JP2007243775A - 電子的ぶれ補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ぶれを許容可能な露光時間で連続的に撮影した複数画像の相互のぶれを補正し、ぶれが補正された画像を合成するにあたって、複数画像の時分割露光時間が実質的に連続になるような露光時間制御を行う電子的ぶれ補正装置を提供する。
【解決手段】撮像素子1から連続して時分割撮像を行って得られた複数の時分割画像の、相互のぶれが補正された合成画像を生成する電子的ぶれ補正装置であって、所定の時分割露光時間ΔTexpが画像読み出し周期Tfの整数倍(k)となるようにし(S206)、この時分割露光時間で撮像された複数画像の相互のぶれを補正し、補正された複数画像を合成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、手ぶれ等による像のぶれを効果的に補正することができる電子的ぶれ補正装置に関し、特に、ぶれを許容可能な露光時間で連続的に撮影した複数画像の相互のぶれを補正し、ぶれが補正された画像を合成する電子的ぶれ補正装置に関する。
撮影装置において静止画を撮影する場合に撮影者の手ぶれの影響で、撮影画像にぶれが生じすることは従来から知られており、これを防止するために種々の対策がとられている。例えば、特許文献1には、ぶれを許容できるような高速の露光時間で複数回の連続した撮影を行って得た複数画像の相互のぶれを補正してから、これらの複数画像を加算することによりぶれ補正された合成画像を生成する撮像装置が開示されている。
特開2001−86398
通常、撮像素子から画像を読み出すには数十msecから数百msecの時間を要する。また、ぶれを許容できる露光時間として、経験的に35mmフィルムカメラの撮影レンズの焦点距離をf〔mm〕とすると1/f〔sec〕とすることが多い。したがって、例えば焦点距離f=100〔mm〕の撮影レンズで撮影する場合、ぶれを許容可能な露光時間tは、t=1/100〔sec〕=10〔msec〕となる。特許文献1に示されるようなぶれ補正方式においては、カメラの撮像素子から画像を読み出す周期を、例えば100〔msec〕とすると、この読み出し周期の1/10の時間で間歇的に露光して読み出した複数の画像の時分割画像の相互のぶれを補正してから合成することになる。このとき、時分割画像の露光が終了してから次の時分割画像の露光までは、画像の読み出し周期より早くできないため、上記例では、10〔msec〕の露光を終了してから、90〔msec〕待ってから次の時分割画像の露光が開始される。このため、90〔msec〕間は露光されないので、例えば主要被写体のぶれは補正されたとしても、背景に動く被写体が存在する場合には、通常の撮影とは異なった画像となってしまう。
具体例を挙げると、背景にボールが飛んでいた場合、通常の撮影ではボールの軌跡が連続的に写しこまれる。しかし、ぶれ補正のために時分割露光を上述のような間隔で行っていたとすると、10〔msec〕間のボールの動きは露光されるが、続く90〔msec〕間は露光されない。これの繰り返しなので、ボールは点々に軌跡を描くように撮影されてしまう。また、一般的には、静止被写体と動体被写体とが混在するような被写体において、動体被写体も主要な作画意図のもとに撮影されることも多い。例えば、川の流れとその両岸の静止被写体を、低速シャッタスピードで撮影すると、川の流れの動きとその周囲の被写体が調和して美しい写真が撮影することができる。しかし、ぶれ補正のために時分割露光を行った場合には、前述したように、動体被写体は点々とした軌跡で写しこまれ、意図した通りの作画とはならないおそれがある。
本発明はこのような事情にかんがみてなされたものであって、ぶれを許容可能な露光時間で連続的に撮影された複数画像の相互のぶれを補正し、これらのぶれが補正された複数画像を合成する電子的ぶれ補正装置において、上記複数画像の時分割露光時間が実質的に連続になるような露光時間制御を行う電子的ぶれ補正装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の発明に係わる電子的ぶれ補正装置は、撮像素子から連続して時分割撮像を行って得られた複数の時分割画像の、相互のぶれが補正された合成画像を生成する電子的ぶれ補正装置であって、被写体光を画像信号に変換する撮像部と、所定の時分割露光時間で撮像された上記時分割画像を上記撮像部から読み出す画像読み出し部と、上記画像読み出し部による上記画像の読み出し周期の整数倍になるように、上記時分割露光時間を制御する時分割露光時間制御部と、上記撮像部により撮像された上記複数画像の相互のぶれを補正するぶれ補正部と、上記ぶれ補正部により補正された複数画像を合成する画像合成部を備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、上記電子的ぶれ補正装置は、上記時分割露光時間は、ぶれを許容可能な限界露光時間よりも短いことを特徴とする。
さらに、第3の発明は、上記第2の発明において、上記電子的ぶれ補正装置は、さらに一定の露光量を得るに必要な露光時間(Texp)を演算する露光時間演算部と、上記画像読み出し部により読み出された上記画像を増幅する画像増幅部を備え、上記画像増幅部の増幅率をA、上記時分割露光時間をΔTexpとするとき、
A=Texp/ΔTexp
とすることを特徴とする。
さらに、第4の発明は、上記第1の発明において、上記電子的ぶれ補正装置は、さらに上記撮像素子から上記時分割画像を読み出す周期とぶれを許容可能な露光時間とを比較する比較部を備え、上記時分割露光時間制御部は、上記比較部による比較結果、上記時分割画像を読み出す周期が上記ぶれを許容可能な露光時間よりも短いときは、上記時分割露光時間を上記読み出し周期の整数倍にすることを特徴とする。
さらに、第5の発明は、上記第4の発明において、上記時分割画像を読み出す周期をTf 、上記ぶれを許容可能な露光時間をTLimit 、実数TLimit /Tf の小数点以下を切り捨てた値又は小数点以下を切り上げた値のいずれかをkとするとき、k ×Tf を上記時分割撮像の露光時間ΔTexpとすることを特徴とする。
また、本発明の第6の発明は、第5の発明において、上記電子的ぶれ補正装置は、さらに適正な露光量を得るに必要な露光時間(Texp)を演算する露光時間演算部と、上記時分割画像を増幅するための増幅部を備え、上記増幅部の増幅率Aを、Texp/ΔTexpとすることを特徴とする。
また、第7の発明は、上記第6の発明において、実数Texp /ΔTexp の小数点以下を切り上げた値又は小数点以下を切り捨てた値のいずれかをmとするとき、時分割撮像をm回行うことを特徴とする。
