JP2007207116A - 議決権集計システム、議決権集計方法および議決権集計プログラム - Google Patents

議決権集計システム、議決権集計方法および議決権集計プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】会議前における事前投票の集計結果と会議中の議決権数の変化とを含めた議決権の変化状況を詳細に把握できるようにする。
【解決手段】この議決権集計システムは、株主毎に議案に関する事前投票結果のデータが登録されたDB31と、株主総会の会場に入退場する株主の株主番号を取得する二次元コードリーダ2と、株主番号をキーにして株主の入場、退場、再入場に応じて、DB31の事前投票結果のデータから当日投票データへの振替処理を行い、株主総会前日と当日の集計データ23として記憶部20に記憶する演算部40と、記憶部20に記憶された集計データ23と時刻毎の議事進行中の会場への株主の入場数(議決権数)をディスプレイ11に表示する状況出力部17とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば株主総会などのように議案に対する賛否の決議を伴う会議が開催される会場において議決権の数を集計する議決権集計システム、議決権集計方法および議決権集計プログラムに関する。
株式会社の株主総会が開催される際には、総会に出席できない株主のために、総会に提出される議案の内容と議決権行使書を事前に送付し、賛否を記載した議決権行使書を返信してもらい、事前に集計しておき、当日の賛否集計に加えることが行われている。
近年では、各家庭にインターネット環境が整いつつあり、Web上で電子的な事前投票(電子投票)が行われるケースもある。
Web上で電子投票できる機器としては、Webブラウザソフトウェアをインストールしたコンピュータ、Webブラウジング機能を搭載した携帯電話機などがある。
このように株主総会の議案については、議決権行使書の送付、コンピュータおよび携帯電話機からの電子投票など、さまざまな形態で事前投票が行われる上、株主総会当日には会場に株主が出席することで議決権行使、つまり投票が行われる。
この種の公知技術としては、上記のような複数の手段により議決権行使が行われる際に、事前投票の結果を集計するとともに、株主総会当日には、事前投票を行った株主のデータを参照して来場した株主の受け付けを行うことにより、既に議決権行使を行った株主には事前投票を無効化した上で入場させることで議決権の重複行使を防止する投票支援方法及びシステムが公開されている(例えば先行技術文献1参照)。
一方、会社としては、総会当日には株主の総会出席状況を把握しながら議事を進めて、会社が提出した議案を議決権ベースでの賛成多数で成立させたいという思惑がある。
特開2003−296495号公報
上記先行技術の場合、株主総会当日に来場した株主の受け付け時点だけで議決権を更新するため、総会開催中の長い時間の中で、会場内の株主の状況、つまり議決権行使の状況がどのように変化しているかを会社側が把握できず、議事を進めにくいという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、会議前における事前投票の集計結果と会議中の議決権数の変化とを含めた議決権の変化状況を詳細に把握できる議決権集計システム、議決権集計方法および議決権集計プログラムを提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明の議決権集計システムは、株主毎に議案に関する事前投票結果のデータが予め登録されたデータ格納部と、前記事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部と、株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出する検出器と、前記検出器により検出された識別情報を基に前記データ格納部から株主の情報を読み出し前記会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を生成する履歴生成部と、前記履歴生成部により生成された株主の入場、退場、再入場の履歴と前記記憶部に記憶された振替情報の設定状況に応じて、前記データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容を前記データ格納部へ反映する賛否処理部と、振り替え処理の内容が反映された前記データ格納部のデータを用いて株主総会前日までの集計データと当日の集計データを生成し、前記記憶部に記憶する集計部と、所定のタイミングで前記記憶部から読み出した株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の入場者数および・または議決権数とを出力する出力部とを具備したことを特徴とする。
本発明の議決権集計システムは、株主毎に議案に関する事前投票された賛否データが予め登録されたデータ格納部と、前記事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部と、画面を表示する表示装置と、株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出する検出部と、前記検出部により検出された識別情報を検索用のキーワードにして前記データ格納部を検索し、該当株主の事前投票データの有無を確認する前日データ確認部と、前記識別情報を検索用のキーワードにして前記記憶部の過去の入退場履歴を確認することで該当株主の今回の入場、退場、再入場の正否をチェックする入退場チェック部と、前記入退場チェック部によるチェックの結果、今回の入場、退場、再入場が正しいものであった場合、今回の入場、退場、再入場の種別と時刻を識別情報に対応付けた入退場履歴を前記記憶部に追記する履歴生成部と、前記識別情報を検索用のキーワードにして前記記憶部の振替情報の設定を確認し、事前投票結果のデータを当日投票へ振り替えることが有効か無効かをチェックする振替チェック部と、前記振替チェック部によりデータの振り替えが有効と判定され、かつ前記入退場チェック部により株主の入場、退場、再入場が正しいものと判定された場合に、前記データ格納部より読み出した事前投票された賛否データと当日の賛否データを再計算して前記データ格納部のデータを更新する賛否処理部と、前記データ格納部のデータ更新結果を反映させた株主総会前日の賛否データと当日の賛否データを集計したそれぞれの集計データを生成し、前記記憶部に記憶する集計部と、前記記憶部に記憶された前記株主の入場、退場、再入場の履歴を基に、前記データ格納部の集計データを読み出し、株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の議事進行中の会場への株主の入場者数および・または議決権数の変化状況を示す議決権状況画面を構成し表示装置へ表示する状況出力部とを具備したことを特徴とする。
