JP2007263192A - 駒式ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】駒部材における連結溝の溝幅を規制し、スムーズなボール循環が得られる駒式ボールねじを提供する。
【解決手段】ナット3の胴部に穿設された駒窓6に嵌合され、転動路を周回経路とする連結溝7が形成された駒部材5を備えた駒式ボールねじにおいて、駒部材5の連結溝7が、ナット3の隣接するねじ溝3aに合致するように接続され、略S字状に湾曲して形成されると共に、連結溝7の開口部7aにおける角部が滑らかに丸められ、その溝幅Wが、ボール4の外径Dwに対して、1.10Dw≦W≦1.20Dwの範囲に設定されている。これにより、駒部材5の加工誤差や組立誤差が生じても、ボール4の循環においてその挙動を阻害することなくスムーズなボール循環が得られる駒式ボールねじを提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、放電加工機やタッピングセンター等の各種工作機械、あるいは自動車の電動パワーステアリングやアクチュエータ等に使用されるボールねじに関し、特に、ボール循環部品である駒部材を使用した駒式ボールねじに関する。
ボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成された転動路に収容された多数のボールと、転動路を周回経路とする循環機構とを備え、例えば、ナットを回転運動させることでねじ軸を直線運動させる運動変換機構として使用されている。
一般的にボールねじにはボールの循環機構が異なる種々の形式のものがあり、その一つに駒式と呼ばれるものがある。この駒式ボールねじは、ねじ溝の連結路を有し、転動路を周回経路とする循環用の駒部材がナットに装着されているもので、構成が比較的簡素で、かつコンパクトに構成できる利点がある。
このような駒式ボールねじの代表的な一例を図6および図7に示す。この駒式ボールねじは、ナット50の内周に小判形状をなす循環用の駒部材51を有する。駒部材51に設けられたバイパス路52は、ねじ軸53のねじ溝53aとナット50のねじ溝50aが対向してなす螺旋状のボール軌道路54の両側を連結し、無限循環回路55を構成している。そして、多数のボール56が無限循環回路55内に充填されており、ボール56は無限循環回路55内を無限循環する。
駒部材51は、上面57上にバイパス路52が形成されている。このバイパス路52の両端には出入り口52a、52bが形成され、これらの出入り口52a、52bによりバイパス路52はボール軌道路54の両端部とそれぞれ繋がっている。また、出入り口52aから出入り口52bにかけて出入り通路58a、中間通路59、出入り通路58bが順番に連なってバイパス路52を形成しており、中間通路59と各出入り通路58a、58bの接触部分が折れ曲がって略Zの字形をなしている。また、これらの出入り通路58a、中間通路59、出入り通路58bは、上面57上でそれぞれ直線状をなしている。そして、中間通路59が、出入り口52aと出入り口52bとの間に挟まれたねじ軸53のねじ山60を乗り越えている。
また、ねじ軸53に対する出入り通路58a、58bの各リード角θ1は、ねじ軸53に対するボール軌道路54のリード角δと同じ値αに構成されている。したがって、出入り口52a、52bの前後で、ボール軌道路54のリード角δと、出入り通路58a、58bの各リード角θ1との差は0度となっている。さらに、ねじ軸53に対する中間通路59のリード角θ2の値はβとなっており、α―βの絶対値は40度以下に構成されている。これにより、駒部材51にボール56から大きな力が働いて駒部材51が破損するのが防止されると共に、ボール56に駒部材51から大きな力が働いてボール56がバイパス路52内で詰まることが防止され、バイパス路52内で詰まったボール56から大きな力が駒部材51に働いて駒部材51が破損するのが防止される。
特開2004−36789号公報
