JP2007252419A - Switching mechanism for medical apparatus - Google Patents
Switching mechanism for medical apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007252419A JP2007252419A JP2006077091A JP2006077091A JP2007252419A JP 2007252419 A JP2007252419 A JP 2007252419A JP 2006077091 A JP2006077091 A JP 2006077091A JP 2006077091 A JP2006077091 A JP 2006077091A JP 2007252419 A JP2007252419 A JP 2007252419A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- magnet
- unit
- light
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 CCC(C)(CC)*1CCCC1 Chemical compound CCC(C)(CC)*1CCCC1 0.000 description 2
Images
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
Description
本発明は、例えば内視鏡用撮像装置など、種々の医療機器に使用される医療機器スイッチ装置に関する。 The present invention relates to a medical device switching device used for various medical devices such as an endoscope imaging device.
近年、内視鏡や内視鏡用撮像装置の滅菌処理方法として、高温高圧水蒸気によるオートクレーブ滅菌処理が普及しつつある。ところで、細長の挿入部を体腔内に挿入し、体腔内の観察/処置が可能な電子内視鏡や、硬性の内視鏡の接眼部に着脱自在に取り付けて内視鏡像を撮影する内視鏡用撮像装置には、内視鏡像の明るさ調整やフリーズ、内視鏡の拡大(ズーム)/焦点調整などの機能を有するリモートスイッチが設けられていることが一般的である。 In recent years, an autoclave sterilization process using high-temperature and high-pressure steam has become widespread as a sterilization process method for endoscopes and endoscope imaging devices. By the way, an elongated insertion part is inserted into a body cavity, and an endoscopic image can be taken by detachably attaching it to an electronic endoscope capable of observing / treating inside the body cavity or an eyepiece part of a rigid endoscope. In general, an imaging apparatus for an endoscope is provided with a remote switch having functions such as brightness adjustment and freeze of an endoscope image, and enlargement (zoom) / focus adjustment of the endoscope.
このようにリモートスイッチを有し、オートクレーブ滅菌処理可能な内視鏡の一例として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この内視鏡は、オートクレーブ滅菌処理しても蒸気が浸入しない気密ユニットの内部の光学レンズを、気密ユニットの外部にあるリモートスイッチを操作することで移動させて焦点調整を行なうことができる。
しかしながら、このような従来のオートクレーブ滅菌処理可能な内視鏡では、電気接点を有するリモートスイッチのスイッチ部が気密ユニットの外側にあるため、滅菌処理時にスイッチ部の電気接点部が蒸気にさらされる。このため、部品を劣化させ易く、腐食を生じ易く、スイッチ部を動作させ難くなったり、動作不能になるおそれがあり、比較的早い時期に部品交換や修理を必要とする。 However, in such a conventional autoclave sterilizable endoscope, the switch part of the remote switch having electrical contacts is outside the hermetic unit, so that the electrical contact part of the switch part is exposed to steam during the sterilization process. For this reason, parts are likely to be deteriorated, corrosion is likely to occur, and the switch part may be difficult to operate or may become inoperable, and parts must be replaced or repaired relatively early.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オートクレーブ滅菌処理の際に、リモートスイッチのスイッチ部の劣化を防止可能なオートクレーブ滅菌処理可能な医療機器スイッチ機構を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a medical device switch mechanism capable of autoclave sterilization capable of preventing deterioration of a switch part of a remote switch during autoclave sterilization. There is to do.
上記課題を解決するために、本発明に係る医療機器スイッチ機構は、内部の気密を保つことが可能な気密ユニットと、前記気密ユニットの外部に設けられた第1の磁石と、前記気密ユニットの外部に設けられ、前記第1の磁石の位置を前記気密ユニットに対して移動させる操作部と、前記気密ユニットの内部に設けられ、前記第1の磁石の位置によって、その第1の磁石から力を受け得る第2の磁石と、前記気密ユニットの内部に設けられ、前記第1および第2の磁石の間に働く力を利用してON/OFFが切り替えられるスイッチ部とを具備することを特徴とする。
気密ユニットの外部に設けられた第1の磁石と、気密ユニットの内部に設けられた第2の磁石とによって気密ユニットの内部に設けられたスイッチ部を動作させることができる。すなわち、スイッチ部が気密ユニットの内部に配設されているので、オートクレーブ滅菌処理の際に、リモートスイッチのスイッチ部の劣化を防止可能なオートクレーブ滅菌処理可能な医療機器スイッチ機構を提供することができる。
In order to solve the above-described problems, a medical device switch mechanism according to the present invention includes an airtight unit capable of maintaining an internal airtightness, a first magnet provided outside the airtight unit, and the airtight unit. An operation unit provided outside and moving the position of the first magnet relative to the hermetic unit, and provided inside the hermetic unit, and depending on the position of the first magnet, force from the first magnet A second magnet that can be received, and a switch unit that is provided inside the hermetic unit and can be switched ON / OFF using a force acting between the first and second magnets. And
The switch unit provided inside the hermetic unit can be operated by the first magnet provided outside the hermetic unit and the second magnet provided inside the hermetic unit. That is, since the switch unit is disposed inside the hermetic unit, it is possible to provide a medical device switch mechanism capable of autoclave sterilization that can prevent deterioration of the switch unit of the remote switch during autoclave sterilization. .
また、前記気密ユニットの外部に設けられ、前記操作部の位置を、前記操作部が操作された位置から操作される前の位置に自動的に復帰させる復帰手段をさらに具備することが好適である。
このため、操作部を操作した後、操作部から手を放す(操作を解除する)だけで元の状態に復帰させることができるので、操作性が良い。
In addition, it is preferable that the apparatus further includes return means that is provided outside the airtight unit and automatically returns the position of the operation unit from a position where the operation unit is operated to a position before the operation unit is operated. .
For this reason, after operating the operation unit, it is possible to return to the original state only by releasing the hand from the operation unit (releasing the operation), so that the operability is good.
本発明によれば、オートクレーブ滅菌処理の際に、リモートスイッチのスイッチ部の劣化を防止可能なオートクレーブ滅菌処理可能な医療機器スイッチ機構を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the medical device switch mechanism in which autoclave sterilization processing which can prevent deterioration of the switch part of a remote switch can be provided in the case of autoclave sterilization processing.
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について図1ないし図4を用いて説明する。
(構成)
図1に示すように、この実施の形態に係る内視鏡装置10は、内視鏡12と、内視鏡用撮像装置(医療機器操作用装置)14と、光源装置16と、ビデオプロセッサ18と、モニタ20とを備えている。
The best mode for carrying out the present invention (hereinafter referred to as an embodiment) will be described below with reference to the drawings.
[First Embodiment]
A first embodiment will be described with reference to FIGS.
(Constitution)
As shown in FIG. 1, an
