JP2007244045A - ファンモータ - Google Patents

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隆 永光
Yoshihisa Kato
喜久 加藤
Munemasa Sumita
宗優 住田
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雅幸 松下
Koji Muraoka
浩司 村岡
Hirosuke Yoshida
裕亮 吉田
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Abstract

【課題】ロータ部を高効率且つ高精度で回転アンバランス修正する。
【解決手段】ロータヨーク31の底部に凸部313を形成する。ロータ取付治具50に位置決め用凹部53(又は凸部)が形成され、凸部313と位置決め用凹部53とが嵌合するようにロータアッセンブリ310はロータ取付治具50に保持される。インペラ台座60には、位置決め用凸部611が形成され、切欠221と位置決め用凸部611とが嵌合するように、インペラ2はインペラ台座60に対して特定の周方向位置で載置される。インペラ2をインペラ台座60に載置し、ロータアッセンブリ310をロータ取付治具50に取り付けた状態で、プレス機を作動させると、インペラ2にロータアッセンブリ310が圧入される。この際に、インペラ2の回転アンバランスとロータアッセンブリ310の回転アンバランスとが相殺される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ファンモータにおけるロータ部及びその製造方法に関する。
現在、電子機器には、電子機器内で発生する熱を放熱するために多くの冷却用ファンモータが取り付けられている。近年の電子機器は高性能化に伴い発熱量が増加の一途を辿っておりファンモータに求められる冷却特性は高まっている。ファンモータの冷却特性を向上させるには、風量特性及び静圧特性を高める必要がある。この両者を高めるためにはファンモータを高速回転にて駆動する必要がある。その一方で、多くの電子機器は家庭や事務所内で使用する機会が増えたこと等の理由で低騒音化及び低振動化が求められている。
ファンモータの回転体であるロータ部は、駆動用マグネットと、ロータヨークと、シャフトと、複数枚の羽根を有するインペラと、を組み合わせて構成されている。ロータ部はシャフトを回転軸として回転する。しかし、ロータ部は少なからず回転アンバランスを有しているため、回転した際に振動が生じる。この回転アンバランスが微小である場合や、ロータ部の回転速度が低い場合は、振動の値は小さい。しかし、回転アンバランスが大きい場合や、ロータ部の回転速度が高い場合は、振動の値が大きくなり、電子機器に悪影響を与えるだけでなく、電子機器内の他の部品と共振し、耳障りな騒音が発生する虞がある。この問題を解消するにはロータ部の回転アンバランスをできる限り小さくする必要がある。
従来のファンモータにおけるロータ部の回転アンバランス修正方法は、以下のとおりである。(1)アッセンブリされたロータ部のバランス値を測定する。(2)回転アンバランスを修正するためにロータ部の一部にペースト状のバランスウエイトを必要な質量分だけ塗布する。(3)再度、回転アンバランス値を測定し規定の回転アンバランス値以下になるまで(1)〜(2)の動作を繰り返し実施する。(4)規定の回転アンバランス値以下になると、バランスウエイトの揮発成分を取り除くために、自然放置又はベーキング処理する。上述したような従来の回転アンバランス修正方法では、回転アンバランス修正工数が掛かるだけではなく、回転アンバランス修正後の自然放置又はベーキング処理にも多大な時間を要する。また、作業者の能力のばらつきにより、回転アンバランスの修正精度が異なる。
そこで、バランスウエイトを使用しない回転アンバランスの修正方法として、特許文献1には、ファン取付前の電機子のバランス測定を行いアンバランス部を決定する工程と、上記ファン取付前の電機子をアンバランス部に関し位置決めをする工程と、あらかじめアンバランス部を形成したファンを上記ファン取付前の電機子のアンバランス部を打ち消す角度で該電機子に取り付ける工程とにより電機子のバランス調整を行う回転アンバランス修正方法が開示されている。
さらに、特許文献2には、ロータケースの回転中心に対する質量の偏りをその底部に形成されている小孔の操作により修正し、ロータケース自体の回転バランスを調整し、ロータケースにマグネットを取り付ける際に、ロータケースの単独の回転中心に関するアンバランスを相殺する位置にマグネットの端部同士の継ぎ目をもっていき、継ぎ目が持つ質量アンバランスによりロータケースのアンバランスを相殺しロータの回転バランスを調整する回転アンバランス修正方法が開示されている。
特開2003−111365号公報[要約] 特開平05−252704号公報[0010]
ところで、上記特許文献1及び2の回転アンバランス修正方法では、回転アンバランス作業を人が行う場合、作業者の能力により回転アンバランスの相殺による修正精度が異なる。このため、生産ロット及び作業者の能力によって完成品の回転アンバランスの修正値にばらつきが発生する。
そこで本発明の目的は、回転アンバランスの作業を生産ロット及び作業者が異なってもほぼ一定の精度で回転アンバラス修正を行うことが可能な回転アンバランス修正方法を得ることにある。
かかる目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のロータ部は、ファンモータのロータ部であって、シャフトと、前記シャフトを回転軸として回転する略有底円筒状のロータヨークと、前記ロータヨークの内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータヨークの外周に取り付けられ、前記ロータヨークが回転することによって空気流が発生するインペラと、を備えており、前記インペラに前記回転軸に対する周方向の位置を特定するインデックスが備えられていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のロータ部は、請求項1に記載のロータ部であって、前記インデックスは、前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口の反対側の端面に少なくとも一つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することにより構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のロータ部は、請求項1に記載のロータ部であって、前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口の反対側の端部に前記回転軸をほぼ中心とする略円形の開口部を備えており、前記インデックスは、前記開口部の内周面に少なくとも一つの切欠部又は前記回転軸側に突出する突起部を形成することにより構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のロータ部は、ファンモータのロータ部であって、シャフトと、略有底円筒状に形成され底部のほぼ中央に前記シャフトの端部