JP2007235716A - 画像読み取り装置、画像読み取り方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】暗号化パスワードを通知する手間を減らすことが可能な画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】原稿画像100を読み取り、原稿画像100に対応する画像データを生成する画像読み取り部200と、画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定部210と、画像データの暗号化に使用するパスワード文字列120を設定するパスワード設定部220と、パスワード文字列120の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定部230と、パスワード文字列120を用いて画像データを暗号化し、暗号化データ130を生成する暗号化データ生成部240と、暗号化データ130をデータ送信先に送信する暗号化データ送信部250と、パスワード文字列120をパスワード通知先に通知するパスワード通知部260とを有する画像読み取り装置110が提供される。
【選択図】図2
【解決手段】原稿画像100を読み取り、原稿画像100に対応する画像データを生成する画像読み取り部200と、画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定部210と、画像データの暗号化に使用するパスワード文字列120を設定するパスワード設定部220と、パスワード文字列120の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定部230と、パスワード文字列120を用いて画像データを暗号化し、暗号化データ130を生成する暗号化データ生成部240と、暗号化データ130をデータ送信先に送信する暗号化データ送信部250と、パスワード文字列120をパスワード通知先に通知するパスワード通知部260とを有する画像読み取り装置110が提供される。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像読み取り装置、画像読み取り方法およびコンピュータプログラムに係り、特に、原稿画像を読み取り、その原稿画像に対応する画像データを生成し任意の宛先に送信する画像読み取り装置、画像読み取り方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来、読み取った原稿画像から画像データを生成し任意の宛先に送信する複合機が知られている。上記複合機は、画像データを送信する際、原稿を所有するユーザによって入力されたパスワードを用いて上記画像データを暗号化し、暗号化データを生成することができる。そして、上記暗号化データは、原稿を所有するユーザが管理するパスワードを用いて復号化することができる。
しかし、上記暗号化データを複数のユーザ(以下、受信ユーザと称する)に送信する場合、その暗号化データの生成に用いたパスワードを受信ユーザに別途、電話またはメールで連絡する必要があり手間がかかる問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、上記パスワードを通知する手間を減らすことが可能な、新規かつ改良された画像読み取り装置、画像読み取り方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点によれば、原稿画像を読み取り、上記原稿画像に対応する画像データを生成する画像読み取り部と、上記画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定部と、上記画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定するパスワード設定部と、上記パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定部と、上記パスワード文字列を用いて上記画像データを暗号化し、暗号化データを生成する暗号化データ生成部と、上記暗号化データを上記データ送信先に送信する暗号化データ送信部と、上記パスワード文字列を上記パスワード通知先に通知するパスワード通知部とを有することを特徴とする画像読み取り装置が提供される。
上記パスワード設定部は、ユーザが入力した文字列をパスワード文字列として設定することができる。
上記パスワード設定部は、ランダムに文字列を生成し、生成された文字列をパスワード文字列として設定することができる。
上記パスワード設定部は、ユーザが入力した文字列長をパスワード文字列長として設定することができる。
上記データ送信先設定部は、上記データ送信先に加えて、上記暗号化データ生成時に使用する暗号化強度と、上記暗号化データに対するアクセス権限とを設定することができる。
上記パスワード通知部は、上記パスワード文字列を上記パスワード通知先に通知する前に該パスワード文字列に対して暗号化処理を行うことができる。
上記パスワード通知部は、上記データ送信先が電子メールアドレスの場合は、上記パスワード文字列を上記データ送信先に送信することができる。
上記画像読み取り装置は、上記パスワード文字列を記憶するパスワード記憶部と、上記パスワード記憶部に記憶されている上記パスワード文字列を出力するパスワード文字列出力部とをさらに備えることができる。そして、上記パスワード通知部は、上記パスワード文字列の通知に失敗した場合、該パスワード文字列を上記パスワード記憶部に記憶することができる。