本発明の議決権集計方法は、データ格納部に登録された株主毎に議案に関する事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部を有する議決権集計システムの議決権集計方法において、株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出部が検出するステップと、前記検出部により検出された識別情報を基に会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を履歴生成部が生成し前記記憶部に記憶するステップと、前記株主の入場、退場、再入場の履歴と前記振替情報の設定に応じて、前記データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を賛否処理部が行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容を前記データ格納部へ反映するステップと、振り替え処理の内容が反映された前記データ格納部のデータを用いて株主総会前日までの集計データと当日の集計データを集計部が生成し、前記記憶部に記憶するステップと、所定のタイミングで前記記憶部から読み出した株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の入場者数および・または議決権数とを出力部が出力するステップとを有することを特徴とする。
本発明の議決権集計プログラムは、コンピュータに処理を実行させる議決権集計プログラムにおいて、前記コンピュータを、株主毎に議案に関する事前投票結果のデータが予め登録されたデータ格納部と、前記事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部と、株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出する検出器と、前記検出器により検出された識別情報を基に前記データ格納部から株主の情報を読み出し前記会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を生成する履歴生成部と、前記履歴生成部により生成された株主の入場、退場、再入場の履歴と前記記憶部に記憶された振替情報の設定状況に応じて、前記データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容を前記データ格納部へ反映する賛否処理部と、振り替え処理の内容が反映された前記データ格納部のデータを用いて株主総会前日までの集計データと当日の集計データを生成し、前記記憶部に記憶する集計部と、所定のタイミングで前記記憶部から読み出した株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の入場者数および・または議決権数とを出力する出力部として機能させることを特徴とする。
本発明では、データ格納部に登録された株主毎に議案に関する事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報を記憶部に記憶し、株主総会の会場に入退場する株主を識別するための株主識別情報を取得し、取得した株主識別情報を基に会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を生成し記憶部に記憶する。
そして、株主が会場へ入退場する際の受付時に、記憶部に記憶された株主の入場、退場、再入場の履歴と振替情報の設定に応じて、データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容をデータ格納部へ反映する。
このようにして株主総会前日までの集計データと、変更内容が反映された当日の集計データと、時刻毎の議事進行中の会場への株主の入場数および・または議決権数を出力する。
以上説明したように本発明によれば、会議前における事前投票の集計結果と議事進行中における議決権数の変化とを含めた議決権の変化状況を詳細に把握できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施形態の議決権集計システムの構成を示すブロック図、図2は議決権行使書に印刷された二次元コードの内容を示す図、図3はこの議決権集計システムをハードウェアで具現化した一例を示す図である。
図1に示すように、この議決権集計システムは、株主総会の会場の受付デスクなどに設置された受付端末1と、この受付端末1に接続された二次元コードリーダ2およびプリンタ6から構成されている。
プリンタ6は、受付デスクまたはその近傍位置に設置されている。
このプリンタ6で印刷した帳票を受付担当者が議事進行係り員が居る場所へ持って行き、議事進行係り員へ手渡すことで、議事進行係り員は、株主の入退場の状況を把握できる。
なお、プリンタ6を、始めから議事進行係り員の近傍位置に配置しておき、プリンタ6を受付端末1とLANケーブルなどで接続し、受付端末1からの印刷の指示によりプリンタ6が印刷した帳票を、議事進行係り員が直接取り出すようにしても良い。
受付端末1のキーボード10には、株主が会場を入退場、再入場する際に、受付デスクにいる会社側の受付担当者(オペレータ)に通知した株主番号、入場IDまたは氏名などのいずれかの情報が入力される。
キーボード10に入力された情報は、受付端末1にてデータベース検索や集計データの変更を行うための検索用のキーワード、つまり検索キーとされる。
ディスプレイ11は、受付画面、監視画面、集計画面、議決権状況画面などが表示される。
議決権状況画面には、前日と当日との集計数と時刻毎の当日の議決権の変化状況のグラフとが上下に同時に表示される。
グラフは、会場への入場者の数が時間を追ってどのように増減しているかを示す棒グラフなどである。
議決権行使書3には、二次元コード4が印刷されている。
図2に示すように、二次元コード4は、会社コード、回期、株主番号、氏名、住所、議決権数…等の株主のデータ(株主情報)が暗号化(コード化)されたものである。
二次元コードリーダ2は、装置全体の制御を行うセントラルプロセッシングユニット(以下CPUと称す)、照明用発光ダイオード(以下、照明LEDと称す。)、CCDセンサ、A/D変換回路、時計部、メモリなどを備えている。
LEDは、Light Emitting Diodeの略称である。
A/Dは、Analog/Digitalの略称である。
CCDは、電荷結合素子(Charge Coupled Devices)の略称である。
これら各ブロックは、受付端末1からのUSBケーブルを通じた電源供給によって動作する。
照明LEDは、議決権行使書3に印刷された二次元コード4に対して照明用の赤色光を照射するものである。
CCDセンサは、二次元的に配列された複数の受光素子であるCCDを有している。
CCDセンサは、議決権行使書3からの反射光を受光し議決権行使書3の情報記録面を撮像してその二次元画像を水平方向の走査線信号として出力する。
走査線信号は増幅されA/D変換回路に出力される。
A/D変換回路は、CCDセンサからのアナログの走査線信号をディジタル信号に変換してCPUへ出力する。
CPUは、A/D変換回路からのディジタル信号に対してデコード処理を実行し、二次元コードの情報を生成する。
二次元コードリーダ2は、株主総会の会場に来場した株主が所持する議決権行使書3に印字されている二次元コード4を読み取ることで、株主を識別するための識別情報を検出する。
すなわち、二次元コードリーダ2は、議決権行使書3から株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報である株主データ(図2参照)を検出する検出器として機能する。
二次元コードリーダ2以外にも、株主を識別するための識別情報を検出する検出器がある。
他の検出器としては、国民が常に携行する例えばパスポートや免許証などの身分証明書(以下、身分証と称す。)などに記載されているその人固有の番号などの識別情報を撮像して読み取る文字認識装置であっても良い。
また、検出器は、RFID(無線タグ)が埋め込まれた議決権行使書や身分証の場合、RFID(無線タグ)との無線通信で株主の情報を検出するアンテナであってもよい。
さらに、検出器は、株主自身の身体的特徴(指紋、静脈、声紋、顔認証、瞳の虹彩など)を検出する生体認証装置を用いても良い。この場合、株主は、議決権行使書や身分証などを総会会場へ持ち込む必要がない。