第1の発明によれば複数画像の時分割露光時間が実質的に連続的につながるのでぶれが補正され、通常撮影と同様の画像を得ることができる。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加えて、時分割露光時間が限界露光秒時よりも短いことからぶれを効果的に減少させることができる。
第3の発明によれば、時分割露光された画像に対して、それぞれ増幅するようにしたので、適正レベルの画像を得ることができ、高い精度でぶれ補正ができる。
第4の発明によれば、露光時間が連続的につながった時分割画像の、相互のぶれが補正された適正レベルのS/Nが良好な合成画像を生成することが可能になる。したがって、ぶれが補正される他は通常撮影と同様の画像を撮影できる。
第5の発明によれば、時分割撮像の露光時間として、ぶれを許容可能な露光時間TLimitよりも短く、且つ時分割画像を読み出す周期をTfの整数倍になるような最大の露光時間に設定することができる。
第6の発明によれば、適正レベルの時分割画像を得ることができる。
第7の発明によれば、S/Nの良好なぶれの補正された合成画像を得ることができる。
以下、図面に従って本発明を適用した電子撮像装置としての機能を有するデジタルカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係わるデジタルカメラの電気的構成を主に示すブロック図である。このデジタルカメラは、二次元固体撮像素子(以下、適宜、撮像素子と略称する)1と、相関二重サンプリング回路(CDS:Correlated Double Sampling)2と、ゲインコントロールアンプ(AMP)3と、A/D変換器4と、タイミングジェネレータ(TG)5と、シグナルジェネレータ(SG)6と、CPU(Central Processing Unit)7と、情報処理部8と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)9と、圧縮伸張部10と、記録媒体11と、表示部12と、バリエータレンズ13と、エンコーダ14と、フォーカスレンズ15と、フォーカスレンズ駆動系16と、絞り17と、絞り駆動系18と、第1レリーズスイッチ19aおよび第2レリーズスイッチ19bと、距離検出部20と、操作部21を含んでいる。なお、バリエータレンズ13、エンコーダ14、フォーカスレンズ15、フォーカスレンズ駆動系16、絞り17、絞り駆動系18は、撮影レンズ22を構成する。
撮影レンズ22内のバリエータレンズ13は、焦点距離を設定するための光学系であり、エンコーダ14はバリエータレンズの焦点距離の焦点距離に対応した位置信号を検出するためのもので、検出した位置信号はCPU7によって読み取られ撮影レンズ22の焦点距離に変換される。フォーカスレンズ15は被写体に焦点を合わせるためのレンズであり、距離検出部20により検出された被写体距離に応じて、所望の被写体に焦点が合うように調節される。フォーカスレンズ駆動系16は、距離検出部20により検出された被写体距離情報に基づきCPU7から指令を受け、撮影レンズ22を合焦位置に駆動する。これは所謂オートフォーカス制御として公知の技術である。
被写体距離検出部20は、被写体までの距離に関する情報を検出するものであって、DRAM9に記憶された1フレーム(1画面)分の画像データの輝度成分にハイパスフィルタなどを用いて高周波成分を抽出し、抽出した高周波成分の累積合成値を算出する等により高周波域側の輪郭成分等に対応したAF評価値を算出し、このAF評価値に基づいて焦点検出を行う。これらの演算処理はCPU7によって実行することができる。なお、被写体距離検出部20は、上述したような画像信号の高周波成分に基づく方法以外にも、公知の位相差法や光投射法など種々の検出方法に置き換えることは勿論かまわない。
撮影レンズ22内に配置された絞り17は撮影レンズ22からの結像光束の通過範囲を規定することにより光量の調整を行う光学絞りであり、撮像光学系の一部である。絞り17はCPU7からの制御信号に基づき絞り駆動系18によって駆動される。測光部たるCPU7はDRAM9に記憶された画像データに基づき露出演算を行い、絞り駆動系18はCPU7から露出演算結果に基づく制御指令を受け、絞り17を駆動し、開口径を変更する。このような絞り制御は、いわゆるAE(自動露出)制御として公知である。
撮影レンズ22を透過した被写体光束は撮像素子1上に結像し、この撮像素子1は結像した被写体像を光電変換しアナログ電気信号として出力する。図2に撮像素子1の構成を示す。この撮像素子1は周知のインターライン型のCCD固体撮像素子である。垂直転送CCD(VCDD)31がフォトダイオード33の列とセットで配置され、VCDD31は撮像素子下部に配置された水平転送CCD(HCCD)32に接続されている。フォトダイオード33で光電変換された信号電荷は電荷蓄積動作により、それぞれの接合容量に蓄積される。蓄積期間(露光期間)が終了すると、転送ゲート(TP)34にシフトパルスが印加され、これらの電荷全画素同時に隣接するVCCD31にシフトされる。信号電荷読み出されるとフォトダイオード33は再びバイアスされた状態となり、信号電荷の蓄積が可能となる。VCCD31に読み出された信号電荷は、VCCD31の転送電極に加えられるクロックパルスに同期して、下方に転送される。最下端まで転送された時点で、VCCD31の1行分ずつの信号電荷がHCCD32に送られ、出力端まで順次転送される。1画面分の信号電荷が読み出されるとVCCD31は空の状態となり、再びフォトダイオード33に蓄積された次の信号電荷を読み出すことが可能となる。
撮像素子1は周知の縦型オーバーフロー構造のCCD固体撮像素子を採用している。これはn型基板(例えば、n型シリコン基板)の表面に作られたp型拡散領域(pウェル:p−well)の中にフォトダイオード(PD)33を構成し、pウェルとn型基板との間の逆バイアス電圧VSUBにより、pウェルを完全に空乏化するようにしたものである。このVSUBに高電圧のパルスを印加することにより、フォトダイオード33に蓄積された電荷を基板側に排出することができる。したがって、この逆バイアス電圧VSUBの制御によりフォトダイオード33の電荷蓄積時間の制御が可能となる。なお、本実施形態では、撮像素子1としてインターライン型CCD固体撮像素子を採用したが、これに限る必要はなく、例えば、フレーム・インターライン・トランスファー型固体撮像素子でも良く、またMOS(Metal Oxide Semiconductor)型固体撮像素子でも勿論構わない。