上記画像読み取り装置は、上記パスワード文字列を記憶するパスワード記憶部と、上記パスワード記憶部に記憶されている上記パスワード文字列を出力するパスワード文字列出力部とをさらに備えることができる。そして、上記パスワード通知部は、上記パスワード文字列を上記パスワード記憶部に記憶することができる。
本発明の第2の観点によれば、原稿画像を読み取り、上記原稿画像に対応する画像データを生成する画像読み取り工程と、上記画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定工程と、上記画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定するパスワード設定工程と、上記パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定工程と、上記パスワード文字列を用いて上記画像データを暗号化し、暗号化データを生成する暗号化データ生成工程と、上記暗号化データを上記データ送信先に送信する暗号化データ送信工程と、上記パスワード文字列を上記パスワード通知先に通知するパスワード通知工程とを有することを特徴とする画像読み取り方法が提供される。
本発明の第3の観点によれば、原稿画像を読み取り、上記原稿画像に対応する画像データを生成する画像読み取り工程と、上記画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定工程と、上記画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定するパスワード設定工程と、上記パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定工程と、上記パスワード文字列を用いて上記画像データを暗号化し、暗号化データを生成する暗号化データ生成工程と、上記暗号化データを上記データ送信先に送信する暗号化データ送信工程と、上記パスワード文字列を上記パスワード通知先に通知するパスワード通知工程とをコンピュータに行わせるためのコンピュータプログラムが提供される。さらに本発明によれば、上記コンピュータプログラムを記録した記録媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、暗号化データを任意の宛先に送信する際に上記暗号化データ生成に用いたパスワードを任意の通知先に通知することによって、上記パスワードを通知する手間を減らすことができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複説明を省略する。
(実施形態)
まず、本発明の実施形態にかかる画像読み取り装置110について説明する。
まず、本発明の実施形態にかかる画像読み取り装置110について説明する。
図1は、本実施形態にかかる画像読み取りシステム10の構成を示す説明図である。
画像読み取りシステム10は、画像読み取り装置110(本実施形態では、複合機)と、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ140と、SSL(Secure Socket Layer)サーバ150と、FTP(File Transfer Protocol)サーバ160と、SMB(Server Message Block)サーバ170とを有する。
画像読み取り装置110は、ネットワークを介してSMTPサーバ140、SSLサーバ150、FTPサーバ160、SMBサーバ170に接続される。
画像読み取り装置110は、原稿画像100を読み取り、原稿画像100に対応する画像データを生成する。そして、画像読み取り装置110は、上記画像データを暗号化し、暗号化データ130を作成する。
画像読み取り装置110は、暗号化データ130をFTPサーバ160またはSMBサーバ170に送信する。また、画像読み取り装置110は、画像データの暗号化に使用したパスワード文字列120を、暗号化メールに含めてSMTPサーバ140に送信するか、またはSSL通信によってSSLサーバ150に送信する。
図2は、本発明の実施形態にかかる画像読み取り装置110の構成を示す説明図である。
画像読み取り装置110は、画像読み取り部200、データ送信先設定部210、パスワード設定部220、パスワード通知先設定部230、暗号化データ生成部240、暗号化データ送信部250、パスワード通知部260、パスワード記憶部270、パスワード文字列出力部280、プリンタエンジン290、操作パネル300、およびネットワークI/F(InterFace)310を有する。
画像読み取り部200は、原稿画像を読み取り、その原稿画像に対応する画像データを生成する。具体的には、画像読み取り部200は、原稿の画像を光学的に読み取るスキャナである。
データ送信先設定部210は、画像データの送信先をデータ送信先として設定する。本実施形態では、データ送信先の設定は、操作パネル300へのユーザ入力によって行う。
パスワード設定部220は、画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定する。
パスワード通知先設定部230は、パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定する。本実施形態では、パスワード通知先の設定は、操作パネル300へのユーザ入力によって行う。
暗号化データ生成部240は、パスワード設定部220で設定したパスワード文字列を用いて画像データを暗号化し、暗号化データを生成する。