受付端末1は、通信部12、インポート部13、登録部14、入退場受付部15、監視部16、状況出力部17、手動出力部18、時限出力部19、記憶部20、データ格納部としてのデータベース31、演算部40などを有している。
受付端末1は、図3に示すように、CPUと、ROM、RAMなどのメモリと、補助記憶装置であるハードディスク装置と、キーボード10(図3参照)やマウス(図示せず)などの入力装置、ディスプレイ11などの表示装置、外部インターフェース7、8、9などのハードウェアを備えたノートブック型のコンピュータで実現することができる。
ハードディスク装置には、オペレーティングシステム(以下OSと称す)、データベース管理機能を有するソフトウェアなどのアプリケーションプログラムなどが記憶されている。以下データベースをDBと称す。
外部インターフェース7は、LANコネクタであり、LAN5に接続されている。
LANはlocal area networkの略称である。
外部インターフェース8,9は、USBコネクタであり、プリンタ6および二次元コードリーダ2などの各外部機器からのUSBケーブルが接続される。
USBは、universal Serial Busの略称である。
この受付端末1では、上記ハードウェアとOSを含むソフトウェアとが協動して動作することで各部の機能が実現される。
通信部12は、前日までの事前投票結果を集計した集計データや株主総会で必要な各種基本情報などのデータを蓄積している上位システムよりデータをダウンロードする。
この通信部12により上位システムよりダウンロードされるデータは、総会前日の投票期限満了前に集計した事前集計データと、事前集計後から前日投票期限満了までの間に投票されたデータを集計した差分データなどである。
インポート部13は、通信部12によりダウンロードされたデータ、例えばCSV形式などのデータをDB31のデータ形式へ一括登録するためのインポート処理を行う。
つまり、インポート部13は、通信部12により受信されたデータをDB31へ登録可能な形態へインポートする。
登録部14は、インポート部13によりインポートされたデータをDB31へ一括登録する。
DB31へ登録されるデータは、上位システムに蓄積された会社情報、株主情報、議案情報、議決権賛否情報、株主投票状況情報を正規化したデータである。
入退場受付部15は、二次元コードリーダ2により検出された株主データを基にDB31の会社情報を検索し、株主データに含まれる例えば会社コード、回期、株主番号、氏名などの正否を確認し、これらの情報が一致しなかった場合、エラーを報知する。
入退場受付部15は、株主が会場へ入場する際、二次元コードリーダ2から入力された株主データを受け付け、メモリに一次記憶すると共に、ディスプレイ11に表示した受付画面の株主番号入力欄に株主番号を入力する。
また、入退場受付部15は、株主が会場から退場または退場後に会場へ再入場する際、ディスプレイ11に表示した受付画面の株主番号入力欄に、キーボード10から入力された株主番号、入場ID、株主の氏名などの株主識別情報を受け付ける。
入場IDは、株主の入場を示す整理番号であり、受付処理により株主番号と紐付けられる。
この受付端末1では、受付以降、株主の氏名、株主番号のうちのいずれかの情報が入力されることで、入力された情報をキーワードにしてDB31や記憶部20を検索して必要な情報を取り出すことができる。
監視部16は、入退場受付部15により受け付けられた株主番号をキーにして、予めハードディスク装置やメモリに記憶されている特定の株主リストを検索し、ヒットした場合、その株主データをディスプレイ11に表示し、注意を促す。
状況出力部17は、記憶部20に記憶されている集計データ23を読み出して、前日と当日に分けて議決権の推移を一覧表示すると共に、この一覧表示と共に、時刻に応じた株主数(議決権数)の推移をグラフ化してディスプレイ11の画面に同時に表示する。
状況出力部17は、記憶部20に記憶された株主総会前日までの集計データと、当日の集計データと、時刻毎の議事進行中の会場への株主の入場数および・または議決権数とを読み出して、これらの情報を含む議決権状況画面(図15参照)を構成しディスプレイ11へ出力する。
つまり状況出力部17とディスプレイ11は、記憶部20に記憶された株主総会前日までの集計データと、当日の集計データと、時刻毎の議事進行中の会場への株主の入場数および・または議決権数を出力する出力部として機能する。
手動出力部18は、キーボード10やマウスによる所定の帳票出力操作により帳票出力指示が入退場受付部15により受け付けられた場合、記憶部20に記憶されている集計データ23を読み出して特定の形式の帳票をプリンタ6に印刷させる。
時限出力部19は、予め決められたタイミング、例えば所定時間間隔や時刻などに、記憶部20に記憶されている集計データ23を読み出して特定の形式の帳票をプリンタ6に印刷させる。
演算部40は、前日データ確認部41、入退場チェック部42、履歴生成部43、振替無効部45、振替チェック部44、賛否処理部46、集計部47などを有している。
演算部40は、前日までの集計データを、株式総会当日の株主の出欠状況によって議決権の賛否を振り替る処理を行う、いわゆる当日振り替え処理部として機能する。
DB31には、会社と株主総会の基本情報を記憶した会社・株主総会基本情報記憶部32、議決権賛否情報記憶部33、投票状況情報記憶部34などが備えられている。DB31には、株主毎に議案に関する事前投票結果のデータが予め登録されている。
会社・株主総会基本情報記憶部32には、会社情報、議案情報、株主情報などが記憶されている。
図4に示すように、会社情報は、会社コード、会社名、株式種類、定時/臨時フラグ、回期、確定基準日、発行済み総株式総数、総株主数、総議決権数、総議決権株主数などである。
図5に示すように、議案情報は、議案番号と議案内容である。
図6に示すように、株主情報は、株主番号に、氏名、住所、議決権数などを対応付けた株主情報の記憶テーブルである。
議決権賛否情報記憶部33には、株主毎の事前投票の集計データである議決権行使賛否情報が記憶されている。
この議決権行使賛否情報は、Web上の事前投票締め切り時刻を待たずに前日のある時刻に集計し正規化し、受付端末1へダウンロードしておいたデータに、事前投票締め切り時刻で締め切った時点で集計した差分データを総会当日などにマージ(merge)したデータである。マージ(Merge)とは、予め決められたルールに従って、データどうしを一つに統合することである。
図7に示すように、議決権行使賛否情報は、個々の議案(議案番号)についての有効票数、そのうちの賛成票数、そのうちの反対票数、そのうちの棄権票数、無効票数などが株主数と行使個数に分けて集計されたデータである。行使個数とは、議決権数、つまり株主が所持している株式数である。
投票状況情報記憶部34には、株主毎の投票状況を示す情報(以下株主投票状況情報と称す)が記憶されている。
図8に示すように、株主投票状況情報は、投票方法区分、投票フラグ、議決権数、振替フラグを株主番号に紐付けたデータである。
投票方法区分は、投票が郵便配達、つまり書面によるものか、コンピュータや携帯電話機などによるWeb投票によるものかを示すフラグである。
投票フラグは、賛成、反対、棄権、無効などを示すフラグである。
振替フラグは、投票形態の振り替えが有効か無効かを示すフラグである。
投票形態の振り替えとは、例えば前日までの書面投票やWeb投票から総会当日の会場受け付けによる出席投票に変更することをいう。
また、投票形態の振り替え無効とは、前日投票を有効とする株主を誤って当日受け付けた場合に、登録データを訂正することをいう。
