JP2007221231A - 撮像モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い集光機能を備えながら、パッケージ構造の小型化を容易に実現することのできる撮像モジュールおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】撮像モジュールは結像レンズ20を介して受光部11に結像される光学像を光電変換する撮像素子10を備え、撮像素子10がパッケージ化された状態で回路基板に実装される。結像レンズ20は撮像素子10の受光部11を封止する態様で結像レンズ20の支持部22が撮像素子10の表面に接合されており、この接合面の外部に配されている撮像素子10の電極パッド12と回路基板への実装に用いられるリードフレーム(電極端子)のリード部14bとが電気的に接続される。これら結像レンズ20と撮像素子10との接合部および電気的な接続部を覆う態様にて、結像レンズ20と共々、撮像素子10が樹脂モールドされる。
【選択図】図1

Description

この発明は、撮像素子を有して構成されて回路基板に実装される撮像モジュールおよびその製造方法に関する。
従来、こうした撮像素子が樹脂やセラミック等によりパッケージ化された状態で回路基板に実装される撮像モジュールが知られている。撮像素子は、撮像レンズ等を介して外部から入射される光学像を受光し、その受光量に応じて光学像を光電変換する受光部や、この光電変換された電気信号(画像信号)を転送する転送部等を有して構成されており、この転送される画像信号が回路基板を介して画像処理回路等に取り込まれるようになる。
ここで、上記撮像素子をパッケージ化する方法としては、撮像素子を例えばセラミックからなるパッケージにダイボンドしてワイヤボンディングにより電気的なコンタクトをとった後、これらをガラス板により封止するものがある。しかしこの場合、セラミックパッケージが一般に高価であるため、その製造コストも自ずと高価になる等の課題が残る。
また、同撮像素子をパッケージ化する方法として、撮像素子を低コストかつ量産性に優れている樹脂からなるパッケージにダイボンドして上記ワイヤボンディングによる電気的なコンタクトをとった後、ガラス板を接着してこれを封止するものもある。ただしこの構造は、大気にさらされやすいために、撮像素子上に形成されている例えばAl(アルミニウム)からなる電極パッドが大気中の湿気により腐食するおそれがあるなど、信頼性の面での問題が無視できない。
一方、こうした撮像素子の電極パッドを外部雰囲気から保護する方法も知られてはいる。そしてその一例として、撮像素子の電極パッドを基板上の電極端子にワイヤボンディングによって接続した後、これら撮像素子および電極パッドを共に透明樹脂によりモールドする方法がある。しかしこの方法の場合、透明樹脂は一般に線膨張係数が大きいことから、こうしたモールドの際の熱応力によりボンディングワイヤが断線しやすくなる等の問題があるとともに、受光部以外の領域に入射される外乱光を別途遮光する必要も生じる。
そこで近年は、こうした各種課題を解決すべく、例えば特許文献1に記載されたパッケージ構造を有する撮像モジュールなども提案されるに至っている。図13に、この特許文献1に記載されている撮像モジュールのパッケージ構造についてその断面構造を示す。
図13に示されるように、この撮像モジュールにおいて、撮像素子10は、受光面(撮像面)を上向きにした状態でセラミック等からなる基板80上にダイボンド用接着剤により接着されて搭載されている。撮像素子10には外部から入射される光学像の光電変換を行う受光部11や、同受光部11にて光電変換された電荷の転送を行う転送部等が一体に形成されており、その上面の受光部11を構成する領域以外の端部領域に電極パッド12が形成されている。この電極パッド12は、上記基板80に一体に形成されている端子電極81とボンディングワイヤ13を介して電気的に接続されている。また、撮像素子10の受光部11には、透明な保護部材として例えば色補正フィルタとして機能するガラス板75が適宜の接着剤により接着されている。また、さらに、このガラス板75の上面には、上記電極パッド12が形成される領域を含めて当該撮像モジュールの全表面を覆う態様で、同じく透明な保護部材としての例えばガラス板76がこれも適宜の接着剤によって接着されている。そして、上記ガラス板76と基板80との間に黒色のモールド樹脂78が充填されることで、撮像素子10の封止が行われるとともに、外部からの不要な外乱光の受光部11への受光が遮光される。撮像モジュールとしてのこのようなパッケージ構造により、撮像素子10の受光部11となる領域のみに外部からの光を受光することができるようになるとともに、電極パッド12およびボンディングワイヤ13がモールド樹脂78やガラス板76により保護されることで、その信頼性の確保が図られるようになる。
特公平7−54974号公報
ところで、上記パッケージ構造を有する撮像モジュールにおいては、その表面に設けられるガラス板76が、ガラス板75をスペーサとするかたちで撮像素子10の受光部11と対向しており、これによってガラス板76と撮像素子10との間に所定の間隙が確保されている。ただし上述のように、これらガラス板75および76はいずれも接着剤により接着されるため、上記撮像素子10の受光部11にマイクロレンズが形成されている場合には、その表面が全て接着剤にて覆われることとなる。こうしたマイクロレンズは通常、マイクロレンズそのものの屈折率と空気等の周囲環境の屈折率との屈折率差を利用してその集光機能を果たすこととなる。このためこのような構造では、接着剤による屈折率差の低下に起因するマイクロレンズとしての集光機能の低下が避けられない。
