JP2007236358A - 真空マイクロ波解凍機 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭い厨房内でも容易に設置することが可能な真空マイクロ波発生機を提供すること。
【解決手段】真空ポンプ68およびマグネトロン72の双方がチャンバ30と同一の横長な箱状のキャビネット1内にチャンバ30の左側方にまとめて収納されているので、チャンバ30と真空ポンプ68とマグネトロン72を左右方向に一列に並べて配置する場合に比べてキャビネット1の幅寸法が小さくなる。しかも、シンク15がキャビネット1の上端部に接合されているので、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして厨房内に通常に確保されているシンク15用の空間を利用することができる。このため、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして縦長な専用空間が不要になるので、狭い厨房内でも真空マイクロ波解凍機を容易に設置することが可能になる。
【選択図】図3
【解決手段】真空ポンプ68およびマグネトロン72の双方がチャンバ30と同一の横長な箱状のキャビネット1内にチャンバ30の左側方にまとめて収納されているので、チャンバ30と真空ポンプ68とマグネトロン72を左右方向に一列に並べて配置する場合に比べてキャビネット1の幅寸法が小さくなる。しかも、シンク15がキャビネット1の上端部に接合されているので、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして厨房内に通常に確保されているシンク15用の空間を利用することができる。このため、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして縦長な専用空間が不要になるので、狭い厨房内でも真空マイクロ波解凍機を容易に設置することが可能になる。
【選択図】図3
Description
本発明は、冷凍食品等の凍結物を解凍調理することが可能な真空マイクロ波解凍機に関する。
上記真空マイクロ波解凍機には解凍容器と減圧器とマイクロ波発生器を共通のキャビネット内に収納した構成のものがある。減圧器は解凍容器内を減圧するものであり、マイクロ波発生器は解凍容器内にマイクロ波を照射するものであり、解凍容器内の凍結物は解凍容器内の減圧状態でマイクロ波発生器からマイクロ波が照射されることに基づいて解凍される。
特開2004−254637号公報
従来の真空マイクロ波解凍機の場合、キャビネットを上下方向の高さ寸法が左右方向の幅寸法に比べて大きな縦長な箱状に構成し、解凍容器をキャビネット内の上端部に収納し、減圧器およびマイクロ波発生器のそれぞれを解凍容器の下方に収納していたので、キャビネットを厨房内に設置するためのスペースとして縦長な専用空間が必要になる。このため、特に狭い厨房内では縦長な専用空間を確保することができず、キャビネットを設置し難い問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、狭い厨房内でも容易に設置することが可能な真空マイクロ波発生機を提供することにある。
本発明の真空マイクロ波解凍機は、凍結物が収納される解凍室を有するものであって凍結物を解凍室内に投入するための投入口が前面に設けられた解凍容器と、前記解凍室の投入口を開放する開放状態および前記解凍室の投入口を閉鎖する閉鎖状態相互間で移動可能なものであって前記解凍容器の前端部に設けられた扉と、前記扉を前方から操作することができるように前記解凍容器が収納されたものであって左右方向の幅寸法が上下方向の高さ寸法に比べて大きな横長な箱状をなすキャビネットと、給水栓から放出される水を受けるものであって前記キャビネットの上端部に設けられた水槽と、前記解凍室内を減圧するものであって前記キャビネットの内部に前記解凍容器の左側方および右側方のいずれか一側方に位置して収納された減圧器と、前記解凍室内にマイクロ波を照射するものであって前記キャビネットの内部に前記減圧器と同一の一側方に位置して収納されたマイクロ波発生器を備えたところに特徴を有している。
減圧器およびマイクロ波発生器の双方を解凍容器と同一の横長な箱状のキャビネット内に解凍容器の左側方および右側方のいずれか一方にまとめて収納しているので、解凍容器と減圧器とマイクロ波発生器を左右方向に一列に並べて配置する場合に比べてキャビネットの左右方向の幅寸法が小さくなる。しかも、水槽をキャビネットの上端部に接合しているので、キャビネットを厨房内に設置するためのスペースとして厨房内に通常に確保されている水槽用の空間を利用することができる。このため、キャビネットを厨房内に設置するためのスペースとして縦長な専用空間が不要になるので、狭い厨房内でも真空マイクロ波解凍機を容易に設置することが可能になる。
[実施例1]
キャビネット1は、図1に示すように、左右方向の幅寸法が上下方向の高さ寸法に比べて大きく設定された横長な矩形箱状をなすものであり、キャビネット1の前後方向の奥行き寸法は上下方向の高さ寸法に比べて小さく設定されている。このキャビネット1は底板2と左側板3と右側板4と後板5と4本のアングル6と1本のチャンネル7とフレーム8を有している。
キャビネット1は、図1に示すように、左右方向の幅寸法が上下方向の高さ寸法に比べて大きく設定された横長な矩形箱状をなすものであり、キャビネット1の前後方向の奥行き寸法は上下方向の高さ寸法に比べて小さく設定されている。このキャビネット1は底板2と左側板3と右側板4と後板5と4本のアングル6と1本のチャンネル7とフレーム8を有している。
