JP2007259203A - 測色方法および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばインクジェット式のカラープリンタ等によりインク印刷された色票について測色を行う場合であれ、容易に、且つ、短時間で、高い精度の測色を実現することのできる測色方法および画像処理装置を提供する。
【解決手段】所定のプリンタにインク印刷された所定の色票について、インクの安定時間「30分」と、所定の参考時間「2分」「2.5分」「3分」と、の各時間における測色を行い、これら各時間に係る第1の測色データをそれぞれ取得、保存する(色変化データ収集)。そして、その後、再度、上記プリンタにより上記色票を印刷させ、タイマ手段を用いて、該印刷から参考時間を経過した時に、該色票の測色を測色機に自動実行させ、該参考時間に係る第2の測色データを新たに取得し、これら第1および第2の測色データを、所定の演算装置に与えて、該演算装置に、再度印刷した上記色票についての安定時の色彩値を算出させる(色彩値の予測)。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えばインクジェット式のカラープリンタ等の印刷装置に所定の色票を所定の色材(例えばインク)で印刷させ、該印刷された色票について測色を行う際に用いられる測色方法および画像処理装置に関する。
従来、この種の方法および装置としては、例えば特許文献1に記載されるものがある。すなわち、インクジェット式のカラープリンタ(印刷装置)に所定の色票をインク印刷させ、この印刷から所定時間後に、例えば分光測色計等からなる測色機により測色を行う方法および装置である。
特開2005−275855号公報
ところで、上記特許文献1に記載される方法および装置のように、印刷された色票について測色を行う場合には、印刷後、プリンタの色材(インク)の色が安定(乾燥)するまで待って、測色を実行することが望ましい。したがって、一般に、キャリブレーションソフトウェアでは、「30分」程度の乾燥時間が設けられている。これは、安定する前に測色を行った場合には、時が経つにつれ、印刷された色が変化(経時変化)し、結局、測色された色とは異なる色になってしまう(変色してしまう)からである。
しかしながら、通常、印刷してからインクが安定するまでには、「30分」〜「1時間」(安定時間)もかかり(いわゆる短期色安定性)、安定するまで待ってから測色しては、作業効率の低下は避けられなくなる。
図10に、発明者が上記安定時間について行った実験結果をグラフとして示す。なお、この実験に際しては、市販のインクジェット式のカラープリンタを通じて、異なる濃度のC(シアン)インク(濃度「C1>C2>C3>C4」)により、室温環境でインクジェット式のカラープリンタ専用紙に印刷を行い、印刷してからの経過時間、および正規の値(色票の色彩値)との色差(ΔE)を、測定・算出することとした。
同図10に示されるように、この実験により、印刷してからインクが安定するまでには、使用インクの濃度にほとんど依存することなく、いずれの濃度についても、やはり「30分」程度の時間(安定時間)はかかることが確認された。
そこで従来、例えばドライヤー等を用いて手作業で乾燥させることなども行われているが、この方法では、非常に手間がかかり、それがコストアップの要因ともなっていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、例えばインクジェット式のカラープリンタ等によりインク印刷された色票について測色を行う場合であれ、容易に、且つ、短時間で、高い精度の測色を実現することのできる測色方法および画像処理装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、印刷を行う印刷装置と、測色を行う測色装置と、演算を行う演算装置と、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段と、を用意し、前記印刷装置に所定の色票(画像の一部を色票として利用してもよい)を所定の色材(例えばインク)で印刷させて、この印刷された色票について、前記印刷装置により印刷されてから色材の色が安定するまでの時間である安定時間と、該安定時間よりも短い前記印刷後の経過時間である一乃至複数の参考時間と、の各時間における測色を行うことによって、これら各時間に係る第1の測色データをそれぞれ取得、保存した上で、再度、前記印刷装置により前記色票を印刷させて、前記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、該印刷から前記安定時間の経過前に、該印刷された色票の測色を前記測色装置に自動実行させ、該測色の結果として、第2の測色データを新たに取得し、前記保存した安定時間に係る第1の測色データと前記参考時間に係る第1の測色データとの関係、および、前記第2の測色データ、および、該第2の測色データの測色時刻を、前記演算装置に与えて、該演算装置に、前記第1の測色データを取得した後に再度印刷した色票についての、安定時の色彩値を算出させるようにする。
例えば、上記安定時間に係る第1の測色データと上記参考時間に係る第1の測色データとの関係式(例えば図10のグラフのような、印刷してからの経過時間と測色値との関係・傾向)を、最小二乗法などで正確に求めておき、この関係式に上記第2の測色データおよび該第2の測色データの測色時刻を代入するような演算に基づき、上記演算装置に、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を算出させるようにすれば、高い精度で上述の測色(色彩値の予測)を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明では、印刷を行う印刷装置と、測色を行う測色装置と、演算を行う演算装置と、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段と、を用意し、前記印刷装置に所定の色票(画像の一部を色票として利用してもよい)を所定の色材(例えばインク)で印刷させて、この印刷された色票について、前記印刷装置により印刷されてから色材の色が安定するまでの時間である安定時間と、該安定時間よりも短い前記印刷後の経過時間である一乃至複数の参考時間と、の各時間における測色を行うことによって、これら各時間に係る第1の測色データをそれぞれ取得、保存した上で、再度、前記印刷装置により前記色票を印刷させ、前記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、該印刷から前記参考時間を経過した時に、該印刷された色票の測色を前記測色装置に自動実行させ、該測色の結果として、該参考時間に係る第2の測色データを新たに取得し、前記保存した安定時間に係る第1の測色データと前記参考時間に係る第1の測色データとの関係、および、前記参考時間に係る第2の測色データを、前記演算装置に与えて、該演算装置に、前記第1の測色データを取得した後に再度印刷した色票についての、安定時の色彩値を算出させるようにする。
