JP2007213168A - 還元金額算出装置、還元金額算出方法および還元金額情報提供システム - Google Patents
還元金額算出装置、還元金額算出方法および還元金額情報提供システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】施設使用料の差額を還元する際に、マンション住人であるユーザと、マンション住人ではないユーザとの差異化を図る。
【解決手段】
管理サーバ10は、ユーザ端末20から送られてくるIDおよびパスワードに基づいて、ユーザDB15cからこのユーザが受けているサービスを読み出した後、料金DB15aおよび施設使用料DB15bから、受けているサービスの施設使用料および実際に使用された施設使用料をそれぞれ読み出し、これらの差額を算出する。管理サーバ10は、ユーザDB15cから読み出したユーザ情報に基づいて、このユーザがマンション住人であるか否かを判断し、この差額のうち、このユーザに還元する還元金額を算出し、ポイントに換算する。このようにして算出された還元金額およびポイントに係る表示情報を、ネットワーク30を介してユーザ端末20に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】
管理サーバ10は、ユーザ端末20から送られてくるIDおよびパスワードに基づいて、ユーザDB15cからこのユーザが受けているサービスを読み出した後、料金DB15aおよび施設使用料DB15bから、受けているサービスの施設使用料および実際に使用された施設使用料をそれぞれ読み出し、これらの差額を算出する。管理サーバ10は、ユーザDB15cから読み出したユーザ情報に基づいて、このユーザがマンション住人であるか否かを判断し、この差額のうち、このユーザに還元する還元金額を算出し、ポイントに換算する。このようにして算出された還元金額およびポイントに係る表示情報を、ネットワーク30を介してユーザ端末20に送信する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、共有スペースにおける施設使用料のうち、ユーザに還元される還元金額を算出する還元金額算出装置、還元金額算出方法および還元金額情報提供システムに関する。
詳しくは、この発明は、共有スペースで提供されるサービスの料金に含まれる施設使用料と実際に使用された施設使用料との差額を算出し、サービスを受けた各ユーザにその差額を還元する際に、特定ユーザの還元率をその他のユーザの還元率よりも高く設定することによって、特定ユーザとその他のユーザとの差異化を図ることを可能とした還元金額算出装置等に係るものである。
従来、マンション等に設けられた共有スペース(集会ルーム)は、マンション住人が支払う共益費によって運営されていた。この共有スペースは、照明、空調等の設備を備えており、マンションの住人のための快適なコミュニティスペースであったものの、マンションの住人会議程度でしか使用されることがなく、あまり活用されていなかった。
そこで、特許文献1にも記載があるように、共有スペースでイベントや教室等のサービスを開いて、共有スペースを有効に活用することが考案された。サービスを提供するサービス提供会社は、このようなサービスをマンションの中で提供するので、広告宣伝費や施設使用料を低く抑えることができ、また、マンション住人にとっても、支払料金が安い上にマンションの外に出なくてもいいので、安全であり、非常に便利であった。
しかし、共有スペースで行われているサービスの利用者には、マンション住人のみならず、マンションの周辺に住む人々等が含まれることが多かったため、支払料金に施設使用料が含まれることがあった。例えば、時間単位で所定の施設使用料を徴収していたため、サービスによって受けている人数が多くなると、ユーザから徴収した施設使用料が実際に必要な施設使用料よりも結果的に多くなってしまうことがあった。このため、その差額を各ユーザに還元することが望まれた。
この場合、マンション住人であるユーザと、その他のユーザへの還元する金額を同額に設定すると、共益費を支払うことによって施設使用料の一部を既に支払っているマンション住人との利益均衡を図ることができないことがあり、共益費を支払っているマンション住人から苦情が出てしまうおそれがあった。
この発明の目的は、施設使用料の差額を還元する際に、特定ユーザとしてのマンション住人であるユーザと、その他のユーザ、つまりマンション住人ではないユーザとの差異化を図ることにある。
この発明の目的は、
共有スペースで提供されるサービスに対してユーザによって支払われた料金に含まれる施設使用料のうち、該ユーザに還元すべき還元金額を算出する還元金額算出装置であって、
上記サービスの料金に係る料金情報、
上記サービスの提供時に使用された施設使用料に係る施設使用料情報、および
上記サービスを受けた上記ユーザが特定ユーザであるか否かを少なくとも含む各ユーザに係るユーザ情報とを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記料金情報および上記施設使用料情報に基づいて、上記ユーザによって支払われた施設使用料と、実際に使用された施設使用料との差額を算出する差額算出手段と、