底板2は、図3に示すように、奥行き寸法が幅寸法に比べて小さな長方形状をなすものであり、底板2には底板2を取囲む縦板状のフランジ9が形成されている。4本のアングル6および1本のチャンネル7はいずれも底板2のフランジ9に接合されたものであり、アングル6は底板2の左前隅部と右前隅部と左後隅部と右後隅部のそれぞれに配置され、チャンネル7は左前隅部のアングル6および右前隅部のアングル6相互間に配置されている。フレーム8は4本のアングルを矩形枠状に接合することから構成されたものであり、4本のアングル6および1本のチャンネル7のそれぞれの上端部はフレーム8に接合されている。左側板3および右側板4のそれぞれは奥行き寸法が高さ寸法に比べて小さな板状をなすものであり、フレーム8およびフランジ9の双方に接合されている。後板5は高さ寸法が幅寸法に比べて小さな板状をなすものであり、フレーム8およびフランジ9の双方に接合されている。即ち、キャビネット1は下面と左側面と右側面と後面のそれぞれが閉鎖されたものであり、キャビネット1の前面および上面のそれぞれは開放されている。
底板2の下面には、図3に示すように、左前隅部と右前隅部と左後隅部と右後隅部のそれぞれに位置してアジャスター脚10が装着されている。これら各アジャスター脚10は、図4に示すように、底板2に固定されたナット11と底板2を通してナット11に螺合されたボルト12とボルト12の下端部に固定されたボルトヘッド13を有するものであり、底板2は4個のボルトヘッド13のそれぞれを厨房等の床面に載置することで床面に離間状態で設置され、底板2の床面に対する離間距離は各ボルト12のナット11に対する螺合量を加減することに基づいて調整可能にされている。これら各アジャスター脚10は脚に相当するものである。
フレーム8には、図3に示すように、四角筒状のシンク受け14が接合されており、シンク受け14には水槽に相当するシンク15が接合されている。このシンク15は上面が開口するものであり、キャビネット1の上面はシンク15によって閉鎖されている。このシンク15の後端部には、図2に示すように、右端部に位置して給水栓16が固定されており、給水栓16は垂直な給水管17を介して公共の水道管に接続されている。この給水管17はキャビネット1の外部に配置されたものであり、給水栓16には公共の水道管から給水管17を通して水道水が供給される。
シンク15の底板には、図4に示すように、左端部に位置して排水口18が固定されており、シンク15の底板は排水口18に向って下降傾斜している。この排水口18は底板を有する円筒状をなすものであり、排水口18の内部空間は排水口18の上面を介してシンク15の内部空間に接続されている。この排水口18はシンク15内から水が流れ込むものであり、排水口18の底板には接続口19が形成されている。この接続口19は排水口18の底板から下方へ突出する円筒状の部分を称するものであり、接続口19の外周面には排水ホース20の上端部が接続されている。この排水ホース20はシンク15内から排水口18内に流れ込んだ水を機外に排出するものであり、排水ホース20の下端部は、図2に示すように、後板5のホース挿入孔21を通してキャビネット1の後方に引出されている。
シンク15の表面には、図4に示すように、合成樹脂製の防滴カバー22が固定されている。この防滴カバー22は筒状のホルダ23と板状のカバー24と筒状のガード25を有するものであり、ホルダ23をシンク15の外周面に接合することでシンク15に固定されている。このホルダ23はシンク15の外周面に複数の両面テープを介して接合されたものであり、カバー24はシンク15の下面の全体を下方から隙間を介して覆い、ホルダ23はシンク15の外周面を外周部から隙間を介して覆っている。この防滴カバー22のカバー24はシンク15の下面で結露が発生した場合にシンク15の下面から滴下する結露水を受けるものであり、カバー24の上面は結露水がガード25に向って流れるようにガード25に向って下降傾斜している。
ガード25は上から下へ向って内径寸法および外径寸法のそれぞれが小さくなる円筒状をなすものであり、接続口19および排水ホース20相互間の接続部分は排水口18と共にガード25の内部に収納されている。このガード25はカバー24の上面に沿って流れる結露水を排出するものであり、結露水はカバー24の上面からガード25の内周面を伝わって滴下する。このガード25は滴排出部に相当するものであり、ガード25の下方には上面が開口する蒸発皿26が配置されている。この蒸発皿26はキャビネット1の底板2上に着脱可能に固定されたものであり、結露水はガード25の内周面から蒸発皿26内に落下し、蒸発皿26内に貯留される。
右前隅部のアングル6および中央部のチャンネル7の双方には、図3に示すように、チャンバ30のチャンバ前板31が固定されている。このチャンバ30は前面が開口する矩形箱状の耐圧容器からなるものであり、チャンバ前板31はチャンバ30を取囲むフランジ状の部分を称している。このチャンバ30の内部には空間状の解凍室32が形成されている。この解凍室32は凍結物に相当する冷凍食品が収納されるものであり、チャンバ30の前面は解凍室32内に対して冷凍食品を出入れする出入口33として機能する。このチャンバ30は解凍容器に相当するものであり、出入口33は投入口に相当するものである。
チャンバ前板31には、図3に示すように、扉34が装着されている。この扉34はチャンバ前板31に接触する閉鎖状態(図1参照)およびチャンバ前板31から前方へ離間する開放状態(図3参照)相互間で右端部の垂直な軸を中心に回動可能にされたものであり、解凍室32の出入口33は扉34の開放状態で開放され、扉34の閉鎖状態で閉鎖される。この扉34の左端部には、図1に示すように、取手35が装着されており、取手35は先端部が下方へ指向する垂直なロック位置(図1参照)および先端部が左斜め下方へ指向するアンロック位置(図3参照)相互間で前後方向へ延びる基端部の軸を中心に回動可能にされている。即ち、チャンバ30は扉34を前方から操作することができるようにキャビネット1の内部に収納されたものである。
取手35の軸には、図3に示すように、後端部に位置して円柱状のロータ36が同心状に連結されている。このロータ36は2本のロックピン37を有するものであり、各ロックピン37は取手35がアンロック位置に回動操作されることに基づいて水平なアンロック状態になり、取手35がロック位置に回動操作されることに基づいて垂直線に対して傾斜するロック状態になる。