これら請求項1または2に記載の方法においては、安定時間だけではなく、安定時間よりも短い一乃至複数の経過時間(参考時間)についても、予め測色を行っておき、これら測色値(第1の測色データ)の取得後に再度印刷した色票については、該印刷から安定時間の経過前(請求項2に記載の発明では「参考時間を経過した時」)にだけ測色を行い、この測色値(第2の測色データ)および上記第1の測色データ(請求項1に記載の発明では、さらに「第2の測色データの測色時刻」も加味)に基づいて色彩値を算出(予測)する。このため、安定時間まで待つことなく、しかも所定の演算装置により容易に、安定時の色彩値が求められることになる。さらに、この方法では、前述したようなドライヤー等による乾燥作業を必要としない上、少なくとも上記再度の測色(第2の測色データの取得)については、上記タイマ手段により自動的に実行されることで、ユーザの手間も少なくて済み、しかも、該設定された時刻に基づき、正確なタイミングで測色が行われることになる。すなわち、上記請求項1または2に記載の方法よれば、例えばインクジェット式のカラープリンタ等によりインク印刷された色票について測色を行う場合であれ、容易に、且つ、短時間で、高い精度の測色を実現することができるようになる。
なお、迅速な測色を実現する上では、上記第2の測色データの測色時刻(請求項2に記載の発明では「参考時間」に相当)として、印刷直後の時刻(印刷からの時間)を設定することが有効である。ちなみに、発明者の実験では、この測色時刻(参考時間)を安定時間(30分)の「1/10」程度(2分、2.5分、3分)に設定した場合でも、十分に高い精度の測色値が得られている。
また、上記請求項2に記載の測色方法において、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を、効率的、且つ、容易に予測(算出)する上では、請求項3に記載の発明によるように、前記安定時間に係る第1の測色データをx、前記参考時間に係る第1の測色データをy、前記参考時間に係る第2の測色データをz、とするとき、前記演算装置は、前記再度印刷した色票についての安定時の色彩値Dを、関係式「D=z+(x−y)」に基づいて算出するようにすることが有効である。このような関係式によれば、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を、効率的、且つ、容易に、しかも十分高い精度で予測(算出)することができるようになる。
さらにこの場合において、精度を上げるためには、請求項4に記載の発明によるように、前記参考時間として、複数のポイントを用意し、前記演算装置が、これら各ポイントについて取得される前記第2の測色データの各々について前記関係式「D=z+(x−y)」に基づく色彩値Dを算出するとともに、これら色彩値の平均値もさらに算出し、この算出された平均値に基づいて、前記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を算出するようにすることが有効である。
上記請求項3に記載の測色方法においては、参考時間と安定時間との間のポイント(点)を増やせば増やすほど、測色(色彩値の予測)の精度が高くなる。そして、上記請求項4に記載の発明によるように、これら求められた色彩値の平均値により、前記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を算出するようにすれば、より高い精度で上述の測色(色彩値の予測)を行うことができるようになる。
また、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の測色方法に関しては、請求項5に記載の発明によるように、前記演算装置による色彩値の算出に先立ち、温度情報および湿度情報を取得するとともに、該取得される温度・湿度情報と、以前に前記第1の測色データを取得した時の温度・湿度条件とを比較し、両者の相違が許容レベルを超えていないときには、以前取得、保存した第1の測色データを前記演算装置に与えて、両者の相違が許容レベルを超えているときには、再度、前記各時間に係る第1の測色データを取得、保存するようにすることが望ましい。
通常、前記各時間(安定時間および参考時間)に係る第1の測色データ(乾燥カーブ)は、温度や湿度に影響を受ける。しかし、これら各時間に係る第1の測色データを前記色彩値の算出の度に取得(測定)していると、作業効率の低下は避けられなくなる。この点、上記構成によれば、温度・湿度に変動(許容レベル以上の変動)があったときにだけ、前記各時間に係る第1の測色データが、新たに取得、保存されるようになる。したがって、この方法によれば、効率よく、しかもより高い精度で、上述の測色(色彩値の予測)が行われることになる。
具体的には、例えば前記各時間に係る第1の測色データを上記温度・湿度の環境条件ごとに保存(例えばテーブルを作成)しておき、温度・湿度を取得(測定)する都度、該測定値に対応するデータ(第1の測色データ)を適宜に読み出す(例えば対応するデータがないときにのみ、上記テーブルを更新する)ことによって、上記方法を実現することができる。
また、こうした方法を実現する際に用いる画像処理装置としては、例えば請求項6に記載の発明のように、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段を備え、所定の印刷装置に所定の色票を所定の色材で印刷させるとともに、この印刷された色票についての測色を、前記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、所定のタイミングで所定の測色装置に実行させ、少なくともこの実行により取得される測色値を所定の関係式(例えば前記安定時間に係る第1の測色データと前記参考時間に係る第1の測色データとの関係)に代入することに基づいて、前記印刷装置の色再現特性を算出する構成のもの、が有効である。すなわち、こうした画像処理装置を採用することで、上記請求項1〜5のいずれか一項に記載の測色方法を、より容易、且つ、的確に実現することができる。なお、上記請求項1もしくはその従属の請求項に記載の測色方法を実現する場合には、上記測色値に加え、上記測色装置による測色の実行タイミングについてもこれを、上記関係式に代入する構成がより有効である。
またこの場合、請求項7に記載の発明のように、前記算出される色再現特性が許容範囲内にあるか否かに基づいて前記印刷装置の色再現特性の正否を判定する色判定手段をさらに備え、該色判定手段により前記印刷装置の色再現特性が正常ではないと判定されたときには、前記印刷装置の印刷を中止するとともに、該印刷装置に対して所定の色回復処理を実行する構成のもの、がより有効である。
