JP2007243418A - 撮像装置、制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果を、ユーザが的確に把握する。
【解決手段】制御部69においては、設定部111が、ユーザの操作に応じて、ディジタルカメラの設定可能な設定項目の設定を行い、表示制御部112が、その設定項目の設定によってもたらされる効果を説明する自然言語のメッセージである効果説明メッセージを表示させる。本発明は、例えば、ディジタルカメラに適用できる。
【選択図】図3
【解決手段】制御部69においては、設定部111が、ユーザの操作に応じて、ディジタルカメラの設定可能な設定項目の設定を行い、表示制御部112が、その設定項目の設定によってもたらされる効果を説明する自然言語のメッセージである効果説明メッセージを表示させる。本発明は、例えば、ディジタルカメラに適用できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮像装置、制御方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、ディジタルカメラ等において、ユーザの操作に応じて行われた設定によってもたらされる効果を、ユーザが的確に把握することができるようにした撮像装置、制御方法、並びにプログラムに関する。
例えば、ディジタルカメラにおいては、フラッシュの発光や、シャッタスピード(露出時間)、ズーム倍率等の各種の項目(設定項目)を設定することができる。
例えば、フラッシュの発光に関する設定項目では、フラッシュを常時(撮影時に必ず)発光することや、フラッシュの発光を禁止すること、測光の結果に応じてフラッシュを発光するか否かを決定することを設定することができる。
ここで、設定項目の設定は、ユーザの操作に応じて、具体的な値が設定される場合と、ディジタルカメラが具体的な値を最終的に決定するように設定される場合とに、大きく分けることができる。
即ち、例えば、上述のフラッシュの発光については、ユーザの操作に応じて、フラッシュを常時発光すること、またはフラッシュの発光を禁止すること(を表す値)が設定される場合と、ディジタルカメラがフラッシュを発光するか否かを決定すること(を表す値)が設定される場合とに、大きく分けることができる。
ユーザの操作に応じて、フラッシュを常時発光することが設定された場合、撮影時(撮像された画像が記録されるとき)に、必ず、フラッシュが発光する。また、ユーザの操作に応じて、フラッシュの発光を禁止することが設定された場合、撮影時に、フラッシュの発光はされない。
一方、ディジタルカメラがフラッシュを発光するか否かを決定することが設定された場合、ディジタルカメラでは、撮影時に、例えば、測光の結果に応じて、フラッシュを発光するかどうかが決定される。
ユーザの操作に応じた具体的な値の設定は、「マニュアル(手動)」と呼ばれ、ディジタルカメラが具体的な値を最終的に決定する設定は、「オート(自動)・・・」(例えば、オートフォーカスや、自動露出等)と呼ばれる。
なお、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)の表示画面に表示された複数項目が列挙されたメニューバーの中からディジタルカメラのある機能のまとまりを示す項目、例えば、「エフェクト」が選択され、続いて、「エフェクト」を展開して表示された項目の中から、例えば「彩度調節」が選択されると、「彩度調節」に応じた彩度調整画面がGUI(Graphical User Interface)表示されるディジタルカメラがある。(例えば、特許文献1参照)
ところで、例えば、ユーザが、ディジタルカメラを操作して、ある設定項目の設定をした場合、ディジタルカメラでは、その設定項目の設定内容を表すアイコンがディジタルカメラにおいて表示される。即ち、例えば、ユーザの操作に応じて、ディジタルカメラがフラッシュを発光するか否かを決定すること(以下、適宜、オートフラッシュという)が設定された場合、フラッシュの発光の設定がオートフラッシュになっていることを表すアイコンが表示される。
ディジタルカメラの取り扱いに慣れたユーザは、ディジタルカメラで表示されたアイコンによって、どのような設定項目が、どのような設定になっているのかを把握することができ、さらに、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によって、どのような効果がもたらされるのかを把握することができる。
しかしながら、ディジタルカメラの取り扱いに慣れていないユーザは、ディジタルカメラで表示されたアイコンを見ても、どのような設定項目が、どのような設定になっているのかを把握することができないことがあり、さらに、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によって、どのような効果がもたらされるのかを把握することが困難なことがある。
そして、ディジタルカメラの取り扱いに慣れていないユーザにとって、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によって、どのような効果がもたらされるのかを把握することができないことは不便である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作に応じて行われた設定によってもたらされる効果を、ユーザが的確に把握することができるようにするものである。
本発明の一側面の撮像装置は、被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像手段と、撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付手段と、前記受付手段による選択に応じて、選択された前記所定処理の実行を制御する制御手段と、前記受付手段により選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付手段により選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御手段とを備える。
本発明の一側面の撮像装置には、前記所定処理と関連付けて、前記実行情報、前記効果説明情報、および前記影響説明情報が予め記録されている記録手段をさらに設けることができる。
本発明の一側面の撮像装置には、前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段がさらに設けられ、前記表示制御手段には、前記効果説明情報を、前記画像に重畳して、前記表示手段に表示させることができる。
本発明の一側面の撮像装置の制御方法、またはプログラムは、被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像ステップと、撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付ステップと、前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行を制御する制御ステップと、前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御ステップとを含む。
本発明の一側面においては、被写体が撮像されて対応する画像信号が生成され、撮像処理に関する所定処理の実行が選択的に受け付けられ、選択された前記所定処理の実行が制御され、選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報が表示される。
本発明の一側面によれば、ユーザの操作に応じて行われた設定によってもたらされる効果を、ユーザが的確に把握することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の撮像装置は、被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像手段(例えば、図2の撮像部52)と、撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付手段(例えば、図3の設定部111)と、前記受付手段による選択に応じて、選択された前記所定処理の実行を制御する制御手段(例えば、図2の制御部69)と、前記受付手段により選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付手段により選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御手段(例えば、図3の表示制御部112)とを備える。