チャンバ前板31には、図3に示すように、円形状のロータ挿入孔38および水平な2本のロック孔39が形成されており、扉34が取手35のアンロック位置で開放状態から閉鎖状態に操作されたときには各ロックピン37がロック孔39内を通過してチャンバ前板31の後方に移動する。この扉34の閉鎖状態で取手35がアンロック位置からロック位置に操作されたときには各ロックピン37がロック孔39の後方から位置ずれすることに基づいてチャンバ前板31の後面に係合し、扉34が各ロックピン37およびチャンバ前板31相互間の係合力で閉鎖状態にロックされる。この扉34のロック状態で取手35がロック位置からアンロック位置に操作されたときには各ロックピン37がロック孔39の後方に移動する。このため、扉34が手前側に回動操作されることに基づいて各ロックピン37が前方のロック孔39内を通過してチャンバ前板31の前方へ移動し、扉34が閉鎖状態から開放状態になる。
扉34の後面には、図3に示すように、強磁性材製のチョーク部材40が固定されている。このチョーク部材40は矩形枠状をなすものであり、扉34の閉鎖状態で解凍室32内に出入口33を通して挿入される。このチョーク部材40は扉34の閉鎖状態でマイクロ波を電磁シールドするものであり、扉34の閉鎖状態でチャンバ前板31および扉34相互間の合せ目からマイクロ波がリークすることを防止する。扉34の後面には、図3に示すように、チョーク部材40の外周部に位置してシール部材41が固定されている。このシール部材41はチョーク部材40を周回する矩形枠状をなすものであり、扉34の閉鎖状態でチャンバ前板31に接触する。この扉34は閉鎖状態からロック状態になることに基づいて後方へ位置ずれするものであり、扉34のロック状態ではシール部材41がチャンバ前板31および扉34相互間で弾性的に圧縮され、シール部材41が扉34およびチャンバ前板31の双方に弾性復元力で密着することに基づいて両者の間を気密状態にシールする。
チャンバ30の下面には、図4に示すように、スペーサ42が接合されている。このスペーサ42は上下面が開口する円筒状をなすものであり、スペーサ42の下端部には水平な円環状の台座43が形成されている。この台座43にはモータ台44が固定されている。このモータ台44は円形状の底板45および円環状のフランジ46を有するものであり、フランジ46を通して台座43に複数のネジ47を螺合することで固定されている。このモータ台44は台座43から全てのネジ47を取外すことで取外され、台座43に全てのネジ47を螺合することで再び取付けられるものであり、スペーサ42に対して着脱可能にされている。このモータ台44の底板45にはテーブルモータ48が固定されている。このテーブルモータ48は減速機構を内蔵するものであり、上下方向へ延びる出力軸49を有している。このテーブルモータ48はモータに相当するものである。
チャンバ30の下面には、図4に示すように、軸受ブラケット50が接合されている。この軸受ブラケット50はスペーサ42の内部空間およびモータ台44の内部空間の双方に収納されたものであり、軸受ブラケット50の内部には軸受51が装着されている。この軸受51の内周面には上下方向へ延びる支軸52が装着されており、支軸52はカップリング53を介してテーブルモータ48の出力軸49に回転不能に連結されている。この支軸52の上端部は解凍室32内に突出しており、支軸52の突出部分には水平な円形状のターンテーブル53が着脱可能に連結されている。このターンテーブル53は回転皿に相当するものであり、解凍室32内の底部に収納されている。このターンテーブル53は冷凍食品が載置されるものであり、テーブルモータ48が駆動することに基づいて出力軸49および支軸52の双方と一体的に回転する。
キャビネット1の底板2には、図4に示すように、モータ台44の下方に位置して開口部54が形成されている。この開口部54はスペーサ42とモータ台44とテーブルモータ48のそれぞれに比べて径大な円形状をなすものであり、テーブルモータ48の上半部はキャビネット1の内部に収納され、テーブルモータ48の残りの下半部は開口部54を通して底板2の下方に突出している。この底板2にはモータカバー55が固定されており、テーブルモータ48の下半部はモータカバー55内に収納されている。このモータカバー55は左側板と右側板と後板を有する矩形箱状をなすものであり、モータカバー55およびテーブルモータ48はいずれも床面に対して離間状態にされている。このモータカバー55の左側板および右側板のそれぞれには下端部に位置して前後方向へ延びるレール56が形成されている。このモータカバー55にはフランジ57が形成されている。このフランジ57はモータカバー55の左側板と右側板と後板に跨るコ字状をなすものであり、フランジ57には下方から複数のネジ58が挿入されている。このモータカバー55は複数のネジ58を底板2に螺合することで固定されたものであり、複数のネジ58を取外すことで底板2から取外される。このモータカバー55にはメンテナンス口59が形成されている。このメンテナンス口59はテーブルモータ48のメンテナンス(保守・点検・修理・交換等)を行うためのものであり、2本のレール56相互間に形成された空間部およびモータカバー55の前面に形成された空間部の合計領域を称している。
モータカバー55にはスライドカバー60が装着されている。このスライドカバー60はモータカバー55の両レール56上に載置された水平な下板部61(図4参照)および下板部61の前端部に位置する垂直な前板部62(図3参照)を有するL字状をなすものであり、前板部62には、図3に示すように、前方から複数のネジ63が挿入され、複数のネジ63のそれぞれは底板2のフランジ9に螺合されている。このスライドカバー60は複数のネジ63の締結力でモータカバー55に取付けられた閉鎖状態にロックされるものであり、スライドカバー60の閉鎖状態では下板部61がメンテナンス口59のうち両レール56相互間の空間部を塞ぎ、前板部62がメンテナンス口59のうちモータカバー55の前面の空間部を塞いでいる。このスライドカバー60は複数のネジ63の全てを底板2のフランジ9から取外すことでモータカバー55から取外された開放状態になるものであり、メンテナンス口59はスライドカバー60が開放状態になることに基づいて開放される。