こうした画像処理装置によれば、処理対象となる印刷装置の色再現特性が正常ではないと判定されたときには、自動的に色回復処理が実行されることになり、ひいては、該印刷装置の色再現特性についてのメンテナンス(保守・管理)を容易に行うことが可能になる。また、こうした画像処理装置を、上記請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明と組み合わせて用いることとすれば、こうしたメンテナンスにかかる時間を、従来よりも大幅に短縮することが可能になり、非常に有益である。
さらに、上記請求項6または7に記載の画像処理装置に関しては、請求項8に記載の発明のように、前記算出される色再現特性が許容範囲内にあるか否かに基づいて前記印刷装置の色再現特性の正否を判定する色判定手段をさらに備え、該色判定手段により前記印刷装置の色再現特性が正常であると判定されたときには、該判定の結果を前記印刷装置に印刷させる構成のもの、がより有効である。
こうした画像処理装置によれば、処理対象となる印刷装置の色再現特性が正常であると判定されたときには、自動的に該判定の結果が印刷されることになり、ひいては、例えば印刷物の品質証明等に用いられる色認証の証明書(プルーフ)なども容易に作成することが可能になる。また、こうした画像処理装置を、上記請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明と組み合わせて用いることとすれば、こうしたプルーフの作成にかかる時間を、従来よりも大幅に短縮することが可能になり、非常に有益である。
以下、図1〜図9を参照して、この発明に係る測色方法および画像処理装置を具体化した一実施の形態について説明する。
はじめに、図1を参照して、この方法および装置に係る画像処理システムの概要(概略構成)について説明する。なお、この図1は、該システムの概略構成を示すブロック図である。
同図1に示されるように、このシステムは、大きくは、例えばコンピュータ(ここではコンピュータ10)の表示装置として用いられるモニタ18と、例えばインクジェット式のカラープリンタ17と、これら画像出力機器の各出力について所定の画像処理を行うコンピュータ10(画像処理装置)とを有して構成されている。
また、デジタルカメラ11は、適宜の記憶媒体を有して、所定の光電変換素子を通じて撮像された静止画(もしくは動画)をデジタルデータとして記録(保存)するものである。また、入力装置16は、例えばマウスやキーボード等からなるものであり、ユーザがこの入力装置16を操作することによって、上記コンピュータ10の動作へユーザの意思を適宜に反映させることができるようになっている。
また、より詳しくは、上記コンピュータ10(画像処理装置)は、例えばハードディスクおよびROM(リードオンリーメモリ)等からなる記憶装置12を内蔵している。そして、この記憶装置12には、例えばOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウェアと共に、プリンタドライバやモニタドライバをはじめ、上記入力装置16のドライバ等も含めた各種のドライバ(ソフトウェア)のほか、例えばRGB(赤・緑・青)の各階調に対してそれぞれ同一色を再現するようなCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)階調が関連付けられた色変換テーブル(LUT:ルックアップテーブル)等が格納されている。また、上記カメラ11により取得(撮影)された画像も、適宜のインターフェースを介して、この記憶装置12に取り込まれるようになっている。
さらに、同コンピュータ10は、この記憶装置12に加え、例えばCPU(基本処理装置)や、作業用メモリとしてのRAM(ランダムアクセスメモリ)等からなる演算装置13(演算手段)と、適宜の回路からなるプリンタ駆動回路14、およびモニタ駆動回路15とを有し、これらの構成要素を通じて、上記プリンタ17およびモニタ18を制御することができるように構成されている。
またここで、上記プリンタ17は、例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、c(ライトシアン)、m(ライトマゼンタ)の6色のインクをもって、所定の印刷用紙に対して、任意の画像を印刷することができるように構成されている。詳しくは、このプリンタ17により印刷が行われる際には、上記記憶装置12に格納されている色変換テーブル(LUT)を参照しつつ、RGB色空間からCMY(CMYK)色空間への色変換処理が行われることになる。
また、このプリンタ17には、例えばCPUおよびRAM等からなる制御回路17aと、適宜のセンサからなる温度センサ17bおよび湿度センサ17cと、例えば分光測色計からなる測色機17d(測色装置)と、例えばハードディスクおよびROM等からなる記憶装置17eと、が搭載されており、上記コンピュータ10との通信のもと、上記制御回路17aにより、これらの構成要素が所望に制御されるようになっている。すなわち、このプリンタ17においては、上記温度センサ17bおよび湿度センサ17cにより測定される印刷環境(温度・湿度)も加味しつつ、上述の色変換処理が行われることになる。
図2は、上記プリンタ17の構成をより詳細に示す図であり、(a)は同プリンタ17の斜視図、(b)は同プリンタ17の平面図、(c)は同プリンタ17の側面図である。
同図2に示されるように、このプリンタ17は、印刷用紙RPを受けるために設けられたエプロンEPに対して、所定のレールRLが取り付けられ、さらにこのレールRLに対して、上記測色機17dが取り付けられて構成されている。そして、印刷を行う際には、例えばロール紙からなる上記印刷用紙RPが所定の位置にセットされ、この印刷用紙を所定の方向(搬送方向)へ搬送しつつ、図示しない印刷ヘッド(インクジェットヘッド)を、該印刷用紙RPの幅方向(搬送方向と直交する方向)へ走査させることにより、任意の画像を該印刷用紙RP上に印刷する。他方、測色を行う際には、上記レールRLをガイドにして測色機17dが上記印刷用紙RPの幅方向へスライド移動(走査)しつつ、該印刷用紙RP上に印刷された色票を、すなわち例えば図2(b)に示されるようなカラーチャートCP(色相や階調の異なる複数の色票(パッチ)からなるチャート)を順次、上記幅方向へ測色していくことになる。
ここで、上記測色機17dは、同図2にも示されるように、上記カラーチャートCPの印刷後、同一用紙(印刷用紙RP)内に上記プリンタ17が他の画像(例えば認証対象の目的物)を印刷している時であれ、この印刷と同時にカラーチャートCPに対して測色を行うことができるように配設されている。そして、上記測色を行う際には、こうして印刷と同時に測色を行うことにより、これら印刷および測色について、それぞれ処理の効率化を図り、ひいては処理時間(所要時間)の短縮(時間短縮)を図っている。
次に、図3〜図9を併せ参照して、上記システムにより実行される画像処理の一例、すなわちこの実施の形態に係る測色方法について説明する。なお、この一連の処理は、例えば上記演算装置13(図1)や上記制御回路17a(図1)等の協働のもとに、例えば上記カメラ11により撮影された任意の画像に対して実行される。
