JP2007249237A - ズーム光学系 - Google Patents

ズーム光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP2007249237A
JP2007249237A JP2007160316A JP2007160316A JP2007249237A JP 2007249237 A JP2007249237 A JP 2007249237A JP 2007160316 A JP2007160316 A JP 2007160316A JP 2007160316 A JP2007160316 A JP 2007160316A JP 2007249237 A JP2007249237 A JP 2007249237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
group
magnification
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007160316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4395795B2 (ja
Inventor
Yoshinori Hamanishi
芳徳 濱西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2007160316A priority Critical patent/JP4395795B2/ja
Publication of JP2007249237A publication Critical patent/JP2007249237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4395795B2 publication Critical patent/JP4395795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】高変倍が可能で、合焦による共役長を変化させても収差変動が少なく、
しかも各ズーム配置において高性能を確保したズーム光学系を提供する。
【解決手段】5群以上のレンズ群によって全系を構成し、3つ以上の変倍レンズ
群を、相互依存的に光軸方向に移動することによってズーミングを行うズーム光
学系において、変倍レンズ群G2、G3、‥‥のうちの2つ以上の変倍レンズ群の
担う倍率が、特定のズーミング位置においていずれもほぼ等倍となり、第1レン
ズ群G1は2つ以上の下位レンズ群G11、G12からなり、該下位レンズ群のうち
の1つ以上の下位レンズ群を異なる速度で光軸方向に移動することによって合焦
を行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は高変倍ズームレンズに関する。
従来、画像の入出力において、光学系による撮影、投影を必要とする各種電子画像装置に有限光学系が多く採用されている。具体的には有限光学系はデジタルスチルカメラ用レンズ系、近接撮影光学系、拡大引伸し用光学系、縮小光学系その他、液晶ビデオプロジェクター用投写レンズ等に使用されている。特に、有限系単焦点レンズは汎用性が乏しく、それぞれ目的に応じて専用の光学系が使用されている。これに対し有限系ズームレンズは単焦点レンズより汎用性は高いが、レンズの種類が少ない。このため35mmスチルカメラ用、16mmシネ用、TV用レンズ系がよく使用されていた。特に電子画像機器の小型で高画質の像入力用として低倍率(1/50X−1/30X程度)で広画角の撮像ズーム光学系が求められていた。特公平3−71686は高変倍化が困難なズーム方式でズーム
軌道も複雑である。また、測定投影機用の光学系でありテレセン性を強く要求している。ズーム比は5倍程度であり、さらに実効FナンバーはF/3.5〜F/6.5程度で暗い。照明条件によっては、絵柄が黒くて暗い被写体を撮影するとき不十分である。これに対し明るくて広角、高変倍比を有し、しかも撮影距離の変化に対しも安定な高性能の光学系が求められていた。
電子画像機器等に利用される光学系は非常に多くの目的に対応する仕様を要求されている。いろいろの目的に応じて専用光学系の提供がなされている。このため目的の数に比例して光学系を設計する必要が生じている。このことは非常に非効率的であり、不経済でもある。本発明はこれらの問題点を解消するため、高性能、高変倍率のズームレンズを提供して、広範な利用目的に適う光学システム系を容易に提供するものである。高解像力を必要とする撮像系などに利用可能な光学系とするため、明るくて広画角を有し、しかも倍率の色収差が補正され、ズーム変倍において歪曲収差が少ない光学系が求められていた。さらに、シェーディングを少なくするため画面周辺で充分な周辺光量を確保した光学系が求められていた。
本発明の課題はこれらの要求を同時に満足する光学系を提供することにある。特に、高変倍が可能で、合焦による共役長を変化させても収差変動が少なく、しかも各ズーム配置において高性能を確保したズーム光学系を提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、すなわち、5群以上のレンズ群によって全系を構成し、3群以上の変倍レンズ群を、互いに異なる軌道にて光軸方向に移動することによってズーミングを行うズーム光学系において、2群以上の変倍レンズ群の担う倍率が、特定のズーミング位置においていずれもほぼ等倍となり、第1レンズ群は2群以上の下位レンズ群からなり、該下位レンズ群の全部又は一部よりなる2群以上の下位レンズ群を、互いに異なる速度にて光軸方向に移動することによって合焦を行うことを特徴とするズーム光学系である。
本発明では、3群以上の変倍レンズ群のうち、2群以上の変倍レンズ群の担う倍率が、特定のズーミング位置においていずれもほぼ等倍となるように形成されている。すなわち、3群以上の変倍レンズ群のすべてが、特定のズーミング位置においていずれもほぼ等倍となる「全変倍レンズ群同時等倍」に形成してもよいし、あるいは、3群以上の変倍レンズ群のうちの一部よりなる2群以上の変倍レンズ群(コンペンセータ群を除く)が、特定のズーミング位置においていずれもほぼ等倍となる「変倍レンズ群部分同時等倍」に形成してもよい。
変倍レンズ群のすべてが同時に等倍となる構成が、最も変倍効率がよい。部分的同時等倍では、過度に高ズーム比を得ようとすると各群の屈折力が強くなり、収差補正が困難となる。さらにペッツバール和も負に過大となりやすく、像面湾曲の補正も困難になる。しかし、部分的な同時等倍すら含まない構成に比べると、部分にでも同時等倍を含む構成の方が変倍効率は良い。ズーム比5倍程度のズームレンズでは、部分的同時等倍による変倍方式でも十分に実用性がある。
ここで最も変倍効率のよい全変倍レンズ群が同時に等倍をみたす方式を例に説明することにする。図1に本発明の代表的な基本構成における基準合焦配置でのズーミング中の各レンズ群の移動軌道を示し、図2に至近合焦配置でのズーミング中の各レンズ群の移動軌道を示す。この構成では全系を全5群によって構成しており、このうち第2〜第5レンズ群によってズーム変倍部を構成している。合焦レンズ群である第1レンズ群は、図1と図2に示す例では、前群と後群との2つの下位レンズ群からなる。
各レンズ群の横倍率をβi(i=1〜5)とし、全系の合成撮影倍率をβとし、ズーム変倍部の倍率をβzとすると、
β=β1β2β3β4β5
βz=β2β3β4β5
と表されるが、全変倍レンズ群同時等倍の方式では、特定のズーミング位置cにおいて、いずれの変倍レンズ群i(i=2〜5)の倍率も、
|βc2|≒1、|βc3|≒1、|βc4|≒1、|βc5|≒1 (A)
となるように構成される。なお、この結果、この同時等倍ズーミング位置cでは、
|βcz|=|βc2βc3βc4βc5|≒1
である。
一般にズーム方程式を満たす解のうち、全バリエータ群の倍率が等倍(−1X)のときに、すなわちコンペンセータ群の倍率も等倍となるようにすれば、コンペンセータ群の2つの移動曲線(ズーム軌道の解曲線)が等倍の配置で繋がるから、相互に軌道の乗換が可能となる。本発明はこの軌道の乗換を積極的に利用して、ズーム変倍部を構成するすべての変倍レンズ群の倍率を特定のズーミング位置において、同時等倍としたもの又は2群以上の一部の変倍レンズ群の倍率が、部分的同時等倍となるように構成したものである。この結果、全ズーム領域にわたり確実に採用可能なズーム軌道(ズーム方程式解)を安定的に得ることができる。特に全変倍レンズ群同時等倍の方式では、高変倍比を確保することができる。また上記(A)式が成立するズーミング位置cが、広角端wと望遠端tとの間
にある場合には、製造公差に対する感度が低く、結像性能の確保が容易である。
このように本発明によれば変倍効率が高いズームレンズが得られるが、第1レンズ群を合焦レンズ群とすることにより、ズーム変倍にて撮影距離の変化及びピントズレを容易に抑制できることとなる。
またズーム倍率を大きくしたり、大口径比化を実現すると、合焦による結像性能の劣化が起きやすく、特に、望遠側で著しい収差変動による性能劣化が起きる。これを補正するために、本発明では合焦レンズ群である第1レンズ群を、2群以上の下位レンズ群からなるように多群化し、フローティングなどの各種の近距離補正が可能な構造として、収差補正の自由度を確保している。また第1レンズ群を2群以上の下位レンズ群から構成することにより、基準撮影距離配置と異なる共役長にてズーム変倍による性能劣化の補正の自由度の確保が可能である。
なお、本発明では最も物側の第1レンズ群を合焦レンズ群としているが、ズーム変倍部に合焦機能を付与することもできる。しかし合焦レンズ群の担う倍率は等倍となる領域を避ける必要がある。また、このように構成すると、ズーム変倍にて撮影距離が変化する量が大きくなるのでその対策が必要となり、特に無限遠系ではズーム軌道の選び方によっては望ましくない場合がある。
また、第1レンズ群は2つ以上の下位レンズ群からなるが、合焦に際して移動する下位レンズ群は1つだけであっても良いし、2つ以上の下位レンズ群を相互依存的に移動することによって合焦しても良い。いずれにしろ合焦による収差変動を抑制する必要があり、第1レンズ群の合焦移動によって第1レンズ面における主光線の入射高が光軸から大きく隔たることを避ける合焦方式と屈折力配分を採用する必要がある。