が締結され前記シャフトを回転軸として回転するロータヨークと、前記ロータヨークの内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータヨークの外周に取り付けられ、前記ロータヨークが回転することによって空気流を発生するインペラと、を備えており、前記ロータヨークに前記回転軸に対する周方向の位置を特定するインデックスが備えられていることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載のロータ部は、請求項4に記載のロータ部であって、前記インデックスは、前記ロータヨークの前記シャフト締結側の端面に少なくとも1つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することにより構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載のロータ部は、請求項5に記載のロータ部であって、前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記貫通孔又は前記凹部もしくは前記凸部を合わせて形成したことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載のロータ部は、請求項4乃至6のいずれかに記載のロータ部であって、前記インデックスは、前記ロータヨークの開口側の縁部に少なくとも1つの切欠部を形成することにより構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載のロータ部は、請求項7に記載のロータ部であって、前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記切欠を合わせて形成したことを特徴とする。
本発明の請求項9に記載のロータ部は、請求項6又は8に記載のロータ部であって、複数の加工ステージによって前記ロータヨークを成型する順送式のプレス成型装置に前記ロータヨークに前記貫通孔を形成する加工ステージが設けられ、該加工ステージには前記ロータヨークの前記シャフト締結側の前記端面に前記ロータヨークの前記回転軸を中心として周方向に配列する前記貫通孔を形成するための打抜き用パンチピンが差し替え可能に挿入される保持部が配置されおり、任意の前記保持部に前記パンチピンを挿入し、前記ロータヨークの任意の位置に前記貫通孔を形成することを特徴とする。
本発明の請求項10に記載のロータ部の製造方法は、シャフトと、前記シャフトを回転軸として回転する略有底円筒状のロータヨークと、前記ロータヨークの内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータヨークの外周に取り付けられ、前記ロータヨークが回転することによって空気流を発生するインペラと、を備えたファンモータ用ロータ部の製造方法であって、a)前記ロータヨークの前記回転軸に対する回転アンバランスを測定し、前記回転アンバランスを修正し、当該回転アンバランスの周方向の位置を特定するためのインデックスを前記ロータヨークに形成する工程と、b)前記ロータヨークに前記シャフトを締結する工程と、c)前記ロータヨークの内周面に前記ロータマグネットを装着する工程と、d)前記ロータマグネットが装着された前記ロータヨークの前記回転軸に対する回転アンバランスを測定し、前記インデックスを基準として前記回転アンバランスの周方向の位置を特定する工程と、e)前記インペラを樹脂成型する際に、前記回転軸に対する前記回転アンバランスを測定し、当該回転アンバランスを修正し、当該回転アンバランスの周方向の位置を特定するインデックスを前記インペラに形成する工程と、f)前記インペラと前記ロータヨークとを組み合わせる際に、前記インペラ単体の前記回転軸に対する前記回転アンバランスと、前記ロータマグネットを装着した前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスと、を前記インペラの前記インデックスと前記ロータヨークの前記インデックスを基準として相殺する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項11に記載のロータ部の製造方法は、請求項10に記載のロータ部の製造方法であって、前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口との反対側の端面に少なくとも一つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することによって前記インペラの前記回転軸に対する当該回転アンバランスを修正し、前記インペラの周方向の位置を特定するための前記インデックスとすることを特徴とする。
本発明の請求項12に記載のロータ部の製造方法は、請求項10及び11に記載のロータ部の製造方法であって、前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口との反対側の端部に前記回転軸をほぼ中心とする略円形の開口部を備えており、前記開口部の内周面に少なくとも1つの切欠部又は前記回転軸側に突出する突起部を形成することによって前記インペラの前記回転軸に対する前記回転アンバランスを修正し、前記インペラの周方向の位置を特定するための前記インデックスとすることを特徴とする。
本発明の請求項13に記載のロータ部の製造方法は、請求項10乃至12のいずれかに記載のロータ部の製造方法であって、前記f)工程において、前記インペラに前記ロータヨークを組み合わせる際に前記インペラを載置する台座が使用され、該台座に前記インペラに形成された前記インデックスと嵌合する位置決め用凸部又は位置決め用凹部が形成されており、前記インデックスと前記位置決め用凸部又は前記位置決め用凹部とを嵌合させることにより、前記インペラの前記回転軸に対する前記回転アンバランスの周方向の位置を前記台座にて特定の位置に固定することを特徴とする。
本発明の請求項14に記載のロータ部の製造方法は、請求項10乃至13のいずれかに記載のロータ部であって、前記ロータヨークの前記シャフト締結側の端面に少なくとも1つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することによって前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスを修正し、前記ロータヨークの周方向の位置を特定することを特定するための前記インデックスとすることを特徴とする。
本発明の請求項15に記載のロータ部の製造方法は、請求項14に記載のロータ部の製造方法であって、前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記貫通孔又は前記凹部もしくは前記凸部を合わせて形成したことを特徴とする。
本発明の請求項16に記載のロータ部の製造方法は、請求項10乃至15のいずれかに記載のロータ部の製造方法であって、前記ロータヨークの開口側の縁部において少なくとも1つの切欠部を形成することによって前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスを修正し、前記切欠を前記ロータヨークの周方向の位置を特定するための前記インデックスとすることを特徴とする。