図3は、この画像処理の基本的な処理手順を示すフローチャートである。
同図3に示されるように、この一連の処理に際しては、まず、ステップS1にて、温度データ(温度情報)および湿度データ(湿度情報)を収集する。
図4に、この温度・湿度データの収集に係る処理の処理手順の一例をフローチャートとして示す。
すなわち、同図4に示されるように、ステップS11にて、上記温度センサ17bおよび湿度センサ17c(図1)を通じて、温度データ(温度情報)および湿度データ(湿度情報)が取得され、続くステップS12において、これらのデータが、上記記憶装置17eに格納される。
次に、ステップS2(図3)では、上記プリンタ17の色再現特性を示すデータとして、色変化データ(第1の測色データ)を収集する。なおここでは、上記プリンタ17により印刷されてから色材(インク)の色が安定するまでの時間(安定時間)が「30分」であることを予め測定により求め(例えば図10参照)、この時間に基づいて、上記色変化データを収集するようにしている。また、後の処理(図1のステップS5)において色彩値の算出(予測)に用いられる参考時間は、一例として、「2分」「2.5分」「3分」の3値を採用している。
図5に、この色変化データの収集に係る処理の処理手順の一例をフローチャートとして示す。
すなわち、同図5に示されるように、このデータの収集に際しては、まず、ステップS21にて、上記プリンタ17に所定のカラーチャート(色相や階調の異なる複数の色票(パッチ)からなるチャート)をインク印刷させる。そして、続くステップS22では、タイマ(例えばソフトウェアにより実現)を「0」にセット(設定)し、さらに続くS23で、このタイマによるカウントアップを開始する。こうして、上述の参考時間「2分」「2.5分」「3分」の経過時に、先のステップS21にて印刷されたカラーチャート(色票)についての測色が、上記参考時間の検出に基づき、それぞれ上記測色機17dにより自動実行され(ステップS251)、続くステップS252にて、上記記憶装置17eに、この測色値がそれぞれ格納(保存)されることになる。そしてこれにより、例えば図6に示されるように、上記印刷されたカラーチャート上の全ての色票について、上記各時間「2分」「2.5分」「3分」(参考時間)に係る測色データ(第1の測色データ)が、それぞれ取得、保存されることになる。なお、同図6において、「パッチ1」〜「パッチN」は、測色された色票(パッチ)の種類(色彩値で分類)を示しており、また、「変化量1−1」〜「変化量N−3」は、上記参考時間に係る測色データ(第1の測色データ)を示している。
一方、上記タイマにより「30分」(安定時間)がカウントされたときには、次のステップS261に進み、再度、測色機17dにより上記カラーチャート(色票)についての測色が行われる(安定時間の検出に基づき自動実行される)。
すなわち、この実施の形態においては、設定時間(参考時間、安定時間)の経過の有無を検出するタイマ手段を、上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現するようにしている。
そして次に、続くステップS262において、この測色値(プリンタ17の色再現特性に相当)が許容範囲内にあるか否かに基づいて上記プリンタ17の色再現特性の正否が判定される。
具体的には、例えば測色された全ての色票(カラーチャート上の全ての色票)について、それぞれ正規の色彩値と上記測色値との色差(ΔE)を求め、これら色差の平均値が、所定の許容範囲(例えば「ΔE≦3」)にあるか否かが判定される。ちなみに、この判定(色認証)は、例えば上記制御回路17a(図1)と、上記記憶装置17eに搭載されたソフトウェアとの協働のもとに行われる。
もっとも、ここで示した判定態様はあくまで一例であり、用途等に応じて任意の判定態様を採用することができる。
例えば、上記判定の対象は、上記カラーチャート上の全ての色票についての色差の平均値に限定されることなく、これら色票の全ての色差について、それぞれ上記所定の許容範囲内にあるか否かを判定するようにしてもよい。また、上記判定に用いられる許容色範囲も、上記色差の範囲に限定されることなく、例えば色彩値で指定する(例えば三刺激値についてそれぞれ許容色範囲を設定する)ことなどもできる。
そして、このステップS262における判定で、上記プリンタ17の色再現特性が正常である(測色値が許容範囲内にある)旨の判定がなされたときには、続くステップS27において、上記各時間(参考時間)に係る測色データに加えて、この「30分」(安定時間)のときの測色データ(第1の測色データ)も、上記記憶装置17eに保存することとする。そして、この処理の完了をもって、上記色変化データの収集に係る一連の処理を終了することになる。
他方、同ステップS261における判定で、上記プリンタ17の色再現特性が正常ではない(測色値が許容範囲内にない)旨の判定がなされたときには、続くステップS281にて、例えば上記モニタ18に「エラー」である旨を表示させ、さらに続くステップS282において、上記プリンタ17に対して所定の色回復処理を実行する(所定の色回復シーケンス処理への移行)。具体的には、例えば上記プリンタ17に対してノズルチェックやノズルのクリーニングを実行する。そして、この色回復処理の実行後には、再び、先のステップS21から、上記一連の処理が開始されることになる(図5中の「B」)。
なお、この色回復処理の処理実行に際しては、例えば適宜のアプリケーションソフトウェアを立ち上げ、このソフトウェア上で、ユーザの操作に基づいて処理を進行するようにしてもよく、あるいは、自動的に所定の処理(色回復処理)が実行されるようにしてもよい。
そして次に、ステップS3(図3)では、後のステップS5における色彩値の予測(算出)に先立ち、再度、温度・湿度データを収集し(先のステップS1と同様)、続くステップS4において、この温度・湿度データと、以前に色変化データ(第1の測色データ)を収集(取得)した時の温度・湿度条件(ステップS1)と比較する。そしてこのとき、両者の相違が許容レベル(例えば温度「±2℃」、湿度「±5%」)を超えているときには、先のステップS2に戻って再度、上記色変化データ(第1の測色データ)を取得、保存する。他方、両者の相違が許容レベルを超えていないときには、続くステップS5に進み、以前(上記ステップS1にて)取得され、上記記憶装置17eに格納された色変化データ(第1の測色データ)が、上記コンピュータ10の記憶装置12に送信される。そうして、この記憶装置12に格納された色変化データが、上記演算装置13により適宜に読み出されることに基づき、上記色彩値の予測(算出)が行われる。
図7に、この色彩値の予測(算出)に係る処理の処理手順の一例をフローチャートとして示す。