上記差額算出手段で算出された上記差額および上記記憶手段に記憶されているユーザ情報に基づいて、各ユーザに還元される還元金額を算出する還元金額算出手段とを有し、
上記還元金額算出手段は、上記特定ユーザの還元率を上記特定ユーザ以外のユーザの還元率よりも高く設定して各ユーザの還元金額を算出する
ことを特徴とする還元金額算出装置にある。
共有スペースで提供されるサービスに対してユーザによって支払われた料金に含まれる施設使用料のうち、該ユーザに還元すべき還元金額を算出する還元金額算出装置であって、
上記サービスの料金に係る料金情報、
上記サービスの提供時に使用された施設使用料に係る施設使用料情報、および
上記サービスを受けた上記ユーザが特定ユーザであるか否かを少なくとも含む各ユーザに係るユーザ情報とを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記料金情報および上記施設使用料情報に基づいて、上記ユーザによって支払われた施設使用料と、実際に使用された施設使用料との差額を算出する差額算出手段と、
上記差額算出手段で算出された上記差額および上記記憶手段に記憶されているユーザ情報に基づいて、各ユーザに還元される還元金額を算出する還元金額算出手段とを有し、
上記還元金額算出手段は、上記特定ユーザの還元率を上記特定ユーザ以外のユーザの還元率よりも高く設定して各ユーザの還元金額を算出する
ことを特徴とする還元金額算出装置にある。
この発明において、共有スペースとは、例えば、マンション内に設けられており、住人が多目的に使用することのできる集会ルーム等のスペースをいう。また、共有スペースで提供されるサービスとは、例えば、マンションの住人を主な対象とした、子供向け学習教室や中高年向け趣味、教養に関する講座等をいう。ユーザは、共有スペースで開かれるサービスの提供を受ける者をいう。
還元金額算出装置は、例えば、上述したサービスの提供を行うサービス提供会社によって使用される。還元金額算出装置は、管理サーバを有しており、管理サーバは、料金情報、施設使用料情報、およびユーザ情報を記憶している。
料金情報とは、サービスに対してユーザによって支払われる支払料金に係る情報である。
この料金情報は、例えば、各サービスの支払料金内の施設使用料の割合も記憶している。例えば、時間単位で所定の施設使用料が徴収されるようになっている。
施設使用料情報とは、例えば、共有スペースを使用して、サービスを提供する上でかかった光熱費、消耗品費、修繕費、設備費等を含む施設使用料に係る情報である。
ユーザ情報とは、各サービスを受けているユーザに係る情報であり、各ユーザが、特定ユーザであるかまたはその他のユーザであるかを少なくとも記憶している。特定ユーザとは、例えば共有スペースがマンション内に設けられている場合、このマンションの住人であるユーザのことであり、その他のユーザとは、マンションの住人以外のユーザを意味している。この他にも、例えば、各ユーザがどのサービスを受けているかを記憶している。
管理サーバは、料金情報および施設使用料情報に基づいて、サービス毎に、ユーザによって支払われた施設使用料と、実際に使用された施設使用料との差額を算出する。また、この後、各ユーザにこの差額を還元するにあたって、上述したユーザ情報に基づいて、各ユーザの還元金額を算出する。
このとき、ユーザ情報に基づいてユーザが特定ユーザであるか、その他のユーザであるかによって還元金額に差を設けるため、特定ユーザの還元率を、その他のユーザの還元率よりも高く設定して、各ユーザの還元金額を算出する。これは、特定ユーザ、例えば、マンション住人であるユーザの場合、毎月支払うマンションの共益費の一部として、共有スペースの施設使用料が含まれているため、結果的にその他のユーザよりも施設使用料を多く支払っていることになるからである。
このように、施設使用料を還元する際に、特定ユーザであるか、あるいはその他のユーザであるかによって還元率に差を設けることで、特定ユーザとその他のユーザとの差異化を図ることができる。
また、このようにして算出された還元金額を、ポイントを用いて還元するようにしてもよい。還元されたポイントは、例えば、サービスの翌月分の支払料金等に充てたり、他のサービスの支払料金を支払う際に用いたりすることが可能である。
このように還元金額を、ポイントを用いて還元することによって、各ユーザに手渡しで還元する手間を省くことができる上、各ユーザの口座への銀行振り込み代金等を節約することができる。
また、ユーザはユーザ端末を有していてもよい。ユーザ端末は、例えば、インターネット等のネットワークを介してサービス提供会社の管理サーバと接続されている。管理サーバは、ユーザ端末から送られてくる還元金額の読み出し要求に応じて、上述した料金情報、施設使用料情報、ユーザ情報を読み出して、そのユーザに還元される還元金額を算出し、ネットワークを介してその還元金額に係る表示情報をユーザ端末に送信する。