然しながら、このような従来の駒式ボールねじにおいて、駒部材51の配置角度、すなわち、駒部材51のバイパス路52を構成する出入り通路58a、中間通路59、出入り通路58bの各リード角の差が40度以内に規制され、バイパス路52の出入り口52a、52bの前後で、ボール軌道路54のリード角と、出入り通路58a、58bのリード角との差を40度以内として規制されているが、バイパス路52自体の溝幅がばらついた場合、ボール56がバイパス路52内で干渉して詰ったり、逆にバイパス路52内で千鳥配列になってスムーズなボール循環が行われない恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、駒部材における連結溝の溝幅を規制し、スムーズなボール循環が得られる駒式ボールねじを提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、前記駒部材の連結溝が、前記ナットの隣接するねじ溝に合致するように接続され、略S字状に湾曲して形成されると共に、当該連結溝の溝幅が、前記ボールの外径の1.10〜1.20の範囲に設定されている。
このように、ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材を備えた駒式ボールねじにおいて、駒部材の連結溝が、ナットの隣接するねじ溝に合致するように接続され、略S字状に湾曲して形成されると共に、当該連結溝の溝幅が、ボールの外径の1.10〜1.20の範囲に設定されているので、駒部材の加工誤差や組立誤差が生じても、ボールの循環においてその挙動を阻害することなくスムーズなボール循環が得られる駒式ボールねじを提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記連結溝の開口部における角部が滑らかに丸められていれば、連結溝にボールがスムーズに進入することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記ナットにおけるねじ溝の断面がゴシックアーク形状に形成されていれば、ボールとの接触角が大きくとれると共に、アキシアルすきまが小さく設定でき、軸方向荷重に対する剛性が高くなり、かつ振動の発生を抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記駒窓が円形に形成され、駒部材の断面がこれに対応して断面が略円形に形成されていれば、駒窓の加工が容易となると共に、駒部材の位置決め作業が簡便化できる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記駒部材が焼結合金からMIMによって成形されていれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
本発明に係る駒式ボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、前記駒部材の連結溝が、前記ナットの隣接するねじ溝に合致するように接続され、略S字状に湾曲して形成されると共に、当該連結溝の溝幅が、前記ボールの外径の1.10〜1.20の範囲に設定されているので、駒部材の加工誤差や組立誤差が生じても、ボールの循環においてその挙動を阻害することなくスムーズなボール循環が得られる駒式ボールねじを提供することができる。
外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、前記駒部材の連結溝が、前記ナットの隣接するねじ溝に合致するように接続され、略S字状に湾曲して形成されると共に、当該連結溝の開口部における角部が滑らかに丸められ、その溝幅が、前記ボールの外径の1.10〜1.20の範囲に設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る駒式ボールねじの一実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図、図2は、本発明に係る駒部材の平面図、図3(a)は、図2の駒部材の他の実施態様を示す平面図、(b)は(a)のボールの挙動を示す説明図、図4は、図2の駒部材の比較例を示す平面図、図5(a)は、図4の他の実施態様を示す平面図、(b)は(a)のボールの挙動を示す説明図である。
この駒式ボールねじ1は、外周面に螺旋状のねじ溝2aが形成されたねじ軸2と、このねじ軸2に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝3aが形成されたナット3と、対向する両ねじ溝2a、3aにより形成された転動路に収容された多数のボール4と、これらボール4の循環用部材となる駒部材5とを備えている。