記憶部20は、メモリまたはハードディスク装置により実現される。記憶部20には、入退場履歴レコード21、振替情報としての振替管理レコード22、集計データ23などが記憶される。
図9に示すように、入退場履歴レコード21は、入場ID、受付時刻、入退場の種別が株主番号に紐付けられたデータである。
この入退場履歴レコード21は、入力された入退場の種別情報(入場、退場、再入場)に応じて入場履歴レコード、退場履歴レコード、再入場履歴レコードなどとなり、株主の入退場による受付処理が発生するたびに履歴生成部43により記憶部20に追記される。
また、入退場履歴レコード21は、オペレータによる削除操作によって、直近のものからレコードの単位で1つずつ削除される。
図10に示すように、振替管理レコード22は、既にデータとして登録されている議案に対する賛成・反対の賛否データを振り替えることを有効または無効とする振替フラグが株主番号に紐付けされたデータである。
インポート部13によりインポートされた時点の初期設定時は、未定義の状態に設定されている。
つまり記憶部20には、事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶されている。
図11に示すように、集計データ23は、期末の株主の総数、期末の議決権数の合計データと、株主数、個数、比率を前日分の集計データと当日分の集計データとに分けて集計したデータとからなるものである。
前日分の集計データは、事前到着分(書面とWeb)と振替分(書面とWeb)とこれらを合計した前日合計データとに分けて集計したデータである。
当日分の集計データは、包括委任状、役員、事務局、一般出席など、来場者毎に分けられて集計されたデータである。
前日データ確認部41は、入退場受付部15により受け付けされた株主番号を検索用のキーワードにしてDB31の株主投票状況情報を検索し、前日までの投票データの有無や投票データに設定されているフラグ(投票フラグや振替フラグなど)の状況をチェックし、株主投票状況情報を更新する。
受け付けされた株主番号とは、株主が会場へ初めて入場する際に二次元コードリーダ2やキーボード10から入力された株主番号、または株主が会場からの退出する際や再入場する際に受付画面に入力された入場IDに紐付けられている株主番号である。
つまり、前日データ確認部41は、二次元コードリーダ2により取得された株主番号などの株主識別情報を検索用のキーワードにしてDB31を検索し、該当株主の事前投票データの有無を確認する。
入退場チェック部42は、受け付けされた株主番号を持つ入退場履歴レコード21が、記憶部20に記憶されているか否かを確認し、その確認結果をディスプレイ11に表示する。
つまり入退場チェック部42は、株主番号などの株主識別情報を検索用のキーワードにして記憶部20の過去の入退場履歴を確認することで該当株主の今回の入場、退場、再入場の正否をチェックする。
履歴生成部43は、入退場チェックの後、入退場の種別が入力された場合、株主番号、
入場ID、受付時刻、種別からなる入退場履歴レコード21(種別により入場履歴レコード、退場履歴レコード、再入場履歴レコードなどとなる)を生成し、記憶部20に記憶する。
つまり履歴生成部43は、入退場チェック部42による前回の入退場履歴レコード21のチェックの結果、今回の入場、退場、再入場が正しいと判定された場合、今回の入場、退場、再入場の種別と時刻を株主識別情報に対応付けた入退場履歴を生成し、記憶部20に追記する。
振替無効部45は、キーボード10やマウスによる株主番号の指定操作と振替無効操作があった場合、DB31(株主情報および会社役員情報(図示せず)など)を参照して、会社の役員や特定の株主の受付情報を省略するための振替管理レコード22を生成し記憶部20に記憶する。
この場合の振替管理レコード22には、株主番号に、「無効」を示す振替フラグが付される。この振替無効とする操作は任意のときに行うことができる。
つまり、振替無効部45は、所望により入力された株主番号(株主識別情報)を検索用のキーワードにして記憶部20を検索し、該当株主番号を持つ振替管理レコード22が既に記憶されている場合は、その振替管理レコード22を「無効」とする設定を行う。
振替チェック部44は、受け付けされた株主番号を持つ振替管理レコード22が、記憶部20に記憶されているか否かを確認し、その確認結果をディスプレイ11に表示する。
振替チェック部44は、株主番号を持つ振替管理レコード22が、記憶部20に記憶されていた場合、記憶部20より該当振替管理レコード22を読み出して振替フラグをチェックし、振替フラグが「無効」を示すものであった場合、DB31の株主投票状況情報の該当株主の投票フラグの変更を元へ戻す処理を行う。
つまり、振替チェック部44は、株主番号などの株主識別情報を検索用のキーワードにして記憶部20の振替管理レコード22の設定(有効・無効、未定義など)を確認し、事前投票結果のデータを当日投票へ振り替えることが有効か無効かをチェックする。
賛否処理部46は、振替チェック部44のチェック結果に応じて株主数、議決権数などを再計算し、DB31の議決権行使賛否情報を更新する。
つまり賛否処理部46は、記憶部20に記憶された入退場履歴レコード21(株主の入場、退場、再入場の履歴)と振替管理レコード22の設定(有効・無効)に応じて、DB31の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を行い、この振り替え処理で生じた変更内容(データの変更)をDB31へ反映する。
賛否処理部46は、振替チェック部44によりデータの振り替えが有効と判定され、かつ入退場チェック部42により株主の入場、退場、再入場が正しいものと判定された場合に、DB31より読み出した事前投票された賛否データと当日の賛否データを再計算してDB31のデータを更新する。
集計部47は、賛否処理部46によるDB更新処理が行われた場合、記憶部20の集計データ23を読み出して、株主の入場、退場または再入場による前日分と当日分の賛否データの振り替え計算を行い、その計算結果にて記憶部20の集計データ23を更新する。
集計部47は、賛否処理部46により振り替え処理されたデータを反映した株主総会前日と当日の集計データを生成し記憶部20に記憶する。
以下、図12〜図15を参照してこの議決権集計システムの動作を説明する。
まず始めに、株主が会場へ入場する際の処理(入場処理)について説明する。
この例では、例えば事前投票で、議案に対する反対投票を済ませた株主が、株主総会当日に株主総会の会場に来場したケースであるものとする。
この実施形態の議決権集計システムの場合、株主が会場の受付デスクで会場への入場のための受付処理を済ませると、退場の受付処理をしない限り、同株主の議案に対する当日の投票はすべて「賛成」とみなして処理される。
なお、受け付け時点で株主の意向を聞き、議案毎に賛否データをキーボード10から受付端末1に入力しても良い。
株主は、会場の受付デスクで受け付けをするために、所持している議決権行使書3を受付担当者に手渡し、受付担当者が二次元コードリーダ2の読み取り台に議決権行使書3をセットする。
なお、株主が議決権行使書3を二次元コードリーダ2に直接セットするようにしても良い。
二次元コードリーダ2は、所定タイミング(例えば1秒間隔など)で二次元コードを読み取るためのCCD走査を行っており、議決権行使書3が読み取り台にセットされると、議決権行使書3の二次元コードを読み取る(図12のステップ101)。
二次元コードリーダ2は、読み取った二次元コードから認識した株主データを受付端末1へ送る。
以下、動作を説明するにあたり処理のステップをSと略す。