内視鏡12は、体内を観察するために体腔内に挿入されて使用される。内視鏡用撮像装置14は、内視鏡12に着脱自在に装着される。このため、内視鏡用撮像装置14は、内視鏡12によって取り込まれた内視鏡像を撮像する。光源装置16は、内視鏡12に着脱自在に装着されて内視鏡12に照明光を供給する。ビデオプロセッサ18は、内視鏡用撮像装置14に着脱自在に接続され、内視鏡用撮像装置14から伝達された信号を処理する。モニタ20は、ビデオプロセッサ18に着脱自在に接続され、ビデオプロセッサ18から出力される映像信号を表示する。
The
内視鏡12は、挿入部24と、この挿入部24の基端部に設けられた接眼部26と、挿入部24の基端部の側部に設けられた口金28とを備えている。この口金28にはライトガイドケーブル30の一端が接続されている。このライトガイドケーブル30の他端にはコネクタ32が配設されている。上述した光源装置16には、レセプタクル16aが設けられている。このレセプタクル16aには、コネクタ32が着脱自在である。
The
内視鏡12の挿入部24の内部には、図示しないが、照明窓と、対物レンズと、ライトガイドと、リレー光学系と、接眼レンズとが配設されている。挿入部24の先端部には、照明窓および対物レンズが配設されている。挿入部24の基端部の接眼部26には、接眼レンズが配設されている。
Although not shown, an illumination window, an objective lens, a light guide, a relay optical system, and an eyepiece lens are disposed inside the
照明窓と、ライトガイドと、口金28とは光学的に接続されている。口金28には、ライトガイドケーブル30が接続されているので、照明窓およびライトガイドは、上述したライトガイドケーブル30と光学的に接続されている。このため、内視鏡装置10は、ライトガイドケーブル30のコネクタ32を光源装置16のレセプタクル16aに接続することによって、光源装置16の内部の図示しないランプによる白色光がライトガイドケーブル30の端面に照射される。そうすると、ライトガイドケーブル30、内視鏡12の挿入部24の内部のライトガイドを通して照明窓から観察対象物の照明光が出射される。したがって、被写体が照明される。
The illumination window, the light guide, and the
また、対物レンズ、リレー光学系および接眼レンズは、光学的に接続されている。このため、上述した照明光によって照明された被写体による光学像は、対物レンズに入射されて結像される。この対物レンズによって結像された被写体の光学像(以下、主に内視鏡像という)は、対物レンズからリレーレンズに入射され、このリレーレンズから接眼レンズに入射される。すなわち、挿入部24の先端部側で結像された内視鏡像は、挿入部24の基端部の接眼部26の接眼レンズ側で術者に観察される。
The objective lens, the relay optical system, and the eyepiece lens are optically connected. For this reason, the optical image by the subject illuminated by the illumination light described above is incident on the objective lens and formed. An optical image of a subject imaged by the objective lens (hereinafter, mainly referred to as an endoscopic image) is incident on the relay lens from the objective lens, and is incident on the eyepiece lens from the relay lens. That is, the endoscopic image formed on the distal end side of the
ここでは、接眼部26には、内視鏡用撮像装置14が接続されているので、内視鏡像は、内視鏡用撮像装置14によって撮像されて光電変換されて電気信号に変換される。
Here, since the
図1に示すように、内視鏡用撮像装置14からはカメラケーブル34が延出されている。このカメラケーブル34の端部には、プラグ34aが配設されている。上述したビデオプロセッサ18には、レセプタクル18aが設けられている。このレセプタクル18aには、プラグ34aが着脱自在である。このため、内視鏡用撮像装置14とビデオプロセッサ18とは、カメラケーブル34を介して互いに対して着脱可能に電気的に接続されている。なお、ビデオプロセッサ18とモニタ20とは、ケーブル36を介して電気的に接続されている。
As shown in FIG. 1, a
内視鏡用撮像装置14で撮像された内視鏡像の電気信号は、図1に示すように、内視鏡用撮像装置14から延出されたカメラケーブル34およびプラグ34aを介してビデオプロセッサ18に伝送される。このビデオプロセッサ18は、電気信号を映像信号に変換してその映像信号をモニタ20に出力する。このため、モニタ20には内視鏡像が表示される。
As shown in FIG. 1, the electrical signal of the endoscopic image captured by the
上述したように、内視鏡12の接眼部26には、内視鏡用撮像装置14が着脱自在に装着されている。以下、図2および図3を用いて、内視鏡用撮像装置(医療機器操作用装置)14の具体的な構成について説明する。
As described above, the
図2に示すように、内視鏡用撮像装置14は、スコープマウント42と、外装44と、気密ユニット46と、フォーカス調整部50と、スイッチ装置52とを備えている。特に、フォーカス調整部50およびスイッチ装置52は、外装44および気密ユニット46にまたがって配設されている。
As shown in FIG. 2, the
外装44は、略円筒状に形成されている。この外装44の先端部には、スコープマウント42が一体的に形成されている。外装44の内部には、気密ユニット46が配設されている。また、外装44には、フォーカス調整部50と、スイッチ装置52とが配設されている。
The
気密ユニット46は、気密ユニット本体62と、カバーガラス64と、ハーメチックコネクタ66とを備えている。気密ユニット本体62は、略円筒状に形成されている。この気密ユニット本体62は一般的にステンレス鋼や、チタンなどを削ることにより作製されているが、電鋳により製作することによって小型・軽量化しても良い。
The
この気密ユニット本体62の一端は、外装44に固定されている。この気密ユニット本体62の一端には、カバーガラス64が図示しない半田などにより気密に接合されている。一方、気密ユニット本体62の他端には、ハーメチックコネクタ66が高周波半田やレーザー溶接などにより気密に接合されている。また、ハーメチックコネクタ66のハーメチックコネクタ本体66bと接続ピン66aとの間は、ガラス封止などの技術により絶縁されているとともに気密に接合されている。このため、気密ユニット46は、その内部が気密状態に形成されている。
One end of the airtight unit
気密ユニット46の内部には、レンズ枠72と、光学系74と、固体撮像素子枠76と、固体撮像素子78と、信号伝達回路80と、スイッチ装置52の一部をなすスイッチユニット82とを備えている。
Inside the
レンズ枠72は、気密ユニット本体62の内部の先端側に配設されている。このレンズ枠72の中心部には、光学系74が固定されている。このため、光学系74はカバーガラス64の基端側に光学的に接続された状態に配設されている。このレンズ枠72は、気密ユニット本体62の内周に接した状態で、光学系74の光軸方向に沿って移動可能に設けられている。このため、この光学系74には、図1に示す内視鏡12の接眼部26からの内視鏡像がカバーガラス64を通して入射される。
The
このレンズ枠72の外周面には、例えば複数の凹部72aが形成されている。これら凹部72a同士はリング状に繋げられて形成されている必要はなく、所々に形成されていれば良い。ただし、中心軸に対して等間隔に形成されていることが好適である。これら凹部72aには、それぞれ第1の内部磁石(レンズ枠用磁石)90aが配設されている。
On the outer peripheral surface of the
信号伝達回路80は、例えば硬性部80aと軟性部80bとを有するフレックスリジッド基板などで構成されている。硬性部80aには、スイッチユニット82からの電気信号を伝送するための第1のコネクタ92aが設けられている。
The
フォーカス調整部50は、フォーカスリング102と、移動部104と、例えばOリングなどの第1の弾性部材106と、第1の外部磁石(フォーカス用磁石)90bとを備えている。
The
外装44には、その中心軸に向かって貫通されたリング状の貫通溝44aが形成されている。この貫通溝44aには、フォーカスリング102が配設されている。フォーカスリング102は、片側断面がともに略T字状に形成されている。すなわち、このフォーカスリング102は、リング部102aと、このリング部102aの外周に対して外装44の軸方向に沿って突出されたフランジ部102bとを備えている。このため、このフォーカスリング102は、外装44の貫通溝44aに対して回転可能に配設されている。
The exterior 44 is formed with a ring-shaped through
フォーカスリング102のフランジ部102bには、外装44の外周面に近接する側に1対の凹部102cが形成されている。これら凹部102cには、外装44の外周に第1の弾性部材106がそれぞれ配設されている。このため、第1の弾性部材106によって、フォーカスリング102と外装44との間の防水性が確保されている。さらに、第1の弾性部材106とフォーカスリング102との間の摩擦、および、第1の弾性部材106と外装44との間の摩擦により、フォーカスリング102が不用意に回転することが防止されている。
A pair of
このフォーカスリング102は、図示しない回転角度規制手段(例えばカムピンとカム溝によるカム機構など)によって所定の範囲内にのみ回転可能で、ある一定の角度以上の回転が防止されている。また、移動部104はリング状に形成されている。フォーカスリング102の内周面と、移動部104の外周面とは、互いに対してカム機構などによって、配設されている。このため、フォーカスリング102を回転させると、移動部104が気密ユニット本体62の外周面でその軸方向に沿って移動する。
The
移動部104の内周面には、凹部104aが形成されている。この凹部104aには、気密ユニット本体62の壁部を挟んだ状態で、上述した第1の内部磁石90aに対向する位置に第1の外部磁石90bが配設されている。
A
この第1の外部磁石90bは、上述した第1の内部磁石90aと磁気的に連結されている。このため、移動部104が光軸方向に移動すると、第1の外部磁石90bと第1の内部磁石90aとの間の磁気的連結力によって、レンズ枠72も光軸方向に移動する。したがって、フォーカスリング102を回転させると、光学系74が移動してフォーカス調整が行なわれる。
The first
スイッチ装置52は、図3(A)に示すように、前述したスイッチユニット82と、操作部112と、第1の磁石114と、固定部材116と、板バネ118とを備えている。
As shown in FIG. 3A, the
操作部112は、例えば略円柱状の基部(凹部)112aと、この基部112aの一端部から径方向外方に延出された撓み部112bと、基部112aの他端部に設けられた凹部(磁石保持部)112cとを備えている。
The
外装44には、その中心軸に向かって貫通された貫通孔44bが形成されている。この貫通孔44bの周囲には、外装44の中心軸方向に向かって凹まされた凹部44cが形成されている。操作部112は、貫通孔44bを貫通した状態で凹部44cに嵌め込まれている。凹部44cおよび操作部112は、外向きにフランジ部116aを有するリング状の固定部材116によって狭持されている。すなわち、固定部材116は、操作部112が脱落することを防止するように、操作部112を外装44に固定する。
The exterior 44 is formed with a through
操作部112は、例えばシリコーンゴム材など弾性を有する材質により、断面が略T字状の押しボタン型に形成されている。このため、この操作部112は、操作者が指などで押圧すると変形するが、手を離すと自動的に元の形状に復帰する。すなわち、操作部112は、この操作部112が操作されないときの第1の位置(図3(A)参照)と、操作部112が操作されたときの第2の位置(図3(B)参照)との範囲内で、位置や形状等が変化する。この操作部112には、上述したように、凹部112cが形成されている。この凹部112cには、第1の磁石114が接着や一体成形などの手段により一体的に設けられている。なお、第1の磁石114のS極およびN極は、例えば図3(A)に示すように規定されている。
The
板バネ118は、気密ユニット本体62の外周面に設けられている。この板バネ118は、操作部112を操作した際に第1の磁石114により押圧されて変形して、操作者にクリック感を与える。
The