このように、ユーザは、ユーザ端末を用いて、自らが受けているサービスで、いくら還元されるのかを容易に確認することができる。
なお、サービスを受けたユーザが支払う施設使用料は、サービス提供会社を介して、例えばマンションであれば、マンションの管理組合に支払われる。支払われた施設使用料の中には、上述したように、光熱費、消耗品費の他にも、共有スペースを維持するための修繕費、設備費等が含まれている。
このようにマンション管理組合に支払われた施設使用料のうち、光熱費、消耗品費を除く修繕費、設備費等をマンション住人の支払う共益費の一部として使用するようにすれば、マンション住人が支払う共益費を安くすることができ、サービスを利用するユーザに対する不公平感による不満を和らげることが可能となる。
この発明によれば、共有スペースで提供されるサービスの料金に含まれる施設使用料と実際に使用された施設使用料との差額を算出し、サービスを受けた各ユーザにその差額を還元する際に、特定ユーザの還元率をその他のユーザの還元率よりも高く設定するものであり、特定ユーザとその他のユーザとの差異化を図ることができる。
以下、図面を用いて、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、マンションの共有スペース60を使用したサービス提供システム100を示した図である。
図1に示すように、サービス提供システム100には、マンションの共有スペース60を利用して、学習教室や趣味、教養に関する講座等のサービスを行うサービス提供会社10Aと、サービスを受けるユーザである、マンション住人であるAユーザ(特定ユーザ)およびマンション住人ではないBユーザと、マンション住人から共益費の支払いを受け、マンション管理業務を行うマンション管理組合40とが関与する。
図1に示すように、サービス提供システム100には、マンションの共有スペース60を利用して、学習教室や趣味、教養に関する講座等のサービスを行うサービス提供会社10Aと、サービスを受けるユーザである、マンション住人であるAユーザ(特定ユーザ)およびマンション住人ではないBユーザと、マンション住人から共益費の支払いを受け、マンション管理業務を行うマンション管理組合40とが関与する。
サービス提供会社10Aは、共有スペース60において上述したサービスとしての学習教室や趣味、教養に関する講座等、例えば英会話教室、料理教室、塾等を提供しており、各種サービスを受けている各ユーザから銀行を介してサービスに対して支払われる料金(支払料金)を受け取っている。この支払料金の中には、サービス提供会社10Aに対するサービス料金のほかに、共有スペース60を使用するための施設使用料が含まれている。
また、マンションの住人はマンション管理組合40に、毎月所定金額の共益費を支払っている。この共益費の一部には、マンションの共有スペース60を維持するための施設使用料が組み込まれている。
マンション管理組合40は、共有スペース60でサービスが提供された上で使用された光熱費等に基づいて施設使用料を算出し、この施設使用料をサービス提供会社10Aに請求する。サービス提供会社10Aは、この請求に係る施設使用料をユーザから支払われた支払料金に含まれる施設使用料から支払う。
サービス提供会社10Aは、ユーザによって支払われた施設使用料と実際にマンション管理組合40に支払った施設使用料の差額を求め、サービスを受けたA,Bユーザにその差額をそれぞれ還元する。なお、差額は、サービス毎に算出される。また、各ユーザに還元される差額は、例えば、ポイント(例えば1ポイント10円)として各ユーザに還元される。
この場合、還元されるポイントは、ユーザがAユーザであるか、またはBユーザであるか、つまり、ユーザがマンションの住人であるか、または住人以外であるかによって異なる。なお、施設使用料の算出方法および還元金額の算出方法については、図4を用いて後述する。
また、図1に示すように、ユーザAおよびユーザBはいずれもユーザ端末20を有しており、これらユーザ端末20はネットワーク30を介してサービス提供会社10Aの有する管理サーバ10に接続されている。管理サーバ10は、この場合、還元金額算出装置を構成している。
図2は、管理サーバ10およびユーザ端末20の構成を示した図である。
管理サーバ10は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、ネットワークI/F(Interface)14aと、入出力I/F(Interface)14bと、記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)15とを有しており、これらはバス19に接続されている。また、入出力I/F14bには、ユーザーインターフェイスとしてのキーボード16と、マウス17と、ディスプレイ18とが接続されている。