各ねじ溝2a、3aの断面形状は、サーキュラアーク形状であってもゴシックアーク形状であっても良いが、ここではボール4との接触角が大きくとれ、アキシアルすきまが小さく設定できるゴシックアーク形状に形成されている。これにより、軸方向荷重に対する剛性が高くなり、かつ振動の発生を抑制することができる。
円筒状のナット3の胴部には、内外の周面に貫通してねじ溝3aの一部を切欠き、断面が小判型の駒窓6が穿設されている。そして、この駒窓6に対応して断面が小判型に形成された駒部材5が嵌合されている。駒部材5の内方には、ねじ溝3aの隣合う1周分同士を連結する連結溝7が形成され、この連結溝7とねじ溝3aの略1周の部分とでボール4の転動路を構成している。転動路内の内外のねじ溝2a、3a間に介在された多数のボール4はねじ溝2a、3aに沿って転動し、駒部材5の連結溝7に案内されながらねじ軸2のねじ山を乗り越えて隣接するねじ溝3aに戻り、再びねじ溝2a、3aに沿って転動する。なお、ここでは、小判型の駒窓6および駒部材5を例示したが、これに限らず、図示はしないが、断面が円形のものであっても良い。これにより駒窓の加工が容易となると共に、駒部材の位置決め作業が簡便化できる。
駒部材5はSCM415等の浸炭材から切削加工によって形成され、駒窓6に嵌挿した後、加締治具(図示せず)を使用して駒窓6の縁部側に塑性変形させて形成した加締部8によってナット3に固定されている。
駒部材5の材料としては、浸炭材以外にも、Niが3.0〜10.0wt%含有し、加工性、耐食性に優れた材料(日本粉末冶金工業規格のFEN8)か、Cが0.07wt%、Crが17wt%、Niが4wt%、Cuが4wt%、残りがFe等からなる析出硬化系ステンレスSUS630、あるいは、金属粉末を可塑状に調整し、射出成形機で成形される焼結合金であっても良い。SUS630は、固溶化熱処理で硬さを適切に上げることができ、強靭性と高硬度を確保することができる。
なお、駒部材5を浸炭材で形成する場合は、浸炭焼入れによって表面硬さが30〜40HRCの範囲になるように硬化処理されると共に、高周波テンパー装置を用いて、加締部8となる外端部が焼戻しされ、表面硬さが15〜30HRCの範囲になるように設定されている。これにより、加締部8の靭性が高くなると共に、駒部材5をナット3に加締固定する際に割れ等が発生するのを防止することができる。
また、射出成形機で成形される焼結合金の場合、この射出成形に際して、まず、金属粉と、プラスチックおよびワックスからなるバインダとを混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒すると共に、造粒したペレットを金型内に加熱溶融状態で押し込む、所謂MIM(Metal Injection Molding)により成形される。これにより、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、駒部材5の連結溝7は、ナット3の隣接するねじ溝3aに合致するように接続され、ねじ溝3a、3a間を滑らかに接続するようにS字状に湾曲して形成されている。そして、連結溝7の溝幅Wが所定の範囲に設定されると共に、連結溝7の開口部7aにおける角部が滑らかに丸められている。
本出願人は、加工方法や組立方法に鑑み、駒部材5における連結溝7の溝幅Wを種々検証した結果、ボール4の外径をDwとした場合、1.10Dw≦W≦1.20Dwの範囲に設定するのが好ましいとした。そして、溝幅Wの下限値、W=1.10Dwと設定した場合、例えば、ボール4の外径Dwが3.175mmにおいては、連結溝7の溝幅Wが略3.5mmとなって、連結溝7とボール4とのすきまeが片側で略0.16mmとなる。これは駒部材5を切削加工によって形成した場合の加工公差±0.07〜0.10を考慮しても、ボール4が連結溝7内に進入および転動するのに充分なすきまeを確保することができる。
一方、図3(a)に示すように、連結溝7の溝幅Wを上限値、すなわち、W=1.20Dwと設定した場合、溝幅Wが略3.5mmとなって、すきまeが片側で略0.31mmとなる。この場合、(b)に示すように、ボール4の中心線軌跡が屈曲して僅かに千鳥配列になるものの、楔現象でボール4をロックさせてボール4の挙動を阻害することはなく、スムーズなボール循環が得られる。
これに対して、連結溝7の溝幅Wを1.10Dwよりも小さく設定した場合、例えば、図4に示すように、W=1.03Dwと設定した場合、溝幅Wが略3.27mmとなって、すきまeが片側で略0.05mmとなる。これでは、加工寸法のバラツキによって連結溝7の開口部7aに進入してきたボール4が干渉する恐れがあり、スムーズなボール循環は期待できない。