図1に戻り、撮像素子1に接続されたタイミングジェネレータ(TG)5は、CPU7からパルスを受け、撮像素子1を駆動するための転送パルスを供給し、また、後述するCDS2、A/D変換器4に対しても各種のパルスを供給する。TG5はCPU7から直接パルスを入力すると共に、シグナルジェネレータ(SG)6にも接続されている。このSG6はCPU7の制御に基づき同期信号を生成してTG5に出力する。
撮像素子1の出力に接続されたCDS2は、TG5から供給されるサンプルホールドパルスに従って駆動し、撮像素子1から出力される画像信号に相関二重サンプリング等の処理を行い、リセットノイズを除去する。CDS2の出力に接続されたゲインコントロールアンプ(AMP)3は、CDS2から出力されるアナログ信号を増幅するものである。このAMP3の増幅率は、ISO(International Organization for Standardization)感度Svに応じた増幅率に設定されるようになっている。つまり、AMP3は、ISO感度変更部となっている。またAMP3の増幅率は、時分割撮像された画像の数が規定数に達しないとき、その不足分を補うために合成された画像を増幅するためにも用いられる。詳しくは後述するが、被写体輝度が低い等の事情によりシャッタ速度を遅くし、露光時間を長くすると手ぶれ等の影響を受け、画像がぶれてしまう。本実施形態においては、ぶれの影響が許容できる程度の限界露光時間で時分割露光を繰り返し、適正露光を得ると共に、時分割露光によって得た複数の画像を合成してぶれの影響を除去するようにしている。時分割露光を行うと1フレームの画像信号のレベルが低いので、AMP3によって、この不足分を補うように増幅している。
図3にAMP3の構成を示す。リセットノイズを除去するためのCDS2の出力は、AMP3の初段を構成する増幅率A1の増幅器23に接続され、この増幅器23の出力は増幅率A2の増幅器24に接続され、この出力は後述するA/D変換器4に接続される。増幅率A1は時分割露光による露光不足を補うような値を、また、増幅率A2はISO感度に応じた増幅率を設定する。
図1に戻り、AMP3の出力に接続されたA/D変換器4は、タイミングジェネレータ(TG)5から供給される信号に従ってAMP3から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換部である。このA/D変換器4の出力に接続された情報処理部8は、A/D変換器4から出力されるデジタル形式の画素信号を処理し、画像データを生成するものである。この情報処理部8は、撮像素子1によって撮像されここで処理された複数の画像データ(時分割画像データ)を一時的に記憶するためのバッファメモリ8aを有している。
情報処理部8の出力に接続されたDRAM9は、情報処理部8から出力される画像データを一時的に記憶するものであると共に、圧縮伸張部10により出力される画像データを一時的に記憶するものとなっている。なお、バッファメモリ8aがDRAM9の機能を兼用するようにしてもよいし、逆にバッファメモリ8aの機能をDRAM9が兼用するようにしてもよい。DRAM9に接続された圧縮伸張部10は、DRAM9に一時記憶された画像データを記録媒体11に記録するにあたってJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)等の圧縮形式で圧縮処理を行うと共に、記録媒体11から読み出された圧縮画像データを伸張するものである。
圧縮伸張部10に接続された記録媒体11は、圧縮伸張部10により圧縮された画像データを記録する記録部であり、例えば、不揮発性の記録媒体となっており、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体であって、カメラ本体に対して装填可能となっている。前述した情報処理部8とDRAM9に接続された表示部12は、これらから出力される画像データを表示するモニタである。記録媒体11への記録は記録容量を少なくするために画像データを圧縮し、表示部12に表示するにあたっては圧縮画像データを伸張している。
CPU7に接続された第1レリーズスイッチ19aと第2レリーズスイッチ19bは、自動復帰型の2段スイッチで構成され、レリーズボタン(図示せず)が押し込まれた際に、第1レリーズスイッチ19aはオンとなり、さらに押し込まれた際に第2レリーズスイッチ19bはオンとなる。即ち、レリーズボタンの半押しで第1レリーズスイッチ19aがオンとなり、全押しで第2レリーズスイッチ19bがオンとなる。そして、第1レリーズスイッチ19aは、撮影準備動作の指示を入力するものであり、第1レリーズスイッチ19aがオンとなると、測距動作や測光動作が行われる。また、第2レリーズスイッチ19bは、撮影動作の指示を入力するものであり、第2レリーズスイッチ19bがオンとなると、撮像素子1により撮像動作が行われ、画像データが前述した作用により生成され、圧縮された後に記録媒体11に記録される。CPU7に接続された操作部21は、撮影者の操作に基づいて撮影モードやシャッタ速度値、絞り値などの各種の撮影条件を設定するための操作部である。
CPU7には、前述したように、第1レリーズスイッチ19a、第2レリーズスイッチ19b、エンコーダ14、操作部21等からの信号が入力され、TG5、SG6等に指令を出力する。またCPU7は、フォーカスレンズ駆動系16、絞り駆動系18、AMP3、TG5に制御信号を出力する。さらにCPU7は情報処理部8、DRAM9および距離検出部20と双方向に接続されており、これを含むこのデジタルカメラ全体を制御している。具体的には、CPU7は、上述したオートフォーカス制御やAE制御を行うとともに、第1レリーズスイッチ19aおよび第2レリーズスイッチ19bからの静止画像の取り込みを指示する信号に基づき、撮像素子1の駆動制御を行う。また、CPU7は、絞り17の開口を変更する制御や撮像素子1の露光時間制御などを行う。そして、CPU7は、操作部21からの出力に基づき、このデジタルカメラの撮影モードを設定し、またデジタルカメラに係わる撮影条件を設定する。
次に、図4乃至図7に示すフローチャートを用いて本実施形態のデジタルカメラにおける時分割撮像制御の動作を説明する。
本デジタルカメラが動作をスタートすると、まず、ステップS101において第1レリーズスイッチ19aがオンとなったか否かについて判定する。判定の結果、第1レリーズスイッチ19aがオフの場合には、そのまま待機状態となり、第1レリーズスイッチ19aがオンとなると、ステップS102に進み、ぶれ限界露光時間TLimitを演算する。このぶれ限界露光時間TLimitは、露光開始からのぶれ量が許容限界のぶれ量に達すると想定される時間である。