管理サーバ10は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、ネットワークI/F(Interface)14aと、入出力I/F(Interface)14bと、記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)15とを有しており、これらはバス19に接続されている。また、入出力I/F14bには、ユーザーインターフェイスとしてのキーボード16と、マウス17と、ディスプレイ18とが接続されている。
CPU11は、管理サーバ10の全体の動作を制御するものである。RAM12は、CPU11のワーキングエリアとして機能する。ROM13は、CPU11の動作を制御するための、制御プログラムやデータ等を格納している。CPU11は、ROM13に格納されている制御プログラムを必要に応じて読み出し、RAM12に転送して展開する。そして、CPU11は、RAM12に展開された制御プログラムを読み出して実行することで、管理サーバ10の各部を制御する。また、ROM13は、AユーザおよびBユーザの、それぞれの還元金額の還元率を記憶している。
ネットワークI/F14aは、ネットワーク30を介してデータの送受信を行うためのインターフェイスである。また、入出力I/F14bは、データのやり取りの制御方法などを規定する。キーボード16による入力やマウス17によって操作された入力情報は、入出力I/F14bを介してCPU11によって処理される。また、CPU11によって制御される表示情報も、入出力I/F14bを介してディスプレイ18に表示される。ディスプレイ18は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示器によって構成されている。
HDD15は、料金DB(Data Base)15a、施設使用料DB15b、ユーザDB15cを有しており、それぞれ、料金情報、施設使用料情報、ユーザ情報を記憶している。HDD15は記憶手段を構成している。
料金DB15aに記憶されている料金情報とは、各サービスを受ける際に、ユーザによって支払われる料金(支払料金)に係る情報である。また料金DB15aには、各サービスの支払料金の内訳も記憶されている。
施設使用料DB15bに記憶されている施設使用料情報とは、サービスを提供して共有スペース60を使用した上でかかった光熱費、消耗品費、修繕費、設備費からなる施設使用料に係る情報である。
ユーザDB15cに記憶されているユーザ情報とは、各サービスを受けているユーザに係る情報であり、各ユーザがAユーザであるか、またはBユーザであるかを記憶するとともに、各ユーザがどのサービスを受けているか、また各ユーザを示す、識別するためのID(Identification)、パスワード、住所、メールアドレス等を記憶している。
ユーザ端末20は、同じく図2に示すように、CPU21と、RAM22、ROM23、ネットワークI/F24a、入出力I/F24b、HDD25とを有しており、これらはバス29に接続されている。また、入出力I/F24bには、キーボード26と、マウス27と、ディスプレイ28とが接続されている。各部の構成および動作については、上述した管理サーバ10の対応する部分と同じであるので、その詳細については説明を省略する。
AユーザおよびBユーザは、ユーザ端末10を用いて、ネットワーク30を介して、管理サーバ10から例えば、共有スペース60で提供されるサービスの案内や講師に係る情報等を得ることができる上、サービスの予約を行うこともできる。また、IDおよびパスワードを入力すれば、還元されるポイントを照会することもできる仕組みとなっている。
図3は、ユーザ端末20がポイント照会を希望した場合における、管理サーバ10のCPU11の動作を示すフローチャートである。以下、図3を用いてCPU11の動作についての説明を行う。
まず、ユーザ端末20からの、サービス提供会社10Aのポイントを照会するためのURL(Uniform Resource Locator)にアクセスがあることで、ステップST1で動作スタートする。次に、CPU11は、ステップST2で、アクセスしたユーザがサービスを受けているユーザであることを確認するために、ユーザが予め設定したユーザのIDおよびパスワードを入力するための入力画面の表示情報を、ネットワーク30を介してユーザ端末20に送信する。
ステップST3では、ユーザがユーザ端末20のキーボード26またはマウス27を用いてIDおよびパスワードを入力したか否かを判断する。ユーザによって例えばキーボード26で入力があると、入出力I/F24b、バス19を通ってネットワークI/F24a、ネットワーク30を介してIDおよびパスワードが、管理サーバ10へと送信される。
CPU11は、これらIDおよびパスワードをネットワークI/F14aで受信すると、ステップST3でIDおよびパスワードを受信したと判断し、ステップST4に進む。逆に、ステップST3でIDおよびパスワードを受信しなかった場合は、ステップST5の動作を繰り返す。
ステップST4では、CPU11は、受信したIDおよびパスワードが、例えばHDD15のユーザDB15cに記憶されているユーザのIDおよびパスワードと適合するかを判断する。ID、パスワードともに適合する場合は、ステップST6に進むが、ID、パスワードのいずれか一方でも適合しない場合は、ステップST5に進む。
