JP2007256208A - 吸光度測定装置及び特定物質の有無判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液滴に光を確実に照射し、その液滴からの光を確実に捕捉する。
【解決手段】ノズル11の開口11aに液滴18を形成する。液滴18には核酸を含んでいる。光源20から光を発する。液滴18に所定の波長域の光をビームにして照射する。球本体32が液滴18を照射したビームによる透過光30及び液滴18により散乱した散乱光31を網羅的に捕らえる。透過光30及び散乱光31の光量が光検出器33により検出される。制御演算部15は、透過光30及び散乱光31の光量に基づいて、液滴18の吸光度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定物質、例えば核酸を含む液の吸光度を測定する吸光度測定装置及び特定物質の有無判定装置に関する。
特定物質、例えば核酸を含む試料液に光を照射し、その試料液からの透過光及び散乱光に基づいて、試料液の吸光度を測定する方法がある。この方法によれば、試料液中の特定物質の濃度を測定することができる。
この方法を用いた装置として、特許文献1記載の粒子解析装置がある。この粒子解析装置によれば、フローセル内の試料液により散乱した光を検出する測定光学系内に焦点・光軸検出手段を設け、その散乱光の焦点及び光軸を調整することにより、検出の精度を向上させている。しかしながら、フローセル内部または外部に汚れやキズ等がある場合には、それら汚れ等よって光が反射して測定光学系に入ってしまうことがあり、検出を精度よく行うことができないおそれがあった。
これに対して、特許文献2記載の吸光度測定法は、ノズルを用いて試料液の液滴を形成し、この液滴に対して光を直接照射させることにより、上記問題の解決を図っている。
なお、液滴に光を当てて、液滴の吸光度を測定する方法として、特許文献3記載の液下液滴検出装置の校正方法及び特許文献4記載の液下液滴検出装置が挙げられる。これらの発明は、液滴により散乱した光に基づいて液滴の径を算出し、その液滴の径を用いて液中の濃度を算出している。
特開昭61−167838号公報 特開平8−247934号公報 特開昭63−255608号公報 特開平2−115705号公報
上記特許文献2記載の発明については、以下のような問題点がある。この発明によれば、ノズルもしくは光源を水平方向に移動させることで、液滴が気流の乱れ等によって揺れ動かされたとしても、光を液滴の中央部に確実に照射している。しかし、ノズルに液滴を形成するごとに、わざわざノズル等を移動させなければならないため、光の検出に時間を要し、迅速性に欠けるという問題がある。逆に、ノズルの移動を行わないと、液滴位置のずれによる誤差が大きくなるという問題がある。また、レーザを用いるため特定の波長しか測定することができないという問題もある。
また、上記特許文献3及び4の発明については、散乱光から液滴の径を求め、その液滴の径に基づいて濃度を算出するため、その散乱光を精度よく検出する装置等が必要となる。
本発明は、液滴に光を確実に照射し、その液滴からの光を確実に捕らえる吸光度測定装置及び特定物質の有無判定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の吸光度測定装置は、特定物質が含まれる液を液滴に形成する液滴形成器と、前記液滴に対して所定の波長域の光をビームにして照射する照射光学系と、前記液滴を照射したビームによる透過光及び前記液滴により散乱した散乱光を網羅的に捕らえ、前記透過光及び散乱光の光量を測定する測定器と、前記測定器による透過光及び散乱光の光量に基づいて、前記液の吸光度を算出する吸光度算出部とを備えることを特徴とする。
前記測定器は積分球であることが好ましい。前記照射光学系は、光源と、光源からの光を略平行光にする光学部材と、前記測定器で用いる波長域の光を透過させるフィルタ部材と、前記フィルタ部材を透過した光を集光する集光光学部材と、前記集光光学部材で集光された光を前記液滴に照射する光ファイバとを備えることが好ましい。前記照射光学系は、光源と、光源からの光を略平行光にする光学部材と、前記測定器で用いる波長域の光を透過させるフィルタ部材と、前記フィルタ部材を透過した光束径を絞り込むビームコンプレッション光学系と、前記ビームコンプレッション光学系から近軸平行光を取り出すピンホール部材とを備えることが好ましい。