一方、上記撮像モジュールの実用に際しては、パッケージ化された撮像素子10の受光部11に光学像を結像するための結像レンズを別途その上方に設置することではじめてカメラ等としての撮像機能が得られるようになる。このため、撮像モジュールとしての実用上の小型化が難しく、しかも部品点数や各部品の組み付けにかかる工数の増加も避けられない。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、高い集光機能を備えながら、パッケージ構造の小型化を容易に実現することのできる撮像モジュールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、結像レンズを介して受光部に結像される光学像を光電変換する撮像素子を備え、該撮像素子がパッケージ化された状態で回路基板に実装される撮像モジュールとして、前記結像レンズが前記撮像素子の受光部を封止する態様で同結像レンズの支持部を前記撮像素子の表面に接合するとともに、該接合面の外部に配されている撮像素子の電極と前記回路基板への実装に用いられる電極端子とを電気的に接続し、これら結像レンズと撮像素子との接合部および電気的な接続部を覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする構造とした。
撮像モジュールとしてのこのような構造によれば、上記結像レンズと上記撮像素子とが1つのパッケージとして一体に形成されることから、その小型化が容易であるとともに、当該撮像モジュール単体でカメラ等としての撮像機能を得ることができるようにもなる。また、結像レンズと撮像素子とは結像レンズの上記支持部を通じて接合されるため、撮像素子の受光部が接着剤等によって覆われる懸念もなく、撮像モジュールとしての高い集光機能が確保されるようにもなる。しかも、この結像レンズの支持部との接合を通じて撮像素子の受光部が封止されるようになることから、同受光部の外部雰囲気からの保護や、大気中の湿気に起因する結像レンズ内面の曇り等の回避が併せて図られるとともに、従来懸念された撮像素子の電極やその電気的な接続部等もモールド樹脂を通じて的確に保護されるようになる。
また、こうした構造において、請求項2に記載の発明によるように、前記結像レンズの支持部を前記撮像素子の受光部を囲繞する筒状に形成し、結像レンズと撮像素子の受光部との間に空間を有するように、同結像レンズの支持部と撮像素子とを接合することとすれば、この支持部の筒長を通じて、結像レンズの焦点調整等も容易に行うことができるようになる。しかも、同構造によれば、撮像素子の受光部にマイクロレンズが形成される場合であれ、こうしたマイクロレンズによる集光機能がより良好に確保、維持されるようにもなる。
一方、これら請求項1または2に記載の構造において、上記結像レンズとその支持部とは各別の部品として形成し、これらを組み付けてその一体化を図ることも可能ではあるが、特に請求項3に記載の発明によるように、これら結像レンズとその支持部とを、同一のガラス材にて一体成形することとすれば、部品管理の簡略化や製造工数の削減が図られることとなり、ひいては生産コストの好適な低減が図られるようになる。
また、上記請求項1〜3のいずれかに記載の構造においては、請求項4に記載の発明によるように、結像レンズの支持部と撮像素子の表面とが陽極接合により接合された構造とすることが特に有効である。撮像モジュールとしてのこのような構造により、少なくとも結像レンズの支持部と撮像素子の表面との間では、接着剤等を不要とするクリーンで且つ強固な接合が可能になるとともに、それらが結像レンズと撮像素子の受光部との間に空間を有して接合される場合には、この空間を真空に保つことも可能となる。そして、同空間が真空に保たれることにより、環境温度の変化に伴う空気の伸縮によって上記接合部に不要な応力が作用するなどの不都合等も的確に回避されるようになる。
なお、これら請求項1〜4のいずれかに記載の構造に関しては、請求項5に記載の発明のように、前記結像レンズを光軸方向に積層された複数のレンズにて構成するとともに、それら各レンズの接合部も含めて前記撮像素子が樹脂モールドされる構造とすることもできる。撮像モジュールとしてのこのような構造によれば、集光領域や焦点距離等の調整にかかる自由度が増し、当該撮像モジュールとしての用途の拡大等も可能となる。しかも、それら複数のレンズの接合部も併せて樹脂モールドされることで、同モジュールとしての強度が低下する懸念もない。
また一方、こうした撮像モジュールの製造方法としては、例えば請求項6に記載の発明のように、
(A1)前記撮像素子とする複数の素子をシリコンウェハに一括形成する工程。
(A2)前記シリコンウェハに対応する大きさのガラス板に前記結像レンズとするレンズを前記シリコンウェハに形成される複数の素子の各々のサイズに対応するサイズにてその支持部と共に一括形成する工程。
(A3)前記撮像素子とする素子を一括形成したシリコンウェハに前記結像レンズとするレンズを一括形成したガラス板をそれら各素子と各レンズとが重なり合うように各レンズの前記支持部を通じて接合する工程。
(A4)これら接合したシリコンウェハおよびガラス板を前記シリコンウェハに形成された素子を単位として一括してダイシングする工程。
