JP2007215792A - 洗浄装置 - Google Patents

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【課題】自然溶出方式を採用しながらも、金属イオン溶出物質からの抗菌性金属イオン溶出量をコントロールできる洗浄装置を提供する。
【解決手段】食器洗い機1では、モータで駆動されるポンプ14が洗浄槽11内の水を吸い込み、その水を回転ノズル22から噴射させ、食器2を洗浄する。食器籠12には水中に銀イオンを溶出させる抗菌カセット32が載置されている。洗浄槽11に水を供給する給水管25には、水の硬度を調整して抗菌カセット32からの銀イオン溶出量を変化させる軟水化装置30が配置されている。制御装置40は、洗剤を使用する洗浄段階では軟水化装置30を動作させて水を軟水化することにより銀イオンの溶出を抑制する一方で、すすぎ段階では軟水化装置30を非動作として水を軟水化せず、これにより銀イオンの溶出量を多くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、食器洗い機や洗濯機のような、被洗浄物を洗浄槽内で水により洗浄する洗浄装置に関する。
食器洗い機や洗濯機において、洗浄水に抗菌性金属イオン(一般的には銀イオンが用いられる)を添加することにより、被洗浄物や洗浄槽内部を除菌し、またそれらに抗菌効果を持たせるようにしたものがある。その例を特許文献1〜4に見ることができる。
特許文献1記載の食器洗い機は、食器洗浄後の水を洗浄ポンプに導く水溜樋の中に、取り外し自在な除菌カセットを設け、この除菌カセットから洗浄水の中に除菌成分を溶け出させている。特許文献2記載の食器洗い乾燥機は、給水経路の中途に設けられた機能化手段の中に銀又は銀化合物を充填し、水中に銀イオンを溶出させている。特許文献3記載の食器洗い機は、電解槽に通電して銀電極より銀イオンを溶出させ、銀イオン水を生成している。特許文献4記載の給水装置は、浴槽の残り湯を中水として利用するにあたり、中水利用機器に雑菌が繁殖しないよう、追焚循環路の中に殺菌成分添加装置を配設している。殺菌成分添加装置として用いられているのは、殺菌性金属電極から銀イオン、銅イオン、亜鉛イオン等の殺菌性金属イオンを溶出する電解装置や、抗菌材から殺菌性金属イオンを溶出する装置等である。
特開2005−137631号公報([0021]−[0043]、図2−8) 特開2005−211588号公報([0042]、[0044]−[0049]、図1) 特開2001−340281号公報([0015]−[0024]、[0029]−[0033]、図1−12) 特開2002−38549号公報([0012]、[0015]、図1)
洗浄水に抗菌性金属イオンを添加する手法として従来採用されているのは、大別して次の二つである。その1は金属イオン溶出物質を水中に浸漬して金属イオンを溶出させる自然溶出方式であり、特許文献1、2、4に開示されている。その2は金属電極に通電して金属イオンを溶出させる電解方式であり、特許文献3、4に開示されている。
自然溶出方式には次のような問題がある。すなわち金属イオンを溶出させるのはすすぎ段階だけで良いにも関わらず、洗剤を使用する洗浄段階の水にも金属イオンが溶出する。洗浄段階で溶出した金属イオンは最後にはすすぎ水で洗い流されてしまうので、折角の抗菌力が有効活用されず、徒に金属イオン溶出物質の寿命を縮めるという結果に終わる。この点特許文献2記載の食器洗い乾燥機では、金属イオン溶出物質を給水経路の分岐経路に設け、金属イオン溶出物質を通して給水するか、金属イオン溶出物質を通さないで給水するかを弁で切り替えられるようになっているので、洗浄時に金属イオンを溶出させるという無駄をなくすことができる。しかしながらこの方式には給水経路の構造が複雑化するという欠点がある。