スライドカバー60の下板部61には、図4に示すように、左端部および右端部のそれぞれに位置してL字状のガイド64が接合されている。左方のガイド64および下板部61相互間の隙間には左方のレール56が挿入され、右方のガイド64および下板部61相互間の隙間には右方のレール56が挿入されており、スライドカバー60は両ガイド64および下板部61のそれぞれがレール56に接触することに基づいて開放状態および閉鎖状態相互間で前後方向へ直線的に移動可能にされている。このスライドカバー60はカバーに相当するものである。
右前隅部のアングル6および中央部のチャンネル7の双方には、図1に示すように、補助カバー65が固定されており、テーブルモータ48のうちキャビネット1の内部に収納された上半部は補助カバー65によって前方から視認不能に隠されている。この補助カバー65は右前隅部のアングル6および中央部のチャンネル7のそれぞれに前方から補助カバー65を通してネジ66を螺合することで固定されたものであり、全てのネジ66を取外すことでキャビネット1から取外される。この補助カバー65はスライドカバー60をロックする複数のネジ63を前方から視認不能に隠すものであり、複数のネジ63は補助カバー65が取外されることに基づいて前方から視認可能になる。即ち、スライドカバー60をモータカバー55に対して着脱する作業はいずれも補助カバー65の除去状態で実行可能になる。
キャビネット1の底板2には、図4に示すように、ポンプ台67が固定されている。このポンプ台67には真空ポンプ68が固定されており、ポンプ台67および真空ポンプ68はいずれもキャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されている。この真空ポンプ68は解凍室32に吸気管を介して接続されたものであり、ポンプモータ69を有している。このポンプモータ69は真空ポンプ68の駆動源に相当するものであり、キャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されている。真空ポンプ68は減圧器に相当するものであり、ポンプモータ69の駆動状態では真空ポンプ68が解凍室32内から吸気管を通して空気を吸引することに基づいて解凍室32内を減圧する。
チャンバ30の左側板には圧力センサ70が接合されている。この圧力センサ70は解凍室32内の圧力を検出するものであり、キャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されている。チャンバ30の左側板には導波管71を介してマグネトロン72が接合されている。これら導波管71およびマグネトロン72はいずれもキャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されたものであり、マグネトロン72の駆動状態ではマグネトロン72から導波管71を通して解凍室32内にマイクロ波が照射される。このマグネトロン72はマイクロ波発生器に相当するものである。
チャンバ30の左側板には放電検出センサ73が接合されている。この放電検出センサ73は解凍室32内で放電が発生しているか否かを検出する光センサから構成されたものであり、キャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されている。チャンバ30の左側板には調圧弁74が調圧管を介して接続されており、調圧弁74および調圧管のそれぞれはキャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されている。この調圧弁74は開放状態および閉鎖状態に相互に切換わるものであり、調圧弁74の閉鎖状態では解凍室32の内部が外部に対して完全に遮断され、調圧弁74の開放状態では解凍室32の内部が調圧管を介して外部に不完全に開放される。この調圧弁74は弁体の開度に応じて流体の通過量を規制するものであり、解凍室32内が真空化された状態で調圧弁74が開放されたときには解凍室32内の圧力が調圧弁74の開度に応じた限度値に復圧する。
チャンバ30の左側板には大気開放弁75が排気管を介して接続されている。この大気開放弁75は開放状態および閉鎖状態に相互に切換わるものであり、大気開放弁75の閉鎖状態では解凍室32の内部が外部に対して完全に遮断され、大気開放弁75の開放状態では解凍室32の内部が排気管を介して外部に完全に開放される。この大気開放弁75は解凍室32内の減圧状態で開放されることに基づいて解凍室32内を大気圧に戻すものであり、大気開放弁75および排気管のそれぞれはキャビネット1の内部にチャンバ30の左側方に位置して収納されている。
キャビネット1の左側部には、図1に示すように、前カバーに相当する前板76が固定されている。この前板76はキャビネット1の前面のうち扉34および補助カバー65の残余部分を塞ぐものであり、操作パネル77および給排気カバー78から構成されている。これら操作パネル77の上端部および給排気カバー78の上端部のそれぞれには、図5に示すように、横長な上プレート79が形成され、操作パネル77の下端部および給排気カバー78の下端部のそれぞれには横長な下プレート80が形成されており、操作パネル77および給排気カバー78は前方から給排気カバー78の上プレート79を通して操作パネル77の下プレート80に複数のネジ81を螺合することで上下2段に相互に接合され、操作パネル77は前方から操作パネル77の上プレート79を通してフレーム8に複数のネジ81を螺合することでキャビネット1に固定され、給排気カバー78は前方から給排気カバー78の下プレート80を通して底板2のフランジ9に複数のネジ81を螺合することでキャビネット1に固定されている。