すなわち、同図7に示されるように、この予測に際しては、まず、ステップS31にて、上記プリンタ17に所定のカラーチャート(色相や階調の異なる複数の色票(パッチ)からなるチャート)をインク印刷させる。そして、続くステップS32では、タイマを「0」にセット(設定)し、さらに続くS33で、このタイマによるカウントアップを開始する。そして、このタイマにより、先の参考時間「2分」「2.5分」がカウントされたときには、ステップS351にて、上記測色機17dにより、先のステップS31にて印刷されたカラーチャート(色票)についての測色が自動実行されるとともに、続くステップS352にて、上記記憶装置17eに、この測色値(第2の測色データ)が保存される。さらに、同タイマにより「3分」(最後の(最も遅い)参考時間)がカウントされたときには、次のステップS361に進み、再度、測色機17dにより上記カラーチャート(色票)についての測色が自動実行されるとともに、続くステップS362にて、上記記憶装置17eに、この測色値(第2の測色データ)が保存される。そしてこれにより、上記印刷されたカラーチャート上の全ての色票について、上記各時間「2分」「2.5分」「3分」(参考時間)に係る測色データ(第2の測色データ)が、それぞれ取得、保存されることになる。
なおここでも、設定時間(参考時間、安定時間)の経過の有無を検出するタイマ手段が使用されているが、これは、先の色変化データの収集に係る処理(図5)において用いたものを共通に用いることができる。ただし、この構成に限られることなく、別途用意するようにしてもよい。
そして、続くステップS363およびS364においては、上記ステップS31にて印刷されたカラーチャート上の全ての色票について、先の安定時間「30分」における色彩値(経時変化の加味された安定時の色彩値)を算出する。
詳しくは、前述のステップS262(図5)にて取得された安定時間「30分」に係る測色データ(第1の測色データ)をx、前述のステップS252(図5)にて取得された参考時間「2分」「2.5分」「3分」に係る測色データ(第1の測色データ)をy、上記ステップS362(図7)にて取得された参考時間「2分」「2.5分」「3分」に係る測色データ(第2の測色データ)をz、とするとき、上記ステップS31にて印刷されたカラーチャート(色票)についての安定時の色彩値Dを、関係式「D=z+(x−y)」に基づいて算出することとする。
具体的には、上記カラーチャート(色票)に係る色彩値を、例えば均等色空間(Lab表色系)によって表現されたLab値として得た(測色した)場合には、これら色彩値、L値およびa値およびb値のうち、例えば、まずL値について、上記安定時の色彩値Dを求めることとする。すなわち、参考時間としての上記複数のポイント「2分」「2.5分」「3分」の各々について、例えば、
L1(30)=L(2)+(Ls(30)−Ls(2))
L2(30)=L(2.5)+(Ls(30)−Ls(2.5))
L3(30)=L(3)+(Ls(30)−Ls(3))
のような式によって、上記安定時の色彩値Dとしての色彩値L1(30)〜L3(30)を算出(予測)する。
なおここで、上記Ls(30)は、安定時間「30分」に係る第1の測色データ(x)、上記Ls(2)、Ls(2.5)、Ls(3)は、参考時間「2分」「2.5分」「3分」に係る第1の測色データ(y)、上記L(2)、L(2.5)、L(3)は、参考時間「2分」「2.5分」「3分」に係る第2の測色データ(z)、にそれぞれ相当するものである。
次いで、これら色彩値L1(30)〜L3(30)の平均値を、例えば、
L(30)=(L1+L2+L3)/3
のような式によって、さらに算出する。そして、この算出された平均値に基づいて、上記ステップS31にて印刷されたカラーチャート(色票)についての安定時の色彩値L(30)を算出するようにする。またさらに、このL値と同様の手順により、上記a値およびb値についても、上記ステップS31にて印刷されたカラーチャート(色票)についての安定時の色彩値を算出するようにする。
図8(a)〜(d)は、4種類の色票(パッチ)C1〜C4について、上記色変化データLs(2)、Ls(2.5)、Ls(3)と、上記安定時の色彩値L1(30)〜L3(30)およびL(30)を算出(予測)した結果(「30分後の予測Lab値」および「予測3点平均」)と、実際に測定(測色)した結果(「サンプルの実測値」)と、を対比して示しながら、さらに、その対比の結果としての両者の色差(「サンプルの実測値との色差」)を併せ示す図表である。
同図8に示されるように、発明者の実験により、少なくともここに示される4種類の色票(パッチ)C1〜C4については、実測値との色差(ΔE)が「0.1」〜「0.2」程度である予測値が得られた。すなわち、上記方法によれば、上記ステップS31にて印刷されたカラーチャート(色票)についての安定時の色彩値が、容易に、しかも精度よく求められる(算出される)ことになる。
そして、続くステップS365(図7)では、こうして求められた安定時の色彩値が、上記プリンタ17の記憶装置17eに格納(出力)されることになる。そして、この処理の完了をもって、上記色彩値の予測(算出)に係る一連の処理を終了することになる。
次に、ステップS6(図3)では、この予測値(プリンタ17の色再現特性に相当)が許容範囲内にあるか否かに基づいて上記プリンタ17の色再現特性の正否が判定される。なお、この判定(色認証)は、基本的に、上述の図5のステップS262と同様の処理として行われるため、ここではその説明を割愛する。すなわち、この判定(色認証)も、例えば上記制御回路17a(図1)と、上記記憶装置17eに搭載されたソフトウェアとの協働のもとに行われるものであり、この実施の形態では、これら制御回路17a等が、色判定手段に相当する。
そして、このステップS6における判定で、上記プリンタ17の色再現特性が正常である(測色値が許容範囲内にある)旨の判定がなされたときには、続くステップS611において、任意の目的物(任意の印刷用画像)を、上記プリンタ17に印刷させるとともに、さらに続くステップS612においては、上記判定(色認証)の結果(「色認証−適合」)も、上記プリンタ17に印刷させるようにする。なお、この判定(正常である旨の判定)の結果と共に、測色の結果(例えば平均色差など)も印刷するようにすれば、上記プリンタ17の色再現特性(例えば、どの程度の色のずれ(色差)があるか等)を、容易に把握することが可能になる。
さらに、この印刷が完了すると、続くステップS613において、この図3における一連の処理を終了するか否かが判断される。詳しくは、例えば適宜のアプリケーションソフトウェア上において、ユーザが上記入力装置16を通じて、上記一連の処理を終了するか否かを選択し、この選択の結果に基づいて、上記一連の処理を終了するか否かが判断される。そして、ここで一連の処理を終了すると判断されたときには、この判断をもって、この図3の一連の処理が、すなわち上記システムにより実行される画像処理が、全て終了することになる。他方、上記一連の処理を終了しないと判断されたときには、先のステップS3に戻って、再度、上記一連の処理が開始されることになる。
