JP2007250103A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007250103A JP2007250103A JP2006073416A JP2006073416A JP2007250103A JP 2007250103 A JP2007250103 A JP 2007250103A JP 2006073416 A JP2006073416 A JP 2006073416A JP 2006073416 A JP2006073416 A JP 2006073416A JP 2007250103 A JP2007250103 A JP 2007250103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- disk
- optical axis
- condensing
- tilt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
【課題】部品点数を増やすことなく対物レンズの傾きを求めて、対物レンズを傾動させることによるチルト制御を可能とするディスク装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源1(発光手段)からのレーザ光(光ビーム)11に含まれる一部の光を対物レンズ21(集光手段)の反射部で反射させ、反射光の受光結果から、対物レンズ21の傾きを求める。またレーザ光11の一部の光をレーザ光11の光軸と平行な状態でディスクDへ入射し、ディスクDからの反射光の受光結果から、ディスクDの傾きを求める。個別に求めた傾きから、対物レンズ21とディスクDとの相対的な傾きを求め、求めた相対的な傾きに基づいて対物レンズ21を傾動させて、対物レンズ21の集光部がレーザ光11の一部を集光させてディスクDへ入射させる光がディスクDに略垂直に入射されるようにチルト制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】レーザ光源1(発光手段)からのレーザ光(光ビーム)11に含まれる一部の光を対物レンズ21(集光手段)の反射部で反射させ、反射光の受光結果から、対物レンズ21の傾きを求める。またレーザ光11の一部の光をレーザ光11の光軸と平行な状態でディスクDへ入射し、ディスクDからの反射光の受光結果から、ディスクDの傾きを求める。個別に求めた傾きから、対物レンズ21とディスクDとの相対的な傾きを求め、求めた相対的な傾きに基づいて対物レンズ21を傾動させて、対物レンズ21の集光部がレーザ光11の一部を集光させてディスクDへ入射させる光がディスクDに略垂直に入射されるようにチルト制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報の記録媒体であるディスクに対して情報の記録又は読み出しを行う際にチルト制御を行うディスク装置に関する。
CD(コンパクトディスク)又はDVD(デジタルバーサイタルディスク)等の情報記録用のディスクに対して情報の記録・読み出しを行うディスク装置は、ディスク上に形成された情報の記録面にレーザ光を照射することによって情報の記録・読み出しを行う。レーザ光はディスクの記録面に対して略垂直に入射されるようになっており、ディスクの傾き又は反り等の原因により記録面に対して略垂直から傾いてレーザ光が入射された場合は、記録面に集光されたレーザ光のスポットに収差が発生し、情報の記録・読み出しが困難になる虞がある。そこでディスク装置では、記録面に対してレーザ光が略垂直に入射されるようにレーザ光の入射角度を調整するチルト制御が行われている。
従来のチルト制御では、ディスク装置の光学系を移動可能な構成としておき、レーザ光の光軸に対するディスクの傾きを検出し、検出した傾きに応じてディスク装置の光学系を傾けることによって、ディスクの傾きを補正する方法が用いられていた。しかしながら、ディスク装置の光学系を移動させる方法では、チルト制御の応答性に限界があり、ディスクに対して高速に情報の記録・読み出しを行うことが困難であるという問題がある。従って、現在では、レーザ光をディスクに集光させる光学系中の対物レンズを単独で傾動させることによってチルト制御を行う方法が用いられている。この方法では、光学系全体に比べて小さい対物レンズを傾動させるので、ディスクの傾きに対する応答性が向上し、高速に情報の記録・読み出しを行うことが可能となる。特許文献1には、対物レンズを傾動させるチルト制御を行うために、対物レンズと連動するハーフミラーを用い、レーザ光の一部をディスクで反射させ、反射光をハーフミラーで反射させた光の軌跡から対物レンズとディスクとの相対的な傾きを検出する技術が開示されている。
特開平5−6562号公報
ディスク装置で正確にチルト制御を行うためには、ディスク及び対物レンズの傾きを正確に検出する必要がある。情報の記録・読み出し用のレーザ光源以外にチルト検出用のLEDをディスク装置に備える方法があるが、この場合は、ディスク装置の部品点数が増加するという問題がある。また特許文献1に開示された技術では、対物レンズと連動するハーフミラーを用いているので、可動部分が大きいという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、対物レンズで情報の記録・読み出し用の光ビームの一部を反射させて受光することにより、部品点数を増やすことなく対物レンズの傾きを求めることができるディスク装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、情報の記録・読み出し用の光ビームの一部を光軸に平行な状態でディスクに入射させた光をディスクで反射させて受光することにより、部品点数を増やすことなくディスクの傾きを求めることができるディスク装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、対物レンズの傾き及びディスクの傾きを求めてディスクに対する対物レンズの相対的な傾きを求めることにより、可動部分を小さくした上でチルト制御を精度良く行うことができるディスク装置を提供することにある。
本発明に係るディスク装置は、発光手段と、該発光手段が発光する光ビームの少なくとも一部を集光してディスクへ入射させる傾動可能な集光手段とを備えるディスク装置において、前記集光手段は、前記光ビームの一部を集光してディスクへ入射させる集光部、及び前記光ビームの他の一部を反射する反射部を含み、該反射部が反射した光を受光する受光手段と、該受光手段で前記光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の傾きを求める光軸チルト検出手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、発光手段が発光する光ビームの一部を傾動可能な集光手段の集光部で集光してディスクへ入射させるディスク装置は、光ビームの他の一部を集光手段に含まれる反射部で反射させ、反射部が反射した光を受光する。集光手段が傾いた場合は、反射部が反射する光の受光位置が偏倚し、受光位置の偏倚から、集光部の光軸の傾きが求められる。
本発明に係るディスク装置は、前記集光手段は、前記光ビームの内で光強度が最大である部分を含んだ光を前記集光部が集光するように構成してあることを特徴とする。
また本発明においては、集光手段の集光部は、発光手段が発光する光ビームの内で光強度が最大である部分を含む光を集光してディスクへ入射する。ディスクへ入射された光は、ディスクに対する情報の記録又は読み出しを行うために利用される。
本発明に係るディスク装置は、前記受光手段は、前記反射部が反射した光の内、前記反射部上で所定方向に分布する光の反射光が前記受光手段上で分布する方向に並んだ複数の受光素子を有し、前記光軸チルト検出手段は、前記偏倚に対応する情報として、前記複数の受光素子の夫々での受光量の差を取得する手段と、該手段が取得した前記受光量の差に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の前記所定方向への傾きを求める手段とを有することを特徴とする。
また本発明においては、集光手段の集光部で所定方向に分布する光の反射光は、当該反射光が分布する方向に並んだ複数の受光素子で受光される。各受光素子での受光量の差は反射光の受光位置の偏倚に対応し、受光量の差に応じて集光手段の集光部の光軸の傾きが求められる。