本発明の特定物質の有無判定装置は、前述の吸光度測定装置と、この吸光度測定装置で算出した吸光度に基づき前記液中の特定物質の濃度を算出し、この特定した濃度に基づき前記特定物質が所定量含まれているか否かを判定する特定物質の有無判定部とを備えることを特徴とする。
前記特定物質は核酸であり、前記特定物質の有無判定部は、PCR処理が可能な程度に前記核酸が含まれているか否かを判定することが好ましい。前記照射光学系は、光を複数回液滴に照射し、その照射毎に光の波長を変えることが好ましい。
本発明によれば、特定物質が含まれる液を液滴に形成する液滴形成器と、前記液滴に対して所定の波長域の光をビームにして照射する照射光学系と、前記液滴を照射したビームによる透過光及び前記液滴により散乱した散乱光を網羅的に捕らえ、前記透過光及び散乱光の光量を測定する測定器と、前記測定器による透過光及び散乱光の光量に基づいて、前記液の吸光度を算出する吸光度算出部とを備えることにより、液滴の中央部に光を照射することが可能となるとともに、液滴からの透過光及び散乱光を網羅的に捕捉することが可能となる。したがって、液滴の吸光度を精度よく測定することが可能となる。
また、照射光学系が、光を複数回液滴に照射し、その照射毎に光の波長を変えることにより、液中における不純物の有無を検出することが可能となる。
本発明の核酸有無判定装置の構成及び作用を以下に説明する。なお、この核酸有無判定装置は、単に吸光度を測定する吸光度測定装置として用いてもよい。
図1は、本発明の核酸有無判定装置10の概略図である。この核酸有無判定装置10は、PCR処理装置(図示省略)内に設けられており、PCRの処理前に液滴を形成して、PCR処理に必要十分な核酸が含まれているか否か、また、不純物が含まれているか否か等を判定する。
核酸有無判定装置10は、ノズル11、照射光学系12、積分球14、制御演算部15を備えている。なお、前述の装置構成は一例であり、これに限定されない。
ノズル11の下端には開口11aが形成されており、この開口11aから核酸を含む液の液滴18が形成される。液滴18の径は約1mm程度であるが、±0.5mm程度の誤差であれば許容される。ここに言う核酸を含む液とは、例えばヒトの血液などの試料液から核酸が抽出された液である。
照射光学系12は光を液滴18に複数回照射し、その照射毎に光の波長を変化させる。照射光学系12は、光源20、第1レンズ21、第2レンズ22、第1ないし第4フィルタ23,24,25,26、フィルタセット部27、光ファイバ28から構成される。この照射光学系12は、その光軸29が液滴18の中央部に一致するように、配置されている。また、フィルタセット部27は制御演算部15に接続されている。
光源20としては、紫外線領域の光、例えば波長が230nm〜600nmの光を発することが可能なものが用いられる。具体的には、重水素ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプなどが挙げられる。光源20は、ドライバ20aを介して、制御演算部15に接続されており、この制御演算部15によって一定光量で発光するように制御される。
第1ないし第4フィルタ23〜26は、フィルタセット部27により光軸29に選択的にセットされる。第1レンズ21は、光源20から放射状に発せられた光を光軸29に対して略平行にし、セットされた第1ないし第4フィルタ23〜26を透過させる。第1フィルタ23は、波長が260nmの光を透過させる。また、第2フィルタ24は、波長が280nmの光を透過させる。また、第3フィルタ25は波長が230nmの光を、第4フィルタ26は波長が400nmの光を透過させる。
第2レンズ22は、第1ないし第4フィルタ23〜26のいずれかを透過した光をファイバ28の入射口28aに集める。光ファイバ28は、入射口28aから入射された光を細径光束として、出射口28bからノズル11の液滴18に向けて照射する。
積分球14は、液滴18からの光を受けて、その光量に応じた電気信号(以下「受光信号」とする)を出力する。液滴18からの光は、液滴18を透過した透過光30と液滴18により散乱した散乱光31からなる。積分球14は、球本体32、この球本体32に入射した光の光量を検出する光検出器33から構成されている。球本体32の液滴18側には円形の入射口32aが形成されており、この入射口32aから透過光30及び散乱光31を入れる。