ぶれ限界露光時間TLimitについて説明すると、35ミリフィルムカメラは、縦24mm×横36mm(対角43.28mm)のいわゆるライカ版フレーム(別称:ダブルフレーム)サイズのフィルムが使用されている。この35ミリフィルムカメラに関する長年の経験則として、ミリメートル単位の撮影レンズの焦点距離をfとしたときに、ぶれ限界露光時間TLimitは、
TLimit≒1/f(秒) ・・・(1)
になることが知られている。本実施形態では、この経験則をデジタルカメラの撮像素子1の有効撮像エリア内に設定した撮影画枠の大きさを考慮のうえ、応用することにする。即ち、一般的にデジタルカメラにおいては、35ミリフィルムカメラにおける焦点距離に相当する値を表示しているので、この35ミリカメラ相当の焦点距離を用い、ステップS102において、エンコーダ14によって検出された焦点距離fの逆数を演算する。なお、ぶれ限界露光時間TLimitは、必ずしも、1/fで与えられる値を用いる必要はなく、要するに、ぶれが実質的に発生することのないような時分割露光時間を用いれば良い。したがって、ぶれ限界露光時間TLimitは、概略、上記(1)式により与えられる露光時間よりも短い時間であれば構わない。
続いて、ステップS103において、被写体の明るさを測定する。測光は、撮像素子1から繰り返し出力される画像信号のレベルをモニタして、被写体の明るさを演算する。即ち、撮像素子1から読み出された画像信号は、CDS2により処理されゲインコントロールアンプ3により増幅され、A/D変換器4によりデジタル値に変換され、情報処理部8を経てDRAM9に一時記憶される。このDRAM9に記憶された画像データの中から、画像全体の中の例えば中央部付近の所定領域の画像データをCPU7が読み出し、そのレベルの合成平均値を求め、この合成平均値に基づいて被写体の明るさ(Bv)を演算する。
測光が終わると、続いて、CPU7は、時分割撮像における露光時間(時分割露光時間)ΔTexpや時分割撮像回数mなどの制御パラメータの演算を行う。以下、図4を参照しながらこの時分割撮像制御パラメータ演算のサブルーチンの動作を説明する。
まず、適正露光時間(Texp)を演算する(S201)。これは、ステップS103における測光で得られた明るさBvをもとに、アペックス演算により適正露光を得るに必要な露光時間を求めるものである。なお、アペックス演算は良く知られているように、
Tv+Av=Bv+Sv ・・・(2)
の関係から、露光制御のパラメータを演算するものである(ここで、Tv:Time Value Av:Aperture Value Bv:Brightness Value Sv:Sensitive Value)。適正露光時間Texpは、露光時間のアペックス値Tvを露光時間に変換したものである。次に、アペックス演算により絞り値Avを演算する(S202)。なお、シャッタ速度Texpは測光に基づいて適正露光を得られる値を求めていたが、これに限らず、撮影者が手動で設定するシャッタ速度としても良いことは勿論である。したがって、Texpは撮影者が望む一定のシャッタ速度であればよい。絞り値も同様である。なお、(2)式の右辺の被写体輝度値はステップS103の測光にて求めた値であり、またISO感度値はデフォルト値または撮影者が操作部21によって入力した値である。したがって、(2)式の左辺のTvとAvは所定のプログラムラインに沿うように、適宜、演算される。
次に、ステップS203に進み、ぶれ限界露光時間TLimitと露光時間Texpを比較する。もしTLimit<Texpであれば、露光時間Texpがぶれ限界露光時間よりも長いので、ぶれ画像補正ができるように、時分割撮像を行うために、ステップS204に移行する。ステップS204において、画像を撮像素子1から読み出す周期である画像読み出し周期Tfとぶれ限界露光時間TLimitを比較する。画像読み出し周期Tfはフレーム読み出し回数の変更等によって、またぶれ限界露光時間TLimitは焦点距離等によって変化するので、ぶれ限界露光時間TLimitと読み出し周期Tfより時間の関係が変化するからである。ぶれ限界露光時間TLimitの方が長時間の場合、すなわち、Tf<TLimitの場合には、時分割撮像を連続的に行うことが可能となる。この場合には、後述するように時分割撮像における撮像素子1の露光が連続するように、時分割露光時間ΔTexpを画像読み出し周期Tfの整数倍にする。このようにすることにより、時分割撮像により得られた複数の画像を合成した後の画像が通常撮影により得られた画像と同様の効果を有する。
判定の結果、Tf<TLimitであった場合には、ステップS205に進み、〔TLimit/Tf〕を演算し、これを新たな変数kとしてメモリ〔k〕に記憶する。なお、〔x〕は実数xの小数点以下を切り捨てた整数を意味する。続いて、ステップS206にて、読み出し周期Tfをk倍したk・Tfを演算し、時分割露光時間ΔTexpとしてメモリ〔ΔTexp〕に記憶する。このように、TLimit/Tfの小数点以下を切り捨てた整数値をkとし、時分割露光時間ΔTexpを画像の読み出し周期Tfのk倍にしている。このため時分割露光時間ΔTexpを画像の読み出し周期Tfの整数倍にでき、且つ、ぶれ限界露光時間TLimitよりも短く設定できるので、複数の連続する時分割撮像における露光時間が連続すると共に、ぶれを許容可能な時分割画像を得ることができる。すなわち、時分割露光時間ΔTexpはぶれ限界露光時間TLimitよりも短くすることができるので、ぶれ補正を行うことができ、且つ、時分割露光が連続して行われ、露光していない時間がなくなることから、高速で移動する動体の軌跡が点々となることはなくなる。なお、ステップS206においては、TLimit/Tfの小数点以下を切り捨てた値をkとしたが、TLimit/Tfが1に比べて大きな値(例えば4以上)のときや、必ずしも高い精度のぶれ補正を望まない場合は、TLimit/Tfの近傍の整数値、例えば小数点以下を切り上げた値又は小数点以下を四捨五入した値をkとしてもよい。TLimitは経験的に得られた平均的なものであり厳密なものではないからである。
次に、ステップS207に進み、Texp/ΔTexpを演算し、この値をAMP3の増幅率Aとしてメモリ〔A〕に記憶する。このようにすることにより、AMP3により増幅された時分割画像は露光時間Texpで通常撮影された画像と同等レベルになる。続いて、ステップS208において、<Texp/ΔTexp>を演算し、これを新たに変数mとして時分割撮像の回数を記憶するメモリ〔m〕に記憶する。なお<x>は、前述したように、実数xの小数点以下を切り上げた整数である。後述するように複数の時分割画像は相互のぶれが補正され、このぶれが補正された画像は合成(加算)される。一般に合成画像の加算数が大きいとS/Nは良くなるので、mは大きいほうがよいが、mが大きいと時分割画像の撮影時間が長くなるのと、時分割画像の撮像開始からのぶれ量が大きくなる。したがって、本実施形態においては、m=<Texp/ΔTexp >とすることにより、全体の時分割画像の露光時間の合計m・ΔTexp が、通常撮影における露光時間Texp 以下にならない最小の時分割撮像回数になるようにしている。もちろん、合成画像のS/Nのレベルによっては、時分割撮像回数mは<Texp /ΔTexp>よりも小さい値であってもよい。したがって、合成画像のS/Nのレベルによっては、時分割撮像回数mはTexp/ΔTexpの近傍の整数値、例えば、Texp/ΔTexpの小数点以下を切り捨てた値、又はTexp/ΔTexpの小数点以下を四捨五入した値であってもよい。ステップS208の処理が終了すると本サブルーチンから図4のメインルーチンにリターンする。