一方電解方式は、金属イオンが有効活用される局面でのみ金属イオンを溶出させることができるので、電極を無駄に消耗せずに済む。しかしながらこの方式は、電極に対し電気的接続を行う必要があり、電極の交換時期が来ても一般使用者には交換が難しかった。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、自然溶出方式を採用しながらも、金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量をコントロールし、必要な局面では抗菌性金属イオンを十分に供給し、そうでない局面では抗菌性金属イオンの供給を抑制できる洗浄装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために本発明は、被洗浄物を洗浄槽内で水により洗浄する洗浄装置において、水中に抗菌性金属イオンを溶出させる金属イオン溶出物質と、水の硬度又は電解質濃度を調整することにより前記金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量を変化させる水質調整装置とを備え、前記水質調整装置は前記洗浄槽に供給される水の流れの中で前記金属イオン溶出物質よりも上流側に配置されていることを特徴している。
この構成によると、水質調整装置で硬度又は電解質濃度を調整された水を金属イオン溶出物質に流すことにより、水の硬度又は電解質濃度に応じて金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量を変化させ、抗菌性金属イオンが必要な局面では溶出量が多くなり、そうでない局面では溶出量が少なくなるよう、水質をもって制御することができる。これにより抗菌性金属イオンを無駄なく使用することができ、また金属イオン溶出物質の寿命を延ばすことができる。金属イオン溶出物質は電源に接続されていないので交換容易であり、交換に危険が伴うこともない。さらに、洗剤を使用する洗浄段階では洗剤の働きを阻害する物質が減少するように水質を調整し、高い洗浄力を得ることができる。
(2)また本発明は、上記構成の洗浄装置において、前記水質調整装置は、すすぎ時に前記金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量が多くなるよう水質調整を行うことを特徴としている。
この構成によると、すすぎ時の水に抗菌性金属イオンを集中的に溶出させ、被洗浄物に抗菌性金属イオンが残留することによる抗菌効果を十分に発揮させることができる。
(3)また本発明は、上記構成の洗浄装置において、被洗浄物を収容する洗浄槽内に前記金属イオン溶出物質が配置され、前記洗浄槽への給水経路に前記水質調整装置が配置されることを特徴としている。
この構成によると、金属イオン溶出物質へのアクセスが容易であり、交換が必要になった場合など一般使用者でも簡単に交換できる。
(4)また本発明は、上記構成の洗浄装置において、被洗浄物を収容する洗浄槽への給水経路に前記水質調整装置と金属イオン溶出物質が配置されることを特徴としている。
この構成によると、金属イオン溶出物質を通るのは洗浄槽に注がれる前の浄水なので、汚濁物質が金属イオン溶出物質に付着することによる溶出効率の低下を防止できる。
(5)また本発明は、上記構成の洗浄装置において、洗浄装置が食器洗い機であることを特徴としている。
この構成によると、食器を十分に除菌し、抗菌効果を持たせることができる。
(6)また本発明は、上記構成の洗浄装置において、洗浄装置が洗濯機であることを特徴としている。
この構成によると、洗濯物を十分に除菌し、抗菌効果を持たせることができる。
本発明によると、上流側に配置した水質調整装置で硬度又は電解質濃度を調整した水を金属イオン溶出物質に流すことにより、金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量を変化させ、抗菌性金属イオンが必要な局面では溶出量が多くなり、そうでない局面では溶出量が少なくなるよう制御して、抗菌性金属イオンを無駄なく使用し、金属イオン溶出物質の寿命を延ばすことができる。金属イオン溶出物質は電源に接続されていないので交換容易であり、交換に危険が伴うこともない。その一方で洗剤を使用する洗浄段階では洗剤の働きを阻害する物質が減少するように水質を調整し、高い洗浄力を得ることができる。
以下、本発明を洗浄装置の一つである食器洗い機に適用した第1実施形態を図1に基づき説明する。
図1は食器洗い機の全体構成を示す垂直断面図である。食器洗い機1のキャビネット10の内部空間の大半は洗浄槽11によって占められる。洗浄槽11の中には食器2を載置する食器籠12が入れられている。食器籠12は前後方向(紙面の奥行き方向)にスライド可能で、図示しない前面ドアを開けて洗浄槽11から引き出すことができる。
