JP2007241486A - 記憶装置システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
ホストからの書き込み動作に対応して更新履歴情報を取得する機能を有する記憶装置システムにおいて、データの書き込み量に応じて更新データが膨大な量になる。このため更新履歴情報による長期間のバックアップならびにデータ管理ができないという課題がある。
【解決手段】
管理計算機は、データの時間経過に応じてサービスレベルを定義し、各段階におけるサービスレベルに応じて更新履歴情報を保存・管理する。管理計算機は、更新履歴情報を監視し、データに要求されるサービスレベルに応じて、ある記憶装置システムから他の記憶装置システムへ更新データの一部を移行する。また、更新データを移行した記憶装置システム内でデータ復元を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、計算機と記憶装置システムから構成される計算機システムに関し、特に、計算機から更新されるデータや履歴情報を、記憶装置システム間において移行する方式に関する。
データの更新履歴を保存し、データの更新(書き込み)単位で任意の時刻のデータを復元する技術がある。特許文献1には、同一筺体内においてデータの更新履歴情報(ジャーナル)を管理し、復元可能な範囲において任意の時点のデータを復元する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、データの更新履歴情報を保存する記憶領域が不足すると、更新履歴の古い順からその時点における更新データを削除したり、更新データをその時点におけるデータへ反映することにより、記憶領域を確保して新たに更新されたデータの更新履歴情報を保存する。
また、特許文献2には、データの更新履歴情報を保存する記憶領域が不足した際に、更新データを圧縮し、小容量化することにより空き領域を増加させる技術が開示されている。しかし、特許文献2に開示されている技術においても、圧縮後さらに記憶領域が不足した場合には、更新履歴の古い順からその時点における更新データを削除したり、更新データをその時点におけるデータへ反映する。
特開2005−18738 US20050028022A1
近年、企業に対して、決算データをはじめとする企業データを改ざんすることなく、数年間にわたり保存することが法規制により義務づけられるようになっている。日々更新されるデータへの書き込みを厳密に記録するためには、多量の更新データと、その更新履歴情報を保存しなければならない。しかし、特許文献1および特許文献2に開示された技術では、一定期間を超えた更新データについて、更新履歴の古い順から削除したり、更新データをその時点におけるデータへ反映したりするため、長期にわたって更新履歴情報を保存・管理することができない。
一方、更新履歴情報の保存・管理に用いる記憶領域を追加するために、記憶領域の容量を増加させると、膨大な記憶領域の中から該当する更新データを抽出して、その時点におけるデータに反映させる処理(以下、「データ復元処理」と呼ぶ)の処理性能が低下する。そのため、ユーザが要求する時間内にデータ復元処理を行なうことが困難になる。
また、データが格納される記憶装置とは別の記憶装置に、データの更新履歴情報を移動して保存すると、データ復元処理の処理性能が移動先の装置の処理性能に依存して低下する可能性があり、ユーザが要求する時間内にデータ復元処理を行なうことを保証できない。
上記課題を解決するため、計算機は、記憶装置システムが有する更新データについて、その更新データが更新された時点からの時間経過情報と、時間経過情報に基づいてユーザがその更新データの復元処理に要求する時間情報に応じて、多段階の復元要求情報を定義する。計算機は、データの更新履歴情報を監視し、データに付与された復元要求情報に応じて他の記憶装置システムを特定し、更新データを移行する。他の記憶装置システムは、計算機から要求される任意の時点において、復元要求情報に基づいて、移行された更新データを用いたデータの復元を実行する。
本発明により、記憶装置システム内のデータについて、記憶装置システムの更新処理における負荷を軽減し、更新データを長期保存・管理することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の第一の実施例について、図1〜図20を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の構成を模式的に示した図である。
図1において、ホスト計算機150、記憶装置100、120、および160は、データI/O用ネットワーク140を介して接続されている。また、記憶装置100、120、および160は、装置間ネットワーク142を介して相互に通信する。データI/O用ネットワーク140および装置間ネットワーク142は、ファイバチャネル(Fibre Channel)やIPネットワーク等の一般的なネットワーク接続形態から成る。
また、本実施形態は、記憶装置100、120、および160のデータ通信に関する管理を行なう管理計算機130を有し、管理計算機130は、管理用ネットワーク141を介して記憶装置100、120、および160に接続される。管理用ネットワーク141は、ファイバチャネルやIPネットワーク等の一般的なネットワーク接続形態で構成される。また、この管理用ネットワーク141は、前述のデータI/O用ネットワーク140と同一のものを共有する形であってもよい。管理計算機130と記憶装置100、120、および160はこのネットワークを介して相互に管理情報の送受信を行なう。
記憶装置100は、ホスト計算機150からの書き込み処理要求を受信した際に受信データを格納するデータ記憶領域110を有する。また、記憶装置100および記憶装置120は、データ記憶領域110のバックアップのために、ある時点におけるデータ記憶領域110内のデータの複製データ(以下、「スナップショット」と呼ぶ)を格納するスナップショット記憶領域111と、データ記憶領域110の書き込み処理毎の更新データ(以下、「ジャーナルデータ」と呼ぶ)、および更新データの更新履歴情報(以下、「ジャーナルメタデータ」と呼ぶ)を格納するジャーナルデータ記憶領域112およびジャーナルメタデータ記憶領域113を有する。なお、本明細書では、ジャーナルデータとジャーナルメタデータを併せて、ジャーナルと呼ぶことにする。
次に、図2を用いて、記憶装置100の構成を説明する。図2は、図1における記憶装置100と同一の記憶装置100の内部構造を、模式的に示した図である。
記憶装置100は、内部にストレージコントローラ210を有し、ディスク装置230、キャッシュメモリ250、メモリ220がそれぞれストレージコントローラ210に接続されている。また、記憶装置外部との通信は、用途別にストレージコントローラ210に接続されたI/O用通信インタフェース241、管理用通信インタフェース242および外部接続インタフェース243を介して行われる。
キャッシュメモリ250は、物理的には一般的な半導体記憶装置であればよく、汎用計算機のそれと同様に一時的なデータ記憶領域として利用する。なお、キャッシュメモリ250は、障害発生時におけるデータ消失などを避けるため、二重化してもよい。
ディスク装置230は、例えば1台以上の磁気ディスク装置、すなわち一般的にハードディスクと呼ばれるデバイスから成り、論理的には複数のデータ記憶領域に分割して使用することができる。ディスク装置230は、ホスト計算機150から読み込みまたは書き込み対象となるデータを格納する記憶領域(データ記憶領域110)を有する。また、ディスク装置230は、スナップショット取得プログラム222により取得されたスナップショットを格納する記憶領域(スナップショット記憶領域111)、ジャーナル取得プログラム223により取得されたジャーナルデータを格納する記憶領域(ジャーナルデータ記憶領域112)、およびジャーナル取得プログラム223により取得されたジャーナルメタデータを格納する記憶領域(ジャーナルメタデータ記憶領域113)を有する。なお、データ記憶領域110、スナップショット記憶領域111、ジャーナルデータ記憶領域112、およびジャーナルメタデータ記憶領域113の容量や個数は本明細書中では制限されない。また、上記の各記憶領域に格納されるデータは、同一の記憶領域に格納する形態であってもよい。
メモリ220は、物理的には磁気ディスク装置あるいは半導体記憶装置で構成する記憶領域であり、記憶装置の動作を担う各種プログラム群および情報を蓄積する。メモリ220には、管理情報入出力プログラム221、スナップショット取得プログラム222、ジャーナル取得プログラム223、ジャーナル情報管理テーブル224、スナップショット作成プログラム225、データリカバリプログラム226、データ移行プログラム227、スナップショット管理テーブル228が格納される。各プログラムやテーブルについて、以下で説明する。なお、これらメモリに格納されたプログラムおよびプログラムが利用する管理情報は、ストレージコントローラ210がメモリ220から読み出し、処理する。
スナップショット取得プログラム222は、データ記憶領域110の指定時点でのスナップショットを取得する。取得されたスナップショットは、スナップショット記憶領域111に格納される。また、データ記憶領域110とスナップショットデータ記憶領域111とでペアを形成し、スナップショット取得プログラム222が指定時点においてデータ記憶領域110内のデータをコピーをすることにより、スナップショットを取得する形態でもよい。
ジャーナル取得プログラム223は、ホスト計算機150からデータ記憶領域110に発信された全ての書き込み動作に対して、ジャーナルデータとジャーナルメタデータを採取する。ジャーナルメタデータは、少なくとも、ジャーナルデータが書き込まれた時刻、書き込み先データ記憶領域のアドレス、書き込み先データ記憶領域内の書き込み開始位置、書き込み順序番号を含む。ジャーナル取得プログラム223は採取したジャーナルデータをジャーナルデータ記憶領域112に、ジャーナルメタデータをジャーナルメタデータ記憶領域113に、それぞれ格納する。ただし、記憶システムによっては、ジャーナルデータとジャーナルメタデータを同一の記憶領域に格納する形態であってもよい。
