JP2007220611A - 燃料電池の加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空糸膜束が占める容積当たりの加湿性能のより一層の向上が実現できる燃料電池の加湿装置を提供する。
【解決手段】複数本の中空糸膜13を束ねてなる中空糸膜束4を筒状のケース5で収容する中空糸膜モジュール6とを備え、中空糸膜13の内部を通る第1流路に酸化剤ガスを流通し、ケースに形成されたガス導入孔7Aから中空糸膜13の膜外を通ってケース壁に形成されたガス排出孔7Bからケース外へと流通する第2流路に排出ガスを流通し、そして、中空糸膜モジュール6内を流れる排出ガスの流速の遅い部分である中空糸膜モジュール6の端部の形状を、中心部がすり鉢状にへこんだすり鉢凹部17を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池の加湿装置に関し、詳細には加湿効率の向上を図る技術に関する。
例えば、燃料電池自動車では、その特有の問題としてレイアウト要件が厳しく、酸化剤ガスを加湿して燃料電池へと供給するための加湿装置も例外ではない。特に、加湿装置においては、中空糸膜束が占める容積当たりの加湿性能の向上が重要であり、これまでに加湿性能の向上を目的とした種々の手段が講じられている。ここでいう加湿性能は水蒸気の移動量として定義される。
例えば、加湿性能向上手段の一例としては、中空糸膜の材質、大きさ、モジュール内の充填率などを変えたり、或いは、モジュールケースのガス導入部形状を、導入部に近い開口部を小さく遠い開口部を大きくしてガス流の均一化を図る方法(例えば、特許文献1など参照)などが挙げられる。
特開2002−66265号公報
しかしながら、これまでの手段では、何れも中空糸膜束が占める容積当たりの加湿性能が充分ではなく、それ以上の加湿性能の向上が求められている。
そこで本発明は、上記した実状に鑑みて提案されたものであり、中空糸膜束が占める容積当たりの加湿性能のより一層の向上が実現できる燃料電池の加湿装置を提供することを目的とする。
本願出願人は、加湿装置における収容ケース内に収容した中空糸膜束を流れるガスの流速には大きな偏りが在り、水蒸気交換の寄与率(加湿性能)が他の部位に比べて相対的に小さいガスの流速が遅い部位が、中空糸膜モジュールの端部であることを鋭意検討した結果見出した。
そこで本発明では、ガスの流速が遅くなる中空糸膜モジュールの端部の中空糸膜束を削って、その中空糸膜モジュールの端部の形状を当該ガスの流速分布に応じた形状、具体的には、中心部をへこんだ形状とする。
本発明の加湿装置によれば、中空糸膜モジュールの端部の形状を、収容ケース内に収容された中空糸膜束を流れるガスの流速分布に応じた形状とすることで、水蒸気交換の寄与率の低い部位を無くし、中空糸膜束が占める容積当たりの加湿性能を高めることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1実施形態」
図1は第1実施形態における燃料電池の加湿装置の一例を示す構成図、図2は図1のハウジング部分を破断して内部の収容ケースを示した加湿装置の縦断面図、図3は中空糸膜束が配置される部分まで破断して示す加湿装置の縦断面図、図4(A)は収容ケース内に収容された中空糸膜束の端部形状を示す要部拡大斜視図、図4(B)は図3中A部分における中空糸膜端部の要部拡大斜視図、図4(C)は図3中B部分における中空糸膜端部の要部拡大斜視図、図5は比較例の加湿装置の縦断面図、図6は従来構造の加湿装置におけるガスの流速分布図である。
本実施形態の加湿装置1に接続される燃料電池2は、水素ガスが供給されるアノードと酸素を含有する空気(酸化剤ガス)が供給されるカソードとが電解質・電極触媒複合体(膜電極接合体(MEA:membrane electrode assembly))を挟んで重ね合わせた発電セルを、多段積層したスタック構造をなし、電気化学反応により化学エネルギを電気エネルギへと変換する。
アノードでは、供給される水素が、水素イオンと電子に解離し、水素イオンは電解質を通り、電子は外部回路を通って電力を発生させ、カソードにそれぞれ移動する。カソードでは、供給された空気中の酸素と上記水素イオンおよび上記電子が反応して水が生成されて外部に排出される。