入射口32aの径は、液滴18が気流の乱れ等により揺れ動かされた場合であっても、透過光30及び散乱光31を全て入れることが可能な径とされている。本実施形態では、入射口32aの径が約10mmで、球本体32の直径が約50mmのものを使用しているが、これに限定はされない。なお、球本体32の内面には、透過光30及び散乱光31に対して高い拡散反射率を有する白色粉末物質が塗布されている。白色粉末物質としては、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、酸化鉛、テフロン(登録商標)などのいずれかが挙げられる。
球本体32の内面にて拡散及び反射された透過光30及び散乱光31は、光検出器33によりその光量が検出される。検出された光量は光電変換され、受光信号に変えられる。受光信号は増幅器38により増幅された後に、制御演算部15に送られる。なお、光検出器33は、例えばフォトダイオードやフォトマルチプライヤが用いられるが、その他の受光センサを用いてもよい。
制御演算部15は、光源20及びフィルタセット部27を駆動制御するとともに、前述の受光信号を光量データにデジタル変換し、この光量データに基づいて、液の吸光度を算出する。吸光度はlog10(I/Id)で表され、Iはノズル11に液滴18を形成しない状態で検出された光の光量データを、Idはノズル11に液滴18を形成した状態で検出された光の光量データを示している。さらに、制御演算部15は、算出した吸光度に基づいて、液中における核酸の濃度の算出やその他の判定を行う。
次に、本発明の作用を図1及び図2を用いて説明する。まず、ノズル11に液滴18を形成しない状態で、第1ないし第4フィルタ23〜26をセットした場合の光量データを算出する。以下にその手順を示す。まず、フィルタセット部27により、第1レンズ21と第2レンズ23との間に第1フィルタ23をセットする。次に、光源20から光を生じさせる。第1フィルタ23は、波長が260nmの光を透過させる。透過した光は光ファイバ28を通って光軸29と略平行のビームとなり、このビームは入射口32aを介して、球本体32に入射する。入射した光は拡散反射されて、光検出器33により受光信号に変換される。この受光信号は増幅器38により増幅され、制御演算部15に送られる。制御演算部15は受光信号をデジタル変換し、光量データI260として制御演算部15内のメモリ15aに記録する。
その後に、第1フィルタ23に代えて、第2フィルタ24をフィルタセット部27によりセットする。第1フィルタ23をセットした場合と同様にして、光量データI280を算出してメモリ15aに記録する。さらに、第3及び第4フィルタ25,26についても同様の処理を行う。第3フィルタ25をセットした場合の光量データをI230と、第4フィルタ26をセットした場合の光量データをI400とし、それぞれメモリ15aに記録する。
次に、ノズル11に液滴18を形成した状態で、第1ないし第4フィルタ23〜26をセットした場合の光量データを算出する。これら光量データの算出は、上述のノズル11に液滴18を形成しない場合の処理と同様にして行う。第1フィルタ23をセットした場合の光量データをId260と、第2フィルタ24をセットした場合の光量データをId280と、第3フィルタ25をセットした場合の光量データをId230と、第4フィルタ26をセットした場合の光量データをId400とし、それぞれメモリ15aに記録する。
次に、メモリ15aに記録された光量データI260,I280,I230,I400と光量データId260,Id280,Id230,Id400から前述の吸光度の算出式に基づいて、制御演算部15により吸光度A260,A280,A230,A400を算出する。
その後に、制御演算部15は、吸光度A260,A280,A230,A400に基づいて、液中の核酸の濃度を算出するとともに、液に不純物が混入しているかどうかを判定する。図3に、その処理手順を示す。不純物としては、細胞から核酸を抽出する際に混入するタンパク質、血液から核酸を抽出する際に混入するヘモグロビン、タンパク質変性剤であるカオトロピック塩などが挙げられる。