また一方、上記ステップS6における判定で、上記プリンタ17の色再現特性が正常ではない(測色値が許容範囲内にない)旨の判定がなされたときには、続くステップS621にて、上記プリンタ17による印刷を中止する(印刷が行われている場合にのみ実行、印刷が行われていない場合はそのまま)とともに、上記判定(色認証)の結果(「色認証−不適合」)を、上記プリンタ17に印刷させ、さらに続くステップS622において、上記プリンタ17に対して所定の色回復処理を実行する(図5のステップS282と同様)。そして、この色回復処理の実行後には、再び、先のステップS3から、上記一連の処理が開始されることになる(図3中の「X」)。なお、正常である旨の判定のときと同様、上記ステップS621においても、判定(正常でない旨の判定)の結果と共に、測色の結果(例えば平均色差など)を印刷するようにすれば、上記プリンタ17の色再現特性を、容易に把握することが可能になる。
図9(a)および(b)は、それぞれ上記ステップS612およびS621において、上記色認証の正否(結果)が印刷された印刷用紙の一例を示す図である。ただしここでは、説明の便宜上、上記色認証(ステップS6)の完了に先立ち、目的物の印刷(ステップS611)を開始した場合を例にとって図示している。
すなわち、上述の色認証において適合の判定がなされたときには、図9(a)に示されるように、カラーチャート(色票)CP(図7のステップS31にて印刷)、目的物PCT(ステップS611にて印刷)、認証結果および平均色差(「色認証−適合 平均ΔE=1.2」)N1(ステップS612にて印刷)が、1枚の印刷用紙に連なって印刷されることになる。このため、上記一連の処理によれば、例えば印刷物の品質証明等に用いられる色認証の証明書(プルーフ)なども容易に作成することが可能になる。なお、こうしたプルーフの作成においては、一般に、正しい色彩で印刷されていることを証明するために、目的物(印刷用画像)と共に色票(カラーチャート)も付けて同一用紙内に印刷される。
他方、上述の色認証において不適合の判定がなされたときには、図9(b)に示されるように、目的物PCTの印刷は途中であっても中断(中止)され、認証結果および平均色差(「色認証−不適合 平均ΔE=4.1」)N2の印刷が行われることになる(ステップS621)。このように、不適合の場合にあっては、上記目的物PCTの印刷の完了を待たずに、これを中止することで、印刷装置としてのプリンタ17に係るインク等の消耗品の節約が図られている。
以上説明したように、この実施の形態に係る測色方法および画像処理装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)プリンタ17(印刷装置)に所定の色票(カラーチャート)を所定の色材(インク)で印刷させ、該印刷された色票について、プリンタ17により印刷されてから色材(インク)の色が安定するまでの時間である安定時間「30分」と、該安定時間よりも短い所定の経過時間である参考時間「2分」「2.5分」「3分」と、の各時間における測色を行うことによって、これら各時間に係る第1の測色データをそれぞれ取得、保存した(図5参照)。そして、その後、再度、プリンタ17により上記色票を印刷させ、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段(ここでは上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現)に対して時間の設定を行うことに基づき、該印刷から参考時間を経過した時に、該印刷された色票の測色を上記測色機17d(測色装置)に自動実行させ、該測色の結果として、該印刷から参考時間「2分」「2.5分」「3分」を経過した時にそれぞれ測色を行うことにより、該参考時間に係る第2の測色データを新たに取得し(図7参照)、上記保存した安定時間に係る第1の測色データと上記参考時間に係る第1の測色データとの関係(差分値「x−y」)、および、上記参考時間に係る第2の測色データ(z)を、上記演算装置13に与えて、該演算装置13に、上記第1の測色データを取得(図5参照)した後に再度印刷した色票(図7のステップS31参照)についての、安定時の色彩値(ここではLab値)を算出させる(同図7の特にステップS363を参照)ようにした。
これにより、安定時間まで待つことなく、しかも上記演算装置13により容易に、安定時の色彩値が求められることになる。さらに、この方法では、前述したようなドライヤー等による乾燥作業を必要としない上、少なくとも上記再度の測色(第2の測色データの取得)については(この実施の形態では、上記色変化データの収集についても)、上記タイマ手段により自動的に実行されることで、ユーザの手間も少なくて済み、しかも、該設定された時刻に基づき、正確なタイミングで測色が行われることになる。したがって、この方法によれば、上記プリンタ17によりインク印刷された色票(カラーチャート)について測色を行う場合であれ、容易に、且つ、短時間で、高い精度の測色を実現することができることになる。
(2)また、上記参考時間として、印刷直後の時間(2分、2.5分、3分)を設定したことにより、極めて迅速な測色(予測に基づく色彩値の検出)が実現された。
(3)上記安定時間に係る第1の測色データをx、上記参考時間に係る第1の測色データをy、上記参考時間に係る第2の測色データをz、とするとき、上記演算装置13が、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値Dを、関係式「D=z+(x−y)」に基づいて算出するようにした。このような関係式によれば、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を、効率的、且つ、容易に、しかも十分高い精度で予測(算出)することができるようになる。
(4)上記参考時間として、複数のポイント「2分」「2.5分」「3分」を用意し、上記演算装置13が、これら各ポイントについて取得される上記第2の測色データの各々について上記関係式「D=z+(x−y)」に基づく色彩値Dを算出するとともに、これら色彩値の平均値もさらに算出し、この算出された平均値に基づいて、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を算出するようにしたことで、より高い精度で上述の測色(色彩値の予測)を行うことができるようになる。
(5)上記演算装置13による色彩値の算出(ステップS5)に先立ち、温度情報および湿度情報を取得するとともに、該取得される温度・湿度情報と、以前に第1の測色データを取得した時の温度・湿度条件(ステップS1)とを比較し、両者の相違が許容レベル(例えば温度「±2℃」、湿度「±5%」)を超えていないときには、以前取得、保存した第1の測色データを上記演算装置13に与えて、両者の相違が許容レベルを超えているときには、再度、第1の測色データを取得、保存するようにした(ステップS4)。これにより、効率よく、しかもより高い精度で、上述の測色(色彩値の予測)が行われることになる。