受付端末1では、入退場受付部15が入場IDを発行する(S102)。
この入場IDは、株主データに含まれる株主番号と対応させて一時メモリに記憶される。
入場IDは、例えば入場順に発行される重複のない番号である。
入場IDを発行後、入退場受付部15から演算部40へ株主データが渡され、前日データ確認部41により受付時点の株主データの正当性がチェックされる(S103)。
この処理では、株主データに含まれる会社コードと予めDB31に登録されている会社情報の会社コードとの一致・不一致がチェックされる。
このチェックの結果、会社コードが不一致となり株主データが正当でないと前日データ確認部41が判定した場合、前日データ確認部41はディスプレイ11にエラーメッセージを表示し、受け付けた株主データがエラーである旨を報知する(S104)。
一方、上記チェックの結果、会社コードが一致し株主データが正当性であることを前日データ確認部41が判定した場合、前日データ確認部41は、続いて株主データに含まれる株主番号を検索キーとしてDB31の投票状況情報記憶部34の株主投票状況情報(図8参照)をチェックする(S105)。
この処理では、株主投票状況情報の該当株主番号を持つレコードの有無と、該当株主番号のレコードが存在する場合に、そのレコードの振替フラグが、「未定義」か「有効」か「無効」かがチェックされる。
該当株主番号を持つレコードがあった場合は、前日までに既に投票が済まされていることになり、当日の会場へ入場することで、前日までに投票された賛否データを無効、つまり前日の集計データから該当株主の議決権数をマイナスする必要がある。
また、振替フラグが「無効」と設定されていた場合は、該当株主の当日の受付をしないようにする必要がある。
振替フラグは、上位システムから受信されたDB登録用のデータをインポートした時点では、「未定義」とされている。
振替フラグを、総会開催前までに事前に「無効」としておくためには、役員や事務局、包括委任登録機能(図示せず)により、役員や事務局、包括委任に限り無効に設定できる。
振替フラグが「無効」と設定されていた場合は、演算部40が該当株主の当日の受付を自動的に無効とする処理を行う。
前日データ確認部41は、株主投票状況情報をチェックした結果、既に該当株主番号のレコードが存在しており、振替フラグが「未定義」の場合(S105のデータあり)、株主投票状況情報の振替フラグを「未定義」から「有効」へ更新する(S106)。
つまり、前日データ確認部41は、事前投票の振り替えが可能な状態へ変更する。なお、振替フラグが「無効」の場合は処理を行わない。
次に、入退場チェック部42は、株主データに含まれる株主番号を検索用のキーワードにして記憶部20の入退場履歴レコード21の有無をチェックし、チェック結果をディスプレイ11に表示する。
この場合、株主は、初めて会場へ入場するため、記憶部20に入退場履歴レコード21が存在しないはずであるが、該当株主番号のレコードが存在した場合は、その旨がディスプレイ11に表示されるので、その表示を見た受付担当者が対応することになる。
入退場チェック部42が入退場履歴レコード21の有無をチェックした結果、入退場履歴レコード21が存在しなかった場合、入退場チェック部42は、その旨を履歴生成部43へ通知する。
また、入退場履歴レコード21が存在した場合、入退場チェック部42は、全ての処理を無効とし、受付自体も無効とする。
履歴生成部43は、入退場チェック部42からの通知を受けて、二次元コードの入力により、種別を「入場」とし現在時刻を受付時刻に設定した入退履歴レコード(図9参照)を生成し、記憶部20に記憶する。
次に、振替チェック部44は、該当株主番号を持つ振替管理レコード22(図10参照)が記憶部20に記憶されているか否かをチェックし、チェック結果を賛否処理部46および集計部47へ通知する。
このチェックの結果、該当株主番号を持つ振替管理レコード22が記憶されていた場合、振替チェック部44は、記憶部20より該当振替管理レコード22を読み出して振替フラグをチェックする。
このチェックの結果、振替フラグが「無効」を示すものであった場合、振替チェック部44は、DB31の株主投票状況情報の該当株主の振替フラグの変更を元へ戻す処理を行う。
なお、上記チェックの結果、該当株主番号を持つ振替管理レコード22が記憶されていなかった場合、振替チェック部44は、受け付けされた株主番号にて振替フラグを「有効」とした振替管理レコード22を生成し、記憶部20に新たなレコードを記憶、つまり追記し、処理を終了する。
賛否処理部46は、振替チェック部44からのチェック結果の通知を受けると、DB31の議決権行使賛否情報記憶部33に記憶されている議決権行使賛否情報(図11参照)を読み出して、チェック結果に応じて株主数、議決権数などを再計算し、DB31の議決権行使賛否情報を更新する。
この例では、該当株主番号の株主の議決権数が100であったものとすると、賛否処理部46は、前日分のデータの株主数を1名減算(−1)し、議決権数を100個減算(−100)する。
また、賛否処理部46は、当日分のデータの株主数を1名加算(+1)し、議決権数を100個加算(+100)する(S107)。
再計算の後、賛否処理部46は、再計算結果のデータで議決権行使賛否情報を更新する。
賛否処理部46によるDB更新処理が行われた場合、集計部47は、賛否処理部46の再計算結果のデータを用いて、上記同様に株主の入場による前日分と当日分の賛否データの振り替え計算を行い、その計算結果で記憶部20の集計データ23を更新する。
初めは、集計データ23が存在しないため、新規に記憶することになる。
最後に、履歴生成部43は、受け付けされた株主番号に、入場ID、受付時刻、種別(入場)を対応させた入場履歴レコードを生成し、記憶部20に新たなレコードを記憶、つまり追記する(S108)。
なお、S105の処理(DB31の前日の株主投票状況情報のチェック)の際に、データが存在しない場合(S105のデータなし)、該当株主による事前投票はなされていないため、前日データ確認部41は、チェック結果を賛否処理部46へ通知する。
賛否処理部46は、振替チェック部44からのチェック結果の通知を受けると、DB31の議決権行使賛否情報記憶部33に記憶されている議決権行使賛否情報(図11参照)を読み出して、チェック結果に応じて株主数、議決権数などを再計算し、DB31の議決権行使賛否情報を更新する。
例えば、該当株主番号の株主の議決権数が100であったものとすると、賛否処理部46は、当日分のデータの株主数を1名加算(+1)し、議決権数を100個加算(+100)する(S109)。
また集計部47は、賛否処理部46の再計算結果のデータを用いて、記憶部20の集計データ23を更新する。
続いて、株主が会場へ入場後、会場から退出する際の処理(退出処理)について説明する。
株主は、会場へ入場後、会場から退出する際に、会場の受付デスクで退場の受け付けをするために、入場の際に受付担当者から伝えられた入場IDか、株主番号か、氏名のいずれかの株主識別情報を受付担当者へ通知する。
受付担当者は、通知されたいずれかの株主識別情報を、受付端末1のディスプレイ11に表示された受付画面の退場者の入力欄にキー入力し、確定操作を行う。
すると、入退場受付部15は、退場者の株主識別情報を受け付けて(図13のS201)、それを入退場チェック部42へ通知する。
入退場チェック部42は、通知された株主識別情報を検索キーとして、記憶部20の該当株主番号を持つ入退場履歴レコード21の有無をチェックし、チェック結果をディスプレイ11に表示する。
チェックの結果、該当株主番号を持つ入退場履歴レコード21が存在しなかった場合(S202の入場履歴なし)、入退場チェック部42は、その旨をディスプレイ11に表示し、エラーを報知するので(S203)、その表示を見た受付担当者が対応することになる。