ステップST5では、CPU11は、ステップST4で適合しているかを判断した回数が所定回数、例えば5回を経過したかを判断し、5回を経過していないと判断する場合は、ステップST2に戻り、5回を経過したと判断する場合は、ステップST10に進んで一連の動作を終了する。
ステップST6では、CPU11は、受信したIDおよびパスワードに基づいて、このユーザが受けているサービスをユーザDB15cから読み出した後、そのサービスで支払われた施設使用料およびそのサービスが提供された上で実際に使用された施設使用料を、それぞれ料金DB15aおよび施設使用料DB15bから読み出し、ステップST7でこれらの差額を算出する。このとき、CPU11は差額算出手段を構成している。
ステップST8では、CPU11は、ステップST8で算出された差額を、ユーザDB15cから読み出したユーザ情報に基づいて、このユーザがマンション住人であるAユーザであるか、またはBユーザであるかを判断し、還元金額を算出する。この還元金額は、また、上述したように、10円単位のポイントにも換算される。このとき、CPU11は還元金額算出手段を構成している。なお、AユーザおよびBユーザへの還元金額の還元率については、図4を用いて後述する。
次に、CPU11はステップST19では、ステップST8で算出された還元金額およびポイントに係る表示情報を、ネットワーク30を介してユーザ端末20に送信する。このとき、CPU11は送信制御手段を構成している。この後、CPU11は、ステップST10で一連の動作を終了する。
ユーザ端末20は、ネットワークI/F24aを介してこの表示情報を受信し、この表示情報はバス29、入出力I/F24bを介してディスプレイ28に供給される。ユーザは、ディスプレイ28に表示される表示情報を見て、還元金額を来月分の支払料金に充てるか、他のサービスの支払料金に充てるか、または還元金額をそのまま現金で還元してもらうかを決めることができる。
また、サービス提供会社10Aが提携しているネットショッピングで、このポイントをお買い物券として使用することができるようにしてもよい。こうすることで、サービスを受けることを途中で辞めてしまったユーザでも、ポイントを有効に使用することができる。
図4は、CPU11のステップST7〜ST9の動作にあたる、各サービスを提供する上で実際に使用された施設使用料と、各ユーザから徴収した施設使用料との差額を求め、ユーザへの還元金額を算出した表である。
図4に示す表においては、各ユーザは、マンション住人であるか否かにかかわらず、1時間あたり100円を施設使用料として支払っている。この施設使用料は、各サービスの支払料金に含まれている。実際に使用された施設使用料は、この表にも示すように、光熱費、消耗品費、修繕費、設備費の合計金額である。
光熱費、例えば電気代は、各サービスで使用された電力量を電力量計のメータを用いて計測し、この電力量に基づいて算出される。また、修繕費および設備費については、基本的に1時間あたり各講座から50円ずつ徴収するものとし、別途かかった場合は、この基本料金に追加される。
Aサービスの場合、施設使用時間が2時間なので、ユーザ一人あたり200円の施設使用料を支払っていることになる。よって、サービスを受けている人数が10人であるのでAサービスの場合、2000円の施設使用料をユーザから受け取っている計算になる。Aサービスを提供し、実際に使用された施設使用料は、1000円である。この場合、2000円と1000円との差額である、1000円がユーザに還元される還元金額の合計である。
しかし、この1000円を各ユーザに案分する際に、図1を用いて上述したように、Aユーザはマンション管理組合40に共益費を支払うことで共有スペース60の施設使用料の一部を支払っているため、AユーザとBユーザとの差異化を図ることが必要となる。したがって、図4においては、AユーザとBユーザとの還元金額の割合は、3:2となっている。なお、AユーザとBユーザとの還元金額の割合は、図4に示す割合に限定されることはない。
Aサービスの場合、それぞれの還元金額は、一人あたり129円、86円である。Bサービスの場合、Aサービスと比較して施設使用時間が長く、4倍であり、施設使用料の長さに比例して支払料金における施設使用料(8000円)と実際に使用された施設使用料(2000円)との差額は6000円である。この場合、一人あたりに還元される還元金額も、Aユーザが642円、Bユーザが428円となる。
また、Cサービスは、Aサービスとは同じ施設使用時間ではあるものの、サービスを受けている人数が3倍の30人であるため、支払料金における施設使用料(6000円)と、実際に使用された施設使用料(1000円)との差額が、5000円にもなり、一人あたりに還元される還元金額も、Aユーザが187、Bユーザが125円となる。このように、施設使用時間が長くなるか、サービスを受けている人数が増加することで、一人あたりの還元金額が増加することがわかる。