ジャーナル情報管理テーブル224は、記憶装置100が、データ記憶領域110、ジャーナルデータ記憶領域112、およびジャーナルメタデータ記憶領域113を対応付けて管理するために保持するテーブルである。
スナップショット作成プログラム225は、過去に取得したある時刻におけるスナップショットに、ジャーナルメタデータに格納された情報を元に、ジャーナルデータを書き込むこと(以下、「ジャーナルデータを適用する」と呼ぶ)によって、ジャーナルデータ適用前のスナップショットと異なる時刻におけるスナップショットを作成する。スナップショット作成プログラム225は、スナップショットを作成する毎に、スナップショット管理テーブル228を更新する。
データリカバリプログラム226は、管理計算機130から受領したデータ復元指定時刻におけるデータを復元する。データリカバリプログラム226によって実行されるデータ復元処理の詳細については、図5を用いて後述する
管理情報入出力プログラム221は、記憶装置100と管理計算機130との間で、管理情報の送受信を行なう。また、受信した管理情報をメモリ220内のプログラムまたはテーブルへ伝達する。例えば、管理計算機130からデータ移行要求が発信された場合、その情報を受信し、データ移行プログラム227へ伝達する。
データ移行プログラム227は、管理計算機130から管理情報入出力プログラム221を介して受信したデータ移行要求に基づいて、記憶装置100と記憶装置120の間でデータ移行を行なう。
記憶装置120、160の内部構成は、記憶装置100と同様のものでよい。また、記憶装置120、160内のメモリ220においては、スナップショット取得プログラム222、ジャーナル取得プログラム223およびデータ移行プログラム227は必ずしも必要ではない。ただし記憶装置120が記憶装置100と同様の手順に従い、別に用意された、さらに下階層の記憶装置160にジャーナルデータを移行してもよく、その場合には上記プログラムを備えていればよい。
次に、図3を用いて、管理計算機130の構成について説明する。管理計算機130は、CPU310、メモリ320、ディスク装置330、出力装置340、入力装置350および管理用通信インタフェース360を有し、それぞれがバス370によって接続されている。管理計算機130のハードウェア構成は、例えば汎用計算機(PC)のそれと同様であってもよい。例えば入力装置350は、キーボードやマウスといったデバイスであればよく、出力装置340は、CRTやLCDなどのディスプレイ装置やビデオ出力デバイスであればよい。同様に、管理用通信インタフェース360は、LAN(Local Area Network)などの汎用的な通信デバイスであればよい。メモリ320は、磁気記憶装置もしくは半導体記憶装置によるデータ記憶デバイスであればよい。
メモリ320には、記憶装置100および記憶装置120の管理に関わるプログラムおよびテーブルが格納される。メモリ320内には、サービスレベル定義情報テーブル321、管理情報入出力プログラム322、装置別性能管理テーブル323、ジャーナル監視・管理プログラム324、スナップショット管理テーブル325、およびジャーナル情報管理テーブル326が格納されている。なお、これらメモリに格納されたプログラムおよびプログラムが利用する管理情報やテーブルは、CPU310がメモリ320から読み出し、処理する。
以下に、メモリ320に格納されたプログラムおよびテーブルについて説明する。
管理情報入出力プログラム322は、管理計算機130と記憶装置100または記憶装置120との間で管理情報の送受信を行なう。また、受信した管理情報をメモリ320内のプログラムまたはテーブルへ伝達する。
ジャーナル監視・管理プログラム324は、記憶装置100内でデータ記憶領域110への書き込み動作に対して取得されたジャーナルデータの取得時刻からの経過時間を監視する。また、サービスレベル定義情報テーブル321を参照し、ジャーナルデータの取得からの経過時間がデータ移行の契機として定義された時間を超えると、ジャーナル移行要求を記憶装置100に対して発行する。
スナップショット管理テーブル325は、当該システムにおける各記憶装置が保持するスナップショットおよびジャーナルに関する管理情報を保持する。なお、本テーブルは、記憶装置100のメモリ220に格納されるスナップショット管理テーブル228と同一のものでよい。
サービスレベル定義情報テーブル321は、当該システムにおいて、所定のデータ記憶領域に格納されたデータの復旧時間の目標値を定義し、保存するテーブルである。データの復旧時間の目標値は、データの利用目的やシステム要件等様々な要因によって決定され、システム管理者によって定義される。
装置別性能管理テーブル323は、当該システム内の記憶装置ごとの性能情報を管理するテーブルである。
ジャーナル情報管理テーブル326は、管理計算機130が、データ記憶領域110、ジャーナルデータ記憶領域112、およびジャーナルメタデータ記憶領域113を対応付けて管理するために保持するテーブルである。なお、本テーブルは、記憶装置100のメモリ220に格納されるジャーナル情報管理テーブル224と同一のものでよい。
なお、管理計算機130が有するメモリ320などのメモリは、RAM(Random Access Memory)などにより構成されてもよい。
なお、上述したジャーナル監視・管理プログラム324などの機能モジュールは、上述したようにソフトウェアにより実現されてもよいし、任意のCPUや他のLSIなどによりハードウェアとして、さらにそれらの組み合わせとして実現されてもよい。また、上記のように構成可能であることは、記憶装置100に含まれる各プログラムなど、他の機能モジュールにおいても同様である。
次に、図4を用いてスナップショット作成処理について説明する。
図4は、スナップショット記憶領域111に格納された古いスナップショット400、および新しいスナップショット410の関係を模式的に表した図である。時間軸上に配置した黒点は、それぞれの時刻にジャーナル421〜425が取得されたことを意味する。黒点で示す各ジャーナルに対応する数値は、各ジャーナルデータに付与され、ジャーナルメタデータにおいて管理される、書き込み順序番号に一致する。(書き込み順序番号の詳細については、図6を用いて後述する。)
図4において、時刻20:00におけるスナップショット410は、時刻06:00におけるスナップショット400に対して、ジャーナルメタデータが示す書き込み順序番号の順に、書き込み順序番号1、2、3、4で表されるジャーナル421、422、423、および424を適用することによって作成される。なお、新しいスナップショット410を作成する際に、直接スナップショット400に対してジャーナルデータを適用するのではなく、スナップショット400の複製をデータ記憶領域110またはスナップショットデータ記憶領域111に作成し、この複製に対してジャーナルデータを適用してもよい。
続いて、図5を用いてデータ復元処理について説明する。
図5は、スナップショット記憶領域111に格納されたスナップショット500と、時間軸上の各時刻において取得されたジャーナルとの関係を模式的に表した図である。図4と同様に、時間軸上に配置した黒点は、それぞれの時刻にジャーナル521〜525が取得されたことを意味する。黒点で示す各ジャーナルに対応する数値は、各ジャーナルデータに付与され、ジャーナルメタデータにおいて管理される、書き込み順序番号に一致する。(書き込み順序番号の詳細については、図6を用いて後述する。)
スナップショット500は、スナップショット取得プログラム222またはスナップショット作成プログラム225によって取得された、識別子00:00で表されるデータ記憶領域110の時刻06:00におけるスナップショットである。
データリカバリプログラム226は、管理計算機130からデータ復旧指定時刻(例えば、時刻18:00とする)を受領すると、スナップショット500が表す時刻06:00と、データ復旧指定時刻18:00との間に取得されたジャーナルデータを、ジャーナルメタデータに割り当てられた書き込み順序番号の順に、スナップショットデータに適用する。
例えば、図5において、時刻06:00と20:00の間に取得されたジャーナルデータは、それぞれ、書き込み順序番号1、2、3を付加されたジャーナル521、522、および523であり、書き込み順序番号4、5を付加されたジャーナル524および525は対象外となる。従って、データリカバリプログラム226を用いて、スナップショット500に対して、ジャーナル521、522、および523を順に適用することにより、データ復旧指定時刻におけるデータを復元することができる。
なお、データリカバリプログラム226は、スナップショット500の複製を、データ記憶領域110またはスナップショットデータ記憶領域111に作成し、これに対してジャーナルデータを適用し、データ復旧指定時刻のデータを復元してもよいことは明らかである。
図6に、ジャーナルメタデータ記憶領域113に格納される、ジャーナルメタデータの例を示す。ジャーナルメタデータは、ジャーナルデータが書き込まれるたびに更新される。図6に示すように、ジャーナルメタデータには、書き込み時刻601、書き込み順序番号602、データ記憶領域識別子603、データ位置604、ジャーナルデータ記憶領域識別子605、ジャーナルデータ位置606、ジャーナルデータ容量607が格納される。
