JP2007209266A - 捕虫装置 - Google Patents

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Tatsukiyo Uchida
達清 内田
Makoto Yamada
真 山田
Shinichi Aoki
慎一 青木
Osamu Kuramitsu
修 倉光
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Abstract

【課題】太陽光に比較して照射強度が小さいUVランプを用いて昼間でも農薬に代わって昼行性害虫を防除することができる捕虫装置を提供する。
【解決手段】昼行性害虫に対する気流を発生させる気流発生機2と、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプ3とを有する捕虫装置1であって、昼行性害虫に熱気流を噴射する気流加熱手段5を備える。昼行性害虫が嫌がる熱気流を吹き付けることで葉陰に隠れた害虫をおびき出すことができ、紫外線による誘引を効果的に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は害虫を捕虫する捕虫装置に関し、より詳細には、気流と光照射とを組み合わせて捕虫する捕虫装置に関するものである。
従来、野菜等の害虫防除方法として、各種農薬からなる殺虫剤を使用するのが一般的である。しかしながら、野菜の種類によっては付着する害虫に対して有効な農薬が少ない場合があると共に、薬剤抵抗性のある難防除害虫に対しては農薬による殺虫効果が低い。また、近時、消費者の安全・健康志向から残留農薬が問題となり、無農薬・減農薬栽培に対する要望が強くなってきている。
農薬を用いずに害虫を駆除する方法としては、天敵による駆除や交尾阻害剤(フェロモン剤)を使用する方法等があるが、これらを単独で用いても防除効果が農薬と比較しては低く、農薬と併用せざるを得ない問題がある。
そこで、近時、農薬を用いずに物理的方法により捕獲・駆除する害虫駆除装置が提案され始めている。その1つとして、紫外線捕虫装置がある(例えば、特許文献1)。これは虫が紫外線に強く誘引される性質を利用して、UVランプにより虫を誘引し、粘着板や水盤、吸引ファン等で虫を捕殺するものである。また、特許文献2のように、吸引式の捕虫装置において吸引ポンプの排気を植物体に吹き出させて、害虫を吹き飛ばして吸引するようにしたものがある。
特開2001−231424号公報 実開平5−34877号公報
特許文献1のような紫外線捕虫装置は、夜間であれば広範囲の害虫を誘引することができ、実用上十分な捕虫効果を得ることができる。しかし昼間は太陽光に比較するとUVランプの照射強度が小さすぎるため、ごく近傍の害虫にしか誘引効果を及ぼすことができない。このため、昼行性の難防除害虫であるアザミウマ類、ハモグリバエ類、コナジラミ類には、紫外線捕虫装置は有効な防除装置たりえなかった。
また、特許文献2のように、排気により昆虫を吹き飛ばして吸引する捕虫装置では、葉裏などで排気が十分な強さをもってあたらない部位にいる昆虫には、十分な捕虫効果を得られないことがあった。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、農薬に代わる昼行性害虫を防除することができる捕虫装置を提供するものである。
請求項1に記載された発明に係る捕虫装置は、上記課題を解決するために、昼行性害虫に対する気流を発生させる気流発生機と、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプとを有する捕虫装置であって、昼行性害虫に熱気流を噴射する気流加熱手段を備えることを特徴とする。
また請求項2に記載された発明に係る捕虫装置は、昼行性害虫に対する気流を発生させる気流発生機と、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプとを有する捕虫装置であって、前記昼光性害虫をとらえる水盤を気流の噴射口に対向して設け、前記ランプは前記水盤に臨んで設けられることを特徴とする。
また請求項3に記載された発明に係る捕虫装置は、請求項1又は2に記載の捕虫装置において、前記気流発生機又は気流噴射口を複数個配設してなることを特徴とする。