即ち、操作パネル77および給排気カバー78は操作パネル77の上プレート79の全てのネジ81を取外し、給排気カバー78の下プレート80の全てのネジ81を取外すことでキャビネット1から同時に取外されるものであり、操作パネル77は自身の上プレート79の全てのネジ81および自身の下プレート80の全てのネジ81を取外すことでキャビネット1から単独で取外され、給排気カバー78は自身の上プレート79の全てのネジ81および自身の下プレート80の全てのネジ81を取外すことでキャビネット1から単独で取外される。
操作パネル77には、図5に示すように、開口部82が形成されており、開口部82の内周面には筒状の基板ホルダ83が接合されている。この基板ホルダ83の内部にはプリント配線基板84が収納されており、プリント配線基板84の前面には複数のスイッチ85が搭載されている。これら複数のスイッチ85は使用者が解凍運転の開始や解凍運転の停止や解凍運転の運転コース等の運転情報を入力するために操作するものであり、各スイッチ85の操作子は表示パネル86を通して前方へ操作可能に突出している。この表示パネル86は操作パネル77に接合されたものであり、操作パネル77の開口部82は表示パネル86によって塞がれている。この表示パネル86には、図1に示すように、複数の絵柄が印刷されており、プリント配線基板84の前面には、図5に示すように、表示パネル86の各絵柄の後方に位置してLED87が搭載されている。これら各LED87は前方の絵柄を照明するものであり、使用者には絵柄の照明状態に基づいて運転情報の入力結果が報知される。
左前隅部のアングル6および中央部のチャンネル7の双方には、図3に示すように、フラットバー88が接合されており、フラットバー88には板状のファンフレーム89が左右2列に接合されている。これら各ファンフレーム89には、図5に示すように、前後方向へ延びる円筒状のファンケーシング90が形成されており、各ファンケーシング90の内周面には複数のステー91が形成されている。これら各ファンケーシング90の複数のステー91はファンケーシング90の中央部を中心に放射状に配列されたものであり、各ファンケーシング90の複数のステー91には前後方向へ延びる回転軸を有するファンモータ92が固定されている。これら各ファンモータ92の回転軸には軸流形のファン93が連結されており、各ファンモータ92の駆動状態ではファン93が回転することに基づいて後から前へ風を送る。
給排気カバー78には、図1に示すように、両ファン93の前方に位置して排気口94が形成され、排気口94の下方に位置して吸気口95が形成されている。これら排気口94および排気口95のそれぞれは複数列および複数段に整列配置された複数の貫通孔96の集合体を称するものであり、各ファンモータ92の駆動状態ではキャビネット1の内部の空気が排気口94を通して外部に排出され、キャビネット1の外部の空気が吸気口95を通してキャビネット1の内部に吸引される。これら排気口94および排気口95のそれぞれは通気口に相当するものであり、排気口94は排気用の通気口に相当し、吸気口95は吸気用の通気口に相当する。
給排気カバー78の内部には、図5に示すように、上端部および下端部のそれぞれに位置してフィルタホルダ97が接合されており、上端部のフィルタホルダ97には排気口94の後方に位置してフィルタ98が保持され、下端部のフィルタホルダ97には吸気口95の後方に位置してフィルタ98が保持されている。これら各フィルタ98は網状をなすものであり、上端部のフィルタ98は排気口94を通してキャビネット1の内部に虫等が侵入することを防止し、下端部のフィルタ98は吸気口95を通してキャビネット1の内部に虫等が侵入することを防止する。
給排気カバー78の内部には、図5に示すように、両フィルタ98の後方に位置して後防水板99が収納されている。この後防水板99は防水板に相当するものであり、各フィルタホルダ97は後防水板99を通してフィルタホルダ97に複数のネジ100を螺合することに基づいて後防水板99に接合されている。この後防水板99には排気口94の後方に位置して内部排気口101が形成され、吸気口95の後方に位置して内部吸気口102が形成されている。これら内部排気口101および内部吸気口102のそれぞれは複数列および複数段に整列配置された複数の貫通孔103の集合体を称するものであり、各ファンモータ92の駆動状態ではキャビネット1の内部の空気が内部排気口101から排気口94を通してキャビネット1の外部に排出され、キャビネット1の外部の空気が吸気口95から内部吸気口102を通してキャビネット1の内部に吸引される。
左前隅部のアングル6および中央部のチャンネル7の双方には、図3に示すように、仕切板104が接合されている。この仕切板104は、図5に示すように、排気口94および吸気口95相互間に配置されたものであり、図3に示すように、真空ポンプ68およびポンプモータ69の双方の上方に位置している。この仕切板104は水平な板状をなすものであり、両ファン93の駆動時にキャビネット1の内部を後から前へ流れる排気流およびキャビネット1の内部を前から後へ流れる吸気流がキャビネット1の内部で相互に混ざることを防止する。
給排気カバー78には、図5に示すように、複数の庇105が形成されている。これら各庇105は給排気カバー78に貫通孔103をプレス加工するときに切起こされたものであり、貫通孔103の上端面に沿って配置されている。これら各庇105は上から下へ向うに従って前方へ突出する傾斜状をなすものであり、内部排気口101の各庇105はホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに水が排気口94から内部排気口101を通ってキャビネット1の内部に侵入することを防止し、内部吸気口102の各庇105は水が吸気口95から内部吸気口102を通ってキャビネット1の内部に侵入することを防止する。
