JP2007261228A - ポリエステルチップの製造装置およびその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも溶融ポリエステルを水冷固化する冷却槽2、該水冷固化したポリエステルをチップ状に切断する切断装置6、該切断されたポリエステルチップを空送する空送装置11および該ポリエステルチップを貯蔵する貯蔵サイロ17よりなるポリエステルチップの製造装置において、該空送を2工程以上に分割してなるポリエステルチップの製造装置。
【選択図】図1
Description
この場合において、上記の空送工程の少なくとも1工程に空送用気体を加熱する加熱装置を設置してなることが好ましい。
また、この場合において、上記の空送工程の接続部分にサイクロン分離機を設置してなることが好ましい。
また、この場合において、上記の貯蔵サイロの下部に除湿気体の供給口を設けたことが好ましい。
また、この場合において、上記の貯蔵サイロ下部に設けた除湿気体の供給口のもう一方が窒素ガス製造装置の廃ガスラインと接続されてなることが好ましい。
また、この場合において、上記の冷却槽と切断装置との間に水冷固化したポリエステル表面に付着している水の水切りを行う装置を具備してなることが好ましい。
また、この場合において、上記の水切りを行う装置がガス吹きつけ法および/または弾性ロール法であることが好ましい。
この場合において、上記の貯蔵サイロの下部に設けた除湿気体の供給口より除湿気体を供給して該貯蔵サイロの上部に流通させることが好ましい。
また、この場合において、上記の除湿気体が窒素ガス製造で発生する廃ガスおよび/または窒素ガスであることが好ましい。
また、この場合において、上記空送ライン間の接続部分に設けたサイクロン分離機で固/気分離を行い空送に用いた気体を系外に放出することが好ましい。
また、この場合において、上記の冷却槽と切断装置との間に水冷固化したポリエステル表面に付着している水の水切りを行う装置を用いてストランドに付着している水の水切りを行うことが好ましい。
また、この場合において、上記の貯蔵サイロ出口のポリエステルチップの水分率が50ppm以下になるように工程の制御を行うことが好ましい。
約2gのポリエステルチップを精秤し、測定装置(三菱化学 電量滴定式水分測定装置VA−06型、CA−06型)に入れ、試料を230℃に加熱気化し、250ml/分の窒素流量で気化した水分を測定セルに送る、セル内の電解液(アクアミクロンAX及びアクアミクロンCXU)に吸収された水分を電位差滴定により測定した。
重縮合反応で生産された溶融状態のポリエチレンテレフタレートに圧力をかけて2トン/時間の速度でストランド状に口金より押し出し、該ポリエステルを水冷却槽を通過させることにより冷却固化した。該冷却槽出口よりチップカッターに至るまでの間において、走行するストランド状のポリエステルを長さ750mm、直径100mmの円柱状であるポリビニルアセタール系多孔質の弾性ロールの間を通過させ付着水分を除き、チップ化カッターでチップ化した。チップの重さは100個当たり3.2gであった。チップは楕円柱形であり、切断面の短径が2.5mm、長径が4.0mmの楕円状、非切断面の長さが3.2mmであった。また、弾性ロールの長期使用による劣化のため、ストランド付着水分を除去する能力が低下した場合、弾性ロールとチップ化カッター間のストランドへエアを吹きつけた。得られたチップの水分率は500〜3000ppmであった。
実施例1の方法において、空送工程を2工程に分割することなく、1工程として、かつ2段目の空送用空気の加熱を行うことなく実施するように変更する以外は、実施例1と同様の方法でポリエステルチップを製造した。得られたポリエステルチップのポリエステルチップ貯蔵サイロに供給するポリエステルチップ中の水分率は500〜2000ppmであり、貯蔵サイロより取り出されるポリエステルチップの水分率が80〜250ppmであり、成型に用いるにはポリエステルチップの乾燥が必要であった。
2:冷却槽
5:弾性ローラー
6:カッター
7:シュート
8、13、18:ロータリーフィーダー
9:吸気口
10、14:サイレンサー
11、15:ブロワー
12:チップ溜槽
16:ヒーター
17:貯蔵サイロ
Claims (13)
- 少なくとも溶融ポリエステルを水冷固化する冷却槽、該水冷固化したポリエステルをチップ状に切断する切断装置、該切断されたポリエステルチップを空送する空送装置および該ポリエステルチップを貯蔵する貯蔵サイロよりなるポリエステルチップの製造装置において、該空送を2工程以上に分割してなることを特徴とするポリエステルチップの製造装置。
- 上記の空送工程の少なくとも1工程に空送用気体を加熱する加熱装置を設置してなることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルチップの製造装置。
- 上記の空送工程の接続部分にサイクロン分離機を設置してなることを特徴とする請求項1または2に記載のポリエステルチップの製造装置。
- 上記の貯蔵サイロの下部に除湿気体の供給口を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステルチップの製造装置。
- 上記の貯蔵サイロ下部に設けた除湿気体の供給口のもう一方が窒素ガス製造装置の廃ガスラインと接続されてなることを特徴とする請求項4に記載のポリエステルチップの製造装置。
- 上記の冷却槽と切断装置との間に水冷固化したポリエステル表面に付着している水の水切りを行う装置を具備してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステルチップの製造装置。
- 上記の水切りを行う装置がガス吹きつけ法および/または弾性ロール法であることを特徴とする請求項6に記載のポリエステルチップの製造装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のポリエステルチップの製造方法において、上記の空送用気体を加熱する加熱装置を設置してなる空送工程の空送に用いる気体の温度を80〜160℃の範囲で運転することを特徴とするポリエステルチップ製造装置の運転方法。
- 上記の貯蔵サイロの下部に設けた除湿気体の供給口より除湿気体を供給して該貯蔵サイロの上部に流通させることを特徴とする請求項8に記載のポリエステルチップ製造装置の運転方法。
- 上記の除湿気体が窒素ガス製造で発生する廃ガスおよび/または窒素ガスであることを特徴とする請求項9に記載のポリエステルチップ製造装置の運転方法。
- 上記空送ライン間の接続部分に設けたサイクロン分離機で固/気分離を行い空送に用いた気体を系外に放出することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のポリエステルチップ製造装置の運転方法。
- 上記の冷却槽と切断装置との間に水冷固化したポリエステル表面に付着している水の水切りを行う装置を用いてストランドに付着している水の水切りを行うことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のポリエステルチップ製造装置の運転方法。
- 上記の貯蔵サイロ出口のポリエステルチップの水分率が50ppm以下になるように工程の制御を行うことを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載のポリエステルチップ製造装置の運転方法。
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- 2006-03-30 JP JP2006093041A patent/JP2007261228A/ja active Pending
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