(A5)このダイシングによって切り出された結像レンズ付き撮像素子をリードフレームにダイボンドして、該リードフレームと撮像素子の電極とを電気的に接続する工程。
(A6)前記結像レンズと前記撮像素子との接合部および前記リードフレームと前記撮像素子の電極との電気的な接続部を同時に覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする工程。そして、
(A7)前記リードフレームの不要部分をカットして前記回路基板に実装される撮像モジュールとする工程。
といった各工程を備える製造方法が有効である。このような製造方法により、少なくとも上記請求項1に記載の構造を有する撮像モジュールの製造が可能となることはもとより、その基本構造である撮像素子と結像レンズ(正確にはその支持部)との接合がウェハ単位にてなされることから、その生産効率を最大限に高めることが可能ともなる。
もっとも、同撮像モジュールの製造方法がこうした方法に限られる訳ではなく、例えば請求項7に記載の発明のように、
(B1)前記撮像素子とする複数の素子をシリコンウェハに一括形成する工程。
(B2)ガラス板に対し、前記結像レンズとするレンズを前記シリコンウェハに形成される複数の素子の各々のサイズに対応するサイズにてその支持部と共に1乃至複数個形成する工程。
(B3)前記撮像素子とする素子を一括形成したシリコンウェハに前記結像レンズとするレンズを形成したガラス板をそれら各素子と各レンズとが重なり合うように各レンズの前記支持部を通じて接合する工程。
(B4)これら接合したシリコンウェハおよびガラス板を前記シリコンウェハに形成された素子を単位としてダイシングする工程。
(B5)このダイシングによって切り出された結像レンズ付き撮像素子をリードフレームにダイボンドして、該リードフレームと撮像素子の電極とを電気的に接続する工程。
(B6)前記結像レンズと前記撮像素子との接合部および前記リードフレームと前記撮像素子の電極との電気的な接続部を同時に覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする工程。そして、
(B7)前記リードフレームの不要部分をカットして前記回路基板に実装される撮像モジュールとする工程。
といった各工程を備える製造方法を採用することもできる。すなわち、撮像素子に対する結像レンズの接合は、必ずしもウェハ単位で一括して行わずとも、その1乃至複数を単位として行うようにしてもよい。このような製造方法によっても、少なくとも上記請求項1に記載の構造を有する撮像モジュールを得ることはできる。
また、少なくとも上記請求項1に記載の構造を有する撮像モジュールを得るという意味では、例えば請求項8に記載の発明のように、
(C1)前記撮像素子とする素子をシリコンウェハに形成する工程。
(C2)この形成した素子をダイシングによって切り出す工程。
(C3)ガラス板に対し、前記結像レンズとするレンズを前記シリコンウェハに形成される素子のサイズに対応するサイズにてその支持部と共に形成する工程。
(C4)前記ダイシングによって切り出された素子に前記レンズが重なり合うように前記レンズの支持部を通じて接合する工程。
(C5)この接合された結像レンズ付き撮像素子をリードフレームにダイボンドして、該リードフレームと撮像素子の電極とを電気的に接続する工程。
(C6)前記結像レンズと前記撮像素子との接合部および前記リードフレームと前記撮像素子の電極との電気的な接続部を同時に覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする工程。そして、
(C7)前記リードフレームの不要部分をカットして前記回路基板に実装される撮像モジュールとする工程。
といった各工程を備える製造方法であってもよい。要は、撮像素子と結像レンズ(正確にはその支持部)との接合単位は任意であり、このように撮像素子として切り出した素子を単位として個別にそれら接合を図るようにしてもよい。
そして、これら請求項6〜8のいずれに記載の製造方法であれ、撮像素子と結像レンズ(正確にはその支持部)との接合には、請求項9に記載の発明によるような陽極接合を用いることで、少なくとも結像レンズの支持部と撮像素子の表面との間での接着剤等を不要とするクリーンで且つ強固な接合が可能になる。しかも、それらが結像レンズと撮像素子の受光部との間に空間を有して接合される場合には、この空間を真空に保つことも可能となり、ひいては環境温度の変化に伴う空気の伸縮によって上記接合部に不要な応力が作用するなどの不都合を回避することができるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、この発明にかかる撮像モジュールの第1の実施の形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、この実施の形態にかかる撮像モジュールの断面構造を示したものである。同図1に示されるように、この撮像モジュールは、例えばCCD(Charge Coupled Device)撮像素子やCMOS(Complementaly Metal Oxide Semiconductor)撮像素子等からなる撮像素子10とその受光部に光学像を結像するための結像レンズ20とが一体にモールド樹脂30によってパッケージ化された構造を有している。
