JP2007237425A - 軸筒の製造方法およびその製造方法により製造した軸筒 - Google Patents

軸筒の製造方法およびその製造方法により製造した軸筒 Download PDF

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一隆 石黒
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Abstract

【課題】射出成形により得られた前軸と後軸とを螺合で連結する軸筒の製造方法であって、前軸と後軸とを連結した際に、前軸の合わせ位置に対し、射出成形とは別工程で施した後軸の装飾部を必ず一致させることができる軸筒の製造方法を提供するものであり、またそうした軸筒を提供することを目的とする。
【解決手段】後軸に装飾を施す時に、側面に凹部を有する装飾用の治具である芯金に後軸の凸部を該芯金の凹部に係止させ位置決めを行うことにより、後軸の外側面に前軸との螺合状態で前軸の合わせ位置と一致する箇所への装飾を施し、前軸と後軸とを螺合して軸筒となす。
【選択図】図4

Description

本発明は、後端に雄螺子部を設け外観部に合わせ位置を有した前軸と、先端に雌螺子部を設け外観部に装飾を施した円筒形状の後軸とを、前記前軸の合わせ位置と前記後軸の装飾部とが一致するよう螺合で連結する軸筒の製造方法およびその製造方法により製造した軸筒に関する。
従来より、前軸と後軸とを螺合で連結する軸筒構造は周知であり、前軸と後軸とを螺合させた際に、それぞれの軸の外観が有する特徴点が互いに一致する構造のものがある。例えば特開平11−277971号公報では、前軸および後軸の外面に形成した模様が、互いの軸を螺合させ軸筒とした際に一致するようになっている。この様に、螺合で連結させる前軸と後軸の外観を合わせるためには、それぞれの軸を射出成形する際に、雄螺子部は螺子山を設けた割型の金型により外周面の定位置から螺子が捲き始まるように形成し、雌螺子部は表面に螺子山を設けたコアピンを回転させることなく引き抜くことにより、内周面の定位置から螺子が捲き始まるように形成し、雄螺子と雌螺子との嵌め合いが常に一定となるようにし、螺合による連結が常に同じ状態で行なわれるようにすることが一般的に用いられる手段である。
特開平11−277971号公報
しかしながら、軸の射出成形時において螺子山と模様とを同時成形する場合には、螺子山に対する模様の位置関係が常に一定して問題は生じないが、軸を射出成形した後に別工程で装飾を施す工程がある場合には、例えば装飾をパッド印刷やシルク印刷あるいは彫刻等で施す際に、螺子山に対応させて慎重に後工程である装飾を軸に施さなければならず、軸が円筒形状で表面上に凹凸等のガイドや目印になるものがないものの場合には、軸に装飾を施す際の位置決めを行うことが難しかった。尚、この様な装飾は、筆記具を把持した手で装飾部が隠れることがなく見栄えの良い場所として、後軸の上面、つまりペン体の上面と同じ方向に装飾を施すことが多く、もしペン体の上面と後軸の上面の装飾部とがずれていた場合には、見栄えが悪くなるという問題が生じていた。
本発明は前記事実に鑑みてなされたもので、射出成形により得られた前軸と後軸とを螺合で連結する軸筒の製造方法であって、前軸と後軸とを連結した際に、前軸の合わせ位置に対し、射出成形とは別工程で施した後軸の装飾部を必ず一致させることができる軸筒の製造方法を提供するものであり、またそうした軸筒を提供するものである。
本発明は、
「後端に雄螺子部を設け外観部に合わせ位置を有した前軸と、先端に雌螺子部を設け外観部に装飾を施した円筒形状の後軸とを、前記前軸の合わせ位置と後軸の装飾部とが一致するよう螺合で連結する軸筒の製造方法であって、前記前軸および後軸の射出成形時に、前軸は雄螺子部を螺子山が設けられた割型の金型により該前軸の外周面の定位置から螺子が捲き始まるように形成し、後軸は雌螺子部を表面に螺子山が設けられたコアピンを回転させることなく引き抜くことにより該後軸の内周面の定位置から螺子が捲き始まるように形成すると共に、該後軸の内面に前記コアピンに設けた凹部に対応する凸部を形成し、前記後軸に装飾を施す時に、側面に凹部を有する装飾用の治具である芯金に前記後軸の凸部を該芯金の凹部に係止させ位置決めを行うことにより、該後軸の外側面に前記前軸との螺合状態で該前軸の合わせ位置と一致する箇所への装飾を施し、該前軸と該後軸とを螺合して軸筒となすことを特徴とする軸筒の製造方法。
2.1項に記載の製造方法により製造してなる軸筒。
3.装飾部がパッド印刷により後軸に印刷部を設けたものであることを特徴とする2項に記載の軸筒。」
である。
本発明において前軸が有する外観部の合わせ位置とは、前軸の外観形状や前軸に配設したペン体等で生じる軸周上の特徴点であり、例えば前軸の断面が円形でなく三角形や四角形等の多角形状である場合や、あるいは曲線と直線や角を複雑に混在させたデザインのものの場合には、軸周上にデザイン的な上下方向が生じ、その方向性により合わせ位置が構成されるものである。また、軸自体は円筒形状でそれ自体には上下の方向性がなくても、前端に万年筆やマーカー等のように筆記時における上下方向が限定される筆記体を配設したものにおいては、その筆記体の配置により合わせ位置が構成される。尚、後軸は、射出成形時において雌螺子部に対応する螺子山を有したコアピンを回転させることなく真っ直ぐ引き抜いて形成するので、靱性に優れた合成樹脂で成形することが好ましい。そうした合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等があげられる。