図3(A)および図3(B)に示すように、スイッチユニット82は、タクトスイッチ122と、リジッド基板124と、ガイド126と、第2の磁石128とを備えている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
リジッド基板124の一側には、タクトスイッチ122が実装されている。ここで、リジッド基板124の一側とは、気密ユニット本体62に面する側である。リジッド基板124の一側で、このタクトスイッチ122の外周の位置には、さらに、ガイド126が配設されている。このガイド126には、第2の磁石128が配設されている。なお、第2の磁石128のS極およびN極は、例えば図3(A)に示すように規定されている。このため、第1の磁石114と第2の磁石128とを近接させようとすると、互いに反発し合う斥力が働く。
A
タクトスイッチ122と第2の磁石128とは、対向した位置に配設されている。このとき、タクトスイッチ122の内部には、図示しないが、板バネなどの弾性部材(ここでは板バネを用いるものとして説明する)が配設されている。このため、タクトスイッチ122は、通常、この板バネの付勢力(バネ力)によって、第2の磁石128の自重が加えられても、OFFの状態に保持されている。
The
リジッド基板124の他側には、上述した第1のコネクタ92aに電気的に接続される第2のコネクタ92bが設けられている。このため、タクトスイッチ122がON/OFFに切り替えられるときの電気信号は、リジッド基板124、第2のコネクタ92b、第1のコネクタ92aを介して硬性部80aに伝送される。
On the other side of the
(作用)
次に、この実施の形態に係る内視鏡装置10の作用について説明する。ここでは、主に、スイッチ装置52の作用について説明する。
ここで、図2に示すスイッチ装置52には内視鏡画像の明るさをアップさせる機能が割り付けられていることとする。図1に示すように、内視鏡用撮像装置14は、内視鏡12の挿入部24の基端部の接眼部26に着脱自在に取り付けられ、内視鏡検査に使用される。
(Function)
Next, the operation of the
Here, it is assumed that a function of increasing the brightness of the endoscopic image is assigned to the
光源装置16からレセプタクル16a、コネクタ32、ライトガイドケーブル30、口金28および挿入部24を介して照明光が挿入部24の先端部の照明レンズ(図示せず)から出射される。この照明光は被写体を照明する。照明された被写体は、挿入部24の先端部の対物レンズにより内視鏡像として取り込まれる。この内視鏡像は、図2に示すカバーガラス64、光学系74を通して固体撮像素子78に伝送される。この固体撮像素子78は、内視鏡像を光電変換して電気信号を生成する。この電気信号は、信号伝達回路80、ハーメチックコネクタ66、カメラケーブル34、図1に示すプラグ34aおよびレセプタクル18aを介してビデオプロセッサ18に伝送される。ビデオプロセッサ18は電気信号を映像信号に変換し、モニタ20上に内視鏡像を表示する。
Illumination light is emitted from the
モニタ20上の内視鏡像の焦点が合っていない場合、図2に示すフォーカスリング102を操作して焦点を調整する。フォーカスリング102を回転させると、図示しないカム機構により移動部104が光軸方向に沿って前後に移動する。このとき、フォーカス用磁石90bとレンズ枠用磁石90aとの間の磁気的連結力により、レンズ枠72が移動部104の動きに連動して光軸方向に沿って前後に移動する。このようにして、内視鏡像のフォーカス調整を行なう。
When the endoscopic image on the
ここで、モニタ20上の内視鏡像を明るくする場合を例にとって、スイッチ装置52の作用について説明する。
図3(A)に示すように、外装44に対して操作部112を押圧していない状態(第1の位置)では、互いに対向する第1の磁石114と第2の磁石128との間の距離が遠い。このため、第1の磁石114と第2の磁石128との間に生じる斥力は非常に小さい。そうすると、タクトスイッチ122の内部の図示しない板バネには、第2の磁石128の自重および非常に小さな斥力のみが負荷されている。すなわち、タクトスイッチ122は、板バネの付勢力によりOFFの状態にある。
Here, the operation of the
As shown in FIG. 3A, in a state (first position) where the
この後、図3(B)に示すように、外装44に対して操作部112を指などで押圧する。操作部112が変形し、第1の磁石114と第2の磁石128との間の距離が近接していく。すると、第1の磁石114と第2の磁石128との間の反発力(斥力)が大きくなっていく。反発力が大きくなっていくと、第2の磁石128は、自重による重力とともに反発力をタクトスイッチ122の内部の板バネに伝える。したがって、タクトスイッチ122は、その内部の板バネの付勢力に抗して押圧されてスイッチがONに切り替えられる。
Thereafter, as shown in FIG. 3B, the
この信号はタクトスイッチ122から、リジッド基板124、第2のコネクタ92b、第1のコネクタ92a、信号伝達回路80、ハーメチックコネクタ66、カメラケーブル34、プラグ34aおよびレセプタクル18aを介してビデオプロセッサ18に伝送されて、ビデオプロセッサ18で処理される。このため、ビデオプロセッサ18からケーブル36を介して表示されるモニタ20上の内視鏡画像は一段階明るくなる。
This signal is transmitted from the
ここで、操作部112から指を離すと、操作部112は自身の持つ弾性力により元の状態(第1の位置)に復元する。このとき、第1の磁石114と第2の磁石128との間の反発力により、操作部112は素早く元の状態に復元する。そして、第1の磁石114と第2の磁石128との間の反発力は次第に小さくなっていく。したがって、タクトスイッチ122はその内部の板バネの付勢力によりOFFに切り替えられる。このとき、内視鏡画像の明るさは維持される。さらにもう一度操作部112を押圧すると、タクトスイッチ122がONに切り替えられ、内視鏡画像の明るさがさらに一段階アップする。
Here, when the finger is released from the
このような操作を繰り返して、内視鏡画像が所定の範囲の明るさのうち最高の状態に達したときに操作部112をさらに押圧操作すると、タクトスイッチ122が押圧されてONに切り替えられる。このとき、内視鏡画像は所定の範囲内の明るさのうち最低の状態に暗くなる。そして、操作部112の押圧操作を繰り返すと、内視鏡画像の明るさが次第にアップする。
When such an operation is repeated and the
または、タクトスイッチ122を以下のように設定することもできる。操作部112の操作を繰り返して、内視鏡画像が所定の明るさに達したときに操作部112をさらに操作すると、タクトスイッチ122が押圧されてONに切り替えられる。このとき、内視鏡画像が一段階暗くなる。そして、操作部112の押圧操作を繰り返すと、内視鏡画像の明るさが一段階ずつダウンする。最も暗くなった状態から操作部112の押圧操作を繰り返すと、内視鏡画像の明るさが一段階ずつアップする。
Alternatively, the
(効果)
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことが言える。
外装44に対する操作部112の押圧操作によって、第1の磁石114と第2の磁石128との間の反発力を変化させることができる。このため、第2の磁石128の一定の自重、および、第1の磁石114と第2の磁石128との間で変化する斥力によってタクトスイッチ122を押圧してタクトスイッチ122のON/OFFを切り替えることができる。したがって、スイッチ装置52のON/OFFを切り替えることができる。
(effect)
As described above, according to this embodiment, the following can be said.
The repulsive force between the
このようなタクトスイッチ122は、気密ユニット46の内部に配設することができる。したがって、例えばオートクレーブ滅菌処理などの処理を行なう際に、タクトスイッチ122の劣化を防止することができる。したがって、内視鏡用撮像装置14の寿命を長くすることができる。すなわち、電気部品であるスイッチ部を気密ユニットの内部に設けているので、オートクレーブ滅菌処理の際に、スイッチ部の劣化を防止でき、医療機器の寿命を延長することができる。また、操作部112が弾性部材で形成されているので、操作を解除するだけで元の状態に復帰させることができる。したがって、スイッチ装置52の操作性が良い。
Such a
なお、第2の磁石128は、図4(A)ないし図4(C)のような形状とすることも好適である。図4(A)ないし図4(C)は、タクトスイッチ122と第2の磁石128との関係のみを示し、他の構成要素を省略している。
図4(A)に示す第2の磁石128は、タクトスイッチ122との接触部の形状がR形状に形成されている。このため、タクトスイッチ122と第2の磁石128とを点接触させることができる。したがって、タクトスイッチ122を押圧する力を集中させて、効率的にタクトスイッチ122の切り替えを行なうことができる。
図4(B)に示す第2の磁石128は、タクトスイッチ122との接触部が面取りにより小さくされている。
図4(C)に示す第2の磁石128は、凸部132aを有する別体の磁石用ケース132に配設されている。このため、このケース132の凸部132aでタクトスイッチ122の切り替えを行なうことができる。
Note that the
In the
In the
The
なお、図1のビデオプロセッサ18は、タクトスイッチ122の出力に応じて、内視鏡画像の明るさを調整したり、内視鏡像をフリーズさせるなどの各種機能を選択的にリモートコントロール可能である。スイッチ装置52の数は1個(図3参照)に限定されるものではなく、複数個あっても良い。
Note that the
さらに、ここまでは、スイッチ装置52が内視鏡用撮像装置14に一体化されたものとして説明したが、内視鏡用撮像装置14とは別体のリモートスイッチや外科用のハンドピースなどにも同様の構造を応用しても良い。さらに、内視鏡12と内視鏡用撮像装置14を一体化し、挿入部24の先端部に固体撮像素子78を設けた電子内視鏡に適用しても良い。
Further, the
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について図5を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図5に示すように、第2の実施の形態に係るスイッチ装置52は第1の実施の形態に対して、外装44、操作部112、第1の磁石114の配置が異なる。操作部112の代わりに、硬質のプラスチックなど、変形し難い材質で形成された操作部140が配設されている。さらに、新たに、コイルバネなどの弾性部材142、Oリングなどの防水部材144が配設されている。
(Constitution)
As shown in FIG. 5, the
操作部140は、押圧部140aと、フランジ部140bとを備えている。押圧部140aの裏側には、気密ユニット46の気密ユニット本体62の外周面に対向するように凹部140cが形成されている。この凹部140cには、第1の磁石114が固定されている。第1の磁石114は、第2の磁石128と気密ユニット本体62を介して対向する位置に、互いに反発しあう向きに設置されている。
The operation unit 140 includes a
外装44には、貫通孔44bが形成されている。外装44の内側には、操作部140を可動状態に受ける受部44dが形成されている。この受部44dと貫通孔44bの中心軸とは共通である。このため、操作部140は、外装44の内周壁と外装44の受部44dとの間の所定の位置を移動可能である。そして、この受部44dには、操作部140を受ける板バネ146が固定されている。この板バネ146は、中央部が貫通された略円盤状に形成されている。この板バネ146は、操作部140を操作した際に操作部140により押圧されて変形し、操作者にクリック感を与える。
A through
弾性部材142は、例えばコイルバネなどで形成されている。この弾性部材142は、通常(図5(A)参照)は自然長よりも短くなるように設けられ、第1の磁石114を操作部140の外方(外装44の中心に対して外方)に向かって押圧している。
The
防水部材144は、例えばOリングで形成され、操作部140のフランジ部140bの外周面と外装44の受部44dの内周面との間を水密にして、外装44の内部の防水を確保している。
The
(作用)
リモートスイッチ部52には内視鏡画像の明るさをアップする機能が割り付けられていることとし、モニタ20上の内視鏡像を明るくする場合を例にとってリモートスイッチ部52の作用を説明する。
(Function)
It is assumed that the
図5(A)に示すように、操作部140を押圧していない状態では、第1の磁石114と第2の磁石128との距離が離れており、第2の磁石128の自重、および、第1の磁石114と第2の磁石128との間の反発力がタクトスイッチ122の内部の図示しない板バネの弾性力よりも小さい。このため、タクトスイッチ122はOFFの状態で保持されている。