書き込み時刻601には、データがデータ記憶領域110に書き込まれた時刻の識別情報が格納される。例えば、ホスト計算機150からのデータ記憶領域110に対するデータの書き込み要求に対し、記憶装置100が書き込み応答を返信した時刻情報が格納される。また、ホストからのライト要求を受領した時刻、データ記憶領域110にライトした時刻、ジャーナルデータ記憶領域112にジャーナルデータを格納した時刻などであってもよい。
書き込み順序番号602には、書き込み時刻601の順に、ジャーナルデータを一意に識別する識別情報が格納される。
データ記憶領域識別子603には、データ記憶領域110を特定する識別情報が格納される。
データ位置604には、データ記憶領域110内のデータの格納位置を示す情報が格納される。
ジャーナルデータ記憶領域識別子605には、ジャーナルデータ記憶領域112を他の記憶領域から識別する情報が格納される。
ジャーナルデータ位置606には、ジャーナルデータ記憶領域112内のジャーナルデータの格納位置を示す情報が格納される。
ジャーナルデータ容量607には、対応するジャーナルデータの容量が格納される。
例えば、図6において、時刻08:10に識別子00:00で表されるデータ記憶領域110内の格納位置0x01に書き込まれたデータには、書き込み順序番号1が付与され、識別子01:0Aで表されるジャーナルデータ記憶領域112内の格納位置0x01にジャーナルデータが格納されていることを示す。
図7は、ジャーナル情報管理テーブル224の一例を示す図である。ジャーナル情報管理テーブル224は、記憶装置100が、データ記憶領域110、ジャーナルデータ記憶領域112、およびジャーナルメタデータ記憶領域113の組を管理するために保持するテーブルである。なお、管理計算機130が有するジャーナル情報管理テーブル326は、記憶装置内のジャーナル情報管理テーブル224の変更に応じて、更新される。
図7に示すように、ジャーナル情報管理テーブル224には、データ記憶領域識別子701、ジャーナルデータ記憶領域識別子702、ジャーナルメタデータ記憶領域識別子703が格納される。
データ記憶領域識別子701には、ジャーナルデータに対応するデータが格納されるデータ記憶領域110を特定する識別情報が格納される。
ジャーナルデータ記憶領域識別子702には、ジャーナルデータが格納されるジャーナルデータ記憶領域112を特定する識別情報が格納される。
ジャーナルメタデータ記憶領域識別子には、ジャーナルデータに対応してジャーナルメタデータが格納されるジャーナルメタデータ記憶領域113を特定する識別情報が格納される。
上述のように、管理計算機130内のジャーナル情報管理テーブル326においても、ジャーナル情報管理テーブル224と同様の情報が、更新時に同期して格納される。なお、例えば、一つのデータ記憶領域に対して複数のジャーナル記憶領域を割り当てる場合など、ジャーナル情報管理テーブル224は、さらに記憶領域を割り当てた時刻情報を管理する形態であってもよい。また、管理計算機130の有するジャーナル情報管理テーブル326には、さらに記憶装置を特定する識別情報が付加され、記憶装置ごとのジャーナル管理に関する情報が格納される形態としてもよい。
図8に、スナップショット管理テーブル228の一例を示す。
スナップショット管理テーブル228は、記憶装置100が保持し、データ記憶領域110のスナップショットに関する情報を管理する。また、スナップショット管理テーブル228の変更に応じて、管理計算機130の有するスナップショット管理テーブル325も更新される。
スナップショット管理テーブル228には、スナップショット時刻情報801、スナップショットデータ記憶領域識別子802、データ記憶領域識別子803、ジャーナルデータ記憶領域識別子804、ジャーナル容量805が格納される。
スナップショット時刻情報801には、記憶装置100においてスナップショットを取得、または作成した時刻情報が格納される。
スナップショットデータ記憶領域識別子802には、取得または作成したスナップショットの格納場所となるスナップショットデータ記憶領域111を特定する識別情報が格納される。
データ記憶領域識別子803には、スナップショットを取得または作成する際に、対象となるデータ記憶領域110の識別情報が格納される。
ジャーナルデータ記憶領域識別子804には、スナップショットを取得または作成する対象のデータ記憶領域110に対するジャーナルデータが格納された、ジャーナルデータ記憶領域112の識別情報が格納される。
ジャーナル容量805には、各スナップショットにおいて、各スナップショットが取得された時刻から、次のスナップショットが取得される時刻までの間に取得されたジャーナルデータの総容量を示す情報が格納される。例えば、あるスナップショット取得時刻から次のスナップショット取得時刻までの間の時刻に書き込まれたジャーナルデータについて、図6に示す各ジャーナルデータ容量607の和として、ジャーナル容量805を算出する。なお、次に取得されるスナップショットが存在しない場合は、ジャーナル容量805には、最新のジャーナルデータの書き込み時刻までの間に取得されたジャーナルデータの総容量を示す情報が格納される。
例えば、図8において、時刻情報「2005 11 14 10:00」に取得されたスナップショットは、識別子「00:00」で表されるスナップショットデータ記憶領域111に格納され、同時刻における識別子「01:00」で表されるデータ記憶領域110のデータに一致する。さらに同識別子「01:00」で表されるデータ記憶領域111に対するジャーナルデータは、識別子「02:00」で表されるジャーナルデータ記憶領域112に格納される。また、時刻情報「2005 11 14 10:00」を有するスナップショットと、次に取得または作成されたスナップショット(時刻情報「2005 11 14 12:00」)との間に取得されたジャーナルデータの総容量は、400(MB)である。
なお、管理計算機130の有するスナップショット管理テーブル325には、さらに記憶装置を特定する識別情報が付加され、記憶装置ごとのスナップショットに関する情報が格納されるとしてもよい。
ここで、図9を用いて、データリカバリプログラム226の動作フローを説明する。この処理は、管理計算機130からのリカバリの指示を契機として、ストレージコントローラ210が、データリカバリプログラム226をメモリ220に読み出して実行する。
まず、データリカバリプログラム226は、管理計算機130から、データ復旧指定時刻を受領する。ステップ901において受領するデータ復旧指定時刻は、管理者によって決定され、管理計算機130へ伝達される(ステップ901)。
次に、データリカバリプログラム226は、スナップショット記憶領域111に格納されたスナップショットに対し、指定時刻以前であって、最も近い時点におけるスナップショットを識別する(ステップ902)。
識別の結果、指定時刻とスナップショット取得時刻が一致する場合(ステップ903のYes)、そのスナップショットのアドレス情報を管理情報入出力プログラム221に伝達する(ステップ904)。
指定時刻とスナップショット取得時刻が一致しない場合(ステップ903のNo)、データリカバリプログラム226は、ステップ902で識別したスナップショットの取得時刻と、データ復旧指定時刻との間に取得したジャーナルデータを識別する(ステップ905)。
データリカバリプログラム226は、ステップ906で識別したジャーナルデータを、ステップ902で識別したスナップショットに対して順次適用して、データ復旧指定時刻でのスナップショットを作成し、データを復元する(ステップ906)。
データリカバリプログラム226は、復元したデータに対応する、ジャーナルデータ反映後のスナップショットのアドレス情報を、管理情報入出力プログラム221に伝達して処理を終了する(ステップ907)。
また、データリカバリプログラム226は、データ復旧指定時刻に最も近い時点に取得されたスナップショットの複製を、データ記憶領域110またはその他の記憶領域に作成し、複製したスナップショットに対して一連のデータ復旧操作を行ってもよい。
以上に説明したように、スナップショットとジャーナルを用いて、任意のデータ復旧指定時刻におけるデータを復元することができる。
本実施例では、記憶装置100に保存するデータの更新後の経過時間に対応して、ジャーナルデータを用いたデータ復元処理に要求される時間情報に応じて記憶装置を特定し、特定された記憶装置に対し、該当するジャーナルを移行する処理を行なう。以下、この移行処理に関連するテーブルおよび処理について説明する。
図10に、管理計算機130が有する、装置別性能管理テーブル323の一例を示す。装置別性能管理テーブル323は、本実施例において管理計算機130に接続されるシステム内の、記憶装置ごとの性能情報を管理するテーブルである。図10に示す装置別性能管理テーブル323には、おいて、本実施例のシステムが有する記憶装置の識別情報を格納する記憶装置識別子1001と、記憶装置のジャーナル読み込み性能情報1002とが管理される。ジャーナル読み込み性能1002とは、単位時間当たりに、記憶装置が記憶領域から検出して読み込むことができるジャーナルデータの容量である。ジャーナル読み込み性能は、予め記憶装置の性能として測定値または論理計算式などによって与えられる。
図11に、管理計算機130が保持する、サービスレベル定義情報テーブル321の例を示す。管理計算機130は、管理者の入力する値を、入力装置350を介して受領し、ユーザからのデータ復旧要求に応じた他段階のレベルをサービスレベルとして設定し、サービスレベル定義情報テーブル321に登録する。管理計算機130は、サービスレベル定義情報テーブル321に登録された情報を参照して、該当する記憶装置にジャーナルを移行する。
本実施例では、ジャーナルデータを取得した時刻からの経過時間に基づいて、サービスレベルを定義する。サービスレベル定義情報テーブル321には、ジャーナル取得後経過時間1101、要求リカバリ時間1102、記憶装置識別子1103が登録される。
ジャーナル取得後経過時間1101には、あるデータ単位において、このデータ単位ごとに取得されたジャーナルデータの書き込み時刻からの経過時間に基づいて、データ移行の契機となる経過時間を示す情報が登録される。