燃料電池2の電解質には、高エネルギ密度化、低コスト化、軽量化などを考慮して、例えば固体高分子電解質を用いる。固体高分子電解質は、例えばフッ素樹脂系イオン交換膜など、イオン伝導性の高分子膜からなり、飽和含水することによりイオン伝導性電解質として機能することから、この燃料電池においては水を供給して供給ガス(酸化剤ガス)を加湿することが必要となる。
加湿装置1は、図1に示すように、一般的に燃料電池2のカソードから排出された水蒸気を豊富に含む排出ガス(膨潤空気)と、空気導入部であるコンプレッサ3で加圧・昇温された供給ガス(乾燥した酸化剤ガス)との間で水蒸気を交換するためのものであり、本発明で使用する水透過型の加湿装置は、水透過膜として中空糸膜を用いた中空糸膜モジュール(中空糸膜束とそれを収容するケースのこと)を備えている。
以上のような構成の水透過膜型の加湿装置1では、例えば水分を含んだ湿潤空気が中空糸膜内に供給されると、中空糸膜内に形成された細孔(毛細管)内に水分が凝縮(毛細管凝縮)及び分離し、中空糸膜の外側に供給される乾燥ガス(乾燥した酸化剤ガス)との水蒸気分圧差により、水分が当該中空糸膜の内側から外側へと透過する。この透過した水分は、中空糸膜束の外側に供給された乾燥ガスと接触し気化することで加湿される。
水分の透過としては、湿潤空気を中空糸膜の内部に流し、乾燥ガスを中空糸膜の外側に流す場合と、その逆の場合どちらでも、水交換が行われる。
加湿装置1は、図1から図4に示すように、中空糸膜束4と、この中空糸膜束4を内部に収容する収容ケース5とからなる中空糸膜モジュール6と、この中空糸膜モジュール6を内部に収容するハウジング7とから構成される。
中空糸膜束4は、長手方向に亘って貫通する流通路となる第1流路8を内部に形成した断面円形状の細長いストロー形状をなす中空糸膜9からなり、それら中空糸膜9の複数本を束ねて円柱形状とされたものである。この中空糸膜9の内部に形成された第1流路8には、前記したコンプレッサ3で加圧・昇温された乾燥した酸化剤ガスが導入される。
中空糸膜モジュール6は、ほぼ円柱状とされた中空糸膜束4を内部に収容する両端を開放した円筒体として形成されている。中空糸膜束4と収容ケース5は、その長手方向の両端部にポッティング剤10(接着剤)が塗布されることにより固定されている。ポッティング剤10は、中空糸膜9と収容ケース5との接合だけでなく、束ねられた中空糸膜9同士を接合させてポッティング部を形成する。
中空糸膜モジュール6の一端の側面(一方の端面近くの側面)には、排出ガスを供給するためのガス導入孔11Aが全周にわたり複数形成されている。ガス導入孔11Aは、例えば円形孔として所定間隔を置いて周方向に複数形成されている。同様に、中空糸膜モジュール6の他端の側面(他方の端面近くの側面)には、ガス排出孔11Bが全周にわたり複数形成され、ガス排出孔11Bも同じく円形孔として所定間隔を置いて周方向に複数形成されている。
また、収容ケース5のケース側面5aには、ハウジング7と該収容ケース5との間をシールする円環状のシール部材12が設けられている。シール部材12は、ガス導入孔11A及びガス排出孔11Bの外側の位置と、これらガス導入孔11Aとガス排出孔11Bとの間にそれぞれ設けられ、後述するハウジング7の内壁7aに密着するように設けられている。
ハウジング7は、中空糸膜モジュール6を内部に収容するに足る大きさの円柱体として形成されている。このハウジング7には、コンプレッサ3で加圧・昇温された乾燥した酸化剤ガスを内部に導入する第2ガス導入管13と、中空糸膜モジュール6内で加湿された酸化剤ガスを燃料電池2へと供給する第2ガス導出管14と、燃料電池2から排出された水分を含む排出ガス(湿潤ガス)をガス導入孔11Aを介して中空糸膜モジュール6内に導入させる第1ガス導入管15と、中空糸膜モジュール6内に供給された排出ガスをガス排出孔11Bを介してケース外へと排出させる第1ガス導出管16とが設けられている。
そして、中空糸膜モジュール6においては、前記ガス導入孔11Aからその収容ケース5の内部に収容された中空糸膜9の膜外を通ってガス排出孔11Bからケース外へと流通するガス流路としての第2流路が形成されている。