以上、図4を用いて示したように、Aユーザ、Bユーザにそれぞれ還元される金額の還元率に差を設けることで、AユーザとBユーザとの差異化を図ることができ、既に施設使用料の一部を支払っているAユーザと、Bユーザとの間の利益均衡を容易に図ることができる。
また、共有スペース60でサービス提供会社10Aがサービスを提供することによって、サービスを受けていないマンション住人が支払う施設使用料を低く抑えることも可能である。図5は、共有スペース60をサービス提供会社10Aが活用する前と後の共益費の変化を表した図である。
上述したように、サービスを提供ことに伴って増加した光熱費、消耗品費等は、マンション管理組合に支払われる施設使用料の光熱費、消耗品費等で賄われる。また、この施設使用料に含まれる修繕費、設備費が共有スペース活用前の共益費の一部として使用される。したがって、共有スペース活用後のマンション住人が支払う共益費は少なくなる。このように、サービスを受けていないマンション住人と、サービスを受けているマンション住人(Aユーザ)との利益均衡をも容易に図ることができる。
なお、上述の実施の形態においては、図1に示すように、各ユーザはユーザ端末20を用いてポイント照会をし、ポイントを用いることができるものとしたが、ユーザ端末20を有していないユーザであってもポイントを利用できるように、ポイントカードを用いてポイントを貯めることができるようにしても良い。
また、上述の実施の形態においては、サービス提供会社10Aがサービスを提供する場所をマンションの共有スペース60としたが、これに限定されることはない。例えば、自治会館もマンションの共有スペース60と同様に、地域住民が支払う自治会費で運営されているので、この自治会館を使用してサービスの提供を行う場合においても、このサービス提供システム100を適用することができる。
この発明は、共有スペースで提供されるサービスの料金に含まれる施設使用料と実際に使用された施設使用料との差額を算出し、サービスを受けた各ユーザにその差額を還元する際に、特定ユーザの還元率をその他のユーザの還元率よりも高くすることによって、特定ユーザとその他のユーザとの差異化を図る還元金額算出装置等に係るものであり、マンションの共有スペース等を利用して学習教室、趣味、教養等の講座を提供する際に適用することができる。
10・・・管理サーバ、11,21・・・CPU、12,22・・・RAM、13,23・・・ROM、14a,24a・・・ネットワークI/F、14b,24b・・・入出力I/F、15,25・・・HDD、15a・・・料金DB、15b・・・施設使用料DB、15c・・・ユーザDB、16,26・・・キーボード、17,27・・・マウス、18,28・・・ディスプレイ、19,29・・・バス、20・・・ユーザ端末、30・・・ネットワーク、40・・・マンション管理組合、50・・・銀行、60・・・共有スペース、100・・・サービス提供システム
Claims (4)
- 共有スペースで提供されるサービスに対してユーザによって支払われた料金に含まれる施設使用料のうち、該ユーザに還元すべき還元金額を算出する還元金額算出装置であって、
上記サービスの料金に係る料金情報、
上記サービスの提供時に使用された施設使用料に係る施設使用料情報、および
上記サービスを受けた上記ユーザが特定ユーザであるか否かを少なくとも含む各ユーザに係るユーザ情報とを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記料金情報および上記施設使用料情報に基づいて、上記ユーザによって支払われた施設使用料と、実際に使用された施設使用料との差額を算出する差額算出手段と、
上記差額算出手段で算出された上記差額および上記記憶手段に記憶されているユーザ情報に基づいて、各ユーザに還元される還元金額を算出する還元金額算出手段とを有し、
上記還元金額算出手段は、上記特定ユーザの還元率を上記特定ユーザ以外のユーザの還元率よりも高く設定して各ユーザの還元金額を算出する
ことを特徴とする還元金額算出装置。 - 上記還元金額算出部は、上記還元金額をポイントとして算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の還元金額算出装置。 - 共有スペースで提供されるサービスに対してユーザによって支払われた料金に係る料金情報、
上記サービスの提供時に使用された施設使用料に係る施設使用料情報、および
上記サービスを受けた上記ユーザが特定ユーザであるか否かを少なくとも含む各ユーザに係るユーザ情報とを記憶する記憶手段と、
差額算出手段と、
還元金額算出手段とを備えた還元金額算出装置における還元金額算出方法であって、
上記差額算出手段が、上記記憶手段から上記料金情報および上記施設使用料情報を読み出し、該料金情報および該施設使用料情報に基づいて、上記ユーザによって支払われた施設使用料と実際に使用された施設使用料との差額を算出する差額算出ステップと、
上記還元金額算出手段が、上記記憶手段から上記ユーザ情報を読み出し、該ユーザ情報および上記差額算出手段が算出した上記差額に基づいて、上記特定ユーザに還元される還元金額を算出する算出ステップとを有し、