ステップS204に戻り、このステップにおいて、Tf<TLimitではないと判定したとき、すなわち、画像の読み出し周期Tf
がぶれ限界露光時間以上であると判断したときは、露光時間は読み出し周期Tf 以上の露光時間ΔTexpで時分割撮像を行うと、時分割画像のぶれが許容以上になってしまうので、読み出し周期Tf よりも短い露光時間で時分割撮像を行う必要がある。したがって、まず時分割撮像回数mを〔Texp/TLimit〕とする。そしてこのmをメモリ〔m〕に記憶する(ステップS209)。つぎに<Texp/m>を時分割露光時間ΔTexpとしてメモリ<ΔTexp>に記憶する(ステップS210)。前述したようにこの時分割露光時間ΔTexpは画像の読み出し周期Tf 以下となる。つぎに、時分割露光回数mと等しい値をAMP3の増幅率Aとし、メモリ〔A〕に記憶する(ステップS211)。そしてサブルーチンから図4のメインルーチンにリターンする。これらステップS209からS211での処理では、読み出し周期Tfよりも短い時間での時分割撮像時間となり、撮像素子1の撮像が連続的にならないために、高速で移動する動体に対して途切れ点々の映像となってしまう。しかし、ぶれを許容以下にする時分割露光を繰り返すので、ぶれ補正処理することによりぶれを除去した画像を得ることができる。
ステップS203に戻り、このステップにおいて、TLimit<Texpでないと判定したとき、すなわち、ぶれ限界露光時間TLimit が露光時間Texp 以上のときは、ぶれを許容可能な1回の撮像で適正レベルの信号が得られる。つまり通常撮影と変わらないので、ステップS212において、時分割撮像回数mを記憶するメモリ〔m〕に1を記憶する。つぎに、時分割露光時間ΔTexp を記憶するメモリ〔ΔTexp 〕に露光時間Texp を記憶する(S213)。つぎに、AMP3の増幅率Aを記憶するメモリ〔A〕に1を記憶する(S214)。そしてサブルーチンから図4のメインルーチンにリターンする。
図4のステップS105に戻り、第2レリーズスイッチ19bがオンとなっているかを判定する。判定の結果、オフの場合にはJ101に分岐し、ステップS101からS104の処理を繰り返し、第2レリーズスイッチ19bがオンとなるのを待つ。この間に第1レリーズスイッチ19aもオフとなるとステップS101に戻る。次に、ステップS105において、第2レリーズスイッチ19bがオンとなると、ステップS106に進み、撮像動作を開始し、まず絞り設定を行う。ここでは、開放状態となっている絞り17を、絞り駆動系18を制御することにより、ステップS103にて求めた絞り値まで絞り込む。
絞り込みが終了すると、ステップS107に進み、時分割撮像を行う。この時分割撮像について、図8乃至図10のタイミングチャートを参照しながら説明する。図8は画像の読み出し周期Tfに等しい時分割露光時間ΔTexpで8回の時分割撮像を行う例である。また、図9は画像の読み出し周期Tfの2倍の時分割露光時間ΔTexpで4回の時分割撮像を行う例である。さらに、図10は画像の読み出し周期Tfよりも短い時分割露光時間ΔTexpで8回の時分割撮像を行う例である。以下、これらの図を参照しながら、時分割撮像の動作について説明する。
まず、図8の場合について説明する。これは、画像読み出し周期Tfと時分割露光時間ΔTexpが等しい場合であるが、図5のステップS204をYesで抜け、ステップS205において、〔k〕=1となり、ステップS206において〔ΔTexp〕=Tfとした場合である。
最初に、第2レリーズスイッチ19bのオンに応答して発生する撮影トリガ信号のパルスが立ち下がると、撮像素子1にタイミングジェネレータ(TG)5からクロック信号CLKが供給される。クロック信号CLKを受けて、撮像素子1の画素を構成するフォトダイオード33に蓄積された電荷を半導体基板(サブストレート=縦型オーバーフロードレインVOFD)に強制排出するための基板印加高電圧パルスVSUBが繰り返し印加される。この高電圧パルスVSUBの印加が終了すると露光が開始する。即ち、高電圧パルスVSUBの立ち下がりに同期して撮像素子1による露光が開始することになる。
高電圧パルスVSUBの立下りから、ステップS206で演算された時分割撮像の露光時間ΔTexp(=Tf)が経過すると、撮像素子1のフォトダイオード33に蓄積された電荷を垂直転送CCD(VCCD)31にシフトするために、シフトパルスTPが出力される。そして垂直同期信号VD、転送パルスVφ1〜Vφ4に同期して、蓄積された電荷が画像信号として読み出される。上記シフトパルスTPの印加が終了すると撮像素子1のフォトダイオード33は再び電荷の蓄積を開始する。そして、次の垂直同期信号VDに同期して2回目の時分割撮像による画像の読み出しが行われる。以上の動作をm回(図8では8回)行う。以上の説明から分かるように、読み出し開始から次の読み出し開始までの間の時間、即ち読み出し時間Tfと、電荷蓄積時間、即ち時分割露光時間ΔTexpとは同じ期間となっている。
次に、図9の場合について説明する。これは、画像の読み出し周期Tfの2倍の時分割露光時間ΔTexpで4回の時分割撮像を行う例であり、図5のステップS204をYesで抜け、ステップS205において、〔k〕=2となり、ステップS206において〔ΔTexp〕=2Tfとした場合である。図9において、高電圧パルスVSUBの印加電圧が立ち下がるとフォトダイオード33の露光動作が開始する。時分割露光時間ΔTexpは画像の読み出し周期Tfの2倍の期間であり、時分割露光時間ΔTexpが終了するたびにシフトパルスTPが印加され、垂直同期信号VD、転送パルスVφ1〜Vφ4に同期して時分割画像信号が読み出される。この読み出された時分割画像は、後述するように、バッファメモリ8aにデジタル画像として記憶される。なお、この場合のAMP3の増幅率Aは、ステップS207で演算されており、A=4である。