この例の場合、株主は、既に会場へ入場しているため、記憶部20には該当株主番号を持つ入退場履歴レコード21の1つである入場履歴レコードが存在しており、該当株主番号のレコードが存在することになる。
記憶部20に入場履歴レコードが存在していた場合(S202の入場履歴あり)、入退場チェック部42は、記憶部20から入場履歴レコードの情報を読み出してディスプレイ11に表示すると共に、それを振替チェック部44へ通知する。
振替チェック部44は、該当株主番号を持つ振替管理レコード22(図10参照)が記憶部20に記憶されているか否かをチェックする。
このチェックの結果、該当株主番号を持つ振替管理レコード22が記憶されていた場合、振替チェック部44は、記憶部20より該当振替管理レコード22を読み出して振替フラグをチェックする(S205)。
このチェックの結果、振替フラグが「無効」を示すものであった場合(S205のYes)、振替チェック部44は、DB31の株主投票状況情報の該当株主番号の振替フラグの変更を元へ戻す処理を行い(S206)、それを集計部47へ通知する。
つまり、振替チェック部44は、振替フラグとして設定されている「無効」を「有効」へ変更する。
集計部47は、振替チェック部44からの振替無効の通知を受けると、本日行った振替処理での集計データ23の株主数と議決権数の状態を元に戻すため、記憶部20から集計データ23を読み出す。
集計部47は、記憶部20から読み出した集計データ23のうち、前日分の株主数を1名減算(−1)し、前日分の議決権数を100個減算(−100)すると共に、当日分の株主数を1名加算(+1)し、当日分の議決権数を100個加算(+100)することで(S207)、集計データ23を振り替え前の状態に戻す。
なお、本日行った振替処理の変更内容については、会社の方針などで、株主数と議決権数の状態を元に戻さないようにロックをかけることもできる。
また、振替チェック部44は、記憶部20から読み出している振替管理レコード22に設定されている振替フラグを「無効」から「有効」へ変更し、記憶部20の該当レコードを上書き、つまり変更する(S208)。
その後、株主の退場により会場内の入場数が減るため、集計部47は、記憶部20から読み出した集計データ23のうち、当日分の株主の入場数を1名減算(−1)し、当日分の議決権数を100個減算(−100)すると共に、前日分の株主数を1名加算(+1)し、議決権数を100個加算(+100)する。
そして、集計部47は、この計算結果で記憶部20の集計データ23を更新する。
最後に、履歴生成部43は、受け付けされた株主番号に、入場ID、受付時刻、種別(退場)を対応させて退場履歴レコードを生成し、記憶部20に新たなレコードを記憶、つまり追記する(S210)。
なお、S204の処理(振替チェック)の際に、振替なしの場合(S204の振替なし)、集計部47に対して当日の来場による投票状態を無効にする指示を行う。
集計部47は、振替チェック部44からの当日振替なしの指示を受けると、単に、当日の入場数と議決権数を減算するため、記憶部20から集計データ23を読み出して、そのうち、当日分の株主の入場数を1名減算(−1)し、議決権数を100個減算(−100)する(S211)。
そして、集計部47は、この計算結果で記憶部20の集計データ23を更新する。
続いて、株主が会場から退場後、会場へ再入場する際の処理(再入場処理)について説明する。
株主は、会場から退場後、会場へ再入場する際に、会場の受付デスクで再入場の受け付けをするために、入場の際に受付担当者から伝えられた入場IDか、株主番号か、氏名のいずれかの株主識別情報を受付担当者へ通知する。
受付担当者は、通知されたいずれかの株主識別情報を、受付端末1のディスプレイ11に表示された受付画面の再入場者の入力欄にキーボード10から入力し、確定操作を行う。
すると、入退場受付部15は、再入場者の株主識別情報を受け付けて(図14のS301)、それを入退場チェック部42へ通知する。
入退場チェック部42は、通知された株主識別情報を検索用のキーワードにして、記憶部20の該当株主番号を持つ入退場履歴レコード21の有無をチェックし、このチェック結果をディスプレイ11に表示する。
チェックの結果、該当株主番号を持つ入退場履歴レコード21が存在しなかった場合(S302の退場履歴なし)、入退場チェック部42は、その旨をディスプレイ11に表示し、エラーを報知するので(S303)、その表示を見た受付担当者が対応することになる。
この例の場合、株主は、会場へ一度入場してから退場しているため、記憶部20には該当株主番号を持つ入退場履歴レコード21の1つである退場履歴レコードが存在しており、該当株主番号のレコードが存在することになる。
記憶部20に退場履歴レコードが存在していた場合(S302の入場履歴あり)、入退場チェック部42は、記憶部20から退場履歴レコードを読み出してディスプレイ11に表示すると共に、今回の再入場が正しいことを判定し、それを集計部47へ通知する。
集計部47は、入退場チェック部42から再入場が正しいことの通知を受けると、記憶部20から集計データ23を読み出して、会場内の入場数と議決権数を計算する。
この例では、再入場した株主の議決権数が100とすると、集計データ23のうち、当日分の株主の入場数を1名加算(+1)し、当日分の議決権数を100個加算(+100)することで(S304)、会場内の入場数と議決権数の整合をとる。
そして、集計部47は、計算結果で記憶部20の集計データ23を更新する。
また、履歴生成部43は、受け付けされた株主番号に、入場ID、受付時刻、種別(再入場)を対応させ再入場履歴レコードを生成し、記憶部20に新たなレコードを記憶、つまり追記する(S305)。
状況出力部17は、記憶部20に記憶された集計データ23を読み出して、例えば図15に示すような議決権状況画面で表示する。
なお、状況出力部17が議決権状況画面を表示するタイミング、つまり記憶部20から集計データ23を読み出すタイミングは、記憶部20に記憶された株主の入場、退場、再入場の履歴に変化が生じた場合、キーボード10から表示の更新が指示された場合、予め設定された時間間隔(数分おきなど)、のいずれかのタイミングとする。
議決権状況画面には、集計データ23の期末総数、期末議決権数と、前日と当日に分けた議決権の配分一覧と、時刻に応じた会場への株主数(入場者数)のグラフとが同時に表示される。入場者数として、ピーク入場者数、集計除外株主数など表示される。
なお、この議決権状況画面の例は、一例にしか過ぎず、例えば入場者数に変えて、議決権数をグラフ表示しても良く、入場者数と議決権数の両方をグラフ表示しても良い。
このようにこの実施形態の議決権集計システムによれば、事前投票結果のデータを受付端末1のDB31に記憶しておき、株主総会当日に受付端末1を会場の受付デスクに配置し、株主が会場に出入りする際に株主番号を受付端末1に入力することで議決権の変化を管理することで、会議前における事前投票の集計結果と、会議中の株主の動向、議決権数の変化を含めた議決権の変化状況を議事進行中に詳細に把握できるようになる。
例えば会場に入場する株主の議決権、会場から退出する株主の議決権、退場後、再入場する株主の議決権を株主番号または入場IDで管理し、株主が会場を入退場するたびに総会前日まで賛否データと当日の賛否データを振り替え計算し、それを集計したデータとグラフとをディスプレイ11に表示することで、会社側としては、株式総会開催中に時々刻々と変わる議決権の変化状況を詳細に把握できる。
