JP2007221741A - パッキンを用いたスピ−カ−ユニットの取り付け方 - Google Patents

パッキンを用いたスピ−カ−ユニットの取り付け方 Download PDF

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Abstract

【課題】 スピ−カ−ボックスにスピ−カ−ユニットを取り付けた時に生じる隙間を埋めて、あわせてスピ−カ−ボックスとスピ−カ−ユニットとの一体化を完全なものにすることによって、空気漏れや不要な振動に起因する音質の劣化を防ぐこと。
【解決手段】 スピ−カ−ユニットのフレ−ム、もしくはスピ−カ−ボックスのユニット取り付け面のどちらか、あるいはユニットとボックスの間に挟み込んで使用するアダプタ−リングにパッキン取り付け用の環状の溝を設けて、ユニット取り付け時には圧迫されることで厚みを減じるリング状のパッキンを挟み込むことでこの課題を解決する。又、フレ−ムの縁が折り返されているユニットの場合には、折り返された縁よりも厚みを持たせた同様のリング状のパッキンを挟み込んで取り付けることによってこの課題を解決する。
【選択図】図13

Description

本発明はスピ−カ−ユニットのスピ−カ−ボックスへの取り付けに関するものであり、スピ−カ−ユニットとスピ−カ−ボックスとの間にパッキンを使用し、且つそのパッキンの素材と形状、使用方法に工夫を加えることによってスピ−カ−作動時の空気漏れと不要振動とを共に防ぐようにするものです。
従来、スピ−カ−ボックスにスピ−カ−ユニットを取り付けする場合、その接触面には何も挾まないか、或いは極く薄手のコルクやゴム、発泡素材などで出来たド−ナツ状のパッキンやスペ−サ−を挟み込んでいた。又、一部では金属製のアダプタ−リング(リング状のプレ−ト)を用いているものがあった。
しかし、これらのやり方ではユニットのフレ−ムがダイキャスト製である場合、フレ−ムとスピ−カ−ボックスの取り付け面との整合が完全ではない場合も多く、仮にユニットがボックスの取り付け面に落とし込むかたちで取り付けられていたとしても気密性は完全ではなく、その隙間から空気が漏れて音質を劣化させていた。ユニットのフレ−ムがプレス加工によって作られている場合には、折り曲げられたフレ−ムの縁の部分とスピ−カ−ボックスの取り付け面との接触が完全な環状にはならないことが多く、又、それを補う為の発泡素材による薄手のド−ナツ状スペ−サ−が使用されている場合が多いが、これは気密性が悪く、そこで空気漏れをおこして音質を劣化させていた。又、各種パッキン使用の場合には、ユニットのフレ−ムとスピ−カ−ボックスの取り付け面との間に弾性のある素材を挾んだかたちになっているのでフレ−ムが取り付け面からは浮いており、スピ−カ−作動時にはユニット自体が微細な振動をおこして音質を劣化させていた。更に金属製のアダプタ−リングを用いた場合でも、ユニットとアダプタ−リングとは完全に結合して一体化できても、アダプタ−リングとスピ−カ−ボックスの取り付け面との整合を保障するものではなく、したがって空気漏れを原因とする音質劣化を排除しきれてはいなかった。
この課題を解決するための請求項1の発明は、例えばスピ−カ−ユニットのフレ−ムがダイキャスト製品の場合、フレ−ムの裏側(ユニットが外付けの場合。内付けの場合はフレ−ムの表側)にパッキン取り付け用の環状の溝を設けておき、そこへ溝の深さよりも余分に厚みをもたせた衝撃吸収性の高い軟質樹脂素材を用いたリング状のパッキンを接着もしくは挟み込むものであり、ユニットがスピ−カ−ボックスの取り付け面にネジ止めされることによってこのパッキンが圧迫・変形されて隙間を埋めて空気漏れを防ぎ、同時にパッキンの厚みは減少するためにフレ−ムの裏側とスピ−カ−ボックスのユニット取り付け面とは完全に接触して堅固に固定される。又、使用するスピ−カ−ユニットのフレ−ムがプレスフレ−ムでしかもその縁が折り返されていない場合には、スピ−カ−ボックスのユニット取り付け面の側に環状の溝を設けて、その溝よりも余分に厚みをもたせた同様の軟質樹脂素材を用いたリング状のパッキンを接着もしくは挟み込むようにして取り付ける。そうすればユニットがスピ−カ−ボックスの取り付け面にネジ止めされることによってパッキンが圧迫・変形されて隙間を埋めて空気漏れを防ぎ、厚みを減らしたパッキンは何ら干渉することが無いためにフレ−ムの裏側とスピ−カ−ボックスのユニット取り付け面とは完全に接触して堅固に固定される。