本発明の一側面の撮像装置には、前記所定処理と関連付けて、前記実行情報、前記効果説明情報、および前記影響説明情報が予め記録されている記録手段(例えば、図3のIDテーブル131およびメッセージテーブル132)をさらに設けることができる。
本発明の一側面の撮像装置には、前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段(例えば、図1のLCD22)がさらに設けられ、前記表示制御手段には、前記効果説明情報を、前記画像に重畳して、前記表示手段に表示させることができる。
本発明の一側面の撮像装置の制御方法、またはプログラムは、被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像ステップ(例えば、図5のステップS12)と、撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付ステップ(例えば、図6のステップS31)と、前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行を制御する制御ステップ(例えば、図6のステップS32)と、前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御ステップ(例えば、図6のステップS36)とを含む。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したディジタルカメラの一実施の形態の外観構成例を示す平面図である。
なお、図1のディジタルカメラ11は、厚みの薄い直方体形状をしており、レンズ35が設けられた面を正面とすると、図1左は、ディジタルカメラ11の背面図であり、図1右は、ディジタルカメラ11の正面図である。
ディジタル(スチル)カメラ11には、LCD22、フラッシュ34、レンズ35、および操作部51が設けられている。なお、操作部51は、シャッタボタン23、ズームワイドボタン24、ズームテレボタン25、メニューボタン26、マクロボタン27、フラッシュボタン28、上キー29、下キー30、左キー31、および右キー32、および決定キー33からなる。
LCD22は、ディジタルカメラ11の背面の左側に設けられている。LCD22には、後述する設定表示制御処理において、アイコンや自然言語のメッセージ等が表示される。
また、LCD22には、ディジタルカメラ11により撮像された画像(いわゆるスルー画(像)を含む)や、撮像されて記録された画像を再生した再生画像も表示される。
シャッタボタン23は、ディジタルカメラ11を背面から見た場合に、ディジタルカメラ11の上面の右側に設けられている。シャッタボタン23は、例えば、写真を撮る場合、即ち、撮像されている画像(撮像され、LCD22に表示されている画像)を記録する場合等に操作される。
操作部51のうちの、シャッタボタン23以外のズームワイドボタン24、ズームテレボタン25、メニューボタン26、マクロボタン27、フラッシュボタン28、上キー29、下キー30、左キー31、および右キー32、および決定キー33は、ディジタルカメラ11の背面の右側に設けられている。ズームワイドボタン24は、ズーム倍率を小にする場合に操作され、ズームテレボタン25は、ズーム倍率を大にする場合に操作される。メニューボタン26は、LCD22にメニュー画面を表示させる場合に操作され、マクロボタン27は、被写体を近接距離から撮影する、いわゆるマクロ撮影を行うモードをオンまたはオフに設定する場合に操作される。フラッシュボタン28は、フラッシュ34の設定をする場合に操作され、上キー29乃至右キー32は、LCD22に表示されるカーソルを移動させる場合等に操作される。決定キー33は、例えば、LCD22に表示されたカーソルが指定している項目の設定を確定する場合等に操作される。
フラッシュ34は、ディジタルカメラ11の正面の左上の位置に設けられており、被写体を照明する光を発する。レンズ35は、フラッシュ34の下側に設けられており、レンズ35には、被写体からの光が入射する。
図2は、図1のディジタルカメラ11の内部構成例を示すブロック図である。
レンズ制御部61は、制御部69の制御に従い、レンズ35の位置等を制御することにより、ズーム倍率やフォーカス等を調整する。アイリス62は、制御部69から入力される制御信号に従って、その開口径を変化させることにより、レンズ35から、アイリス62およびシャッタ63を介してCCD65に入射する光を調整する。シャッタ63は、制御部69から入力される制御信号に従って開閉し、アイリス62を介した光がCCD65に光が入射するタイミングを制御する。タイミングジェネレータ64は、制御部69の制御に従い、CCD65とCDS部66に所定のタイミングを表すタイミング信号を供給する。
CCD65は、レンズ35、アイリス62、およびシャッタ63を介して入射する光を受光し、光電変換を行うことで、受光した光の強度に対応する電気信号をCDS(Correlated Double Sampling(相関二重サンプリング))部66に出力する。ここで、CCD65は、タイミングジェネレータ64から供給されるタイミング信号に従って、光電変換を行い、その結果得られる電気信号をCDS部66に出力する。
CDS部66は、CCD65からの電気信号に対して、CDS処理を施すことにより、いわゆるリセット雑音が低減されたRGB(Red, Green, Blue)のアナログの画像信号を得て、A/D(Analog to digital)変換部67に出力する。
A/D変換部67は、CDS部66からのRGBの画像信号を、アナログ信号からディジタル信号に変換して、その結果得られる画像データをWB(White Balance)アンプ68に出力する。
WBアンプ68は、制御部69から入力された制御信号に従って、A/D変換部67からの画像データに、ホワイトバランス係数を乗算し、制御部69に出力する。
制御部69は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサを内蔵し、例えば、ROM(Read Only Memory)73やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)76に記憶(インストール)されたプログラムを実行することにより、ディジタルカメラ11を構成するレンズ制御部61その他のブロックを制御する。また、制御部69は、図1のシャッタボタン23、ズームワイドボタン24およびズームテレボタン25、メニューボタン26乃至フラッシュボタン28、上キー29乃至右キー32、若しくは決定キー33からなる操作部51から供給される操作信号に基づいて、各種の処理を実行する。
測光素子70は、例えば、フォトダイオード等からなり、外光の強度を測定し、制御部69に出力する。充電・発光制御部71は、フラッシュ34の発光に必要な電源を充電し、制御部69から入力される制御信号に基づいて、フラッシュ34の発光を制御する。フラッシュ34は、充電・発光制御部71から供給された電源により、充電・発光制御部71の制御に従い、発光する。
ここで、フラッシュ34、レンズ35、レンズ制御部61、アイリス62、シャッタ63、タイミングジェネレータ64、CCD65、CDS部66、A/D変換部67、WBアンプ68、測光素子70、および充電・発光制御部71は、被写体像を撮像して画像信号を生成する撮像部52を構成する。
記録部72は、制御部69から供給される画像データを記録し、記録されている画像データを読み出して制御部69に供給する。
ROM73には、制御部69が実行するプログラムおよびプログラムによって読み込まれるデータ等が格納されている。外部インターフェース74は、例えば、USB(Universal Serial Bus)入出力端子等を備え、外部機器とのデータの授受を行う。RAM(Random Access Memory)75は、制御部69の処理において生成されたデータ等を一時保存する。EEPROM76は、制御部69が実行する、例えば、レンズ制御部61、アイリス62、シャッタ63、タイミングジェネレータ64等に対する制御に必要な設定値や、制御部69が実行するプログラム等を記憶する。
ドライブ77には、磁気ディスク81、光ディスク82、もしくは光磁気ディスク83等が必要に応じて装着される。メモリスロット78には、半導体メモリ91が、必要に応じて装着される。
ドライブ77とメモリスロット78は、制御部69に接続されており、WBアンプ68から制御部69に供給された画像データは、記録部72で記録する他、ドライブ77やメモリストット78を介して、磁気ディスク81、光ディスク82、光磁気ディスク83、若しくは半導体メモリ91に記録(記憶)することができる。また、制御部69に実行させるプログラムは、磁気ディスク81、光ディスク82、光磁気ディスク83、若しくは半導体メモリ91からドライブ77やメモリスロット78を介してEEPROM76にインストールすることができる。