洗浄槽11の底壁の下側にはモータ13とポンプ14が配置されている。ポンプ14はケーシング15の中にインペラ16を配置したものであり、インペラ16はモータ13の軸に直結されている。ケーシング15は1個の吸込口と2個の吐出口を備え、各吐出口には切換弁が設けられていて、インペラ16の回転方向に応じ一方の吐出口から水が吐出される。インペラ16の正転時に水が吐出される側の吐出口には洗浄吐出管17が接続され、インペラ16の逆転時に水が吐出される側の吐出口には排水吐出管18が接続される。吸込口には吸込管19が接続される。
吸込管19は洗浄槽11の底壁に形設された集水枡20に接続される。集水枡20の内部には食物の残滓を捕集する残滓フィルター21が配置されている。洗浄吐出管17は洗浄槽11の底壁上に配置された回転ノズル22に接続されている。回転ノズル22は2個あり、それぞれ上向きに所定角度で水を噴出する噴水口23を複数個ずつ備えている。排水吐出管18はキャビネット10の外に導出される排水管24に接続されている。排水管24の末端は排水ホース(図示せず)が接続される接続部24aとなる。
洗浄槽11への給水経路を構成するのは給水管25である。給水管25の始端はキャビネット10の外側に突き出し、給水ホース(図示せず)が接続される接続部25aとなる。給水管25の末端は洗浄槽11の側壁に形成された給水口26に接続される。給水口26から注がれる水は洗浄槽11の中に所定深さまで溜められるものであり、その溜められた水に浸る位置にヒータ27が配置されている。ヒータ27は水を所定の温度に加熱するとともに、洗浄工程の後の乾燥工程では洗浄槽11内の空気を加熱し乾燥させる役割を担う。給水管25の始端近くには電磁的に開閉せしめられる給水弁28が設けられる。
給水管25の途中には、洗浄槽11に給水される水の水質を調整する水質調整装置が配置される。第1実施形態における水質調整装置は水の硬度を調整する軟水化装置30である。軟水化装置30は、硬度の尺度として使用されるイオン(Ca2+やMg2+など)を除去したり、それら以外の電解質と置換したりすることにより、水の硬度を低下させる。軟水化装置30で軟水生成の見返りとして生成される硬水は硬水排水管31を通じ、排水管24より排水される。なお軟水化装置30としてはEDI(Electrodeionization:電気透析)ユニットを使用する。
洗浄槽11に供給される水の流れの中で軟水化装置30よりも下流側に金属イオン溶出物質が配置される。第1実施形態では、通水性を有する籠状の容器に銀交換ゼオライトのペレットを充填した抗菌カセット32を金属イオン溶出物質として用い、これを食器籠12の上に載置している。銀交換ゼオライトとしては、A型ゼオライトを硝酸銀で処理し、銀イオンを担持させたものを用いる。
洗浄槽11の底壁の下側には制御装置40が配置される。制御装置40は、図示しない操作パネルより入力された操作指令と、同じく図示しないセンサ類(洗浄槽11内の水位センサや温度センサ、前面ドアの開閉センサなど)からの信号を受け、これまでに述べた各構成要素を所定のプログラムに従って動作させる。
続いて食器洗い機1の動作を説明する。まず洗浄槽11の前面ドアを開けて食器籠12を引き出し、その上に食器2や箸などの被洗浄物を載置する。載置し終わったら食器籠12を洗浄槽11に押し込み、洗浄槽11に洗剤を投入し、前面ドアを閉じる。それから操作パネルのスタートキーを押す。ここから洗浄工程がスタートする。
制御装置40はまず給水弁28を開く。すると図示しない給水ホースを通じて給水管25に水道水が流れ込む。制御装置40は軟水化装置30を動作状態とし、流れ込んだ水道水を軟水に変える。軟水は給水口26より洗浄槽11に注がれ、洗浄槽11を底の方から満たして行く。副産物として生成される硬水は排水管24から排水される。
洗浄槽11の中の水位が所定高さに達したところで制御装置40は給水弁28を閉じ、モータ13を回転させる。この時の回転は正回転であり、ポンプ14は吸込管19を通じて吸い込んだ洗剤混じりの水を洗浄吐出管17から吐出する。洗浄吐出管17から吐出された水は2個の回転ノズル22に分配される。各回転ノズル22は噴水口23から斜め上方に水を噴射し、その反動でスプリンクラーのように回転する。噴射された水は食器籠12の上の食器類に衝突してこれを洗浄する。洗浄後の水は洗浄槽11の底部に落ち、そこに溜まっていた水に混入する。以後、ポンプ14→回転ノズル22→洗浄槽11の底部→ポンプ14という循環が繰り返される。食器洗浄後の水に混入した食物残滓は循環過程で残滓フィルター21に捕集され、残滓を含まない水のみがポンプ14に吸い込まれる。