請求項2の発明は、スピ−カ−ユニットのフレ−ムがプレスフレ−ムで縁が折り返してある場合に、折り曲げられた縁の厚みよりも余分に厚みをもたせた衝撃吸収性の高い軟質樹脂素材を用いたリング状のパッキンを接着、もしくは挟み込むものであり、ユニットがスピ−カ−ボックスの取り付け面にネジ止めされることにより、パッキンが圧迫・変形されて隙間を埋めて空気漏れを防ぎ、一方パッキンの厚みは減少するためにフレ−ムの縁とスピ−カ−ボックスのユニット取り付け面とは完全に接触して堅固に固定される。
請求項3の発明は、スピ−カ−ユニットとスピ−カ−ボックスの間に挟み込んで使うアダプタ−リングに応用する場合のもの(ユニットのパッキン接触面に大きく肉抜きが施されていない場合にのみ適応)で、アダプタ−リングの表(ユニットと接触する面)と裏(ボックスと接触する面)の両面にそれぞれパッキン取り付け用の環状の溝を設けて、その溝よりも余分に厚みをもたせた衝撃吸収性の高い軟質樹脂素材を用いたリング状のパッキンを接着もしくは挟み込むようにする。これをユニットとともにボックスにねじ止めすれば、パッキンは圧迫・変形されて隙間を埋めて空気漏れを防ぎ、同時にパッキンの厚みは減少するためにフレ−ムの裏側とアダプタ−リングの表側、アダプタ−リングの裏側とスピ−カ−ボックスのユニット取り付け面とは各々完全に接触して堅固に固定される。
本発明により、スピ−カ−ユニットをスピ−カ−ボックスに取り付けた時にできる隙間をなくし空気漏れを防ぐと同時に、従来あったパッキンを介在した取り付け方では不完全であったユニットとボックスとの堅固な一体化を可能にして、音質の劣化を防ぐことが出来る。尚、この発明はフルレンジユニットやウ−ファ−、ツイ−タ−、スコ−カ−など、スピ−カ−ボックスに取り付けて使用する各種のスピ−カ−ユニットを始めとして、スピ−カ−ボックスの入力端子やアッテネ−タ−の取り付け部分にも応用可能である。
本発明におけるパッキンを収めるための環状の溝のサイズは、図1に示すように使用するスピ−カ−ユニットごとに決められているスピ−カ−ボックスに開ける取り付け孔の直径よりも大きく、同じくユニットのフレ−ムのアウトラインよりも内側の範囲の中に納まる大きさで適宜に決める。パッキンのサイズはそれに準ずるが、ユニット装着時には圧迫されたパッキンは幅が増えている(図2)ので、その増幅分だけの余裕を見込んで溝の幅を決める。溝の深さは常態のパッキンの厚みよりも浅くなるようにする(図2)が、パッキンの幅や厚みは使用するユニットの口径や重量に合わせて程よい寸法を選択する。溝の平面形は円形を基本とするが、フレ−ムの側の条件次第で楕円形や多角形としてもよく、パッキンの平面形も円形を基本としてこれに合わせる。溝の断面型は四角形、外に開いた台形もしくは半円形(図3)とし、その底部は平面性を確保しなければならない。パッキンの断面型については四角形を基本とするものの、被圧迫時のパッキンの弾性が強く出すぎないようにする為と、ユニットの設計によっては溝の巾や深さが大きく取れない場合もあるので、台形や三角形、半円形、(底辺部が溝の底部にくる)あるいは円形としてもよい(図4)。ユニットの固定には必ずねじを使用して堅固に固定するが、最終的にユニットのフレ−ムが圧迫されたパッキンの弾性によってユニット取り付け面から浮き上がっていることが無いように、溝とパッキンの形状・寸法の決定には注意を要する。
図5,13は請求項1の一実施例を示す。スピ−カ−ユニットのフレ−ムに予め設けられた溝にパッキンを装着し、スピ−カ−ボックスにねじ止めする。図6bに示すようにパッキンの厚みは圧縮されてフレ−ムの裏側とボックスの取り付け面とは完全に接触する。
図7は請求項1のもう一つの一実施例を示す。スピ−カ−ボックスの取り付け面に予め設けられた溝にパッキンを装着し、スピ−カ−ユニットをねじ止めする。図8bに示すように、パッキンの厚みは圧縮されてフレ−ムの裏側とボックスの取り付け面とは完全に接触する。