まず、制御演算部15は、吸光度A260に基づいて、液中の核酸の濃度を算出する。吸光度A260が「1」であるときに、核酸の濃度は、50μg/ml(DNA)もしくは40μm/ml(RNA)であることが知られている。したがって、液中の核酸の濃度は、核酸がDNAの場合であればA260×50μg/ml(DNA)と、核酸がRNAの場合であればA260×40μg/ml(RNA)として算出される。核酸の濃度が、所定の濃度α以上の場合には、液中に所望の量の核酸が含まれていると判定し、一方、所定の濃度α未満の場合には、液中に所望の量の核酸が含まれていないと判定する。
液中に所望の核酸が含まれていると判定された場合には、制御演算部15は、液中に不純物が混入しているかどうかを判定する。まず、液中におけるヘモグロビンの混入の有無を、吸光度A400基づいて、判定する。吸光度A400が所定の値β1以下の場合には、液中にヘモグロビンが混入してないと判定し、一方、吸光度A400が所定の値β1よりも大きい場合には、液中にはヘモグロビンが混入していると判定する。
そして、制御演算部15は、液中におけるタンパク質の混入の有無を、吸光度比A260/A280(以下「A260/280」と表す)に基づいて、判定する。具体的には、吸光度比A260/280が1.8(DNA)もしくは2.0(RNA)以上のときに、核酸の純度が高い、すなわちタンパク質の混入が少ないとされている。したがって、吸光度比A260/280が1.8もしくは2.0以上の場合には液中にタンパク質が混入していないと判定し、一方、吸光度比A260/280が1.8もしくは2.0未満の場合には液中にはタンパク質が混入していると判定する。
さらに、制御演算部15は、液中におけるカオトロピック塩の混入の有無を、吸光度比A260/A230(以下「A260/230」と表す)基づいて、判定する。吸光度比A260/230が所定の値β2以上の場合には、液中にカオトロピック塩が混入していないと判定し、一方、吸光度比A260/230が所定の値β2未満の場合には、液中にはカオトロピック塩が混入していると判定する。
制御演算部15は、核酸の濃度の算出及び不純物の有無の判定が完了した後に、これらの結果をディスプレイ(図示省略)に表示する。また、核酸の濃度が所望の濃度でない場合、もしくは液中にヘモグロビン、タンパク質、及びカオトロピック塩が混入されていると判定された場合には、アラーム(図示省略)を発する。このアラームにより、オペレータは再度試料液から核酸を抽出し直す。核酸が所望濃度であり、他の物質等の混入が無い場合は、液滴18をノズル11内に戻し、次のPCR処理に移行する。
PCR処理では、微量な核酸を短時間で大量に増やす。処理に要する時間は、通常は1.5時間程度である。そのため、PCR処理のために必要十分な核酸量が確保されていない場合にPCR処理を行うと、核酸を増やすことができず無駄な処理となってしまうおそれがある。
なお、本実施形態では、照射光学系12内でファイバ28を用いて光を液滴18に照射したが、ファイバ28に代えて、図3に示すようなビームコンプレッション光学系40とピンホール43aを有する窓状の板43を設けてもよい。
ビームコンプレッション光学系40は第3レンズ41を備えており、この第3レンズ41は、第2レンズ22と液滴18との間に、その光軸42を光源20の光軸29とを一致させるように、配置される。第3レンズ41の焦点距離を、第2レンズ22の焦点距離に比べて小さく設定する。さらに、第3レンズ41と第2レンズ22との間隔は、第3レンズ41のバックフォーカス長と第2レンズ22のバックフォーカス長の和とする。本実施形態では、第3レンズ41の焦点距離を10mm、第2レンズ22の焦点距離を50mmとし、フィルタ23の位置でφ5mmのビーム径D1を、第3レンズ41の位置でφ1mmのビーム径D2に絞っている。
第3レンズ41からの光は板43に集められる。板43は、第3レンズ41と液滴18との間に設けられる。板43にはピンホール43aが形成されており、このピンホール43aにより、光軸42近傍の光のみが取り出される。取り出された光はビームとして液滴18に照射される。
なお、第3レンズ41を用いずに、第2レンズ22の焦点を液滴の中央部に一致させるようにしてもよい。すなわち、第2レンズ22と液滴18の中央部との距離を第2レンズ22の焦点距離と一致させるようにしてもよい。
本実施形態では、第1ないし第4フィルタ23〜26をそれぞれ独立させて、各フィルタをフィルタセット部27により第1レンズ21と第2レンズ22との間にセットしたが、図5に示すように、第1ないし第4フィルタ51〜54を配列させたフィルタ板50を用いて、各フィルタをセットしてもよい。図5に示す第1ないし第4フィルタ51〜54は、本実施形態の第1ないし第4フィルタ23〜26にそれぞれ対応している。