このうち、撮像素子10は、受光面(撮像面)を上向きにした状態でリードフレームのアイランド部14a上にダイボンド用接着剤により接着固定されている。この撮像素子10には、外部から入射される光学像の光電変換を行う受光部11や、同受光部11にて光電変換された電荷の転送を行う転送部等が一体に形成されており、撮像素子10の上面のうち受光部11を構成する領域以外の端部領域には例えばAl(アルミニウム)からなる電極パッド12が形成されている。この電極パッド12は、上記リードフレームのリード部14bとボンディングワイヤ13を介して電気的に接続されている。
また、この撮像素子10の上方に搭載されている結像レンズ20は、凸レンズからなるレンズ部21と該レンズ部21を支持する筒状の支持部22とからなり、この支持部22が撮像素子10の上記受光部11を囲繞し、且つ封止する態様で、同撮像素子10の表面に陽極接合により接合されている。そして、これら結像レンズ20と撮像素子10の受光部11との間には真空に保たれた空間40が形成されている。これにより、上記受光部11の外部雰囲気からの保護や、大気中の湿気に起因するレンズ部の内面21bの曇り等の回避が図られるとともに、環境温度の変化に伴う空気の伸縮によって上記接合部に不要な応力が作用するなどの不都合に対する回避が図られるようになる。なお、上記撮像素子10の受光部11には図示しないマイクロレンズが形成されており、結像レンズ20を介して受光部11に入射される光の集光性が高められている。
そして、これら結像レンズ20および撮像素子10は、結像レンズ20の上面(表面)21aが露出する状態で、すなわち結像レンズ20と撮像素子10との接合部、電極パッド12、ボンディングワイヤ13およびリード部14bの一部(インナーリード)が選択的に覆われるかたちで、例えば黒色のモールド樹脂30により樹脂モールドされている。こうしたパッケージ構造により、これら結像レンズ20と撮像素子10との接合部や電気的な接続部等が、モールド樹脂30により保護されるとともに、同モールド樹脂30により外部から上記受光部11に入射される不要な外乱光が遮光されるようになる。そして、撮像モジュールとしてこのように結像レンズ20と撮像素子10とが一体に形成されることで、同モジュール単体にカメラ等としての撮像機能が実現されるようになる。
次に、こうした撮像モジュールの製造方法について、その製造プロセスの概要を図2〜図7を参照して説明する。
同モジュールの製造に際してはまず、図2に示されるように、シリコンウェハ110に周知の半導体素子形成技術により、撮像素子10とする複数の素子を一括形成する。このとき、撮像素子10の受光部11(図1参照)にはマイクロレンズ等も併せて形成しておくとともに、同受光部11の周辺領域には電極パッド(図1参照)を形成しておく。
次いで、図3に示されるように、上記シリコンウェハ110に対応する大きさのガラス板120に、上記撮像素子10(図2参照)の各々のサイズに対応するサイズにて結像レンズ20を多連状に一括形成し、各結像レンズ20間には長方形状の孔を形成する。
図4は、図3に示した結像レンズ20の1つを拡大して示したものであり、図4(a)はその平面構造を、図4(b)は図4(a)のB面側から見た側面構造を、図4(c)は図4(a)のA−A線に沿った断面構造を、図4(d)は図4(a)のC面側から見た側面構造を、図4(e)は底面構造をそれぞれ示している。これら図4(a)〜(e)に示されるように、上記結像レンズ20は凸レンズからなるレンズ部21と同レンズ部21を支持する筒状の支持部22とからなり、これらは同一のガラス材にて予め一体に成形されている。
そして、上述のように複数の撮像素子10が一括形成されたシリコンウェハ110と、各撮像素子10に対応する複数の結像レンズ20が一括形成されたガラス板120とを、図5に示される態様で、各撮像素子10および結像レンズ20が重なり合うように一体に接合する。具体的には、各結像レンズ20の支持部22(図3参照)と各撮像素子10の受光部11を取り囲む領域とに陽極接合を施すことによりこれらを一体に接合する。ここで、上記陽極接合に際しては、各結像レンズ20と撮像素子10の受光部11との間に形成される空間40を真空に保ちながら同受光部11を封止する。そして、これら接合したシリコンウェハ110とガラス板120とを上記シリコンウェハ110に形成された素子を一単位として、すなわち同図5に示す一点鎖線に沿うかたちでダイシングする。
図6は、ダイシングによりチップ状に切り出された結像レンズ20付きの撮像素子10の断面構造を示したものである。同図6に示されるように、撮像素子10と結像レンズ20(正確にはその支持部22)とが上述した陽極接合により接合されることで、これら撮像素子10と結像レンズ20(正確にはその支持部22)との間には真空の空間40が形成されている。そして、このようなかたちで上記撮像素子10の受光部11が封止されることで、空間40共々、同受光部11やレンズ部21の内面21bが大気(外気)から遮断されている。
次に、こうして得られた結像レンズ20付きの撮像素子10を、図7(a)に示される態様で、リードフレームのアイランド部14aに接着剤にてダイボンドした後、図7(b)に示されるように、リードフレームのリード部14bと撮像素子の電極パッド12とをボンディングワイヤ13によって電気的に接続(ワイヤボンディング)する。次いで、図7(c)に示されるように、結像レンズ20の上面21aを例えば保護フィルム25で覆うなどして、上記結像レンズ20付きの撮像素子10を適宜の金型60内にセットし、同金型60内に溶融樹脂を流し込んでモールドする。そして、樹脂が硬化した後、図7(d)に示されるように、この樹脂モールドされたモジュールを上記金型60から取り出し、保護フィルム25を除去する。これにより、上記結像レンズ20と撮像素子10との接合部、並びにボンディングワイヤ13および電極パッド12を含めたリード部14bと撮像素子10との電気的な接続部がモールド樹脂30により覆われるかたちで、結像レンズ20および撮像素子10が一体化されたパッケージが得られる。
