JP2007207857A - 携帯端末用プリント基板及び携帯端末 - Google Patents

携帯端末用プリント基板及び携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2007207857A
JP2007207857A JP2006022684A JP2006022684A JP2007207857A JP 2007207857 A JP2007207857 A JP 2007207857A JP 2006022684 A JP2006022684 A JP 2006022684A JP 2006022684 A JP2006022684 A JP 2006022684A JP 2007207857 A JP2007207857 A JP 2007207857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portable terminal
static electricity
wiring board
printed wiring
gnd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006022684A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Hirakata
信行 平方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2006022684A priority Critical patent/JP2007207857A/ja
Publication of JP2007207857A publication Critical patent/JP2007207857A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】収容する筐体のつなぎ目から直接静電気が印加しても電子部品を誤作動や破壊から保護できる携帯端末用プリント配線基板及びこれを用いた携帯端末を提供する。
【解決手段】二つ以上のカバー部材を組み合わせてなる筐体8に収容される携帯端末用プリント配線板であって、実装される電子部品を動作させるためのGND配線6とは別個に、筐体のつなぎ目部分に近接して静電気GND配線7が設けられ、静電気GND配線7がBATT5のマイナス極に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯端末に適用する携帯端末用のプリント基板及びこれを用いた携帯端末に関する。
携帯端末に適用するプリント配線基板(以下、PWB)には、ユーザに帯電した静電気が手先から放電した場合の対策を講じる必要がある。
図6、図7に従来の携帯端末の要部の構成を示す。
PWB21は、プリント配線基板である。信号線22は、はPWB21に形成された電気配線(配線パターン)であり、IC類23同士を電気的に接続している。IC類23は、携帯端末の動作に関わる制御装置である。ツェナーダイオード24は、信号線22と並列に接続され、信号線22に過大な電圧が加わった際(静電気放電など)に電流をGND配線26へ逃がす静電気保護用ダイオードである。BATT25は、携帯端末を動作させるための電力源であり、プラス及びマイナスの電極を有している。GND配線26は、BATT25のマイナス極に接続されている。筐体28は、携帯端末本体の外側モールドカバーである。勘合部29は、筐体28のつなぎ目となる部分である。
図示するように勘合部29の近傍にはクリアランス(筐体28とPWB21との間隔)が所定量設けられている。
従来の携帯端末において静電気放電によって誤動作が発生するメカニズムについて説明する。
静電気は、筐体28の勘合部29を介してPWB21に作用し、放電電圧は導体配線である信号線22に印加する。ツェナーダイオード24は、信号線22に印加した静電気放電による電流をGND配線26へ流すことにより、静電気放電の電圧によってIC類23に過電圧がかかって破壊されてしまうことを防止する。静電気がGND配線26に流れてBATT25に流れ込むことによってIC類23の破壊や誤作動が防止される。
しかし、実際の携帯端末では信号線の本数は数百本にも及ぶため、これらの全てにツェナーダイオードを設置することは実装面積上の制約からしても事実上不可能である。
また、クリアランスを大きく確保することで静電気が筐体外からPWB21に印加しにくい構造とすることができるが、クリアランスを大きく取ると携帯端末の大型化が避けられないため、携帯端末の小型化という市場のニーズに答えることができない。
携帯端末における静電気対策に関する従来技術としては、特許文献1に開示される「電子回路基板」がある。特許文献1に開示される発明は、電子部品から筐体内に入り込んだ静電気の電荷を接地「するため静電気放電用グランドパターンを介して接地したものである。
特開平5−102624号公報
しかし、特許文献1に開示される発明は、電子部品からの静電気に対しては有効であるが、筐体のつなぎ目から筐体内のPWBに直接印加する静電気に対しては電子部品を保護することはできない。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、収容する筐体のつなぎ目から直接静電気が印加しても電子部品を誤作動や破壊から保護できる携帯端末用プリント配線基板及びこれを用いた携帯端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、二つ以上のカバー部材を組み合わせてなる携帯端末の筐体に収容される携帯端末用プリント配線板であって、
実装される電子部品を動作させるための第1のグランド配線とは別個に、各カバー部材同士のつなぎ目部分に近接して第2のグランド配線が設けられ、該第2のグランド配線が蓄電池の負極に接続されたことを特徴とする携帯端末用プリント配線基板を提供するものである。
本発明の第1の態様においては、第2のグランド配線が周縁部に配置されていることが好ましい。
本発明の第1の態様の上記のいずれの構成においても、第1のグランド配線と第2のグランド配線とが、少なくとも1カ所で電気的に接続されていることが好ましい。また、筐体外に露出するコネクタ部品と蓄電池の負極とを接続する第3のグランド配線を備えることが好ましく、これに加えて、コネクタ部品が二つ以上実装され、第3のグランド配線は各コネクタ部品と蓄電池の負極とを接続することがより好ましい。