本発明の請求項17に記載のロータ部の製造方法は、請求項16に記載のロータ部の製造方法であって、前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記切欠を合わせて形成したことを特徴とする。
本発明の請求項18に記載のロータ部の製造方法は、請求項15又は17に記載のロータ部の製造方法であって、複数の加工ステージによって前記ロータヨークを成型する順送式のプレス成型装置に前記ロータヨークに前記貫通孔を形成する加工ステージが設けられ、該加工ステージには前記ロータヨークの前記シャフト締結側の前記端面に前記ロータヨークの前記回転軸を中心として周方向に配列する前記貫通孔を形成するための打抜き用パンチピンが差し替え可能に挿入される保持部が配置されおり、予め、前記貫通孔を形成することなく前記プレス成型装置で形成された前記ロータヨーク単体の前記回転軸に対する前記回転アンバランスを測定する工程と、前記回転アンバランスを修正する位置に前記貫通孔を形成するように前記保持部に前記パンチピンを挿入して前記回転アンバランスを修正する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項19に記載のロータ部の製造方法は、請求項10乃至18のいずれかに記載のロータ部製造方法であって前記ロータマグネットは平板状に形成されており、該ロータマグネットの長手方向の両端面を当接させ継ぎ目を形成することにより前記ロータマグネットがロール状に形成され、該ロータマグネットを前記ロータヨークの内周面に装着する際に、ロール状の前記ロータマグネットの前記継ぎ目が持つ質量アンバランスと、前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスと、を相殺することを特徴とする。
本発明の請求項20に記載のロータ部の製造方法は、請求項10乃至19のいずれかに記載のロータ部の製造方法であって、前記c)工程において、前記ロータマグネットと前記ロータヨークとを組み合わせる際に前記ロータヨークを載置する台座が使用され、該台座に前記ロータヨークに形成された前記インデックスと嵌合する位置決め用凸部又は位置決め用凹部が形成されており、前記インデックスと前記位置決め用凸部又は前記位置決め用凹部とを嵌合させることにより、前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスの周方向の位置を前記台座にて特定の位置に固定することを特徴とする。
本発明の請求項21に記載のロータ部の製造方法は、請求項10乃至20のいずれかに記載のロータ部の製造方法であって、前記f)工程において、前記インペラと前記ロータヨークを組み合わせる際に前記ロータヨークを固定するロータ取付治具が使用され、該ロータ取付治具に前記ロータヨークに形成された前記インデックスと嵌合する位置決め用凸部又は位置決め用凹部が形成されており、前記インデックスと前記位置決め用凸部又は前記位置決め用凹部とを嵌合させることにより、前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスの周方向の位置を前記ロータ取付治具にて特定の位置に固定することを特徴とする。
本発明によれば、インペラとロータヨークとロータマグネットとを組み合わせる際に、専用の台座又は固定治具によって各部品の周方向の位置を固定することが可能であるため、作業者による回転アンバランスの修正精度のばらつきを小さくすることが可能である。
また、ロータヨーク及びインペラにインデックスを形成することによって、回転アンバランス修正を同時に行うことができるため、金型設計コストを低減することが可能である。
以下、本発明の各実施形態のモータについて、図1乃至図12を参照して説明する。なお、本発明の実施形態における説明では便宜上各図面の上下方向を「上下方向」とするが、実際の取り付け状態における方向を限定するものではない。また、説明の便宜上、回転軸に平行な方向を軸方向とし、回転軸を中心とする半径方向を径方向として示している。
(第1の実施形態)
図1は本発明にかかる実施形態のファンモータを示した断面図である。図2は本発明にかかる実施形態のロータ部を示した斜視図である。実施形態の説明においてはロータ部をインペラアッセンブリとして説明をする。
ファンモータAは、外部から電流が供給されることで回転駆動する略有蓋円筒状のロータヨーク31に複数の羽根21を有するインペラ2が取り付けられた構成をしている。ロータヨーク31はシャフト32を有し、ロータヨーク31の中央部にてシャフト32の一端部が締結固定されている。
フレーム部12の中心部には、略有底円筒状の軸受ハウジング12aが形成されており、ラジアル軸受部34は、軸受ハウジング12a内に圧入されることによって支持される。またラジアル軸受部34はシャフト32が回転自在に挿通される挿通孔を備えており、ラジアル軸受部34の挿通孔には、シャフト32が挿通される。ラジアル軸受部34は、焼結材料等の多孔質材料に潤滑用オイルを含侵させた含油軸受である。ラジアル軸受部34に潤滑用オイルを含侵することにより、シャフト32は潤滑用オイルを介してラジアル軸受部34に回転自在に支持される。尚、ラジアル軸受部34は前述のような潤滑オイルを介してシャフト32を回転自在に支持するすべり軸受に限定されず、ボールベアリングのような転がり軸受を使用しても良く、ファンモータAに要求される特性及びコストを考慮して適宜選択すれば良い。
ステータ部3は、軸受ハウジング12aの外周部に支持される。ステータ部3は、ステータコア35と、コイル37と、インシュレータ36と、回路基板38と、で構成される。ステータコア35はその上下端部及び各ティース部を絶縁するように絶縁部材で形成されたインシュレータ36によって囲繞され、ティース部にインシュレータ36を介してコイル37が巻回される。ステータ部3の下端部には、インペラ2の回転駆動を制御する回路基板38が配置される。回路基板38は電子部品(図略)がプリント基板上に実装され一連の回路が形成されることによって構成される。回路基板38はコイル37の一端と電子部品とが電気的に接続され、インシュレータ36下部に固着される。外部から供給された電流をICやホール素子を含む電子部品を介してコイル37に流すことにより、ステータコア35に磁界が発生する。
インペラ2の内周面には、ファンモータA外部への漏洩磁束を低減するロータヨーク31と、ロータヨーク31の内周に取り付けられ内周に多極着磁されたロータマグネット33と、が備えられる。ロータヨーク31の中心に締結固定されたシャフト32をラジアル軸受部34に挿入することによって、ロータマグネット33とステータコア35とが径方向において対向するように配置される。電流をコイル37に流すことによってステータコア35から発生する磁界と多極着磁されたロータマグネット33が形成する磁界との相互作用により、インペラ2に回転トルクが発生し、インペラ2がシャフト32を回転軸として回転する。回転しているロータマグネット33の磁束の変化をホール素子にて検出し、ドライブICによって出力電圧をスイッチングすることによって、安定したインペラ2の回転を制御している。インペラ2が回転駆動することにより空気が羽根21によって下方向に押し出され、軸方向に気流が発生する。
