JP2007256680A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各色の光がTIRプリズムに入射したときの屈折率の差による色分散を考慮し、発光素子及び集光レンズの光軸が導光体の入射面に対して所定角度を有する状態で配置することにより、各色の光が、焦点が確実に一致した状態で、DMDに集光され得、光の利用効率が良好であり、投射光が明るい投射型画像表示装置を提供する。
【解決手段】LED1G、集光レンズ2G及び3Gが、LED1G、集光レンズ2G及び3Gの光軸がクロスダイクロイックプリズム4の入射面に略直交し、LED1Gが発する光がクロスダイクロイックプリズム4の出射面から略垂直に出射するように配置されている。これを基準に、LED1R及びLED1Bが発する光の光路が求められ、LED1R及び1B、並びに集光レンズ2R,3R及び2B,3Bの配置が決められている。
【選択図】図1

Description

本発明は、各色の光が、焦点が確実に一致した状態で、DMDに集光され得、光の利用効率が良好であり、投射光が明るい投射型画像表示装置に関する。
従来、フロントプロジェクション方式として光源により生成した画像に係る変調光をスクリーンに投影してスクリーン上に画像表示を行うプロジェクタ(投射型画像表示装置)が存在する。また、このような投射型画像表示装置の構成は、リアプロジェクションテレビに代表されるリアプロジェクション方式にも適用されている。投射型画像表示装置は光源としてランプを用いるものと、レーザ及びダイオード等の発光素子を用いるものがあり、一方、投影対象の元画像を生成する空間光変調素子(ライトバルブ)の種類で区別した場合、DMD(Digital Mirror Device:登録商標)を用いるものと、液晶表示パネルを用いたものとに分かれる。
図4は、光源に発光素子を用いると共にライトバルブに1枚のDMDを用いたDMD1枚方式の従来の投射型画像表示装置(DLP方式:Digital Light Projector)30の構成を示す概略図である。この投射型画像表示装置においては、発光素子として発光ダイオード(LED)が用いられている。
立方体状の導光体としてのクロスダイクロイックプリズム34の周囲三面には、赤(以下、Rと称す)色の光を発光するLED31R、緑(以下、Gと称す)色の光を発光するLED31G、及び青(以下、Bと称す)色の光を発光するLED31Bが配置されている。各LED31R、31G及び31Bとクロスダイクロイックプリズム34との間には、集光レンズ32R及び33R、32G及び33G、32B及び33Bがそれぞれ配置されている。クロスダイクロイックプリズム34の出射側には、TIR(Total Internal Reflection:全反射)プリズム35、DMD36及び投射レンズ37が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム34は、R光を反射する一方、G、B光を透過するダイクロイックミラー34R、及びB光を反射する一方、R、G光を透過するダイクロイックミラー34Bを対角線上に設けている。なお、各ダイクロイックミラー34R、34Bは、クロスダイクロイックプリズム34を構成するプリズム部材を貼り合わせて一体的に形成されている。
LED31Rで発光し、集光レンズ32R及び33Rを通過したR光は、ダイクロイックミラー34Rで反射し、クロスダイクロイックプリズム34を出射してTIRプリズム35へ向かう。また、LED31Bで発光し、集光レンズ32B及び33Bを通過したB光は、ダイクロイックミラー34Bで反射し、クロスダイクロイックプリズム34を出射してTIRプリズム35へ向かう。LED31Gで発光し、集光レンズ32G及び33Gを通過したG光は、光軸がダイクロイックミラー34Rと34Bとの交点を通る状態で、ダイクロイックミラー34R及び34Bを透過して、クロスダイクロイックプリズム34を出射し、TIRプリズム35へ向かう。LED31R、LED31G及びLED31Bは、時分割駆動により順次点灯され、各色の光は、このダイクロイックプリズム34において、同一の光軸上に合成された上で、クロスダイクロイックプリズム34を出射する。