本発明に係るディスク装置は、前記受光手段は、前記反射部が反射した光の内、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの半径方向に実質的に平行な方向に前記反射部上で分布する光の反射光を受光する手段を有し、前記光軸チルト検出手段は、前記受光手段で前記反射光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の前記半径方向への傾きを求める手段を有することを特徴とする。
また本発明においては、ディスクの半径方向に集光手段の集光部で分布する光の反射光が、ディスクの半径方向に対応した方向に分布して受光部で受光される。集光手段がディスクの半径方向に傾いた場合は、ディスクの半径方向に対応した方向に分布する反射光の受光位置が偏倚し、受光位置の偏倚から、ディスクの半径方向への集光部の光軸の傾きが求められる。
本発明に係るディスク装置は、前記受光手段は、前記反射部が反射した光の内、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの接線方向に実質的に平行な方向に前記反射部上で分布する光の反射光を受光する手段を有し、前記光軸チルト検出手段は、前記受光手段で前記反射光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の前記接線方向への傾きを求める手段を有することを特徴とする。
また本発明においては、ディスクの接線方向に集光手段の集光部で分布する光の反射光が、ディスクの接線方向に対応した方向に分布して受光部で受光される。集光手段がディスクの接線方向に傾いた場合は、ディスクの接線方向に対応した方向に分布する反射光の受光位置が偏倚し、受光位置の偏倚から、ディスクの接線方向への集光部の光軸の傾きが求められる。
本発明に係るディスク装置は、前記集光手段は、前記光ビームの一部を、前記光ビームと実質的に平行な状態を保ちながらディスクへ入射させる平行光入射部を更に含み、前記平行光入射部によりディスクへ入射された光がディスクで反射した反射光を受光する手段と、該手段で前記反射光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの法線の前記光ビームの光軸に対する傾きを求めるディスクチルト検出手段とを更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、ディスク装置は、発光手段が発光する光ビームの一部を、光ビームと平行な状態を保ちながらディスクへ入射させ、ディスクで反射した反射光を受光する。ディスクが傾いた場合は、ディスクが反射する反射光の受光位置が偏倚し、受光位置の偏倚から、ディスクの法線の傾きが求められる。
本発明に係るディスク装置は、前記光軸チルト検出手段が検出した傾きと前記ディスクチルト検出手段が検出した傾きとの差から、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの法線と前記集光部の光軸との相対的な傾きを求める相対チルト検出手段を更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、ディスク装置は、発光手段が発光する光ビームの光軸に対する集光部の光軸の傾きとディスクの法線の傾きとの差から、集光部の光軸とディスクの法線との相対的な傾きを求める。
本発明に係るディスク装置は、前記相対チルト検出手段が求めた傾きを実質的にゼロにするように前記集光手段を傾動させる手段を更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、ディスク装置は、集光部の光軸とディスクの法線との相対的な傾きをゼロにするように集光手段を傾動させることにより、情報の記録・読み出し用の光がディスクに垂直に入射されるように入射角度を制御するチルト制御を行う。
本発明に係るディスク装置は、前記集光手段は、凸レンズ状に形成された集光部及び該集光部の周囲に平板状に形成されたフランジ部が一体に形成されたレンズを含んでなり、前記反射部は、前記フランジ部に設けられた光反射面であることを特徴とする。
また本発明においては、凸レンズ状に形成されて通過する光を集光する集光部と、平板状に形成されたフランジ部とが一体に形成されたレンズを用い、発光手段が発光する光ビームの一部を集光部で集光させてディスクへ入射し、フランジ部に設けた光反射面である反射部で光ビームの一部を反射させる。
本発明にあっては、発光手段が発光する光ビームの一部を、レンズを用いた集光手段の集光部で集光してディスクに対する情報の記録又は読み出しに利用し、発光手段が発光する光ビームの一部を集光手段の傾きの検出に利用することにより、記録・読み出し用の光源とは別に傾き検出用の光源を必要とすることがないので、ディスク装置の部品点数の増加を抑制しながら集光手段の傾きを検出することができる。
また本発明にあっては、発光手段が発光する光ビームに含まれる光の内、光強度が最大である部分を含む光を集光してディスクへ入射することにより、ディスクへの情報の記録又は読み出しのために光強度が最大である部分の光を利用することができ、効率的にディスクへの情報の記録又は読み出しを実行することができる。
また本発明にあっては、集光手段の集光部で所定方向に分布する光の反射光を、当該反射光が分布する方向に並んだ複数の受光素子を用いて受光することにより、各受光素子での受光量の差に基づいて、所定方向に沿って集光部の光軸が傾いた傾きを容易に求めることができる。
また本発明にあっては、集光手段の反射部で反射する光の内でディスクの半径方向に分布する光の反射光の受光結果に基づいて集光部の光軸の傾きを求めることにより、ディスクの半径方向への集光部の光軸の傾きを単独で求めることができる。
また本発明にあっては、集光手段の反射部で反射する光の内でディスクの接線方向に分布する光の反射光の受光結果に基づいて集光部の光軸の傾きを求めることにより、ディスクの接線方向への集光部の光軸の傾きを単独で求めることができる。
また本発明にあっては、発光手段が発光する光ビームの一部をディスクの傾きの検出に利用することにより、記録・読み出し用の光源とは別に傾き検出用の光源を必要とすることがないので、ディスク装置の部品点数の増加を抑制しながらディスクの法線の傾きを検出することができる。
また本発明にあっては、個別に求めた集光手段の集光部の光軸の傾きとディスクの法線の傾きとの差に基づくことにより、集光手段の集光部の光軸とディスクの光軸との相対的な傾きを精度良く求めることができる。
また本発明にあっては、求めた集光部の光軸とディスクの法線との相対的な傾きに基づいて、集光手段を傾動させるチルト制御を行うことができるので、集光手段と連動する部品を必要とすることなく、可動部分を可及的に小さくした上でチルト制御を精度良く行うことができるディスク装置を実現可能にする等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明のディスク装置の光学系の構成を示す構成図である。図中Dは光ディスクであり、図1は、本発明のディスク装置がレーザ光を入射する位置での光ディスク上の接線方向から見た構成図を示している。本発明のディスク装置は、本発明に係る発光手段であるレーザ光源1、ビームスプリッタ24、レーザ光源1が発光したレーザ光11の偏光を調整するための1/4波長板23、放射状のレーザ光11を略平行状にするコリメータレンズ25、レーザ光11の一部を遮光する遮光マスク22、及び光ディスクDに近接して光ディスクD上へレーザ光11の一部を入射するための対物レンズ(レンズ、集光手段)21を備えている。レーザ光源1、ビームスプリッタ24、1/4波長板23、コリメータレンズ25、及び遮光マスク22はこの順に配置され、光軸合わせが成されている。対物レンズ21は、レンズ保持体53によって保持されている。レンズ保持体53は、図示しない複数のワイヤによって支持されており、対物レンズ21を保持したレンズ保持体53はディスクDの半径方向及び接線方向に対物レンズ21の光軸を傾動させることができる構成となっている。