ディジタルカメラ11において、制御部69は、ROM73やEEPROM76に記憶されたプログラムを実行することにより、操作部51から供給される操作信号に基づいて撮像処理に関する設定項目の設定を行い、即ち、撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付け、その設定項目の設定に基づいて撮像部52の所定処理の実行を制御し、さらに、その設定項目の設定に対応するアイコンやメッセージ等の表示を制御する処理(設定表示制御処理)を行う。
図3は、そのような設定表示制御処理を行う制御部69、および制御部69に参照されるEEPROM76の機能的な構成例を示すブロック図である。
図3において、制御部69は、設定部111および表示制御部112から構成され、EEPROM76は、後述のID(Identifier)テーブル131およびメッセージテーブル132を記憶している。
設定部111は、操作部51から供給された操作信号に基づいて、必要な設定項目の設定を行う。
例えば、マクロ撮影を行うモードであるマクロモードがOFF(オフ)である場合において、ユーザによってマクロボタン27(図1)を押下する操作が行われると、かかる操作に対応する操作信号が操作部51から制御部69の設定部111に供給される。設定部111は、操作部51からの操作信号に基づいて、マクロモードをONに設定する(例えば、EEPROM76に記憶されている、マクロモードのON/OFFに関する設定項目の設定値を、マクロモードがオンであることを表す値に設定する)。さらに、設定部111は、マクロモードをONに設定することで、例えば、フォーカスに関する設定項目を、手動でフォーカスを決めるマニュアルフォーカスにする設定を禁止してオートフォーカスに設定する必要があれば、オートフォーカスに設定する。
そして、設定部111は、操作部51から供給された操作信号に基づいて設定を行った設定項目に関する情報である設定情報を、表示制御部112に供給する。なお、設定情報は、設定部111が操作部51からの操作信号に基づいて設定を行った設定項目を表す情報と、その設定項目の設定値とを含む。
表示制御部112は、ID取得部121およびメッセージ取得部122から構成され、設定部111から供給された設定情報に基づいて、設定された設定項目の設定によってもたらされる効果を表す自然言語のメッセージである効果説明メッセージを含む各種のメッセージをLCD22に表示させる。
即ち、表示制御部112において、ID取得部121は、設定部111からの設定情報が表す設定項目の、同じく設定部111からの設定情報が表す設定値に関連付けられたIDを、EEPROM76のIDテーブル131から読み出すことにより取得し、メッセージ取得部122に供給する。
ここで、IDテーブル131では、後述するように、各設定項目の各設定値に、メッセージを特定するIDが関連付けられている。なお、IDテーブル131の詳細については後述する。
メッセージ取得部122は、ID取得部121から供給されたIDに対応するメッセージを、EEPROM76のメッセージテーブル132から読み出すことにより取得する。メッセージ取得部122がメッセージテーブル132から読み出したメッセージが、LCD22に表示される。
ここで、メッセージテーブル132では、後述するように、効果説明メッセージを含む各種の自然言語のメッセージと、そのメッセージを特定するIDが対応付けられている。なお、メッセージテーブル132の詳細については後述する。
次に、図3のEEPROM76のIDテーブル131およびメッセージテーブル132の詳細について説明する。
図4は、IDテーブル131およびメッセージテーブル132の例を示す図である。
図4の上から1番目の図はIDテーブル131の例であり、図4の上から2番目乃至4番目の3つの図はメッセージテーブル132の例である。
図4の上から1番目のIDテーブルには、各設定項目の各設定値に対して、その設定値が設定されたときに表示すべきメッセージを特定するIDとして、実況ID、解説ID、および他項目IDが関連付けられている。
なお、設定値には、必ずしも、実況ID、解説ID、および他項目IDのすべてを関連付けておく必要はない。
図4の上から2番目のメッセージテーブルには、実況IDと、その実況IDによって特定されるメッセージである実況メッセージとが対応付けられており、図4の上から3番目のメッセージテーブルには、解説IDと、その解説IDによって特定されるメッセージである解説メッセージとが対応付けられている。図4の上から4番目のメッセージテーブルには、他項目IDと、その他項目IDによって特定される他項目メッセージとが対応付けられている。
ここで、実況メッセージは、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を説明するメッセージである。また、解説メッセージと他項目メッセージは、いずれも、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果を説明する効果説明メッセージであり、特に、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を説明するメッセージ(設定項目の設定によってもたらされる効果として、どのような撮像が行われるかを説明するメッセージ)である。さらに、他項目メッセージは、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を説明するメッセージ(設定項目の設定によってもたらされる効果として、他の設定項目の設定にどのような影響があるのかを説明するメッセージ)である。
なお、以下、適宜、図4の上から2番目のメッセージテーブルを実況メッセージテーブルと、図4の上から3番目のメッセージテーブルを解説メッセージテーブルと、図4の上から4番目のメッセージテーブルを他項目メッセージテーブルと、それぞれいう。
まず、図4の上から1番目のIDテーブルについて説明する。
図4の上から1番目のIDテーブルにおいて、上から2行目に注目すると、設定項目「撮影モード」の設定値「連写」には、実況ID「1−1」、解説ID「2−1」、他項目ID「3−1」が関連付けられている。
また、IDテーブルの上から3行目に注目すると、上から2行目と同様に、設定項目「撮影モード」の設定値「BRK(BRK: Exposure Bracketing)±0.3EV」には、実況ID「1−2」、解説ID「2−2」、他項目ID「3−2」が関連付けられている。
IDテーブルの以下の行においても、同様に、設定項目の各設定値に、実況ID、解説ID、他項目IDが関連付けられている。
次に、図4の上から2番目の実況メッセージテーブルについて説明する。
図4の上から2番目の実況メッセージテーブルにおいて、上から2行目に注目すると、実況ID「1−1」と、その実況IDによって特定される実況メッセージ「撮影モードが連写に設定されました。」とが対応付けられている。
また、実況メッセージテーブルの上から3行目に注目すると、上から2行目と同様に、実況ID「1−2」と、その実況IDによって特定される実況メッセージ「撮影モードがBRK±0.3EVに設定されました。」とが対応付けられている。
実況メッセージテーブルの以下の行においても、同様に、実況IDと、その実況IDによって特定される実況メッセージとが対応付けられている。
図4の上から3番目の解説メッセージテーブルについて説明する。
図4の上から3番目の解説メッセージテーブルにおいて、上から2行目に注目すると、解説ID「2−1」と、その解説IDによって特定される解説メッセージ「シャッタを押している間、撮りつづけられますよ。」とが対応付けられている。
また、解説メッセージテーブルにおいて、上から3行目に注目すると、解説ID「2−2」と、その解説IDによって特定される解説メッセージ「1回のシャッタでEV補正を-0.3EV/±0EV/+0.3EVに設定して3枚撮影します。」とが対応付けられている。
解説メッセージテーブルの以下の行においても、同様に、解説IDと、その解説IDによって特定される解説メッセージとが対応付けられている。
図4の上から4番目の他項目メッセージテーブルについて説明する。
図4の上から4番目の他項目メッセージテーブルにおいて、上から2行目に注目すると、他項目ID「3−1」と、その他項目IDによって特定される他項目メッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」とが対応付けられている。