本発明においては、図1と図2に示すように、上記(A)式が成立するズーミング位置cが、広角端wと望遠端tとの間にあることが好ましい。但し(A)式が成立する特定のズーミング位置cが、広角端wよりも低倍率側、あるいは望遠端tよりも高倍率側にある場合も、本発明に含まれる。
また本発明の全変倍レンズ群同時等倍においては、ズーム変倍部の倍率が縮小倍率のときに、各変倍レンズ群の担う倍率がいずれも縮小倍率であることが好ましく、同様に、ズーム変倍部の倍率が拡大倍率のときに、各変倍レンズ群の担う倍率がいずれも拡大倍率であることが好ましい。図1と図2に示す例では、広角端wと望遠端tとの間の特定のズーミング位置cで、
|βci|≒1 (i=2〜5、したがって|βcz|≒1)
となるように構成している。したがって広角端wと望遠端tとでは、
|βwi|≦1 (i=2〜5、したがって|βwz|≦1)
|βti|≧1 (i=2〜5、したがって|βtz|≧1)
となるように構成することが好ましい。
なお既述のように、(A)式が成立する特定のズーミング位置cが広角端wよりも低倍率側にある場合も、本発明に含まれるが、この構成のときには、
|βti|>|βwi|>|βci|≒1
(i=2〜5、したがって|βtz|>|βwz|>|βcz|≒1)
となるように構成することが好ましい。同様に、(A)式が成立する特定のズーミング位置cが望遠端tよりも高倍率側にある場合も、本発明に含まれるが、この構成のときには、
|βwi|<|βti|<|βci|≒1
(i=2〜5、したがって|βwz|<|βtz|<|βcz|≒1)
となるように構成することが好ましい。
これらの構成により、非常に変倍効率の良いズームパワー配置を選択することができるから、高変倍比を確保することができ、すなわちズーム比の大きい光学系を達成できる。図1と図2に示す例では、ズーム変倍部を4群のレンズ群によって構成しており、しかも変倍レンズ群のすべてが同時等倍を満たすので、この効果が加速される。
また本発明においては、各レンズ群の屈折力の符号が、物側から配置されたレンズ群と像側から配置されたレンズ群との間で対称であることが好ましい。すなわち全系の構成を全N群とすると、第1レンズ群と第Nレンズ群との屈折力の符号を同一とし、同様に第2レンズ群と第N−1レンズ群との屈折力の符号を同一とすることが好ましい。歪曲収差を少なくする方法として、開口絞りに関し、レンズ形状、屈折力配置の対称性の高いレンズ構成が考えられる。この様な対称性を有する光学系の中央には、Nが偶数の場合のように、必ずしもレンズ群が存在しなくともよい。完全対称性を構成するレンズ群が移動するズームレンズでは、歪曲収差の変動補正は望むべきもない。しかし、ズーミングにて歪曲収差の少ない光学系を得るには、基本として各レンズ群の屈折力配分の構成が、開口絞りないしはレンズ群に関し、ある程度の対称性を有することが好ましい。
例えば、正の屈折力を有する合焦のための第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、及び正の屈折力を有する第5レンズ群を備え、最も高変倍が可能なズーム方式として、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、及び第5レンズ群の担う倍率が同時にほぼ等倍率(−1X)となるズームレンズ系を例にすることにする。このズーム光学系の歪曲収差の発生状況を解析するとき、ズーム光学系を全体として3分割して考察することが望ましい。
すなわち開口絞りを含むレンズ群を中群とし、中群の物側を前群とし、中群の像側を後群とすると、前群と後群のそれぞれの内部で、かなりの程度まで歪曲収差の補正が可能な屈折力構成、及びレンズ構成である必要がある。これらの前群、後群での未補正分、及び前群と後群で相殺できなかった成分は、中群にて補正することとして、役割分担をさせる。このようなレンズ構成を有する光学系とすることによって、ズーミングにて移動するレンズ群を有する光学系においても、歪曲収差に対し、変動の少ない構成となりうることが理解できる。一方、歪曲収差を非常に少なくするためには、前群と後群のそれぞれの内部での屈折力配分も、正、負又は負、正として、収差のキャンセルが可能なレンズ構成、屈折力配分とすることが好ましい。
この様な理由により、対称性の高いレンズ配列を基本としつつ、合焦レンズ群である第1レンズ群の内部構造を多群の下位レンズ群で構成することにより、合焦範囲とズーム変倍範囲を拡張しても、合焦による収差変動及びズーミングによる歪曲収差変動を容易に補正できると同時に、他の収差変動の補正も容易となる。
また各レンズ群の屈折力の符号を物側と像側とで対称となるように配置し、且つ合焦レンズ機構を有することにより、いわゆるマイクロズーム光学系を実現できる。
また全系を全5群で構成する場合、最も高変倍が得られるように、第2〜第4レンズ群のほか、第5レンズ群も変倍レンズ群とすることもできるし、また第5レンズ群を、ズーミング中も像面に対して固定されたリレーレンズ群とすることもできる。前者の場合には、ズーム比の大きい光学系が得られると同時に、各レンズ群の変倍による移動量を軽減できるから、第1レンズ面における主光線の入射高を小さくでき、レンズ径を小さくすることが可能である。
また本発明においては、第1レンズ群を、正の屈折力を有する前群と、正の屈折力を有する後群とによって構成することができる。その際、前群の移動量が後群の移動量よりも大きくなるようにしつつ、両群を共に物体側へ繰り出すこともできるし、前群の移動量が後群の移動量よりも小さくなるようにしつつ、両群を共に物体側へ繰り出すこともできる。
このような合焦移動により、至近距離においても球面収差、コマ収差の他、倍率及び軸上の色収差の変動のバランスを基準撮影距離配置との関係で最適にとることができる。その結果、所望の撮影距離やズーム変倍倍率の領域などを変えても、第1レンズ群の全体を一体に繰り出す方式のものより、広い範囲にわたり安定した結像性能を保持することが可能である。
第1レンズ群の前群の移動量を後群の移動量よりも大きくすると、特に望遠側の結像性能に効果的である。逆に前群の移動量を後群の移動量よりも小さくすると、特に広角側の結像性能に効果的であり、至近において合焦群の焦点距離が短くなり周辺光量を充分確保して合焦が可能である。
更に、より望ましい各種の条件を以下に述べる。先ず、合焦レンズ群である第1レンズ群が前群と後群とからなるときには、以下の条件を満たすことが望ましい。
1.2<f12/f1<3.5 (1)
但し、f1:基準合焦配置での第1レンズ群の焦点距離
12:基準合焦配置での第1レンズ群後群の焦点距離
である。
(1)式の上限を越えると、前群の屈折力が強くなり過ぎ、広角端における変倍群と合焦群との空気間隔を十分確保することが困難であり不適当である。下限を越えると、前群の屈折力が弱くなり過ぎ、多群化した機能を喪失するので不適当である。
次に、
Δx11:基準合焦配置から最至近合焦配置までの前群の移動量
Δx12:基準合焦配置から最至近合焦配置までの後群の移動量
とすると、
K≡Δx12/Δx11
は、後群と前群との平均移動量比を表す。この平均移動量比Kは、以下の条件を満たすことが望ましい。
0≦K<1 (2a)、又は、
1<K≦4.5 (2b)
(2a)式の下限は、前群のみの移動にて合焦することを意味する。したがって前群の移動量が大きくなり過ぎ、広角端での至近距離で光量不足となるので余り好ましくはない。即ち、下限に近くなると前群の移動量が大きくなり過ぎ、至近距離で前群の屈折力が弱く、主光線の入射高が光軸より大きく隔たり光量不足になりやすく余り好ましくない。(1a)式の上限に近づくと、前群と後群の移動速度差が少なくなり過ぎ、近距離補正の効果と収差補正の自由度が喪失するので余り好ましくはない。
(2b)式の下限に近づいても同様に近距離補正の効果がなくなるので、余り好ましくはない。K=1は、第1レンズ群の一体繰り出しによる合焦を意味し、本発明には含まれない。(2b)式の上限を越えると、前群と後群が干渉しやすくなり不適当である。同時に、干渉を避けるために前群と後群の空気間隔を充分確保すると、基準配置での周辺光量不足が発生し、やはり不適当である。
また本発明においては、光学系のコンパクト性と大口径比を確保するために、次式を満たすことが好ましい。
0.3<|φ/f3|<0.9 (3)
但し、φ:広角端における第3レンズ群の最も物側のレンズ面の最大有効径
i:第iレンズ群の焦点距離
である。
(3)式の上限を越えると、不必要に明るく光学系の大型化を招き、レンズ枚数も極端に増加するので不適当である。また、第3レンズ群の屈折力が強くなり過ぎ、球面収差をはじめとする諸収差の補正が困難となり不適当である。(3)式の下限を越えると、第3レンズ群の屈折力が弱くなり過ぎ、全系のペッツバール和が負に過大となり不適当である。また、暗い光学系となり暗い被写体を撮影するとき、照明が必要となる頻度が増すのであまり望ましくない。照明をするときはこの限りでは無い。光学系の明るさのみを考慮すると、回折による解像力の限界まで暗くてもよく、
|φ/f3|<0.35
としてもよい。暗い光学系においては、第2レンズ群や第3レンズ群のレンズ枚数のさらなる削減を容易に実施できる。
また本発明においては、合焦レンズ群以外の各レンズ群が担う倍率β2〜β5は、(A)式のように同時等倍配置を満足するほか、更に以下の範囲とすることがより望ましい。
−1.7<β2<−0.3 (4)
−1.6<β3<−0.4 (5)
−1.6<β4<−0.5 (6)
−1.5<β5<−0.5 (7)
(4)式の上限を越えると、第1レンズ面を通過する画面最周辺の主光線の入射高が光軸より著しく隔たり、レンズ径の大型化を招くと同時に、第1レンズ群と第2レンズ群とが干渉し不適当である。さらに、広角端での主光線の下側光束の外コマ収差の補正が困難である。下限を越えると、第2レンズ群と第3レンズ群が干渉し不適当である。
(5)式の上限を越えると、広角端で第1レンズ面を通過する画面最周辺の主光線の入射高が光軸より著しく隔たり、レンズ径の大型化を招くと同時に、第2レンズ群と第3レンズ群とが干渉し不適当である。下限を越えると、望遠端での球面収差の補正が困難となると同時に、第3レンズ群と策4レンズ群が干渉し不適当である。