データ単位は、例えば、図6に示すジャーナルメタデータにおいて、あるデータ記憶領域110に対して取得された一以上のジャーナルデータについて、書き込み順序番号602をもとに一定のジャーナルデータ数を決定し、このジャーナルデータ数をデータ単位としてもよい。また、図6中のジャーナルデータ容量607の和から、一定のジャーナルデータ総量を決定し、このジャーナルデータ総量をデータ単位としてもよい。
また、ジャーナルデータの書き込み時刻からの経過時間の具体的な算出方法としては、次のような方法がある。例えば、上述したようなデータ単位において、図6中のジャーナルデータごとの書き込み時刻601から現在の時刻までの経過時間を算出し、このジャーナルデータごとに算出した値の平均値と、ジャーナル取得後経過時間1101に登録された値とを比較する方法がある。また、データ単位において最も遅い時刻に書き込まれたジャーナルデータからの経過時間と、ジャーナル取得後経過時間1101に登録された値とを比較する方法としてもよい。本実施例では、前者の方法を用いる。
要求リカバリ時間1102には、ジャーナル取得後経過時間1101の各段階に対応して、このデータ単位に含まれるデータを復旧する場合に、ユーザが要求するデータの復旧時間を示す情報が登録される。
記憶装置識別子1103には、ジャーナル取得後経過時間1101の各段階に対応して、このデータ単位に含まれるデータに対するジャーナルデータを格納する記憶装置の識別情報が登録される。例えば、記憶装置識別子1103には、図10に示すジャーナル読み込み性能1002に登録される値と一定量のジャーナル容量の値とを用いて、予め記憶装置がデータを復元する処理に要する時間を設定し、要求リカバリ時間1102に対応するシステム内の記憶装置を選択して登録することができる。
図11に定義されているサービスレベルについて、具体例を用いて以下に説明する。
データ記憶領域110内のあるデータ単位について、ジャーナルデータ取得後からの経過時間が24時間以内である場合には、このデータ記憶領域110を復旧するのにユーザから要求される時間は1時間であり、ジャーナルデータは記憶装置100に格納される。続いて、ジャーナルデータ取得後の経過時間が24時間を超え168時間以内であれば、要求リカバリ時間は12時間であり、ジャーナルデータは、記憶装置120に格納される。さらに、ジャーナルデータ取得後の経過時間が168時間を超えると、要求リカバリ時間は24時間であり、ジャーナルデータは、記憶装置識別子が160で表される記憶装置に格納される。
なお、図11に示すように、本実施例ではジャーナル取得後経過時間1101に基づいたサービスレベルを3段階としているが、定義するサービスレベルの段階数はこれに限定されない。また、サービスレベルに定義された最下位の段階において、ジャーナル取得後経過時間が一定時間を越えたに場合は、古いデータから順次破棄していく形態としてもよい。
なお、サービスレベルの定義は上述した項目に限らず、管理者および管理方法に応じて、またはユーザから要求される情報に基づいて、任意に決定してもよい。
図12を用いて、本実施例におけるジャーナル移行処理について説明する。ジャーナル移行処理は、管理計算機130のCPU310が、メモリ320にジャーナル監視・管理プログラム324を読み出し、記憶装置100のストレージコントローラ210が、メモリ220にデータ移行プログラム227を読み出して実行することで実現される。
管理計算機130内のジャーナル監視・管理プログラム324は、記憶装置100におけるデータ単位ごとのジャーナルの経過時間を監視する。具体的には、記憶装置100をポーリングし、ジャーナルメタデータを参照してデータ単位ごとの経過時間を算出した値を受信する方法が挙げられる(ステップ1201)。
ジャーナル監視・管理プログラム324は、ジャーナル取得後の経過時間の算出値が、サービスレベル定義情報テーブル321によってジャーナル移行の契機として設定されたジャーナル取得後経過時間1101の値を越えているか否かを判断する(ステップ1202)。
ステップ1202において、ジャーナル取得後経過時間1101の値を越えていない場合は、再びステップ1201に戻り、記憶装置100の監視を続行する。
ステップ1202において、ジャーナル取得後経過時間1101の値を越えている場合は、サービスレベル定義情報テーブル321の定義情報に基づき、ジャーナル移行要求を、管理情報入出力プログラム322を介してジャーナル移行元の記憶装置100へ送信する。ジャーナル移行要求には、少なくとも移行先の記憶装置識別子、移行するジャーナルデータ記憶領域の識別子、移行するジャーナルメタデータ記憶領域の識別子が含まれる。具体的には、図7に示すように管理計算機130が保持するジャーナル情報管理テーブル326に格納されている各識別子の値が、ジャーナル移行要求に含まれる(ステップ1203)。
記憶装置100内の管理情報入出力プログラム221は、管理計算機130からのジャーナル移行要求を受領する。管理情報入出力プログラム221は、受領したジャーナル移行要求を、データ移行プログラム227に伝達する(ステップ1204)。
データ移行プログラム227は、ジャーナル移行要求に基づいてジャーナルデータおよびジャーナルメタデータの移行を実行する。なお、移行元および移行先の記憶装置は、移行されるジャーナルに含まれる属性情報に応じて、それぞれジャーナル情報管理テーブル224を更新する。
また、本ステップにおいて、記憶装置100のデータ移行プログラム227は、ジャーナルデータ、ジャーナルメタデータとともに、移行するジャーナルが取得される直前のスナップショットデータを移行先の記憶装置に移行してもよい。例えば、管理計算機130がスナップショット管理テーブル325をもとに、直前のスナップショットを特定し、特定したスナップショットの識別情報を含むジャーナル移行要求を、データ移行プログラム227に伝達する。なお、スナップショットを移行する場合、移行元および移行先の記憶装置は、移行するスナップショットの属性情報に基づいて、スナップショット管理テーブル228に更新する(ステップ1205)。
ジャーナル移行が完了すると、記憶装置100は、管理情報入出力プログラム221を介して、ジャーナル移行完了通知を管理計算機130へ送信する(ステップ1206)。
管理計算機130内の管理情報入出力プログラム322はジャーナル移行完了通知を受領する。本ステップにおいて、ジャーナル監視・管理プログラム324が、ジャーナル情報管理テーブル326を更新した後(ステップ1207)、ジャーナル移行処理が終了する。
次に、図15を用いて、ジャーナルデータを移行した場合の、移行先の記憶装置120におけるリカバリ処理について説明する。図9の説明において前述したように、各記憶装置がスナップショットおよびジャーナルを保存・管理することにより、任意の時点におけるデータを復元することが可能となる。ここでは、管理者の指定した時刻のデータに適用すべきジャーナルが、記憶装置100または120に保存されていることを検出し、検出した記憶装置においてリカバリ処理を行なう方法について述べる。このリカバリ処理は、管理計算機130のCPU310が、メモリ320にジャーナル監視・管理プログラム324を読み出して実行し、記憶装置100または120のストレージコントローラ210がメモリ220にデータリカバリプログラム226を読み出して実行することで実現される。
管理計算機130において、管理者はデータを復元したい時刻を、入力装置350を用いて指定し、管理計算機130は、管理者が指定したデータ復旧指定時刻を受領する(ステップ1501)。続いて、管理計算機130内のジャーナル監視・管理プログラム324は、管理計算機130が保持するスナップショット管理テーブル325を参照して、管理者が指定した時刻に最も近い時点のスナップショットデータを検索する(ステップ1502)。
検索の結果、特定したスナップショットデータが属する記憶装置(記憶装置100または記憶装置120)へデータリカバリ要求を送信する。本データリカバリ要求には、少なくともデータリカバリ指定時刻を記載する(ステップ1503)。
記憶装置100または記憶装置120は、データリカバリ要求を受領し(ステップ1504)、データリカバリプログラム226によってデータリカバリ指定時刻のデータを復元する。なお、本リカバリ方法については前述した図9に示す処理と同様である(ステップ1505)。
データの復元が完了後、記憶装置100または120は、管理情報入出力プログラム221を介して復元したデータを格納した記憶領域および記憶領域内の格納位置を、データリカバリ完了通知と共に管理計算機130へ送信する(ステップ1506)。
管理計算機130内の管理情報入出力プログラム322はこれを受領し(ステップ1507)、データリカバリ処理を終了する。
なお、本実施例では、データリカバリ処理は管理計算機130と、データリカバリ要求を受信したある一つの記憶装置との通信により、その記憶装置内でデータの復元が実行される。
以上に説明したように、管理計算機130はデータのリカバリ処理におけるサービスレベルを定義し、いずれの記憶装置においても、このサービスレベルを満たすデータのリカバリを実現することができる。
実施例1によると、データに応じたサービスレベルに基づいて、ジャーナルを記憶装置間で移行することが可能となる。また、ジャーナルが移行された場合、移行先の記憶装置内でデータを復元することが可能であるため、システム内の他装置に処理の負荷をかけることなく、データ復旧操作を行なうことが可能となる。ホスト計算機は、移行先の記憶装置にアクセスして復元したデータを利用したり、移行先の記憶装置から任意の記憶装置に復元したデータを転送して利用することができる。
(変形例1)
