JP2007256702A - 積層フィルム - Google Patents
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Abstract
半透過半反射型液晶ディスプレイに用いた時に光線反射率及び光線透過率が共に適度なものとすることが出来る、半透過半反射拡散フィルムとして利用できる積層フィルムを提供する。
【解決手段】
基材フィルムの少なくとも片面に、低屈折率層と、高屈折率層と、を積層してなる積層フィルムであって、前記低屈折率層がシラン系樹脂よりなり、かつ屈折率が1.30以上1.46以下であり、かつ膜厚が50nm以上150nm以下であり、前記高屈折率層が金属酸化物よりなり、かつ屈折率が1.55以上2.40以下であり、かつ膜厚が20nm以上100nm以下であり、前記積層フィルムの可視光線反射率が25%以上50%以下であり、かつ可視光線透過率が50%以上75%以下であり、かつ透過a*値が−5.0以上5.0以下であり、かつ透過b*値が−5.0以上5.0以下である、という構成を有する積層フィルムとした。
【選択図】 なし
Description
本願発明に係る積層フィルムについて第1の実施の形態として説明する。
本実施の形態に係る積層フィルムは、透明なプラスチックフィルムによる基材フィルムの少なくとも片面に、低屈折率層と、高屈折率層と、を積層してなる構成を有する。以下、各部材につき順次説明をする。
本実施の形態に係る積層フィルムを構成する低屈折率層はシラン系樹脂よりなるが、特に加水分解基含有シランの加水分解縮重合物により構成されることが好適であり、より具体的にはテトラエトキシシラン又はテトラメトキシシランである。さらに中空シリカを加えることにより、より一層屈折率を好適なものに調整しやすくなる。ここで用いる物質は特段これらに限定される必要はないが、これらの物質であれば安価で入手できるにもかかわらず所望の性能を発揮するので、製造コストの抑制に寄与することが出来る。
・原材料として高屈折率層を形成する金属酸化物の板状ターゲットを用いる。
・スパッタガスには純度99%以上のアルゴンを用いる。
厚み50μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が95nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化ニオブを膜厚が55nmとなるように積層した。
厚み50μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が125nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化ニオブを膜厚が50nmとなるように積層した。
厚み75μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が95nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化ニオブを膜厚が55nmとなるように積層した。
厚み50μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が95nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化チタンを膜厚が55nmとなるように積層した。
厚み75μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が125nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化チタンを膜厚が50nmとなるように積層した。
厚み6μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が90nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化ニオブを膜厚が60nmとなるように積層した。
厚み50μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が40nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化ニオブを膜厚が10nmとなるように積層した。
厚み350μmのPETフィルムを基材フィルムとした。その表面にテトラエトキシシランの加水分解物を膜厚が40nmとなるように積層した。そしてさらにその表面に酸化ニオブを膜厚が10nmとなるように積層した。
これらの値は以下の通りにして測定した。そしてその結果を以下に示す。
・(株)島津製作所製分光光度計に60φの積分球を設置して測定する。
・波長範囲は300nmから800nmまでとする。
・ここでいう反射率は硫化バリウム標準白色板の反射率を100%として換算したものである。
Claims (4)
- 透明なプラスチックフィルムによる基材フィルムの少なくとも片面に、
低屈折率層と、高屈折率層と、
を積層してなる積層フィルムであって、
前記低屈折率層がシラン系樹脂よりなり、かつその光線屈折率が1.30以上1.46以下であり、かつその膜厚が50nm以上150nm以下であり、
前記高屈折率層が金属酸化物よりなり、かつその光線屈折率が1.55以上2.40以下であり、かつその膜厚が20nm以上100nm以下であり、
前記積層フィルムの可視光線反射率が25%以上50%以下であり、かつ可視光線透過率が50%以上75%以下であり、かつ透過a*値が−5.0以上5.0以下であり、かつ透過b*値が−5.0以上5.0以下であること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1に記載の積層フィルムにおいて、
前記基材フィルムがポリエチレンテレフタレートフィルムであること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1又は請求項2に記載の積層フィルムにおいて、
前記低屈折率層が、加水分解基含有シランの加水分解縮重合物からなること、
を特徴とする、積層フィルム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の積層フィルムにおいて、
前記金属酸化物が、酸化ニオブ又は酸化チタンの何れか若しくは双方であること、
を特徴とする、積層フィルム。
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JP2006081988A JP2007256702A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 積層フィルム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117908175A (zh) * | 2024-03-20 | 2024-04-19 | 四川虹基光玻新材料科技有限公司 | 一种半反射膜及其制备方法和应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004098420A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明積層フィルム、偏光板、液晶表示素子及び液晶表示装置 |
JP2005224948A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明反射基材、カラーフィルタ及び液晶表示装置 |
JP2006054377A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Asahi Kasei Corp | ディスプレイ用フィルター |
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2006
- 2006-03-24 JP JP2006081988A patent/JP2007256702A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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