フレーム12は、回路基板38と軸方向において対向する位置に配置されており、回路基板38外径とほぼ同一径の略円板形状に形成される。フレーム12はハウジング1と4本のリブ13にて連結されている。ただし、リブ13の本数は4本に限定されず、例えば3本でも5本でも良い。ハウジング1は、インペラ21の外周を囲むように形成され、インペラ21が回転することによって発生する空気流の空気流路である風洞部11を備えている。またハウジング1上端部および下端部の外周は矩形枠状の正方形にて形成され、正方形の四隅には径方向外方に突出したフランジ部14が形成されており、各フランジ部14には、ファンモータAを機器に取り付ける際にビス等の取り付け具を挿入する取り付け孔14aが形成されている。4本のリブ13は周方向に等配されている。
上述のファンモータAにおいて、インペラアッセンブリ20の回転アンバランスの修正は次のような工程を経て行われる。
図11は本発明にかかるロータヨーク31に貫通孔312を形成する加工ステージを示す斜視図である。図12は本発明にかかるロータヨーク31に貫通孔312を形成する加工ステージを示す断面図である。ロータヨーク31は、複数の加工ステージによって構成される順送式のプレス成型装置によって形成される。材料は、ステンレス鋼板のような磁性体で防錆性の優れたものが用いられる。特に順送式のプレス成型装置では、長い帯状のステンレス鋼板を巻き取ったコイル材がプレス装置に順送される。ロータヨーク31は、図11に示すように、深絞り加工で有蓋円筒状にプレス加工された後、シャフト32が締結される円筒状のシャフト締結部311がバーリング加工によって形成される。その後、ロータホルダ31は、トリミング加工によってコイル材から切り離される。成型が完了したロータホルダ31のシャフト締結部311にシャフト32を圧入し、シャフト32を回転軸とするロータヨーク31の回転アンバランスを測定する。通常、同一の金型で加工された複数のロータヨーク31は、回転軸に対してほぼ特定の周方向位置において回転アンバランスが生じる傾向がある。この回転アンバランスの修正を行うために、金型表面を加工し、回転アンバランス修正の微調整を行うことが可能ではあるが、回転アンバランスの修正量は微量である。このため、図5に示すように、ロータヨーク31のシャフト締結部311側の端面に貫通孔312を形成することによって回転アンバランスが修正される。
貫通孔312は順送式のプレス成型装置にて形成される。プレス成型装置には貫通孔312形成用の加工ステージが設けられている。貫通孔312形成用の加工ステージは、深絞り加工、バーリング加工、トリミング加工等の一連の加工工程の間に構成され、トリミング加工の直前に設けられる。貫通孔312形成用の加工ステージは、図11に示すように金型ダイ側70と金型パンチ側80とで構成される。金型ダイ側70と金型パンチ側80のうちいずれかを可動側とし、残りの一方を固定側とする(一般的には、金型ダイ側を固定側とする。)。可動側をプレス装置によって固定側に向けてスライドさせることで、金型ダイ側70と金型パンチ側80とに加工中のロータヨーク31が挟み込まれ、貫通孔312が形成される。
金型パンチ側80には、ロータヨーク31のシャフト締結部311が収容される円形凹部83の中心を中心軸として環状に打抜きピン保持部81が等間隔で配置されている。金型ダイ側70には、金型パンチ側80と組み合わせた際に、金型パンチ側80に形成される各打抜きピン保持部81に対応するダイ71が環状に等間隔で配置されている。一連のプレス加工工程の金型が完成した段階で、ロータヨーク31を試し打ちとしてプレス成型する。その後、ロータヨーク31の回転アンバランスの測定を行う。その後、ロータヨーク31の回転アンバランスが発生している周方向位置を特定し、該回転アンバランス発生方向のロータヨーク31の回転軸に対して対称(180°)方向に貫通孔312を形成するように、金型パンチ側80の打抜きピン保持部81に打抜き用パンチピン82を挿入固定する。この状態でプレス成型装置にてロータホルダ31を形成すると、図12に示すように金型パンチ側80を金型ダイ側70の方向にスライドさせることで、ロータヨーク31に打抜き用パンチピン82が押し付けられ剪断加工によって材料は打抜かれ、ダイ71の中に除去片3121が押し込まれる。以上の工程を経てロータホルダ31のシャフト締結部311の端面に貫通孔312が形成される。
回転アンバランスは、貫通孔312が形成されたロータヨーク31からの除去片の質量M(g)とロータヨーク31の回転軸と貫通孔312が形成された距離L(cm)との積の分だけ修正される。この場合の回転アンバランスの修正値はML(g×cm)(以下、回転アンバランスの単位は省略する。)である。修正前の回転アンバランス値がMLよりも大きい場合は、隣接する保持部81に打抜き用パンチピン82を差し込むことによって回転アンバランスの修正値の値を大きくすることが可能である。しかし、回転アンバランスの修正は、修正値と回転アンバランス発生方向との兼ね合いが重要であり、修正したとしても完全に回転アンバランス値が0になることはない。ロータヨーク31の回転アンバランスの発生位置は、生産するロットによって異なるとされる。使用する材料(板厚、組成等)のばらつき、温度状況、加工スピード等によって回転アンバランスの発生する周方向の位置及び回転アンバランス値が異なる可能性があるため、生産ロット毎に適宜打抜きパンチピンの差し込む本数及び位置を変更することによって回転アンバランス値の修正が可能である。有蓋円筒状のロータヨーク31に関して説明をしたが、底面側に開口をそなえるような円筒状のロータヨークにおいても同様に貫通孔を形成して回転アンバランスを修正することが可能である。この後、ロータヨーク31のシャフト締結部311には、シャフト32が圧入され締結される。
上述の工程を経て回転アンバランスを修正したロータヨーク31にロータマグネット33を組み合わせる際の回転アンバランス修正方法に関して説明する。図3は本発明にかかる実施形態のロータマグネットを示した斜視図である。図4は本発明にかかる実施形態のロータヨークアッセンブリの詳細を示す斜視図である。
ファンモータAにおいては、主にフェライトボンドマグネットの中でもゴムマグネットが使用されることが多い。ゴムマグネットは、磁石粉末とゴムとを混ぜ合わせ、ローラを使用してシート状に成型される。シート状に形成されたゴムマグネットは所定の長さにカットされ板状のゴムマグネット330として形成される。板状のゴムマグネット330は図3に示すように矢印(白抜き)の方向に長手方向の両端面が当接して継ぎ目331を形成するようにロールされ、ロール状のロータマグネット33が形成される。このロータマグネット33はロール状の周方向位置において継ぎ目331にて質量アンバランスが生じる。つまり、このロータマグネット33を、ロール状の中心軸を回転軸として回転させた場合、継ぎ目331にて回転アンバランスが発生するということである。