上述した実施例1において、ジャーナルデータおよびジャーナルメタデータが記憶装置100から他の記憶装置120へ移行されると、移行されるジャーナルの容量によっては、移行先の記憶装置において、データのリカバリに要する時間(以下、「リカバリ所要時間」と呼ぶ)が変化する。そこで、移行先記憶装置においても、サービスレベル定義情報テーブル321に定義されたユーザからの要求リカバリ時間1102を保証するため、ジャーナルを保管する記憶装置ごとに、データの要求リカバリ時間を管理する手段が必要である。管理計算機130は、記憶装置120が、サービスレベル定義情報テーブル321に定義された要求リカバリ時間を満たさない場合には、スナップショットを作成するなどして、記憶装置120のリカバリ所要時間を操作する。
以下に、管理計算機130が、ジャーナル移行先の記憶装置120のリカバリ所要時間を操作する処理について説明する。このリカバリ所要時間操作処理は、データ移行を契機として、管理計算機130のCPU310が、メモリ320にジャーナル監視・管理プログラム324を読み出して実行し、記憶装置120のストレージコントローラ210がメモリ220にスナップショットプログラム225を読み出して実行することで実現される。
図13を用いて、リカバリ所要時間の操作処理について説明する。
まず、管理計算機130のジャーナル監視・管理プログラム324は、スナップショット管理テーブル325に基づき、ジャーナル移行先の記憶装置120における最大リカバリ所要時間を算出する。最大リカバリ所要時間とは、データを復元するため、基底となるスナップショットへジャーナルデータを一つずつ適用していく際に、最初に適用するべきジャーナルデータから最後に適用するべきジャーナルデータを適用し終わるまでにかかる時間の最大値である。ここで、あるスナップショットから次のスナップショットまでの、ジャーナルデータを適用する範囲を、スナップショット区間と呼ぶ。
例えば、本実施例では、最大リカバリ所要時間は、図8に示すスナップショット管理テーブル325中の各スナップショット区間におけるジャーナル容量805の値と、図10に示す装置別性能管理テーブル323中のジャーナル読み込み性能1002の値を用いて、下記の式(1)によって算出されるリカバリ所要時間の最大値と仮定できる。
(リカバリ所要時間)=(スナップショット区間のジャーナル容量)/(移行先記憶装置のジャーナル読み込み性能)
・・・(1)
つまり、ジャーナル監視・管理プログラム324は、管理計算機130が管理するスナップショットのそれぞれについて、式(1)に示す各スナップショット区間のリカバリ所要時間を算出し、それらの値を比較して、最大リカバリ所要時間を算出する(ステップ1301)。
続いて、ジャーナル監視・管理プログラム324は、算出した最大リカバリ所要時間とサービスレベル定義情報テーブル321に登録された要求リカバリ時間1102とを比較し、このデータのサービスレベルを満たすか否かを判定し、最大リカバリ所要時間がサービスレベルを満たす場合は、リカバリ所要時間操作処理を終了する(ステップ1302)。
ステップ1302において、最大リカバリ所要時間がサービスレベルを満たさない場合(ステップ1302のNo)、ジャーナル監視・管理プログラム324はスナップショット追加要求を作成する。スナップショット追加要求の作成の詳細については、図14を用いて後述する(ステップ1303)。
管理計算機130は、作成したスナップショット追加要求を、管理情報入出力プログラム322を介して、記憶装置120へ送信する(ステップ1304)。
記憶装置120内の管理情報入出力プログラム221は、管理計算機130からスナップショット追加要求を受領し、スナップショット作成プログラム225へ伝達する(ステップ1305)。
スナップショット作成プログラム225は、受領したスナップショット追加要求に記載された情報に基づき、スナップショットを作成する。なお、本ステップにおけるスナップショット作成処理は、図4を用いて前述した記憶装置100内におけるスナップショット作成処理と同様である。なお、記憶装置120は、スナップショット追加要求を受領する前の任意の時点で、記憶装置100からデータ記憶領域110内のデータまたはスナップショットデータ記憶領域111内のスナップショットを受信し、受信したデータまたはスナップショットをもとに、記憶装置120内でスナップショットを作成するものとする。スナップショット作成プログラム225は、スナップショット追加要求を受領すると、スナップショット追加要求に含まれる時刻情報の直前に作成したスナップショットをもとに、追加のスナップショットを作成する。また、記憶装置120は、スナップショット追加要求を受領する際に、記憶装置100からスナップショットデータ記憶領域111内の対応するスナップショットを受信し、受信したスナップショットをもとに、追加のスナップショットを作成する形態であってもよい(ステップ1306)。
スナップショット作成処理が完了後、記憶装置120内の管理情報入出力プログラム221はスナップショット追加完了通知を管理計算機130へ送信し(ステップ1307)、記憶装置120が保持するスナップショット管理テーブル228を更新する(ステップ1308)。
管理計算機130内の管理情報入出力プログラム322は、記憶装置120からスナップショット追加完了通知を受領する(ステップ1309)。次に、スナップショット管理テーブル325を更新し(ステップ1310)、リカバリ所要時間操作処理を終了する。
なお、ステップ1301において算出したリカバリ所要時間は、管理計算機130内の出力装置340に出力し、管理者に通知してもよい。
また、上述のリカバリ所要時間操作処理では、最大リカバリ所要時間が要求リカバリ時間より大きい場合のスナップショット追加処理について述べたが、最大リカバリ所要時間が要求リカバリ時間よりも極端に小さい場合には、記憶装置120が保持するスナップショットを削減することも可能である。この場合、記憶装置120において、スナップショットを取得する間隔を大きくしたり、記憶装置120内に格納しているスナップショットを適宜削除してスナップショット間のジャーナル容量を大きくするなどして、最大リカバリ所要時間を大きくする処理を行ってもよい。
なお、リカバリ所要時間操作処理は、移行先の記憶装置120にジャーナル移行以後であって、管理計算機130からリカバリ要求を受信する以前の任意の契機において、管理計算機130の指示に基づき、または自動的に実行する形態としてもよい。
次に、図14を用いて、図13のステップ1303におけるスナップショット追加要求の作成処理について説明する。このスナップショット追加要求作成の処理は、管理計算機130のCPU310が、メモリ320にジャーナル監視・管理プログラム324を読み出して実行することで実現される。
まず、管理計算機130のジャーナル監視・管理プログラム324は、スナップショット管理テーブル325を用いて、図13のステップ1301において算出したリカバリ所要時間が最大であるスナップショット区間を識別し、このスナップショット区間におけるスナップショット情報および関連するジャーナル容量情報を識別する(ステップ1401)。
次に、上記の識別したスナップショット情報とジャーナル容量情報を元に、最大リカバリ所要時間を短縮するべく、スナップショット追加時刻情報を決定する。例えば、ステップ1401において識別したスナップショット区間が、スナップショット管理テーブル325においてスナップショット記憶領域識別子00:00から次のスナップショット記憶領域識別子00:01の区間で表される場合、スナップショット追加時刻情報は、両スナップショットの時刻情報の中間時刻として、「2005 11 14 11:00」時点と決定することができる(ステップ1402)。
次に、ステップ1401で決定したスナップショット追加時刻にスナップショットを追加した場合の記憶装置120の最大リカバリ所要時間を算出する(ステップ1403)。
続いて、算出した最大リカバリ所要時間が、サービスレベル定義を満たすか否かを判定する(ステップ1404)。依然としてサービスレベル定義を満たさない場合(ステップ1404のNo)は、再びステップ1402に戻り、スナップショット追加時刻情報を追加する。
算出した最大リカバリ所要時間がサービスレベル定義を満たす場合(ステップ1404のYes)は、スナップショット追加要求を作成する。本スナップショット追加要求には、少なくともスナップショット追加時刻情報、スナップショット記憶領域識別子、ジャーナルデータ記憶領域識別子、ジャーナルメタデータ領域識別子を記載する(ステップ1405)。その後、処理を終了する。
以下に、実施例1に変形例1を適用し、具体的なリカバリ所要時間操作処理の例について説明する。
まず、図13を用いて説明したリカバリ所要時間操作処理によって、移行先の記憶装置の最大リカバリ所要時間が要求リカバリ時間を満足しない場合に、スナップショットを新たに追加することにより、リカバリ所要時間を短縮することができる。例えば時刻「0:00」に作成したスナップショットに対し、その次に別のスナップショットを時刻「12:00」に作成するシステムにおいて、その間のジャーナル容量が1000000MB仮定する。このシステムにおいて、その間のジャーナルを保有する記憶装置のジャーナル読み込み性能が100MB/secとすると、12:00直前のデータをリカバリするためには0:00時点のスナップショットに1000000MB分のジャーナルデータを適用することになる。この場合のリカバリ所要時間は、式(1)より、1000000(MB)/100(MB/sec)=10000(sec)と算出される。すなわち、約2.8時間をリカバリに要する。
ここで、サービスレベルの定義において要求リカバリ時間が1.4時間と定義される場合、図14において説明したスナップショット追加要求作成処理によって、管理計算機130は、およそ中間点と推測される時刻「6:00」時点のスナップショットを新たに作成するように要求する。このスナップショット追加要求に従って、各記憶装置は、サービスレベルを満足するスナップショットを作成して保持する。そして、図15に示すように、管理計算機130は、サービスレベルを満たしながらデータリカバリ処理を実行することができる。