請求項1に記載された発明に係る捕虫装置によれば、昼行性害虫が嫌がる熱気流を吹き付けることで葉陰に隠れた害虫をおびき出すことができ、紫外線による誘引を効果的に行うことができる。
請求項2に記載された発明に係る捕虫装置によれば、植物に風を吹き付けることができるので、害虫を葉陰から追い出すとともに、水盤で反射された誘引光に害虫が誘引されるので捕虫効果が向上する。誘引側に吸引機を導入する必要がないのでコストを抑制することができる。
請求項3に記載された発明に係る捕虫装置によれば、植物の高さに合わせて気流を噴出できるので、一つの装置で複数種の植物の害虫除去に対応できる。
次に、本発明の最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る捕虫装置の第1の実施の形態を示す側面図である。本実施の形態に係る捕虫装置1は、気流を発生させてそれを昼行性害虫に吹き付ける気流発生機2と、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプ3を有する。
気流発生機2は、噴出空気を発生する送風機4から構成し、熱気流を噴射する気流加熱手段はヒーター5で構成している。送風機4は機台7に設置され、送風機4の前段からは吸引ダクト8が差し出され、吸引ダクト8の先端には側方に向けてフード9が取り付けられ、フード9の吸引口10にはネット11が張設されている。
ランプ3は略360nmにピークを持つ分光分布を示す紫外線蛍光ランプが用いられ、フード9内部に配置されている。また、フード9又は機台7は植物の高さにあわせて高さを調節する図示していない機構を備えている。
送風機4はモーター12によって駆動され、吸引側に形成された吸引室41には吸引された害虫や菌を備蓄する布袋が着脱可能に取り付けられている。送風機4の排気側からは送風パイプ42が差し出されており、送風パイプ42には、フード9と植物を挟んで対面する方向に向いた気流噴射口6が設けられている。そして、送風パイプ42先端には、送風パイプ42から噴射される気流を加熱するためのヒーター5が設けられている。
送風機4は、機台7に設けられたローラー14を介して、地面G上に配置されているレール15に沿って移動可能に取り付けられている。ヒーター5は、噴出空気を40℃以上に加熱できるように構成されている。この温度は40℃以上が望ましく、より望ましくは50〜60℃である。加熱の方法は電熱式、輻射式等、その方式、名称等を問わず、適宜使用することができる。
上記のように構成された捕虫装置において、送風機4と連通したフード9の吸引口10をファームに植えられている植物Pに接近せしめ、送風機4をローラー14を介してレール15上をゆっくり移動させる。そして、モーター12を駆動して送風機4を作動させると送風機4の排気側からの気流が、パイプ42先端のヒーター5により熱せられた後、送風パイプ42の気流噴射口6から植物に向かって吹き出される。すると、植物に付着している害虫は衝撃や熱を嫌って飛翔する、それにより、その風圧によってフード9方向へ吹き飛ばされる。吹き飛ばされた虫は、フード9に吸引されるか、定位位置を探す過程で誘引光源である紫外線蛍光ランプ3に誘引され、フード9の吸引口10から吸引ダクト8を経て吸引室41に吸引され、吸引室41に取り付けられている布袋13内に収納・備蓄される。布袋13内に害虫が一杯になったら、布袋13を新しいものに取り替える。
本実施の形態では、捕虫装置1はレール15上を走行する台車の形態を持つが、畝に沿って空中に設置された走査ガイドに懸垂し、走査ガイドに沿って移動する形態でもよい。また、これらの軌道はなくてもよい。また、ランプ3として紫外線を照射する蛍光ランプを使用しているが、略360nm付近にピークがある分光特性を持つ光源であればよく、たとえばLED、高電圧放電灯などの他の光源でもかまわない。また、ランプを吸気されてくる虫と直接接触しないように照射部材を用い、ランプと照射部材とをガラスファイバーなどで連通させて照射部材から光を照射し、照射部材に向かって害虫が飛翔するようにしてもよい。また、送風機4で吹き付ける気流を発生させているが、それとは別に、吹き付け気流を発生させる手段を設けてもよい。また、気流噴出口6は複数個設置して、適用する植物に合わせたり、吹き付ける気流条件を変えるようにしてもよい。