図1は、本発明のディスク装置の光学系の構成を示す構成図である。図中Dは光ディスクであり、図1は、本発明のディスク装置がレーザ光を入射する位置での光ディスク上の接線方向から見た構成図を示している。本発明のディスク装置は、本発明に係る発光手段であるレーザ光源1、ビームスプリッタ24、レーザ光源1が発光したレーザ光11の偏光を調整するための1/4波長板23、放射状のレーザ光11を略平行状にするコリメータレンズ25、レーザ光11の一部を遮光する遮光マスク22、及び光ディスクDに近接して光ディスクD上へレーザ光11の一部を入射するための対物レンズ(レンズ、集光手段)21を備えている。レーザ光源1、ビームスプリッタ24、1/4波長板23、コリメータレンズ25、及び遮光マスク22はこの順に配置され、光軸合わせが成されている。対物レンズ21は、レンズ保持体53によって保持されている。レンズ保持体53は、図示しない複数のワイヤによって支持されており、対物レンズ21を保持したレンズ保持体53はディスクDの半径方向及び接線方向に対物レンズ21の光軸を傾動させることができる構成となっている。
対物レンズ21がディスクDへ入射した光は、ディスクD上で反射又は回折され、対物レンズ21、遮光マスク22、コリメータレンズ25の順に通過し、コリメータレンズ25によってレーザ光源11を焦点とするように集光され、1/4波長板23を通過し、ビームスプリッタ24でレーザ光11の軌跡から分離される。本発明のディスク装置は、更に、ビームスプリッタ24で分離された光が集光する焦点の位置に、ディスクD上で反射又は回折された光を検出する光検出器26を備えている。またディスク装置は、ビームスプリッタ24と光検出器26との間の位置に、ディスクDの傾き及び対物レンズ21の傾きを検出するための光を受光する受光部(受光手段)3を備え、ディスクDに対する対物レンズ21の傾きを検出する処理を行うチルト検出部4を更に備えている。更に本発明のディスク装置は、対物レンズ21及びレンズ保持体53を電磁石等により駆動して、対物レンズ21を傾動させる駆動部52と、チルト検出部4が検出した傾きに基づいて駆動部52の動作を制御する処理を行うチルト制御部51を備えている。
図2は、遮光マスク22をレーザ光源1側から見た正面図である。図中には、光ディスクD上のレーザ光が入射された位置での半径方向及び接線方向を示している。レーザ光源1が発光したレーザ光(光ビーム)11は、ビームスプリッタ24及び1/4波長板23を通過し、コリメータレンズ25によって略平行状になって遮光マスク22に当たる。図中には、遮光マスク22に当たるレーザ光11の分布範囲を破線で示している。レーザ光11は、遮光マスク22上で円状に分布しており、遮光マスク22には、レーザ光11の光軸を含む中心に分布する中心部分光12を通過させる中央穴22aが形成されている。
また遮光マスク22には、レーザ光11に含まれる光の内で中心部分光12の周囲に分布する光の一部を通過させる第1接線方向穴22b、第1半径方向穴22c、第2接線方向穴22d及び第2半径方向穴22eが形成されている。第1接線方向穴22bは、中心部分光12の周囲に分布する光の内でこの穴を通過した光がディスクD上で接線方向に分布するようになる方向に伸びた形状に形成されており、第2接線方向穴22dは、中央穴22aを間にして第1接線方向穴22bとは対称な位置に、第1接線方向穴22bと略平行な方向に伸びた形状に形成されている。また第1半径方向穴22cは、中心部分光12の周囲に分布する光の内でこの穴を通過した光がディスクD上で半径方向に分布するようになる方向に伸びた形状に形成されており、第2半径方向穴22eは、中央穴22aを間にして第1半径方向穴22cとは対称な位置に、第1半径方向穴22cと略平行な方向に伸びた形状に形成されている。以下、レーザ光11の中心部分光12の周囲に分布する光の内、第1接線方向穴22bを通過する光を第1接線方向周辺光13、第1半径方向穴22cを通過する光を第1半径方向周辺光14、第2接線方向穴22dを通過する光を第2接線方向周辺光15、第2半径方向穴22eを通過する光を第2半径方向周辺光16と言う。
図3は、対物レンズ21をレーザ光源1側から見た正面図である。対物レンズ21は、凸レンズ状に形成され、通過する光を集光する集光部211と、集光部211の周囲に平板状に形成されたフランジ部212とを一体に形成してなっている。対物レンズ21には、遮光マスク22を通過した中心部分光12、第1接線方向周辺光13、第1半径方向周辺光14、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16が入射される。図中には、対物レンズ21に入射される中心部分光12、第1接線方向周辺光13、第1半径方向周辺光14、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16の分布を破線で示している。対物レンズ21のフランジ部212は、入射された光を集光せずに透過させる平行光入射部213と、入射された光を反射する光反射面が設けられた反射部214とからなっている。また反射部214は、入射された光を反射する光反射面が集光部211の光軸に実質的に直交するように形成されている。
対物レンズ21は、中心部分光12が集光部211に入射され、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14が平行光入射部213に入射され、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16が反射部214に入射される位置に、レンズ保持体53で保持されている。集光部211は、平行光の状態で入射される中心部分光12を集光してディスクDへ入射させる。また平行光入射部213は、平行光の状態で入射される第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14を、平行光の状態を保ちながらディスクDへ入射させる。対物レンズ21が傾いた場合は、集光部211の光軸が傾き、中心部分光12は集光部211の光軸に応じた傾きでディスクDへ入射される。一方で、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14は、対物レンズ21が傾いた場合でも、レーザ光11の光軸に略平行な状態を保ちながら平行光入射部213を通過してディスクDへ入射される。
また反射部214は、平行光の状態で入射される第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16を反射する。更に駆動部52は、対物レンズ21及びレンズ保持体53を対物レンズ21の光軸の方向に移動させることにより、集光部211で集光された中心部分光12のスポット径がディスクDの記録面上で略最小になるように対物レンズ21とディスクDとの間の距離を制御する。
図4は、レーザ光源1が発光するレーザ光11の光強度の空間分布を示す特性図である。レーザ光11の光強度は、図中に0で示した光軸を中心とした部分に分布する光強度が最大であり、光軸からの距離の絶対値が大きくなるほど小となる。遮光マスク22の中央穴22aを通過して対物レンズ21の集光部211で集光される中心部分光12は、光強度が最大である空間分布の中心を含み、レーザ光11の内で他の部分よりも光強度が大である部分である。また第1接線方向周辺光13、第1半径方向周辺光14、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は、レーザ光11の内で中心部分光12の周囲に分布する光の一部であり、中心部分光12よりも光強度が小となっている。
ディスクDへ入射された中心部分光12、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14は、ディスクD上で回折又は反射され、また対物レンズ21の反射部214へ入射された第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は反射部214で反射される。ディスクDで回折又は反射された中心部分光12、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14、並びに対物レンズ21の反射部214で反射された第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は、図1に示す如く、ビームスプリッタ24でレーザ光11の軌跡から分離され、光検出器26に向かって集光する。ビームスプリッタ24と光検出器26との間には、受光部3が位置している。