本発明は、上記したような軸筒の製造方法なので、その製造方法により得られる軸筒は、前軸と後軸とを連結した際に、前軸の外観部が有する合わせ位置に対して、射出成形の後に別工程で設けた後軸の装飾部が常に一致するものとなる。
次に図面を参照しながら、本発明の軸筒の製造方法およびその製造方法により製造した軸筒の実施例について説明を行うが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また図中の同じ部材、同じ部品については、同じ符号としてある。尚、本実施例においては、筆記先端にペン体を有する万年筆について説明を行い、図中においてペン体がある側を前方とし反対側を後方として表現する。また、軸周上においてペン体の上面がある側を上とし反対側を下として表現する。また装飾はパッド印刷による印刷としている。尚、本実施例の前軸および後軸はいずれも不透明な樹脂材(ポリカーボネート)からなるものであるが、発明が理解しやすいように、図の一部においては透明体で表現してある。
図1は本実施例の軸筒を有する万年筆の外観図であり、図1Aは平面図で、図1Bは側面図である。図1に示すように万年筆1は、前軸2の後方に後軸3を螺合して軸筒4となし、軸筒4の前端には前軸2に挿着したペン芯5とペン体6とを配設してある。また後軸3の上面には印刷した装飾文字7(FAUNTAIN PEN)を装飾部として設けてある。
次に、前軸2と螺合させるより前における後軸3の製造方法について詳述する。図2は後軸の射出成形時における要部断面図である。図2に示すように後軸3は、固定側金型10より流れてくる樹脂100により形成され、可動側金型11内に配したコアピン12で内面を形成し、可動側金型11のキャビティ部で外面を形成した。また、後軸3の内面を形成するコアピン12の表面には螺子山12aを設けてあり、コアピン12を後軸3から図中の矢印の方向へ水平に引き抜くことにより、後軸3の内面に雌螺子部3aを形成した。またコアピン12の螺子山12aの後方には凹部12bを設けてあり、後軸3の内面に凸部3bを形成した。
次に図3,図4を用いて、射出成形された後の後軸3の表面に、装飾を施す工程についての説明を行う。図3は、図1で説明した装飾文字7を後軸3の表面に印刷する工程の一部で、図4はパッド印刷している時の図である。図3に示すように後軸3は、パッド印刷を行う際における治具である芯金13に対して図中の矢印の方向より装着を行った。芯金13の下面には凹部13aを設けてあり、この凹部13aが後軸3の内面に形成された凸部3bに当接して、後軸の印刷する位置決めを自動的に行なえるようにしてある。尚、図3では芯金13の凹部13aが一つしか見えないが、実際には反対面にも凹部を設けてあり、同様に後軸3の内面にも対応する凸部を2個設けて互いに対応させている。印刷は、図4に示すように、芯金13に装着した後軸3の上面にインクを塗布したパッド14を当接させ前記の装飾文字7を形成した。
図5は、前軸2と後軸3とを螺合する時の図である。尚、前軸2の製造方法に関し簡単に説明を行うと、前軸2は射出成形時において、割型からなる金型に設けた螺子山により、前軸2の後端に雄螺子部2aを形成してある。また、当然のことながら軸筒2には万年筆用のインキが収容できるように、射出成形時において内部にコアピンを配設し、内部に空間を有する筒状としてある。また、軸筒2の外観形状は基本的には円筒形状であるが、中間部には軸筒4を把持し易くするクビレ部2bを設けてあり、上下方向が存在している。本実施例では前軸2のクビレ部2bが存在しない場所を上方部2cとしてあり、ペン体6の上面6aを前記前軸2の上方部2cの方向と一致させて、ペン芯5と共に前軸2の先端部に挿着してある。図5に示すように、前軸2の後端の雄螺子部2aは後軸3の前端の内面に形成された雌螺子部3aと螺合、この螺合させた状態が前述の図1の軸筒4の状態となり、後軸3に設けた装飾文字7がペン体6の上面と一致する軸筒4が完成した。
本願発明による軸筒の製造方法およびその製造方法により製造した軸筒は、万年筆やボールペン等筆記具の軸筒の他に、修正具や化粧具等の塗布具の軸筒構造に用いることも可能である。
本実施例の軸筒を有する万年筆の外観図であり、図1Aは平面図で、図1Bは側面図である。 後軸の射出成形時の要部断面図である。 装飾文字を後軸に印刷する際の作業の一部である。 パッド印刷している時の図である。 前軸と後軸とを螺合する時の図である。
符号の説明
1…万年筆、2…前軸、2a…雄螺子部、2b…クビレ部、2c…上方部、
3…後軸、3a…雌螺子部、3b…凸部、
4…軸筒、5…ペン芯、6…ペン体、6a…上面、7…装飾文字、
10…固定側金型、100…樹脂、11…可動側金型、
12…コアピン、12a…螺子山、12b…凹部、
13…芯金、13a…凹部、14…パッド。