また、上位システムに蓄積されているデータのうち、受付端末1に保存するデータを議決権行使投票済みデータのみに絞り込み、総会前日までに株主により議決権が行使された議案の賛否データを正規化した上で受付端末1のDB31にダウンロードしておき、総会当日の株主の入退場に応じてDB31のデータと入退場履歴レコード21で議決権の状況変化を監視及び集計することで、システムを小規模に実現できる。
受付端末1と二次元コードリーダ2とで実現できる小規模な仕組みという特徴から、株主総会の開催場所への機材の持ち運びおよびセッティングの簡便化を実現できる。
つまり、総会当日の賛否投票の機能を省き、株主が会場に出入りすることを賛否投票として当日の議決権数に反映することで、監視及び集計するシステムを小規模に実現でき、例えば株主総会をホテルなどのホールを賃貸して開催する際に、システムの設置作業を短時間で済ませることができる。
また、総会当日の株主の会場への入退場時に事前投票結果のデータを当日のデータに振り替る機能を受付端末1に搭載したことで、従来の投票方式と電子投票方式が混在した場合であっても当日に賛否データを重複させることなく正しいデータを集計できる。
これにより、株主総会当日運営業務での投資コストを削減し、株主総会前日までの電子投票実現による株主総会当日運営業務の煩雑化を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態では、議決権行使書3から株主識別情報を得るために二次元コードリーダ2を用いたが、議決権行使書3に単純なバーコードを印刷しておき、それをバーコードリーダで読み取っても良く、本発明は、株主識別情報の印字形式や株主識別情報を得るための手段に限定されるものではない。
また、図6に示した株主情報に、株主が所持する身分証の固有情報を対応付けておくことで、議決権行使書3に変わり、来場者が持参した身分証から固有情報を読み取る、またはキーボード10から入力することで、株主を識別しても良い。
身分証は、国毎に独自のものがある。例えば日本の場合、身分証の固有情報は、住民基本台帳カードの氏名または顔写真、パスポートの番号または顔写真、自動車免許証の免許証番号または顔写真、健康保険証の記号および番号などを用いることができる。
また、例えば中国の場合、身分証の固有情報は、中華人民共和国居民身分証番号などがあり、これを利用できる。
中華人民共和国居民身分証番号は、18桁の番号であり、このうち初めの6桁が地域、次の8桁が生年月日、次の3桁が順番、最後の1桁がパリティなどというように決められているので、このうちの全部またはその一部を利用するものとする。
この場合、上記株主情報において、株主番号と中華人民共和国居民身分証番号とを対応付けておき、来場者が持参した中華人民共和国居民身分証を、スキャナなどの光学的文字読取装置で読み取り、またはキーボード10から入力することで、上記株主情報と来場者の情報とを照合し株主を識別する。
また、上記実施形態では、二次元コードリーダ2を接続した受付端末1というハードウェア構成でこのシステムの機能を実現したが、これ以外に、例えばLANに接続した複数のコンピュータにそれぞれの機能を分散化して実現させても良い。
このようなシステムの一例としては、例えば図16に示すように、サーバコンピュータ51と、受付コンピュータ52と、監視コンピュータ53と、ネットワークプリンタ54とを備える。
サーバコンピュータ51には、通信部12、インポート部13、登録部14、状況出力部17、手動出力部18、時限出力部19、演算部40、DB31などの、図3のシステムのサーバ部30の機能を搭載する。
受付コンピュータ52には、図3のシステムの入退場受付部15の機能を搭載すると共に、二次元コードリーダ2を接続する。
監視コンピュータ53には、監視部16の機能を搭載すると共に、監視部16による監視結果として特定の株主の情報を表示するためのディスプレイ11を接続する。
LAN5にはネットワークプリンタ54が直接接続されている。
この実施形態の場合、DB31を備えたサーバコンピュータ51と、二次元コードリーダ2を備えた受付コンピュータ52とをLAN5を介して接続する。
このシステムの場合、会場の受付デスクに受付コンピュータ52を配置しておき、会場で株主の受け付けを行う際は、受付デスクに来た株主から議決権行使書3を受付担当者が受け取り、受付コンピュータ52に接続した二次元コードリーダ2にかけることで議決権行使書3の二次元コードを読み取り、入退場受付部15による受付処理を行い、処理結果をLANを通じてサーバコンピュータ51へ送る。
また、監視コンピュータ53の監視部16は、LAN5を通じて入退場受付部15の受付処理を監視する。
なおサーバコンピュータ51については、LAN5で他のコンピュータと接続可能であれば、どこに配置しても良い。
つまり、それぞれのコンピュータ内での処理は、図2に示した受付端末1の構成における図12〜図14の処理と同様である。
また、他の実施形態として、例えば図17に示すように、サイトAとサイトBにそれぞれ図1に示した実施形態のシステムを分散配置することで、複数サイトで開催する株主総会に対応できる。
このシステム形態の場合、サイトAとサイトBとの間は、セキュリティの高い通信網85、例えばバーチャル・プライベート・ネットワーク(以下、VPNと称す。)や専用回線などで接続する。
また、サイトA,Bには、それぞれ通信制御装置としてのゲートウェイ装置80を設ける。
ゲートウェイ装置80には、ゲートウェイ部81とログファイル82を設ける。
ログファイル82には、ゲートウェイ部81を通じてやり取りされた通信履歴、つまり通信ログが記録される。
ゲートウェイ部81は、サイトA,B間の電文の通信を抑制(制御)するものである。
サイトAで通信部12が株主からの株主データや投票データを受信すると、通信部12は、それらの各電文を入退場受付部15とゲートウェイ部81へ送信する。
ゲートウェイ部81には予め電文の送受信先が設定されており、設定内容に従って他のサイト、この場合、サイトBのゲートウェイ部81へ電文を送信する。
サイトBでは、ゲートウェイ装置80のゲートウェイ部81は、自身に設定されている送り先となっている電文を受信し、受信した電文の内容に従って、DB31へのデータ登録を行う。
つまり、この実施形態は、高いセキュリティ機能を持つ通信網85を介して、自システムと同等の他システムと接続するゲートウェイ装置80を備え、自他それぞれのシステムで処理される株主総会のデータを相互に通信することで、データの共有や分散処理を実現する。
何らかの障害によって対象サイトへ電文を送信できない場合、ゲートウェイ部81は、ログファイル82への通信ログの書き込みを実施し、送信できるまで再送を繰り返すと共に、エラー情報をディスプレイ11に表示する。
通信ログとしては、送信電文そのもののコピーが記憶される。なお通信ログは、テキストデータなどでも良い。
ゲートウェイ装置80は、複数設置することが可能であり、耐障害性を向上させるために1〜N重化(多重化)することが好ましい。
ゲートウェイ装置80から送信される電文は、シリアル番号、データ作成日付、データ作成時間の情報を持ち合わせているため、2重登録を防止することができる。
それぞれのサイトA,Bでログファイル82を保持することで、通信エラーの際の障害を復旧または保守する際の手がかりにもなる。
本発明の一つの実施形態の議決権集計システムの構成を示すブロック図。 議決権行使書に印刷された二次元コードの内容を示す図。 図1の議決権集計システムの具体的なハードウェア構成例を示す図。 DBの会社情報を示す図。 DBの議案情報を示す図。 DBの株主情報を示す図。 DBの議決権行使賛否情報を示す図。 DBの株主投票状況情報を示す図。 記憶部に記憶される入退場履歴レコードを示す図。 記憶部に記憶される振替管理レコードを示す図。 記憶部に記憶される集計データを示す図。 この議決権集計システムの入場処理を示すフローチャート。 この議決権集計システムの退場処理を示すフローチャート。 この議決権集計システムの再入場処理を示すフローチャート。 この議決権集計システムにおいて随時表示される議決権行使状況画面の一例を示す図。 議決権集計システムの他の実施形態を示す図。 議決権集計システムの他の実施形態を示す図。