このように構成された加湿装置1では、コンプレッサ3で加圧・昇温された乾燥した酸化剤ガスは、ハウジング7に設けられた第2ガス導入管13からその内部に導入された後、中空糸膜モジュール6の各中空糸膜9に形成された第1流路8をそれぞれ流れる。この一方、燃料電池2のカソードから排出された水分を含む排出ガスは、ハウジング7に設けられた第1ガス導入管15からその内部に導入された後、収容ケース5の側面5aに形成された各ガス導入孔11Aから中空糸膜束4へと供給される。
中空糸膜束4に供給された排出ガスは、当該中空糸膜束4の外側からその内部へと流れた後、同じくケース側面5aに形成された各ガス排出孔11Bから排出され、最終的にハウジング7に設けられた第1ガス導出管16よりケース外へと排出される。この水分を含む排出ガスが中空糸膜束4の内部を流れると、乾燥した酸化剤ガスとの水蒸気分圧差により、当該水分が中空糸膜9の外側から内側へ透過する。同時に透過する水分が各中空糸膜9内に形成された毛管(第1流路8)内に凝縮(毛細管凝縮)し、水蒸気以外の透過を防ぐ働きをし、結果として水蒸気だけが移動する。この透過した水分が乾燥した酸化剤ガスと接触、気化することで、各中空糸膜9の内部を流れる酸化剤ガスが加湿される。加湿された酸化剤ガスは、中空糸膜モジュール6の排出側より燃料電池2に供給される。
中空糸膜モジュール6内を流れる排出ガスは、図5の比較例の場合(中空糸膜モジュール6の端面が乾燥した酸化剤ガスの流れ方向と垂直なフラット面である場合)、中空糸膜モジュール6の軸を通る断面における流速分布は図6に示すようになる。図6中、排出ガスの流速を小、中、大、極大と表記し、その順序で流速が早いものとする。また、ガス導入孔11Aおよびガス排出孔11Bの断面への投影形状を破線にて示す。この流速分布から中空糸膜モジュール6の長手方向両端におけるポッティング部の略中心部分が、水分を含んだ排出ガスの流速が遅い部分であることが判る。この流速が遅い部分では、排出ガスの流速が低く水蒸気交換の寄与率が相対的に非常に小さい。
そこで、本実施形態では、中空糸膜モジュール6の端面を中空糸膜束4の他方の端部に向けて湾入するような凹部形状とし、凹部形状の中空糸膜モジュール6の端面からの深さを、ガス導入孔11Aより流入するガスの中空糸膜モジュール6内における流速分布に応じて異ならせる。つまり流速が小い部分での中空糸膜束4の凹部を深くすることで水蒸気交換の寄与率が少ない領域を無くし、中空糸膜束4が占める容積当たりの加湿性能(水交換性能)のより一層の向上を図る。具体的には、図3に示すように、中空糸膜モジュール6の端面の形状を、中心部がすり鉢状にへこんだ形状とする。本実施形態では、すり鉢凹部17を形成することで、水蒸気交換の寄与率が少ない領域がなくなる為、中空糸膜束4が占める容積当たりの加湿性能を高めることができる。
また、中空糸膜モジュール6の端面をすり鉢形状とすることで、その中心部における中空糸膜9以外の中空糸膜9の先端開口形状が斜めになり(図4(B)参照)、第1流路8の開口面積が増大する。これにより、中空糸膜束4のガス流入出端部における圧力損失が低減する。
また、第2ガス導入管13から収容ケース5内に導入された乾燥した酸化剤ガスは、中空糸膜束4のガス流入出端部前方に形成された空気層18で一度拡大した後、それぞれの中空糸膜9の第1流路8内に流入する経路をとる。この空気層18の体積(厚さ)が大きい程、圧力損失が低減でき、及び乾燥した酸化剤ガスを各中空糸膜9へ均等に供給でき水交換性能向上につながる。
したがって、本実施形態のように、中空糸膜モジュールの端部に凹部17を形成すれば、空気層18の体積拡大も同時に達成でき、さらなる圧力損失低減効果を得ることができる。
なお、上記した第1実施形態では、中空糸膜9の内部(第1流路8)に乾燥した酸化剤ガスを流し、中空糸膜9の外側に水分を含んだ排出ガスを流したが、これとは逆に、中空糸膜9の内部に燃料電池2から排出された水分を含んだ排出ガスを流し、中空糸膜9の外側に乾燥した酸化剤ガスを流すようにしてもよい。
さらに、凹部17は、図5で示した比較例のフラットな中空糸膜モジュール6の端面を機械加工で削り取ることで簡単に製造することができるものである。
「第2実施形態」
図7は第2実施形態の加湿装置の縦断面図である。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明するものとし、第1実施形態と同一の部分についての説明は省略する。
