ4070を受信したら、該情報を情報処理装置上の画面に表示したり、音声で読み上げたりする(ステップS2030)。図4に示すように説明者側の情報処理装置が受信する出力メッセージ4070は、目的とした来場者に関する情報4080と、説明者から来場者に達する人脈情報4090を含むものである。
説明者側の情報処理装置の結果表示画面例5000を図5に示す。図5に示す結果表示画面例5000において、人脈情報は「吉田」から「鈴木」を介して「川崎」への経路が示され、例えば繋がりが強い経路の場合は「川崎」と「鈴木」の両者を表すアイコンの間に太い線を描画している。しかし、人脈情報の関係を表示する方法としては、これに限らず、「川崎」と「鈴木」のアイコンを近づけて配置したりして表現することができる。また、図4に示すように来場者側の情報処理装置が受信する出力メッセージ4100は、来場者から説明者に達する人脈情報4110、該展示企業の製品情報4120を含むものである。来場者側の情報処理装置の結果表示画面例6000を図6に示す。
次に、図1中の仲介サーバの状況判定処理部1090、人脈経路検索部1100、検索結果出力部1110の処理例を、図7のフローチャートを用いて説明する。最初に、仲介サーバは情報処理装置から図4に示す検索要求メッセージ4010を受信すると、該メッセージ中の機器ID4020、4040をキーとして図8に示す機器利用者テーブル1120を検索し、説明者と来場者の利用者IDを取得する(ステップS7010)。
図8に機器利用者テーブルの構成例を示す。本テーブルは、情報処理装置の機器毎のID8010と、該機器を所持する各利用者のID8020からなる行のリストである。例えば、会場の受付で来場者に情報処理装置を貸与する時に、仲介サーバは各機器と来場者とを関連付けて登録することができる。次に、仲介サーバは図4に示す検索要求メッセージ中の状況情報4060と、図9に示す状況判定テーブル1130とを用いて、検索時の状況を判断する(ステップS7020)。
例えば、情報処理装置がGPS(Global Positioning System)付きの携帯電話の場合、仲介サーバは位置座標から来場者の情報処理装置の検索時の状況(この場合は場所)を判断することができる。図9に状況判定テーブル1130の構成例を示す。本テーブルは、位置座標などの状況情報の条件9010と、該条件を満たす時の状況9020からなる行のリストである。例えば、位置座標がX=40、Y=30であれば、仲介サーバは利用者の情報処理装置が展示エリア1に存在しているとみなす。
次に、仲介サーバはステップS7030で決定した状況をキーとして図10に示す利害関係テーブル1140を検索し、該状況下における特定条件毎の利害関係に関する情報を取得する(ステップS7030)。
図10に利害関係テーブル1140の構成例を示す。
例えば、仲介サーバは、利用者の情報処理装置が図9に示した状況9020のように展示エリア1のPC(personal computer)部品に関する展示を行っている場所(情報の提供側)に存在している場合、図10に示す該状況10010下の展示エリア1では、条件10020がPCメーカの設計担当者(情報の要求側)である場合には、利害10030は情報の要求側に対して情報の提供側が揃う顧客関係とみなす。逆に、仲介サーバは、条件10020がPC部品メーカの営業担当者(情報の提供側)である場合には、利害10030は情報の提供側同士のため同業他社なので競合関係とみなす。
次に、仲介サーバはステップS7010で取得した来場者と説明者の利用者IDをキーとして、図11に示す人脈情報テーブル1160を検索する(ステップS7040)。図11に人脈情報テーブル1160の構成例を示す。本テーブルは、ID11010、氏名11020、会社部署・役職名11030、担当業務11040、各人の知人IDリストである人脈リンク11050からなる行のリストである。
ここで、人脈情報の検索方法としては、周知のアルゴリズムを利用できる。例えば、電車の乗り換え案内の検索方法としても利用されるグラフ理論のアルゴリズムを適用する場合、各人の情報処理装置をノードとみなし、それぞれの情報処理装置間のリンクをエッジとみなしたグラフを形成して、該グラフ上で説明者の情報処理装置から来場者の情報処理装置に達する経路を探索すればよい。
ステップS7040の人脈検索の結果、説明者の情報処理装置から来場者の情報処理装置に達する人脈経路が複数存在すれば(ステップS7050、S7060)、仲介サーバはステップS7030で取得した利害関係情報を用いて、最適な人脈経路を選択する(ステップS7070)。最適な人脈経路は、経路毎の人脈強度を算出し、人脈強度が最も高い経路を選択することで決定できる。
例えば、説明者Aの情報処理装置から来場者Bの情報処理装置に達する人脈経路として、C経由の経路が存在する場合、該経路の関係度の相対値を示す人脈強度P(=0〜1)は、P=n(A−B)・(P(A−C)・P(C−B))として計算できる。ここで、nは利害関係係数である。利害関係係数nは、エッジ間の両者の属性情報を比較して、利害関係の条件を満たすものがあるか否かを調べることにより決定できる。
例えば、展示エリア1において、説明者Aの情報処理装置に入力された職種がPC部品メーカ設計開発(情報の提供側)、来場者Bの情報処理装置に入力された職種がPCメーカ設計(情報の要求側)であれば、利害関係は情報の要求側に対して情報の提供側が揃うことになるため、仲介サーバは来場者Bは説明者Aにとって顧客であるとみなし、利害関係係数を1より大きな整数のように高く設定する。