(6)式の上限を越えると、広角端で第1レンズ面を通過する画面最周辺の主光線の入射高が光軸より著しく隔たり、レンズ径の大型化を招くと同時に、第3レンズ群と第4レンズ群とが干渉し不適当である。下限を越えると、主光線の上側光束の外コマ収差の補正が困難であると同時に、第4レンズ群と第5レンズ群が干渉し不適当である。
(7)式の上限を越えると、広角端で第3レンズ群と第4レンズ群とが干渉し不適当である。下限を越えると、望遠端で第4レンズ群と第5レンズ群とが干渉し不適当である。また、第5レンズ群の屈折力が過剰に強くなり、主光線の上コマのズーミング変動の補正が困難となる。更に広角端での第1レンズ面を横切る主光線の入射高が光軸より大きく隔たり、レンズ前玉径の大型化を招き不適当である。
また本発明においては、既述のように、全変倍レンズ群の倍率が特定のズーミング位置において同時に等倍となるように形成してもよいし、また、2群以上の一部の変倍レンズ群の倍率が特定のズーミング位置において同時に等倍となるように形成してもよい。全変倍レンズ群又は一部の変倍レンズ群が同時に等倍を満たすレンズ配置とは、数学的な厳密性を要求されるものではなく、この同時等倍配置近傍のレンズ配置であってもよい。即ち、丸めの誤差、製造公差など結像面における焦点深度程度のピントズレを起こす倍率誤差範囲、および調整による誤差範囲は当然に許容される。それ故、許容範囲内で近似的に同時等倍となるズーム配置領域をも含む。同時等倍配置近傍でズーム解が存在しない領域が発生したとしても、像面でのピントの跳びを起こすズーム領域が小さいならば、実用上問題がないからである。
望ましい許容範囲の目安として、いずれかの変倍レンズ群jの倍率βcjが等倍(−1X)となるズーミング位置において、他のいずれかの変倍レンズ群i(i≠j)の倍率βciが次式の範囲内にあれば、変倍レンズ群iと変倍レンズ群jとは、本発明でいう同時等倍の条件を満たしている。
0.9<|βci|<1.1 (8)
全変倍レンズ群同時等倍のとき(8)式の上限を越えると、望遠端からズーム解が存在しない領域が増加し、変倍でピントの固定している領域が狭まるので不適当である。下限を越えると、広角端からズーム解が存在しない領域が増加し、変倍でピントの固定している領域が狭まるので不適当である。これらズーム解の無い領域が広がると、連続変倍を達成できない領域が増え、実用性が著しく低下するので不適当である。しかし変倍レンズ群が部分的同時等倍となるタイプでは
この限りでない。
また本発明においては、次式を満たすことが好ましい。
0.02<β1/β5<1.0 (9)
(9)式の上限を越えると、バックフォーカスが短くなり、物点までの作動距離が短くなる。有限系として所望の倍率、作動距離を確保できにくくなるので不適当である。下限を越えると不必要に作動距離が長くなり、有限系として利用するには不適当である。また、第5レンズ群の倍率β5が大きいと、バックフォーカスが長くなり光学系が大きくなるので不適当である。しかし無限遠系として使用するとき、広角端を抑制し無限遠系となるように合焦レンズ群を配置することは容易である。このとき下限は0とすることができる。
また本発明においては、次式を満たすことが好ましい。
0.7<f2/f4<1.3 (10)
(10)式の上限を越えると、第2レンズ群の移動量が増大し他のレンズ群に干渉し変倍効率が低下するので、高変倍ズームを得るには不適当である。また第4レンズ群の屈折力が強くなり過ぎ、第5レンズ群への負荷が増大し主光線の上側のコマ収差の補正困難となり不適当である。下限を越えると、第2レンズ群の屈折力が強くなり過ぎ、望遠端を広げることができ高倍率化が可能であるが、広角端で第1レンズ面を通過する画面最周辺の主光線の入射高が光軸より著しく隔たり、レンズ径の大型化を招くので不適当である。また球面、コマ収差等の諸収差の補正が困難となる。
本発明において、以上のような高解像、高性能、合焦領域の広い高変倍率のズームレンズを提供することによって、広範な利用目的に適う光学システム系を容易に提供できることとなった。特に、明るく、共役長が短く、しかも広画角で小型のズーム光学系が実現できた。また、ズーム変倍にて歪曲収差と、歪曲収差の変動とが非常に少ない光学系も実現できた。且つ、撮像系のシェーディングを少なくするため、画面周辺で充分な周辺光量を確保した光学系をも実現できた。これらの特徴を同時に満足する光学系を実現したことによって、光学系の汎用性が非常に増大した。特に、共役長、ワーキングディスタンスの大きな変更に伴う結像性能の劣化を抑制することが広い範囲にわたり可能となり、マイクロズームレンズとしての使用も可能である。具体的に、この光学系は書画用レンズ系、カメ
ラ型スキャナー、デジタルスチルカメラ用レンズ系、TVカメラレンズ系、近接撮影光学系、その他、拡大引伸し用光学系、液晶ビデオプロジェクター用投写レンズ等に使用が可能である。なお、撮影像や投影像のサイズ、共役長、ワーキングディスタンスは合焦レンズ群の移動合焦にて容易に設定が可能であり、各種利用目的に応じて最適な配置にて使用が可能な万能レンズに近づいた。
本発明の実施の形態を説明する。図3、図10、図17及び図24は、それぞれ本発明によるズーム光学系の第1、第2、第3及び第4実施例のレンズ構成図である。全ての実施例は、物側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、負の屈折力を有する第4レンズ群G4、及び正の屈折力を有する第5レンズ群G5からなるズームレンズである。また第1レンズ群G1は、正の屈折力を有する前群G11と、正の屈折力を有する後群G12とからなる。したがって第1レンズ群の前群G11と後群G12を、第2〜第5レンズ群と同等の扱いで数えると、6群構成のズームレンズであるということもできる。
第1レンズ群の前群G11と後群G12は、合焦に際して相互依存的に物体側に繰り出され、撮影距離、ズーム変倍倍率の領域などを変えている。このうち第1〜第3実施例では、前群G11の移動量の方が後群G12の移動量よりも大きく、第4実施例では、前群G11の移動量の方が後群G12の移動量よりも小さい。
また第1実施例では、第2〜第5レンズ群G2〜G5がズーミングに際して光軸方向に相互依存的に移動するズーム変倍部となっている。他方、第2〜第4実施例では、第2〜第4レンズ群G2〜G4がズーム変倍部となっており、第5レンズ群G5は像面に対して固定されている。第5レンズ群G5は、バックフォーカスの長さや射出瞳位置を決定づける主要なレンズ群である。開口絞りSは、いずれの実施例でも第3レンズ群G3の物側1mmの所に配置してある。
いずれの実施例も、広角端で実効F値がF/2.0程度と非常に明るく、基準撮影距離において周辺光量も充分確保されており、撮影距離が変化しても収差変動が少ない非常に高性能なズーム光学系である。
第1〜第4実施例の諸元を表1〜表4に示す。各表の[全体諸元]中、ωは半画角を表す。[レンズ諸元]中、第1欄は物側からのレンズ面の番号、第2欄rは各レンズ面の曲率半径、第3欄dは各レンズ面の間隔、第4欄νdは各レンズの輝線スペクトルd線(基準波長λ=587.6nm)を基準としたアッベ数、第5欄ndはd線に対す屈折率、第6欄はレンズ番号を表す。[変倍における可変間隔]中、d0は物点距離、Rは撮影距離を表す。
また各表の[各レンズ群の焦点距離と倍率]と[条件対応値]に示されるように、各実施例とも前記各条件式(1)〜(10)を満たすように形成されている。
第1実施例はズーム比10倍で、フィルターを除き12群18枚のレンズ構成である。ズーム変倍部は第2レンズ群G2から第5レンズ群G5であり、このズーム変倍部は4群同時等倍配置を満たす。また第1レンズ群の前群G11の移動量は、後群G12の移動量よりも大きい。この実施例のその他の特徴は、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4の強めの屈折力配分、及び第3レンズ群G3のレンズ形状と配列である。更に、これらのレンズ配置とレンズ形状により、主光線の下側コマ収差のズーム変動が補正されている。
すなわち第1実施例は、物側に平行平面のフィルターL1を有し、次いで各レンズ群G1〜G5を有する。第1レンズ群の前群G11は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L2と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L3との貼り合わせ正レンズL23から成り、後群G12は、物側に曲率の強い凸面を向けた正メニスカスレンズ成分L4からなる。
第2レンズ群G2は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L5と、空気間隔を隔て物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L6と、空気間隔を隔て物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L7と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズL8との貼り合わせ負レンズL78とからなる。
第3レンズ群G3は、物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L9と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L10との貼り合わせ正レンズL910と、物側に曲率の強い凸面を向けた両凸レンズ成分L11からなる。
第4レンズ群G4は、像側に曲率の強い凸面を向けた正メニスカスレンズ成分L12と両凹レンズ成分L13との貼り合わせ負レンズL1213と、空気間隔を隔て、両凹レンズ成分L14と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L15との貼り合わせ正レンズL1415とからなる。