図5は、受光部3をビームスプリッタ24側から見た正面図である。受光部3には、ビームスプリッタ24から入射される中心部分光12が通過できる大きさの通過穴が形成されている。受光部3は、ビームスプリッタ24から入射される中心部分光12が通過穴を通過し、第1接線方向周辺光13、第1半径方向周辺光14、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16が通過穴の周囲の部分に照射されるような位置に配置されてある。
受光部3は、フォトダイオード等の複数の受光素子を備えており、第1接線方向周辺光13を受光するための受光素子31a,31bと、第1半径方向周辺光14を受光するための受光素子32a,32bと、第2接線方向周辺光15を受光するための受光素子33a,33bと、第2半径方向周辺光16を受光するための受光素子34a,34bとを備えている。受光素子31a,31bは、第1接線方向周辺光13がディスクDに対して垂直に入射された場合に受光部3上で第1接線方向周辺光13が分布する範囲内に、受光部3上で第1接線方向周辺光13が分布する長手方向に並んで配置されている。また受光素子32a,32bは、第1半径方向周辺光14がディスクDに対して垂直に入射された場合に受光部3上で第1半径方向周辺光14が分布する範囲内に、受光部3上で第1半径方向周辺光14が分布する長手方向に並んで配置されている。
また受光素子33a,33bは、第2接線方向周辺光15が対物レンズ21の反射部214に対して垂直に入射された場合に受光部3上で第2接線方向周辺光15が分布する範囲内に、受光部3上で第2接線方向周辺光15が分布する長手方向に並んで配置されている。また受光素子34a,34bは、第2半径方向周辺光16が対物レンズ21の反射部214に対して垂直に入射された場合に受光部3上で第2半径方向周辺光16が分布する範囲内に、受光部3上で第2半径方向周辺光16が分布する長手方向に並んで配置されている。図5中には、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14がディスクDに対して垂直に入射された場合に受光部3上で第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14が分布する範囲、並びに第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16が対物レンズ21の反射部214に対して垂直に入射された場合に受光部3上で第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16が分布する範囲を破線で示している。
光検出器26は、受光部3の通過穴を通過した中心部分光12を検出する。ビームスプリッタ24と光検出器26との距離は、中心部分光12が光検出器26上で集光して光検出器26での中心部分光12の検出が効率よく行われるように定められている。本発明のディスク装置は、レーザ光源1が発光したレーザ光11がディスクDの記録面上で回折又は反射した光である中心部分光12の光検出器26での検出結果に基づいて、ディスクDに対する情報の書き込み又は読み出しを行う構成となっている。
図6は、チルト検出部4の内部構成及び受光部3とチルト検出部4との接続態様を示すブロック図である。受光部3が備える各受光素子は、受光量に応じた大きさの信号を出力する構成となっている。チルト検出部4は、受光素子31a,31bの夫々の出力に接続された差動増幅器41a、受光素子32a,32bの夫々の出力に接続された差動増幅器42a、受光素子33a,33bの夫々の出力に接続された差動増幅器43a、受光素子34a,34bの夫々の出力に接続された差動増幅器44aを備えている。
差動増幅器41aには増幅器41bが接続され、差動増幅器42aには増幅器42bが接続され、増幅器41b及び増幅器42bは、レーザ光源1が発光するレーザ光11の光軸に対するディスクDの法線の傾きを検出する演算を行うディスクチルト演算部45に接続されている。差動増幅器41a、増幅器41b、差動増幅器42a、増幅器42b及びディスクチルト演算部45は、本発明に係るディスクチルト検出手段として機能する。
差動増幅器43aには増幅器43bが接続され、差動増幅器44aには増幅器44bが接続され、増幅器43b及び増幅器44bは、レーザ光源1が発光するレーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の光軸の傾きを検出する演算を行うレンズチルト演算部46に接続されている。差動増幅器43a、増幅器43b、差動増幅器44a、増幅器44b及びレンズチルト演算部46は、本発明に係る光軸チルト検出手段として機能する。
差動増幅器43aは、受光素子33a,33bの夫々から出力された信号を受け付け、受け付けた受光素子33a,33bの夫々からの信号の差を演算し、受光素子33a,33bの夫々からの信号の差を示す信号を増幅器43bへ出力する。増幅器43bは、差動増幅器43aから出力された信号を受け付け、受け付けた信号を所定の増幅率γで増幅し、増幅した信号をレンズチルト演算部46へ出力する。即ち、受光素子33a,33bの夫々が出力する信号の大きさをS3a,S3bであるとすると、レンズチルト演算部46が増幅器43bから受け付ける信号の大きさは、γ×(S3a−S3b)となる。
また差動増幅器44aは、受光素子34a,34bの夫々から出力された信号を受け付け、受け付けた受光素子34a,34bの夫々からの信号の差を演算し、受光素子34a,34bの夫々からの信号の差を示す信号を増幅器44bへ出力する。増幅器44bは、差動増幅器44aから出力された信号を受け付け、受け付けた信号を所定の増幅率δで増幅し、増幅した信号をレンズチルト演算部46へ出力する。即ち、受光素子34a,34bの夫々が出力する信号の大きさをS4a,S4bであるとすると、レンズチルト演算部46が増幅器44bから受け付ける信号の大きさは、δ×(S4a−S4b)となる。
ところで、対物レンズ21の光軸に直交する光反射面である反射部214に対して略垂直に光が入射される場合は、増幅器43b及び44bから出力される信号は略ゼロである。しかし、対物レンズ21の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向又は半径方向に傾いて、反射部214に入射する光の角度が垂直から傾いた場合は、受光部3上での光の受光位置が偏倚し、増幅器43b又は44bから出力される信号が変動する。レンズチルト演算部46は、増幅器43b及び44bから受け付ける信号の符号及び大きさと対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向又は半径方向に傾く傾きの向き及び大きさとの対応関係を示す情報を記憶しており、増幅器43b及び44bからの信号に基づいて集光部211の光軸の傾きを求める演算を行う。
同様に、差動増幅器41aは、受光素子31a,31bの夫々から出力された信号の差を演算し、増幅器41bは、差動増幅器41aからの信号を所定の増幅率αで増幅してディスクチルト演算部45へ出力する。差動増幅器42aは、受光素子32a,32bの夫々から出力された信号の差を演算し、増幅器42bは、差動増幅器42aからの信号を所定の増幅率βで増幅してディスクチルト演算部45へ出力する。ディスクDに対して略垂直に光が入射される場合は、増幅器41b及び42bから出力される信号は略ゼロである。しかし、ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して接線方向又は半径方向に傾いた場合は、レーザ光11の光軸に略平行に入射される第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14のディスクDに対する入射角度が傾くので、受光部3上での光の受光位置が偏倚し、増幅器41b又は42bから出力される信号が変動する。ディスクチルト演算部45は、増幅器41b及び42bから受け付ける信号の符号及び大きさとディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して接線方向又は半径方向へ傾く傾きの向き及び大きさとの対応関係を示す情報を記憶しており、増幅器41b及び42bからの信号に基づいてディスクDの傾きを求める演算を行う。