その後、上記リード部14bの不要部分をカットして、モールド樹脂30から露出しているアウターリードをガルウィング状にベンディングすることにより、先の図1に示したこの実施の形態の撮像モジュールが得られるようになる。
なお、上述した樹脂モールドに際しては、一般に、これを例えば図8に示すように、上記結像レンズ20なしで行おうとすると、たとえ撮像素子10の表面を適宜保護しながらモールド樹脂を流し込む場合であれ、上記受光部11上への同樹脂の流れ込みが生じるおそれがあり、これに起因した「ばり」の発生も懸念される。また、その際に用いられる金型60の押さえによって過剰な圧力Pがかかることがあれば撮像素子10自体にクラックが生じるおそれもある。この点、この実施の形態にかかる撮像モジュールの製造方法では、撮像素子10の受光部11が結像レンズ20によって封止、保護されるかたちで樹脂モールドが施されるため、このような不都合も自ずと回避されるようになる。
また、図9に示されるように、こうした撮像モジュールに用いられる結像レンズ20を介して外部から入射される光Lは、レンズ部21にて集光されて焦点Fにて結像する。この実施の形態にかかる撮像モジュールにおいては上述のように、結像レンズ20と撮像素子10とが同結像レンズ20の支持部22を介して接合されるため、同支持部22の筒長によって、上記焦点Fと撮像素子10の受光部11との相対距離が決定されることとなる。したがって、これら結像レンズ20と撮像素子10との接合に際しては、上記結像レンズ20の光軸方向の焦点公差が焦点深度内となるように上記支持部22の筒長が設計、設定される場合には、こうした結像レンズ20の焦点調整自体が不要ともなる。
以上説明したように、この実施の形態にかかる撮像モジュールおよびその製造方法によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)結像レンズ20と撮像素子10とを1つのパッケージとして一体に形成することとした。これにより、撮像モジュールとしての小型化が容易であるとともに、同モジュール単体でカメラ等としての撮像機能を得ることができるようになる。
(2)結像レンズ20と撮像素子10とを同結像レンズ20の支持部22を通じて接合することとし、同撮像素子10の受光部11を封止することとした。これにより、撮像素子10の受光部11が接着剤等により覆われる懸念もなく、特に受光部11にマイクロレンズが形成される場合には、撮像モジュールとしての高い集光機能が確保されるようになる。併せて、撮像素子10の受光部11が外部雰囲気から保護されるようになるとともに、大気中の湿気に起因するレンズ部内面21bの曇り等も好適に回避されるようになる。
(3)結像レンズ20と撮像素子10との接合部および電気的な接続部を覆う態様で、結像レンズ20と共々、撮像素子10をモールド樹脂30により樹脂モールドすることとした。これにより、撮像素子10の電極パッド12や、ボンディングワイヤ13およびインナーリードといった電気的な接続部が的確に保護されるようになる。
(4)結像レンズ20の支持部22を撮像素子10の受光部11を囲繞する筒状に形成
し、結像レンズ20と撮像素子10の受光部11との間に空間40を有するように結像レンズ20の支持部22と撮像素子10とを接合することとした。これにより、上記支持部22の筒長を通じて結像レンズ20の焦点調整を容易に行うことができるようになる。
(5)結像レンズ20のレンズ部21と支持部22とを同一のガラス材にて一体成形することとした。一般に、これらレンズ部21と支持部22とは各別の部品として形成し、これらを組みつけてその一体化を図ることも可能ではあるが、このようなかたちでレンズ部21と支持部22とを一体成形したことにより、部品管理の簡略化や製造工数の削減が図られることとなり、生産コストの好適な低減が図られるようになる。
(6)結像レンズ20の支持部22と撮像素子10の表面とが陽極接合により接合されることとした。これにより、上記結像レンズ20の支持部22と撮像素子10の表面との間の接合を、接着剤を用いることなくクリーンで且つ強固に接合することができるようになる。
(7)上記陽極接合に際しては、結像レンズ20と撮像素子10の受光部11との間に形成される上記空間40を真空に保つこととした。これにより、環境温度の変化に伴う空気の伸縮によって上記接合部に不要な応力が作用するなどの不都合も的確に回避されるようになる。
(8)上記構造を有する撮像モジュールの製造に際しては、撮像素子10とする複数の素子を一括形成したシリコンウェハ110と同撮像素子10に対応するサイズの結像レンズ20を一括形成したガラス板120とを接合して、これらの接合をシリコンウェハは単位で行うこととした。これにより、上記撮像モジュールの生産効率を最大限に高めることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明にかかる撮像モジュールの第2の実施の形態について、図10を参照して説明する。この実施の形態にかかる撮像モジュールも、撮像モジュールとしての基本的な構造は先の第1の実施の形態に例示した構造と同様であるが、結像レンズの構成が異なっている。