一方、来場者Bの情報処理装置に入力された職種が他のPC部品メーカ営業(情報の提供側)であれば、利害関係は情報の提供側同士となるため、仲介サーバは来場者Bは説明者Aにとって競合他社であるとみなし、利害関係係数を1より小さな小数のように低く設定する。これにより、仲介サーバは経路毎の利害関係を反映した人脈強度を算出できる。ここでは説明者の情報処理装置と来場者の情報処理装置間の直接的な利害関係を反映したが、説明者の情報処理装置と仲介者の情報処理装置、仲介者の情報処理装置と来場者の情報処理装置の個別の利害関係を人脈強度に反映するようにしてもよい。
一方、ステップS7050で説明者の情報処理装置から来場者の情報処理装置に達する人脈経路が存在しなければ(ステップS7050)、仲介サーバは両者の属性を直接比較して人脈強度を算出する(ステップS7080)。例えば、仲介サーバは人脈強度の基準値を1として、利害関係が競合となる属性があれば0.5倍、顧客となる属性があれば2倍していくなどの方法で、相対的な人脈強度を算出することができる。
次に、仲介サーバはステップS7080で算出した人脈強度と、図12に示す公開範囲テーブル1150とを用いて、どの範囲の情報が公開可能かを調べる(ステップS7090)。図12に公開範囲テーブル1150の構成例を示す。本テーブルは、項目名12010、公開条件12020からなる行のリストである。
例えば人脈強度が3の場合、仲介サーバは来場者の情報処理装置に対しては、製品名と価格に関する情報は公開し、性能に関する情報は非公開とする。一方、仲介サーバは説明者の情報処理装置に対しては、氏名と会社部署・役職名は公開し、担当業務は非公開とする。
最後に、仲介サーバはステップS7090で決定した公開範囲に基づき、図11に示した人脈情報テーブル1160及び図13に示した製品情報テーブル1170から、公開可能な情報のみを抽出して図4に示した出力メッセージ4070及び4100を生成した後、出力メッセージ4070を説明者機器アドレス4030へ、出力メッセージ4100を来場者機器アドレス4050へ、それぞれ送信する(ステップS7100)。
図13に製品情報テーブル1170の構成例を示す。本テーブルは、製品名13010、価格13020、性能13030などの項目からなる行のリストである。例えば公開可能な項目が製品名と価格のみであれば、仲介サーバは該情報のリストを4120に設定して出力メッセージを送信する。
以上、本実施の形態例では仲介サーバが情報処理装置の位置座標に応じて状況を判断し、最適な人脈経路を検索する方法について説明した。しかしながら状況の判断基準となる情報は位置座標に限定されるものではなく、情報処理装置にて取得可能な他の情報(周囲の映像・音声や、通信可能範囲に存在する他の情報処理装置に関する情報等)を用いて、状況を判断するようにしてもよい。
また、本実施の形態例では、利用者間の情報の要求と供給の関係に基づく利害関係を考慮して人脈経路を算出する方法について説明した。しかしながらこれに限定されるものではなく、その時の状況(時、場所、場合)における各利用者の立場(肩書きや目的等)に応じて、利害関係を判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態例では、来場者および説明者が、携帯電話のような小型機器を所持する場合の処理例について説明した。しかしながらこれに限定されるものではなく、例えば展示会場の受付で来場者に電子タグやICカードを貸与し、説明者はリーダー端末で該電子タグやICカードを読み取ることで機器IDを取得して仲介サーバに供給するようにするなど、他の種類の情報機器を用いて構成してもよい。
また、例えば予め展示会場内の各ブースに複数のセンサーを配置し、複数のセンサーにより来場者が各ブースに近づいたこと及び入ったことを検出したとき、該センサー群から取得可能な情報を、仲介サーバの状況判断のための情報として利用するようにするなど、複数の情報機器を組み合わせて構成してもよい。
また、本実施の形態例では、各利用者の人脈情報は、仲介サーバ内の図11に示した人脈情報テーブル1160に全て格納する構成としたが、該構成に限定されるものではなく、各利用者の人脈情報を、仲介サーバを用いることなく、各人が所持する情報処理装置にそれぞれ個別に格納するようにしてもよい。
この場合、図7に示したステップS7040の人脈経路の検索処理は、ある情報処理装置内に該当する人脈情報がなければ、次の情報処理端末にバケツリレー式に問い合わせていくようにすることにより、人脈情報が各情報処理装置上に分散して格納されていても、人脈検索を行うことができる。あるいは、周辺の情報処理装置内にも該当する人脈情報がなければ、サーバに問い合わせるといった組み合わせによって構成することもできる。
さらに、各利用者の人脈情報は、予め利用者が情報処理装置に登録するようにしてもよいし、ある情報処理装置から取得可能なデータを用いて、他の情報処理装置が人脈情報を逐次生成・蓄積するようにしてもよい。
本発明は、情報処理装置を利用してコミュニケーションを行う全ての分野において利用可能である。
本発明のシステム構成例を示すブロック図である。 図1中の情報処理装置の検索要求処理部1070、結果表示処理部1080の動作例を示すフローチャートである。 図2中のステップ2010で来場者側の装置画面に表示される画面例を示す模式図である。 情報処理装置と仲介サーバとの間で送受信されるメッセージの内容例を示す模式図である。 図2中のステップ2030で説明者側の装置画面に表示される画面例を示す模式図である。 図2中のステップ2030で来場者側の装置画面に表示される画面例を示す模式図である。 図1中の仲介サーバの状況判定処理部1090、人脈経路検索部1100、検索結果出力部1110の動作例を示すフローチャートである。 図1中の機器利用者テーブル1120の構成例を示す模式図である。 図1中の状況判定テーブル1130の構成例を示す模式図である。 図1中の利害判定テーブル1140の構成例を示す模式図である。 図1中の人脈情報テーブル1160の構成例を示す模式図である。 図1中の公開範囲テーブル1150の構成例を示す模式図である。 図1中の製品情報テーブル1170の構成例を示す模式図である。