(変形例2)
図13では、サービスレベル定義情報テーブル321に基づいて、サービスレベルを定義したが、変形例として、管理者がサービスレベル定義を変更することができる。
図16を用いて、管理者によるサービスレベル定義の変更処理について説明する。
まず、管理計算機130は、記憶装置における最大リカバリ所要時間を算出する(ステップ1601)。続いて、管理計算機130は算出した最大リカバリ所要時間を出力装置340に出力する(ステップ1602)。
管理者は、これを受け、サービスレベル、即ち要求リカバリ時間を新たに定義することができる。管理者は、入力装置350を用いて、要求リカバリ時間を入力する(ステップ1603)。管理計算機130は、ステップ1601において算出した最大リカバリ所要時間と、管理者が入力した要求リカバリ時間とを比較し、最大リカバリ所要時間がサービスレベルを満たすか否かを判断し、サービスレベルを満たす場合、本処理を終了する(ステップ1604)。ステップ1604において、最大リカバリ所要時間がサービスレベルを満たさない場合(ステップ1604のNo)、管理計算機130は、この記憶装置に対して、スナップショット作成要求を送信して、処理を終了する。スナップショット追加に伴う処理は、図14を用いて前述したとおりである。
(ステップ1605)。
なお、管理者は、記憶装置ごとの要求リカバリ時間のみでなく、データ移行指示やスナップショット削除指示などの各種要求を、入力装置350を介して管理計算機130へ伝達してもよいものとする。
上述した変形例により、以下に解説するようなデータ管理が可能となる。まず、管理計算機130は、サービスレベル定義情報テーブル321に定義された経過時間を超過したジャーナルを、第2の記憶装置120に移動する。管理計算機130は、移動先の記憶装置120におけるジャーナル読み込み性能を基準として要求リカバリ時間を算出し、図16に示す処理のステップ1602において、これを管理者へ報告する。単純な例を挙げれば、読み込み性能が2分の1である記憶装置へ移行したジャーナルによるリカバリ所要時間は、2倍と推測することができる。このため、記憶装置間のジャーナル移行に伴って生じるパラメータの変化を管理者が認識し、本来の要求値に適合しない場合には、ステップ1603において、要求リカバリ時間を再入力する。
(変形例3)
第1の実施形態におけるシステム構成の変形例について、図17を用いて説明する。
図17に示す本実施形態は、第1の実施形態に加え、二つの拠点間における遠隔データ複製(リモートコピー)を行なうシステム構成を示した図である。図17において、記憶装置100、記憶装置120、記憶装置1700、ホスト計算機150、および管理計算機130は、管理用ネットワーク141によって接続され、相互に通信する。ホスト計算機150は、データI/O用ネットワーク140を介して記憶装置100内の記憶領域へデータ書き込み要求を送信する。また、記憶装置100は、コピー用ネットワーク1710を介して遠隔地に設置された記憶装置1700へデータの複製を送信する。コピー用ネットワーク1710は、例えば、ファイバチャネルやIPネットワーク等の一般的なネットワーク接続形態から成る。
記憶装置1700と記憶装置120は、装置間ネットワーク142を介してデータの送受信を行い、実施例1における記憶装置100と記憶装置120と同様の機能を有する。
よって、リモートコピー先の記憶装置1700において格納するジャーナルデータの容量が膨大になり、サービスレベルを満たさない場合、管理計算機130は、記憶装置1700から記憶装置120にジャーナルを移行することができる。本変形例によると、遠隔地におけるジャーナルのサービスレベルに応じた保存および管理が可能となる。
(変形例4)
上述した実施例1では、図11に示すサービスレベル定義情報テーブル321に示す情報は、管理者からの入力に基づいて決定されるとしたが、管理計算機130が、ジャーナル移行時に、データ容量に応じて複数の記憶装置の中から移行先の記憶装置を選択し、ジャーナルを移行する形態であってもよい。
図18および図19を用いて、変形例4について説明する。
図18に、管理計算機130が有する、装置別性能管理テーブル1800の例を示す。図18に示す装置別性能管理テーブル1800には、リカバリ可能時間1801が格納される。リカバリ可能時間1801には、本実施例のシステムが有する記憶装置の識別情報を格納する記憶装置識別子1001に対応して、一定量のジャーナル容量とジャーナル読み込み性能1002に格納される値とを用いて、予め記憶装置がデータを復元する処理に要する時間情報が格納される。具体例として、ジャーナル容量を300000MBと仮定すると、記憶装置100、120、および160に対応してリカバリ可能時間1801に格納される値は、それぞれ、約0.83(h)、約1.67(h)、および約1.67(h)と算出される。
図19に、管理計算機130が有する、サービスレベル定義情報テーブル1900の例を示す。図19に示すサービスレベル定義情報テーブル1900には、記憶装置識別子1901が格納される。記憶装置識別子1901は、ジャーナル移行時に管理計算機130によって選択される記憶装置の識別情報が格納される。つまり、ジャーナル取得後経過時間1101に格納される1番目の閾値である24(h)という値に対応する記憶装置100は、記憶装置識別子1901の対応する欄に格納されているが、ジャーナル取得後経過時間1101に格納される2番目以降の閾値に対応する記憶装置の識別情報は、記憶装置識別子1901の対応する欄に格納されていない。
本変形例では、管理計算機130のジャーナル監視・管理プログラム324は、あるジャーナルについてジャーナル取得後経過時間1101の値を越えている場合、図12のステップ1203において、装置別性能管理テーブル1800およびサービスレベル定義情報テーブル1900を参照し、移行先の記憶装置を選択する。
具体的には、装置別性能管理テーブル1800中のリカバリ可能時間1801と、サービスレベル定義情報テーブル1900中の要求リカバリ時間1102とを比較し、リカバリ可能時間1801の値が要求リカバリ時間1102より小さい値である記憶装置を特定し、移行先の記憶装置として決定し、サービスレベル定義情報テーブル1900の記憶装置識別子1901の欄に、決定した記憶装置の識別情報を格納する。なお、このジャーナルに続いて、次の契機に移行されるジャーナルについては、サービスレベル定義情報テーブル1900の記憶装置識別子1901の値を参照して、その記憶装置に引き続きジャーナルを移行するものとする。
例えば、データ記憶領域110内のあるデータ単位について、ジャーナルデータ取得後からの経過時間が24時間以内である場合には、このデータ記憶領域110を復旧するのにユーザから要求される時間は1時間である。このとき、ジャーナルデータは記憶装置100に格納される。
続いて、ジャーナルデータ取得後の経過時間が24時間を超え168時間以内であれば、要求リカバリ時間は12時間である。ジャーナル監視・管理プログラム324は、装置別性能管理テーブル1800中のリカバリ可能時間1801を参照し、リカバリ要求時間を満たし、システム内の選択未済の記憶装置120もしくは160から、移行先として記憶装置120を選択し、サービスレベル定義情報テーブル1900の記憶装置識別子1901の欄に、決定した記憶装置120の識別情報を格納する。また、ジャーナル移行要求には、記憶装置120の識別情報が含まれる。
さらに、ジャーナルデータ取得後の経過時間が168時間を超えると、要求リカバリ時間は24時間である。このとき、ジャーナル監視・管理プログラム324は、装置別性能管理テーブル1800中のリカバリ可能時間1801を参照し、移行先としてリカバリ要求時間を満たし、システム内の選択未済の記憶装置160を移行先として決定し、サービスレベル定義情報テーブル1900の記憶装置識別子1901の欄に、決定した記憶装置160の識別情報を格納する。また、ジャーナル移行要求には、記憶装置160の識別情報が含まれる。
このように、システム内の記憶装置120、160がジャーナル移行先として選択されていない場合、管理計算機130は、ジャーナル移行要求を送信する際に、各記憶装置のリカバリ可能時間を参照して、記憶装置100からのジャーナル移行先を決定することができる。
なお、図19に示すサービスレベル情報定義テーブル1900は、例えば、記憶装置100、記憶装置120、記憶装置160の残容量や、性能変化(障害発生)などに基づいて、自動的に変更される形態であってもよい。
また、図13のステップ1302において、ある記憶装置の最大リカバリ所要時間がサービスレベル定義を満たさない場合、管理計算機130は、スナップショット追加要求を作成せずに、変更されたサービスレベル定義テーブル1900に基づいて、サービスレベル定義を満たす他の記憶装置を改めて特定し、データを移行する形態としてもよい。
(変形例5)
上述した実施例1では、図11に示すサービスレベル定義情報テーブル321に示す情報は、ジャーナル取得後の経過時間に応じて記憶装置ごとに対応付けられるとしたが、記憶領域ごとに対応付けられる形態であってもよい。
図20に、ジャーナルを格納する記憶領域をグループとして定義し、この記憶領域のグループごとにジャーナルを移行するシステムの例を示す。
図20に示すシステムにおいて、記憶装置100および記憶装置120は、ジャーナルデータおよびジャーナルメタデータを格納する複数のジャーナル記憶領域2000を有する。また、複数のジャーナル記憶領域2000は、幾つかのグループ(図20に示すグループA〜D)に定義され、グループごとにサービスレベルが定義される。ジャーナル記憶領域2000のグループは、図20中のグループCに示すように、記憶装置100と記憶装置120の両方のジャーナル記憶領域2000を指定して定義してもよい。