第1実施形態では、中空糸膜束4のガス流入出端面形状を球形状にへこませたすり鉢形状としたが、第2実施形態では、図7に示すように、中空糸膜束4両側のポッティング部をそれぞれ内側に円錐形状にへこませた形状とする。この円錐形状にへこませた凹部19を形成することで、中空糸膜束4が占める容積当たりの加湿性能を高めることができる。
「第3実施形態」
図8は第3実施形態の加湿装置の縦断面図、図9は図8に示す加湿装置における排出ガスの中空糸膜モジュール6の軸、第1ガス導入管15および第1ガス導出管16の軸を通る断面における流速分布図である。図9において、ガス導入孔11Aおよびガス排出孔11Bの断面への投影形状を破線にて示す。第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明するものとし、第1実施形態と同一の部分についての説明は省略する。
第3実施形態では、第1実施形態に対して、ガス導入孔11Aおよびガス排出孔11Bの配置と中空糸膜モジュール6の端面の形状が異なる。
つまり、中空糸膜モジュール6の一端の側面(一方の端部近くの側面)に形成されるガス導入孔11Aは、中空糸膜モジュール6の軸心を挟んで第1ガス導入管15に対向する面に複数形成されている。ガス導入孔11Aは、例えば円形孔として所定間隔を置いて上記面に複数形成されている。同様に、中空糸膜モジュール6の他端の側面(他方の端部近くの側面)に形成されるガス排出孔11Bは、中空糸膜モジュール6の軸心を挟んで第1ガス導出管16に対向する面に複数形成される。ガス排出孔11Bも同じく円形孔として所定間隔を置いて上記面に複数形成されている。
従って、第3実施形態における排出ガスの流速分布は図9の様になり、流速が遅く水蒸気交換の寄与率の少ない領域をなくすよう、図8に示すような中空糸膜モジュール6の端面形状とする。第1ガス導入管15側にある中空糸膜モジュール6の端面20Aは、中空糸膜モジュール6の軸に対し斜めとなる面であり、中空糸膜モジュール6外側に向く法線方向は、第1ガス導入管15を流れるガス流通方向に対して鈍角をなす。同様に、第1ガス導出管16側にある中空糸膜モジュール6の他方の端面20Bは、中空糸膜モジュール6の軸に対し斜めとなる面であり、中空糸膜モジュール6外側に向く法線方向は、第1ガス導出管16を流れるガス流通方向に対して鋭角をなす。したがって、第3実施形態では、流速が遅く水蒸気交換の寄与率の少ない領域をなくす為、中空糸膜束4が占める容積当たりの加湿性能を高めることができる。
さらに、中空糸膜9の先端開口形状が斜めになり、第1流路8の開口面積が増大する。これにより、中空糸膜束4のガス流入出端部における圧力損失が低減する。
また、第3実施形態では、第1及び第2実施形態の凹部17、19のようにへこんだ形状に削り取るよりも少ない工数で傾斜面20A,20Bを形成することができ、加湿装置1の製造コストの低減も実現できる。
以上、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
中空糸膜モジュール6の端面の傾斜面20A,20Bに対して、第2ガス導入管13と第2ガス導出管14を垂直に設けてもよい。
このように、中空糸膜9の斜めに開口した先端開口部に対して垂直に酸化剤ガスを導入すれば、より大きな圧力損失低減効果を得ることができる。
第1実施形態における燃料電池の加湿装置の一例を示す構成図である。 図1のハウジング部分を破断して内部の収容ケースを示した加湿装置の縦断面図である。 第1実施形態の中空糸膜束が配置される部分まで破断して示す加湿装置の縦断面図である。 図4(A)は収容ケース内に収容された中空糸膜束の端部形状を示す要部拡大斜視図、図4(B)は図3中A部分における中空糸膜端部の要部拡大斜視図、図4(C)は図3中B部分における中空糸膜端部の要部拡大斜視図である。 第1実施形態の比較例の加湿装置の縦断面図である。 第1実施形態の比較例の加湿装置における排出ガスの流速分布図である。 第2実施形態の加湿装置の縦断面図である。 第3実施形態の加湿装置の縦断面図である。 図8に示す加湿装置における排出ガスの流速分布図である。
符号の説明
1…加湿装置
2…燃料電池