続いて、図10の場合について説明する。これは画像の読み出し周期Tfよりも短い時分割露光時間ΔTexpで8回の時分割撮像を行う例であり、図5のステップS204をNoで抜け、ステップS209において時分割撮像回数〔m〕を求め、ステップS210において読み出し周期Tfよりも短い時分割露光時間ΔTexpを求めてある。図8の場合と同様に、撮影トリガ信号(第2レリーズスイッチ19bのオンに応答)が立ち下がり、続いて、
高電圧パルスVSUBの立下ると、露光動作が開始する。ステップS210で演算された時分割撮像の露光時間ΔTexpが経過すると、撮像素子1のフォトダイオード33に蓄積された電荷を垂直転送CCD(VCCD)31にシフトするために、シフトパルスTPが出力される。そして垂直同期信号VDに同期して、蓄積された電荷が画像信号として読み出される。この画像信号の読み出し開始に同期して、撮像素子1に再び高電圧パルスVSUBが立ち上がり、所定期間印加される。高電圧パルスVSUBの印加が終了すると、再び露光が開始し、次の垂直同期信号VDに同期して2回目の時分割撮像による画像の読み出しが行われる。以上の動作をm回(図10では8回)行う。以上の説明から分かるように、読み出し開始から次の読み出し開始までの間の時間、即ち読み出し時間Treadから、高電圧印加パルスVSUBの印加時間Tsubを減算した時間が、時分割撮像の露光時間ΔTexpとなる。
上記読み出された時分割画像は、後述するようにバッファメモリ8aにデジタル画像として記憶される。図10の場合は、通常撮影と異なり、時間的不連続な露光時間で撮像された時分割画像が合成されるので、例えば高速で移動する物体、例えば、ボールが飛んでいるような被写体を撮像するとボールの動きが軌跡を描くように点々と描写されるなど、撮影者の作画意図とは異なる画像が生成される可能性がある。しかし、各時分割撮像は限界露光時間以下で行っているので、ぶれ補正を行った合成画像はぶれを除去することができる。このように、高速で移動する被写体、例えばボールの動きと読み出し周期の関係によっては、ボールが点々に表現される合成画像が得られる可能性があるが、主要被写体のぶれを防止するためには、やむ得ない。
このようにして、撮像素子1から時分割で読み出されたアナログの時分割画像信号は、CDS2においてリセットノイズが除去され、ゲインコントロールアンプ(AMP)3により、アナログ的に増幅される。このAMP3の増幅率は、時分割撮像による画像の露出不足を補うための増幅率をA1、ISO感度Svに応じた増幅率をA2とすると、A1×A2となるように設定される。ここで、通常撮影の露光量をE1、時分割撮像の露光量をE2とすると、A1=E1/E2となる。さらに具体的に述べると、適正露光を得るための露光時間Texpをm回に等分割した露光時間Texp/m(=ΔTexp)でm回の時分割撮像を行うものとするとき、各時分割撮像における増幅率は、
A1=Texp/(Texp/m)=m ・・・(3)
となる。
図3に示すゲインコントロールアンプ(AMP)3では、時分割撮像撮影回数数mに応じて、CDS2の出力信号をm倍に増幅するための増幅率A1の増幅器23と、ISO感度に応じた増幅率でCDS2の出力信号を増幅するための増幅率A2の増幅器24を、それぞれ別個に構成し、直列に接続してある。このような構成においては、増幅器23と増幅器24の増幅率を掛けることで任意の増幅率を簡単に作ることができる。
ゲインコントロールアンプ(AMP)3により増幅されたアナログ画像信号は、A/D変換器4により、タイミングジェネレータ5から供給される信号に従って、デジタル信号に変換される。A/D変換器4によりデジタル信号に変換された画像信号は、情報処理部8により所定の画像処理が施され、情報処理部内部のバッファメモリ8aに記憶される。
図4に戻り、時分割撮像(S107)が終了すると、次にステップS108に進み、ぶれ画像補正/記録のサブルーチンにて、ぶれが補正された合成画像の生成処理とこの合成画像を記録媒体11に記録する。このサブルーチンを図6および図7のフローチャートを用いて説明する。まず、バッファメモリ8aに記憶されたm回分の時分割露光の画像の相互のぶれ補正と、このぶれ補正された画像から合成画像を生成するためのぶれ画像補正を行う(S301)。
以下、このぶれ画像補正のサブルーチンについて図7を参照しながら、情報処理部8で行われるぶれ画像補正の流れを説明する。
まず、初期設定として、分割画像を識別するためのIDに相当する変数iを記憶するメモリ〔i〕に0を記憶する(S401)。続いて、画像I(i)と画像I(i+1)とのぶれΔ(i,i+1)を演算する(S402)。ぶれΔは、画像I(i)の特徴を数点定めて、この特徴点と一致する画像I(i+1)の特徴点の位置を公知の動きベクトル演算により求め、対応する位置の相対的なずれを求めればよい。なお、上記ぶれΔはベクトルである。
次に、ステップS403に進み、ぶれΔを積算したΣΔ(k,k+1)(但し、k=0〜i)のスカラー値|ΣΔ(k,k+1)|を演算し、この値と予め決めた所定の値αを比較する。比較の結果、|ΣΔ(k,k+1)|>αではなかったとき、即ち、ぶれの積算値が所定値より小さく、大ぶれでなかった場合には、ぶれ補正が可能である。この場合には、ステップS404に進み、メモリ〔i〕の内容をインクリメントする。続いて、ぶれΔに基づいて画像I(i)と画像I(i+1)のぶれを補正した後に、対応する画素の値を加算(合成)する(S405)。この後、ステップS406にて、iとm−1を比較する。mはステップS208、S209またはS212にて設定された時分割撮像の回数、すなわち時分割撮像により得た画像の数であり、m−1はぶれ補正の処理を行う回数となる。判定の結果、i=m−1ではないときには、J401に分岐してステップS402に戻り、以上の処理を繰り返し、実行する。判定の結果、i=m−1となると、ステップS407に進み、ぶれ補正処理を行った画像の合成画像の平均値を演算する。これによりぶれ補正処理を行った合成画像を得ることができる。
一方、ステップS403における判定の結果、|ΣΔ(k,k+1)|>αであった場合には、時分割撮像期間中の全体のぶれ量が許容可能な、すなわち有効領域の確保が難しい値よりも大きいと判断し、J402に分岐し、ステップS407に移行する。この場合には、ぶれ補正処理を行わないので、ぶれた画像となる。
ステップS407の合成画像の平均化を終えると、ぶれ画像補正のサブルーチンを終了し、図6に示す、ぶれ画像補正/記録のサブルーチンに戻る。ステップS302において、有効領域の抽出を行う。情報処理部8においては、すべての時分割画像が重複する領域が予め決められた有効領域内に入るように、最初に撮像した時分割画像を基準にしたぶれ量が、予め決めた所定以上の大きさの時分割画像については、合成処理対象から除外する。そして、ぶれ量が所定内の時分割画像について、合成した画像のうち、最初に撮像した時分割画像から予め決めた領域内の画像を抽出する。このようにすることにより、所定以上の有効領域の抽出処理が簡単になる。