第5レンズ群G5は、物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L16と、像側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L17と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L18との貼り合わせ正レンズL1718と、物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L19からなる。
第2実施例はズーム比6倍で、フィルターを除き12群17枚のレンズ構成である。ズーム変倍部は第2レンズ群G2から第4レンズ群G4であり、このズーム変倍部は3群同時等倍配置を満たす。また第1レンズ群の前群G11の移動量は、後群G12の移動量よりも大きい。この実施例のその他の特徴は、第2レンズ群G2のレンズ配列とレンズL11の形状である。
すなわち第2実施例は、物側に平行平面のフィルターL1を有し、次いで各レンズ群G1〜G5を有する。第1レンズ群の前群G11は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L2と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L3の貼り合わせ正レンズL23から成り、後群G12は、物側に曲率の強い凸面を向けた正メニスカスレンズ成分L4からなる。
第2レンズ群G2は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L5と、空気間隔を隔て両凹レンズ成分L6と、空気間隔を隔て両凸レンズ成分L7と両凹レンズ成分L8との貼り合わせ正レンズL78とからなる。
第3レンズ群G3は、物側に凸面を向けた正レンズ成分L9と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L10との貼り合わせ正レンズL910と、両凸レンズ成分L11からなる。
第4レンズ群G4は、像側に曲率の強い凹面を向けた負レンズ成分L12と、空気間隔を隔て両凹レンズ成分L13と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L14との貼り合わせ負レンズL1314とからなる。
第5レンズ群G5は、物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L15と、像側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L16と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L17との貼り合わせ正レンズL1617と、両凸レンズ成分L18からなる。
第3実施例はズーム比5倍で、フィルターを除き13群19枚のレンズ構成である。ズーム変倍部は第2レンズ群G2から第4レンズ群G4であるが、全3群のズーム変倍部のうち、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との2群だけが同時等倍配置を満たす。しかもこの部分的同時等倍となるズーミング位置は、望遠端よりも更に高倍率側にある。また第1レンズ群の前群G11の移動量は、後群G12の移動量よりも大きい。この実施例のその他の特徴は、結像性能を確保のため、第2レンズ群G2のレンズ配列と第3レンズ群G3のレンズL11形状である。更に、これらのレンズ配置とレンズ形状により主光線の上側と下側のコマ収差のズーム変動が補正されている。
すなわち第3実施例は、物側に平行平面のフィルターL1を有し、次いで各レンズ群G1〜G5を有する。第1レンズ群の前群G11は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L2と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L3との貼り合わせ正レンズL23から成る。後群G12は、物側に曲率の強い凸面を向けた正メニスカスレンズ成分L4からなる。
第2レンズ群G2は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L5と、空気間隔を隔て物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L6と、空気間隔を隔て物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L7と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズL8との貼り合わせ負レンズL78とからなる。
第3レンズ群G3は、両凸レンズ成分L9と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L10との貼り合わせ正レンズL910と、両凸レンズ成分L11からなる。
第4レンズ群G4は、像側に曲率の強い凸面を向けた正メニスカスレンズ成分L12と両凹レンズ成分L13との貼り合わせ負レンズL1213と、空気間隔を隔て、両凹レンズ成分L14と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L15との貼り合わせ正レンズL1415とからなる。
第5レンズ群G5は、物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L16と、物側に曲率の弱い凹面を向けた両凹レンズ成分L17と物側に曲率の強い凸面を向けた両凸レンズ成分L18との貼り合わせ負レンズL1718と、両凸レンズ成分L19と、物側に曲率の強い凸面を向けた両凸レンズ成分L20からなる。
第4実施例はズーム比7倍で、フィルターを除き12群17枚のレンズ構成であり、ズーム変倍部は第2レンズ群G2から第4レンズ群G4であり、このズーム変倍部は3群同時等倍配置を満たす。また第1レンズ群の前群G11の移動量は、後群G12の移動量よりも小さい。この実施例のその他の特徴は、第2レンズ群G2のレンズ配列とレンズL11の形状である。
すなわち第3実施例は、物側に平行平面のフィルターL1を有し、次いで各レンズ群G1〜G5を有する。第1レンズ群の前群G11は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L2と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L3との貼り合わせ正レンズL23から成る。後群G12は、空気間隔を隔て物側に曲率の強い凸面を向けた正メニスカスレンズ成分L4からなる。
第2レンズ群G2は、物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L5と、空気間隔を隔て物側に曲率の弱い凸面を向けた負メニスカスレンズ成分L6と、空気間隔を隔て物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L7と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L8との貼り合わせ負レンズL78とからなる。
第3レンズ群G3は、物側に凸面を向けた正レンズ成分L9と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L10との貼り合わせ正レンズL910と、物側に凸面を向けた正レンズ成分L11からなる。
第4レンズ群G4は、像側に曲率の強い凹面を向けた負レンズ成分L12と、空気間隔を隔て両凹レンズ成分L13と物側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L14との貼り合わせ負レンズL1314とからなる。
第5レンズ群G5は、物側に曲率の弱い凹面を向けた正メニスカスレンズ成分L15と、像側に曲率の強い凸面を向けた正レンズ成分L16と物側に曲率の強い凹面を向けた負メニスカスレンズ成分L17との貼り合わせ正レンズL1617と、両凸レンズ成分L18からなる。
(表1)
@0001
[全体諸元]
F/2.0〜F/4.5 1/5x〜1/50x
2ω=39.68°〜3.74° f=15.243〜165.735
[レンズ諸元]
No r d νd d
1 ∞ 2.000 64.1 1.51680 L1
2 ∞ 1.000
3 52.282 1.600 25.3 1.80518 L2
4 32.482 9.000 60.2 1.51835 L3
5 844.031 (d5
6 43.375 6.000 53.5 1.54739 L4
7 363.126 (d7
8 60.978 1.400 49.5 1.77279 L5
9 18.150 3.900
10 268.375 1.350 49.5 1.77279 L6
11 51.622 3.000
12 -23.337 3.500 25.3 1.80518 L7
13 -13.700 1.350 49.5 1.77279 L8
14 -44.295 (d14
15 -132.125 4.500 82.5 1.49782 L9
16 -16.000 1.300 33.9 1.80384 L10
17 -26.136 0.200
18 34.000 4.000 82.5 1.49782 L11
19 -62.143 (d19
20 -41.516 2.500 29.5 1.71736 L12
21 -15.500 1.200 55.6 1.69680 L13
22 156.882 2.500
23 -23.900 1.200 53.9 1.71300 L14
24 18.500 3.500 29.5 1.71736 L15
25 199.281 (d25
26 -76.599 5.500 58.5 1.65160 L16
27 -22.396 0.200
28 169.243 8.500 82.5 1.49782 L17
29 -21.000 1.400 25.3 1.80518 L18
30 -58.655 0.200
31 33.154 6.000 82.5 1.49782 L19
32 -192.838 (d32
[基準合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
β -0.0200 -0.0400 -0.0600 -0.1000 -0.1400 -0.2000