図4の上から4番目の他項目メッセージテーブルにおいて、上から3行目に注目すると、他項目ID「3−2」と、その他項目IDによって特定される他項目メッセージ「でも、マニュアルフォーカス設定は使えません。」とが対応付けられている。
図3の表示制御部112は、図4のIDテーブルとメッセージテーブル(実況メッセージテーブル、解説メッセージテーブル、他項目メッセージテーブル)とを参照して、LCD22にメッセージを表示させる。
即ち、設定部111(図3)において、ユーザの操作に応じて、例えば、設定項目「撮影モード」が、設定値「連写」に設定された場合、設定部111は、設定項目「撮影モード」とその設定値「連写」を表す設定情報を、表示制御部112に供給する。
表示制御部112では、ID取得部121が、設定部111からの設定情報が表す設定項目「撮影モード」の設定値「連写」に関係付けされている実況ID「1−1」、解説ID「2−1」、および他項目ID「3−1」を、図4のIDテーブルから読み出し、メッセージ取得部122に供給する。
メッセージ取得部122は、図4のメッセージテーブルから、ID取得部121からの実況ID「1−1」、解説ID「2−1」、他項目ID「3−1」にそれぞれ対応付けられているメッセージ、即ち、実況ID「1−1」に対応付けられているメッセージ「撮影モードが連写に設定されました。」、解説ID「2−1」に対応付けられているメッセージ「シャッタを押している間、撮りつづけられますよ。」、および他項目ID「3−1」に対応付けられているメッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」を読み出す。
そして、表示制御部112は、メッセージ取得部122がメッセージテーブルから読み出したメッセージ「撮影モードが連写に設定されました。」、「シャッタを押している間、撮りつづけられますよ。」、および「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」を、LCD22に表示させる。
なお、表示制御部112は、メッセージを、単独で表示させる他、例えば、人間、動物、ロボット等のキャラクタが話しているように表示させることができる。
また、制御部69(図2)は、CCD65で撮像され、CDS部66、A/D変換部67、およびWBアンプ68を介して供給される被写体の画像データを、LCD22に供給することにより、LCD22に、いわゆるスルー画を表示させるが、表示制御部112は、メッセージを、スルー画に重畳してLCD22に表示させることができる。メッセージとスルー画とを、いわゆるアルファ・ブレンディングすることにより、ユーザは、メッセージとスルー画との両方を確認することができる。
その他、表示制御部112は、設定部111から供給された設定情報に基づいて、設定された設定項目の設定を表すアイコンの表示の制御を行うことができる。
また、ディジタルカメラ11を熟知しているユーザやカメラに精通したユーザにとっては、効果説明メッセージを含むメッセージの表示は必ずしも必要ではないため、ディジタルカメラ11の設定可能な設定項目には、効果説明メッセージを含むメッセージの表示の許可または禁止が設定される設定項目を含めることができる。この場合、表示制御部112は、効果説明メッセージの表示の許可に設定されているときのみ、効果説明メッセージを含むメッセージをLCD22に表示させる。
このように、メッセージの表示の許可または禁止を設定可能にすることで、メッセージが必要ない場合には、メッセージの表示の禁止を設定することにより、メッセージの表示に、LCD22の表示領域が、いわば無駄に使用されることを防止することができる。
なお、効果説明メッセージを含むメッセージの表示を、以下、適宜、実況中継ともいう。
ディジタルカメラ11において、撮像部52は、制御部69の制御に基づいて、画像(被写体像)を撮像し、制御部69は、撮像された画像(スルー画)の表示の制御を行い、さらに、制御部69は、ユーザの操作に応じて設定項目の設定を行い、撮像に関する設定項目の設定が行われた場合には、その設定項目の設定に基づいて、撮像部52の所定処理の実行を制御し、さらに、その設定項目の設定、ひいては、その設定に基づいて行われた撮像部52の所定処理の実行に対応するメッセージの表示の制御を行う撮像表示処理を行う。
次に、図5のフローチャートを参照して、ディジタルカメラ11が行うそのような撮像表示処理について説明する。
ステップS11において、制御部69は、例えば、図2のEEPROM76を参照し、スルー画の表示の許可または禁止を設定する設定項目の設定に、スルー画の表示の許可が設定されているかどうかを判定する。スルー画の表示の許可が設定されていないと判定された場合、ステップS12およびステップS13をスキップしてステップS14に進む。
ステップS11において、スルー画の表示の許可が設定されていると判定された場合、ステップS12に進み、撮像部52は、制御部69の制御に基づいて画像の撮像を行い、その結果得られた画像データを制御部69に供給して、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御部69の表示制御部112は、撮像部52から供給された画像データに基づいて、スルー画を、図1のLCD22に表示する制御を行い、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御部69は、設定項目の設定のためのユーザによる操作はあったかどうかを判定する。ステップS14において、設定項目の設定のためのユーザによる操作はなかったと判定された場合、ステップS15をスキップして、ステップS11に戻る。
ステップS14において、設定項目の設定のためのユーザによる操作はあったと判定された場合、ステップS15に進み、制御部69は、後述するように、ユーザの操作に応じて設定項目の設定を行い、撮像に関する設定項目の設定が行われた場合には、その設定項目の設定に基づいて、撮像部52の所定処理の実行を制御し、また、その設定項目の設定に対応するメッセージの表示の制御を行い、ステップS11に戻る。
図6のフローチャートを参照して、図5のステップS14で行われる処理(設定表示制御処理)について説明する。
ユーザがある設定項目を設定するように操作部51を操作すると、操作部51は、そのユーザの操作に対応する操作信号を制御部69に供給する。
ステップS31において、制御部69(図3)の設定部111は、操作部51から供給された操作信号に基づいて、設定項目の設定を行い、その設定項目の設定に関する設定情報を表示制御部112に供給し、ステップS32に進む。
なお、ステップS31では、ユーザによる操作部51の操作に、いわば直接的に対応した設定項目の設定の他、必要な他の設定項目の設定も行われる。即ち、例えば、ディジタルカメラ11の仕様により、撮影モードが、連続して撮影を行う連写モードにされた場合に、フラッシュ34の発光を禁止する必要があるときには、ユーザが、撮影モードを連写モードに設定するように、操作部51を操作すると、ステップS31では、ユーザによる操作部51の操作に直接的に対応した設定項目「撮影モード」が設定値「連写」に設定され、さらに、必要な他の設定項目としての、フラッシュ34の発光に関する設定項目が、フラッシュ34の発光を禁止するように設定される。
ステップS32において、制御部69は、設定項目の設定に基づいて、撮像処理に関する所定処理の実行の制御を行い、ステップS33に進む。
具体的には、ステップS32において、例えば、マクロ撮影に関する設定項目が、ONに設定された場合、撮像制御部113は、その設定に対応する制御信号をレンズ制御部61に供給し、レンズ制御部61は、レンズ35を制御し、マクロ撮影を行うためのレンズ配置にさせる。
ステップS33において、表示制御部112は、設定部111から供給された設定情報に基づいて、設定された設定項目の設定を表すアイコンを、LCD22に表示させ、ステップS34に進む。
具体的には、ステップS31において、例えば、フラッシュ34の発光に関する設定項目が、フラッシュ34の発光を行うように設定された場合、ステップS33では、フラッシュ34が発光することを表すアイコンが、LCD22に表示される。また、ステップS31において、例えば、フラッシュ34の発光に関する設定項目が、フラッシュ34の発光を行わないように設定された場合、ステップS33では、フラッシュ34が発光しないことを表すアイコンが表示される。
なお、フラッシュ34の発光に関する設定項目が、フラッシュ34の発光を行うように設定された場合には、フラッシュ34が発光することを表すアイコンを表示し、フラッシュ34の発光に関する設定項目が、フラッシュ34が発光しないように設定された場合には、フラッシュ34が発光することを表すアイコンを消去することにしてもよい。