次にステップS303に進み、有効領域の画像データはDRAM9に一時記憶される。そして一時記憶された画像データを圧縮伸張部10により、JPEG等の所定のフォーマット形式の画像データに圧縮する。続いて、ステップS304にて、圧縮された画像データは記録媒体11に記録して、ぶれ画像補正/記録のサブルーチンを終了し、図4の時分割撮像のルーチンに戻る。
次に、本実施形態におけるゲインコントロールアンプ(AMP)3の変形例を説明する。本実施形態におけるAMP3は増幅率A1の増幅器23と増幅率A2の増幅器24を別々に直列接続することにより、時分割撮像回数mに応じた増幅率A1とISO感度に応じた増幅率A2を設定することで、任意の増幅率簡単に得ることができる。しかし、この構成では、回路構成が複雑化するとともに、増幅器が2段接続されるので、ノイズが増加してしまうおそれがある。増幅器23の増幅率A1と増幅器24の増幅率A2は、相互に関連しており、A1×A2はほぼ一定の値をとることができるので、増幅器23と増幅器24は共用することが可能である。以下この点について詳述する。
増幅器24の増幅率をk倍することによりISO感度をk倍(=logm/log2〔段〕)すると、シャッタ速度は1/k倍(Texp/k秒)になる。したがって時分割露光回数m’は、m’=(Texp/k)/TLimit=(Texp/TLimit)/k=m/k (但し、Texp/TLimitはISO感度をk倍する前の時分割露光の回数mに等しい)となる。
ところで、時分割画像の信号レベルは、適正レベルの1/m’倍になっているので、A/D変換器4の量子化ノイズを通常撮影と同レベルに抑えるために、時分割画像をm’倍に増幅したのちにA/D変換してデジタル信号に変換するのが望ましい。そして上記デジタル変換した複数の時分割画像の相互ブレを補正して、ぶれが補正された複数の時分割画像を合成した後に、この合成画像を平均化することによりぶれの補正された合成画像を生成する。そうすると、時分割画像の増幅率の変換はm’/m=1/k倍になる。そして、A/D変換前の画像信号の全体の増幅率はISO感度に基づく増幅率と時分割画像の増幅率を掛けた値となる。
したがって、ISO感度を変更する前後の全体の増幅率の変化は、ISO感度の変更に基づく増幅率の変化k倍と、時分割画像の増幅率の変化1/k倍を掛けたk×1/k=1に等しい。このことは、ISO感度を変化しても全体の増幅率は一定に保たれることを意味し、ISO感度設定用の増幅回路を、時分割画像を増幅するための増幅回路と共用可能なことを示している。
図11に増幅器23と増幅器24を共用する変形例を示す。差動増幅器26の非反転入力は、CDS2の出力に接続され、反転入力はアナログスイッチ回路28の一端に接続される。アナログスイッチ回路28はn個のアナログスイッチTG1、TG2、・・・TGnを有し、これらの各一端は前述のとおり、差動増幅器26の反転入力に接続され、各他端は、直列接続された抵抗Rn、R(n−1)、R(n−2)、・・・R2、R1の各接続点に接続されている。すなわち、アナログスイッチTGnの他端は抵抗R1と抵抗R2の接続点に接続され、アナログスイッチTG2の他端は抵抗R(n−1)と抵抗Rnの接続点に接続され、アナログスイッチTG1の他端は、抵抗Rnと差動増幅器26の出力の接続点に接続されている。なお、抵抗R1の他端は接地され、また差動増幅器26の出力はさらにA/D変換器4に接続されている。
アナログスイッチ28の各制御端子はデコーダ27の出力に接続されている。デコーダ27は2進数の入力信号D1、D2、・・・、Dmを出力信号S1,S2、・・・、Snに変換するためのデコーダである。このSx(x=1、2、3、・・・、n)が1(“H”レベル)のときアナログスイッチTGx(x=1、2、3、・・・、n)がオンとなるようになっている。デコーダ27の出力信号S1,S2、・・・、Snは入力信号D1、D2、・・・、Dmを10進数に変換した値を、例えばxとするとき、出力信号Sxのみが1となりその他の出力信号は“0”となる。例えばアナログスイッチTGnがオンとなると、差動増幅器26の出力Voutは、
Vout=Vin・(Rn+R(n−1)+R(n−2)+・・・R2+R1)/R1
となる。一例として、m=3、n=8、R1=100Ω、R3=200Ω、R4=400Ω、R5=800Ω、R6=1.6KΩ、R7=3.2KΩ、R8=6.4KΩとすると、入力信号D1、D2、D3に対して図12のような利得が得られる。
いま、利得とISO感度を図12のように対応つけるものとする。利得が32以上になるとISO感度が対応していないのは、時分割撮像の回数mに応じて増幅するためである。時分割撮像による画像の露出不足を補うための増幅率A1は、図12に記載の例では、2の倍数で変化する増幅率にする必要がある。したがって、この例では時分割回数は、例えば1、2、4、8のいずれかに設定する。具体的には、以下のようにして時分割撮像の回数mを求める。まず、通常撮影おける露光時間をTexpとし、これをぶれ限界露光時間TLimitで除したTexp/TLimitを演算する。次に1、2、4、8の中からTexp/TLimitより大きく且つ最小値を選択する。例えば、Texp/TLimit=2.55であったとすると、時分割撮像回数mは4となる。したがって、この場合の差動増幅器26の増幅率Aは4であるから、ISO感度は高ISO側に2段分シフトすることになる。
以上述べた変形例では、ISO感度を整数段で選択する例であったが、抵抗R1、R2、R3、・・・、Rnを適宜選択することにより、例えば1/3段ステップで選択できるように設計することも可能である。また、増幅率Aも任意の整数値を選択できるように設計することも可能である。
なお、本実施形態や変形例においては、時分割撮像した複数の画像を撮像素子1から読み出してデジタル画像に変換したのちに、ぶれ補正と合成処理を行って、ぶれの除去された合成画像を生成するものであったが、本出願人が特願2005−278748にて開示したような撮像素子内で時分割撮像、ぶれ補正及び合成処理を行う装置に対しても本実施形態に記載の発明を適用することは可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記時分割画像を読み出す周期をTf、ぶれを許容可能な露光時間をTLimit、実数TLimit/Tfの小数点以下を切り捨てた値をkとするとき、k×Tfを時分割撮像の露光時間ΔTexpとするので、時分割撮像の露光時間として、ぶれを許容可能な露光時間TLimitよりも短く、且つ時分割画像を読み出す周期をTfの整数倍になるような最大の露光時間に設定することができる。このため時分割露光としては最大限の信号レベルを確保することができる。