0 705.0847 705.0847 705.0847 705.0847 705.0847 705.0847
5 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000
7 2.8003 12.7987 16.7368 20.6362 22.8835 24.7653
14 45.8177 30.2716 22.6052 13.5234 7.4751 1.3959
19 7.6319 14.2001 19.0318 25.8317 30.5834 36.1520
25 11.8480 9.7180 7.8688 5.2149 3.5039 1.2933
32 42.1564 43.2659 44.0117 45.0481 45.8084 46.6478
R 893.1390 893.1390 893.1389 893.1390 893.1390 893.1390
[至近合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
β -0.0300 -0.0600 -0.0900 -0.1500 -0.2100 -0.3000
0 492.7370 492.7361 492.7375 492.7358 492.7356 492.7372
5 4.5942 4.5943 4.5942 4.5943 4.5943 4.5942
7 5.1965 15.1949 19.1330 23.0324 25.2797 27.1615
14 45.8177 30.2716 22.6052 13.5234 7.4751 1.3959
19 7.6319 14.2001 19.0318 25.8317 30.5834 36.1520
25 11.8480 9.7180 7.8688 5.2149 3.5039 1.2933
32 42.1564 43.2659 44.0116 45.0481 45.8084 46.6476
R 686.7817 686.7809 686.7821 686.7805 686.7804 686.7817
[基準合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
f βw βc βt
1 60.000 -0.09203 -0.09203 -0.09203 -0.09203 -0.09203 -0.09203
11 163.6832 -0.30194 -0.30194 -0.30194 -0.30194 -0.30194 -0.30194
12 89.3953 0.30479 0.30479 0.30479 0.30479 0.30479 0.30479
2 -17.5000 -0.50518 -0.71014 -0.84521 -1.04132 -1.20207 -1.38051
3 32.0000 -0.59271 -0.76137 -0.87129 -1.02969 -1.14935 -1.28589
4 -17.5000 -0.80956 -0.85594 -0.91473 -1.00573 -1.06206 -1.14542
5 26.0000 -0.89612 -0.93877 -0.96743 -1.00721 -1.03632 -1.06833
[至近合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
f βw βc βt
1 60.8975 -0.13801 -0.13801 -0.13801 -0.13801 -0.13801 -0.13801
11 163.6832 -0.49639 -0.49639 -0.49639 -0.49639 -0.49639 -0.49639
12 89.3953 0.27803 0.27803 0.27803 0.27803 0.27803 0.27803
2 -17.5000 -0.50523 -0.71025 -0.84536 -1.04155 -1.20237 -1.38092
3 32.0000 -0.59270 -0.76133 -0.87123 -1.02956 -1.14913 -1.28552
4 -17.5000 -0.80957 -0.85598 -0.91482 -1.00597 -1.06251 -1.14630
5 26.0000 -0.89611 -0.93875 -0.96737 -1.00704 -1.03600 -1.06766
[条件対応値]
φ=17.9 φ/f3=0.559 K=0.400
β1/β5=0.1027 f12/f1=1.49 f2/f4=1.0
(表2)
@0002
[全体諸元]
F/2.1〜F/3.9 1/8.33x〜1/50x
2ω=40.54°〜6.56° f=14.850〜101.114
[レンズ諸元]
No r d νd d
1 ∞ 2.000 64.1 1.51680 L1
2 ∞ 1.000
3 84.814 1.500 25.4 1.80518 L2
4 38.000 6.900 53.8 1.69350 L3
5 711.998 (d5
6 34.914 4.500 57.6 1.67025 L4
7 84.294 (d7
8 44.392 1.200 52.3 1.74810 L5
9 17.923 5.300
10 -80.515 1.100 52.3 1.74810 L6
11 39.416 0.200
12 33.395 5.000 25.4 1.80518 L7
13 -55.000 1.000 49.4 1.77279 L8
14 40.347 (d14
15 85.366 2.700 82.6 1.49782 L9
16 -26.000 1.000 25.4 1.80518 L10
17 -45.897 0.200
18 35.440 2.600 82.6 1.49782 L11
19 -98.669 (d19
20 40.094 1.100 60.3 1.62041 L12
21 19.460 3.600
22 -15.929 1.100 54.0 1.61720 L13
23 22.151 2.600 25.4 1.80518 L14
24 -24812.402 (d24
25 -120.081 3.500 45.4 1.79668 L15
26 -27.887 0.200
27 1148.998 5.500 82.6 1.49782 L16
28 -17.500 1.000 25.4 1.80518 L17
29 -42.177 0.200
30 45.122 4.000 82.6 1.49782 L18
31 -57.782 37.387
[基準合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
β -0.0200 -0.0400 -0.0500 -0.0800 -0.1000 -0.1200
0 693.6641 693.6641 693.6641 693.6641 693.6641 693.6641
5 0.2244 0.2244 0.2244 0.2244 0.2244 0.2244
7 0.4502 9.9375 12.3643 16.6791 18.5758 19.4169
14 47.6096 31.2219 26.2969 16.1963 11.0704 8.1311
19 2.8744 11.6378 14.8106 22.1585 25.8642 29.5441
24 10.5323 8.6693 7.9947 6.4326 5.9561 4.3744
R 851.7421 851.7420 851.7420 851.7421 851.7421 851.7421
[至近合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
β -0.0300 -0.0600 -0.0750 -0.1200 -0.1500 -0.1800
0 484.4738 484.4727 484.4742 484.4728 484.4729 484.4738
5 3.4157 3.4158 3.4157 3.4158 3.4157 3.4157
7 2.9051 12.3924 14.8192 19.1340 21.0307 21.8718
14 47.6096 31.2219 26.2969 16.1963 11.0704 8.1311
19 2.8744 11.6378 14.8106 22.1585 25.8642 29.5441
24 10.5323 8.6693 7.9947 6.4326 5.9561 4.3744
R 648.1980 648.1969 648.1983 648.1971 648.1971 648.1979
[基準合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
f βw βc βt
1 58.8368 -0.09193 -0.09193 -0.09193 -0.09193 -0.09193 -0.09193
11 177.3830 -0.34220 -0.34220 -0.34220 -0.34220 -0.34220 -0.34220
12 85.7854 0.26864 0.26864 0.26864 0.26864 0.26864 0.26864
2 -19.3000 -0.56927 -0.79048 -0.87772 -1.09200 -1.22327 -1.29216
3 33.0726 -0.63435 -0.82645 -0.89929 -1.07339 -1.17199 -1.24289
4 -21.0963 -0.83666 -0.92509 -0.95715 -1.03156 -1.05449 -1.12988
5 24.2097 -0.71906 -0.71901 -0.71897 -0.71880 -0.71865 -0.71846
[至近合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
f βw βc βt
1 59.5719 -0.13779 -0.13779 -0.13779 -0.13779 -0.13779 -0.13779