ステップS34において、表示制御部112は、メッセージの表示(実況中継)に関する設定項目が、メッセージを表示するように設定されているかどうかを判定する。即ち、実況中継の設定値は、例えば、EEPROM76に記憶されており、ステップS34において、表示制御部112は、EEPROM76を参照することにより、実況中継の設定値が、メッセージの表示の許可を表す値に設定されているかどうかを判定する。
ステップS34において、実況中継の設定値がメッセージの表示を許可するように設定されていないと判定された場合、即ち、実況中継の設定値が、メッセージの表示を禁止するように設定されている場合、ステップS35およびステップS36をスキップして、設定表示制御処理を終了する。
従って、実況中継の設定値がメッセージの表示を禁止するように設定されている場合には、メッセージの表示は行われない。
また、ステップS34において、実況中継の設定値が、メッセージの表示を許可するように設定されていると判定された場合、ステップS35に進み、表示制御部112のID取得部121は、設定部111から供給された設定情報が表す設定項目の設定値に関連付けられたID、即ち、実況ID、解説ID、または他項目IDがEEPROM76のIDテーブルに存在するかどうかを判定する。
ステップS35において、設定項目の設定値に関連付けられた実況ID、解説ID、および他項目IDのいずれも、EEPROM76のIDテーブルに存在しないと判定された場合、ステップS36をスキップして、設定表示制御処理を終了する。
また、ステップS35において、設定項目の設定値に関連付けられた実況ID、解説ID、または他項目IDのうちのいずれかが、EEPROM76のIDテーブルに存在すると判定された場合、表示制御部112のID取得部121は、その存在する実況ID、解説ID、または他項目IDを、EEPROM76のIDテーブルから読み出し、メッセージ取得部122に供給して、ステップS36に進む。
ステップS36において、表示制御部112のメッセージ取得部122は、ID取得部121から供給された実況ID、解説ID、または他項目IDに対応付けられたメッセージ、即ち、実況メッセージ、解説メッセージ、または他項目メッセージをEEPROM76のメッセージテーブルから読み出す。そして、表示制御部112は、メッセージ取得部122がメッセージテーブルから読み出した実況メッセージ、解説メッセージ、または他項目メッセージをLCD22に表示させて、設定表示制御処理を終了する。
以上のように、ユーザの操作に応じて、メッセージ、即ち、特に、解説メッセージや他項目メッセージが表示されることで、ユーザは、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によって、どのような効果がもたらされるのかを把握することができる。
即ち、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を説明する解説メッセージによれば、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によって、ユーザが、どのような撮像が行われるのかを容易に理解することができる。
さらに、ユーザの操作に応じて行われる設定項目の設定と他の設定項目との排他競合条件は予めディジタルカメラ11に設定されており、各設定項目の間の優先順位を理解することは困難であるが、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を説明する他項目メッセージによれば、ユーザは、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目に及ぼす影響を容易に理解することができる。
また、設定項目の設定や機器の状況を表すアイコンを表示するだけでなく、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を説明する実況メッセージを表示することにより、ユーザは、ディジタルカメラ11の設定や機器の状況を容易に認識することができる。
ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定に関するメッセージ(実況メッセージ、解説メッセージ、他項目メッセージ)が表示されるため、例えば、ユーザは、ユーザの誤った操作に応じて行われた設定項目の設定が意図した設定と違っている等のいわゆる誤操作や、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によって他の設定項目の設定が意図せず変更されている等のいわゆる誤設定に、気付くことができる。また、かかる誤操作や誤設定が行われたままで撮影を続けることで、意図した写真が撮れない等の弊害を防止することができる。
また、ユーザは、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定に関するメッセージ(実況メッセージ、解説メッセージ、他項目メッセージ)を参照することで、短期間に、取扱説明書等の媒体を参照しなくても、ディジタルカメラ11の機能を学習することができる。
次に、図7乃至図11を参照して、LCD22の表示例について説明する。
図7は、設定項目「撮影モード」を設定した場合にLCD22に表示される表示画面の例である。
LCD22の表示領域のうちの上と下には、設定項目の設定や機器の状態を表すアイコン141乃至アイコン148が表示される。アイコン141は、バッテリの残量を表し、アイコン142は、バッテリの残時間を表し、アイコン143は、手ぶれ補正のオンを表す。アイコン144は、撮像される画像の画素数である撮像画素数の設定を表し、アイコン145は、風景、夜景等の撮影モードの設定項目の設定を表し、アイコン146は、撮影可能枚数を表す。アイコン147は、フラッシュ34の発光の禁止を表し、アイコン148は、マクロ撮影を行うモードであるマクロモードのオンを表す。
図7において、LCD22の表示領域の左側には、各種設定を行うためのメニュー画面149が表示されている。メニュー画面149には、例えば、8つの設定項目「カメラ」、「EV(Exposure Value)」、「フォーカス」、「測光モード」、「ホワイトバランス」、「ISO(International Organization for Standardization)」、「撮影モード」、および「フラッシュレベル」と、その他の設定項目(項目「▽SETUP」)が垂直方向に配置されている。
なお、メニュー画面149は、メニューボタン26(図1)が操作されると、LCD22に表示される。
また、LCD22にメニュー画面149を表示する場合、アイコン141乃至アイコン148は、メニュー画面149を表示していない場合に比べて低いコントラストで表示することができる。
図7では、メニュー画面149の8つの設定項目のうちの設定項目「撮影モード」がフォーカスされている。フォーカスされている設定項目「撮影モード」の右側には、吹き出しが表示され、かかる吹き出しには、設定項目「撮影モード」に設定可能な設定値を表すアイコンが横方向に並ぶ形で、フォーカスされているアイコンを表すカーソルとともに表示される。
メニュー画面149が表示された状態で、ユーザが図1の上キー29、または下キー30を操作すると、フォーカスされる設定項目が変更される。
さらに、フォーカスされている設定項目に設定可能な設定値を表すアイコンが並んだ吹き出しが表示されている状態で、ユーザが図1の左キー31、または右キー32を操作すると、フォーカスされているアイコンを表すカーソルが移動し、これにより、フォーカスされている設定項目に設定する設定値を選択することができる。
吹き出し内のある設定値がフォーカスされている状態で、ユーザが、図1の決定キー33を押下すると、ディジタルカメラ11は、フォーカスされている設定項目に、フォーカスされている設定値を設定する(設定が確定する)。
図7上は、設定項目「撮影モード」が設定値「連写」に設定された場合のLCD22の表示例を示し、図7下は、設定項目「撮影モード」が設定値「BRK±0.3EV」に設定された場合のLCD22の表示例を示している。
図7上では、設定項目「撮影モード」が、設定値「連写」に設定されている。
この場合、図7上に示すように、実況メッセージ「撮影モードが連写に設定されました。」、解説メッセージ「シャッタを押している間、撮りつづけられますよ。」、他項目メッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」がLCD22に表示される。
ここで、ディジタルカメラ11では、設定項目「撮影モード」が設定値「連写」に設定された場合、さらにフラッシュ34の発光を禁止する設定が行われるようになっている。