暗号化データ送信部250は、暗号化データ生成部240で生成した暗号化データをデータ送信先(本実施形態では、FTPサーバ160またはSMBサーバ170)にネットワークI/F310を介して送信する。
パスワード通知部260は、パスワード設定部220で設定したパスワード文字列をパスワード通知先(本実施形態では、SMTPサーバ140、SSLサーバ150、またはパスワード記憶部270)に通知する。
パスワード記憶部270は、パスワード通知部260から通知されたパスワード文字列を記憶する。
パスワード文字列出力部280は、パスワード記憶部270に記憶されているパスワード文字列を出力先である、プリンタエンジン290または操作パネル300に出力する。もし、当該出力先がプリンタエンジン290の場合、プリンタエンジン290は出力されたパスワード文字列を印刷出力する。もし、当該出力先が操作パネル300の場合、操作パネル300は出力されたパスワード文字列を操作パネル300上に表示出力する。
(画像読み取り装置の動作)
本発明の実施形態における画像読み取り装置110の動作を詳細に説明する。
本発明の実施形態における画像読み取り装置110の動作を詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態にかかる画像読み取り装置の動作処理フローを示す説明図である。
ステップS100では、データ送信先設定部210は、データ送信先に加えて、暗号化データ生成時に使用する暗号化強度と、暗号化データに対するアクセス権限とを、操作パネル300へのユーザ入力内容に基づいて設定する。
本実施形態では、暗号化強度として暗号方式および暗号化ビット数が設定され、アクセス制限として編集禁止や印刷禁止などが設定される。
ステップS110では、パスワード設定部220は、画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を、操作パネル300へのユーザ入力内容に基づいて設定する。
ステップS120では、パスワード通知先設定部230は、パスワード文字列の通知先を、操作パネル300へのユーザ入力内容に基づいて、パスワード通知先として設定する。
ステップS130では、画像読み取り部200は、原稿画像を読み取り、その原稿画像に対応する画像データを生成する。次に、暗号化データ生成部240は、パスワード設定部220で設定したパスワード文字列を用いて当該画像データを暗号化し、暗号化データを生成する。
ステップS140では、暗号化データ送信部250は、暗号化データ生成部240で生成した暗号化データをデータ送信先に送信する。
ステップS150では、パスワード通知部260は、パスワード設定部220で設定したパスワード文字列をパスワード通知先(本実施形態では、SMTPサーバ140、SSLサーバ150、またはパスワード記憶部270)に通知する。
(パスワード設定処理フロー)
次に、ステップS110におけるパスワード設定処理の動作について詳細に説明する。
次に、ステップS110におけるパスワード設定処理の動作について詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態にかかるパスワード設定処理の動作フローを示す説明図である。
ステップS200では、パスワード設定部220は、パスワードの設定方法として、ランダムに文字列を生成し、生成された文字列をパスワード文字列として設定する(以下、第1の設定方法と称する)、ユーザが入力した文字列をパスワード文字列として設定する(以下、第2の設定方法と称する)、のいずれかについて、パスワード設定画面からユーザの指定を受け付ける。
図7は、本発明の実施形態にかかるパスワード設定画面の一例を示す説明図である。当該パスワード設定画面では、暗号化データ生成時に使用する暗号化強度をパスワードの設定方法と併せて設定可能である。図7では、暗号化強度としてAES 128bitが設定され、パスワード設定方法として、ユーザ入力が設定されている。
ステップS200では、ユーザが第1の設定方法を選択すれば、処理はS220に遷移する。また、ユーザが第2の設定方法を選択すれば、処理はS210に遷移する。
ステップS210では、パスワード設定部220は、操作パネル300から、画像データの暗号化に使用されるパスワード文字列のユーザ入力を受け付ける。
ステップS220では、パスワード設定部220は、操作パネル300から、パスワード文字列長のユーザ入力を受け付ける。
ステップS230では、パスワード設定部220は、当該パスワード文字列長の文字列をランダムに生成し、生成された当該文字列をパスワード文字列として設定する。
(パスワード通知方法の決定処理動作)
次に、ステップS120におけるパスワード通知方法の決定処理動作について詳細に説明する。
次に、ステップS120におけるパスワード通知方法の決定処理動作について詳細に説明する。
図5は、本発明の実施形態にかかるパスワード通知方法の決定処理の動作フローを示す説明図である。
ステップS300では、パスワード通知先設定部230は、パスワードの通知先として、パスワード記憶部(以下、第1の通知先と称する)、指定宛先(以下、第2の通知先と称する)、パスワード記憶部ならびに指定宛先(以下、第3の通知先と称する)、のいずれかについて、操作パネル300を介してユーザの指定を受け付ける。
ステップS310では、ステップS300でのユーザの指定が第2の通知先または第3の通知先であれば処理はステップS320に遷移し、ステップS300でのユーザの選択が第1の通知先であればパスワード通知方法の決定処理は終了する。