ヒータ27への通電は必要に応じ行われる。ヒータ27に通電すると循環する水が加熱される。噴射による水の物理的洗浄力及び洗剤の洗浄作用に高温が加わることにより、汚れは分離、溶解、分解され、食器類は効果的に洗浄される。
回転ノズル22から噴射された水は抗菌カセット32も通る。この時、銀交換ゼオライトより幾分かは銀イオンが溶出するが、水が軟水であるため、溶出量は僅かである。
制御装置40は、水温が設定温度に達するか、設定時間が経過することにより、洗浄工程を終了する。洗浄工程に続くのは排水工程である。制御装置40はモータ13を逆回転させ、洗浄槽11内の水を排水吐出管18から排水管24を通じて排水する。
洗浄槽11から洗剤混じりの水がすっかり排水されたらすすぎ工程に入る。制御装置40は給水弁28を開き、洗浄槽11にすすぎ水を導入する。この時軟水化装置30は動作状態とせず、軟水化されないままの水道水が洗浄槽11に注がれるようにする。洗浄槽11内の水位が所定高さに達したら給水弁28を閉じる。そしてポンプ14を正回転させ、回転ノズル22からすすぎ水を噴射する。噴射された水は食器類に衝突してこれをすすぐ。
すすぎ水は抗菌カセット32も通る。すすぎ水は軟水ではないため、洗浄工程時に比べて多量の銀イオンが銀交換ゼオライトから溶出する。すすぎ水に混入した銀イオンは食器類及び洗浄槽11の内部と水の循環経路を除菌する。なおすすぎ水は必要に応じヒータ27で加熱され、高温とされる。
1回目のすすぎ工程の後、排水工程を挟んで2回目のすすぎ工程に入る。所定回数だけすすぎ工程と排水工程を繰り返す。このようにすすぎ工程が何度も繰り返される場合、軟水化装置30の動作停止、すなわち銀イオンの大量溶出は最終すすぎ工程に限定してもよい。これにより、全てのすすぎ工程で銀イオンの溶出量を高めるのに比べ、銀イオンの消費量を少なくし、抗菌カセット32の寿命を延ばすことができる。またヒータ27によるすすぎ水の加熱も最終すすぎ工程に限定して、電力消費量を低減してもよい。
最終すすぎ工程が終わり、すすぎ水を排水し終えたら乾燥工程に入る。制御装置40は図示しない送風ファンを回転させて洗浄槽11に外部から空気を送り込み、前面ドア付近に設けた図示しない排気口から排気する。同時に制御装置40はヒータ27に断続的に通電し、洗浄槽11内の気温、さらには食器2や洗浄槽11そのものの温度を高める。このように強制換気と高温により食器2の乾燥を進めた後、所定時間の経過をもって送風ファンの運転及びヒータ27の通電を停止し、全工程を終了する。乾燥後、食器2の表面や洗浄槽11の内面には銀の結晶が残り、その後も抗菌効果を発揮する。
図2は水の硬度による銀イオン溶出量の変化を調べた実験結果の表である。実験では、抗菌カセット内に、銀を担持したA型ゼオライトを20%含有するφ5mmのPE樹脂ペレットを、洗浄槽内の水に対して、50g/Lの割合となるように入れ、水温25℃で10分間攪拌したときの銀溶出量を調べた。銀溶出量は水中の銀イオン濃度を測定して求めた。
図2の表中、サンプル1は水を軟水化して硬度ゼロとしたものであり、この時の銀溶出量は5μg/Lであった。サンプル2は軟水化しない硬度50の水を用いたものであり、この時の銀溶出量は50μg/Lであった。これにより、水の硬度が低いときは銀溶出量が少なく、水の硬度が高い場合は銀溶出量が多いことが裏付けられた。
銀イオンの溶出は、水と銀イオン溶出物質とがNa+、K+、Mg2+、Ca2+、NH4 +などの陽イオンと銀イオンをイオン交換することによって起こる。そのため、溶存している陽イオンの量が多い硬水では銀イオンの溶出が起こりやすくなる。銀イオン溶出物質がA型ゼオライトの場合、A型ゼオライトの細孔はNa+、K+、Mg2+、NH4 +に比べてCa2+に対する親和性が高いので、Ca2+の多い硬水では一層銀イオンの溶出量が多くなる。
図3は銀の抗菌効果を示す表である。この表は高山らによる「銀および銅イオンの抗菌性」(「防菌防黴」vol.22、No.9、pp.531-536、1994:日本防菌防黴学会発行)からの引用で、「大腸菌(E.coli)に対する銀イオンの抗菌効果」を示すものである。ここから、水中銀イオン濃度が10ppbあれば抗菌効果が発揮され、銀イオン濃度が高まればさらに抗菌効果が高まることを見てとることができる。
