JP2007207172A - 指紋認証装置および指紋認証方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】片手のみで指紋センサーによる認証を、高い認証精度を保持しながら容易に行うことができ、また、実装に際して装置の小型化に影響を与えないこと。
【解決手段】ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の携帯電話装置の筐体外面の折り曲げ部近傍に設置された指紋センサー2を用いて指紋認証を行う。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の携帯電話装置の筐体外面の折り曲げ部近傍に設置された指紋センサー2を用いて指紋認証を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザが手に持つことが可能な装置における指紋認証の技術に関する。
近年、携帯電話装置が急速に普及し、機能も高度化され、電子メール機能、決済機能などが携帯電話装置で実現されはじめている。
それに伴い、電話番号以外に電子メールや、クレジット機能など個人情報を守る必要性が増している。
個人情報を保護する方法として、暗証番号を使って、これらの機能を使えないようにすることがある。
しかしながら、4桁の暗証番号を入力する手間が非常に煩わしく、最近では多くの暗証番号が氾濫しており、生年月日などの簡単な番号を設定する傾向にあり、セキュリティレベルは非常に低くなっている。
これらを解消するために、指紋認証が携帯電話装置でも導入されつつある。指紋認証では、本人の指を用いるため、覚える必要性がなく、またセンサーで指紋を読み取るのみで認証されるため、認証すべき本人であることが特定できる上、手間もかからない。
ここで、指紋認証を搭載した折り畳み型の携帯電話装置として、図6のような従来例がある。従来例では、テンキー側の携帯電話装置の端部のマイク付近に指紋センサーが搭載されている。
この指紋センサーはライン型形状のセンサーで、このセンサー上に指を当て、第1関節から指先まで指紋をセンサー上で滑らせることにより、指紋画像を読み取り、すでに携帯電話装置に登録保存された指紋画像と照合することにより認証を行う。具体的には、片手で携帯電話装置を持ち、もう片方の手の指紋をセンサー上で滑らせる。
この従来例ではライン型のセンサーについて述べたが、面型の指紋センサーの場合もある。この場合も、片手で携帯電話装置を持ち、もう片方の手の指を、面型の指紋センサーに押し付けて、指紋を読み取り指紋認証を行う。
ここで、無線部は、アンテナを介して移動無線通信システムの基地局に無線接続され、通信相手との間で音声通信、あるいはデータ通信を行い、制御部の着信検出部は、通信相手からの着信を検出し、ロック処理部は、電源制御部を制御して、ロック解除中は指紋認証部(装置)への電源供給を停止し、ロック設定後は、着信検出部で着信を検出した時点で指紋認証部へ電源を供給し、指紋認証処理を開始させ、また、ロック処理部は、指紋認証部に指紋認証処理を開始させた時点でタイマを起動し、当該タイマがタイムアウトした時点で指紋認証部の指紋認証結果が良でなければ、電源制御部を制御して指紋認証部への電源供給を停止することで、使用者の手間を増やすことなく消費電力を低減することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−159656号公報
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
センサーの搭載位置がテンキー側の下部のマイク付近のため、認証動作をするためには、携帯電話装置を持つ手と、指紋センサーに指を当てる手の両手での操作が必要で、煩わしい操作となっていた。
また、片手が荷物を持っていたりしてふさがっている場合、認証動作が行いにくい問題が生じる。
さらに、携帯電話装置を、鉄道での非接触通信による定期券への利用が行われつつあり、その場合、携帯電話装置は閉じた状態での利用形態もあり、使用時の本人確認は、一旦携帯電話装置を開けて認証動作後、再び閉じる必要があるため、非常に不便となる。
また、近年、携帯電話装置では小型化がトレンドとなっている。従来例のように携帯電話装置の折り畳み内側には、テンキーなどのボタンや液晶等の表示部が実装されているため、新たな部品などを置くスペースが皆無となっている。その結果、指紋センサーを搭載した場合、必然的に搭載した面積分、大きくなってしまう問題点があった。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、片手のみで指紋センサーによる認証を、高い認証精度を保持しながら容易に行うことができ、また、実装に際して装置の小型化に影響を与えないことにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部近傍に設置した指紋認証装置を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部に設置した指紋認証装置を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部近傍の底面側に設置した指紋認証装置を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部近傍の上面側に設置した指紋認証装置を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部近傍に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行う指紋認証方法を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行う指紋認証方法を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部近傍の底面側に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行う指紋認証方法を提供する。
また、本発明は、ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部近傍の上面側に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行う指紋認証方法を提供する。
本発明によれば、片手のみで指紋センサーによる認証を、高い認証精度を保持しながら容易に行うことができ、また、実装に際して装置の小型化に影響を与えないことができる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、指紋認証機能が搭載された指紋認証装置の一例として、携帯電話装置が用いられているが、ユーザが手に持つことができるすべての指紋認証機能が搭載された情報処理装置を含むのはもちろんである。
図1は、本実施の形態における携帯電話装置の概観を説明するための図であり、ライン形状の指紋センサーを搭載した携帯電話装置の概観図である。
図2は、その使用シーンを示した図である。本実施の形態では、携帯電話装置を持つテンキー入力部3側の底面4において、折り曲げ部付近に指紋センサー2を搭載している。