図9,14は請求項2の一実施例を示す。プレスフレ−ムのスピ−カ−ユニットのフレ−ムの縁の折り返しの厚みよりも余計に厚みをもたせたパッキンをユニットに嵌めてからスピ−カ−ボックスにねじ止めする。図10bに示すように、パッキンの厚みは圧縮されてフレ−ムの縁とボックスの取り付け面とは完全に接触する。尚、ユニットのねじ孔の位置とスピ−カ−ボックスの取り付け孔の縁との距離が極端に近いような場合には、パッキンの平面型を図15の例のようなかたちとしてもよい。
図11は請求項3の一実施例を示す。スピ−カ−ユニット取り付け用のアダプタ−リングの両面に予め設けられた溝にパッキンを装着し、ユニットごとスピ−カ−ボックスにねじ止めする。図12bに示すように、表裏両面のパッキンの厚みは各々圧縮されてフレ−ムの裏側とアダプタ−リングの表側、アダプタ−リングの裏側とスピ−カ−ボックスの取り付け面とは完全に接触する。尚、ユニットの側に既にパッキンが備えられている場合はアダプタ−の裏面のみに溝とパッキンを設ける。
本発明によるスピ−カ−ユニットの取り付け方法は工業的に量産することが可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
パッキンの位置とサイズの一例。(正面より透視図的に見る) パッキンと溝の断面図。(aは常態、bは被圧迫状態を示す) 溝の断面図。 断面図で各種のパッキンの断面型を示す。 請求項1の発明を施したスピ−カ−ユニットとスピ−カ−ボックス、パッキンの前方からの斜視図。 aは図5、13のユニットとパッキンの側面図。(フレ−ムとパッキンのみは断面で示す。)bはそのスピ−カ−ボックスへの装着状態。(フレ−ムとパッキン、ユニット取り付け面を断面で示しネジその他は省略。) 請求項1の発明を施したスピ−カ−ボックスのスピ−カ−ユニット取り付け面とユニット、パッキンの前方からの斜視図。 aは図7のユニット取り付け面とパッキンの側面図。(両者を断面で示す。)bはユニットこみでその装着状態を見る。(パッキンとユニット取り付け面を断面で示しネジその他は省略。) 請求項2の発明を施すスピ−カ−ユニットとスピ−カ−ボックス、パッキンの前方からの斜視図。 aは図9、14のユニットとパッキンの側面図。(フレ−ムとパッキンのみは断面で示す。)bはその装着状態。(フレ−ムとパッキン、ユニット取り付け面を断面で示しネジその他は省略。) 請求項3の発明を施したアダプタ−リングとユニット、パッキンの前方からの斜視図。 aは図11のアダプタ−リングとパッキンの側面からの断面図。bはユニットこみでのその装着状態。(アダプタ−リングとパッキン、ユニット取り付け面を断面で示しネジその他は省略。) 請求項1の発明を施したスピ−カ−ユニットとパッキンを後方から見る。 請求項2の発明を施すスピ−カ−ユニットとパッキンを後方から見る。 ユニットのねじ孔の位置とスピ−カ−ボックスの取り付け孔の縁との距離が極端に近い場合のパッキンの平面型の一例。※図面中では主要部以外は省略して描いてあり、各部の寸法比は正確ではありません。

Claims (3)

  1. スピ−カ−ユニットのフレ−ム、もしくはスピ−カ−ボックスのユニット取り付け面のどちらかに環状の溝を設け、そこにソルボセイン(登録商標)等の衝撃吸収性の高い樹脂系素材やシリコ−ンゴム等の軟質樹脂素材を用いた円形、又は多角形のリング状パッキンを接着、或いは挟み込んだことを特徴とするスピ−カ−ユニットの取り付け方。
  2. スピ−カ−ユニットのフレ−ムにソルボセイン(登録商標)等の衝撃吸収性の高い樹脂系素材やシリコ−ンゴム等の軟質樹脂素材を用いた円形、又は多角形のリング状パッキンを接着、或いは挟み込んだことを特徴とするスピ−カ−ユニットの取り付け方。
  3. スピ−カ−ユニット取り付け用のアダプタ−リングの片面、もしくは両面に環状の溝を設け、そこにソルボセイン(登録商標)等の衝撃吸収性の高い樹脂系素材やシリコ−ンゴム等の軟質樹脂素材を用いた円形、又は多角形のリング状パッキンを接着、或いは挟み込んだことを特徴とするスピ−カ−ユニットの取り付け方。
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