TIRプリズム35は、平面視が、図の如く一角が鋭角のプリズムである第1プリズム35aと、平面視が直角三角形である第2プリズム35bとを備える。第1プリズム35aに入射した光は、第1プリズム35aを通過して、第2プリズム35bに入射し、第2プリズム35bを通過して、DMD36に入射する。DMD36に入射した光は、電気的にオン・オフされるDMD36のマイクロミラーの傾き角度に応じて変調され、第2プリズム35bに入射して、第2プリズム35bの反射面35cで反射して、投射レンズ37に入射する。R,G,B光が順次DMD36に入射されることにより、順次R,G,B画像の光が生成され、該光が第2プリズム35bの反射面35cで全反射し、投射レンズ37を介してスクリーンに投射されて、スクリーンにR、G、B画像が表示される。スクリーン上に表示されたR,G,B画像は、各々が人間の色分解能以上の速さで切り換えられるため、錯覚的にカラー画像として視認される。
特許文献1には、クロスダイクロイックプリズムの3入射面にR、G及びBの各LEDから発光し、第1フライアイレンズ及び第2フライアイレンズを通した出射光を入射し、出射面からR、G及びBの合成照明光を出射し、第1フライアイレンズの各素子レンズの出射瞳の拡大像を、この素子に対応する第2フライアイレンズ、及び以後の照明レンズを通して、DMDパネルにやや大きめに結像する光学系を有し、DMDパネル上の画素のオン画素から反射した光のみが投射レンズを通過してスクリーンに結像する投射型画像表示装置の発明が開示されている。
特許文献2には、LEDから発する光を半円形の開口部を有する放物面反射鏡により反射して略平行光束化し、2つの台形プリズムの底面同士が接合され接合面に半透鏡特性の薄膜が施されている六角形プリズムに略平行光束を入射させ、前記薄膜により2分割させて、プリズム出射後の光束が円形断面の照明光となり、インテグレータ系のフライアイレンズに導かれるように構成された光源装置を有する投射型画像表示装置の発明が開示されている。
特許文献3には、複数のR色LEDの中にY色LEDが少なくとも1つ混在するR色光源ユニットと、複数のG色LEDからなるG色光源ユニットと、複数のB色LEDからなるB色光源ユニットとをクロスダイクロイックプリズムの3面と対向させてそれぞれ配置し、G色の発光時にY色LEDを同時に発光させ、両者から発せられた光の合成光がG色光としてライトバルブに照射されるように構成された投射型画像表示装置の発明が開示されている。
特開2003−186110号公報 特開2004−53949号公報 特開2005−189277号公報
図4及び特許文献1の投射型画像表示装置においては、クロスダイクロイックプリズムの3入射面から入射した各色の光を同一の光軸上に合成してクロスダイクロイックプリズムを出射させているが、各色の光はTIRプリズムに入射して、屈折率の差に基づき色分散し、DMDに集光されたときに、互いに焦点がずれるという問題があった。そして、同一の光軸上に合成するために、LED、集光レンズ、クロスダイクロイックプリズム、TIRプリズム及びDMDの配置の調整は煩雑であるという問題があった。
図5は、図4の投射型画像表示装置30の一部拡大図である。
図5に示されているように、TIRプリズム35の入射側で各色の光軸が一致していても、TIRプリズム35を通過するときに各色が色分散し、DMD36に、各色で光軸がずれた状態で入射している。
図6は、DMDの表示エリアAと各色の集光エリアとを示した模式図であり、(a)は表示エリアAとR色の集光エリアRとを示した図、(b)は表示エリアAとG色の集光エリアGとを示した図、(c)は表示エリアAとB色の集光エリアBとを示した図である。
図6より、G色は表示エリアAと集光エリアGとの中心が一致しているが、R色及びB色は表示エリアAと集光エリアとの中心がずれていることが分かる。従って、集光エリア(照明エリア)を予め大きく設定しておく必要があり、その結果、暗くなるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、各色の光がTIRプリズムに入射したときの屈折率の差による色分散を考慮し、発光素子及び集光レンズの光軸が導光体の入射面に対して所定角度を有する状態で配置することにより、各色の光が、焦点が確実に一致した状態で、DMDに集光され得、DMDの表示エリアと各色の光の集光エリアの中心とが一致して、集光エリアを小さくすることが出来、光の利用効率が良好であり、投射光が明るい投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、クロスダイクロイックプリズム又はフィリップスプリズムを用いることにより、光の利用効率がさらに良好である投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投射型画像表示装置は、少なくとも2以上の異なる色の光を各別に発する発光素子と、各発光素子が発する光を入射し、該