本実施形態のように、洗浄工程では水を軟水化して銀イオンの溶出を抑制し、すすぎ工程では軟水化しない水を用いて銀イオンの溶出を抑制しないこととすれば、すすぎ終了後に洗浄槽11内に残水が生じたとしても銀イオン濃度が高いため菌などの繁殖を抑制し、臭気の発生を防ぐことができる。
洗浄工程で水を軟水化すると、抗菌カセット32からの銀イオン溶出量がすすぎ時の10分の1程度になるので、抗菌カセット32を長寿命化することができる。また軟水化により洗剤の働きを阻害する物質が減少して洗浄効果が高まり、一石二鳥である。
軟水化装置30としては、EDIの他、RO(Reverse Osmosis:逆浸透)膜、イオン交換樹脂、ゼオライトユニットなど、一般に軟水化手段として用いられているものを採用することができる。軟水化手段でなく、電解質除去手段であってもよい。要は、水中のCa2+イオンやMg2+イオンなどの2価陽イオンの濃度や、他の電解質の濃度を低下させるものであればよい。
すすぎ時に軟水化処理を行わないだけでなく、積極的に硬水化処理を行って、銀溶出量の増大を図ってもよい。硬水化の処理には、陽イオンを溶出する材料、例えば徐々に崩れてCa2+を溶出する硫酸カルシウムの徐崩剤を用いることができる。EDIやROを軟水化装置としている場合は、軟水と同時に硬水が得られるので、硬水の方をすすぎに使用すればよい。洗浄工程で生成された硬水を貯水タンクに溜めておき、それをすすぎに用いるようにしてもよい。イオン交換樹脂で軟水化処理を行っている場合は、イオン交換樹脂の再生工程で得られる硬水を利用することができる。
洗浄工程で軟水化処理を行って抗菌カセット32の延命を図ったとしても、いずれ抗菌カセット32を交換しなければならない時期が来る。そのような場合、本実施形態では洗浄槽11の中に、しかも食器籠12の上に抗菌カセット32を配置したので、抗菌カセット32へのアクセスが容易であり、一般使用者でも簡単に交換できる。
本発明の第2実施形態を図4に示す。図4は食器洗い機の全体構成を示す垂直断面図である。
第2実施形態の食器洗い機1aは第1実施形態の食器洗い機1と大部分の構成が共通である。そこで、第1実施形態と共通する構成要素には第1実施形態の説明で使用した符号をそのまま付し、説明は省略するものとする。
食器洗い機1aにおいて、食器洗い機1から変化した点は抗菌カセットの位置である。食器洗い機1では籠状の容器に銀交換ゼオライトのペレットを充填した抗菌カセット32を食器籠12の上に載置したが、食器洗い機1aでは給水管25の途中に抗菌カセット32aを配置した。抗菌カセット32aにも銀交換ゼオライトのペレットが充填されているが、その容器はもはや籠状ではなく、流入口と流出口のみ開口し、残りの部分は水密構造となっている。抗菌カセット32aの配置箇所は軟質化装置30の下流側である。
第2実施形態の構成では、抗菌カセット32aを通るのは洗浄槽11に注がれる前の浄水である。そのため、食器類から剥落した汚濁物質が銀交換ゼオライトに付着して銀イオンの溶出効率が低下するといったことがない。なお水質調整装置として軟水化手段や電解質濃度低下手段を種類を問わず使用できることは第1実施形態と同様である。
本発明の第3実施形態を図5に示す。第3実施形態は洗浄装置の一つである洗濯機に本発明を適用したもので、図5は洗濯機の全体構成を示す垂直断面図である。
洗濯機100は全自動型であって、外箱110を備える。外箱110は直方体形状で、金属又は合成樹脂により成形され、その上面と底面は開口部となっている。外箱110の上面開口部には合成樹脂製の上面板111を重ね、外箱110にネジで固定する。図5において左側が洗濯機100の正面、右側が背面であり、背面側に位置する上面板111の上面に同じく合成樹脂製のバックパネル112を重ね、上面板111にネジで固定する。外箱110の底面開口部には合成樹脂製のベース113をあてがい、外箱110にネジで固定する。なお、これまでに述べてきたネジはいずれも図示しない。
ベース113の四隅には外箱110を床の上に支えるための脚部114a、114bが設けられている。背面側の脚部114bはベース113に一体成型した固定脚である。正面側の脚部114aは高さ可変のネジ脚であり、これを回して洗濯機100を水平にする。