本発明の第1の態様の第3のグランド配線を備えた構成においては、第3のグランド配線が、第1及び第2のグランド配線の少なくとも一方と電気的に接続されたことがより好ましい。
本発明の第1の態様の上記のいずれの構成においても、第2のグランド配線が、表裏両面に設置されていることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様のいずれかの構成にかかる携帯端末用プリント配線基板を用いた携帯端末を提供するものである。
本発明によれば、収容する筐体のつなぎ目から直接静電気が印加しても電子部品を誤作動や破壊から保護できる携帯端末用プリント配線基板及びこれを用いた携帯端末を提供できる。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1実施形態について説明する。図1に、本実施形態にかかる携帯端末の要部の構成を示す。PWB1は筐体8に収容されるプリント配線基板である。信号線2は、PWB1内の電気配線(配線パターン)であり、IC類3同士を電気的に接続している。IC類3は、携帯端末の動作に関わる制御装置である。BATT5は、携帯端末を動作させるための電力源であり、プラス電極及びマイナス電極を備える。GND配線6は、BATT5のマイナス極と電気的に接続されている。静電気GND7は、PWB1を囲んで周縁部に(換言すると最外周に)配置されており、GND配線6とは別途にBATT5のマイナス極と接続されている。なお、PWB1が多層基板の場合には、全ての層外周に静電気GND7が設けられている。筐体8は、携帯端末本体の外側モールドカバーである。勘合部9は、筐体8のつなぎ目の部分である。
なお、静電気GND7とBATT5のマイナス極とは、十分太い配線を用いて最短距離で接続されていることが好ましい。静電気GND7とBATT5のマイナス極とを接続する配線が細すぎると静電気がBATT5のマイナス極にスムーズに流れ込まなくなるため、IC類3を保護する効果が小さくなる。また、静電気GND7とBATT5のマイナス極とが最短距離で接続されていない場合には、他の信号ラインと重なったり併走したりする確率が高くなるため、IC類3を保護する効果が小さくなる。
図示するように勘合部9には所定のクリアランス(筐体8からPWB1までの間隔)が設けられている。
図2に、本実施形態にかかる携帯端末での静電気放電のメカニズムを示す。
筐体8の勘合部9からPWB1に静電気が印加した場合、PWB1の最外周には静電気GND7が配置されているため信号線2ではなく静電気GND7で放電が生じる。すなわち、静電気GND7が避雷針の役割を果たす。静電気GND7で放電した静電気による電荷はBATT5のマイナス極へ流れ込む。このように、勘合部9から静電気がPWB1に印加した場合でも、信号線2には静電気による電荷が全く流れないため、IC類3の破壊及び誤動作が防止される。
PWB1に静電気が印加しても、放電による電流は信号線2ではなく静電気GND7に流れ込むため、筐体8とPWB1とのクリアランスを小さくできる。すなわち、携帯端末の小型化を図る上で好適である。
このように、本実施形態にかかる携帯端末は、ツェナーダイオードを用いること無く静電気対策を行っているため、PWBの実装面積を縮小でき、低コスト化を図れる。さらに、筐体とPWBとのクリアランスを小さくできるため、携帯端末の小型化や薄型化を図るのに有効である。
なお、ここではPWB1の外周が筐体8のつなぎ目に最も近接する構成を例としたが、図3に示すようにPWB1の周縁部以外の部分が筐体8のつなぎ目と最も近接する構成であっても同様の効果が得られる。PWB1の面の特定の部分が筐体8のつなぎ目と最も近接する場合には、その部分に関しては最上層にのみ静電気GND7が設けられていれば良い。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。
図4に本実施形態にかかる携帯端末の要部の構成を示す。本実施形態にかかる携帯端末は外部コネクタ31をさらに有する他は第1の実施形態と同様である。
外部コネクタ31は、従来の携帯端末に設けられていたものと同様のもの(例えば、充電用コネクタ、ヘッドフォンジャック)であり、少なくともユーザの手作業によって外部からプラグ状のものが差し込まれるものである。
なお、ここでは外部コネクタ31が二つ設けられた構成を例とするが、外部コネクタ31の数は、一つであっても三つ以上であってもかまわない。
外部コネクタGND32は、外部コネクタ31と電気的に接続されており、GND配線6とは別途にBATT5のマイナス極に接続されている。
外部コネクタ31は、ユーザが最も触れやすい部分であるため、静電気放電が発生する確率も最も高い部分である。
図5に本実施形態にかかる携帯端末での静電気放電のメカニズムを示す。
ユーザがヘッドフォンジャックなど外部コネクタ31に挿着しようとする際に、ユーザに帯電していた静電気が外部コネクタ31に放電する。その静電気の電荷は、信号線2に流れ込むことなく外部コネクタGND32を介してBATT5のマイナス極に流れ込む。静電気放電による電流が信号線2に流れないため、IC3の破壊や誤動作を防止できる。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されることはない。
例えば、上記各実施形態においては、静電気GND7や外部コネクタGND32はGND配線6とは独立して接地された構成であるとしたが、静電気GND7や外部コネクタGND32は所々でGND配線6と電気的に接続されていても良い。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態にかかる携帯端末の要部斜視図である。 第1の実施形態にかかる携帯端末の要部断面図である。 PWBの周縁部以外の部分が筐体のつなぎ目と最も近接する構成の一例を示す側面図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかる携帯端末の要部斜視図である。 第2の実施形態にかかる携帯端末の要部断面図である。 従来の携帯端末の要部斜視図である。 従来の携帯端末の要部断面図である。
符号の説明
1 PWB
2 信号線
3 IC類
5 BATT(バッテリー)
6 GND配線
7 静電気GND配線
8 筐体
9 勘合部
31 外部コネクタ
32 外部コネクタGND配線