As shown in FIG. 5A, in a state where the operation unit 140 is not pressed, the distance between the
この後、図5(B)に示すように、操作部140を弾性部材142の復元力に抗して押圧すると、第1の磁石114と第2の磁石128との距離が近づく。このとき、第1および第2の2つの磁石114,128間の反発力が次第に大きくなっていき、反発力がタクトスイッチ122の内部の図示しない板バネの付勢力よりも大きくなると、第2の磁石128がガイド126に沿って移動しながらタクトスイッチ122を押圧する。このため、タクトスイッチ122はONに切り替えられる。
Thereafter, as shown in FIG. 5B, when the operation unit 140 is pressed against the restoring force of the
このタクトスイッチ122のONの信号は、リジッド基板124、第2のコネクタ92bを介して第1のコネクタ92aに伝送される。そして、第1のコネクタ92aから、信号伝達回路80、ハーメチックコネクタ66、カメラケーブル34、プラグ34aおよびレセプタクル18aを介してビデオプロセッサ18に伝送されて、ビデオプロセッサ18で処理される。このため、ビデオプロセッサ18からケーブル36を介して表示されるモニタ20上の内視鏡画像は一段階明るくなる。
The ON signal of the
ここで、操作部140の押圧部140aから指を離すと、操作部140及び第1の磁石114は、弾性部材142の復元力により、元の位置(図5(A)参照)に復帰する。また、このとき、第1の磁石114および第2の磁石128間の反発力によって操作部140および第1の磁石114を素早く元の位置に復帰させる。したがって、第1の磁石114および第2の磁石128間の反発力が弱められて、タクトスイッチ122の内部の板バネの付勢力によりタクトスイッチ122がOFFになる。さらにもう一度操作部140を押圧すると、上述したように、内視鏡画像の明るさがさらに一段階アップする。
Here, when the finger is released from the
(効果)
この実施の形態によれば、電気部品であるタクトスイッチ122を気密ユニット46の内部に設けているので、オートクレーブ滅菌処理の際に、タクトスイッチ122の劣化を防止でき、内視鏡用撮像装置14の寿命を延長することができる。また、操作部140は、第1の磁石114を介して弾性部材142により外側方向に押圧されているため、操作部140の押圧を解除すると自動的に元の状態に復帰させることができる。すなわち、タクトスイッチ122がOFFになるため、操作性が良い。
(effect)
According to this embodiment, since the
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について図6を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図6に示すように、第3の実施の形態は第1の実施の形態に対して、スイッチユニット82の構成要素が異なる。
スイッチユニット82は、リジッド基板124の一側に、タクトスイッチ122の代わりに第1および第2の接点152,154を備えている。これら第1および第2の接点152,154は、電気接点部を有するスイッチ部を構成している。
(Constitution)
As shown in FIG. 6, the third embodiment differs from the first embodiment in the components of the
The
第1の接点152は、板バネ状に形成されている。この第1の接点152は、弾性を有するとともに、第2の磁石128と図示しない接着剤などで一体的に設けられている。
The
また、第1の接点152および第2の接点154の少なくとも一方には(本実施の形態では第2の接点154には)、互いを確実に電気的に接続するために、凸部154aが形成されている。
Further, at least one of the
(作用)
リモートスイッチ部52には内視鏡画像の明るさをアップする機能が割り付けられていることとし、モニタ20上の内視鏡像を明るくする場合を例にとってリモートスイッチ部52の作用を説明する。
(Function)
It is assumed that the
図6(A)に示すように、操作部112を押圧していない状態では、第1の磁石114と第2の磁石128との距離が離れており、2つの磁石114,128間の反発力が第1の接点152の弾性力よりも小さい。このため、第1の接点152と第2の接点154とは電気的に接続されていない状態(OFFの状態)で保持されている。
As shown in FIG. 6A, in a state where the
この後、図6(B)に示すように、操作部112を指などで押圧すると、操作部112が変形し、第1の磁石114と第2の磁石128との距離が近づいていく。このとき、2つの磁石114,128間の反発力が次第に大きくなっていき、反発力が第1の接点152の弾性力よりも大きくなると、第1の接点152が変形し、第2の接点154の凸部154aが電気的に接続されてスイッチがONに切り替えられる。
After that, as shown in FIG. 6B, when the
このONの信号は第2の接点154から、リジッド基板124、第2のコネクタ92b、第1のコネクタ92a、信号伝達回路80、ハーメチックコネクタ66、カメラケーブル34、プラグ34aおよびレセプタクル18aを介してビデオプロセッサ18に伝送されて、ビデオプロセッサ18で処理される。このため、ビデオプロセッサ18からケーブル36を介して表示されるモニタ20上の内視鏡画像は一段階明るくなる。
This ON signal is transmitted from the
ここで、操作部112から指を離すと、操作部112は自身の持つ弾性力により元の状態(第1の位置)に復元する。このとき、第1の磁石114および第2の磁石128間に働いている反発力によって、操作部112が元の状態に復元するのをアシストする。このため、板バネのバネ力により第1の接点152および第2の磁石128が第2の接点154から離れる。したがって、スイッチが切り替えられてOFFになる。さらにもう一度操作部140を押圧すると、前記と同様な作用により、明るさがさらに一段階アップする。
Here, when the finger is released from the
(効果)
このような第1の実施の形態によれば、電気部品である第1の接点152及び第2の接点154を気密ユニット46の内部に設けているので、オートクレーブ滅菌処理の際に、スイッチ部の劣化を防止でき、内視鏡用撮像装置14の寿命を延長することができる。
(effect)
According to the first embodiment, since the
また、操作部112が弾性部材で形成され、かつ、第1および第2の接点152,154のバネ力により、操作を解除すると自動的に元の状態に復帰させることができる。このため、操作性が良い。
Further, when the
なお、詳細には説明しないが、図7(A)および図7(B)に示すように、本実施の形態で説明したスイッチユニット52と、第2の実施の形態で説明した操作部140とを組み合わせて使用することも好適である。
Although not described in detail, as shown in FIGS. 7A and 7B, the
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について図8を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図8に示すように、第3の実施の形態は第1の実施の形態に対して、スイッチユニット82の構成要素が異なる。
(Constitution)
As shown in FIG. 8, the third embodiment differs from the first embodiment in the components of the
スイッチユニット82は、タクトスイッチ122および第2の磁石128を、信号伝達回路80の硬性部80aとリジッド基板124の他側との間に配設している。そして、タクトスイッチ122の他側はリジッド基板124に実装され、第2の磁石128は、図示しない板バネやコイルバネ等(ここでは板バネとする)を介してガイド126に沿って信号伝達回路80の硬性部80aに配設されている。このとき、第1の磁石114と第2の磁石128は、気密ユニット本体62を介して対向する位置に、互いに引き付け合う向きに設置されている。ここでは、例えば、第1の磁石114のN極と第2の磁石128のS極とが向かい合うように設置されている。
In the
(作用)
リモートスイッチ部52には内視鏡画像の明るさをアップする機能が割り付けられていることとし、モニタ20上の内視鏡像を明るくする場合を例にとってリモートスイッチ部52の作用を説明する。
(Function)
It is assumed that the
図8(A)に示すように、操作部112を押圧していない状態では、第1の磁石114と第2の磁石128との距離が離れている。また、2つの磁石114,128間の連結力(引力)がタクトスイッチ122の内部の板バネの付勢力よりも小さい。このため、タクトスイッチ122はOFFの状態で保持されている。
As shown in FIG. 8A, the distance between the
この後、図8(B)に示すように、操作部112を指などで押圧する。操作部112が変形し、第1の磁石114と第2の磁石128との距離が近づいていく。このとき、2つの磁石114,128間の連結力が次第に大きくなる。第1の磁石114および第2の磁石128間の連結力がタクトスイッチ122の内部の図示しない板バネの弾性力よりも大きくなると、タクトスイッチ122がONに切り替えられる。
Thereafter, as shown in FIG. 8B, the
このONの信号は、タクトスイッチ122から、リジッド基板124、第2のコネクタ92b、第1のコネクタ92a、信号伝達回路80、ハーメチックコネクタ66、カメラケーブル34、プラグ34aおよびレセプタクル18aを介してビデオプロセッサ18に伝送されて、ビデオプロセッサ18で処理される。このため、ビデオプロセッサ18からケーブル36を介して表示されるモニタ20上の内視鏡画像は一段階明るくなる。
This ON signal is transmitted from the
ここで、操作部112から指を離すと、操作部112は、第1の磁石114および第2の磁石s128間に働く引力に抗して、自身の持つ弾性力により元の状態に復元する。このため、第1の磁石114および第2の磁石128間に働く引力が弱められてタクトスイッチ122から第2の磁石128が離れる(押圧を解除する)。したがって、タクトスイッチ122がOFFに切り替えられる。さらにもう一度操作部112を押圧すると、前記と同様な作用により、明るさがさらに一段階アップする。
Here, when the finger is released from the
(効果)
この実施の形態によれば、電気部品であるタクトスイッチ122を気密ユニット46の内部に設けているので、オートクレーブ滅菌処理の際に、タクトスイッチ122の劣化を防止でき、内視鏡用撮像装置14の寿命を延長することができる。また、操作部112が弾性部材で形成され、その操作を解除すると自動的に元の状態に復帰させることができる。そうすると、タクトスイッチ122がOFFになるため、操作性が良い。
(effect)
According to this embodiment, since the
なお、詳細な説明は省略するが、図9、図10、図11に示すように、本実施の形態に対して、それぞれ第2の実施の形態、第3の実施の形態の構成を応用しても良い。 Although not described in detail, as shown in FIGS. 9, 10, and 11, the configurations of the second embodiment and the third embodiment are applied to the present embodiment, respectively. May be.
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態について図12ないし図14を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Fifth Embodiment]
Next, a fifth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the first embodiment, and the same members as those described in the first embodiment or members having the same action are denoted by the same reference numerals, and detailed description will be given. Is omitted.