図6に示すように、フィルタ板50には孔50aが形成されており、この孔50aに回転軸55が挿通されている。回転軸55はモータ57に取り付けられており、フィルタ板50は、フィルタセット部27の駆動指示により、光軸29と第1ないし第4フィルタ51〜54のいずれかの中央部とが一致するように、回転する。なお、図6において、図1と同一部材等には同一の符号を付してある。
本実施形態では、透過光及び散乱光を積分球により捕らえたが、これに代えてそれら光を網羅的に捉えることが可能な受光板を用いてもよい。この受光板として、例えば受光面積が大きい受光器や複数のフォトダイオードをマトリクス状に配列させた受光板などが挙げられる。
本実施形態では、核酸を含む液について記載しているが、核酸に限る必要はなく、種々の特定物質の吸光度を測定する際にも、本発明の吸光度測定装置を用いることができる。
本実施形態では、PCR処理装置内に核酸有無判定装置を設けたが、本発明の核酸有無判定装置は核酸抽出装置に設けてもよい。この場合には、核酸抽出後に液滴を形成して、核酸の有無を判定する。また、核酸有無判定装置を単体で用いてもよい。
本発明の核酸有無判定装置を示す概略図である。 本発明の作用を示すフローチャートである。 核酸の濃度の算出及び液中の不純物の有無を検出する手順を示すフローチャートである。 別実施形態の核酸有無判定装置を示す概略図である。 第1〜第4フィルタが配列されたフィルタ板を示す正面図である。 フィルタ板の周辺を示す正面図である。
符号の説明
10 核酸有無判定装置
11 ノズル
11a 開口
12 照射光学系
14 積分球
15 制御演算部
18 液滴
20 光源
21 第1レンズ
22 第2レンズ
23 第1フィルタ
24 第2フィルタ
25 第3フィルタ
26 第4フィルタ
28 光ファイバ
29 光軸
30 透過光
31 散乱光
32 球本体
33 光検出器
40 ビームコンプレッション光学系
43 (窓状の)板

Claims (7)

  1. 特定物質が含まれる液を液滴に形成する液滴形成器と、
    前記液滴に対して所定の波長域の光をビームにして照射する照射光学系と、
    前記液滴を照射したビームによる透過光及び前記液滴により散乱した散乱光を網羅的に捕らえ、前記透過光及び散乱光の光量を測定する測定器と、
    前記測定器による透過光及び散乱光の光量に基づいて、前記液の吸光度を算出する吸光度算出部とを備えることを特徴とする吸光度測定装置。
  2. 前記測定器は積分球であることを特徴とする請求項1記載の吸光度測定装置。
  3. 前記照射光学系は、光源と、光源からの光を略平行光にする光学部材と、前記測定器で用いる波長域の光を透過させるフィルタ部材と、前記フィルタ部材を透過した光を集光する集光光学部材と、前記集光光学部材で集光された光を前記液滴に照射する光ファイバとを備えることを特徴とする請求項1または2記載の吸光度測定装置。
  4. 前記照射光学系は、光源と、光源からの光を略平行光にする光学部材と、前記測定器で用いる波長域の光を透過させるフィルタ部材と、前記フィルタ部材を透過した光束径を絞り込むビームコンプレッション光学系と、前記ビームコンプレッション光学系から近軸平行光を取り出すピンホール部材とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の吸光度測定装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項記載の吸光度測定装置と、この吸光度測定装置で算出した吸光度に基づき前記液中の特定物質の濃度を算出し、この特定した濃度に基づき前記特定物質が所定量含まれているか否かを判定する特定物質の有無判定部とを備えることを特徴とする特定物質の有無判定装置。
  6. 前記特定物質は核酸であり、前記特定物質の有無判定部は、PCR処理が可能な程度に前記核酸が含まれているか否かを判定することを特徴とする請求項5記載の特定物質の有無判定装置。
  7. 前記照射光学系は、光を複数回液滴に照射し、その照射毎に光の波長を変えることを特徴とする請求項6記載の特定物質の有無判定装置。
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