給排気カバー78には、図5に示すように、防水板に相当する2枚の前防水板106が上下2段に接合されている。これら各前防水板106は上面および下面の双方が開口するコ字枠状をなすものであり、上方の前防水板106は排気口94および内部排気口101相互間に介在されている。この上方の前防水板106はホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに排気口94からキャビネット1の内部に侵入した水をせき止めるものであり、両ファンモータ92の駆動状態では両ファン93から吐出された風が上方の前防水板106の上面および下面のそれぞれを通過して排気口94に送風される。下方の前防水板106は吸気口95および内部吸気口102相互間に介在されたものである。この下方の前防水板106はホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに吸気口95からキャビネット1の内部に侵入した水をせき止めるものであり、両ファンモータ92の駆動状態では吸気口95から吸引された風が下方の前防水板106の上面および下面のそれぞれを通過して内部吸気口102に送風される。
キャビネット1の内部には、図6に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成された制御装置110が収納されている。この制御装置110のROMには制御プログラムが記録されており、制御装置110はテーブルモータ48とポンプモータ68とマグネトロン72と調圧弁74と大気開放弁75のそれぞれを制御プログラムに基づいて駆動制御することで冷凍食品の解凍運転を実行する。この解凍運転はテーブルモータ48を常に運転することに基づいてターンテーブル53を継続的に回転させながら行われるものであり、解凍運転の概略は次の通りである。
制御装置110は複数のスイッチ85からの出力信号に基づいて解凍運転の開始が指令されたことを判断すると、調圧弁74および大気開放弁75のそれぞれを閉鎖してポンプモータ68を始動する。この状態では解凍室32内の空気が真空ポンプ67を通して解凍室32の外部に排出され、解凍室32内が大気圧を基準に減圧される。
制御装置110はポンプモータ68の運転状態で圧力センサ70からの圧力信号を検出し、圧力信号の検出結果に基づいて減圧量ΔPを演算する。この減圧量ΔPは単位時間当りの圧力信号の減少量を称するものであり、制御装置110は「ΔP≦基準値」を検出したときには解凍室32内が減圧平衡域に到達したことを判断する。この場合にはポンプモータ68を運転停止し、真空ポンプ67の運転停止状態で調圧弁74を開放することに基づいて解凍室32の内圧を減圧平衡域から復圧させる。
制御装置110は調圧弁74を開放すると、解凍室32の内圧を復圧状態で検出し、内圧の検出結果を下限値P1と比較する。この下限値P1は解凍室32内にマイクロ波を照射しても真空放電を起こさない限度値に相当するものであり、制御装置110は内圧の検出結果が下限値P1を超えたことを判断したときにはマグネトロン72を始動することに基づいて解凍室32内にマイクロ波を照射する。
制御装置110はマグネトロン72を始動すると、解凍室32の内圧を検出し、内圧の検出結果を復圧上限値P2と比較する。ここで内圧の検出結果が復圧上限値P2に到達したことを判断したときには調圧弁74を閉鎖し、調圧弁74の閉鎖状態でポンプモータ68を再始動することに基いて解凍室32内を再び減圧する。
制御装置110はポンプモータ68を再始動すると、解凍室32の内圧を検出し、内圧の検出結果を真空放電を起こさない下限値P1と比較する。ここで内圧の検出結果が下限値P1に下降したことを検出したときにはマグネトロン72を駆動停止し、マイクロ波の非照射状態で解凍室32内を減圧する。そして、解凍室32の内圧が減圧平衡域に再び達したことを検出したときにはポンプモータ68を運転停止し、上記一連の動作を繰返す。すると、冷凍食品が昇温することに基づいて解凍室32内の飽和蒸気圧が上昇するので、解凍室32の高い内圧で減圧量ΔPが「0」になる。制御装置110は減圧量ΔPが「0」になったときの内圧の検出結果を解凍終了値と比較し、内圧の検出結果が解凍終了値に上昇したことを検出したときには大気開放弁75を開放して解凍運転を終える。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
真空ポンプ68およびマグネトロン72の双方をチャンバ30と同一の横長な箱状のキャビネット1内にチャンバ30の左側方にまとめて収納したので、チャンバ30と真空ポンプ68とマグネトロン72を左右方向に一列に並べて配置する場合に比べてキャビネット1の左右方向の幅寸法が小さくなる。しかも、シンク15をキャビネット1の上端部に接合したので、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして厨房内に通常に確保されているシンク15用の空間を利用することができる。このため、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして縦長な専用空間が不要になるので、狭い厨房内でも真空マイクロ波解凍機を容易に設置することが可能になる。
真空ポンプ68およびマグネトロン72の双方をチャンバ30と同一の横長な箱状のキャビネット1内にチャンバ30の左側方にまとめて収納したので、チャンバ30と真空ポンプ68とマグネトロン72を左右方向に一列に並べて配置する場合に比べてキャビネット1の左右方向の幅寸法が小さくなる。しかも、シンク15をキャビネット1の上端部に接合したので、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして厨房内に通常に確保されているシンク15用の空間を利用することができる。このため、キャビネット1を厨房内に設置するためのスペースとして縦長な専用空間が不要になるので、狭い厨房内でも真空マイクロ波解凍機を容易に設置することが可能になる。