光が全反射又は通過して出射する導光体と、内部に反射面を有するTIRプリズムと、画像情報に基づき入射光をオン状態とオフ状態とに切り替えて反射させるマイクロミラーを有するDMDと、該DMDが反射した光を被投射体へ投射する投射レンズとを備え、前記TIRプリズムは前記導光体から入射された光を前記DMDに集光させ、該DMDが反射した光を前記反射面により前記投射レンズへ反射させる投射型画像表示装置において、各発光素子及び集光レンズが、該発光素子及び集光レンズの光軸が前記導光体の入射面に対して所定角度を有する状態で配置され、各発光素子が発し、集光レンズを通った光が各別の光路で導光体及びTIRプリズムを通り、DMDにおける焦点で集光されるように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、各色の光が前記TIRプリズムに入射したときの屈折率の差による色分散を考慮し、焦点側から光路を求めて、発光素子、集光レンズ及び導光体を配置するので、各色の光が、焦点が確実に一致した状態で、DMDに集光され得る。従って、DMDの表示エリアと各色の光の集光エリアとの中心が、色毎にずれることなく一致するので、集光エリアを表示エリアと略同じ大きさにすることが出来、光の利用効率が良好になり、投射光が明るくなる。
本発明に係る投射型画像表示装置は、一の発光素子及び集光レンズが、該発光素子及び集光レンズの光軸が前記導光体の入射面に略直交し、該発光素子が発する光が前記導光体の出射面から略垂直に出射するように配置されていることを特徴とする。
本発明においては、まず、一の発光素子及び集光レンズを配置し、これを基準に他の発光素子が発する光の光路を求め、該発光素子及び集光レンズの配置を決定することが出来るので、バランス良く配置が決まり、配置の調整も容易にすることが出来る。
本発明に係る投射型画像表示装置は、各発光素子が発する光の色はそれぞれ赤、緑及び青であり、前記一の発光素子は、緑色の光を発する発光素子であることを特徴とする。
TIRプリズムにおいて、赤、緑及び青の順に光軸の角度がずれるが、本発明においては、まず、緑色の光の光路を求めて該光を発する発光素子及び集光レンズの配置を決めるので、赤色及び青色の光の光路がバランス良く決まって、赤色及び青色の光を発する発光素子並びに集光レンズの配置が決まり、配置の調整も容易にすることが出来る。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記導光体は、クロスダイクロイックプリズムであることを特徴とする。
本発明においては、各発光素子から入射する光の光路を短く、光線の広がりを小さくすることが出来るので、光の利用効率がさらに良好である。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記導光体は、フィリップスプリズムであることを特徴とする。
本発明においては、光の利用効率がさらに良好である。
本発明によれば、各色の光がTIRプリズムに入射したときの屈折率の差による色分散を考慮して、発光素子、集光レンズ及び導光体を配置するので、各色の光が、焦点が確実に一致した状態で、DMDに集光され得る。従って、DMDの表示エリアと各色の光の集光エリアとの中心が、色毎にずれることなく一致するので、集光エリアを最小限にすることが出来、光の利用効率が良好になり、投射光が明るくなる。そして、光軸を合わせるための調整が不要であり、調整のための部材を削減することが出来るので、使用が簡便になり、装置がコンパクトになって安価になる。
本発明によれば、導光体としてクロスダイクロイックプリズムを用いるので、各発光素子から入射する光の光路を短く、光線の広がりを小さくすることが出来るので、光の利用効率がさらに良好である。
本発明によれば、導光体としてフィリップスプリズムを用いるので、光の利用効率がさらに良好である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の構成を示す概略図であり、図中、10が投射型画像表示装置である。
投射型画像表示装置10は、光源の発光素子として、R色の光を発光するLED1R、G色の光を発光するLED1G、及びB色の光を発光するLED1Bを備える。LED1R、LED1G及びLED1Bは、平面視が立方体状であるクロスダイクロイックプリズム4の周囲三面に、それぞれ配置されている。LED1R、LED1G及びLED1Bは面発光型であり、時分割駆動により順次点灯される。