ロータヨーク31とロータマグネット33とは、図4に示すようにロータマグネット33をロータヨーク31の内周面に圧入して組み合わされる。ロータヨーク31に対するロータマグネット33の抜け強度を高くする必要がある場合は、ロータマグネット33とロータヨーク31との接合面に接着剤を塗布する。ロータヨーク31とロータマグネット33とは、互いの回転アンバランスを相殺するように組み合わされる。上述の製法によって加工されたロータヨーク31は同じ生産ロット及び同じプレス金型であれば、ほぼ同じ方向に回転アンバランスが発生している。このため、ロータヨーク31に形成される貫通孔312をインデックスとしてロータヨーク31の回転アンバランスの発生している位置を特定することができる。つまりロータヨーク31の貫通孔312と、ロータマグネット33の継ぎ目331と、を基準にして両者の回転アンバランスを相殺する位置を確認することが可能である。
ロータマグネット33は、ロータマグネット圧入機によってロータヨーク31の内周面に圧入される。板状のゴムマグネット330をロータマグネット圧入機に挿入し、ロータヨーク31をロータマグネット圧入機のロータヨーク台座40に載置し、ロータマグネット圧入機を作動させることによって、板状のゴムマグネット330は自動的にロールされロール状のロータマグネット33としてロータヨーク31の内周面に圧入される。ロータマグネット33は自動で圧入されるため、ロータマグネット33の継ぎ目331はロータヨーク31に対してほぼ一定の方向に圧入される。つまり、ロータヨーク台座40に対して載置するロータヨーク31の周方向位置を定めることによって、ロータヨーク31に対するロータマグネット33の継ぎ目331の圧入する周方向位置が決まる。しかし、ロータヨーク31とロータマグネット33とを組み合わせて回転アンバランスを相殺する作業を作業者が行う(つまり、人的作業が伴うと)と、作業者の能力によって回転アンバランスの修正精度のばらつきが発生する可能性がある。
そこで、図5に示すようにロータヨーク台座40は有蓋円筒状に形成され、ロータヨーク台座40の底部には、ロータヨーク31に形成された貫通孔312に対応する位置決め用凸部41が形成されている。ロータヨーク31の貫通孔312と位置決め用凸部41とを嵌合するように、ロータヨーク31をロータヨーク台座40に載置することによって、ロータヨーク台座40に対するロータヨーク31の周方向の位置を固定することができる。ロータマグネット圧入機にロータヨーク台座40を周方向の位置が変わらないように固定すれば、ロータマグネット33をロータヨーク40に圧入する際に、作業者の能力に関係なく、周方向においてほぼ一定の位置で圧入することができる。これにより、極めて精度の高い回転アンバランス修正工程を行うことが可能である。その後、ロータアッセンブリ310(ロータヨーク31とロータマグネット33とシャフト32とを組み合わせた状態)の状態で着磁装置にてロータマグネット33が着磁される。
インペラ2は、樹脂射出成型によって形成される。樹脂材料は、強度、剛性及び耐熱性が高いPBT(Poly Buthylene Terephthalete:ポリブチレンテレフタレート)が主に用いられる。PBTは入手性も良く、安価で要求特性を満たすインペラ2を形成することが可能である。用いられる樹脂材料は、ファンモータAに要求される特性に合わせて適宜変更可能であり、PBT以外の樹脂を使用しても良い。PBT等の樹脂材料は金型内に充填された後、金型との熱交換で冷却され、固化し成型品になる。この際、樹脂成型品は、冷却による体積の減少(成型収縮)が生じるため、予め金型を成型品の仕上がり寸法よりも大きく設計する必要がある。しかし、樹脂成型品は形状(特に肉厚の差)によって、変形の度合いが異なるため、高い寸法精度を出すのが難しい。このため、インペラ2においても各要求寸法を満たすために、金型設計に時間を要する。特に回転アンバランス修正に関しては難しい。
そこで、インペラ2は、図2に示すように、底部に開口部22を備えた有蓋円筒状のインペラカップ部23の外周に径方向外方に向けて突出する複数の羽根21が等配され、開口部22の内周縁の少なくとも一箇所に切欠221を設けた形状である。切欠221を複数箇所に形成する場合には、等間隔にならないように配置する必要がある。等間隔に配置すると、切欠221がインデックスとしての役割はなく、周方向の位置が特定できないからである。
インペラ2を成型するための金型は、主に固定側金型と可動側インペラ部入れ子と可動側インペラカップ部入れ子の3つのパーツで構成されている。金型が完成した段階で樹脂成型を行い、インペラ2を成型する。次に、インペラ2を、回転アンバランスがほぼ0のロータアッセンブリ310に取り付け、インペラ2の回転アンバランスを測定する。通常、同一の金型で加工されたインペラ2は、同一の成型条件であれば、ほぼ特定の周方向位置において回転アンバランスが生じる傾向がある。この回転アンバランスの修正を行うために金型表面を加工することによって微量の回転アンバランスを修正することができる。しかし、金型表面の加工による回転アンバランスの修正によって、予め定められた回転アンバランス値の規格よりも低い回転アンバランス値に修正できない場合には、切欠221の周方向位置を変更するように金型を作り変える。切欠221は可動側インペラカップ部入れ子によって形成される。このため、可動側インペラカップ部入れ子の周方向の位置を全体の金型構成に対して変更することによって、切欠221の周方向の位置を変更することができる。回転軸から見て、切欠221が形成されている方向の回転アンバランス値を低くすることができる。ただし、回転アンバランス修正後のインペラ2において回転アンバランス値を0にすることは現実的に不可能である。また、切欠221をインデックスにすることによってインペラ2に発生している回転アンバランスの発生方向を特定することができる。
次に、インペラ2とロータアッセンブリ310は、図2のような形で組み合わされるが、その組み合わせ方法の詳細に関して説明する。図6はロータアッセンブリ310と治具との組み合わせを示す断面図である。図7はインペラ2を治具に載置する状態を示す斜視図である。図8はインペラ2とロータアッセンブリ310との組み合わせを示す断面図である。
ロータアッセンブリ310及びインペラ2は、図8に示すようにそれぞれ専用の治具に取り付けられ、コンプレッサを利用したプレス機もしくは、サーボモータを用いたサーボ型圧入機等によって組み合わされる。ロータアッセンブリ310及びインペラ2はそれら単体での回転アンバランス修正を行ってはいるが、それぞれの回転アンバランスの値は0ではない。このため、ロータアッセンブリ310をインペラ2に圧入する際にインペラ2及びロータアッセンブリ310に生じている回転アンバランスを相殺することによってインペラアッセンブリ20(インペラ2とロータアッセンブリ310とを組み合わせた状態)の回転アンバランスの値を低減する必要がある。