すなわち、第1の実施の形態では、撮像素子10の上面に結像レンズ20を1つ形成することとしたが、この第2の実施の形態では、図10に示すように、撮像素子10の上面に複数の結像レンズ90a〜90cをその光軸方向に積層するかたちで形成するようにしている。具体的には、結像レンズ90aは、凸レンズからなるレンズ部91および同レンズ部91を支持する支持部92とからなり、結像レンズ90bは、凹レンズからなるレンズ部93と同レンズ部93を支持する支持部94とからなる。また、結像レンズ90cは、凸レンズからなるレンズ部95と同レンズ部95を支持する支持部96とからなる。これら各結像レンズ90a〜90cのうち、結像レンズ90aは、例えば先の第1の実施の形態と同様、その支持部92を通じて撮像素子10の上面に陽極接合によって接合されている。他方、他の結像レンズ90b、90cは、各々その支持部94、96を通じて例えば接着剤等により結像レンズ90aの支持部92に接合されている。また、結像レンズ90aと撮像素子10の受光部11との間には空間40aが形成され、各結像レンズ90a〜90c間には空間40bおよび40cが形成されている。なお、これらの空間40a〜40cも、外部雰囲気からは遮蔽されるように、それら接合を通じてその封止が図られている。
このように複数の結像レンズ90a〜90cを用いることで、集光領域や焦点距離等の調整にかかる自由度、さらには結像精度が増し、撮像モジュールとしての用途の拡大が図られるようになる。そして、これら各結像レンズ90a〜90cが一体に接合された撮像素子10が、先の第1の実施の形態と同様に、リードフレームのアイランド部14aおよびリード部14bにそれぞれダイボンドおよびワイヤボンディングによって機械的且つ電気的に接続されている。また、上記各結像レンズ90a〜90cの接合部も含めてモールド樹脂30により一体に樹脂モールドされている。これにより、結像レンズの多層構造を有しながらも、撮像モジュールとしての強度が高く維持されるようになる。
以上説明したように、この第2の実施の形態にかかる撮像モジュールによっても、先の第1の実施の形態による前記(1)〜(8)の効果と同様、もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、さらに以下のような効果が得られるようになる。
(9)光軸方向に積層された複数の結像レンズ90a〜90cを用い、それら各結像レンズ90a〜90cの接合部も含めて撮像素子10が樹脂モールドされることとした。これにより、集光領域や焦点距離等の調整にかかる自由度や精度が増し、当該撮像モジュールとしての用途の拡大等が可能となるとともに、それら複数の結像レンズ90a〜90cの接合部も併せて樹脂モールドされることで、同モジュールとしての強度も高く維持されるようになる。
(第3の実施の形態)
次に、この発明にかかる撮像モジュールの第3の実施の形態について、図11を参照して説明する。この実施の形態にかかる撮像モジュールも、撮像モジュールとしての基本的な構造は先の第1の実施の形態に例示した構造と同様であるが、結像レンズの形状が異なっている。
すなわち、第1の実施の形態では、撮像素子10と結像レンズ20とが同結像レンズ20の筒状の支持部22を介し、かつそれら撮像素子10と結像レンズ20との間に空間40を有して接合されることとした。これに対してこの第3の実施の形態では、図11に例示するような結像レンズ90dを採用している。この結像レンズ90dは、そのレンズ部97を一体に支持する支持部98が平坦状に形成されており、撮像素子10の受光部11との間に空間を有することなく接合されている。撮像モジュールとして、前述したマイクロレンズによる集光効果を要さずとも十分な集光機能を有する場合、あるいはマイクロレンズ自体が不要である場合には、こうした構造も有効である。
なお、上記構造においても、撮像素子10の上面と結像レンズ90dとの接合に際しては、撮像素子10の受光部11を除く領域を接合面とした先の第1の実施の形態に準じた態様での陽極接合の採用によるクリーンで且つ強固な接合が可能であり、上記受光部11を封止しつつ、同受光部11を外部雰囲気から的確に保護することができる。このため、このような第3の実施の形態によっても、基本的には先の第1の実施の形態による効果と同等、もしくはそれに準じた効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、例えば以下のような態様をもってこれを実施することができる。
・上記各実施の形態では、各々採用する結像レンズとして、レンズ部と同レンズ部を支持する支持部とを同一のガラス部材により一体成形したものを用いることとしたが、これらレンズ部および支持部を各別の部品として形成した後、これらを適宜に組み付けることによってその一体化を図るようにしてもよい。
・特に第2の実施の形態では、結像レンズとして3つのレンズ90a〜90cを用いることとしたが、結像レンズに用いるレンズの種類や数も任意である。要は、結像レンズを介して結像される光学像が撮像素子10の受光部11にて結像可能なレンズ構成を有しているものであればよい。