LED1Rとクロスダイクロイックプリズム4の対向面との間には、集光レンズ2R及び3Rが配置されている。同様に、LED1G,1Bとクロスダイクロイックプリズム4の各対向面との間には、集光レンズ2G,2B及び3G,3Bがそれぞれ配置されている。クロスダイクロイックプリズム4の出射側には、TIRプリズム5、DMD6及び投射レンズ7が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム4は、4つの直角プリズムを接合したものであり、この接合面に、R光を反射させ、G、B光を透過させるダイクロイックミラー4R、及びB光を反射させ、R、G光を透過させるダイクロイックミラー4Bが対角線上に設けられている。
LED1Rで発光し、集光レンズ2R及び3Rにより集光されて、クロスダイクロイックプリズム4に入射したR光は、ダイクロイックミラー4Rで反射し、クロスダイクロイックプリズム4を出射してTIRプリズム5へ向かう。また、LED1Bで発光し、集光レンズ2B及び3Bにより集光されて、クロスダイクロイックプリズム4に入射したB光は、ダイクロイックミラー4Bで反射し、クロスダイクロイックプリズム4を出射してTIRプリズム5へ向かう。LED1Gで発光し、集光レンズ2G及び3Gにより集光されて、クロスダイクロイックプリズム4に入射したG光は、光軸がダイクロイックミラー4Rと4Bとの交点を通る状態で、ダイクロイックミラー4R及び4Bを透過して、クロスダイクロイックプリズム4を出射し、TIRプリズム5へ向かう。
TIRプリズム5は、平面視が、図の如く一角が鋭角のプリズムである第1プリズム5aと、平面視が直角三角形である第2プリズム5bとを備える。第1プリズム5aに入射した光は、第1プリズム5aを通過して、第2プリズム5bに入射し、第2プリズム5bを通過して、DMD6に入射する。DMD6に入射した光は、電気的にオン・オフされるDMD6のマイクロミラーの傾き角度に応じて変調され、第2プリズム5bに入射し、第2プリズム5bの反射面5cで全反射して、投射レンズ7に入射する。
クロスダイクロイックプリズム4からR,G,B光が順次DMD6に入射されることにより、順次R,G,B画像の光が生成され、反射されてTIRプリズム5の第2プリズム5bに入射し、反射面5cで全反射し、投射レンズ7を介してスクリーンに投射されて、スクリーンにR、G、B画像が表示される。スクリーン上に表示されたR,G,B画像は、各々が人間の色分解能以上の速さで切り換えられるため、錯覚的にカラー画像として視認される。
本実施形態においては、LED1Gから発光され、集光レンズ2G及び3Gを経由して、クロスダイクロイックプリズム4に入射したG光が、クロスダイクロイックプリズム4の出射面から該出射面に垂直に出射し、さらにTIRプリズム5に入射し、屈折してTIRプリズム5を出射して、DMD6の所定位置に焦点を合わせて集光されるように、TIRプリズム5及びDMD6に対し、LED1G、集光レンズ2G及び3G、並びにクロスダイクロイックプリズム4が配置されている。LED1Gは、その平面がクロスダイクロイックプリズム4の入射面と略平行になるように、すなわちLED1G、集光レンズ2G及び3Gの光軸が前記入射面に略直交するように配置されている。
上述したように、クロスダイクロイックプリズム4の配置が決まるので、DMD6における焦点から逆向きに、TIRプリズム5及びクロスダイクロイックプリズム4におけるR光の屈折率を考慮してR光の光路を求めることで、R光のクロスダイクロイックプリズム4の入射面に対する入射角度、すなわちLED1R、集光レンズ2R及び3Rの光軸の前記入射面に対する角度が決まり、LED1R、集光レンズ2R及び3Rの配置が決まる。同様にして、LED1B、集光レンズ2B及び3Rの配置が決まる。
上述の各色の光路に基づくLED1G等の配置の決定は、コンピュータシミュレーション又は作図等により行われる。
本実施形態においては、上述したように、各部材を配置しているので、R光、G光及びB光のDMD6における焦点が一致した状態で、各色の光がDMD6で集光される。
図2は、DMDの表示エリアAと各色の集光エリアとを示した模式図であり、(a)は表示エリアAとR色の集光エリアRとを示した図、(b)は表示エリアAとG色の集光エリアGとを示した図、(c)は表示エリアAとB色の集光エリアBとを示した図である。
図2より、DMD6の表示エリアAと各色の光の集光エリアとの中心が、色毎にずれることなく一致していることが分かる。従って、集光エリアを最小限にすることが出来、光の利用効率が良好になり、投射光が明るくなる。