(構成)
図12に示すように、リモートスイッチ部52は、スイッチユニット82と、操作部160と、磁石114と、固定ピン162と、トーションバネ164と、押圧部166とを備えている。スイッチユニット52は、気密ユニット46の内部で、タクトスイッチ122の代わりにリジッド基板124に実装された1対の磁気スイッチ168を備えている。これら磁気スイッチ168は、気密ユニット46内に設けられ、例えばホールICなどにより、一定以上の磁力を感知するとON/OFFが切り替えられる。なお、スイッチユニット52の他の構成要素は図示の簡略化のため、省略している。
(Constitution)
As illustrated in FIG. 12, the
操作部160は、中心軸160bに対して回動可能に設けられた操作部本体160aと、この操作部本体160aの側面に形成された凹部160cと、外装44の内部から操作部本体160aが抜けることを防止するフランジ部160dとを備えている。さらに、このフランジ部160dには、フランジ部160dからさらに外方に向かって凸部160eが形成されている。また、操作部本体160aの下部には、中心軸160bからずれた位置に凹部160fが形成されている。この凹部160fには、接着や一体成形などの手段により、一体的に磁石114が配設されている。
The operation unit 160 is configured such that the operation unit
操作部160の側面の凹部160cには、Oリング(防水部材)172が配設されている。このOリング172は、外装44の貫通孔44bとの間を水密に保持する。このため、気密ユニット46の内部だけでなく、外装44と気密ユニット46との間も水密が保持される。
An O-ring (waterproof member) 172 is disposed in the
トーションバネ164は、操作部160の中心軸160bに一体的に設けられている。このトーションバネ164の両端は、気密ユニット本体62に対して図示しないネジの螺合などの手段により一体的に設けられた固定ピン162により少し縮められた状態(バネの復元力が働く状態)にある。そして、このトーションバネ164が、操作部160の位置を初期状態(図13(A)および図14(A)参照)に自動的に復帰させる復帰手段である。
The
(作用)
リモートスイッチ部52には内視鏡画像の明るさをアップする機能が割り付けられていることとし、モニタ20上の内視鏡画像を明るくする場合を例にとってリモートスイッチ部の作用を説明する。
(Function)
Assume that the
図13(A)および図14(A)に示す操作部160を操作していない初期状態では、磁気スイッチ168の位置と磁石114の位置とがずれている。このため、磁気スイッチ168は磁石114のある一定以上の磁力を感知することができない。そうすると、磁気スイッチ168の出力はOFFのままである。
In the initial state where the operation unit 160 shown in FIGS. 13A and 14A is not operated, the position of the
そして、図12に示す操作部160を、その中心軸160bを支軸として紙面左回りに回動させる(図14(A)および図14(B)参照)。すると、図13(B)に示すように、トーションバネ164の一端164aが第1の押圧部166aにより押圧される。操作部160の凸部160eが第2の固定ピン162bに突き当たるまでトーションバネ164は縮められる。このとき、図14(B)に示すように、磁気スイッチ168の位置と磁石114の位置とが互いに対向した位置にある。このため、磁気スイッチ168は磁石114のある一定以上の磁力を感知する。したがって、磁気スイッチ168の出力がONに切り替えられる。そうすると、モニタ20上の内視鏡画像の明るさが一段階アップする。
Then, the operation unit 160 shown in FIG. 12 is rotated counterclockwise on the
操作部160の操作をやめる(操作部160から手を離す)と、トーションバネ164の復元力(バネ力)により、操作部160は元の位置に自動的に復帰する。このとき、磁気スイッチ168の位置と磁石114の位置とはずれているので、磁気スイッチ168は磁石114からの磁力を感知することができなくなる。したがって、磁気スイッチ168の出力はOFFに切り替えられる。さらにもう一度紙面左回りに操作部160を回動させると、前記と同様な作用により、明るさがさらに一段階アップする。
When the operation of the operation unit 160 is stopped (the hand is released from the operation unit 160), the operation unit 160 is automatically returned to the original position by the restoring force (spring force) of the
同じように、図12に示す操作部160を、その中心軸160bを支軸として紙面右回りに回動させる(図14(A)および図14(C)参照)。すると、図13(C)に示すように、トーションバネ164の他端164bが第2の押圧部166bにより押圧される。操作部160の凸部160eが第1の固定ピン162aに突き当たるまでトーションバネ164は縮められる。このとき、図14(C)に示すように、磁気スイッチ168の位置と磁石114の位置とが互いに対向した位置にある。このため、磁気スイッチ168は磁石114のある一定以上の磁力を感知する。したがって、磁気スイッチ168の出力がONに切り替えられる。このとき、ビデオプロセッサ18を設定することによって、内視鏡画像の明るさを一段階アップさせるようにしても良いし、一段階ダウンさせるようにしても良い。
Similarly, the operation unit 160 shown in FIG. 12 is rotated clockwise with respect to the
操作部160の操作をやめる(操作部160から手を離す)と、トーションバネ164の復元力(バネ力)により、操作部160は元の位置に自動的に復帰する。このとき、磁気スイッチ168の位置と磁石114の位置とはずれているので、磁気スイッチ168は磁石114からのある一定以上の磁力を感知することができなくなる。したがって、磁気スイッチ168の出力はOFFに切り替えられる。
When the operation of the operation unit 160 is stopped (the hand is released from the operation unit 160), the operation unit 160 is automatically returned to the original position by the restoring force (spring force) of the
(効果)
この実施の形態によれば、電気部品である磁気スイッチ168を気密ユニット46の内部に設けているので、オートクレーブ滅菌処理の際に磁気スイッチ168の劣化を防止することができる。また、操作部160の操作を解除すると、磁気スイッチ168がOFFになるため、自動的に元の状態に復帰させることができ、操作性が良い。
(effect)
According to this embodiment, since the
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態について図15を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Sixth Embodiment]
Next, a sixth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図15(A)に示すボタン(操作部)182は、撓み部182aと、磁石保持部182bとを備えている。この撓み部182aは、例えばゴム材などの弾性材料で形成されている。磁石保持部182bは、第1の磁石114をボタン182の変形によって上下方向に移動可能に配設されている。
(Constitution)
A button (operation unit) 182 illustrated in FIG. 15A includes a bending
気密パッケージ46の隔壁を隔てて、気密パッケージ46内には、タクトスイッチ122の代わりに、光スイッチ184が設けられている。光スイッチ184は、基板124の一側に載置されている。この光スイッチ184は、発光素子184aと受光素子184bとが、互いに離間して向かい合った状態に配置されている。光スイッチ184の間には、遮光部材186が設けられている。
An
図15(B)に示すように、遮光部材186は、1対のガイド186aと、カーテン部材186bと、第2の磁石128とを備えている。ガイド186aには、レール186cが形成されている。これらレール186cには、バネ性を有する蛇腹状のカーテン部材186bが配設されている。すなわち、カーテン部材186bの両サイドは、1対のガイド186aのレール186cに嵌め込まれて上下方向に伸縮自在に保持されている。このカーテン部材186bの上端部には、第1の磁石114に対して同極が相対する状態で第2の磁石128が配設されている。
As shown in FIG. 15B, the
なお、磁石保持部182bに固定された第1の磁石114は、サマリウムコバルト磁石やネオジム磁石などであり、適宜表面には防錆処理が施されている。
In addition, the
(作用)
図15(A)に示すボタン182を押下すると、撓み部182aが変形しながら磁石保持部182bが下がる。このため、第1の磁石114と第2の磁石128との間の距離が縮まる。そうすると、両磁石114,128は互いに斥力が働いて反発し合う。このため、第2の磁石128はレール186cに沿って下がる。その動きによって磁石128と上端が固定されたカーテン部材186bも下がる。
(Function)
When the
このとき、カーテン部材186bによって遮られていた発光素子184aの光が受光素子184bに届く。このため、受光素子184bからスイッチONの信号が発せられる。
At this time, the light of the
ボタン182の押下をやめると、ボタン182の撓み部182aのゴムの弾性力により変形が解除されるのに伴って、第1の磁石114が元の位置に上がる。したがって、第1の磁石114と第2の磁石128との間の斥力が弱められる。すると、カーテン部材186bの弾性力によってカーテン部材186bがレール186cに沿って伸び、再び発光素子184aの光を遮る。
When the pressing of the
(効果)
光スイッチ184のセンサ部、電気回路部はオートクレーブ滅菌処理時の蒸気から一切遮断される気密パッケージ46内に配置されている。そして、蒸気に暴露されるのはゴム成型品の押しボタン182及び第1の磁石114のみである。このため、オートクレーブ滅菌処理によっても劣化することの無いスイッチ構造を実現することができる。
(effect)
The sensor part and the electric circuit part of the
[第7の実施の形態]
次に、第7の実施の形態について図16を用いて説明する。この実施の形態は第6の実施の形態の変形例であって、第6の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Seventh Embodiment]
Next, a seventh embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the sixth embodiment, and the same members as those described in the sixth embodiment or members having the same functions are denoted by the same reference numerals, and detailed description will be given. Is omitted.
(構成)
この実施の形態では、第6の実施の形態における遮光部材186のカーテン186bに相当する部分が、第2の磁石128そのもので形成されている。ここでは、遮光部材186(第2の磁石128)には、遮光部材186の位置によって発光素子184aからの光を通すことが可能な穴186dが形成されている。遮光部材186の磁極はボタン182の第1の磁石114と引力を及ぼし合う。また、遮光部材186は弾性部材(バネ)188によって上方向に付勢されている。
(Constitution)
In this embodiment, a portion corresponding to the
(作用)
ボタン182を押下げると、第1の磁石114と第2の磁石128(遮光部材186)との間に働く磁力(引力)によって、遮光部材186がバネ188の弾性力に反して上側に移動する。すると、穴186dが発光素子184aの光線上に位置する。したがって、発光素子184aからの光を受光素子184bが受光する。すると、スイッチがONに切り替えられる。
(Function)
When the
第6の実施の形態と同様に、ボタン182の押下げを解除すると、スイッチがOFFに切り替えられる。
Similar to the sixth embodiment, when the pressing of the
(効果)
遮光部材186(第2の磁石128)を比較的大きなものとすることができる。このため、ボタン182の押下げ動作と遮光部材186の動きとを連動させるための磁力を強くすることができる。すなわち、第2の磁石128を選択することによって、磁力の調整を容易に行なうことができる。
(effect)
The light shielding member 186 (second magnet 128) can be made relatively large. For this reason, the magnetic force for interlocking the pressing operation of the
[第8の実施の形態]
次に、第8の実施の形態について図17を用いて説明する。この実施の形態は第6および第7の実施の形態の変形例であって、第6および第7の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Eighth Embodiment]
Next, an eighth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the sixth and seventh embodiments, and the same reference numerals are used for the same members or members having the same functions as those described in the sixth and seventh embodiments. The detailed description is omitted.
(構成)
この実施の形態では、第6の実施の形態における遮光部材186のカーテン186bに相当する部分に、遮光部材192として、磁性体板192aと、支軸192bと、トーションバネ192cと、固定板192dとを備えている。固定板92dは気密ユニット本体62と平行に配設されている。支軸192bは固定板192dと平行に配設されている。そして、トーションバネ192cの一端は固定板92dに固定されている。すなわち、トーションバネ192cは、支軸192bを枢支軸として他端が回動可能である。
(Constitution)
In this embodiment, a
このトーションバネ92cの他端は、固定板92dから離れる方向に付勢されている。このトーションバネ92cの他端には、磁性体板192aが固定されている。このため、磁石114が磁性体板192aに及ぼす磁力が弱い場合、磁性体板192aの自重により、磁性体板192aが斜めに傾斜した状態にある。このとき、発光素子184aからの光は磁性体板192aにより遮光されている。
The other end of the torsion spring 92c is urged away from the fixed
(作用)
ボタン182を押下げると、磁石114が磁性体板192aに対して及ぼす磁力(引力)が次第に大きくなっていく。このため、磁性体板192aが、その自重、および、トーションバネ192cの弾性力に反して軸192bを中心として図17中の実線から破線で示す方向に回動する。このため、磁性体板192aは発光素子184aからの光線を遮光した遮光状態から、非遮光状態に移動する。すなわち、磁性体板192aによって遮られていた発光素子184aからの光線が、受光素子184bに到達する。したがって、スイッチがONに切り替えられる。
(Function)
When the
ボタン182の押下げを解除すると、磁石114が磁性体板192aに対して及ぼしている磁力が弱くなる。このため、磁性体板192aが自重およびトーションバネ192cの付勢力によって傾けられる。したがって、発光素子184aからの光線が磁性体板192aによって遮光される。すなわち、スイッチがOFFに切り替えられる。
When the depression of the
(効果)
第6の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(effect)
The same effect as in the sixth embodiment can be obtained.