上面板111には被洗浄物である洗濯物を洗濯槽(後述)に投入するための洗濯物投入口115が形設される。洗濯物投入口115を蓋116が上から覆う。蓋116は上面板111にヒンジ部117で結合され、垂直面内で回動する。
外箱110の内部には、洗剤を含む洗浄水、あるいは洗剤をすすぎ流すためのすすぎ水(以下これらを総称して「洗濯水」という)を用いて被洗浄物である洗濯物の洗浄を行う洗浄槽120が配置されている。洗浄槽120の内部には脱水槽を兼ねる洗濯槽130が配置されている。洗浄槽120も洗濯槽130も上面が開口した円筒形のカップの形状を呈しており、各々軸線を垂直にし、洗浄槽120を外側、洗濯槽130を内側とする形で同心的に配置される。洗浄槽120をサスペンション部材121が吊り下げる。サスペンション部材121は洗浄槽120の外面下部と外箱110の内面コーナー部とを連結する形で計4箇所に配備され、洗浄槽120を水平面内で揺動できるように支持する。
洗濯槽130の周壁には多数の脱水孔131が設けられており、また、洗濯槽130の上部開口部の縁には、洗濯物の脱水のため洗濯槽130を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ132が装着されている。洗濯槽130の内部底面には槽内で洗濯水の流動を生じさせるためのパルセータ133を配置する。パルセータ133で覆われる洗濯槽130の底壁には排水孔134が形成されている。
洗浄槽120の下面には駆動ユニット140が装着される。駆動ユニット140はモータ141、クラッチ装置142、及びブレーキ装置143を含み、その中心部から脱水軸144とパルセータ軸145を上向きに突出させている。脱水軸144とパルセータ軸145は脱水軸144を外側、パルセータ軸145を内側とする二重軸構造となっており、洗浄槽120の中に入り込んだ後、脱水軸144は洗濯槽130に連結されてこれを支える。パルセータ軸145はさらに洗濯槽130の中に入り込み、パルセータ133に連結してこれを支える。脱水軸144と洗浄槽120の間、及び脱水軸144とパルセータ軸145の間には各々水もれを防ぐためのシール部材を配置する。
洗浄槽120への給水経路を構成するのはバックパネル112の下に配置された給水管150である。給水管150は水道などの外部水源に図示しないホースを介して接続され、洗浄槽120に洗濯水を供給する。給水管150の入口近くには電磁的に開閉する給水弁151が配置される。給水管150の末端は洗濯槽130の内部に臨む位置に設けられた容器状の給水口152に接続される。給水口152には洗剤を洗濯水に投入するための引き出し式の洗剤投入ボックス(図示せず)が挿入される。
洗浄槽120の底部には洗浄槽120及び洗濯槽130の中の水を外箱110の外に排水する排水ホース160が取り付けられる。排水ホース160には洗浄槽120の底部に接続した排水管161から水が流れ込む。排水管161には電磁的に開閉する排水弁162が設けられる。排水管161の、排水弁162の上流側にあたる箇所からは導圧管170が延び出す。導圧管170の上端には水位センサ171が接続される。
外箱110の正面側には洗濯機100全体の運転制御を行う制御装置180を配置する。制御装置180は上面板111の下に置かれており、上面板111の上面に設けられた操作/表示装置181を通じて使用者からの操作指令を受け、駆動ユニット140、給水弁150、及び排水弁162に動作指令を発する。また制御装置180は操作/表示装置181に表示指令を発する。
給水管150の途中には、洗浄槽120に給水される水の水質を調整する水質調整装置が配置される。第3実施形態における水質調整装置は、水に含まれる電解質を除去する電解質除去装置190である。電解質除去装置190は給水弁151と給水口152の間に配置される。
洗浄槽120に供給される水の流れの中で電解質除去装置190よりも下流側に金属イオン溶出物質が配置される。第3実施形態では、通水性を有する籠状の容器に銀交換ゼオライトのペレットを充填した抗菌カセット191を金属イオン溶出物質として用い、これを洗濯槽130の内側面に設けた糸屑捕集容器135の内部に配置している。糸屑捕集容器135は糸屑フィルター136を備え、水中に浮遊する糸屑を捕捉するものである。