Claims (3)

  1. 後端に雄螺子部を設け外観部に合わせ位置を有した前軸と、先端に雌螺子部を設け外観部に装飾を施した円筒形状の後軸とを、前記前軸の合わせ位置と後軸の装飾部とが一致するよう螺合で連結する軸筒の製造方法であって、前記前軸および後軸の射出成形時に、前軸は雄螺子部を螺子山が設けられた割型の金型により該前軸の外周面の定位置から螺子が捲き始まるように形成し、後軸は雌螺子部を表面に螺子山が設けられたコアピンを回転させることなく引き抜くことにより該後軸の内周面の定位置から螺子が捲き始まるように形成すると共に、該後軸の内面に前記コアピンに設けた凹部に対応する凸部を形成し、前記後軸に装飾を施す時に、側面に凹部を有する装飾用の治具である芯金に前記後軸の凸部を該芯金の凹部に係止させ位置決めを行うことにより、該後軸の外側面に前記前軸との螺合状態で該前軸の合わせ位置と一致する箇所への装飾を施し、該前軸と該後軸とを螺合して軸筒となすことを特徴とする軸筒の製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法により製造してなる軸筒。
  3. 前記装飾部がパッド印刷により後軸に印刷部を設けたものであることを特徴とする請求項2に記載の軸筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124544A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 三菱鉛筆株式会社 筆記具

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