[第9の実施の形態]
次に、第9の実施の形態について図18を用いて説明する。この実施の形態は第6ないし第8の実施の形態の変形例であって、第6ないし第8の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Ninth Embodiment]
Next, a ninth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the sixth to eighth embodiments, and the same reference numerals are used for the same members as those described in the sixth to eighth embodiments or members having the same functions. The detailed description is omitted.
(構成)
図18に示すように、発光素子184aが固定され、受光素子184bが上下に移動自在に保持されている。そして、受光素子184bの上端部には、第2の磁石128が設けられている。
(Constitution)
As shown in FIG. 18, the
(作用)
ボタン182の非操作時は受光素子184bの受光部は、発光素子184aからの光線上から外れている(図18中の破線位置)。この状態からボタン182を操作する(図18中の実線位置)と、磁石114,128の間に引力が働く。そうすると、受光素子184bが受光可能な位置に移動する(図18中の実線参照)。したがって、スイッチがONとなる。
(Function)
When the
一方、ボタン182の操作を解除すると、磁石114,128間に働く引力が弱められる。そうすると、受光素子184bが受光可能な位置からずれる(図18中の破線参照)。したがって、スイッチがOFFとなる。
On the other hand, when the operation of the
(効果)
部品点数が少なくても、同様の効果が得られる。
(effect)
Even if the number of parts is small, the same effect can be obtained.
なお、この実施の形態では、受光素子184bを可動としたが、受光素子184bを固定状態とし、発光素子184aを可動可能とすることも好適である。
In this embodiment, the
[第10の実施の形態]
次に、第10の実施の形態について図19を用いて説明する。この実施の形態は第6ないし第9の実施の形態の変形例であって、第6ないし第9の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Tenth embodiment]
Next, a tenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the sixth to ninth embodiments, and the same members or members having the same functions as those described in the sixth to ninth embodiments have the same reference numerals. The detailed description is omitted.
(構成)
この実施の形態では、第6の実施の形態における遮光部材186のカーテン186bに相当する部分に、遮光部材186として、磁性流体196を備えている。磁性流体196は例えば透明のパッケージ198に収容されている。このパッケージ198は、板状部198aと磁性流体溜り198bとを備えている。板状部198aは、発光素子184aおよび受光素子184bの間に、極薄い板状に形成されている。
(Constitution)
In this embodiment, a
なお、光スイッチ184a,184bには、光が遮光されるとスイッチONとなるものが使用される。
As the
(作用)
ボタン182の押下げによって磁石114が下がると、磁性流体196が磁石114に引き付けられる。このため磁性流体196がパッケージ198の板状部198aを満たす。そうすると、発光素子184aからの光が遮光されてスイッチがONとなる。
(Function)
When the
ボタン182の押下げを解除すると、磁石114が上がる。磁性流体196が磁石114にひきつけられている磁力が次第に弱められる。そうすると、磁性流体196がパッケージ198の磁性流体溜り198bに流れる。したがって、板状部198aの磁性流体196の密度が薄くなる。このため、発光素子184aからの光が受光素子184bで検出される。すなわち、スイッチがOFFとなる。
When the pressing of the
(効果)
部品点数が少なくても、同様の効果が得られる。
(effect)
Even if the number of parts is small, the same effect can be obtained.
[第11の実施の形態]
次に、第11の実施の形態について図20および図21を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Eleventh embodiment]
Next, an eleventh embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
第11の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した押圧型の操作部112を、スライドスイッチ210に変更した例である。
図20に示すように、製品操作部外装44にはスライドスイッチ(操作部)210が設けられている。図21に示すように、このスライドスイッチ210は、操作ノブ210aと、鍔部210bとを備えている。鍔部210bは、気密ユニットケーシング62と製品外装44との間で挟持されている。この鍔部210bは、磁力を遮断するような部材で形成されている。操作者はこのスライドスイッチ210を後述する長孔44eの長手方向にスライドさせることによって、何らかの所望のスイッチ操作を行なうことが可能である。スライドスイッチ210のスライド方向及びスライド量は、製品外装44に設けられた長孔44eの長さによって規定される。
(Constitution)
The eleventh embodiment is an example in which the pressing
As shown in FIG. 20, a slide switch (operation unit) 210 is provided on the product
すなわち、リモートスイッチ部52は、図21(A)に示すように、スライドスイッチ210と、第1の磁石114と、防水部材172と、スイッチユニット82とを備えている。磁気スイッチ168は、気密ユニット46内に設けられ、例えばホールICなど、磁力を感知するとON/OFFが切り替えられる。
That is, the
第1の磁石114は、外装44の内周側に形成された凹部44fに接着などにより一体化されている。この第1の磁石114は、通常は磁気スイッチ168でその磁力を感知可能な位置に設けられている。
The
外装44の内周面には、さらに凹部44gが形成されている。防水部材172は、スライドスイッチ210の鍔部210bと外装44の内周側に形成された凹部44gとの間を防水に保持する。さらに、この防水部材172は、スイッチ210が不用意に動くことを防止する。
なお、磁気スイッチ及び磁石は、複数個設けることも好適である。
A recess 44 g is further formed on the inner peripheral surface of the
It is also preferable to provide a plurality of magnetic switches and magnets.
(作用)
図21(A)に示す位置からスライドスイッチ210のノブ210aを紙面左方向に動かす。すると、図21(B)に示すように、スイッチ210の鍔部210bが磁気スイッチ168と第1の磁石114との間に挿入される。このため、スイッチ210の鍔部210bが第1の磁石114から磁気スイッチ168に入力される磁力を遮断する。このため、磁気スイッチ168は第1の磁石114からのある一定以上の磁力を感知することができなくなり、磁気スイッチ168からの出力が変化する。
(Function)
The
なお、スイッチ210が磁気スイッチ168と第1の磁石114との間に挿入されたとき、スイッチ210が第1の磁石114から磁気スイッチ168に入力される磁力を弱めるだけであることも好適である。
It is also preferable that when the
(効果)
電気接点部を有する磁気スイッチ168が気密ユニット46内に設けられているため、磁気スイッチ168の劣化を防止できる。
(effect)
Since the
なお、スイッチ210は、図22に示すような構造であることも好適である。図22に示す鍔部210bは透磁性を有する。
図22に示すように、スイッチ210のノブ210aおよび鍔部210bは磁性体で形成され、図示しない光軸方向(紙面に水平方向)または光軸に垂直方向に移動可能に設けられている。あるいは、図22に示すスイッチ210は樹脂で製作されている。このスイッチ210の鍔部210bの一端部には、凹部210cが形成されている。この凹部210cには、別体の磁性体で形成された遮磁板214が接着、ビス止めなどで一体化されていることも好適である。
Note that the
As shown in FIG. 22, the
そうすると、遮磁板214が磁石114と磁気スイッチ168との間に配設された場合、磁石114からの磁力は遮磁板214によって遮断され、磁気スイッチ168で磁力を検知することができない。したがって、スイッチが切り替えられる。
Then, when the
遮磁板214が磁石114と磁気スイッチ168との間に配設された状態から脱した場合、磁石114からのある一定以上の磁力が透磁性を有する鍔部210bを通して磁気スイッチ168によって検知される。したがって、スイッチが切り替えられる。
When the
[第12の実施の形態]
次に、第12の実施の形態について図23を用いて説明する。この実施の形態は第11の実施の形態の変形例であって、第11の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Twelfth embodiment]
Next, a twelfth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the eleventh embodiment. The same members as those described in the eleventh embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図23に示すように、第12の実施の形態は第11の実施の形態に対して、スイッチ210の構成が異なる。
(Constitution)
As shown in FIG. 23, the twelfth embodiment differs from the eleventh embodiment in the configuration of the
図23に示すスイッチ210は磁性体で形成されている。このスイッチ210の鍔部210bには、開口210dが形成されている。また、スイッチ210は磁気スイッチ168と磁石114の間に挿入されており、第1の磁石114からの磁力を遮断している。
The
(作用)
図23(A)に示すスイッチ210を紙面左方向に動かすと、図23(B)に示すように、スイッチ210の開口210dが磁気スイッチ168と第1の磁石114の間に挿入される。このため、第1の磁石114からの磁力が磁気スイッチ168に届く。このとき、磁気スイッチ168は第1の磁石114からのある一定以上の磁力を感知し、磁気スイッチ168からの出力が変化する。
(Function)
When the
(効果)
電気接点部を有する磁気スイッチ168が気密ユニット46内に設けられているため、磁気スイッチ168の劣化を防止できる。
(effect)
Since the
[第13の実施の形態]
次に、第13の実施の形態について図24を用いて説明する。この実施の形態は第11の実施の形態の変形例であって、第11の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Thirteenth embodiment]
Next, a thirteenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the eleventh embodiment. The same members as those described in the eleventh embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図24に示すように、第13の実施の形態は第11の実施の形態に対して、スイッチ210と外装44の長孔44eとの間に弾性部材216が追加されている。この弾性部材216は一端がスイッチ210に、他端が外装44に図示しないビスなどにより固定されている。
(Constitution)
As shown in FIG. 24, the thirteenth embodiment is different from the eleventh embodiment in that an
(作用)
磁気スイッチ168の出力の変更方法に関しては、第11の実施の形態と同様であるから説明を省略する。弾性部材216の復元力により、スイッチ210の操作を完了したときに、自動的にスイッチ210が元の位置に戻る。
(Function)
The method for changing the output of the
(効果)
第11の実施の形態と同じ効果の他、スイッチ210から手を放すと、弾性部材216によって、スイッチ210が自動的に初期状態に戻るので、操作性が良い。
(effect)
In addition to the same effect as the eleventh embodiment, when the
[第14の実施の形態]
次に、第14の実施の形態について図25を用いて説明する。この実施の形態は第11の実施の形態の変形例であって、第11の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Fourteenth embodiment]
Next, a fourteenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the eleventh embodiment. The same members as those described in the eleventh embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図25に示すように、スライドスイッチ210の操作ノブ210aの裏側面(気密ユニットケーシング62に面する部分)近傍には第1の磁石114が固定されている。このため、この第1の磁石114は、スライドスイッチ210のスライド操作に伴って移動する。
(Constitution)
As shown in FIG. 25, a