3…コンプレッサ
4…中空糸膜束
5…収容ケース
5a…ケース側面
5b…ケース内壁
6…中空糸膜モジュール
7…収容ケース
8…第1流路
9…中空糸膜
11A…ガス導入孔
11B…ガス排出孔
13…第2ガス導入管
14…第2ガス導出管
15…第1ガス導入管
16…第1ガス導出管
17、19…凹部
18…空気層
20…傾斜面

Claims (5)

  1. 複数本の中空糸膜を束ねてなる中空糸膜束を筒状のケースで収容した中空糸膜モジュールを備え、
    前記中空糸膜の内部を通る第1流路に、乾燥した酸化剤ガスまたは燃料電池から排出される水分を含む排出ガスのいずれかを流通し、
    前記中空糸膜モジュールの側面に形成されたガス導入孔から前記中空糸膜の膜外を通って前記中空糸膜モジュールの側面に形成されたガス排出孔から前記中空糸膜モジュール外へと流通する第2流路に、前記第1流路を流れるガスとは異なるガスを流通し、
    前記酸化剤ガスを前記排出ガスで加湿する燃料電池の加湿装置であって、
    前記中空糸膜モジュールは、一方の端面近くの側面全周にわたり複数の前記ガス導入孔を備え、他方の端面近くの側面全周にわたり複数の前記ガス排出孔とを備える場合、
    前記中空糸膜束の端面の少なくとも一方の形状を、前記中空糸膜束の他方の端部に向けて湾入するような凹部形状とし、該凹部形状の前記中空糸膜モジュールの端面からの深さを、前記ガス導入孔より流入するガスの前記中空糸膜モジュール内における流速分布に応じて異ならせる
    ことを特徴とする燃料電池の加湿装置。
  2. 請求項1に記載の燃料電池の加湿装置であって、
    前記凹部形状は、すり鉢形状である
    ことを特徴とする燃料電池の加湿装置。
  3. 請求項1に記載の燃料電池の加湿装置であって、
    前記凹部形状は、円錐形状である
    ことを特徴とする燃料電池の加湿装置。
  4. 複数本の中空糸膜を束ねてなる中空糸膜束を筒状のケースで収容した中空糸膜モジュールを備え、
    前記中空糸膜の内部を通る第1流路に、乾燥した酸化剤ガスまたは燃料電池から排出される水分を含む排出ガスのいずれかを流通し、
    前記中空糸膜モジュールの側面に形成されたガス導入孔から前記中空糸膜の膜外を通って前記中空糸膜モジュールの側面に形成されたガス排出孔から前記中空糸膜モジュール外へと流通する第2流路に、前記第1流路を流れるガスとは異なるガスを流通し、
    前記酸化剤ガスを前記排出ガスで加湿する燃料電池の加湿装置であって、
    前記中空糸膜モジュールを覆うハウジングの側面には、前記第2流路にガスを供給する第1ガス導入管と、前記第2流路から排出されるガスを前記ハウジングから外部に排出する第1ガス導出管とが設けられ、
    前記ガス導入孔は、その中心が前記中空糸膜モジュールにおける一方の端部近くの側面であって、前記中空糸膜モジュールの軸心を挟んで前記第1ガス導入管に対向する位置となるよう複数設けられ、前記ガス排出孔は、その中心が他方の端部近くの側面であって、前記中空糸膜モジュールの軸心を挟んで前記第1ガス導出管に対向する位置となるよう複数設けられる場合、
    前記第1ガス導出管側にある前記中空糸モジュールの端面の前記中空糸モジュール外側に向く法線方向が、前記第1ガス導出管のガス流通方向に対して鋭角となること、または、前記第1ガス導入管側にある前記中空糸モジュールの端面の前記中空糸モジュール外側に向く法線方向が、前記第1ガス導入管のガス流通方向に対して鈍角となる
    ことを特徴とする燃料電池の加湿装置。
  5. 請求項4に記載の燃料電池の加湿装置であって、
    前記ハウジングの一方の端面は、前記第1流路にガスを供給する第2ガス導入管を備え、前記ハウジングの他方の端面は、前記第1流路から排出されるガスを前記ハウジングから外部に排出する第2ガス導出管とを備え、
    前記第2ガス導入管は、前記第1ガス導出管側にある前記中空糸モジュールの端面に対し垂直となるよう、または、前記第2ガス導出管は、前記第1ガス導入管側にある前記中空糸モジュールの端面に対し垂直となるように配置される
    ことを特徴とする燃料電池の加湿装置。
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