(6)上記測色機17d(測色装置)として、例えば複数(例えば40個)のセンサで物体からの光(可視光領域の波長成分)を分光、検出する分光測色計を採用することとした。こうすることで、簡易な制御で、精度よく、上述の測色を行うことができるようになる。
(7)上記測色機17dを、上記カラーチャートCPの印刷後、同一用紙(印刷用紙RP)内に上記プリンタ17が他の画像(例えば認証対象の目的物)を印刷している時であれ、この印刷と同時にカラーチャートCPに対して測色を行うことができるように配設した。これにより、上記印刷および測色が効率よく行われるようになり、もって、上述の色認証の証明書(プルーフ)についてもこれを、より容易且つ迅速に作成することができるようになる。
(8)また、こうした方法を実現する際に用いる画像処理装置(コンピュータ10)についてはこれを、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段(ここでは上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現)を備え、上記プリンタ17(印刷装置)に所定の色票を所定の色材で印刷させるとともに、この印刷された色票についての測色を、上記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、所定のタイミング(「2分」「2.5分」「3分」)で上記測色機17d(測色装置)に実行させ、この実行により取得される測色値(参考時間に係る第2の測色データz)を所定の関係式(「D=z+(x−y)」)に代入することに基づいて、上記プリンタ17の色再現特性(色彩値D)を算出する構成とした。こうした装置を用いることで、上述の方法がより容易且つ的確に実現されることになる。
(9)また、上記演算装置13により算出される色再現特性が許容範囲内にあるか否かに基づいて上記プリンタ17の色再現特性の正否を判定する色判定手段(上記制御回路17a等)をさらに備え、この色判定手段により上記プリンタ17の色再現特性が正常ではないと判定されたときには、上記プリンタ17の印刷を中止するとともに、該プリンタ17に対して所定の色回復処理(ステップS622)を実行する構成とした。これにより、処理対象となる印刷装置(プリンタ17)の色再現特性が正常ではないと判定されたときには、自動的に色回復処理が実行されることになり、ひいては、該プリンタ17の色再現特性についてのメンテナンス(保守・管理)を容易に行うことが可能になり、ひいては、先の色彩値の予測と相まって、こうしたメンテナンスにかかる時間が、従来よりも大幅に短縮されることになる。
(10)さらに、上記色判定手段により前記印刷装置の色再現特性が正常であると判定されたときには、該判定の結果を上記プリンタ17に印刷させるように構成した。これにより、処理対象となる印刷装置(プリンタ17)の色再現特性が正常であると判定されたときには、自動的に該判定の結果が印刷されることになり、ひいては、例えば印刷物の品質証明等に用いられる色認証の証明書(プルーフ)なども容易、且つ、迅速に作成することが可能になる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記測色機17d(測色装置)としては、上記分光測色計に限定されない任意の測色計を用いることができる。
・上記実施の形態では、上記タイマ手段をソフトウェアによって実現するようにした。しかし、これに限定されることなく、例えばハードウェアによって、これを実現することもできる。要は、設定時間の経過の有無を検出することができるものであればよい。また、上記実施の形態では、単一のタイマ手段により、上記参考時間および安定時間を検出するようにしたが、計時(検出)のポイント(参考時間や安定時間)ごとに上記タイマ手段を設けるようにしてもよい。
・参考時間のポイント数は任意であり(2つ以下でも、4つ以上でもよい)、十分な精度が得られる場合には、1つだけのポイントから、予測を行うこともできる。すなわち、平均値の算出も必須ではない。
・上記実施の形態では、効率的、且つ、容易に予測(算出)を行うべく、上記色彩値の予測(算出)に際して、関係式「D=z+(x−y)」を用いることとしたが、必ずしもこうした手法に限定されることはない。例えば、第2の測色データの測色時刻が、参考時間ではなく、他の安定時間の経過前の時刻である場合には、上記安定時間に係る第1の測色データと上記参考時間に係る第1の測色データとの関係式(例えば図10のグラフのような、印刷してからの経過時間と測色値との関係・傾向)を、予め最小二乗法などで正確に求めておき、上記演算装置13に、この関係式に対して上記第2の測色データおよび該第2の測色データの測色時刻を代入するような演算を実行させることで、上記再度印刷した色票についての安定時の色彩値についてはこれを、精度よく予測(算出)することができる。
・図3のステップS2にて収集(取得)される上記各時間に係る第1の測色データを、直前(ステップS1)に収集(取得)された上記温度・湿度の環境条件ごとに保存(例えばテーブルを作成)しておき、色彩値の予測(ステップS5)に先立って温度・湿度を取得(測定)する(ステップS3)都度、該測定値に対応するデータ(第1の測色データ)を適宜に読み出す(例えば対応するデータがないときにのみ、ステップS4の処理を実行する)ようにしてもよい。このように、上記色変化データ(第1の測色データ)の収集に係る処理の実行を必要最小限に抑えることで、演算負荷の軽減、ひいては処理時間の短縮が図られるようになる。
・上記温度・湿度データの収集は必須ではなく、測色時の環境条件や用途等に応じて、適宜に割愛するようにしてもよい。
・上記色彩値の予測(算出)に係る演算を、上記コンピュータ10の演算装置13ではなく、上記プリンタ17の制御回路17aに行わせるようにしてもよい。
・上記画像処理装置(コンピュータ10)を、上記プリンタ17に搭載する(例えば一体的に内蔵する)ようにしてもよい。
・上記画像処理の対象とする画像は、デジタルカメラで撮影されたものに限られることなく、例えばグラフィックソフトウェアで作成されたものなど、任意の画像を上記画像処理の対象とすることができる。
・上記プリンタ17は、インクジェット式のカラープリンタに限定されることはない。要は、色材の乾燥に時間のかかる印刷装置であれば、この発明は同様に適用することができる。
・また色票(カラーチャート)としても、任意の色票を用いることができる。例えば、上記実施の形態においては、この色票に係る色彩値が、Lab値であったけれども、この色彩値は任意であり、例えばRGB値や、CMY値、あるいはXYZ値等であってもよい。また、色彩値さえ既知であれば、カラーチャートではなく、任意の画像の一部を色票として利用することもできる。
・また、用途としては、上述のプルーフ(色認証の証明書)の作成のほか、様々な用途に応用することが可能であり、例えば始業時の色チェックなどにも用いることができる。