続いて洗濯機1の動作を説明する。蓋116を開け、洗濯物投入口115から洗濯槽130の中へ洗濯物を投入する。また給水口152の中に洗剤をセットする。それから蓋116を閉じ、操作/表示装置181の操作キー群を操作して洗濯条件を選ぶ。操作キー群の中のスタートキーを押せば、制御装置180は洗い工程→脱水工程→すすぎ工程→脱水工程という一連の洗濯工程を洗濯機100に遂行させる。
洗い工程で洗浄槽120に洗浄水を給水するとき、制御装置180は電解質除去装置190を動作させる。これにより、洗浄槽120内に溜まって抗菌カセット191を浸漬する洗浄水の中の電解質濃度が低くなり、抗菌カセット191からの銀イオン溶出は抑制される。
すすぎ工程で洗浄槽120にすすぎ水を給水するとき、制御装置180は電解質除去装置190を非動作とする。これにより、電解質濃度が高いままの水道水がすすぎ水として洗浄槽120に溜められ、抗菌カセット191を浸漬することになり、抗菌カセット191から多量の銀イオンが溶出する。この銀イオンで洗濯物の表面と洗浄槽120、洗濯槽130の内面は除菌される。洗濯工程終了後、洗濯機100の内部に水が残ったとしても、その水は腐敗が抑制される。
洗濯工程を全て終了した後、洗濯物を取り出して乾燥させ、また洗浄槽120、洗濯槽130を乾燥させると、それらの表面に残留した銀イオンが銀の結晶となる。銀の結晶は次に水に触れたときに銀イオンとなり、再び抗菌作用を発揮する。
このように洗濯機100では、洗い工程用の洗浄水を給水するときには電解質除去装置190を動作させ、すすぎ工程用のすすぎ水を給水するときには電解質除去装置190を非動作とすることにした。特定の工程で、電解質除去装置190を動作させることにより、その工程での銀イオン溶出量を抑え、抗菌カセット191の寿命を延ばすことができる。銀イオン溶出量を抑える特定の工程はどの工程であっても良いが、電解質除去装置190を動作させずに銀イオン溶出を行った工程の後に、水を使用する工程を実施すると、洗濯物に付着した銀の一部が流されてしまうので、洗い工程では電解質除去装置190を動作させて銀イオン溶出量を抑え、すすぎ工程では電解質除去装置190を動作させずに銀イオン溶出を行うのがより望ましい。そうする事で銀イオンを溶出しても効果が薄い洗い工程での銀イオン消費を抑え、すすぎ工程に銀イオンの溶出を集中して、抗菌カセット191の寿命を延ばすことができる。すすぎ工程が複数回繰り返されるときは、最終のすすぎ工程のみ電解質除去装置190を非動作とすることとしてもよい。
洗い工程で電解質除去処理を行って抗菌カセット191の延命を図ったとしても、いずれ抗菌カセット191を交換しなければならない時期が来る。そのような場合、本実施形態では洗濯槽130の糸屑捕集容器135の中に抗菌カセット191を配置したので、抗菌カセット191へのアクセスが容易であり、一般使用者でも簡単に交換できる。
電解質除去装置190は種類を問わず使用でき、軟水化装置(これも種類を問わない)に置き換えることもできる。また第1実施形態と同様、電解質除去装置や軟水化装置を動作させないばかりか、むしろ積極的にすすぎ水の電解質濃度を高めたり、硬水化処理したりしてもよい。
糸屑捕集容器135は洗濯槽130の内面に取り付けられているが、洗濯機によっては洗濯槽内の水に浮かぶタイプの糸屑捕集容器を用いるものもある。そのような場合には抗菌カセットを水に浮かぶ糸屑捕集容器に収まるような形状とすればよい。糸屑捕集容器内に抗菌カセット191を設置すれば、抗菌カセット191へのアクセスが容易であり、一般使用者でも簡単に交換できる。あるいは、糸屑捕集容器を交換する際に同時に交換することができる。また、抗菌カセット191は、糸屑捕集容器に取り付けなければならないものではない。電解質除去装置や軟水化装置を通った後の水に接触する場所であれば、どこに取り付けてもよい。例えば、洗浄槽120内の水に接触する場所でもよいし、洗浄槽内の水を循環させる循環機構を備えている場合には、その循環経路中でもよい。
洗濯機100が乾燥機能付きであった場合、すすぎ工程から脱水工程を経て乾燥工程に進むことになる。乾燥工程前の脱水工程において、洗濯物が洗濯槽130内で偏っている、すなわちアンバランス状態となっているときは、洗濯槽130の回転を一旦停止し、洗濯槽130に水を注いでアンバランスを解消してから脱水を再開する。この、アンバランス解消用の注水時にも電解質除去装置190を非動作とする。これにより、銀イオン濃度の高い水が洗濯物を浸漬することになり、すすぎ工程で洗濯物に付着させておいた銀イオンが銀イオン濃度の低い水で洗い流されてしまうという不合理を回避できる。