図2は本発明の捕虫装置に係る第2の実施の形態の概略構成を示す側面図、図3はその構成の気流発生機の1例を示す断面図である。この実施の形態に係る捕虫装置は虫を捕集するのに水盤を備えた点で、上記実施の形態と大きく相違するが、同様な作用をする部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
捕虫装置1aは、気流を発生させる気流発生機2aと、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプ3と、気流を昼行性害虫に吹き付ける噴射口24と、昼光性害虫をとらえる水盤16とを有している。水盤16は植物Pを挟んで気流の噴射口6に対向して配置されている。
気流発生機2aは、図3に示すように、筐体20内部にモーター21、ファン22、ヒーター23を備えて構成し、この例では3つが上下に配置されて用いられている。3つの気流発生機2aは、畝に沿って配設された走査ガイド17に懸垂され、走査ガイド17に沿って移動できる。そして、モーター21でファン22を回転させて気流を発生させ、噴射口24付近に配置したヒーター23によって気流をあたためた後、植物に向かって吹き出す。
水盤16は水溶液を容れる水槽であり、架台18に設置され、内部には界面活性剤を含んだ水が張られ、水盤16上には紫外線を照射するランプ3が設置されている。架台18は、ローラー14が設けられ、ローラー14を介して、地面G上に配置されているレール15に沿って移動可能に取り付けられている。
本実施の形態では、複数の気流発生機2aを上下方向に3連装しているため、植物Pの上部から下部にわたって一様に気流を噴射できる。3つの気流発生機2aは、走査ガイド17に懸垂され、走査ガイド17に沿って移動できる。また水盤16を載せた架台18は、畝間に設置されたレール15上を移動できる。気流発生機2aと水盤16とは図示していない連結部を通じて繋がっており、一方を移動させることで他方も同様に移動する。
ファン22を回転させて発生させた気流は、噴射口24付近のヒーターによってあたためられ、植物に向かって吹き付けられる。植物に付着している害虫は、この気流による衝撃や熱を嫌って飛翔することになり、気流の風圧によって水盤方向へ吹き飛ばされる。吹き飛ばされた虫は、直接、あるいは紫外線蛍光ランプに誘引されるか、下方からの紫外線によって上下感覚を攪乱されるかして、結果として水盤に落下して捕殺される。水盤に害虫が一杯になったら、水を交換する。
本実施の形態では、捕虫装置は空中に設置された走査ガイドに懸垂し、走査ガイドに沿って移動する形態で説明したが、畝に沿ってレール上を走行する台車の形態でもよい。また、各気流発生機はヒーターを備えているが、ヒーターはなくてもよい。
本発明に係る捕虫装置の第1の実施の形態の概略構成を示す一部破断した側面図である。 本発明に係る捕虫装置の第2の実施の形態の概略構成を示す側面図である。 本発明に係る捕虫装置を構成する気流発生機の断面図である。
符号の説明
1、1a 捕虫装置
2、2a 気流発生機
3 ランプ
4 送風機
5 ヒーター
6 噴射口
16 水盤
22 ファン
23 ヒーター
24 噴射口

Claims (3)

  1. 昼行性害虫に対する気流を発生させる気流発生機と、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプとを有する捕虫装置であって、昼行性害虫に熱気流を噴射する気流加熱手段を備えることを特徴とする捕虫装置。
  2. 昼行性害虫に対する気流を発生させる気流発生機と、昼光性害虫を誘引する光を照射するランプとを有する捕虫装置であって、前記昼光性害虫をとらえる水盤を気流の気流噴射口に対向して設け、前記ランプは前記水盤に臨んで設けられることを特徴とする捕虫装置。
  3. 前記気流発生機又は気流噴射口を複数個配設してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の捕虫装置。
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