・上記各実施の形態では、撮像素子10の表面と各接合対象となる結像レンズの支持部とを陽極接合により接合することとし、これら撮像素子10と結像レンズとの間に空間を形成する場合には同空間を真空に保つこととした。しかし、同空間についてはこれを真空にする必要はなく、またこれらの接合方法も任意である。要は、これら撮像素子10の表面と結像レンズ(正確にはその支持部)との接合により、上記撮像素子10の受光部11が封止される構造であればよい。このような構造であれば、前記(2)として示した効果を得ることはできる。
・第1の実施の形態について例示した製造方法では、複数の撮像素子10を一括形成したシリコンウェハ110とこれに対応した複数の結像レンズ20を一括形成したガラス板120とを接合することとし、これら撮像素子10と結像レンズ20との接合をウェハ単位で一括して行うこととした。しかし、ウェハ110に対する結像レンズ20の接合についてはこれを1乃至複数を単位として行うようにしてもよい。この場合、具体的にはまず、シリコンウェハ110に撮像素子10とする複数の素子を一括形成し、これとは別に、適宜の大きさのガラス板に上記撮像素子10の各々のサイズに対応するサイズにて1乃至複数個の結像レンズ20を形成しておく。そして、上記撮像素子10を一括形成したシリコンウェハ110に、上記結像レンズ20を形成したガラス板を、各撮像素子10と各結像レンズ20とが重なり合うようにこれらを一体に接合することとなる。また、上記撮像素子10と結像レンズ20との接合方法に関しては、撮像素子10として切り出した素子を単位として個別に結像レンズ20と接合するようにしてもよい。この場合、具体的には、シリコンウェハ110に撮像素子10とする素子を形成した後、これをダイシングによって個々に切り出しておき、これとは別に、上記撮像素子10の各々のサイズに対応するサイズにて結像レンズ20を形成しておく。そして、上記切り出された撮像素子10に上記レンズ20が重なり合うようにこれらを素子単位で一体に接合することとなる。要は、これら撮像素子10と結像レンズ20との接合単位は任意であり、その接合方法は上記例示した方法に限られない。そして、これらの製造方法は、第2あるいは第3の実施の形態として示した撮像モジュールの製造にも同様に適用することができる。
・上記各実施の形態では、撮像モジュールのパッケージ構造として、同パッケージから導出されるリードがガルウィング状にベンディングされて回路基板の表面に実装される構造のものを例示したが、こうした撮像モジュールの回路基板への実装構造はこうした構造に限定されるものではない。すなわち、図12に例示するように、上記リードフレームのリード部(アウターリード)14cの導出形状も任意であり、またこうしたリードを回路基板に形成されたスルーホールに挿入するかたちで実装する構造としてもよい。さらには、こうしたリードの代わりに半田等によるバンプ電極等を用いる構造に適用することもできる。
この発明にかかる撮像モジュールの第1の実施の形態について、その断面構造を示す断面図。 同実施の形態の撮像モジュールの製造プロセスを模式的に示す平面図。 同実施の形態の撮像モジュールの製造プロセスを模式的に示す平面図。 (a)は同実施の形態の撮像モジュールに搭載される結像レンズを模式的に示す平面図、(b)は(a)の面Bから見た側面図、(c)は(a)のA−A線に沿った断面図、(d)は(a)の面Cから見た側面図、(e)は(a)の底面図。 同実施の形態の撮像モジュールの製造プロセスを模式的に示す平面図。 同実施の形態の撮像モジュールの製造プロセスを模式的に示す断面図。 (a)〜(d)は同実施の形態の撮像モジュールの製造プロセスを模式的に示す断面図。 比較例とする撮像モジュールの製造プロセスの一例を模式的に示す断面図。 同実施の形態の撮像モジュールの結像態様を模式的に示す断面図。 この発明にかかる撮像モジュールの第2の実施の形態について、その断面構造を示す断面図。 この発明にかかる撮像モジュールの第3の実施の形態について、その断面構造を示す断面図。 この発明にかかる撮像モジュールの他の例について、その断面構造を示す断面図。 従来の撮像モジュールの一例について、その断面構造を示す断面図。
符号の説明
10…撮像素子、11…受光部、12…電極パッド、13…ボンディングワイヤ、14a…リードフレームのアイランド部、14b、14c…リードフレームのリード部、20…結像レンズ、21…レンズ部、21a…レンズ部の上面(表面)、21b…レンズ部の内面、22…支持部、22a…底面、25…保護フィルム、30…モールド樹脂、40、40a〜40c…空間、60…金型、75、76…ガラス板、78…モールド樹脂、80…基板、81…端子電極、90a〜90d…結像レンズ、91、93、95…レンズ部、92、94、96、98…支持部、110…シリコンウェハ、120…ガラス板。

Claims (9)

  1. 結像レンズを介して受光部に結像される光学像を光電変換する撮像素子を備え、該撮像素子がパッケージ化された状態で回路基板に実装される撮像モジュールにおいて、
    前記結像レンズが前記撮像素子の受光部を封止する態様で同結像レンズの支持部が前記撮像素子の表面に接合されてなるとともに、この接合面の外部に配されている撮像素子の電極と前記回路基板への実装に用いられる電極端子とが電気的に接続されてなり、これら結像レンズと撮像素子との接合部および電気的な接続部を覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子が樹脂モールドされてなる
    ことを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記結像レンズの支持部は前記撮像素子の受光部を囲繞する筒状に形成されてなり、同結像レンズの支持部と前記撮像素子とは、前記結像レンズと前記撮像素子の受光部との間に空間を有して接合されてなる