更に、ディスクチルト演算部45及びレンズチルト演算部46は、対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きを求める演算を行う相対チルト演算部(相対チルト検出手段)47に接続されている。ディスクチルト演算部45は、レーザ光11の光軸に対するディスクDの法線の傾きを示す信号を相対チルト演算部47へ入力し、レンズチルト演算部46は、レーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きを示す信号を相対チルト演算部47へ入力する。相対チルト演算部47は、レーザ光11の光軸に対するディスクDの法線の傾きとレーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きとに基づいて、ディスクDの法線と対物レンズ21の集光部211の光軸との相対的な傾きを求める演算を行う。相対チルト演算部47は、更に、求めた相対的な傾きをチルト制御部51へ入力する構成となっている。チルト制御部51は、相対チルト演算部47が求めた傾きに基づいて駆動部52の動作を制御する構成となっている。
次に、以上の構成のディスク装置を用いて、ディスクDに対して入射する光の入射角度を制御するチルト制御を行う方法を説明する。レーザ光源1が発光したレーザ光11は、ビームスプリッタ24及び1/4波長板23を通過し、コリメータレンズ25で平行光となって遮光マスク22に照射される。遮光マスク22の中央穴22aを通過した中心部分光12は、対物レンズ21の集光部211で集光されてディスクDへ入射される。中心部分光12は、ディスクDの記録面上でスポット径が略最小になるスポットを形成する。遮光マスク22の第1接線方向穴22b及び第1半径方向穴22cを通過した第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14は、平行光の状態を保ちながら対物レンズ21の平行光入射部213を通過し、レーザ光11の光軸に略平行にディスクDへ入射する。また遮光マスク22の第2接線方向穴22d及び第2半径方向穴22eを通過した第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は、対物レンズ21の反射部214で反射される。
図7は、ディスクDへ入射された光を示す模式図である。図中には、対物レンズ21側からディスクDの表面を見た図を示している。ディスクDの表面では、中心部分光12がスポットを形成し、第1接線方向周辺光13はディスクDの接線方向に分布し、第1半径方向周辺光14はディスクDの半径方向に分布する。中心部分光12は、ディスクDの記録面で反射又は回折され、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14はディスクDの表面で反射される。
図8は、対物レンズ21の反射部214へ入射された光を示す模式図である。反射部214上で、第2接線方向周辺光15はディスクDの接線方向に分布し、第2半径方向周辺光16はディスクDの半径方向に分布する。第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は対物レンズ21の反射部214で反射される。
ディスクDの記録面で反射又は回折された中心部分光12は、遮光マスク22を通過し、ビームスプリッタ24によりレーザ光11の軌跡から分離され、受光部3の通過穴を通過し、集光しながら光検出器26へ入射されて、光検出器26で検出される。ディスクDで反射された第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14、並びに対物レンズ21の反射部214で反射された第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は、遮光マスク22を通過し、ビームスプリッタ24によりレーザ光11の軌跡から分離され、受光部3で受光される。
図9は、光が対物レンズ21及びディスクDに垂直に入射されている場合の受光部3での受光状態を示す模式図である。図中には、受光部3で受光される第1接線方向周辺光13、第1半径方向周辺光14、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16を示している。レーザ光11の光軸に対するディスクDの法線の傾きがゼロである場合は、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14は垂直にディスクDへ入射されて反射され、受光素子31a,31b及び受光素子32a,32bは略均等な量の光を受光する。またレーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きがゼロである場合は、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16は垂直に反射部214へ入射されて反射され、受光素子33a,33b及び受光素子34a,34bは略均等な量の光を受光する。従って、差動増幅器41a、42a、43a及び44aの出力は共に略ゼロとなる。
図10は、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの半径方向に沿って傾いている場合の受光部3での受光状態を示す模式図である。図10(a)及び(b)は、中心部分光12がディスクDに入射した入射位置におけるディスクDの半径方向に沿っていずれかの向きに対物レンズ21が傾いた場合の夫々の状態を示す。対物レンズ21の集光部211の光軸が半径方向に傾いた場合は、集光部211の光軸に直交する反射面である反射部214で反射された第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16の軌跡が半径方向に対応する方向に傾き、図10に示す如く、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16の受光部3での受光位置が半径方向に対応する方向に沿って偏倚する。第2接線方向周辺光15の受光位置が偏倚することによって、受光素子33a,33bの受光量は減少する。しかし、第2接線方向周辺光15の受光位置が偏倚する方向には略同位置にある受光素子33a,33bの受光量は略同一の割合で減少するので、差動増幅器43aの出力は略ゼロの状態を保つ。
一方、半径方向に対応する方向に並んだ受光素子34a,34bは、第2半径方向周辺光16の受光位置が偏倚することによって、受光素子の受光面積の内で第2半径方向周辺光16を受光している部分の面積が互いに異なり、受光量に差が生じる。従って、図10(a)又は(b)に対応して、受光素子34a,34b夫々が差動増幅器44aへ出力する信号の大きさはS4a<S4b又はS4a>S4bとなり、増幅器44bからレンズチルト演算部46へ出力する信号は−又は+に偏った値となる。
増幅器44bが出力する信号の符号は第2半径方向周辺光16の受光位置の偏倚の向きに対応し、第2半径方向周辺光16の受光位置の偏倚の向きは、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの半径方向に沿って傾いた向きに対応する。また増幅器44bが出力する信号の大きさは第2半径方向周辺光16の受光位置の偏倚量に対応し、第2半径方向周辺光16の受光位置の偏倚量は、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの半径方向に沿って傾いた向きに対応する。レンズチルト演算部46は、増幅器44bから入力された信号の符号により、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの半径方向に沿って傾いた向きを求め、増幅器44bから入力された信号の大きさにより、対物レンズ21の集光部211の光軸がディスクDの接線方向に沿って傾いた傾きの大きさを計算する演算を行う。