テーブルモータ48をテーブルモータ48の下半部がキャビネット1の底板2を通して下方へ突出するようにチャンバ30に接合した。このため、テーブルモータ48の全てをキャビネット1の内部に収納する場合に比べてキャビネット1の高さ寸法が小さくなるので、特に小規模スーパーおよび飲食店等の小形店で真空マイクロ波解凍機を設置し易くなる。
シンク15の排出口18を真空ポンプ68およびマグネトロン72の双方と同一の左側方に配置し、排出口18の前方に排気口94および吸気口95を有する前板76を配置したので、調理者が往来するキャビネット1の前方の通路内から吸気口95を通してキャビネット1の内部に冷気が吸引され、キャビネット1の内部から排気口94を通してキャビネット1の前方の通路内に熱気が排出されるようになる。このため、キャビネット1の左側板3および隣接する厨房機器相互間に隙間を確保する必要性がなくなり、キャビネット1の右側板4および隣接する厨房機器相互間にも隙間を確保する必要性がなくなるので、真空マイクロ波解凍機の設置スペースの左右方向の幅寸法が一層小さくなる。
排気口94の後方領域および吸気口95の後方領域を相互に仕切る仕切板104をキャビネット1の内部に設けた。このため、キャビネット1の内部から排気口94を通してキャビネット1の外部に排出される熱気およびキャビネット1の外部から吸気口95を通してキャビネット1の内部に吸引される冷気がキャビネット1の内部で相互に混ざることが抑えられるので、キャビネット1の内部が効率的に冷却されるようになる。しかも、仕切板104を真空ポンプ68およびポンプモータ69の上方に配置したので、ホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに上方の排気口94からキャビネット1内に水が侵入した場合であっても水が真空ポンプ68およびポンプモータ69のそれぞれにかかることがなくなる。
キャビネット1にテーブルモータ48の突出部分を取囲むモータカバー55を接合し、モータカバー55にメンテナンス口59およびスライドカバー60を設けた。このため、スライドカバー60をスライド操作することでメンテナンス口59を開放し、テーブルモータ48のメンテナンスを外部からメンテナンス口59を通して行うことができる。しかも、テーブルモータ48のメンテナンスを行わないときにはメンテナンス口59を閉鎖しておくことができるので、ホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに水がメンテナンス口59を通してテーブルモータ48の突出部分にかかることがなくなる。
排気口94の後方に前防水板106を設けた。このため、ホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに排気口94からキャビネット1内に水が侵入した場合であっても水が前防水板106に当ることに基づいてせき止められるようになるので、排気口94の後方のファンモータ92およびファン93のそれぞれに水がかかることが防止される。しかも、吸気口95の後方に前防水板106を設けた。このため、ホースHから水を流しながら厨房の床面を清掃するときに吸気口95からキャビネット1内に水が侵入した場合であっても水が前防水板106に当ることに基づいてせき止められるようになるので、吸気口95の後方の真空ポンプ68およびポンプモータ69のそれぞれに水がかかることが防止される。この効果は後防水板99についても同様である。
排気口94の後方にファン93を設けた。このため、キャビネット1の内部の空気が排気口94を通してキャビネット1の外部に直線的な経路で排出されるようになるので、キャビネット1の内部から外部に排出される排気流の流量が増える。従って、キャビネット1の外部から吸気口95を通してキャビネット1の内部に吸引される吸気流の流量も増えるので、キャビネット1の内部が効率的に冷却されるようになる。
シンク15の下面を下方から覆う防滴カバー22を設けたので、シンク15の下面から結露水が落下した場合に結露水を防滴カバー22のカバー24によって受けることができる。しかも、防滴カバー22に排水口18を取囲むガード25を設け、防滴カバー22のカバー24の上面をガード25に向けて下降傾斜させた。このため、カバー24上に落下した結露水がカバー24の上面に沿ってガード25側に流れ、ガード25の内周面を伝わって下方へ排出されるようになるので、ガード25の下方領域の外部に配置された電気部品に結露水がかかることがなくなる。この電気部品はテーブルモータ48とポンプモータ68と圧力センサ70とマグネトロン72と放電検出センサ73と調圧弁74と大気開放弁75とスイッチ85とLED87のそれぞれを称している。
上記実施例1においては、防滴カバー22のガード25を廃止しても良い。この場合、シンク15の下面を伝わって排水口18側へ流れる結露水が排水口18に到達する前にシンク15の下面から落下したときには仕切板104によって受けられるので、真空ポンプ68およびポンプモータ69に結露水がかかることが防止される。
上記実施例1においては、モータカバー55にカバーを回動可能に装着し、カバーを回動操作することに基づいてモータカバー55のメンテナンス口59を開閉しても良い。
上記実施例1においては、テーブルモータ48の全てをキャビネット1の底板2を通して底板2の下方に突出させても良い。
上記実施例1においては、テーブルモータ48の全てをキャビネット1の底板2を通して底板2の下方に突出させても良い。
上記実施例1においては、チャンバ30をキャビネット1内の左側方に収納し、排水口18と真空ポンプ68とマグネトロン72のそれぞれをキャビネット1内の右側方に収納しても良い。
上記実施例1においては、給排気カバー78の上端部に吸気口95を設け、給排気カバー78の下端部に排気口94を設けても良い。