    請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記結像レンズとその支持部とは、同一のガラス材にて一体成形されてなる
    請求項1または2に記載の撮像モジュール。
  4. 前記結像レンズの支持部と前記撮像素子の表面とは陽極接合により接合されてなる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像モジュール。
  5. 前記結像レンズが光軸方向に積層された複数のレンズからなり、それら各レンズの接合部も含めて前記撮像素子が樹脂モールドされてなる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像モジュール。
  6. 結像レンズを介して受光部に結像される光学像を光電変換する撮像素子を備え、該撮像素子がパッケージ化された状態で回路基板に実装される撮像モジュールを製造する方法であって、
    前記撮像素子とする複数の素子をシリコンウェハに一括形成する工程と、
    前記シリコンウェハに対応する大きさのガラス板に前記結像レンズとするレンズを前記シリコンウェハに形成される複数の素子の各々のサイズに対応するサイズにてその支持部と共に一括形成する工程と、
    前記撮像素子とする素子を一括形成したシリコンウェハに前記結像レンズとするレンズを一括形成したガラス板をそれら各素子と各レンズとが重なり合うように各レンズの前記支持部を通じて接合する工程と、
    これら接合したシリコンウェハおよびガラス板を前記シリコンウェハに形成された素子を単位として一括してダイシングする工程と、
    このダイシングによって切り出された結像レンズ付き撮像素子をリードフレームにダイボンドして、該リードフレームと撮像素子の電極とを電気的に接続する工程と、
    前記結像レンズと前記撮像素子との接合部および前記リードフレームと前記撮像素子の電極との電気的な接続部を同時に覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする工程と、
    前記リードフレームの不要部分をカットして前記回路基板に実装される撮像モジュールとする工程と、を備える
    ことを特徴とする撮像モジュールの製造方法。
  7. 結像レンズを介して受光部に結像される光学像を光電変換する撮像素子を備え、該撮像素子がパッケージ化された状態で回路基板に実装される撮像モジュールを製造する方法であって、
    前記撮像素子とする複数の素子をシリコンウェハに一括形成する工程と、
    ガラス板に対し、前記結像レンズとするレンズを前記シリコンウェハに形成される複数の素子の各々のサイズに対応するサイズにてその支持部と共に1乃至複数個形成する工程と、
    前記撮像素子とする素子を一括形成したシリコンウェハに前記結像レンズとするレンズを形成したガラス板をそれら各素子と各レンズとが重なり合うように各レンズの前記支持部を通じて接合する工程と、
    これら接合したシリコンウェハおよびガラス板を前記シリコンウェハに形成された素子を単位としてダイシングする工程と、
    このダイシングによって切り出された結像レンズ付き撮像素子をリードフレームにダイボンドして、該リードフレームと撮像素子の電極とを電気的に接続する工程と、
    前記結像レンズと前記撮像素子との接合部および前記リードフレームと前記撮像素子の電極との電気的な接続部を同時に覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする工程と、
    前記リードフレームの不要部分をカットして前記回路基板に実装される撮像モジュールとする工程と、を備える
    ことを特徴とする撮像モジュールの製造方法。
  8. 結像レンズを介して受光部に結像される光学像を光電変換する撮像素子を備え、該撮像素子がパッケージ化された状態で回路基板に実装される撮像モジュールを製造する方法であって、
    前記撮像素子とする素子をシリコンウェハに形成する工程と、
    この形成した素子をダイシングによって切り出す工程と、
    ガラス板に対し、前記結像レンズとするレンズを前記シリコンウェハに形成される素子のサイズに対応するサイズにてその支持部と共に形成する工程と、
    前記ダイシングによって切り出された素子に前記レンズが重なり合うように前記レンズの支持部を通じて接合する工程と、
    この接合された結像レンズ付き撮像素子をリードフレームにダイボンドして、該リードフレームと撮像素子の電極とを電気的に接続する工程と、
    前記結像レンズと前記撮像素子との接合部および前記リードフレームと前記撮像素子の電極との電気的な接続部を同時に覆う態様にて、前記結像レンズと共々、前記撮像素子を樹脂モールドする工程と、
    前記リードフレームの不要部分をカットして前記回路基板に実装される撮像モジュールとする工程と、を備える
    ことを特徴とする撮像モジュールの製造方法。
  9. 前記接合に陽極接合を用いる
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の撮像モジュールの製造方法。
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