例えば、データ記憶領域110内のあるデータ単位について、ジャーナルデータ取得後からの経過時間が24時間以内である場合には、このデータ記憶領域110を復旧するのにユーザから要求される時間は1時間であり、管理計算機130は、1時間という要求時間を満たすグループAの記憶領域を特定して、ジャーナルを格納する。また、ジャーナルデータ取得後の経過時間が24時間を超え168時間以内であれば、要求リカバリ時間は12時間であり、管理計算機130は、12時間という要求時間を満たすグループBの記憶領域にジャーナルを格納する。
このように、変形例5を用いると、同一の記憶装置内において読み込み処理性能の異なるディスク装置を用いる場合など、特定のディスク装置から構成される記憶領域を選択してグループを定義し、グループごとにサービスレベルを満たすことが可能と
なる。
(変形例6)
上述した実施例1では、ジャーナル移行先の記憶装置120において、管理計算機130から指定された時刻におけるデータのリカバリ処理を行なうとしたが、記憶装置120から記憶装置100に移行したジャーナルを転送し、記憶装置100において、リカバリ処理を行なってもよい。その場合、記憶装置100から記憶装置120には、ジャーナルのみを移行し、スナップショットデータを移行しなくてもよい。
また、ジャーナルとスナップショットデータを分散して異なる記憶装置に保存し、記憶装置間で転送を行なう形態としてもよい。
なお、本変形例では、サービスレベル定義情報テーブル321に定義される要求リカバリ時間は、データ転送に要する時間を含めた要求リカバリ時間となる。
本発明の第1の実施形態における記憶装置、ホスト計算機および管理計算機の接続形態を模式的に示した図である。 本発明の第1の実施形態における記憶装置内の構成を模式的に示した図である。 本発明の第1の実施形態における管理計算機内の構成を模式的に示した図である。 記憶装置が有するスナップショット作成プログラムの動作を概念的に示した図である。 記憶装置が有するデータリカバリプログラムの動作を概念的に示した図である。 記憶装置に格納されるジャーナルメタデータの例である。 記憶装置に格納されるジャーナル情報管理テーブルの例である。 記憶装置に格納されるスナップショット管理テーブルの例である。 第1の実施形態におけるデータリカバリプログラムの処理フローを示した図である。 管理計算機に格納される装置別性能管理テーブルの例である。 管理計算機に格納されるサービスレベル定義情報テーブルの例である。 第1の実施形態におけるジャーナル移行の処理フローを示した図である。 第1の実施形態におけるスナップショットの追加処理フローを示した図である。 第1の実施形態における管理計算機のスナップショット追加要求作成の処理フローを示した図である。 第1の実施形態におけるデータ復元の処理フローを示した図である。 第1の実施形態において管理者が要求リカバリ時間を入力する場合の処理フローを示した図である。 第1の実施形態における記憶装置、ホスト計算機、管理計算機の接続形態の変形例を示した図である。 第1の実施形態における装置別性能管理テーブルの変形例を示した図である。 第1の実施形態におけるサービスレベル定義情報テーブルの変形例を示した図である。 第1の実施形態におけるシステム構成例の変形例を示した図である。
符号の説明
100、120、160 記憶装置システム
130 管理計算機
150 ホスト計算機
110 データ記憶領域
111、121 スナップショットデータ記憶領域
112、122 ジャーナルデータ記憶領域
113、123 ジャーナルメタデータ記憶領域
140 データI/O用ネットワーク
141 管理用ネットワーク
142 装置間ネットワーク
210 ストレージコントローラ
220、320 メモリ
230、330 ディスク装置
241 I/O用通信インタフェース
242 管理用通信インタフェース
243 外部接続用通信インタフェース
250 キャッシュメモリ
221 管理情報入出力プログラム
222 スナップショット取得プログラム
223 ジャーナル取得プログラム
224、326 ジャーナル情報管理テーブル
225 スナップショット作成プログラム
226 データリカバリプログラム
227 データ移行プログラム
228、325 スナップショット管理テーブル
310 CPU
340 出力装置
350 入力装置
360 管理用通信インタフェース
370 バス
321 サービスレベル定義情報テーブル
322 管理情報入出力プログラム
323 装置別性能管理テーブル
324 ジャーナル監視・管理プログラム
400、410、500 スナップショット
421〜425、512〜525 ジャーナル
1700 記憶装置システム
1710 コピー用ネットワーク
2000 ジャーナル記憶領域

Claims (15)

  1. 計算機システムであって、
    第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1および第2の計算機に接続され、前記第2の計算機が使用するデータを格納する第1の記憶領域、および前記第1の記憶領域に対して前記第2の計算機からの書き込み要求がある場合、前記第1の記憶領域に書き込まれる書き込みデータを格納する第2の記憶領域を有する第1のストレージシステムと、第1の計算機および第1のストレージシステムに接続される第2のストレージシステムとを有し、
    前記第1の計算機は、
    前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータの書き込み時刻からの時間経過に対応する、前記書き込みデータを用いてある以前の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要求される復元要求時間を含む復元情報と、第1および第2ストレージシステムの識別情報と、該ストレージシステムが任意の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要する復元時間とを対応付ける装置情報とを含む記憶手段と、
    前記書き込みデータの書き込み時刻からの経過時間に応じ、前記復元情報に含まれる前記復元要求時間と前記装置情報に含まれる前記復元時間とを比較して前記第2のストレージシステムを特定し、前記第2の記憶領域に格納された前記書き込みデータを前記特定した第2のストレージシステムに移行する移行指示を、前記第1のストレージシステムに対して送信する管理手段とを有し、
    前記第1のストレージシステムは、
    前記第1の計算機から受信する前記移行指示に基づいて、前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータを、前記第2のストレージシステムに移行する移行手段を有することを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記第1のストレージシステムは、任意の時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製を格納する第3の記憶領域を有し、
    前記第1の計算機から前記移行指示を受信した場合、前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータおよび、前記書き込みデータが格納される時点より前の時点において前記第3の記憶領域に格納される前記データの複製を、前記第2のストレージシステムに移行することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2に記載の計算機システムであって、
    前記第2のストレージシステムは、復元手段を有し、
    前記第1の計算機は、前記ある以前の時点を復元要求時点として、該復元要求時点より前であって最も新しい時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製が格納される前記第2のストレージシステムを特定し、前記第2のストレージシステムに対して、前記復元要求時点における前記第1の記憶領域内のデータを復元する復元指示を送信し、
    前記復元手段は、前記復元指示に基づいて、移行された前記書き込みデータ、および前記復元要求時点より前であって最も新しい時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製とを用いて、前記復元要求時点における前記第1の記憶領域内のデータを復元することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記管理手段は、移行された前記書き込みデータの容量を示す情報を用いて、前記第2のストレージシステムが前記ある以前の時点における前記第1の記憶領域の復元に要する復元所要時間を算出し、該復元所要時間が前記復元情報に含まれる前記復元要求時間を超える場合、前記第2のストレージシステムに対して、前記ある以前の時点より以前の時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製を作成する作成指示を送信し、
    前記第2のストレージシステムは、前記第1の計算機から受信する前記作成指示に基づいて、前記ある時点より以前の時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製を作成することを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記管理手段は、前記第1のストレージシステムから、前記書き込みデータが前記第2の記憶領域に格納された時刻情報を含む更新履歴情報を取得し、該更新履歴情報に基づいて、前記第1のストレージシステムが前記第2の記憶領域に前記書き込みデータを格納した時点から現時点までの経過時間を算出することを特徴とする計算機システム。
  6. 請求項2に記載の計算機システムであって、