また、連結溝7の溝幅Wを1.20Dwよりも大きく設定した場合、例えば、図5(a)に示すように、W=1.30Dwと設定した場合、開口部7aの溝幅Wが略4.13mmとなって、すきまeが片側で略0.48mmとなる。これでは、開口部7aにボール4が干渉することはないが、(b)に示すように、ボール4の中心線軌跡が屈曲して千鳥配列になってボール4同士が競り合い、その接触部分で高い面圧が発生し、ボール4がスムーズに転動できないばかりでなく、楔現象でボール4をロックさせてボール4の挙動を阻害することになる。
このように本実施形態では、連結溝7の溝幅Wが、1.10Dw≦W≦1.20Dwの範囲に設定されると共に、連結溝7の開口部7aにおける角部が滑らかに丸められているので、駒部材5の加工誤差や組立誤差が生じても、ボール4の循環においてその挙動を阻害することなくスムーズなボール循環が得られる駒式ボールねじを提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る駒式ボールねじは、自動車の電動アクチュエータ等に使用される駒式ボールねじに適用することができる。
(a)は、本発明に係る駒式ボールねじの一実施形態を示す平面図である。 (b)は、同上縦断面図である。 本発明に係る駒部材の平面図である。 (a)は、図2の駒部材の他の実施態様を示す平面図である。 (b)は、(a)のボールの挙動を示す説明図である。 図2の駒部材の比較例を示す平面図である。 (a)は、図4の他の実施態様を示す平面図である。 (b)は、(a)のボールの挙動を示す説明図である。 従来の駒式ボールねじを示す斜視図である。 同上、要部断面図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・駒式ボールねじ
2・・・・・・・・・・ねじ軸
2a、3a・・・・・・ねじ溝
3・・・・・・・・・・ナット
4・・・・・・・・・・ボール
5・・・・・・・・・・駒部材
5a・・・・・・・・・連結溝
6・・・・・・・・・・駒窓
7・・・・・・・・・・連結溝
7a・・・・・・・・・開口部
8・・・・・・・・・・加締部
50・・・・・・・・・ナット
50a、53a・・・・ねじ溝
51・・・・・・・・・駒部材
52・・・・・・・・・バイパス路
52a、52b・・・・出入り口
53・・・・・・・・・ねじ軸
54・・・・・・・・・ボール軌道路
55・・・・・・・・・無限循環回路
56・・・・・・・・・ボール
57・・・・・・・・・上面
58a、58b・・・・出入り通路
59・・・・・・・・・中間通路
60・・・・・・・・・ねじ山
Dw・・・・・・・・・ボールの外径
e・・・・・・・・・・連結溝とボールとのすきま
W・・・・・・・・・・連結溝の溝幅
δ・・・・・・・・・・ボール軌道路のリード角
θ1・・・・・・・・・出入り通路のリード角
θ2・・・・・・・・・中間通路のリード角

Claims (5)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
    このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、
    前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、
    前記駒部材の連結溝が、前記ナットの隣接するねじ溝に合致するように接続され、略S字状に湾曲して形成されると共に、当該連結溝の溝幅が、前記ボールの外径の1.10〜1.20の範囲に設定されていることを特徴とする駒式ボールねじ。
  2. 前記連結溝の開口部における角部が滑らかに丸められている請求項1に記載の駒式ボールねじ。
  3. 前記ナットにおけるねじ溝の断面がゴシックアーク形状に形成されている請求項1または2に記載の駒式ボールねじ。
  4. 前記駒窓が円形に形成され、駒部材の断面がこれに対応して断面が略円形に形成されている請求項1乃至3いずれかに記載の駒式ボールねじ。
  5. 前記駒部材が焼結合金からMIMによって成形されている請求項1乃至4いずれかに記載の駒式ボールねじ。
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