ロータアッセンブリ310とロータ取付治具50について説明する。ロータヨーク取付治具50は、図6に示すようにロータヨーク33の内周面を保持するロータ保持部51とその中央部にシャフトを収容するシャフト挿通孔52が備えられている。ロータヨーク取付治具50は軟鋼のような磁性体で形成されているため、ロータアッセンブリ310はロータマグネット33の磁力によりロータ保持部51に保持される。この際に、回転アンバランスの相殺を行うために、ロータ取付治具50に対して特定の周方向位置でロータアッセンブリ310を保持する必要がある。そのため、ロータヨーク31の底部に凸部313を形成する。ロータヨーク31は上述のようにプレス成型にて形成されるため、予めプレス金型設計時にロータヨーク31の底部に凸部313(又は凹部)を形成するためのステージを設けておく。また、ロータ取付治具50にロータアッセンブリ310を保持した際に、前記凸部313(又は凹部)に対応する箇所、つまりロータ取付治具50のロータアッセンブリ52挿入側端面に位置決め用凹部53(又は凸部)を形成する。凸部313と位置決め用凹部53とが嵌合するようにロータアッセンブリ310はロータ取付治具50に保持される。ロータ取付治具50に対するロータアッセンブリ310の周方向位置を特定して保持する方法の変形例として、図9に示すように、ロータヨーク31の開口側の端部に切欠314を形成し、ロータ取付治具50のロータ保持部51の径方向外方に離間して設けられる位置決め用凸部53を形成し、切欠314と位置決め用凸部53とが嵌合するようにロータアッセンブリ310がロータ取付治具50に保持される方法でも良い。また、その他の方法としては、ロータヨーク31に切欠、貫通孔、凹部、凸部のいずれかを形成して、それに対応するようにロータヨーク取付治具に凸部又は凹部を形成して位置決めしても良く、位置決めの手段は上記の方法には限定されない。
次にインペラ2とインペラ台座60について説明する。インペラ台座60は、図7に示すようにインペラ開口部22に対応する円柱形状のインペラ開口部嵌合凸部61がインペラ台座60の中央に形成され、インペラ開口部嵌合凸部61の外周面にはインペラ開口部22の内周縁に形成された切欠221に対応する位置決め用凸部611が形成され、インペラ台座60の外周近傍にインペラ2の外周を保持するインペラ外周保持壁62が形成されている。インペラ2をインペラ台座60に載置する際には、切欠221と位置決め用凸部611とが嵌合するように構成されているため、インペラ2はインペラ台座60に対して特定の周方向位置で載置される。また変形例として、図14に示すようにインペラ開口部22の内周縁に内方に向けて突出する凸部221aを設けても良い。インペラ2をインペラ台座60に対して特定の周方向位置に載置する方法は上記だけではなく、図10に示すように、インペラ2の底部側端面に回転軸に対する周方向の位置を特定する凹部24が形成され、インペラ台座60においては前記凹部24に対応する位置に位置決め用凸部63が形成されることによって、インペラ2をインペラ台座60に載置する際の位置決めを構成しても良い。インペラ2の底部側端面に形成される凹部24を図13に示すように、凸部24aにしても良い。この場合だとインペラの樹脂射出成型金型を作製する際に、金型面に凹部を彫り込みによって形成するため、金型コストを安価にすることができる。インペラ2とインペラ台座60の周方向位置を特定する方法は上記に限定されず位置決めできる構成であればどのような形状でも良い。
ロータ取付治具50は図8に示すようにプレス機の上側にロータアッセンブリ310を取り付けた際にロータヨーク31の底部が下方に向くように取り付けられ、インペラ台座60はインペラ載置面が上方に向くように取り付けられる。インペラ2をインペラ台座60に載置し、ロータアッセンブリ310をロータ取付治具50に取り付けた状態で、プレス機を作動させると、ロータ取付治具50がインペラ台座60の方向に向けてスライドし、インペラ2にロータアッセンブリ310が圧入される。この際に、インペラ2の回転アンバランスとロータアッセンブリ310の回転アンバランスとを相殺する必要がある。このためロータ取付治具50とインペラ台座60はプレス機に対して予め各々の回転アンバランスを相殺するような位置で固定される。
回転アンバランスの相殺に関しては、インペラ2の回転アンバランスの発生している方向とロータアッセンブリ310の回転アンバランスが発生している方向とを回転軸に対して対称の位置になるように組み合わせるのが理想である。しかし、インペラ2及びロータアッセンブリ310のそれぞれの同軸度、真円度が完全に0でないため、これらの数値のばらつきも考慮してインペラ2とロータアッセンブリを組み合わせる必要がある。例えば、それぞれの同軸度が異なる場合には、回転アンバランスの位置が回転軸に対して対称に位置になるように組み合わされたとしても、同軸度がずれている分、インペラ2の回転軸とロータアッセンブリ310の回転軸とがずれた状態で組み合わされることになる。真円度が異なっていた場合にも同様に、インペラ2は金属製のロータアッセンブリ310よりもヤング率が低い樹脂で形成されているため、ロータアッセンブリ310の真円度に合わせてインペラ2が変形した状態で組み合わされる。インペラ2とロータアッセンブリ310を様々な周方向の位置にて組み合わせを行い、それぞれの組立後の回転アンバランスを測定し、最も低くなっている組み合わせを特定する。前記の最適な組み合わせにて常時組み立てられるようにインペラ台座60とロータ取付治具とを最適な周方向位置にてプレス機に固定する。これにより、作業者の能力に依存せずにインペラ2とロータアッセンブリ310とを理想的な回転アンバランスの相殺、つまり回転アンバランスの修正が可能である。ただし、インペラ金型及びロータヨーク金型が変われば、回転アンバランス発生位置、同軸度、真円度のそれぞれが変化するため、再度最適な組み合わせを検討する必要がある。
以上の工程を経て、組み立てられてインペラアッセンブリ20は作業者の能力に依存することなくばらつきの極めて小さい回転アンバランス修正を実現するだけでなく、インペラ2及びロータヨーク31の周方向の位置を治具にて固定することができるため、工数を削減することが可能である。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態にかかるファンモータについて説明する。図15は、第2の実施形態のインペラとインペラ台座との組み合わせを示す斜視図である。第2の実施形態にかかるファンモータでは、インペラ2とインペラ台座60との組み合わせの構成が、図7、図10、図13、図14に示すインペラ2とインペラ台座60との組み合わせの構成と異なる。その他の構成は図1乃至図6、図8及び図9、図11及び図12と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
第2の実施形態のファンモータのインペラアッセンブリ20では、図15に示すようにインペラ2のインペラカップ23内側において開口部22の内周縁の方向に向いた矢印状のインデックス221bが設けられている。本実施形態においては矢印状のインデックス221bを設けているがインデックスの形状は矢印状には限定されず、適宜形状を変更しても良い。インデックス221bはインペラ2を樹脂射出成型にて成型する際に合わせて形成される。インデックス221bは凸形状にて形成されている。このため、樹脂射出成型に使用する金型を作製する際にはインデックス221bに対応する箇所を彫り込みによって加工することができ、金型作製コストを削減することができる。
次に第2の実施形態における、インペラ2とロータアッセンブリ310とを組み合わせる際に使用するインペラ台座60について説明する。インペラ台座60は図15に示すようにインペラ開口部22に対応する円柱形状のインペラ開口部嵌合凸部61がインペラ台座60の中央に形成され、インペラ開口部嵌合凸部61の外周縁の方向に向いた矢印状の台座側インデックス611bが形成され、インペラ台座60の外周近傍にインペラ2の外周を保持するインペラ外周保持壁62が形成されている。インペラ2をインペラ台座60に載置する際には、インペラ2に形成されたインデックス221bと台座側インデックス611bの互いの矢印状のインデックス先端が一致するように載置する。これにより、インペラ2とロータアッセンブリ310とを組合す作業を作業者が行う際に、作業者の能力にほぼ依存することなく、インペラ台座60に対するインペラ2の載置する周方向の位置のばらつきを小さくすることが可能である。