また、適正な露光量を得るに必要な露光時間をTexpとするとき、Texp/ΔTexpの増幅率で時分割画像を増幅するので、適正レベルの時分割画像を得ることができる。増幅してからA/D変換を行っているので、A/D変換の際の量子化ノイズを最小限にすることができる。
さらに、実数Texp/ΔTexpの小数点以下を切り上げた値をmとするとき、時分割撮像をm回以上行い、得られた時分割画像の相互のぶれを補正したのちに合成するので、S/Nの良好なぶれの補正された合成画像を得ることができる。
また上述したように、本実施形態に係わる発明によれば露光時間が連続的につながった時分割画像の、相互のぶれが補正された適正レベルのS/Nが良好な合成画像を生成することが可能となる。したがって、ぶれが補正され他は通常撮影と同様の画像を撮影できる。
以上、説明した実施形態は、本発明をデジタルカメラに本発明を適用した例であったが、デジタルカメラとしてはデジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラ等に適用でき、またデジタルカメラを内蔵した電子撮像装置にも適用できる。
本発明を適用した実施形態におけるデジタルカメラの電気系を示すブロック図である。 本実施形態における撮像素子1の構造を示す図である。 本実施形態におけるゲインコントロールアンプAMPの詳細を示すブロック図である。 本実施形態におけるデジタルカメラの時分割撮像の動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラの時分割撮像制御パラメータ演算の動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラのぶれ画像補正および記録のサブルーチンの動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラのぶれ画像補正のサブルーチンの動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラの撮影動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラの撮影動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラの撮影動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるデジタルカメラのゲインコントロールアンプAMPの変形例を示すブロック図である。 本実施形態におけるデジタルカメラのゲインコントロールアンプAMPにおける入力信号、ISO感度と利得の関係を示す図である。
符号の説明
1・・・撮像素子、2・・・CDS(相関二重サンプリング回路)、3・・・AMP(ゲインコントロールアンプ)、4・・・A/D変換器、5・・・TG(タイミングジェネレータ)、6・・・SG(シグナルジェネレータ)、7・・・CPU、8・・・情報処理部、9・・・ DRAM、10・・・圧縮伸張部、11・・・記録媒体、12・・・表示部、13・・・ バリエータレンズ、14・・・エンコーダ、15・・・フォーカスレンズ、16・・・フォーカスレンズ駆動系、17・・・絞り、18・・・絞り駆動系、19a・・・第1レリーズスイッチ、19b・・・第2レリーズスイッチ、20・・・距離検出部、21・・・操作部、22・・・撮影レンズ、23・・・増幅器、24・・・増幅器、26・・・差動増幅器、27・・・デコーダ、28・・・アナログスイッチ、31・・・垂直転送CCD(VCCD)、32・・・水平転送CCD(HCCD)、33・・・フォトダイオード、34・・・転送ゲート(TP)

Claims (7)

  1. 撮像素子から連続して時分割撮像を行って得られた複数の時分割画像の、相互のぶれが補正された合成画像を生成する電子的ぶれ補正装置であって、
    被写体光を画像信号に変換する撮像部と、
    所定の時分割露光時間で撮像された上記時分割画像を上記撮像部から読み出す画像読み出し部と、
    上記画像読み出し部による上記画像の読み出し周期の整数倍になるように、上記時分割露光時間を制御する時分割露光時間制御部と、
    上記撮像部により撮像された上記複数画像の相互のぶれを補正するぶれ補正部と、
    上記ぶれ補正部により補正された複数画像を合成する画像合成部と、
    を備えたことを特徴とする電子的ぶれ補正装置。
  2. 上記時分割露光時間は、ぶれを許容可能な限界露光時間よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の電子的ぶれ補正装置。
  3. 上記電子的ぶれ補正装置は、さらに一定の露光量を得るに必要な露光時間(Texp)を演算する露光時間演算部と、上記画像読み出し部により読み出された上記画像を増幅する画像増幅部を備え、上記画像増幅部の増幅率をA、上記時分割露光時間をΔTexpとするとき、
    A=Texp/ΔTexp
    とすることを特徴とする請求項1に記載の電子的ぶれ補正装置。
  4. 上記電子的ぶれ補正装置は、さらに上記撮像素子から上記時分割画像を読み出す周期とぶれを許容可能な露光時間とを比較する比較部を備え、
    上記時分割露光時間制御部は、上記比較部による比較結果、上記時分割画像を読み出す周期が上記ぶれを許容可能な露光時間よりも短いときは、上記時分割露光時間を上記読み出し周期の整数倍にすることを特徴とする請求項1に記載の電子的ぶれ補正装置。
  5. 上記時分割画像を読み出す周期をTf 、上記ぶれを許容可能な露光時間をTLimit 、実数TLimit /Tf の小数点以下を切り捨てた値又は小数点以下を切り上げた値のいずれかをkとするとき、k ×Tf を上記時分割撮像の露光時間ΔTexpとすることを特徴とする請求項4に記載の電子的ぶれ補正装置。
  6. 上記電子的ぶれ補正装置は、さらに適正な露光量を得るに必要な露光時間(Texp)を演算する露光時間演算部と、上記時分割画像を増幅するための増幅部を備え、上記増幅部の増幅率Aを、Texp/ΔTexpとすることを特徴とする請求項5に記載の電子的ぶれ補正装置。
  7. 実数Texp /ΔTexp の小数点以下を切り上げた値又は小数点以下を切り捨てた値のいずれかをmとするとき、時分割撮像をm回行うことを特徴とする請求項6に記載の電子的ぶれ補正装置。
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