Claims (8)

  1. 二つ以上のカバー部材を組み合わせてなる携帯端末の筐体に収容される携帯端末用プリント配線板であって、
    実装される電子部品を動作させるための第1のグランド配線とは別個に、前記各カバー部材同士のつなぎ目部分に近接して第2のグランド配線が設けられ、該第2のグランド配線が蓄電池の負極に接続されたことを特徴とする携帯端末用プリント配線基板。
  2. 前記第2のグランド配線が周縁部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の携帯端末用プリント配線基板。
  3. 前記第1のグランド配線と前記第2のグランド配線とが、少なくとも1カ所で電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯端末用プリント配線基板。
  4. 前記筐体外に露出するコネクタ部品と前記蓄電池の負極とを接続する第3のグランド配線を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の携帯端末用プリント配線基板。
  5. 前記コネクタ部品が二つ以上実装され、前記第3のグランド配線は前記各コネクタ部品と前記蓄電池の負極とを接続することを特徴とする請求項4記載の携帯端末用プリント配線基板。
  6. 前記第3のグランド配線が、前記第1及び第2のグランド配線の少なくとも一方と電気的に接続されたことを特徴とする請求項4又は5記載の携帯端末用プリント配線基板。
  7. 前記第2のグランド配線が、表裏両面に設置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の携帯端末用プリント配線基板。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の携帯端末用プリント配線基板を用いた携帯端末。
JP2006022684A 2006-01-31 2006-01-31 携帯端末用プリント基板及び携帯端末 Pending JP2007207857A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006022684A JP2007207857A (ja) 2006-01-31 2006-01-31 携帯端末用プリント基板及び携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006022684A JP2007207857A (ja) 2006-01-31 2006-01-31 携帯端末用プリント基板及び携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007207857A true JP2007207857A (ja) 2007-08-16

Family

ID=38487073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006022684A Pending JP2007207857A (ja) 2006-01-31 2006-01-31 携帯端末用プリント基板及び携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007207857A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158808A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kyocera Corp フレキシブル基板及びこれを用いた携帯電子機器
US8368484B2 (en) 2009-11-11 2013-02-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency module
WO2014069644A1 (ja) * 2012-11-05 2014-05-08 オートリブ ディベロップメント エービー 車載用回路基板内蔵装置
JP2015046249A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 株式会社ノーリツ 操作装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158808A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kyocera Corp フレキシブル基板及びこれを用いた携帯電子機器
US8368484B2 (en) 2009-11-11 2013-02-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency module
WO2014069644A1 (ja) * 2012-11-05 2014-05-08 オートリブ ディベロップメント エービー 車載用回路基板内蔵装置
JP2015046249A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 株式会社ノーリツ 操作装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7088592B2 (en) ESD protection structure and device utilizing the same
US20080266730A1 (en) Spark Gaps for ESD Protection
US7495880B2 (en) Circuit board and electric device having circuit board
JP4887964B2 (ja) プリント配線基板、携帯電子機器、および基板製造方法
WO2017105074A1 (ko) 전자기기의 컨택터 결합 구조 및 이를 구비한 휴대용 전자장치
US7878827B2 (en) Electrical connector with electrical device incorporated therein
JP2007207857A (ja) 携帯端末用プリント基板及び携帯端末
US20100277879A1 (en) Electronic device
JP2008226786A (ja) 電子機器
KR100713532B1 (ko) 이동통신 단말기의 정전기 및 감전 보호 장치
JP3690519B2 (ja) 静電気保護パターンを有する回路基板
CN1937878A (zh) 电子装置的静电放电的防护管理结构
JP3099411U (ja) Usbプラグ及びusbケーブル
ATE459114T1 (de) Steckverbinder mit esd-schutz
JP2017112229A (ja) シールド筐体及び電子機器
JP2006012495A (ja) 電子機器等の静電気放電構造
JPWO2007049403A1 (ja) 携帯電子機器
JP2005005218A (ja) 接続装置及び電子機器
JP2005317408A (ja) 燃料電池
JP3546746B2 (ja) バッテリパック
JP6311300B2 (ja) 静電気保護装置
JP2005243981A (ja) プリント配線基板
JPH0410295A (ja) 携帯型半導体記憶装置
JP2005223201A (ja) 端子間保護用フレキシブル基板及びそれを含むレセプタクル
JP4978164B2 (ja) 絶縁構造及びそれを用いた電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080507

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A02 Decision of refusal

Effective date: 20081014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02