11 177.3830 -0.57375 -0.57375 -0.57375 -0.57375 -0.57375 -0.57375
12 85.7854 0.24015 0.24015 0.24015 0.24015 0.24015 0.24015
2 -19.3000 -0.56946 -0.79083 -0.87816 -1.09268 -1.22412 -1.29311
3 33.0726 -0.63431 -0.82631 -0.89908 -1.07293 -1.17131 -1.24204
4 -21.0963 -0.83671 -0.92528 -0.95745 -1.03232 -1.05568 -1.13160
5 24.2097 -0.71904 -0.71892 -0.71883 -0.71846 -0.71812 -0.71769
[条件対応値]
φ=15.5 φ/f3=0.469 K=0.435
β1/β5=0.128 f12/f1=1.458 f2/f4=0.915
(表3)
@0003
[全体諸元]
F/2.35〜F/3.37 1/10x〜1/50x
2ω=38.32°〜7.34° f=15.768〜82.588
[レンズ諸元]
No r d νd d
1 ∞ 2.000 64.1 1.51680 L1
2 ∞ 2.000
3 69.090 1.600 25.3 1.80518 L2
4 38.500 6.800 60.1 1.62041 L3
5 -1771.924 (d5
6 35.124 4.000 60.1 1.62041 L4
7 67.290 (d7
8 37.960 1.050 55.6 1.69680 L5
9 16.167 4.000
10 198.026 1.050 52.3 1.74810 L6
11 46.692 2.600
12 -33.688 2.500 25.3 1.80518 L7
13 -19.000 1.000 55.6 1.69680 L8
14 -502.634 (d14
15 46.282 3.800 49.0 1.53172 L9
16 -17.500 1.000 25.3 1.80518 L10
17 -30.656 0.200
18 31.774 2.500 82.5 1.49782 L11
19 -97.113 (d19
20 -48.170 2.000 25.3 1.80518 L12
21 -17.090 1.000 57.0 1.62280 L13
22 49.377 2.300
23 -15.140 1.000 54.0 1.61720 L14
24 18.500 2.400 27.6 1.75520 L15
25 103.742 (d25
26 -237.357 2.800 49.5 1.77279 L16
27 -22.682 0.200
28 -97.109 1.200 25.3 1.80518 L17
29 21.060 4.500 82.5 1.49782 L18
30 -58.138 0.200
31 90.831 2.800 82.5 1.49782 L19
32 -69.580 0.200
33 34.462 4.000 82.5 1.49782 L20
34 -99.744 36.596
[基準合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
β -0.0200 -0.0250 -0.0400 -0.0500 -0.0800 -0.1000
0 744.8694 744.8694 744.8694 744.8694 744.8694 744.8694
5 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000
7 1.4123 5.3706 12.4149 15.3014 20.2753 22.6436
14 37.0109 31.9054 22.1439 17.6269 9.2107 5.5892
19 0.6391 2.1877 5.8558 7.8076 12.4721 14.4313
25 4.5253 4.1238 3.1728 2.8516 1.6294 0.9234
R 886.7530 886.7529 886.7529 886.7530 886.7529 886.7530
[至近合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
β -0.0300 -0.0375 -0.0600 -0.0750 -0.1200 -0.1500
0 520.7008 520.7007 520.6996 520.7008 520.6998 520.6994
5 4.0698 4.0698 4.0698 4.0698 4.0698 4.0698
7 3.7737 7.7320 14.7763 17.6628 22.6367 25.0050
14 37.0109 31.9054 22.1439 17.6269 9.2107 5.5892
19 0.6391 2.1877 5.8558 7.8076 12.4721 14.4313
25 4.5253 4.1238 3.1728 2.8516 1.6294 0.9234
R 668.0156 668.0154 668.0143 668.0156 668.0145 668.0142
[基準合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
f βw βt
1 63.1346 -0.09166 -0.09166 -0.09166 -0.09166 -0.09166 -0.09166
11 138.1082 -0.22578 -0.22578 -0.22578 -0.22578 -0.22578 -0.22578
12 113.0534 0.40595 0.40595 0.40595 0.40595 0.40595 0.40595
2 -17.4987 -0.44296 -0.49229 -0.61397 -0.68316 -0.84778 -0.95766
3 23.9732 -0.51300 -0.56422 -0.68776 -0.75983 -0.92151 -0.98588
4 -15.9999 -1.10721 -1.13234 -1.19193 -1.21216 -1.28918 -1.33388
5 22.0000 -0.86512 -0.86510 -0.86502 -0.86494 -0.86459 -0.86428
[至近合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
f βw βt
1 63.9282 -0.13730 -0.13730 -0.13730 -0.13730 -0.13730 -0.13730
11 138.1082 -0.35640 -0.35640 -0.35640 -0.35640 -0.35640 -0.35640
12 113.0534 0.38525 0.38525 0.38525 0.38525 0.38525 0.38525
2 -17.4987 -0.44319 -0.49258 -0.61441 -0.68370 -0.84862 -0.95873
3 23.9732 -0.51295 -0.56415 -0.68761 -0.75960 -0.92099 -0.98513
4 -15.9999 -1.10729 -1.13247 -1.19225 -1.21266 -1.29047 -1.33591
5 22.0000 -0.86508 -0.86503 -0.86484 -0.86466 -0.86389 -0.86318
[条件対応値]
φ=15.4 φ/f3=0.642 K=0.435
β1/β5=0.106 f12/f1=1.79 f2/f4=1.094
(表4)
@0004
[全体諸元]
F/2.01〜F/4.60 1/7.14x〜1/50x
2ω=40.54°〜5.76° f=14.908〜116.246
[レンズ諸元]
No r d νd d
1 ∞ 2.000 64.1 1.51680 L1
2 ∞ 2.000
3 53.350 1.700 25.3 1.80518 L2
4 30.000 9.000 47.1 1.62374 L3
5 248.222 (d5
6 44.091 4.000 48.0 1.71700 L4
7 131.849 (d7
8 72.167 1.200 49.5 1.77279 L5
9 20.909 4.300
10 226.333 1.200 49.5 1.77279 L6
11 54.698 3.000
12 -50.126 3.500 25.3 1.80518 L7
13 -20.000 1.100 52.3 1.74810 L8
14 -257.817 (d14
15 67.002 3.600 82.5 1.49782 L9
16 -17.200 1.000 25.3 1.80518 L10
17 -25.574 0.200
18 24.223 2.000 82.5 1.49782 L11
19 42.197 (d19
20 32.887 1.100 60.1 1.62041 L12
21 18.439 3.500
22 -14.235 1.100 58.5 1.65160 L13
23 21.700 3.000 25.3 1.80518 L14
24 -223.776 (d24
25 -68.813 3.500 47.5 1.78797 L15
26 -22.831 0.200
27 353.972 6.500 82.5 1.49782 L16
28 -18.000 1.200 25.3 1.80518 L17
29 -50.715 0.200
30 32.204 5.000 82.5 1.49782 L18
31 -109.541 35.940
[基準合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
β -0.0200 -0.0300 -0.0500 -0.0800 -0.1000 -0.1400
0 690.6850 690.6850 690.6850 690.6850 690.6850 690.6850