    前記第1のストレージシステムは、前記第1の計算機から受信する前記移行指示に基づいて、前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータ、および前記書き込みデータが前記第2の記憶領域に格納された時刻情報を含むジャーナルを前記第2のストレージシステムに移行し、
    前記第2のストレージシステムは、移行された前記書き込みデータおよび前記ジャーナルを用いて、前記ある時点より以前の時点における前記第1の記憶領域のスナップショットを作成することを特徴とする計算機システム。
  7. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記管理手段は、前記複数のストレージシステムのそれぞれについて、所定のデータの容量を示す情報と、前記複数のストレージシステムの識別情報に含まれるデータを読み出す処理の性能を示す情報とを用いて、前記任意の時点における前記第1の記憶領域の復元に要する復元時間を算出することを特徴とする計算機システム。
  8. 請求項4に記載の計算機システムであって、
    前記第2のストレージシステムは、第1の時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製と、前記第1の時点の次の第2の時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製とを有し、
    前記管理手段は、前記第1の時点と前記第2の時点との間の時点において、前記第2の記憶領域に格納された前記書き込みデータを検出し、
    前記管理手段は、前記検出した書き込みデータの容量を示す情報と、前記複数のストレージシステムの識別情報に含まれるデータを読み出す処理の性能を示す情報とを用いて、前記ある時点における前記復元所要時間を算出することを特徴とする計算機システム。
  9. 請求項8に記載の計算機システムであって、
    前記管理手段は、複数の前記第1の時点と前記第2の時点との間において前記復元所要時間を算出し、該算出した複数の前記復元所要時間のうちの最大値の前記復元所要時間と、前記復元情報に含まれる前記復元要求時間とを比較することを特徴とする計算機システム。
  10. 請求項8に記載の計算機システムであって、
    前記第1の計算機は、前記復元処理時間が前記復元要求時間を超える場合、前記第1の時点と前記第2の時点との間の時点を決定し、前記第2のストレージシステムに対して、前記決定した時点における前記第1の記憶領域内のデータの複製を作成する作成指示を送信することを特徴とする計算機システム。
  11. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記第2のストレージシステムおよび前記第1の計算機に接続される第3のストレージシステムを有し、
    前記管理手段は、前記第2の記憶領域に前記書き込みデータが格納される時点からの経過時間に応じ、前記復元情報および前記装置情報に基づいて、前記第3のストレージシステムを特定し、前記第2のストレージシステムに移行される前記書き込みデータを前記第3のストレージシステムに移行する移行指示を、前記第2のストレージシステムに対して送信し、
    前記第3のストレージシステムは、前記第1の計算機から受信する前記移行指示に基づいて、前記第2のストレージシステムに移行される前記書き込みデータを、前記第3のストレージシステムに移行することを特徴とする計算機システム。
  12. 第1のストレージシステムと、第2のストレージシステムと、他の計算機とに、ネットワークを介して接続される計算機であって、
    前記ネットワークに接続されるインタフェースと、
    前記インタフェースに接続されるプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されるメモリとを有し、
    前記メモリには、前記第1のストレージシステム内の記憶領域に対して前記他の計算機が書き込みデータを格納した書き込み時刻からの時間経過に対応する、前記書き込みデータを用いてある以前の時点における前記記憶領域内のデータの復元に要求される復元要求時間を含む復元情報と、
    複数のストレージシステムの識別情報と、該複数のストレージシステムが任意の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要する復元時間とを対応付ける装置情報とが格納され、
    前記プロセッサは、前記第1のストレージシステム内の前記記憶領域に前記書き込みデータが格納される時点からの経過時間に応じ、前記メモリに格納される前記復元情報および前記装置情報に基づいて特定される前記第2のストレージシステムに、前記記憶領域に格納された前記書き込みデータを移行する移行指示を、前記第1のストレージシステムに対して送信することを特徴とする計算機。
  13. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1および第2の計算機に接続され、前記第2の計算機が使用するデータを格納する第1の記憶領域、および前記第1の記憶領域に対して前記第2の計算機からの書き込み要求がある場合、前記第1の記憶領域に書き込まれる書き込みデータを格納する第2の記憶領域を有する第1のストレージシステムと、前記第1の計算機および前記第1のストレージシステムに接続される第2のストレージシステムとを有する計算機システムにおけるデータ制御方法であって、
    前記第1の計算機は、前記書き込みデータの書き込み時刻からの経過時間を算出し、
    前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータの書き込み時刻からの時間経過に対応する、前記書き込みデータを用いてある以前の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要求される復元要求時間を含む復元情報と、複数のストレージシステムの識別情報と、該複数のストレージシステムが任意の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要する復元時間とを対応付ける装置情報とを参照し、
    前記復元情報および前記装置情報に基づいて、前記第2のストレージシステムを特定し、
    前記第1のストレージシステムに対してデータ移行指示を送信し、
    前記第1のストレージシステムは、前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータを、前記第2のストレージシステムに移行することを特徴とするデータ制御方法。
  14. 計算機システムであって、
    第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1および第2の計算機に接続され、前記第2の計算機が使用するデータを格納する第1の記憶領域に対して前記第2の計算機からの書き込み要求がある場合、前記第1の記憶領域に書き込まれる書き込みデータを格納する第2の記憶領域を有するストレージシステムとを有し、
    前記第1の計算機は、
    前記第2の記憶領域に格納される前記書き込みデータの書き込み時刻からの時間経過に対応する、前記書き込みデータを用いてある以前の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要求される復元要求時間を含む復元情報と、
    一以上の記憶領域を含む複数のグループを、任意の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要する復元時間に基づいて定義し、該複数のグループのそれぞれに対応する前記復元時間を含むグループ情報と、
    前記書き込みデータの書き込み時刻からの経過時間に応じ、前記復元情報および前記グループ情報に基づいて前記複数のグループのうちのあるグループを特定し、前記第2の記憶領域に格納された前記書き込みデータを、前記特定されるグループに含まれる何れかの前記記憶領域に移行する移行指示を送信する管理手段とを有し、
    前記ストレージシステムは、
    前記第1の計算機から受信した前記移行指示に基づいて、前記第2の記憶領域に格納された前記書き込みデータを、前記特定されたグループに移行する移行手段を有することを特徴とする計算機システム。
  15. 計算機であって、
    他の計算機と、前記他の計算機から認識可能な第1の記憶領域に対する書き込み要求に対応する書き込みデータを、前記書き込みデータの書き込み時刻に対応付けて格納する第2の記憶領域を有する複数のストレージシステムとに、ネットワークを介して接続され、
    前記ネットワークに接続されるインタフェースと、
    前記インタフェースに接続されるプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されるメモリとを有し、
    前記メモリには、前記書き込み時刻からの時間経過に対応する、前記書き込みデータを用いてある以前の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要求される復元要求時間を含む復元情報と、
    前記複数のストレージシステムの識別情報と、該複数のストレージシステムが任意の時点における前記第1の記憶領域内のデータの復元に要する復元時間とを対応付ける装置情報とが格納され、
    前記プロセッサは、前記書き込み時刻からの経過時間に応じ、前記メモリに格納される前記復元情報および前記装置情報に基づいて特定される移行先の前記ストレージシステムに、前記第2の記憶領域に格納された前記書き込みデータを移行する移行指示を、移行元の前記ストレージシステムに対して送信することを特徴とする計算機。
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