この発明に係る測色方法および画像処理装置の一実施の形態について、同実施の形態の方法および装置に係る画像処理システムの概要(概略構成)を模式的に示すブロック図。 上記システムに用いられるプリンタの構成を模式的に示す図であって、(a)は同プリンタの斜視図、(b)は同プリンタの平面図、(c)は同プリンタの側面図。 同実施の形態に係る測色方法について、主な手順を示すフローチャート。 温度・湿度データの収集に係る処理(図3のステップS1)について、その処理手順の一例を示すフローチャート。 色変化データの収集に係る処理(図3のステップS2)について、その処理手順の一例を示すフローチャート。 参考時間に係る第1の測色データについて、保存態様の一例を示す図表。 色彩値の予測(算出)に係る処理(図3のステップS5)の処理手順の一例を示すフローチャート。 (a)〜(d)は、色変化データと、安定時の色彩値を算出(予測)した結果と、実際に測定(測色)した結果と、を対比して示しながら、さらに、その対比の結果としての両者の色差を併せ示す図表。 (a)および(b)は、それぞれ色認証の正否(結果)が印刷された印刷用紙の一例を示す図。 発明者が安定時間について行った実験結果を示すグラフ。
符号の説明
10…コンピュータ、11…デジタルカメラ、12…記憶装置、13…演算装置、14…プリンタ駆動回路、15…モニタ駆動回路、16…入力装置、17…カラープリンタ、17a…制御回路、17b…温度センサ、17c…湿度センサ、17d…測色機、17e…記憶装置、18…モニタ、CP…カラーチャート(色票)、EP…エプロン、RL…レール、RP…印刷用紙。

Claims (8)

  1. 印刷を行う印刷装置と、測色を行う測色装置と、演算を行う演算装置と、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段と、を用意し、
    前記印刷装置に所定の色票を所定の色材で印刷させて、この印刷された色票について、前記印刷装置により印刷されてから色材の色が安定するまでの時間である安定時間と、該安定時間よりも短い前記印刷後の経過時間である一乃至複数の参考時間と、の各時間における測色を行うことによって、これら各時間に係る第1の測色データをそれぞれ取得、保存した上で、
    再度、前記印刷装置により前記色票を印刷させて、前記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、該印刷から前記安定時間の経過前に、該印刷された色票の測色を前記測色装置に自動実行させ、該測色の結果として、第2の測色データを新たに取得し、前記保存した安定時間に係る第1の測色データと前記参考時間に係る第1の測色データとの関係、および、前記第2の測色データ、および、該第2の測色データの測色時刻を、前記演算装置に与えて、該演算装置に、前記第1の測色データを取得した後に再度印刷した色票についての、安定時の色彩値を算出させる
    ことを特徴とする測色方法。
  2. 印刷を行う印刷装置と、測色を行う測色装置と、演算を行う演算装置と、設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段と、を用意し、
    前記印刷装置に所定の色票を所定の色材で印刷させて、この印刷された色票について、前記印刷装置により印刷されてから色材の色が安定するまでの時間である安定時間と、該安定時間よりも短い前記印刷後の経過時間である一乃至複数の参考時間と、の各時間における測色を行うことによって、これら各時間に係る第1の測色データをそれぞれ取得、保存した上で、
    再度、前記印刷装置により前記色票を印刷させ、前記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、該印刷から前記参考時間を経過した時に、該印刷された色票の測色を前記測色装置に自動実行させ、該測色の結果として、該参考時間に係る第2の測色データを新たに取得し、前記保存した安定時間に係る第1の測色データと前記参考時間に係る第1の測色データとの関係、および、前記参考時間に係る第2の測色データを、前記演算装置に与えて、該演算装置に、前記第1の測色データを取得した後に再度印刷した色票についての、安定時の色彩値を算出させる
    ことを特徴とする測色方法。
  3. 前記安定時間に係る第1の測色データをx、前記参考時間に係る第1の測色データをy、前記参考時間に係る第2の測色データをz、とするとき、前記演算装置は、前記再度印刷した色票についての安定時の色彩値Dを、関係式「D=z+(x−y)」に基づいて算出する
    請求項2に記載の測色方法。
  4. 前記参考時間として、複数のポイントを用意し、前記演算装置は、これら各ポイントについて取得される前記第2の測色データの各々について前記関係式「D=z+(x−y)」に基づく色彩値Dを算出するとともに、これら色彩値の平均値もさらに算出し、この算出された平均値に基づいて、前記再度印刷した色票についての安定時の色彩値を算出する
    請求項3に記載の測色方法。
  5. 前記演算装置による色彩値の算出に先立ち、温度情報および湿度情報を取得するとともに、該取得される温度・湿度情報と、以前に前記第1の測色データを取得した時の温度・湿度条件とを比較し、両者の相違が許容レベルを超えていないときには、以前取得、保存した第1の測色データを前記演算装置に与えて、両者の相違が許容レベルを超えているときには、再度、前記各時間に係る第1の測色データを取得、保存する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の測色方法。
  6. 設定時間の経過の有無を検出するタイマ手段を備え、
    所定の印刷装置に所定の色票を所定の色材で印刷させるとともに、この印刷された色票についての測色を、前記タイマ手段に対して時間の設定を行うことに基づき、所定のタイミングで所定の測色装置に実行させ、少なくともこの実行により取得される測色値を所定の関係式に代入することに基づいて、前記印刷装置の色再現特性を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記算出される色再現特性が許容範囲内にあるか否かに基づいて前記印刷装置の色再現特性の正否を判定する色判定手段をさらに備え、
    該色判定手段により前記印刷装置の色再現特性が正常ではないと判定されたときには、前記印刷装置の印刷を中止するとともに、該印刷装置に対して所定の色回復処理を実行する
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記算出される色再現特性が許容範囲内にあるか否かに基づいて前記印刷装置の色再現特性の正否を判定する色判定手段をさらに備え、
    該色判定手段により前記印刷装置の色再現特性が正常であると判定されたときには、該判定の結果を前記印刷装置に印刷させる
    請求項6または7に記載の画像処理装置。
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