図11は、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向に沿って傾いている場合の受光部3での受光状態を示す模式図である。図11(a)及び(b)は、中心部分光12がディスクDに入射した入射位置におけるディスクDの接線方向に沿っていずれかの向きに対物レンズ21が傾いた場合の夫々の状態を示す。対物レンズ21の集光部211の光軸が接線方向に傾いた場合は、集光部211の光軸に直交する反射面である反射部214で反射された第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16の軌跡が接線方向に対応する方向に傾き、図11に示す如く、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16の受光部3での受光位置が接線方向に対応する方向に沿って偏倚する。第2半径方向周辺光16の受光位置が偏倚することによって、受光素子34a,34bの受光量は減少する。しかし、第2半径方向周辺光16の受光位置が偏倚する方向には略同位置にある受光素子34a,34bの受光量は略同一の割合で減少するので、差動増幅器44aの出力は略ゼロの状態を保つ。
一方、接線方向に対応する方向に並んだ受光素子33a,33bは、第2接線方向周辺光15の受光位置が偏倚することによって、受光素子の受光面積の内で第2接線方向周辺光15を受光している部分の面積が互いに異なり、受光量に差が生じる。従って、図11(a)又は(b)に対応して、受光素子33a,33b夫々が差動増幅器43aへ出力する信号の大きさはS3a<S3b又はS3a>S3bとなり、増幅器43bからレンズチルト演算部46へ出力する信号は−又は+に偏った値となる。
増幅器43bが出力する信号の符号は第2接線方向周辺光15の受光位置の偏倚の向きに対応し、第2接線方向周辺光15の受光位置の偏倚の向きは、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向に沿って傾いた向きに対応する。また増幅器43bが出力する信号の大きさは第2接線方向周辺光15の受光位置の偏倚量に対応し、第2接線方向周辺光15の受光位置の偏倚量は、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向に沿って傾いた向きに対応する。レンズチルト演算部46は、増幅器43bから入力された信号の符号により、対物レンズ21の集光部211の光軸がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向に沿って傾いた向きを求め、増幅器43bから入力された信号の大きさにより、対物レンズ21の集光部211の光軸がディスクDの接線方向に沿って傾いた傾きの大きさを計算する演算を行う。
以上の処理により、レンズチルト演算部46は、中心部分光12がディスクDに入射した入射位置におけるディスクDの半径方向及び接線方向の夫々について、対物レンズ21の傾動に起因したレーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きを求めることができる。更に、レンズチルト演算部46は、ディスクDの半径方向及び接線方向の夫々について求めた対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きを示す信号を相対チルト演算部47へ入力する。
同様にして、中心部分光12がディスクDに入射した入射位置におけるディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して傾いた場合は、レーザ光11の光軸に平行な状態でディスクDへ入射されて反射された第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14の軌跡が傾き、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14の受光部3での受光位置がディスクDの傾きに対応した方向に偏倚する。ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して半径方向に傾いた場合は、半径方向に対応する方向に並んだ受光素子32a,32bは、第1半径方向周辺光14の受光位置が偏倚することによって、受光量に差が生じる。従って、受光素子32a,32b夫々が差動増幅器42aへ出力する信号の大きさに差が生じ、増幅器42bからディスクチルト演算部45へ出力する信号は−又は+に偏った値となる。ディスクチルト演算部45は、増幅器42bから入力された信号の符号により、ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対してディスクDの半径方向に沿って傾いた向きを求め、増幅器42bから入力された信号の大きさにより、ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して半径方向に傾いた傾きの大きさを計算する演算を行う。
また同様にして、ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して接線方向に傾いた場合は、接線方向に対応する方向に並んだ受光素子31a,31bは、第1接線方向周辺光13の受光位置が偏倚することによって、受光量に差が生じる。従って、受光素子31a,31b夫々が差動増幅器41aへ出力する信号の大きさに差が生じ、増幅器41bからディスクチルト演算部45へ出力する信号は−又は+に偏った値となる。ディスクチルト演算部45は、増幅器41bから入力された信号の符号により、ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対してディスクDの接線方向に沿って傾いた向きを求め、増幅器42bから入力された信号の大きさにより、ディスクDの法線がレーザ光11の光軸に対して接線方向に傾いた傾きの大きさを計算する演算を行う。
以上の処理により、ディスクチルト演算部45は、中心部分光12がディスクDに入射した入射位置におけるディスクDの半径方向及び接線方向の夫々について、ディスクDの傾き又は反り等に起因したレーザ光11の光軸に対するディスクDの法線の傾きを求めることができる。更に、ディスクチルト演算部45は、ディスクDの半径方向及び接線方向の夫々について求めたディスクDの法線の傾きを示す信号を相対チルト演算部47へ入力する。
ディスクチルト演算部45及びレンズチルト演算部46から信号を入力された相対チルト演算部47は、ディスクDの半径方向及び接線方向の夫々について、レーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きとディスクDの法線の傾きとの差分を取ることにより、対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きを求める演算を行う。更に、相対チルト演算部47は、ディスクDの半径方向及び接線方向の夫々について求めた対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きを示す信号をチルト制御部51へ入力する。
チルト制御部51は、相対チルト演算部47が求めた対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きに基づいて、対物レンズ21を傾動させる駆動部52の動作を制御することにより、ディスクDの半径方向及び接線方向のいずれの方向においても対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きをゼロにするように、対物レンズ21を傾動させる処理を実行する。対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きをゼロにするように対物レンズ21を傾動させることにより、情報の記録・読み出し用のレーザ光である中心部分光12がディスクDに対して略垂直に入射されるように、中心部分光12の入射角度を調整するチルト制御を行うことができる。