このため、設定項目「撮影モード」が設定値「連写」に設定された場合、その設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を説明する他項目メッセージとして、フラッシュ34が発光しないことを説明するメッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」が表示される。
図7上の実況メッセージ「撮影モードが連写に設定されました。」は、撮像処理に関して、「撮影モード」が「連写」にされるという所定の処理が実行されたことを示す情報であり、かかる実況メッセージによれば、ユーザは、設定項目「撮影モード」が、設定値「連写」に設定されたという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を、的確に把握することができる。
また、図7上の解説メッセージ「シャッタを押している間、撮りつづけられますよ。」は、撮像処理に関して、「撮影モード」が「連写」にされるという所定の処理の実行によりもたらされる効果を説明する情報であり、かかる解説メッセージによれば、ユーザは、シャッタボタン23を押し続けている間撮影が連続して行われるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を、的確に把握することができる。
さらに、図7上の他項目メッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」は、撮像処理に関して、「撮影モード」が「連写」にされるという所定の処理の実行が、フラッシュ撮影という他の所定処理に及ぼす影響を説明する情報であり、かかる他項目メッセージによれば、ユーザは、フラッシュ34が発光しなくなるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を、的確に把握することができる。
図7下では、設定項目「撮影モード」が、設定値「BRK±0.3EV」に設定されている。
この場合、図7下に示すように、実況メッセージ「撮影モードがBRK±0.3EVに設定されました。」、解説メッセージ「1回のシャッタでEV補正を-0.3EV/±0EV/+0.3EVに設定して3枚撮影します。」、他項目メッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」がLCD22に表示される。
ここで、ディジタルカメラ11では、設定項目「撮影モード」が設定値「BRK±0.3EV」に設定された場合、さらにフラッシュ34の発光を禁止する設定が行われるようになっている。
このため、設定項目「撮影モード」が設定値「BRK±0.3EV」に設定された場合、その設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を説明する他項目メッセージとして、フラッシュ34が発光しないことを説明するメッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」が表示される。
図7下の実況メッセージ「撮影モードがBRK±0.3EVに設定されました。」によれば、ユーザは、設定項目「撮影モード」が、設定値「BRK±0.3EV」に設定されたという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を、的確に把握することができる。
また、図7下の解説メッセージ「1回のシャッタでEV補正を-0.3EV/±0EV/+0.3EVに設定して3枚撮影します。」によれば、ユーザは、1回のシャッタボタン23の押下でEV補正を-0.3EV/±0EV/+0.3EVに設定して3枚の撮影が行われるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を、的確に把握することができる。
さらに、図7下の他項目メッセージ「でも、フラッシュ撮影ができなくなりますよ。」によれば、ユーザは、フラッシュ34が発光しなくなるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を、的確に把握することができる。
図8は、設定項目「マクロ」を設定した場合にLCD22に表示される表示画面の例である。
なお、図8において、図7における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
マクロのON/OFFに関する設定項目「マクロ」が設定値「OFF」に設定された状態で、マクロボタン27(図1)が押下されると、設定項目「マクロ」が設定値「ON」に設定される。また、設定項目「マクロ」が設定値「ON」に設定された状態で、マクロボタン27が押下されると、設定項目「マクロ」が設定値「OFF」に設定される。
図8上は、設定項目「マクロ」が設定値「ON」に設定された場合に表示される表示画面を示し、図8下は、設定項目「マクロ」が設定値「OFF」に設定された場合に表示される表示画面を示している。
設定項目「マクロ」が設定値「ON」に設定された場合、図8上に示すように、実況メッセージ「マクロモードがマクロONに設定されました。」、解説メッセージ「ピントを合わせる位置が、近接10cm〜50cmくらいになりました。」、他項目メッセージ「でも、マニュアルフォーカス設定は使えません。」がLCD22に表示される。
ここで、設定項目「マクロ」が設定値「ON」に設定された場合、ディジタルカメラ11では、フォーカスをマニュアルで決めるマニュアルフォーカスを禁止して、オートフォーカスとする設定が行われるようになっている。
このため、設定項目「マクロ」が設定値「ON」に設定された場合、その設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を説明する他項目メッセージとして、マニュアルフォーカスを使えないことを説明するメッセージ「でも、マニュアルフォーカス設定は使えません。」が表示される。
図8上の実況メッセージ「マクロモードがマクロONに設定されました。」によれば、ユーザは、「マクロ」が、「ON」に設定されたという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を、的確に把握することができる。
また、図8上の解説メッセージ「ピントを合わせる位置が、近接10cm〜50cmくらいになりました。」によれば、ユーザは、フォーカスを10cm〜50cm程度の近距離に合わせた撮影が行われるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を、的確に把握することができる。
さらに、他項目メッセージ「でも、マニュアルフォーカス設定は使えません。」によれば、ユーザは、マニュアルフォーカスが使えなくなるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を、的確に把握することができる。
設定項目「マクロ」が、設定値「OFF」に設定された場合、図8下に示すように、実況メッセージ「マクロモードが、マクロOFFに設定されました。」、解説メッセージ「ピントをあわせは、カメラが自動的に行います。フォーカスが「マルチAF」になっているので、画面全般のどこかにあいます。」がLCD22に表示される。
図8下の実況メッセージ「マクロモードが、マクロOFFに設定されました。」によれば、ユーザは、「マクロ」が、「OFF」に設定されたという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を、的確に把握することができる。
また、図8下の解説メッセージ「ピントをあわせは、カメラが自動的に行います。フォーカスが「マルチAF」になっているので、画面全般のどこかにあいます。」によれば、ユーザは、「マルチAF」なるオートフォーカスによってLCD22に表示された画像のどこかにフォーカスが合わせた撮影が行われるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を、的確に把握することができる。
図9は、ズームに関する設定項目「ズーム」を設定した場合にLCD22に表示される表示画面の例である。
なお、図9において、図7における場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図9において、LCD22の左下には、設定項目「ズーム」の設定値を視覚的に表すGUIであるバー161が表示されている。バー161は、設定項目「ズーム」の現在の設定値としてのズームのレベル(ズーム倍率)を表すカーソル162を有する。カーソル162が右側に移動するほど、大のレベル(大のズーム倍率)を表わす。バー161の下側には、現在のズーム倍率(「x3.5」や「x5.0」)が表示されている。