そして、光軸を合わせるための調整が不要であり、調整のための部材を削減することが出来るので、使用が簡便になり、装置がコンパクトになって安価になる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置20の構成を示す概略図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付してある。
投射型画像表示装置20は、導光体として、投射型画像表示装置10のクロスダイクロイックプリズム4ではなく、フィリップスプリズム14を備える。
フィリップスプリズム14は、平面視が三角形である第1プリズム14a,第2プリズム14bと、平面視が台形状である第3プリズム14cとを備える。第1プリズム14aのLED1Rと対向する面の内側には、第1ダイクロイック膜14dが形成されており、第2プリズム14bのLED1Gと対向する面の内側には、第2ダイクロイック膜14eが形成されている。第1ダイクロイック膜14dは、R光を反射させ、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜14eは、B光を反射させ、R光及びG光を透過させる。
第1プリズム14a及び第2プリズム14bは、第1プリズム14aの第1ダイクロイック膜14dが形成された面と、第2プリズム14bの斜辺に対応する面とが所定間隔を隔てて対向するように配置されている。また、第2プリズム14bの第2ダイクロイック膜14eが形成された面の外側と第3プリズム14cの出射面とは、接合されている。
LED1Rが発したR光は、第1プリズム14aに入射し、第1プリズム14aの斜辺に対応する面で反射し、さらに第1ダイクロイック膜14dで反射して、第1プリズム14aを出射する。
LED1Bが発したB光は、第2プリズム14bに入射し、第2プリズム14bの斜辺に対応する面で全反射し、さらに第2ダイクロイック膜14eで反射して、第2プリズム14bを出射し、第1プリズム14aの第1ダイクロイック膜14dを透過して、第1プリズム14aを通過する。
LED1Gが発したG光は、第3プリズム14cに入射して第3プリズム14cを通過し、第2ダイクロイック膜14eを透過して第2プリズム14bを通過し、第1ダイクロイック膜14dを通過して、第1プリズム14aを通過する。
フィリップスプリズム14を出射して、TIRプリズム5の第1プリズム5aに入射した各色の光は、第1プリズム5aを通過して、第2プリズム5bに入射し、第2プリズム5bを通過して、DMD6に入射する。DMD6に入射した光は、電気的にオン・オフされるDMD6のマイクロミラーの傾き角度に応じて変調され、第2プリズム5bに入射し、第2プリズム5bの反射面5cで全反射して、投射レンズ7に入射する。
フィリップスプリズム14にR,G,B光が順次DMD6に入射されることにより、順次R,G,B画像の光が生成され、該光が第2プリズム5bの反射面5cで全反射して、投射レンズ7を介してスクリーンに投射されて、スクリーンにR、G、B画像が表示される。
本実施形態においては、LED1Gから発光され、集光レンズ2G及び3Gを経由して、第3プリズム14cの入射面に入射したG光が、第1プリズム14aの出射面から該出射面に垂直に出射し、さらにTIRプリズム5に入射し、屈折してTIRプリズムを出射して、DMD6の所定位置に焦点を合わせて集光されるように、TIRプリズム5及びDMD6に対し、LED1G、集光レンズ2G及び3G、並びにフィリップスプリズム14が配置されている。LED1Gは、その平面が前記入射面と略平行になるように、すなわちLED1G、集光レンズ2G及び3Gの光軸が前記入射面に略直交するように配置されている。
上述したようにして、フィリップスプリズム14の配置が決まるので、DMD6における焦点から逆向きに、TIRプリズム5及びフィリップスプリズム14におけるR光の屈折率を考慮してR光の光路を求めることで、R光のフィリップスプリズム14の入射面に対する入射角度、すなわちLED1R、集光レンズ2R及び3Rの光軸の前記入射面に対する角度が決まり、LED1R、集光レンズ2R及び3Rの配置が決まる。同様にして、LED1B、集光レンズ2B及び3Rの配置が決まる。
本実施形態においては、各色の光がTIRプリズム5に入射したときの屈折率の差による色分散を考慮して、LED1R,1G及び1B、集光レンズ2R,3R,2G,3G,2B及び3B、並びにフィリップスプリズム14を配置するので、各色の光が、焦点が確実に一致した状態で、DMD6に集光される。従って、光の利用効率が良好になり、投射光が明るくなる。