5 2.4756 2.4756 2.4756 2.4756 2.4756 2.4756
7 0.2076 5.5184 10.9596 14.7091 16.1684 17.5092
14 42.4447 32.9714 21.8779 12.4922 8.2791 3.1237
20 2.9757 8.4165 15.8981 23.7874 27.8589 34.9337
24 13.4078 12.1295 10.3003 8.0471 6.7293 3.4692
R 853.2368 853.2368 853.2369 853.2369 853.2368 853.2369
[至近合焦配置での変倍における可変間隔]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
β -0.0300 -0.0450 -0.0750 -0.1200 -0.1500 -0.2100
0 475.6076 475.6091 475.6087 475.6073 475.6087 475.6086
5 1.0327 1.0327 1.0327 1.0327 1.0327 1.0327
7 3.0934 8.4042 13.8454 17.5949 19.0542 20.3950
14 42.4447 32.9714 21.8779 12.4922 8.2791 3.1237
20 2.9757 8.4165 15.8981 23.7874 27.8589 34.9337
24 13.4078 12.1295 10.3003 8.0471 6.7293 3.4692
R 639.6023 639.6038 639.6035 639.6021 639.6034 639.6034
[基準合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1 位置2 位置3 位置4 位置5 位置6
f βw βc βt
1 58.8369 -0.09207 -0.09207 -0.09207 -0.09207 -0.09207 -0.09207
11 147.4815 -0.27144 -0.27144 -0.27144 -0.27144 -0.27144 -0.27144
12 90.6632 0.33919 0.33919 0.33919 0.33919 0.33919 0.33919
2 -20.0000 -0.60711 -0.72380 -0.90127 -1.08452 -1.17771 -1.27867
3 33.0726 -0.64531 -0.74976 -0.90444 -1.07218 -1.16057 -1.30410
4 -20.0000 -0.77089 -0.83481 -0.92628 -1.03896 -1.10486 -1.26793
5 24.1334 -0.71918 -0.71918 -0.71918 -0.71917 -0.71916 -0.71914
[至近合焦配置での各レンズ群の焦点距離と倍率]
位置1′ 位置2′ 位置3′ 位置4′ 位置5′ 位置6′
f βw βc βt
1 58.4657 -0.13810 -0.13810 -0.13810 -0.13810 -0.13810 -0.13810
11 147.4815 -0.44929 -0.44929 -0.44929 -0.44929 -0.44929 -0.44929
12 90.6632 0.30737 0.30737 0.30737 0.30737 0.30737 0.30737
2 -20.0000 -0.60712 -0.72381 -0.90130 -1.08456 -1.17776 -1.27872
3 33.0726 -0.64531 -0.74976 -0.90443 -1.07216 -1.16053 -1.30404
4 -20.0000 -0.77089 -0.83481 -0.92630 -1.03901 -1.10494 -1.26808
5 24.1334 -0.71918 -0.71918 -0.71917 -0.71917 -0.71913 -0.71907
[条件対応値]
φ=15.3 φ/f3=0.462 K=2.00
β1/β5=0.128 f12/f1=1.54 f2/f4=1.0
図4、図5、図6、図7、図8及び図9に、それぞれ第1実施例について基準合焦配置での広角端、中間倍率位置、及び望遠端、並びに至近合焦配置での広角端、中間倍率位置、及び望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、及び横収差を示す。同様に図11〜図16に第2実施例の諸収差を示し、図18〜図23に第3実施例の諸収差を示し、図25〜図30に第4実施例の諸収差を示す。各収差図中、FNはFナンバー、Yは像高、dはd線、gはg線(λ=435.8nm)を表す。また非点収差図中、点線はメリジオナル像面を表し、実線はサジタル像面を表す。
いずれの実施例も、特に広角端は歪曲収差がほぼ完全に補正されているので、照度比の低下はコサイン4乗(cos4ω)に依存するのでビグネッティングを抑える必要がある。収差図から明らかなように、基準撮影距離においていずれの実施例もこのため充分な周辺光量が確保されている。周辺光量が多いので、コマ収差変動がズーミングで発生するのを抑えるため、特に主光線の下側のコマ収差対策に第2レンズ群G2のレンズ配置、レンズ形状、及び第3レンズ群G3のレンズ形状に工夫が配慮されている。一方、主光線の上側のコマ収差対策に第5レンズ群G5のレンズ配置、レンズ形状に工夫が配慮されている。
なお、いずれの実施例も第1レンズ群G1が前群G11と後群G12との2群構成のレンズ系で構成されているが、レンズ構成をより複雑にし、例えばこの後群G12を貼り合わせレンズ等にしたりすることで、より至近距離撮影において、結像性能を確保が可能である。この様に第1レンズ群G1を2群以上に分割し全系を6群以上の構成のレンズ系とすることは容易に実現できる。
また第4レンズ群G4、第5レンズ群G5のレンズ配列として貼り合わせレンズを増すことにより、広角側における軸上の色収差と倍率の色収差を同時に補正できる自由度を充分に確保することができる。このとき第2レンズ群G2の色消しのための負荷を軽減することが可能である。
更に、いずれの実施例も基本は5群構成のレンズ系で構成されているが、第1レンズ群G1と同様に第3レンズ群G3を2群以上に分割し、大口径化の自由度を確保した構成とし、全系を6群以上の構成のレンズ系とすることも容易に実現できる。広角化が不必要、或いは暗い光学系で充分目的を果たすとき、各実施例より、構成レンズ枚数を削減可能なことは明らかである。特に、望遠端側ヘズーム領域を拡大しズーム比を増大することは、広角端へ拡張するよりはるかに容易である。更に、共役長を短くし撮影倍率を高くすることは広角化する必要がないので、容易に本発明から実現が可能である。これを実現する1つの方法として、第1レンズ群G1中の各部分群の部分および全体をそれぞれ光軸上を移動することによる合焦にて達成できる。
合焦レンズ群である第1レンズ群G1は、ズーミングにおいて実施例では固定されているが、ズーミングにおいて変倍に寄与するように移動しても構わない。また、3群以上のズーム変倍群を有するとき、この変倍群の担う全ての変倍群が同時等倍となる必要は必ずしも無い。特定の変倍群の等倍配置を避けて使用しても構わない。
更に、本発明は広角端で実効F値がF/2.0程度と非常に明るく、周辺光量も充分確保されている。明るく、しかも第1レンズ面の有効径が小さく抑えられ光学系がコンパクトである。このことにも係わらず諸収差を良好に補正し高性能な光学系を実現可能な理由として、効率的なズームタイプにあると考えられる。各群の担う倍率、各レンズ群の屈折力配分、ズーム軌道の巧妙な選択などがあげられる。さらに、同時等倍配置を利用することにより、製造誤差等による結像性能の劣化を少なく抑えることが出来る。
通常、瞳をレンズ端の表面より出来る限り近くするとき、レンズ群の屈折力配置は負の屈折力のレンズ群が先行する。一方、瞳の位置をレンズ端の表面より出来る限り遠くするときは、レンズ群の屈折力配置は正の屈折力のレンズ群が先行する。この様な屈折力配分を採用することにより、像側、物側テレセントリック光学系、あるいはこれに近い光学系を実現できる。しかし、本発明において、厳密なテレセントリック光学系である必要はない。開口絞りは第2レンズ群と第3レンズ群との間から、第4レンズ群と第5レンズ群との間までのいずれの位置でもかまわない。また、ズーミングに連動して空間的に移動、あるいは固定してもかまわない。
本発明の原理を示す基準合焦配置での模式図 本発明の原理を示す至近合焦配置での模式図 第1実施例の基準合焦配置における広角端でのレンズ配置図 第1実施例の基準合焦配置における広角端での諸収差図 第1実施例の基準合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第1実施例の基準合焦配置における望遠端での諸収差図 第1実施例の至近合焦配置における広角端での諸収差図 第1実施例の至近合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第1実施例の至近合焦配置における望遠端での諸収差図 第2実施例の基準合焦配置における広角端でのレンズ配置図 第2実施例の基準合焦配置における広角端での諸収差図 第2実施例の基準合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第2実施例の基準合焦配置における望遠端での諸収差図 第2実施例の至近合焦配置における広角端での諸収差図 第2実施例の至近合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第2実施例の至近合焦配置における望遠端での諸収差図 第3実施例の基準合焦配置における広角端でのレンズ配置図 第3実施例の基準合焦配置における広角端での諸収差図 第3実施例の基準合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第3実施例の基準合焦配置における望遠端での諸収差図 第3実施例の至近合焦配置における広角端での諸収差図 第3実施例の至近合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第3実施例の至近合焦配置における望遠端での諸収差図 第4実施例の基準合焦配置における広角端でのレンズ配置図 第4実施例の基準合焦配置における広角端での諸収差図 第4実施例の基準合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第4実施例の基準合焦配置における望遠端での諸収差図 第4実施例の至近合焦配置における広角端での諸収差図 第4実施例の至近合焦配置における中間倍率位置での諸収差図 第4実施例の至近合焦配置における望遠端での諸収差図