1はキャビネット、10はアジャスター脚(脚)、15はシンク(水槽)、16は給水栓、18は排水口、22は防滴カバー、25はガード(滴排出部)、30はチャンバ(解凍容器)、32は解凍室、33は出入口(投入口)、34は扉、48はテーブルモータ(モータ)、53はターンテーブル(回転皿)、55はモータカバー、59はメンテナンス口、60はスライドカバー(カバー)、68は真空ポンプ(減圧器)、72はマグネトロン(マイクロ波発生器)、76は前板(前カバー)、93はファン、94は排気口(通気口)、95は吸気口(通気口)、99は後防水板(防水板)、104は仕切板、106は前防水板(防水板)を示している。
Claims (8)
- 凍結物が収納される解凍室を有するものであって、凍結物を解凍室内に投入するための投入口が前面に設けられた解凍容器と、
前記解凍室の投入口を開放する開放状態および前記解凍室の投入口を閉鎖する閉鎖状態相互間で移動可能なものであって、前記解凍容器の前端部に設けられた扉と、
前記扉を前方から操作することができるように前記解凍容器が収納されたものであって、左右方向の幅寸法が上下方向の高さ寸法に比べて大きな横長な箱状をなすキャビネットと、
給水栓から放出される水を受けるものであって、前記キャビネットの上端部に設けられた水槽と、
前記解凍室内を減圧するものであって、前記キャビネットの内部に前記解凍容器の左側方および右側方のいずれか一側方に位置して収納された減圧器と、
前記解凍室内にマイクロ波を照射するものであって、前記キャビネットの内部に前記減圧器と同一の一側方に位置して収納されたマイクロ波発生器と
を備えたことを特徴とする真空マイクロ波解凍機。 - 前記解凍室内に収納され、凍結物が載置される回転皿と、
前記回転皿を回転操作するものであって、一部または全部が前記キャビネットの底板を通して前記キャビネットの底板から下方へ突出するように前記解凍容器に接合されたモータと、
前記キャビネットに設けられ、前記モータが床面から離間するように前記キャビネットを床面に設置する複数の脚と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の真空マイクロ波解凍機。 - 前記水槽に前記減圧器および前記マイクロ波発生器の双方と同一の一方側に位置して設けられ、前記水槽の内部から水を排出する排水口と、
前記キャビネットに前記排水口の前方に位置して設けられ、空気が流通する通気口を有する前カバーと
を備えたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。 - 前記前カバーには、前記キャビネットの内部から前記キャビネットの外部に向って空気が流通する排気用の通気口および前記キャビネットの外部から前記キャビネットの内部に向って空気が流通する吸気用の通気口が上下方向に間隔を置いて設けられ、
前記キャビネットの内部には、前記排気用の通気口の後方領域および前記吸気用の通気口の後方領域を相互に仕切る仕切板が設けられ、
前記減圧器は、前記仕切板の下方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の真空マイクロ波解凍機。 - 前記キャビネットに設けられ、前記モータのうち前記キャビネットの底板から下方に突出する部分を囲むモータカバーと、
前記モータカバーに設けられ、前記モータカバーの外部から前記モータをメンテナンスすることが可能なメンテナンス口と、
前記モータカバーに設けられ、前記メンテナンス口を開閉するカバーと
を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。 - 前記キャビネットの内部に前記通気口の後方に位置して設けられ、前記キャビネットの外部から前記通気口を通して前記キャビネットの内部に水が侵入したときに水が当る防水板を備えたことを特徴とする請求項3〜4のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。
- 前記キャビネットの内部に前記防水板の後方に位置して設けられ、前記通気口を通して空気を流通させるファンを備えたことを特徴とする請求項6に記載の真空マイクロ波解凍機。
- 前記水槽の下面を下方から覆うものであって、前記水槽の下面から落下する滴を受ける防滴カバーと、
前記防滴カバーに設けられ、前記防滴カバーから下方へ突出する筒状の滴排出部とを備え、
前記防滴カバーの上面は、前記滴排出部に向って下降傾斜していることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の真空マイクロ波解凍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006067488A JP2007236358A (ja) | 2006-03-13 | 2006-03-13 | 真空マイクロ波解凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=38582524
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007236358A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018035904A1 (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 邓朝阳 | 一种集成水槽 |
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- 2006-03-13 JP JP2006067488A patent/JP2007236358A/ja not_active Withdrawn
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