上記還元金額算出ステップでは、上記特定ユーザの還元率を上記特定ユーザ以外のユーザの還元率よりも高く設定して各ユーザの還元金額を算出する
ことを特徴とする還元金額算出方法。 - 共有スペースで提供されるサービスに対してユーザによって支払われた料金に含まれる施設使用料のうち、該ユーザに還元すべき還元金額の情報を提供する還元金額情報提供システムであって、
上記サービスを受けるユーザが使用するユーザ端末と、
ネットワークを介して上記ユーザ端末に接続される管理サーバとを備え、
上記管理サーバは、
上記サービスの料金に係る料金情報、
上記サービスの提供時に使用された施設使用料に係る施設使用料情報、および
上記サービスを受けた上記ユーザが特定ユーザであるか否かを少なくとも含む各ユーザに係るユーザ情報とを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記料金情報および上記施設使用料情報に基づいて、上記ユーザによって支払われた施設使用料と、実際に使用された施設使用料との差額を算出する差額算出手段と、
上記差額算出手段で算出された上記差額および上記記憶手段に記憶されているユーザ情報に基づいて、各ユーザに還元される還元金額を算出する還元金額算出手段とを有し、
上記記憶手段に記憶されている上記ユーザ情報に基づいて上記還元金額算出手段で算出された上記ユーザに還元される還元金額に係る表示情報を上記ユーザ端末に送信する送信制御手段とを有する
ことを特徴とする還元金額情報提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006030194A JP2007213168A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 還元金額算出装置、還元金額算出方法および還元金額情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006030194A JP2007213168A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 還元金額算出装置、還元金額算出方法および還元金額情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007213168A true JP2007213168A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38491566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006030194A Pending JP2007213168A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 還元金額算出装置、還元金額算出方法および還元金額情報提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007213168A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010262543A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Miwa International:Kk | 共有施設付き複数住宅の企画支援システム及び共有施設付き複数住宅 |
JP6427835B1 (ja) * | 2017-12-28 | 2018-12-05 | 株式会社エプコ | 充電設備運用支援システムおよび充電設備運用支援方法 |
CN112639858A (zh) * | 2018-08-07 | 2021-04-09 | 保迪弗兰德有限公司 | 基于按摩装置的用户信息交易方法和*** |
-
2006
- 2006-02-07 JP JP2006030194A patent/JP2007213168A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010262543A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Miwa International:Kk | 共有施設付き複数住宅の企画支援システム及び共有施設付き複数住宅 |
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JP2019121148A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社エプコ | 充電設備運用支援システムおよび充電設備運用支援方法 |
CN112639858A (zh) * | 2018-08-07 | 2021-04-09 | 保迪弗兰德有限公司 | 基于按摩装置的用户信息交易方法和*** |
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