この位置に搭載することにより、図2に示すように片手で携帯電話装置をもちながら、持った手の認証を行いたい指を、指紋センサー2に当て、指紋センサー2上を滑らせることにより、指紋画像を取得して認証させる。
この位置では、指を比較的まっすぐ引いて滑らせることが可能で、取得画像は実際の指紋パターンに忠実に取得でき、高い認証精度を得ることが可能である。
図2は、携帯電話装置を開いた場合の使用シーンであるが、閉じている場合でも問題なく利用することが可能である。この閉じている場合の使用シーンとして、決済機能のために近年、非接触通信による機能が出てきているが、これは非接触通信機能の読み取り・書き込み装置に、非接触通信機能が生みこまれアンテナが内蔵された携帯電話装置の部分を一時的に近接で近づける、または触れることにより、通信を行うもので、鉄道の改札や、小売店での決済に利用が始まりつつある。
本実施の形態の場合、指紋センサー2が搭載された底面と反対側の折り畳み部分に、非接触通信用のアンテナを搭載しておけば、片手で指紋認証で認証後、非接触通信用のロックを解除し、そのまま読み取り・書き込み装置に持ち替えることなく、反対面をつけることができ、非常に簡易となる。
このアンテナは指紋センサー2と同じ側でも問題なく、指紋センサー2で認証後、携帯電話装置を持ち替え、同じ面のアンテナを読み取り・書き込み装置に触れるようにすればよい。この場合、親指で指紋センサーを片手で滑らせることにより、この持ち替え動作も僅かで済み、簡易な動作となる。
また、指紋センサー2は、センサー画像が二次元状に配列された面型形状のセンサーでもよいが、好適にはセンサー画像が一次元状に配列されたライン型形状のセンサーである。ユーザの指はライン型指紋センサーのセンサー画像の配列方向(携帯電話装置の筐体のヒンジ付近の縁に平行)にほぼ垂直に動かすようにするとよい。ライン型センサーの場合、指紋の検出精度は、指をライン型センサーのセンサー画像の配列方向に垂直に動かすようにすることで、より精度が上がる。
図1および図2に示すような位置に指紋センサー2があると、指を動かす感覚が筐体の縁によってつかみ易いので、指を一次元指紋センサーのセンサー配列方向にほぼ垂直に動かす感覚がつかみ易い。これにより、指紋の検出精度を上げることが容易にできる。
上記の実施の形態によれば、片手のみで指紋センサーによる認証を高い認証精度を保持しながら容易にすることが可能となる。また、携帯電話装置の筐体外面では殆ど部品が実装されておらず、実装に際して携帯電話装置の小型化に影響を与えない効果を有する。
図3は、指紋センサー2を携帯電話装置上部の折り曲げ付近の角部に配置した第2の実施の形態を示している。
図4は、指紋センサー2を、底面4の折り曲げ付近の平坦部に配置した第3の実施の形態である。
さらに、図5は、指紋センサー2を、携帯電話装置上部の折り曲げ付近の平坦部に配置した第4の実施の形態である。
以上の各実施の形態では、ライン型形状のセンサーについて述べているが、面型センサーについても適用可能で片手での認証を実現することができる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上述の携帯電話装置では指紋センサーの実装とともに、指紋認証するためのプログラムを本装置に読込ませて本装置の指紋認証機能を実現しており、そのプログラムは、伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により書き換えることが可能である。
1 マイク
2 指紋センサー
3 テンキー入力部
4 底面
5 手
2 指紋センサー
3 テンキー入力部
4 底面
5 手
Claims (12)
- ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部近傍に設置したことを特徴とする指紋認証装置。
- ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部に設置したことを特徴とする指紋認証装置。
- ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部近傍の底面側に設置したことを特徴とする指紋認証装置。
- ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置であって、指紋センサーを筐体外面の折り曲げ部近傍の上面側に設置したことを特徴とする指紋認証装置。
- 前記指紋センサーはライン型形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の指紋認証装置。
- 前記指紋センサーは面型形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の指紋認証装置。
- ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部近傍に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行うことを特徴とする指紋認証方法。
- ユーザが手に持つことが可能な折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行うことを特徴とする指紋認証方法。
- ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部近傍の底面側に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行うことを特徴とする指紋認証方法。
- ユーザが手に持つことが可能で折畳み式の指紋認証装置を利用した指紋認証方法であって、当該指紋認証装置の筐体外面の折り曲げ部近傍の上面側に設置された指紋センサーを用いて指紋認証を行うことを特徴とする指紋認証方法。
- 前記指紋センサーはライン型形状であることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の指紋認証方法。
- 前記指紋センサーは面型形状であることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の指紋認証方法。
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WO2009139244A1 (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-19 | シャープ株式会社 | 脈拍計付き携帯端末 |
JP2015160090A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | ブラザー工業株式会社 | 生体情報検出装置 |
WO2017047092A1 (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 日本電気株式会社 | 指紋読取装置 |
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2006
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