ステップS320では、パスワード通知先設定部230は、操作パネル300から、パスワード文字列の転送宛先を受け付ける。このとき、暗号化データ送信先が電子メールアドレスの場合、パスワード文字列の転送宛先に当該電子メールアドレスを設定する。
(パスワード通知処理動作)
次に、ステップS150におけるパスワード通知処理の動作について詳細に説明する。
次に、ステップS150におけるパスワード通知処理の動作について詳細に説明する。
図6は、本発明の実施形態にかかるパスワード通知処理の動作フローを示す説明図である。
ステップS400では、パスワード文字列の指定宛先への転送指示があるか否かの判定を行う。もし、指定宛先への転送指示があれば処理はステップS410に遷移する。もし、指定宛先への転送指示がなければ処理はステップS440に遷移する。
ステップS410では、パスワード通知部260は、パスワード文字列を指定宛先へ転送する。このとき、パスワード通知部260は、パスワード文字列の機密性保護や漏洩防止のために、当該パスワード文字列に対して暗号化処理を施す。
例えば、電子証明書を用いた暗号化メール(S/MIME(SecureMIME))をSMTPサーバ140に送信したり、SSL通信によってパスワード文字列をSSLサーバ150に送信することが挙げられる。
また、パスワード通知部260は、当該パスワード文字列とともに、少なくとも当該パスワード文字列に対応する暗号化データの送信先、暗号化データのファイル名称を示す情報をパスワード通知先に転送する。
ステップS420では、パスワード通知部260は、ステップS410における指定宛先への転送が成功したか否かの判定を行う。もし、当該判定結果が成功の場合、処理はステップS430へ遷移する。もし、当該判定結果が失敗の場合、処理はステップS440へ遷移する。
ステップS430では、パスワード文字列のパスワード記憶部270への格納指示があるか否かを判定する。もし、当該判定結果が指示ありの場合、処理はステップS440へ遷移する。もし、当該判定結果が指示なしの場合、パスワード通知処理は終了する。
ステップS440では、パスワード通知部260は、パスワード文字列をパスワード記憶部270に格納する。このとき、パスワード文字列は情報保護のため、原稿の読み取り要求(以下、ジョブと称する)を発生させたユーザ(以下、オーナーユーザと称する)以外からの参照が不可能な領域に格納される。
当該領域に格納されたパスワード文字列を参照するには、パスワード記憶部に対するユーザ認証が必要である。つまり、オーナーユーザのみが、そのオーナーユーザが過去に実施した画像データの暗号化処理のパスワード文字列を参照可能である。
(パスワード出力処理)
以下、画像読み取り装置が、パスワード文字列を出力する処理について説明する。
以下、画像読み取り装置が、パスワード文字列を出力する処理について説明する。
まず、ユーザは、過去のジョブ履歴を確認するために、画像読み取り装置にログインするために所定のログインユーザおよびログインパスワードを操作パネル300に入力する。そして、操作パネル300は、当該ログインユーザに対するログインパスワードが正しければ、当該ユーザに対応する過去のジョブ履歴一覧画面を表示出力する。
つぎに、ユーザは、上記ジョブ履歴一覧画面を参照して、詳細確認したいジョブ履歴を操作パネルから選択する。そして、操作パネル300は、パスワード文字列出力部280に当該ジョブ履歴の出力要求を送信する。
つぎに、パスワード文字列出力部280は、パスワード記憶部270に保存されている当該パスワード文字列を含んだ当該ジョブ履歴情報を取得する。そして、パスワード文字列出力部280は、取得した当該ジョブ履歴情報を操作パネル300に送信する。
最後に、操作パネル300は、パスワード文字列出力部280から送信された当該ジョブ履歴情報を表示出力する。よって、ユーザは、当該ジョブ履歴情報を参照することで当該パスワード文字列を確認することができる。
図8は、操作パネル300が、パスワード文字列に対応するジョブの履歴情報を表示出力した、ジョブ履歴画面を示す。
図8において、項目「ジョブ」は、ジョブの名称であり、例えば、図8の「ScanToFTP」は、原稿画像を読み取り、その原稿画像に対応する暗号化データを生成し、その暗号化データをFTPサーバに転送した旨を示す。項目「時刻」は、暗号化データ送信部250が暗号化データをデータ送信先に送信した年月日時分を示す。
図8において、項目「転送先」は、暗号化データが格納されている装置のIPアドレスを示し、項目「転送先パス」は、暗号化データが格納されているディレクトリパスを示す。
図8において、項目「ログインユーザ」は、暗号化データの送信時に、データ送信先のログイン認証に使用するユーザの名称を示す。また、項目「ログインPassword」は、同じく暗号化データの送信時に、データ送信先のログイン認証に使用するパスワードを示す。
図8において、項目「フォーマット」は、画像データのファイル拡張子名を示す。また、項目「転送ファイル名」は、画像データのファイル名称を示す。
図8において、項目「暗号化」は、画像読み取り装置が画像データをデータ送信先に送信する前に当該画像データに対して暗号化処理を実施したか否かを示す。また、項目「パスワード」は、暗号化データを生成した場合、当該暗号化データの復号化に必要なパスワードを示す。
また、図8のジョブ履歴画面において、オーナーユーザからのプリント要求(図8の「パスワードのプリント」ボタン押下時に発生)が発生した場合、パスワード文字列出力部280は、パスワード文字列をプリンタエンジン290を介して印刷出力する。
(暗号化データ復号化手段)
データ送信先に送信された暗号化データをユーザが復号化する手段について説明する。