本発明の第4実施形態を図6に示す。図6は洗濯機の全体構成を示す垂直断面図である。
第4実施形態の洗濯機100aは第3実施形態の洗濯機100と大部分の構成が共通である。そこで、第3実施形態と共通する構成要素には第3実施形態の説明で使用した符号をそのまま付し、説明は省略するものとする。
洗濯機100aにおいて、洗濯機100から変化した点は抗菌カセットの位置である。洗濯機100では籠状の容器に銀交換ゼオライトのペレットを充填した抗菌カセット191を糸屑捕集容器135の中に配置したが、洗濯機100aでは給水管150の途中に抗菌カセット191aを配置した。抗菌カセット191aにも銀交換ゼオライトのペレットが充填されているが、その容器はもはや籠状ではなく、流入口と流出口のみ開口し、残りの部分は水密構造となっている。抗菌カセット191aの配置箇所は電解質除去装置190の下流側である。
第4実施形態の構成では、抗菌カセット191aを通るのは洗浄槽120に注がれる前の浄水である。そのため、洗濯物から分離した汚濁物質が銀交換ゼオライトに付着して銀イオンの溶出効率が低下するといったことがない。なお水質調整装置として電解質除去手段や軟水化手段を種類を問わず使用できることは第3実施形態と同様である。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、食器洗い機や洗濯機など、被洗浄物を洗浄槽内で水により洗浄する方式の洗浄装置に広く利用可能である。
本発明の第1実施形態に係る食器洗い機の垂直断面図 水の硬度と銀イオン溶出量との関係を調べた実験結果の表 銀の抗菌効果を示す表 本発明の第2実施形態に係る食器洗い機の垂直断面図 本発明の第3実施形態に係る洗濯機の垂直断面図 本発明の第4実施形態に係る洗濯機の垂直断面図
符号の説明
1、1a 食器洗い機
10 キャビネット
11 洗浄槽
13 モータ
14 ポンプ
22 回転ノズル
25 給水管
30 軟水化装置(水質調整装置)
32、32a 抗菌カセット(金属イオン溶出物質)
40 制御装置
100、100a 洗濯機
120 洗浄槽
130 洗濯槽
133 パルセータ
135 糸屑捕集容器
140 駆動ユニット
150 給水管
151 給水弁
152 給水口
160 排水ホース
162 排水弁
180 制御装置
190 電解質除去装置
191、191a 抗菌カセット(金属イオン溶出物質)

Claims (6)

  1. 被洗浄物を洗浄槽内で水により洗浄する洗浄装置において、
    水中に抗菌性金属イオンを溶出させる金属イオン溶出物質と、水の硬度又は電解質濃度を調整することにより前記金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量を変化させる水質調整装置とを備え、前記水質調整装置は前記洗浄槽に供給される水の流れの中で前記金属イオン溶出物質よりも上流側に配置されていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記水質調整装置は、すすぎ時に前記金属イオン溶出物質からの金属イオン溶出量が多くなるよう水質調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 被洗浄物を収容する洗浄槽内に前記金属イオン溶出物質が配置され、前記洗浄槽への給水経路に前記水質調整装置が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄装置。
  4. 被洗浄物を収容する洗浄槽への給水経路に前記水質調整装置と金属イオン溶出物質が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄装置。
  5. 洗浄装置が食器洗い機であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  6. 洗浄装置が洗濯機であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の洗浄装置。
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