以上詳述した如く、本発明においては、レーザ光源1が発光するレーザ光11に含まれる中心部分光12を対物レンズ21の集光部211で集光することによりディスクDへの情報の記録又は読み出しを行う。また本発明では、中心部分光12の周囲に分布する第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14をレーザ光11の光軸と平行な状態を保ちながらディスクDへ入射し、ディスクDからの反射光の受光位置の偏倚に基づいて、レーザ光11の光軸に対するディスクDの法線の傾きを求める。また本発明では、中心部分光12の周囲に分布する第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16を対物レンズ21の反射部214で反射させ、反射光の受光位置の偏倚に基づいて、レーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きを求める。更に本発明では、レーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きとディスクDの法線の傾きとの差に基づいて、対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きを求め、求めた相対的な傾きに基づいて、集光部211から中心部分光12がディスクDに対して略垂直に入射されるようにチルト制御を行う。
レーザ光源1が発光するレーザ光11に含まれる光を情報の記録又は読み出しと対物レンズ21の傾きの検出とに用いることにより、記録・読み出し用のレーザとは別に傾きの検出用の光源を必要とすることがないので、ディスク装置の部品点数の増加を抑制しながら対物レンズ21の傾きの検出を行うことができる。またレーザ光11の光軸に平行な状態を保ちながら第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14をディスクDへ入射することにより、記録・読み出し用の中心部分光12とディスクDの傾き検出用の第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14とをディスクD上の略同一な領域に入射することが可能となるので、情報の記録・読み出しを行うべきディスクD上の位置におけるディスクDの法線の傾きを検出することが可能となる。従って、ディスクDに対する情報の記録・読み出し時に高精度なチルト制御を行うことが可能となる。
また本発明にあっては、レーザ光源1が発光するレーザ光11に含まれる光の内、光強度が最大である部分を含む中心部分光12を集光することにより、ディスクDへの情報の記録又は読み出しのために光強度が最大である部分の光を利用することができ、効率的にディスクDへの情報の記録又は読み出しを実行することができる。
また本発明においては、第2接線方向周辺光15又は第2半径方向周辺光16が対物レンズ21の反射部214で反射した反射光の受光位置の偏倚に基づいて対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きを求めることにより、ディスクDの接線方向又は半径方向に沿った集光部211の光軸の傾きを夫々に単独で求めることができる。またディスクDの接線方向又は半径方向に分布する光の反射光が受光部3上で分布する方向に並んだ複数の受光素子を用いて第2接線方向周辺光15又は第2半径方向周辺光16を受光することにより、各受光素子での第2接線方向周辺光15又は第2半径方向周辺光16の受光量の差に基づいて、ディスクDの接線方向又は半径方向に沿った集光部211の光軸の傾きを容易に求めることができる。
また本発明においては、レーザ光11の光軸に対する対物レンズ21の集光部211の光軸の傾きとディスクDの法線の傾きとを個別に求め、求めた傾きの差分を得ることで、対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きを精度良く得ることができる。また本発明においては、対物レンズ21の集光部211の光軸とディスクDの法線との相対的な傾きがゼロとなるように駆動部52を駆動させて対物レンズ21を傾動させることにより、情報の記録・読み出し用の光である中心部分光12がディスクDに垂直に入射されるように入射角度を制御するチルト制御を行うことができる。対物レンズ21及びレンズ支持体53と連動する光学部品を必要とすることなく、対物レンズ21を傾動させることによるチルト制御を行うことができるので、可動部分を可及的に小さくした上でチルト制御を精度良く行うことができるディスク装置を実現することができる。
なお、本発明のディスク装置を構成する光学系は、本実施の形態に示した形態に限るものではなく、レーザ光11に含まれる中心部分光12を集光してディスクDへ入射し、第1接線方向周辺光13及び第1半径方向周辺光14をレーザ光11の光軸と平行な状態でディスクDへ入射し、第2接線方向周辺光15及び第2半径方向周辺光16を反射部214で反射し、中心部分光12を光検出器26で検出し、第1接線方向周辺光13、第1半径方向周辺光14、第2接線方向周辺光15又は第2半径方向周辺光16を受光部3で受光できる光学系であれば、他の光学素子を用いて本実施の形態とは異なった構成とした形態であってもよい。
また本実施の形態においては、受光部3は、ディスクDの接線方向及び半径方向に対応する方向に2個の受光素子を並べて構成する形態を示したが、これに限るものではなく、本発明のディスク装置は、各方向に3個以上並べた複数の受光素子又は受光位置を検出できる受光素子を用いて受光部3をなし、各受光素子の受光結果に基づいて対物レンズ21又はディスクDの傾きを求める形態であってもよい。またチルト検出部4は、受光部3での受光結果に基づいて対物レンズ21又はディスクDの傾きを求める処理を行うマイコンで構成される等、本実施の形態に示した形態以外の形態であってもよい。またチルト検出部4及びチルト制御部51は、一つのマイコンで構成する等、一体に構成された形態であってもよい。
また本実施の形態においては、本発明のディスク装置は、CD又はDVD等の光ディスクであるディスクDに対してレーザ光を用いて情報の記録・読み出しを行う形態を示したが、これに限るものではなく、光磁気ディスク等のレーザ光11を利用するその他のディスクを扱う形態であってもよい。
1 レーザ光源(発光手段)
11 レーザ光(光ビーム)
12 中心部分光
13 第1接線方向周辺光
14 第1半径方向周辺光
15 第2接線方向周辺光
16 第2半径方向周辺光
21 対物レンズ(集光手段、レンズ)
211 集光部
212 フランジ部
213 平行光入射部
214 反射部
24 ビームスプリッタ
3 受光部
31a、31b、32a、32b、33a、33b、34a、34b 受光素子
4 チルト検出部
45 ディスクチルト演算部
46 レンズチルト演算部
47 相対チルト演算部(相対チルト検出手段)
51 チルト制御部
52 駆動部
53 レンズ保持体
D ディスク
11 レーザ光(光ビーム)
12 中心部分光
13 第1接線方向周辺光
14 第1半径方向周辺光
15 第2接線方向周辺光
16 第2半径方向周辺光
21 対物レンズ(集光手段、レンズ)
211 集光部
212 フランジ部
213 平行光入射部
214 反射部
24 ビームスプリッタ
3 受光部
31a、31b、32a、32b、33a、33b、34a、34b 受光素子
4 チルト検出部
45 ディスクチルト演算部
46 レンズチルト演算部
47 相対チルト演算部(相対チルト検出手段)
51 チルト制御部
52 駆動部
53 レンズ保持体
D ディスク
Claims (9)
- 発光手段と、該発光手段が発光する光ビームの少なくとも一部を集光してディスクへ入射させる傾動可能な集光手段とを備えるディスク装置において、
前記集光手段は、前記光ビームの一部を集光してディスクへ入射させる集光部、及び前記光ビームの他の一部を反射する反射部を含み、
該反射部が反射した光を受光する受光手段と、
該受光手段で前記光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の傾きを求める光軸チルト検出手段と
を備えることを特徴とするディスク装置。 - 前記集光手段は、前記光ビームの内で光強度が最大である部分を含んだ光を前記集光部が集光するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
- 前記受光手段は、
前記反射部が反射した光の内、前記反射部上で所定方向に分布する光の反射光が前記受光手段上で分布する方向に並んだ複数の受光素子を有し、
前記光軸チルト検出手段は、
前記偏倚に対応する情報として、前記複数の受光素子の夫々での受光量の差を取得する手段と、
該手段が取得した前記受光量の差に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の前記所定方向への傾きを求める手段と