ユーザが、ズームテレボタン25(図1)を押下すると、ズームのレベルを大にする(ズーム倍率を大にする)設定が行われ、さらに、ズームテレボタン25を押下し続けると、ズームのレベルをさらに大にする(ズーム倍率をさらに大にする)設定が行われる。
ここで、ズームには、光学的な光学ズームと、電気的なディジタルズームとがある。光学ズームのレベルは、例えば、9段階に設定可能であり、その設定可能な9段階の設定値のうちの広角側から数えてn番目の設定値を光学のレベルnという。
図9上は、設定項目「ズーム」が設定値「光学のレベル8」に設定された場合のLCD22の表示画面を示し、図9下は、設定項目「光学ズームが設定値「光学のレベル9」に設定された場合のLCD22の表示画面を示している。
設定項目「ズーム」が、設定値「光学のレベル8」に設定された場合、図9上に示すように、実況メッセージ「ズーム位置が光学のレベル8に移動されました。」と、解説メッセージ「従って、倍率は3.5倍になりますね。」がLCD22に表示される。
実況メッセージ「ズーム位置が光学のレベル8に移動されました。」によれば、ユーザは、設定項目「ズーム」が、設定値「光学のレベル8」に設定されたという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を、的確に把握することができる。
また、解説メッセージ「従って、倍率は3.5倍になりますね。」によれば、ユーザは、ズーム倍率が3.5倍での撮影が行われるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を、的確に把握することができる。
また、設定項目「光学ズーム」が、設定値「光学のレベル9」に設定された場合、図9下に示すように、実況メッセージ「ズーム位置が光学のレベル9に移動されました。」、解説メッセージ「従って、倍率は5.0倍になりますね。現在光学T端です。」、他項目メッセージ「これ以上は[ディジタルズーム]を[ON]にしてください。」がLCD22に表示される。
ここで、光学ズームについては、「光学のレベル9」が最大値であり、設定項目「ズーム」の設定値をこれ以上の光学のレベルに設定することはできない。また、さらに大のズーム倍率を得ようとする場合には、撮像によって得られた画像の中央部を拡大補間するディジタルズームを使用する必要がある。
このため、設定項目「光学ズーム」が設定値「光学のレベル9」に設定された場合、設定項目「ディジタルズーム」が設定値「OFF」になっているときには、その設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を説明する他項目メッセージとして、さらにズーム倍率を大にするには、設定項目「ディジタルズーム」を設定値「ON」に設定する必要があることを説明するメッセージ「これ以上は[ディジタルズーム]を[ON]にしてください。」が表示される。
実況メッセージ「ズーム位置が光学のレベル9に移動されました。」によれば、ユーザは、設定項目「ズーム」が、設定値「光学のレベル9」に設定されたという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定の内容を、的確に把握することができる。
また、解説メッセージ「従って、倍率は5.0倍になりますね。現在光学T端です。」によれば、ユーザは、ズーム倍率が5.0倍になり、光学のレベルの上限、いわゆる光学T端に達した状態での撮影が行われるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定で行われる撮像の内容を、的確に把握することができる。
さらに、他項目メッセージ「これ以上は[ディジタルズーム]を[ON]にしてください。」によれば、ユーザは、さらに大のズーム倍率を得ようとする場合には、ディジタルズームをONに設定する必要があるという、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定によってもたらされる効果のうちの、ユーザの操作に応じて行われた設定項目の設定が他の設定項目の設定に及ぼす影響を、的確に把握することができる。
次に、ディジタルカメラ11で設定可能な設定項目の中には、ディジタルカメラ11が具体的な設定値を最終的に決定することを設定することができる設定項目がある。ディジタルカメラ11が具体的な設定値を最終的に決定することに設定されている設定項目(以下、適宜、オート項目)については、例えば、シャッタボタン23が半押し状態にされたときに、設定部111がオート項目の具体的な設定値を決定して撮影が行われる。
以上のように、オート項目については、シャッタボタン23が半押し状態にされたときに、設定部111が、具体的な設定値を最終的に決定するが、この場合、表示制御部112(図3)では、設定部111で具体的な設定値が決定されたオート項目、オート項目に対して設定部111が決定した具体的な設定値、またはオート項目の具体的な設定値を所定の設定値に決定した理由のうちの1以上を説明する自然言語のメッセージ(以下、適宜、オート項目メッセージという)をLCD22に表示させることができる。
図10は、オート項目メッセージの表示例を示している。
図10上は、スルー画が表示されているLCD22の表示画面を示している。
シャッタボタン23が半押しされると、設定部111は、シャッタボタン23が半押しされたときに撮像された画像データ(CCD65で受光された光)等に基づき、オート項目の具体的な設定値を決定する。
ここで、オート項目となり得る設定項目としては、例えば、フラッシュの発光、シャッタスピード(露出時間)、絞り(アイリス62(図2)の開口径)、露出補正、フォーカス、手ぶれ補正等に関する設定項目がある。
例えば、いま、フラッシュの発光、シャッタスピード、絞り、および露出補正に関する設定項目がオート項目になっているとすると、設定部111は、シャッタボタン23が半押しされたときに、オート項目であるフラッシュの発光、シャッタスピード、絞り、および露出補正のそれぞれに関する設定項目の具体的な値を最終的に決定して設定する。
例えば、フラッシュの発光については、設定部111は、測光素子70の測光値に基づいて、被写体の明るさを判断し、例えば、被写体が暗いと判断すれば、フラッシュ34を発光することに最終的に決定し、被写体が明るいと判断すれば、フラッシュ34を発光しないことに最終的に決定する。
そして、設定部111が、オート項目について、具体的な設定値を決定すると、表示制御部112は、例えば、図10下に示すように、オート項目メッセージを、図10上のスルー画に重畳して、LCD22に表示させる。
ここで、表示制御部112は、オート項目メッセージの他、ディジタルカメラ11の動作状況(状態)を説明する状況メッセージも、LCD22に表示させることができる。
図10下では、状況メッセージとして、メッセージ「半押しされたのでロック状態にします」が表示されている。また、オート項目メッセージとして、メッセージ「やや暗いので、フラッシュを発光しますよ」、メッセージ「シャッタスピードや絞り、露出補正も確定です。」、および、メッセージ「フォーカスも約1.0m付近にあわせました」が表示されている。
以上のような状況メッセージ「半押しされたのでロック状態にします」によれば、ユーザは、シャッタボタン23の半押しの操作に応じて、ディジタルカメラ11がロック状態になっているというディジタルカメラ11の動作状況を理解することができる。
また、オート項目メッセージ「やや暗いので、フラッシュを発光しますよ」によれば、ユーザは、設定部111で具体的な設定値が決定されたオート項目が、フラッシュ34の発光に関する設定項目であること、その設定項目に対して設定部111が決定した具体的な設定値が、フラッシュ34が発光することを表す値であること、および、フラッシュ34の発光に関する設定項目の具体的な設定値を、フラッシュ34が発光することを表す値に決定した理由が、やや暗いためであることを、容易に理解することができる。
さらに、オート項目メッセージ「シャッタスピードや絞り、露出補正も確定です」によれば、ユーザは、設定部111で具体的な設定値が決定されたオート項目が、シャッタスピード、絞り、露出補正それぞれに関する設定項目であることを、容易に理解することができる。
また、オート項目メッセージ「フォーカスも約1.0m付近にあわせました」によれば、ユーザは、設定部111で具体的な設定値が決定されたオート項目が、フォーカスに関する設定項目であること、および、その設定項目に対して設定部111が決定した具体的な設定値が、約1.0mであることを、容易に理解することができる。