ファンモータの使用条件(特に屋外で用いられる電子機器に当該ファンモータが搭載される場合)によっては、ファンモータAが雷サージ耐力を備えている必要がある。ファンモータAはロータヨーク31が外部に露出している。通常の実施状況であれば、ロータヨーク31が外部に露出していても全く問題は発生しないが、屋外で使用される電子機器(特に落雷する可能性がある電子機器)においては、万が一、電子機器に落雷した際に、ロータヨーク31を通じて回路基板38に高電圧が印加され、ファンモータAの回転制御を行う回路が損傷する可能性がある。この問題を防止するために、インペラ2の開口部22を塞ぐように絶縁材料で形成されたシールを貼り付ける。この際、第1の実施形態のファンモータのように、インペラ2の開口部22に切欠221が形成されたものや、変形例のようにインペラ2の底部端面側に形成された凹部24もしくは凸部24aが形成されたものでは、前記シールが剥がれる可能性があるため、本実施形態のような構造を取らざるを得ない。このように、インペラ2の底部側にシール等を貼り付ける場合には、本実施形態は効果を発揮する。
本発明の実施形態のファンモータを示した断面図である。 本発明の実施形態のロータ部を示した斜視図である。 本発明の実施形態のロータマグネットを示した斜視図である。 本発明のロータヨークアッシーの詳細を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態のロータヨーク台座を示す斜視図である。 本発明のロータアッセンブリと治具との組み合わせを示す断面図である。 本発明のインペラとインペラ台座との組み合わせを示す斜視図である。 本発明のインペラとロータアッセンブリとの組み合わせを示す断面図である。 本発明のロータヨークに形成するインデックスの変形例を示す斜視図である。 本発明のインペラとインペラ台座との組み合わせの変形例を示す斜視図である。 本発明のロータヨークのプレス成型金型を示す斜視図である。 本発明のロータヨークのプレス成型金型を示す断面図である。 本発明のインペラとインペラ台座との組み合わせの変形例を示す斜視図である。 本発明のインペラとインペラ台座との組み合わせの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態のインペラとインペラ台座との組み合わせを示す斜視図である。
符号の説明
A ファンモータ
1 ハウジング
11 風洞部
12 フレーム
13 リブ
2 インペラ
20 インペラアッセンブリ
21 羽根部
22 開口部
221 切欠
23 インペラカップ部
3 ステータ部
31 ロータヨーク
310 ロータアッセンブリ
312 貫通孔
32 シャフト
33 ロータマグネット
331 継ぎ目
34 ラジアル軸受
35 ステータコア
36 インシュレータ
37 コイル
371 カラゲピン
38 回路基板
40 ロータヨーク台座
50 ロータ取付治具

Claims (21)

  1. ファンモータのロータ部であって、
    シャフトと、
    前記シャフトを回転軸として回転する略有底円筒状のロータヨークと、
    前記ロータヨークの内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータヨークの外周に取り付けられ、前記ロータヨークが回転することによって空気流が発生するインペラと、を備えており、
    前記インペラに前記回転軸に対する周方向の位置を特定するインデックスが備えられていることを特徴とするロータ部。
  2. 前記インデックスは、前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口の反対側の端面に少なくとも一つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータ部。
  3. 前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口の反対側の端部に前記回転軸をほぼ中心とする略円形の開口部を備えており、前記インデックスは、前記開口部の内周面に少なくとも一つの切欠部又は前記回転軸側に突出する突起部を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータ部。
  4. ファンモータのロータ部であって、
    シャフトと、
    略有底円筒状に形成され底部のほぼ中央に前記シャフトの端部が締結され前記シャフトを回転軸として回転するロータヨークと、
    前記ロータヨークの内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータヨークの外周に取り付けられ、前記ロータヨークが回転することによって空気流を発生するインペラと、を備えており、
    前記ロータヨークに前記回転軸に対する周方向の位置を特定するインデックスが備えられていることを特徴とするロータ部。
  5. 前記インデックスは、前記ロータヨークの前記シャフト締結側の端面に少なくとも1つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項4に記載のロータ部。
  6. 前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記貫通孔又は前記凹部もしくは前記凸部を合わせて形成したことを特徴とする請求項5に記載のロータ部。
  7. 前記インデックスは、前記ロータヨークの開口側の縁部に少なくとも1つの切欠部を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のロータ部。
  8. 前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記切欠を合わせて形成したことを特徴とする請求項7に記載のロータ部。
  9. 複数の加工ステージによって前記ロータヨークを成型する順送式のプレス成型装置に前記ロータヨークに前記貫通孔を形成する加工ステージが設けられ、該加工ステージには前記ロータヨークの前記シャフト締結側の前記端面に前記ロータヨークの前記回転軸を中心として周方向に配列する前記貫通孔を形成するための打抜き用パンチピンが差し替え可能に挿入される保持部が配置されおり、任意の前記保持部に前記パンチピンを挿入し、前記ロータヨークの任意の位置に前記貫通孔を形成することを特徴とする請求項6又は8に記載のロータ部。
  10. シャフトと、
    前記シャフトを回転軸として回転する略有底円筒状のロータヨークと、
    前記ロータヨークの内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータヨークの外周に取り付けられ、前記ロータヨークが回転することによって空気流を発生するインペラと、を備えたファンモータ用ロータ部の製造方法であって、