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のディスク装置。 - 前記受光手段は、
前記反射部が反射した光の内、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの半径方向に実質的に平行な方向に前記反射部上で分布する光の反射光を受光する手段を有し、
前記光軸チルト検出手段は、
前記受光手段で前記反射光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の前記半径方向への傾きを求める手段を有すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のディスク装置。 - 前記受光手段は、
前記反射部が反射した光の内、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの接線方向に実質的に平行な方向に前記反射部上で分布する光の反射光を受光する手段を有し、
前記光軸チルト検出手段は、
前記受光手段で前記反射光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記光ビームの光軸に対する前記集光部の光軸の前記接線方向への傾きを求める手段を有すること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のディスク装置。 - 前記集光手段は、前記光ビームの一部を、前記光ビームと実質的に平行な状態を保ちながらディスクへ入射させる平行光入射部を更に含み、
前記平行光入射部によりディスクへ入射された光がディスクで反射した反射光を受光する手段と、
該手段で前記反射光を受光する受光位置の偏倚に基づいて、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの法線の前記光ビームの光軸に対する傾きを求めるディスクチルト検出手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のディスク装置。 - 前記光軸チルト検出手段が検出した傾きと前記ディスクチルト検出手段が検出した傾きとの差から、前記集光部が集光した光のディスク上での入射位置におけるディスクの法線と前記集光部の光軸との相対的な傾きを求める相対チルト検出手段を更に備えること
を特徴とする請求項6に記載のディスク装置。 - 前記相対チルト検出手段が求めた傾きを実質的にゼロにするように前記集光手段を傾動させる手段を更に備えること
を特徴とする請求項7に記載のディスク装置。 - 前記集光手段は、凸レンズ状に形成された集光部及び該集光部の周囲に平板状に形成されたフランジ部が一体に形成されたレンズを含んでなり、
前記反射部は、前記フランジ部に設けられた光反射面であること
を特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載のディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006073416A JP2007250103A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006073416A JP2007250103A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007250103A true JP2007250103A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38594212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006073416A Pending JP2007250103A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007250103A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8652752B2 (en) | 2007-10-10 | 2014-02-18 | Basf Se | Sulphonium salt initiators |
-
2006
- 2006-03-16 JP JP2006073416A patent/JP2007250103A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8652752B2 (en) | 2007-10-10 | 2014-02-18 | Basf Se | Sulphonium salt initiators |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4843844B2 (ja) | 光ヘッド、受発光素子、及び光記録媒体記録再生装置 | |
US7643395B2 (en) | Diffraction element and optical pick-up apparatus having the same | |
JP2001273661A (ja) | 傾き検出装置 | |
EP1460623B1 (en) | Optical pickup apparatus | |
JP2007250103A (ja) | ディスク装置 | |
JP2009500783A (ja) | 多層光記録キャリアのスキャニング | |
JP3804826B2 (ja) | 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 | |
US6687201B2 (en) | Apparatus for generating seek direction detection signal | |
JP3503995B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH0373425A (ja) | 焦点検出装置 | |
EP1351227A1 (en) | Optical pickup and optical disc drive | |
JP2004227657A (ja) | 光ピックアップ装置および光ディスク装置 | |
JP2004164818A (ja) | チルト検出光学装置,チルト検出光学系および光ピックアップ装置ならびに光ディスクドライブ装置 | |
US20060120248A1 (en) | Diffraction element and optical pick-up apparatus having the same | |
US20050072899A1 (en) | Inclination detector, optical head, optical information processor computer, video recorder, video reproducer, and car navigation system | |
JPH0610490Y2 (ja) | 光学式情報読取装置 | |
US6347066B1 (en) | Optical pickup and optical disk apparatus | |
JPH02187929A (ja) | 光学ヘッド | |
JP3713132B2 (ja) | 光ピックアップ装置の製造方法 | |
US8416672B2 (en) | Optical pickup, photodetector, and drive adopting the optical pickup | |
JP2003022562A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH10312566A (ja) | 反射型光電センサ及び光ディスク検知装置 | |
JP2000357342A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
KR100624265B1 (ko) | 와블 처리된 홀로그래픽 롬 디스크 및 이를 이용한홀로그래픽 롬 재생기에서의 트래킹 및 포커싱 서보 장치 | |
JP2006099844A (ja) | 光ヘッド装置及び光ディスク装置 |