気密ユニットケーシング62内部には電気回路基板80aが設けられている。この電気回路基板80aはフレックスリジッドによって形成されており、FPC部92によって子基板124と回路的に接続されている。電気回路基板80aは気密ユニットケーシング62内に固定されている。子基板124については、FPC部92の長さが許す限り、気密ユニットケーシング62内を、このケーシング62と所定の距離離間した状態でスライドスイッチ210と同じ方向に自在に移動可能である。
An
また、電気回路基板80a上には第1および第2の受光素子222a,222bの2つの受光素子が実装されている。子基板124上には発光素子224が実装されている。子基板124の一側には、第2の磁石128が固定されている。第2の磁石128は、第1の磁石114と互いに引力を及ぼし合うように極性をもたせて設置されている。
Also, two light receiving elements, the first and second
(作用)
操作者がスライドスイッチ210の操作ノブ210aをスライド操作した場合、それによって気密ユニットケーシング62の外部の第1の磁石114がスライド移動する。このとき、第1の磁石114と第2の磁石128との間には引力を及ぼしあっているので、気密ユニットケーシング62の内部の第2の磁石128もスライド移動する。第2の磁石128は子基板124および発光素子224と一体的に構成されているため、これによって子基板124および発光素子224も移動する。その結果、スライドスイッチ210の移動に伴って、発光素子224は図25中に実線で示す符号αの位置と、破線で示す符号βの位置との間を移動する。
(Function)
When the operator slides the
電気回路基板80aおよび(FPC部92を介す)子基板124には、電気信号線80bによって電源電圧が供給されており、これによって発光素子224、第1および第2の受光素子222a,222bが駆動されている。発光素子224が発光状態において符号αの位置にある場合は、第1の受光素子222aがその光を受光する。
A power supply voltage is supplied to the
発光素子224が符号βの位置にある場合には、第2の受光素子222bがその光を受光する。第1の受光素子222aおよび第2の受光素子222bはそれぞれその受光状況をリアルタイムで電気信号線を介し、気密ユニット46の外部の図示されない装置へと伝達する。
When the
(効果)
操作者は気密ユニット46の外部の操作ノブ210aをスライド操作することによって、気密ユニット46の内部の第1の受光素子222aおよび第2の受光素子222bの受光状況を変化させることができる。気密ユニット46の外部の装置はこれによる信号伝達を電気信号線80bを介して受信することで、スライドスイッチ210の操作内容を各種動作切り替えへと割り当てることができる。このスイッチ構造において受光素子222a,222bなど耐湿性の低い素子はすべて気密ユニット46内に収められるため、簡便な構造で耐オートクレーブ蒸気滅菌耐性の高いスイッチ構造を構成することが可能である。
(effect)
The operator can change the light reception state of the first
[第15の実施の形態]
次に、第15の実施の形態について図26を用いて説明する。この実施の形態は第14の実施の形態の変形例であって、第14の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Fifteenth embodiment]
Next, a fifteenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the fourteenth embodiment. The same members as those described in the fourteenth embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図26に示すように、第14の実施の形態における電気回路基板80a上に発光素子224が配置され、子基板124上に1つの受光素子222が配置されている。他の構成は第14の実施の形態と同じである。
(Constitution)
As shown in FIG. 26, the
(作用)
操作者による操作ノブ210aのスライド移動に伴って子基板124上の受光素子222が移動する。このため、受光素子222の受光状況が「受光」、「非受光」間で切り替えられる。
(Function)
As the operator slides the
(効果)
操作者は気密ユニット46の外部の操作ノブ210aを操作することによって、気密ユニット46の内部の受光素子222の受光状況を変化させることができる。気密ユニット46の外部の装置はこれによる信号伝達から第14の実施の形態と同じようにスイッチ構造を形成し、簡便な構造で耐オートクレーブ蒸気滅菌耐性の高い、簡易な機能のスイッチ構造を構成することが可能である。
(effect)
The operator can change the light receiving state of the
[第16の実施の形態]
次に、第16の実施の形態について図27および図28を用いて説明する。この実施の形態は第14の実施の形態の変形例であって、第14の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Sixteenth embodiment]
Next, a sixteenth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the fourteenth embodiment. The same members as those described in the fourteenth embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図27に示すように、第14の実施の形態における電気回路基板80a上には、多数の受光素子222が配設されている。一方で気密ユニット46の外部において製品外装44における貫通孔44bが第1の実施の形態と同様に丸穴に形成されている。
(Constitution)
As shown in FIG. 27, a large number of light receiving
図28に示すように、製品外装44とスライドスイッチ210との間には渦巻きバネ232が付勢部材として設けられている。この渦巻きバネ232の内周端は貫通孔(丸穴)44bの内側面に設けられた外装44の内部の凸部44hへと押し当てられ、また渦巻きバネ232の外周端はスライドスイッチ210の鍔部210bの外縁部に設けられた鍔上凸部210eへと押し当てられている。他の構成は第14の実施の形態と同じである。
As shown in FIG. 28, a
(作用)
操作ノブ210aは渦巻きバネ232の付勢力によって常に貫通孔44bの中心方向に付勢されている。この状態をニュートラル位置として、操作者は操作ノブ210aを貫通孔44bの内部の任意の位置へとスライド移動させる。気密ユニット46内ではこの移動に伴って、第14の実施の形態と同様の作用により発光素子224が移動する。この発光素子224に近接した受光素子222のいずれかにおいて、その受光状況に変化が現れる。このため、スイッチが切り替えられる。
(Function)
The
操作ノブ210aを放すと、操作ノブ210aは渦巻きバネ232の付勢力によって貫通孔44bの中心方向に戻る。このとき、受光状況に変化が現れる。このため、スイッチが切り替えられる。
When the
(効果)
操作者は気密ユニット46の外部の操作ノブ210aを操作することによって、第14の実施の形態と同様に気密ユニット46の内部の受光素子222の受光状況を変化させることができる。この際、受光素子222は多数設けられているため、スライドスイッチ210の操作に複数の機能をもたせることが可能となり、マルチファンクションスイッチあるいはジョイスティックのような操作スイッチを形成することも可能である。気密ユニット46の外部の装置は多数の受光素子222による信号伝達から第14の実施の形態と同じようにスイッチ構造を形成する。したがって、簡便な構造で耐オートクレーブ蒸気滅菌耐性の高い、簡易な機能のスイッチ構造を構成することが可能である。
(effect)
The operator can change the light reception state of the
[第17の実施の形態]
次に、第17の実施の形態について図29を用いて説明する。この実施の形態は第14の実施の形態の変形例であって、第14の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Seventeenth embodiment]
Next, a seventeenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the fourteenth embodiment. The same members as those described in the fourteenth embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図29に示すように、第14の実施の形態における第2の磁石128は、子基板124ではなくスリット板242上に設けられている。スリット板242にはスリット孔242a(孔形状は任意で可)が設けられている。このスリット板242は、第14の実施の形態における子基板124の代わりに移動可能である。
(Constitution)
As shown in FIG. 29, the
子基板124には、第1および第2の受光素子222a,222bが実装されている。この子基板124は気密ユニットケーシング62の内部に固定されている。スリット板242は、この子基板124に平行に配設されている。この子基板124とスリット板242を挟んだ反対側には、ミラー244が配設されている。
First and second
電気回路基板80aには発光素子224が実装されている。発光素子224の発光部はミラー244に向けられている。電気回路基板80aは気密ユニットケーシング62の内部に固定されている。
A
(作用)
操作ノブ210aをスライドさせる。すると、第14の実施の形態と同様の作用により第2の磁石128およびスリット板242がスライド移動する。
(Function)
Slide the
ところで、発光素子224の駆動により発光した光はミラー244によって子基板124の方向に反射される。その光の多くはスリット板242によって遮られる。スリット板242のスリット孔242aは光を通すため、このスリット孔242aの近傍にある第1および第2の受光素子222a,222bのいずれかは光を受光する。
By the way, light emitted by driving the
ここで、スリット板242が前述の通り移動すると、スリット孔242aの位置も移動する。このため、第14の実施の形態と同様に第1および第2の受光素子222a,222bの受光状況が変化する。したがって、スイッチが切り替えられる。
Here, when the
なお、発光素子224の光は、当然ながらミラー244の反射を介さずとも、直接第1の受光素子222aあるいは第2の受光素子222bに受光可能な配置としても構わない。すなわち、電気回路基板80aを適宜に配置すれば、ミラー244は必ずしも必要ではない。
Of course, the light from the
(効果)
操作者は気密ユニット46の外部の操作ノブ210aを操作することによって、第14の実施の形態と同様に気密ユニット46の内部の第1および第2の受光素子222a,222bの受光状況を変化させることができる。この場合、第14の実施の形態における子基板124のような、電気回路基板として移動動作する部分を要しないので、例えばFPC部92への繰返し負荷などはかからず、信頼性を増した上で簡便な構造で耐オートクレーブ蒸気滅菌耐性の高い、簡易な機能のスイッチ構造を構成することが可能である。
(effect)
The operator operates the
なお、ここまでの例では電気回路基板80aと子基板124とはフレックスリジッド基板におけるFPC部92を介して電気的に接続されているものとして説明したが、もちろん電気回路基板80aと子基板124とは必ずしもフレックスリジッド基板によって形成されている必要はなく、PCボードコネクタによってFPCケーブルないしは電気信号ハーネス類を介して接続されるように形成しても良い。または、FPCケーブルやハーネスを直接各基板に半田付等により実装接続しても良い。あるいは、電気回路基板80aと子基板124とFPC部92のすべてを一体的に、FPCによって形成する方法も考えられる。
In the examples so far, the
また、気密ユニット46内における各基板の固定手段ないしは移動方向規制手段について、特に本実施の形態の中では説明をしていないが、一般的な固定枠を用意してビス止めしたり、あるいは移動溝に嵌合させ、それに沿って移動させるようにするなど、公知と考えられる様々な手段による固定手段ないしは移動方向規制手段がとれるものとしておく。
In addition, the fixing means or moving direction regulating means for each substrate in the
[第18の実施の形態]
次に、第18の実施の形態について図30を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Eighteenth embodiment]
Next, an eighteenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図30に示すように、本実施の形態に係る内視鏡用スイッチ52は、穴62aを有する気密ユニット枠62、屈曲や変形可能な金属蛇腹252、反射方向可変板254、第1の光検知センサ(第1の光検知手段)222a、第2の光検知センサ(第2の光検知手段)222b、および、発光素子(発光手段)224を備えている。
(Constitution)
As shown in FIG. 30, the
金属蛇腹252の基端は、気密ユニット枠62と、穴62aの周囲で接合されている。この金属蛇腹252の先端は反射方向可変板254と気密に接合されている。この金属蛇腹252は変形可能である。このため、反射方向可変板254は、気密ユニット枠62に対して傾斜させることができる。
The base end of the metal bellows 252 is joined to the
第1および第2の光検知センサ222a,222b、発光素子224は、気密ユニット枠62の内部に配設されている。発光素子224は、第1および第2の光検知センサ222a,222bの中央部に配設されている。
The first and second
(作用)
本実施の形態の作用について説明する。
図30(A)は、スイッチ52がOFFの状態を示す。発光素子224から出射された光は、反射方向可変板254によりそのまま真下に反射される。このため、第1および第2の光検知センサ222a,222bとも、発光素子224からの光を検出することができない。したがって、第1および第2の光検知センサ222a,222bはOFFのままである。
(Function)
The operation of the present embodiment will be described.