    a)前記ロータヨークの前記回転軸に対する回転アンバランスを測定し、前記回転アンバランスを修正し、当該回転アンバランスの周方向の位置を特定するためのインデックスを前記ロータヨークに形成する工程と、
    b)前記ロータヨークに前記シャフトを締結する工程と、
    c)前記ロータヨークの内周面に前記ロータマグネットを装着する工程と、
    d)前記ロータマグネットが装着された前記ロータヨークの前記回転軸に対する回転アンバランスを測定し、前記インデックスを基準として前記回転アンバランスの周方向の位置を特定する工程と、
    e)前記インペラを樹脂成型する際に、前記回転軸に対する前記回転アンバランスを測定し、当該回転アンバランスを修正し、当該回転アンバランスの周方向の位置を特定するインデックスを前記インペラに形成する工程と、
    f)前記インペラと前記ロータヨークとを組み合わせる際に、前記インペラ単体の前記回転軸に対する前記回転アンバランスと、前記ロータマグネットを装着した前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスと、を前記インペラの前記インデックスと前記ロータヨークの前記インデックスを基準として相殺する工程と、
    を備えることを特徴とするロータ部の製造方法。
  11. 前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口との反対側の端面に少なくとも一つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することによって前記インペラの前記回転軸に対する当該回転アンバランスを修正し、前記インペラの周方向の位置を特定するための前記インデックスとすることを特徴とする請求項10に記載のロータ部の製造方法。
  12. 前記インペラの前記ロータヨークが挿入される挿入口との反対側の端部に前記回転軸をほぼ中心とする略円形の開口部を備えており、前記開口部の内周面に少なくとも1つの切欠部又は前記回転軸側に突出する突起部を形成することによって前記インペラの前記回転軸に対する前記回転アンバランスを修正し、前記インペラの周方向の位置を特定するための前記インデックスとすることを特徴とする請求項10及び11に記載のロータ部の製造方法。
  13. 前記f)工程において、前記インペラに前記ロータヨークを組み合わせる際に前記インペラを載置する台座が使用され、該台座に前記インペラに形成された前記インデックスと嵌合する位置決め用凸部又は位置決め用凹部が形成されており、
    前記インデックスと前記位置決め用凸部又は前記位置決め用凹部とを嵌合させることにより、前記インペラの前記回転軸に対する前記回転アンバランスの周方向の位置を前記台座にて特定の位置に固定することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のロータ部の製造方法。
  14. 前記ロータヨークの前記シャフト締結側の端面に少なくとも1つの貫通孔又は凹部もしくは凸部を形成することによって前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスを修正し、前記ロータヨークの周方向の位置を特定することを特定するための前記インデックスとすることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載のロータ部の製造方法。
  15. 前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記貫通孔又は前記凹部もしくは前記凸部を合わせて形成したことを特徴とする請求項14に記載のロータ部の製造方法。
  16. 前記ロータヨークの開口側の縁部において少なくとも1つの切欠部を形成することによって前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスを修正し、前記切欠を前記ロータヨークの周方向の位置を特定するための前記インデックスとすることを特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載のロータ部の製造方法。
  17. 前記ロータヨークはプレス成型により形成されており、前記ロータヨークをプレス成型する際に前記切欠を合わせて形成したことを特徴とする請求項16に記載のロータ部の製造方法。
  18. 複数の加工ステージによって前記ロータヨークを成型する順送式のプレス成型装置に前記ロータヨークに前記貫通孔を形成する加工ステージが設けられ、該加工ステージには前記ロータヨークの前記シャフト締結側の前記端面に前記ロータヨークの前記回転軸を中心として周方向に配列する前記貫通孔を形成するための打抜き用パンチピンが差し替え可能に挿入される保持部が配置されおり、
    予め、前記貫通孔を形成することなく前記プレス成型装置で形成された前記ロータヨーク単体の前記回転軸に対する前記回転アンバランスを測定する工程と、
    前記回転アンバランスを修正する位置に前記貫通孔を形成するように前記保持部に前記パンチピンを挿入して前記回転アンバランスを修正する工程と、を備えることを特徴とする請求項15又は17に記載のロータ部の製造方法。
  19. 前記ロータマグネットは平板状に形成されており、該ロータマグネットの長手方向の両端面を当接させ継ぎ目を形成することにより前記ロータマグネットがロール状に形成され、該ロータマグネットを前記ロータヨークの内周面に装着する際に、ロール状の前記ロータマグネットの前記継ぎ目が持つ質量アンバランスと、前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスと、を相殺することを特徴とする請求項10乃至18のいずれかに記載のロータ部製造方法。
  20. 前記c)工程において、前記ロータマグネットと前記ロータヨークとを組み合わせる際に前記ロータヨークを載置する台座が使用され、該台座に前記ロータヨークに形成された前記インデックスと嵌合する位置決め用凸部又は位置決め用凹部が形成されており、
    前記インデックスと前記位置決め用凸部又は前記位置決め用凹部とを嵌合させることにより、前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスの周方向の位置を前記台座にて特定の位置に固定することを特徴とする請求項10乃至19のいずれかに記載のロータ部の製造方法。
  21. 前記f)工程において、前記インペラと前記ロータヨークを組み合わせる際に前記ロータヨークを固定するロータ取付治具が使用され、該ロータ取付治具に前記ロータヨークに形成された前記インデックスと嵌合する位置決め用凸部又は位置決め用凹部が形成されており、
    前記インデックスと前記位置決め用凸部又は前記位置決め用凹部とを嵌合させることにより、前記ロータヨークの前記回転軸に対する前記回転アンバランスの周方向の位置を前記ロータ取付治具にて特定の位置に固定することを特徴とする請求項10乃至20のいずれかに記載のロータ部の製造方法。
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