符号の説明
1…第1レンズ群 G11…第1レンズ群前群
12…第1レンズ群後群 G2…第2レンズ群
3…第3レンズ群 G4…第4レンズ群
5…第5レンズ群 S…開口絞り

Claims (6)

  1. 正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力 を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第 5レンズ群とを有し、3つ以上のレンズ群を変倍レンズ群とし、相互依存的に光軸方向 に移動することによってズーミングを行うズーム光学系において、
    前記3つ以上の変倍レンズ群の担う倍率が、広角端と望遠端との間のズーミング位置 において、同時にいずれもほぼ等倍となり、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とし、 該第3レンズ群の最も物側のレンズ面の最大有効径をφとするとき、
    0.3<|φ/f3|<0.9
    の条件を満足することを特徴とするズーム光学系。
  2. 前記第2レンズ群と第3レンズ群と第4レンズ群が前記変倍レンズ群である請求項1に記載のズーム光学系。
  3. 前記第2レンズ群と第3レンズ群と第4レンズ群と第5レンズ群が前記変倍レンズ群である請求項1に記載のズーム光学系。
  4. 前記第1レンズ群は、正の屈折力を有する前群と、正の屈折力を有する後群とからなる、請求項1、2又は3に記載のズーム光学系。
  5. 第1レンズ群の前記前群の合焦に際する移動量は、前記後群の移動量よりも広い、請求項4に記載のズーム光学系。
  6. 第1レンズ群の前記前群の合焦に際する移動量は、前記後群の移動量よりも狭い、請求項4に記載のズーム光学系。
JP2007160316A 2007-06-18 2007-06-18 ズーム光学系 Expired - Lifetime JP4395795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007160316A JP4395795B2 (ja) 2007-06-18 2007-06-18 ズーム光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007160316A JP4395795B2 (ja) 2007-06-18 2007-06-18 ズーム光学系

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29730896A Division JP4013268B2 (ja) 1996-10-17 1996-10-17 ズーム光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007249237A true JP2007249237A (ja) 2007-09-27
JP4395795B2 JP4395795B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=38593518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007160316A Expired - Lifetime JP4395795B2 (ja) 2007-06-18 2007-06-18 ズーム光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4395795B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101470255A (zh) * 2007-12-25 2009-07-01 株式会社尼康 变倍光学***及其制造方法、具有其的光学设备
EP2135127A1 (en) * 2008-04-07 2009-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens system and camera including the same
JP2011186095A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Sigma Corp 望遠ズームレンズ
EP2075613A3 (en) * 2007-12-25 2012-07-11 Nikon Corporation Zoom optical system, optical instrument incorporating the zoom optical system, and method of manufacturing the zoom optical system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101470255A (zh) * 2007-12-25 2009-07-01 株式会社尼康 变倍光学***及其制造方法、具有其的光学设备
EP2075613A3 (en) * 2007-12-25 2012-07-11 Nikon Corporation Zoom optical system, optical instrument incorporating the zoom optical system, and method of manufacturing the zoom optical system
EP2135127A1 (en) * 2008-04-07 2009-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens system and camera including the same
EP2135127A4 (en) * 2008-04-07 2014-07-09 Canon Kk VARIABLE FOCAL LENS SYSTEM AND APPARATUS USING THE SAME
JP2011186095A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Sigma Corp 望遠ズームレンズ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4395795B2 (ja) 2010-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4989079B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する画像投射装置
US20090109548A1 (en) Zoom lens and image-pickup apparatus
JP2007328163A (ja) ズームレンズ及びそれを有する画像投射装置
US7564632B2 (en) Projection zoom lens
JP4338812B2 (ja) ズームレンズ
JPH1090601A (ja) 防振機能を備えたズームレンズ
JP2007058054A (ja) ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
JP2005234460A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2001021804A (ja) ズームレンズ
JP4695744B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた投影装置
JPH07270685A (ja) ズームレンズ
JP2007212537A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
EP3816696A1 (en) Zoom lens system and imaging device
JP4395795B2 (ja) ズーム光学系
JP4484142B2 (ja) ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置
JP2011053513A (ja) 投写型可変焦点レンズおよび投写型表示装置
US8488254B2 (en) Zoom lens optical system and image pickup apparatus having the same
JP2011065185A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2011053507A (ja) 投写型可変焦点レンズおよび投写型表示装置
US20030184874A1 (en) Five-group zoom lens and projection display device including it
JP4013268B2 (ja) ズーム光学系
JPH06347697A (ja) 非球面ズームレンズとそれを用いたビデオカメラ
JP2001337275A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた投影装置
JP2003043357A (ja) ズームレンズ
JP2005257896A (ja) ズームレンズ、画像表示装置、撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161030

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term