FIG. 30A shows a state where the
図30(B)は、スイッチ52がONの状態を示す。図30(A)に示す反射方向可変板254に対して、操作者が指などにより反射方向可変板254を傾斜させる入力をする。すると、反射方向可変板254が図30(B)に示すように傾斜する。
図30(B)中に実線で示すように反射方向可変板254が傾斜した場合、発光素子224から出射された光は、反射方向可変板254によって第1の光検知センサ222aの方へ反射して第1の光検知センサ222aに入射される。このため、第1の光検知センサ222aがONになる。
図30(B)中に破線で示すように反射方向可変板254が傾斜した場合、発光素子224から出射された光は、反射方向可変板254によって第2の光検知センサ222bの方へ反射して第2の光検知センサ222bに入射される。このため、第2の光検知センサ222bがONとなる。
FIG. 30B shows a state where the
When the reflection direction
When the reflection direction
(効果)
第1および第2の光検知センサ222a,222bの数に対して発光素子224の数を減らすことができる。したがって、気密ユニット46の内部の内容物を減らすことができる。そうすると、気密ユニット46の小型化が可能となる。
(effect)
The number of
また、第1および第2の光検知センサ222a,222bの数に対して発光素子224の数を減らすことができるので、消費電力の低減、原価の低減を図ることができる。
Further, since the number of the
なお、この実施の形態では、金属蛇腹252および反射方向可変板254を第1および第2の光検知センサ222a,222bに対応するように2方向に傾斜させることについて説明した。その他、図31に示すように、金属蛇腹252および反射方向可変板254を2方向だけでなく、4方向に傾斜させることも好適である。この場合、対応するように、第3および第4の光検知センサ222c,222dが発光素子224の周りにさらに配設されている。金属蛇腹252および反射方向可変板254は、4方向だけでなく、さらに多数の方向に入力可能とすることも可能である。
In this embodiment, it has been described that the metal bellows 252 and the reflection direction
また、この実施の形態では、発光素子224を第1および第2の光検知センサ222a,222bの間に配設することについて説明した。その他、図32に示すように、第2の光検知センサ222bを第1の光検知センサ222aと発光素子224との間に配設することも好適である。この場合、金属蛇腹252および反射方向可変板254の傾き(入力量)によって、第1および第2の光検知センサ222a,222bを作動させることについて選択することができる。このような構成であれば、例えばカメラのレリーズボタンに用いられるような“半押し”で焦点調整、さらに“押し込む”ことによってレリーズ、といった、一連の動作で異なる機能を作動させることもできる。
Further, in this embodiment, the
[第19の実施の形態]
次に、第19の実施の形態について図33を用いて説明する。この実施の形態は第18の実施の形態の変形例であって、第18の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
[Nineteenth embodiment]
Next, a nineteenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the eighteenth embodiment, and the same members as those described in the eighteenth embodiment are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted.
(構成)
図33(A)に示すように、本実施の形態に係る内視鏡用スイッチ52は、第18の実施の形態のスイッチ52に対して、入力部(気密ユニット枠62、金属蛇腹252および反射方向可変板254)の構成が異なる。本実施の形態の気密ユニット枠62は、開口されておらず、変形可能な薄肉部62bを有する。薄肉部62bの近くには、第18の実施の形態のスイッチ52と同様に第1および第2の光検知センサ222a,222b、発光素子224が配置されている。薄肉部62bのうち、第1および第2の光検知センサ222a,222b、発光素子224に近接する側は、発光素子224からの光を反射するように鏡面状に形成されている。
(Constitution)
As shown in FIG. 33 (A), the
(作用)
本実施の形態の作用について説明する。
図33(A)に示す薄肉部62bを気密ユニット枠62の外側から押す。すると、図33(B)に示すように薄肉部62bは変形する。その変形により発光素子224から出射された光を所望の方向に反射させる。そうすると、第18の実施の形態のスイッチ52と同じ機能を達成できる。
(Function)
The operation of the present embodiment will be described.
The
(効果)
第18の実施の形態のスイッチ52に比べて、金属蛇腹252、その両端部の気密接合、気密ユニット枠62の穴62aを不要にすることができるので、より安価に構成することができる。
(effect)
Compared with the
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。 Although several embodiments have been specifically described so far with reference to the drawings, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and all the embodiments performed without departing from the gist of the present invention are described. Including implementation.
44…外装、44b…貫通孔、44c…凹部、46…気密ユニット、52…スイッチ装置、62…気密ユニット本体、80a…硬性部、82…スイッチユニット、92a…第1のコネクタ、92b…第2のコネクタ、112…操作部、112a…基部、112b…撓み部、112c…凹部、114…第1の磁石、116…固定部材、116a…フランジ部、118…板バネ、122…タクトスイッチ、124…リジッド基板、126…ガイド、128…第2の磁石
44 ... Exterior, 44b ... Through hole, 44c ... Recess, 46 ... Airtight unit, 52 ... Switch device, 62 ... Airtight unit body, 80a ... Hard part, 82 ... Switch unit, 92a ... First connector, 92b ... Second 112 ...
Claims (2)
前記気密ユニットの外部に設けられた第1の磁石と、
前記気密ユニットの外部に設けられ、前記第1の磁石の位置を前記気密ユニットに対して移動させる操作部と、
前記気密ユニットの内部に設けられ、前記第1の磁石の位置によって、その第1の磁石から力を受け得る第2の磁石と、
前記気密ユニットの内部に設けられ、前記第1および第2の磁石の間に働く力を利用してON/OFFが切り替えられるスイッチ部と
を具備することを特徴とする医療機器スイッチ機構。 An airtight unit capable of keeping the airtight inside,
A first magnet provided outside the hermetic unit;
An operating unit that is provided outside the hermetic unit and moves the position of the first magnet relative to the hermetic unit;
A second magnet provided inside the hermetic unit and capable of receiving a force from the first magnet according to a position of the first magnet;
A medical device switch mechanism comprising: a switch unit provided inside the hermetic unit and capable of being switched on / off using a force acting between the first and second magnets.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077091A JP2007252419A (en) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | Switching mechanism for medical apparatus |
EP07004684A EP1836945A2 (en) | 2006-03-20 | 2007-03-07 | Switch mechanism for use in medical apparatuses, and image-pickup device for use in endoscopes |
US11/687,929 US20070219409A1 (en) | 2006-03-20 | 2007-03-19 | Switch mechanism for use in medical apparatuses, and image-pickup device for use in endoscopes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077091A JP2007252419A (en) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | Switching mechanism for medical apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007252419A true JP2007252419A (en) | 2007-10-04 |
Family
ID=38627269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006077091A Pending JP2007252419A (en) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | Switching mechanism for medical apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007252419A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009176376A (en) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | Medium conveying mechanism and medium processing device equipped with the same |
JP2011000263A (en) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Hoya Corp | Switch mechanism for medical device |
WO2019097786A1 (en) * | 2017-11-17 | 2019-05-23 | オリンパス株式会社 | Operation switch |
-
2006
- 2006-03-20 JP JP2006077091A patent/JP2007252419A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009176376A (en) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | Medium conveying mechanism and medium processing device equipped with the same |
JP2011000263A (en) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Hoya Corp | Switch mechanism for medical device |
WO2019097786A1 (en) * | 2017-11-17 | 2019-05-23 | オリンパス株式会社 | Operation switch |
CN111164719A (en) * | 2017-11-17 | 2020-05-15 | 奥林巴斯株式会社 | Operating switch |
US11361917B2 (en) | 2017-11-17 | 2022-06-14 | Olympus Corporation | Operation switch and endoscope |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1836945A2 (en) | Switch mechanism for use in medical apparatuses, and image-pickup device for use in endoscopes | |
US20050267329A1 (en) | Autoclavable video camera for an endoscope | |
JP5530911B2 (en) | Zoom electronic endoscope | |
US7125378B2 (en) | Hermetically sealed imaging system for medical applications | |
US20050059858A1 (en) | Endoscope magnetic rocker switch | |
CN109715033B (en) | Rotation fixing mechanism part of endoscope device and endoscope device | |
EP1767137A1 (en) | Medical instrument | |
JP5373237B1 (en) | Endoscope imaging unit | |
JP2009075170A (en) | Imaging device | |
EP3420881A1 (en) | Endoscope lens arrangement for chief ray angle control at sensor | |
US7278965B2 (en) | Operating mechanism for medical device | |
JP7353447B2 (en) | Camera head for endoscope | |
JP2007252419A (en) | Switching mechanism for medical apparatus | |
US11889977B2 (en) | Medical imaging apparatus with rotatable manipulation ring | |
WO2021085289A1 (en) | Push-button mechanism of endoscope | |
JP3560884B2 (en) | Endoscope imaging device | |
JP2006025913A (en) | Medical equipment | |
JP3300135B2 (en) | Endoscope imaging device | |
US20210258456A1 (en) | Interchangeable lens, imaging apparatus, and rotation detection apparatus | |
JP2004147981A (en) | Imaging device | |
JP2001053989A (en) | Imaging device for endoscope | |
JP2007252418A (en) | Switching device for medical apparatus | |
CN112702942B (en) | Control device and function limiting method | |
JP2001037703A (en) | Endoscope device | |
JP2006320481A (en) | Medical instrument-operating device |