JP2007226433A - 表示装置一体型情報書込装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】書込情報を表示する表示装置12と、情報を書込入力する位置検出機能付き情報入力装置14とを備える表示装置一体型情報書込装置11における表示装置12は、表示メモリー性を有し走査電極毎に順次アドレスされるパッシブ駆動もしくはアクティブ駆動される表示装置であり、表示装置12の背面または前面に位置検出機能付き書込装置14が一体配置されている。
【選択図】図1
Description
なお、本発明の表示装置一体型情報書込装置11は、図11(a)の概念図に示すように、表示装置12の背面に位置検出機能付き情報入力装置14が一体配置されているが、図11(b)の概念図に示すように、表示装置12の前面に位置検出機能付き情報入力装置14が一体配置されるようにしてもよい。
なお、上記図3に示す帯電粒子駆動型の表示装置では互いに光学的反射率および帯電特性の異なる白黒2色の表示媒体3W,3Bを用いたが、帯電粒子駆動型の表示装置を、「帯電特性を有する表示用有色粒子で構成される1色の表示媒体を、少なくとも一方が透明な基板間の隔壁によって仕切られた複数のセル内/ピクセル内に封入し、表示媒体の背面基板側に表示用有色粒子とは異なる色のカラー板を配置した構造」とすることもできる。
カラー表示を行う際には、光の三原色カラーフィルタを配置した3つのピクセルを1つのセットとしたユニット(ユニットセル)が画素単位となり、この画素単位に含まれるピクセル毎に独立した表示媒体移動を行うことで、カラーフィルタを通して得られる3色の合成によるカラー表示を行うことができる。
なお、図4ではセルを3つのピクセルに分けて3色の透明カラーフィルタを用いたが、ユニットセルを4つのピクセルで構成し、光の三原色(赤,緑,青)の透明カラーフィルタおよび白色の透明カラーフィルタを用いるようにしてもよい。
カラー表示を行う際には、黒の表示媒体3Bおよび光の三原色(赤,緑,青)の1色の表示媒体を封入した3つのピクセルを1つのセットとしたユニット(ユニットセル)が画素単位となり、この画素単位に含まれるピクセル毎に独立した表示媒体移動を行うことで、3色の合成によるカラー表示を行うことができる。
カラー表示を行う際には、白の表示媒体3Bおよび色の三原色(C,M,Y)の1色の表示媒体を封入した3つのピクセルを1つのセットとしたユニット(ユニットセル)が画素単位となり、この画素単位に含まれるピクセル毎に独立した表示媒体移動を行うことで、3色の合成によるカラー表示を行うことができる。
さらに、本発明の表示装置一体型情報書込装置は、帯電粒子駆動型の情報表示用パネルを用いた表示装置12を用いているため、従来の液晶駆動型の表示装置一体型情報書込装置に比べて薄型の表示装置にできるので、表示装置一体型情報書込装置全体を薄型にすることができる。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図9に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示状態の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の表示装置一体型情報書込装置に表示装置として搭載する情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
本発明に用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で表示媒体として用いられる。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。その他、上記した添加剤を複数組合せて本発明で用いる表示媒体を構成する表示用白色粒子や表示用黒色粒子を作製することができる。このうち、表示用白色粒子には酸化チタンなどの白色顔料を用いることが好ましく、表示用黒色粒子にはカーボンブラックなどの黒色顔料を用いることが好ましい。
上記着色剤を配合して所望の色の表示用有色粒子を作製できる。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体としての移動が可能となる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
この空隙部分とは、図2、図3〜図8において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体3の占有部分、隔壁4の占有部分、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体としての移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
2 基板(表示面側透明基板)
3 表示媒体(粒子群、粉流体)
3W 白色表示媒体
3B 黒色表示媒体
3R 赤色表示媒体
3G 緑色表示媒体
3BL 青色表示媒体
3C 水色(シアン)表示媒体
3M 赤紫(マゼンダ)表示媒体
3Y 黄色(イエロー)表示媒体
3Wa 表示用白色粒子
3Ba 表示用黒色粒子
3Ra 表示用赤色粒子
3Ga 表示用緑色粒子
3BLa 表示用青色粒子
3C 表示用水色(シアン)粒子
3Ma 表示用赤紫色(マゼンダ)粒子
3Ya 表示用黄色(イエロー)粒子
4 隔壁
5 電極
6 電極
7R,7G,7B 透明カラーフィルタ
11 表示装置一体型情報書込装置
12 表示装置(情報表示用パネル)
13 パソコン一式
14 位置検出機能付き書込装置
14a 位置指示装置(電子ペン)
14b 位置検出装置
Claims (6)
- 書込情報を表示する表示装置と、情報を書込入力する位置検出機能付き情報入力装置とを備える表示装置一体型情報書込装置であって、
前記表示装置は表示メモリー性を有し走査電極毎に順次アドレスされるパッシブ駆動もしくはアクティブ駆動される表示装置であり、該表示装置の背面または前面に前記位置検出機能付き書込装置を一体配置して成ることを特徴とする表示装置一体型情報書込装置。 - 前記表示装置は、少なくとも一方が透明な互いに対向する2枚の基板間の隔壁によって仕切られた複数のセル内に、互いに光学的反射率および帯電特性が異なる2種類の表示媒体を封入し、前記2枚の基板に設けた電極に電圧を印加することによって、これら表示媒体を移動させて書き込んだ情報を表示する表示装置であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置一体型情報書込装置。
- 前記表示装置は、前記2枚の基板に設けた電極への電圧供給をなくした後も継続して書き込んだ情報を表示する表示装置であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置一体型情報書込装置。
- 前記表示装置は、2枚の基板間の隔壁によって仕切られた複数のセルがさらに3つに細分化したピクセルで構成され、透明な基板側に、ピクセル毎に光の三原色の透明カラーフィルタを各々配置し、ピクセル内の気中空間に封入した、互いに帯電特性が異なる白黒2色の表示媒体を、前記2枚の基板に設けた電極に電圧を印加することによって移動させて書き込んだ情報を表示する表示装置であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示装置一体型情報書込装置。
- 前記表示装置は、2枚の基板間の隔壁によって仕切られた複数のセルがさらに3つに細分化したピクセルで構成され、ピクセル内の気中空間に、ピクセル毎にそれぞれ黒色表示媒体と光の三原色(R,G,B)のうちの1色の表示媒体との組合せで各々封入し、前記2枚の基板に設けた電極に電圧を印加することによって移動させて書き込んだ情報を表示する表示装置であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示装置一体型情報書込装置。
- 前記表示装置は、2枚の基板間の隔壁によって仕切られた複数のセルがさらに3つに細分化したピクセルで構成され、ピクセル内の気中空間に、ピクセル毎にそれぞれ白色表示媒体と色の三原色(C,M,Y)のうちの1色の表示媒体との組合せで各々封入し、前記2枚の基板に設けた電極に電圧を印加することによって移動させて書き込んだ情報を表示する表示装置であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示装置一体型情報書込装置。
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