符号の説明
1010、1020…情報処理装置、1030…無線ネットワーク、1040…アクセスポイント、1050…有線ネットワーク、1060…仲介サーバ、1070…検索要求処理部、1080…結果表示処理部、1090…状況判定処理部、1100…人脈経路検索部、1110…検索結果出力部、1120…機器利用者テーブル、1130…状況判定テーブル、1140…利害関係テーブル、1150…公開範囲テーブル、1160…人脈情報テーブル、1170…製品情報テーブル

Claims (10)

  1. ネットワークに接続された情報処理装置を利用して、複数の利用者の目的とする情報処理装置に対する経路情報を検索することにより情報処理装置間でコミュニケーションを行うコミュニケーション支援方法において、
    上記情報処理装置又は上記情報処理装置を利用する利用者に関する状況を判定するステップと、
    上記情報処理装置から取得した情報に基づいて上記情報処理装置間の経路情報の関係度を相対的に重み付けするステップと、
    上記判定された状況判定結果及び上記相対的に重み付けされた上記情報処理装置間の経路情報の関係度を用いて、上記情報処理装置間の経路情報を検索するステップと、
    を含むことを特徴とするコミュニケーション支援方法。
  2. 上記状況を判定するステップは、上記情報処理装置から検索時の場所を表す情報を取得することを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション支援方法。
  3. 上記状況を判定するステップは、上記情報処理装置から検索時の日時を表す情報を取得することを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション支援方法。
  4. 上記状況を判定するステップは、上記情報処理装置から検索時の利用者の目的を表す情報を取得することを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション支援方法。
  5. 上記情報処理装置間の経路情報の関係度の相対的な重み付けは、一方及び他方の情報処理装置から取得した情報提供側又は情報供給側の情報に基づいてなされることを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション支援方法。
  6. 上記経路検索された検索結果に対する公開範囲は、上記情報処理装置間の経路情報の関係度の相対的な重み付けの情報に基づいて可変して設定されることを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション支援方法。
  7. 上記状況を判定するステップは、情報提供側又は情報供給側の情報処理装置が通信可能な、他の情報処理装置から取得した情報を用いて判定することを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション支援方法。
  8. ネットワークに接続された情報処理装置を利用して、複数の利用者の目的とする情報処理装置に対する経路情報を検索することにより情報処理装置間でコミュニケーションを行うコミュニケーションシステムにおいて、
    上記情報処理装置又は上記情報処理装置を利用する利用者に関する状況を判定する状況判定処理部と、
    上記状況判定処理部により判定された状況判定結果に対して、上記情報処理装置間の経路情報の関係度を相対的に重み付けして上記情報処理装置間の経路情報を検索する経路検索部と、
    を備えたことを特徴とするコミュニケーションシステム。
  9. 上記情報処理装置間の経路情報の関係度の相対的な重み付けは、一方及び他方の情報処理装置から取得した情報提供側又は情報供給側の情報に基づいてなされることを特徴とする請求項8記載のコミュニケーションシステム。
  10. 上記経路検索部により検索された検索結果に対する公開範囲は、上記情報処理装置間の経路情報の関係度の相対的な重み付けの情報に基づいて可変して設定されることを特徴とする請求項8記載のコミュニケーションシステム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009098967A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Ntt Docomo Inc 人的ネットワーク分析システム、人的ネットワーク分析サーバ及び人的ネットワーク分析方法
JP2019139600A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 株式会社システムズナカシマ 人脈管理装置、人脈管理システム、人脈管理方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009098967A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Ntt Docomo Inc 人的ネットワーク分析システム、人的ネットワーク分析サーバ及び人的ネットワーク分析方法
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