データ送信先に送信された暗号化データをユーザが復号化する手段について説明する。
ユーザは、指定宛先に通知されたメールまたは図8に示すジョブ履歴画面、に記載された項目「転送先」を参照することで、暗号化データが格納されている装置のIPアドレスを確認でき、項目「転送先パス」を参照することで暗号化データが格納されているディレクトリパスを確認できる。また、ユーザは、項目「転送ファイル名」を参照することで画像データのファイル名称を確認でき、項目「パスワード」を参照することで当該暗号化データの復号化に必要なパスワードを確認することができる。
そして、ユーザは、上記項目「ログインユーザ」、「ログインPassWord」、「転送先」、「転送先パス」、および「転送ファイル名」の情報に基づいて暗号化データの格納されているフォルダ内にアクセスし、当該暗号化データを開く。すると、パスワード文字列を入力する画面が表示されるので、ユーザは、項目「パスワード」を参照して確認したパスワード文字列を入力する。もし、当該ユーザが入力したパスワード文字列が、パスワード設定部で設定された文字列に等しければ、当該暗号化データは復号化される。
(本実施形態の効果)
以上説明したように本実施形態の画像読み取り装置は、原稿画像を読み取り、原稿画像に対応する画像データを生成する。また、画像読み取り装置は、画像データの送信先をデータ送信先として設定し、画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定し、パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定する。
以上説明したように本実施形態の画像読み取り装置は、原稿画像を読み取り、原稿画像に対応する画像データを生成する。また、画像読み取り装置は、画像データの送信先をデータ送信先として設定し、画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定し、パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定する。
画像読取装置は、パスワード文字列を用いて画像データを暗号化し、暗号化データを生成する。そして、画像読み取り装置は、暗号化データをデータ送信先に送信し、パスワード文字列を上記パスワード通知先に通知する。
すなわち、上記画像読み取り装置は、暗号化データをデータ送信先に送信する際、当該暗号化データの生成に用いたパスワード文字列をパスワード通知先に通知する。
その結果、ユーザは、従来当該パスワード文字列を別途通知していた手間を減らすことができる。
また、ランダムに生成された文字列を、画像データを暗号化する際に用いるパスワード文字列として利用することで、ユーザの意図しないパスワード入力ミスを防ぎ、また、ユーザのパスワード入力の手間を省くことができる。
また、データ送信先設定部は、データ送信先に加えて、暗号化データ生成時に使用する暗号化強度と、当該暗号化データに対するアクセス制限とを設定することも可能なので、ユーザは、当該暗号化データの重要性に応じた暗号化設定を行うことができる。
また、パスワード通知部は、パスワード文字列をパスワード通知先に通知する前に当該パスワード文字列に対して暗号化処理を行うので、パスワード通知処理における機密保護性を向上させることができる。
また、画像読み取り装置は、データ送信先が電子メールアドレスの場合、パスワード文字列と暗号化データを合わせて当該データ送信先(例えば、PC(Personal Computer)クライアント)に送信することもできる。その結果、ユーザは、自分のPCクライアントにおいて、当該パスワード文字列を用いて、そのパスワード文字列と合わせて送信された暗号化データを復号化することができる。
また、画像読み取り装置は、画像データの暗号化処理に使用したパスワード文字列を保管(指定宛先への転送、パスワード記憶部に格納、のうち少なくとも一方)することができる。その結果、ユーザは、当該パスワード文字列を忘れた場合でも、その保管先を参照することで当該パスワード文字列を確認することができる。
また、パスワード通知部は、パスワード文字列の指定宛先への転送を失敗した場合、当該パスワード文字列をパスワード記憶部に格納する。その結果、パスワード文字列の転送失敗時に当該パスワード文字列を失うリスクを回避できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 画像読み取りシステム、100 原稿画像、110 画像読み取り装置、120 パスワード文字列、130 暗号化データ、200 画像読み取り部、210 データ送信先設定部、220 パスワード設定部、230 パスワード通知先設定部、240 暗号化データ生成部、250 暗号化データ送信部、260 パスワード通知部、270 パスワード記憶部、280 パスワード文字列出力部。
Claims (11)
- 原稿画像を読み取り、前記原稿画像に対応する画像データを生成する画像読み取り部と、
前記画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定部と、
前記画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定するパスワード設定部と、
前記パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定部と、
前記パスワード文字列を用いて前記画像データを暗号化し、暗号化データを生成する暗号化データ生成部と、
前記暗号化データを前記データ送信先に送信する暗号化データ送信部と、