前記実施形態1及び2においては、発光素子としてLEDを適用した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、アイセーフ性を有するレーザ、レーザダイオード等の他の固体半導体素子を用いてもよい。また、LEDは面発光型に限定されず、砲弾型でもよい。
さらに、前記実施形態1及び2においては、導光体としてクロスダイクロイックプリズム4又はフィリップスプリズム14を適用した場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。
さらに、前記実施形態1及び2においては、G光の光路を基準にしてLED1G等の配置を決める場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、他の色の光の光路を基準にして配置を決めてもよい。
そして、発光素子は、R色、G色及びB色の光を発するものに限定されない。
本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の構成を示す概略図である。 DMDの表示エリアAと各色の集光エリアとを示した模式図であり、(a)は表示エリアAとR色の集光エリアRとを示した図、(b)は表示エリアAとG色の集光エリアGとを示した図、(c)は表示エリアAとB色の集光エリアBとを示した図である。 本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置の構成を示す概略図である。 光源に発光素子を用いると共にライトバルブに1枚のDMDを用いたDMD1枚方式の従来の投射型画像表示装置の構成を示す概略図である。 図4の投射型画像表示装置の一部拡大図である。 DMDの表示エリアAと各色の集光エリアとを示した模式図であり、(a)は表示エリアAとR色の集光エリアRとを示した図、(b)は表示エリアAとG色の集光エリアGとを示した図、(c)は表示エリアAとB色の集光エリアBとを示した図である。
符号の説明
10、20 投射型画像表示装置
1R、1G、1B LED
2R、3R、2G、3G、2B、3B 集光レンズ
4 クロスダイクロイックプリズム
4R、4B ダイクロイックミラー
5 TIRプリズム
5a 第1プリズム
5b 第2プリズム
5c 反射面
6 DMD
7 投射レンズ
14 フィリップスプリズム
14a 第1プリズム
14b 第2プリズム
14c 第3プリズム
14d 第1ダイクロイック膜
14e 第2ダイクロイック膜

Claims (5)

  1. 少なくとも2以上の異なる色の光を各別に発する発光素子と、各発光素子が発する光を集光する集光レンズと、各集光レンズから出射する光が入射し、該光が全反射又は通過して出射する導光体と、内部に反射面を有するTIRプリズムと、画像情報に基づき入射光をオン状態とオフ状態とに切り替えて反射させるマイクロミラーを有するDMDと、該DMDが反射した光を被投射体へ投射する投射レンズとを備え、前記TIRプリズムは前記導光体から入射された光を前記DMDに集光させ、該DMDが反射した光を前記反射面により前記投射レンズへ反射させる投射型画像表示装置において、
    各発光素子及び集光レンズが、該発光素子及び集光レンズの光軸が前記導光体の入射面に対して所定角度を有する状態で配置され、各発光素子が発し、集光レンズを通った光が各別の光路で導光体及びTIRプリズムを通り、DMDにおける焦点で集光されるように構成されていることを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 一の発光素子及び集光レンズが、該発光素子及び集光レンズの光軸が前記導光体の入射面に略直交し、該発光素子が発する光が前記導光体の出射面から略垂直に出射するように配置されている請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  3. 各発光素子が発する光の色はそれぞれ赤、緑及び青であり、
    前記一の発光素子は、緑色の光を発する発光素子である請求項2に記載の投射型画像表示装置。
  4. 前記導光体は、クロスダイクロイックプリズムである請求項1乃至3のいずれか1つに記載の投射型画像表示装置。
  5. 前記導光体は、フィリップスプリズムである請求項1乃至3のいずれか1つに記載の投射型画像表示装置。
JP2006081688A 2006-03-23 2006-03-23 投射型画像表示装置 Pending JP2007256680A (ja)

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