このように、例えば、ディジタルカメラ11によってオート項目の具体的な設定値が決定された場合に、そのような設定値に決定した理由を説明するオート項目メッセージを表示することによって、ユーザは、その理由を理解し、必要があれば、自分自身が納得のいく設定への変更を行うことができる。
その結果、所望の設定での撮影機会を逃したり、望みどおりの設定での撮影を行えない等の不都合によるユーザのストレスを軽減することができる。
次に、上述したように、ディジタルカメラ11でのメッセージの表示は、メッセージの表示を許可または禁止する設定にすることができる。
メッセージの表示に関する設定を行う場合、ユーザは、図7で説明したメニュー画面149の一番下に表示されているSETUPアイコン(「▽SETUP」の文字が表示されているアイコン)がフォーカスされるように、図1の上キー29または下キー30を操作し、SETUPアイコンがフォーカスされている状態で、決定キー33を操作する。
この場合、表示制御部112(図3)は、図11に示すように、セットアップ画面をLCD22に表示させる。
即ち、図11は、セットアップ画面の表示例を示す図である。
セットアップ画面には、3つの設定項目、「バーション」、「設定リセット」、「実況中継」が、アイコン181の下側に表示されている。設定項目「実況中継」がフォーカスされると、設定項目「実況中継」の表示の右側に、メッセージの表示の許可を表す「入」と、メッセージの表示の禁止を表す「切」とが上下に並ぶ形で表示される。
図11では、「入」の左側に、丸印が表示されており、この丸印は、メッセージの表示が「入」、つまり、メッセージの表示が許可に設定されていることを表す。
丸印は、ユーザが、図1の上キー29または下キー30を操作することで移動する。例えば、丸印が「切」の左側に位置している状態で、ユーザが決定キー33を押下すると、メッセージの表示は「切」、つまり、メッセージの表示が禁止に設定され、この場合、ディジタルカメラ11では、メッセージの表示は行われない。
以上のように、ユーザの操作に基づいて、実況中継(メッセージの表示)の許可または禁止を設定することができる。
以上、本発明を、ディジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明は、その他、動画を撮影するビデオカメラや、フィルムに画像を記録する、いわゆる銀塩カメラ、さらには、携帯電話機その他の撮影機能を搭載した装置に適用可能である。
また、本実施の形態では、日本語のメッセージを表示するようにしたが、メッセージの言語は日本語以外の、例えば、英語その他であってもよい。さらに、メッセージの言語は、例えば、ユーザの操作等に応じて切り替えることが可能である。
なお、本明細書において、プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
11 ディジタルカメラ, 21 本体, 22 LCD, 23 シャッタボタン, 24 ズームワイドボタン, 25 ズームテレボタン, 26 メニューボタン, 27 マクロボタン, 28 フラッシュボタン, 29 上キー, 30 下キー, 31 左キー, 32 右キー, 33 決定キー, 34 フラッシュ, 35 レンズ, 51 操作部, 52 撮像部, 61 レンズ制御部, 62 アイリス, 63 シャッタ, 64 タイミングジェネレータ, 65 CCD, 66 CDS部, 67 A/D変換部, 68 WBアンプ, 69 制御部, 72 記録部, 73 ROM, 74 外部インターフェース, 75 RAM, 76 EEPROM, 111 設定部, 112 表示制御部, 121 ID取得部, 122 メッセージ取得部, 131 IDテーブル, 132 メッセージテーブル, 141乃至148 アイコン, 149 メニュー画面
Claims (9)
- 被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像手段と、
撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付手段と、
前記受付手段による選択に応じて、選択された前記所定処理の実行を制御する制御手段と、
前記受付手段により選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付手段により選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御手段と
を備える撮像装置。 - 前記受付手段は、撮像処理に関する複数の所定処理の実行を選択的に受け付け、
前記表示制御手段は、前記効果説明情報とともに、前記受付手段により選択された前記所定処理の実行が他の所定処理に及ぼす影響を説明する影響説明情報を表示させる
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記所定処理と関連付けて、前記実行情報、前記効果説明情報、および前記影響説明情報が予め記録されている記録手段をさらに備える
請求項2に記載の撮像装置。 - 前記記録手段には、前記所定処理と関連付けて、前記実行情報、前記効果説明情報、または前記影響説明情報のうちの少なくとも1つが自然言語によって予め記録されている
請求項3に記載の撮像装置。 - 前記効果説明情報については表示の許可または禁止の設定が可能であり、
前記表示制御手段は、前記効果説明情報を表示するように設定されている場合のみ、前記効果説明情報を表示させる
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記効果説明情報を、前記画像に重畳して、前記表示手段に表示させる
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、さらに、前記撮像装置が値を決定することに設定されている設定項目であるオート項目の値が決定された場合、値が決定された前記オート項目、前記オート項目に対して決定された所定の値、または前記オート項目の値を所定の値に決定した理由を説明する値決定情報を表示させる
請求項1に記載の撮像装置。 - 被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像ステップと、
撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行を制御する制御ステップと、
前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御ステップと
を含む制御方法。 - 被写体を撮像して対応する画像信号を生成する撮像ステップと、
撮像処理に関する所定処理の実行を選択的に受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行を制御する制御ステップと、
前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理が実行されたことを示す実行情報および前記受付ステップの処理で選択された前記所定処理の実行によりもたらされる効果を説明する効果説明情報を表示させる表示制御ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2006061046A JP2007243418A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 撮像装置、制御方法、並びにプログラム |
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JP2007243418A true JP2007243418A (ja) | 2007-09-20 |
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Family Applications (1)
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JP2006061046A Withdrawn JP2007243418A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 撮像装置、制御方法、並びにプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2006-03-07 JP JP2006061046A patent/JP2007243418A/ja not_active Withdrawn
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