前記パスワード文字列を前記パスワード通知先に通知するパスワード通知部と、
を有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1に記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード設定部は、ユーザが入力した文字列をパスワード文字列として設定する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1に記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード設定部は、ランダムに文字列を生成し、生成された文字列をパスワード文字列として設定する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項3に記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード設定部は、ユーザが入力した文字列長をパスワード文字列長として設定する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の画像読み取り装置において、
前記データ送信先設定部は、前記データ送信先に加えて、前記暗号化データ生成時に使用する暗号化強度と、前記暗号化データに対するアクセス権限とを設定する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード通知部は、前記パスワード文字列を前記パスワード通知先に通知する前に該パスワード文字列に対して暗号化処理を行う、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード通知部は、
前記データ送信先が電子メールアドレスの場合は、前記パスワード文字列を前記データ送信先に送信する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード文字列を記憶するパスワード記憶部と、
前記パスワード記憶部に記憶されている前記パスワード文字列を出力するパスワード文字列出力部と、
をさらに備え、
前記パスワード通知部は、前記パスワード文字列の通知に失敗した場合、該パスワード文字列を前記パスワード記憶部に記憶する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の画像読み取り装置において、
前記パスワード文字列を記憶するパスワード記憶部と、
前記パスワード記憶部に記憶されている前記パスワード文字列を出力するパスワード文字列出力部と
をさらに備え、
前記パスワード通知部は、前記パスワード文字列を前記パスワード記憶部に記憶する、
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 原稿画像を読み取り、前記原稿画像に対応する画像データを生成する画像読み取り工程と、
前記画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定工程と、
前記画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定するパスワード設定工程と、
前記パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定工程と、
前記パスワード文字列を用いて前記画像データを暗号化し、暗号化データを生成する暗号化データ生成工程と、
前記暗号化データを前記データ送信先に送信する暗号化データ送信工程と、
前記パスワード文字列を前記パスワード通知先に通知するパスワード通知工程と、
を有することを特徴とする画像読み取り方法。 - 原稿画像を読み取り、前記原稿画像に対応する画像データを生成する画像読み取り工程と、
前記画像データの送信先をデータ送信先として設定するデータ送信先設定工程と、
前記画像データの暗号化に使用するパスワード文字列を設定するパスワード設定工程と、
前記パスワード文字列の通知先をパスワード通知先として設定するパスワード通知先設定工程と、
前記パスワード文字列を用いて前記画像データを暗号化し、暗号化データを生成する暗号化データ生成工程と、
前記暗号化データを前記データ送信先に送信する暗号化データ送信工程と、
前記パスワード文字列を前記パスワード通知先に通知するパスワード通知工程と、
をコンピュータに行わせるための、コンピュータプログラム。
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---|---|---|---|
JP2006056417A JP2007235716A (ja) | 2006-03-02 | 2006-03-02 | 画像読み取り装置、画像読み取り方法およびコンピュータプログラム |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009141784A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Murata Mach Ltd | 画像読取装置及び画像読取方法 |
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-
2006
- 2006-03-02 JP JP2006056417A patent/JP2007235716A/ja active Pending
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