符号の説明
1…受付端末、2…二次元コードリーダ、3…議決権行使書、4…二次元コード、6…プリンタ、7,8,9…外部インターフェース、10…キーボード、11…ディスプレイ、12…通信部、13…インポート部、14…登録部、15…入退場受付部、16…監視部、17…状況出力部、18…手動出力部、19…時限出力部、20…記憶部、21…入退場履歴レコード、22…振替管理レコード、23…集計データ、23…集計データ、31…データベース(DB)、32…会社・株主総会基本情報記憶部、33…議決権賛否情報記憶部、33…議決権行使賛否情報記憶部、34…投票状況情報記憶部、40…演算部、41…前日データ確認部、42…入退場チェック部、43…履歴生成部、44…振替チェック部、45…振替無効部、46…賛否処理部、47…集計部。

Claims (16)

  1. 株主毎に議案に関する事前投票結果のデータが予め登録されたデータ格納部と、
    前記事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部と、
    株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された識別情報を基に前記データ格納部から株主の情報を読み出し前記会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を生成する履歴生成部と、
    前記履歴生成部により生成された株主の入場、退場、再入場の履歴と前記記憶部に記憶された振替情報の設定状況に応じて、前記データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容を前記データ格納部へ反映する賛否処理部と、
    振り替え処理の内容が反映された前記データ格納部のデータを用いて株主総会前日までの集計データと当日の集計データを生成し、前記記憶部に記憶する集計部と、
    所定のタイミングで前記記憶部から読み出した株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の入場者数および・または議決権数とを出力する出力部と
    を具備したことを特徴とする議決権集計システム。
  2. 株主毎に議案に関する事前投票された賛否データが予め登録されたデータ格納部と、
    前記事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部と、
    画面を表示する表示装置と、
    株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された識別情報を検索用のキーワードにして前記データ格納部を検索し、該当株主の事前投票データの有無を確認する前日データ確認部と、
    前記識別情報を検索用のキーワードにして前記記憶部の過去の入退場履歴を確認することで該当株主の今回の入場、退場、再入場の正否をチェックする入退場チェック部と、
    前記入退場チェック部によるチェックの結果、今回の入場、退場、再入場が正しいものであった場合、今回の入場、退場、再入場の種別と時刻を識別情報に対応付けた入退場履歴を前記記憶部に追記する履歴生成部と、
    前記識別情報を検索用のキーワードにして前記記憶部の振替情報の設定を確認し、事前投票結果のデータを当日投票へ振り替えることが有効か無効かをチェックする振替チェック部と、
    前記振替チェック部によりデータの振り替えが有効と判定され、かつ前記入退場チェック部により株主の入場、退場、再入場が正しいものと判定された場合に、前記データ格納部より読み出した事前投票された賛否データと当日の賛否データを再計算して前記データ格納部のデータを更新する賛否処理部と、
    前記データ格納部のデータ更新結果を反映させた株主総会前日の賛否データと当日の賛否データを集計したそれぞれの集計データを生成し、前記記憶部に記憶する集計部と、
    前記記憶部に記憶された前記株主の入場、退場、再入場の履歴を基に、前記データ格納部の集計データを読み出し、株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の議事進行中の会場への株主の入場者数および・または議決権数の変化状況を示す議決権状況画面を構成し表示装置へ表示する状況出力部と
    を具備したことを特徴とする議決権集計システム。
  3. 前記データ格納部へ登録するデータを、上位システムよりネットワークを通じてダウンロードする通信部を備えたことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  4. 総会前日の投票期限満了前に集計した事前集計データと、事前集計後から前日投票期限満了までの間に投票されたデータを集計した差分データとを前記上位システムよりダウンロードする通信部を具備したことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  5. 前記データ格納部へ登録するデータを、上位システムよりネットワークを通じてダウンロードする通信部と、
    前記通信部によりダウンロードされたデータをデータ格納部へ登録可能な形態へインポートするインポート部と
    を具備したことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  6. 前記データ格納部へ登録するデータを、上位システムよりネットワークを通じてダウンロードする通信部と、
    前記通信部により受信されたデータをデータ格納部へ登録可能な形態へインポートするインポート部と、
    前記インポート部によりインポートされたデータをデータ格納部へ登録する登録部と
    を具備したことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  7. 会社情報、株主情報、議案情報、議決権賛否情報、株主投票状況情報を正規化したデータを、上位システムよりネットワークを通じてダウンロードする通信部と、
    前記通信部によりダウンロードされた会社情報、株主情報、議案情報、議決権賛否情報、株主投票状況情報を正規化したデータをデータ格納部へ登録可能な形態へインポートするインポート部と、
    前記インポート部により登録可能な形態へインポートされた会社情報、株主情報、議案情報、議決権賛否情報、株主投票状況情報を正規化したデータを前記データ格納部へ登録する登録部を具備したことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  8. 前記株主識別情報取得部により予め設定された特定の株主の識別情報が取得された場合、報知する監視部を具備することを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  9. 所望により入力された識別情報を基に前記記憶部の振替情報を無効とする設定を行う振替無効部を具備することを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  10. 予め設定されたタイミングで、前記記憶部から集計データを読み出して特定の形式の帳票を印刷装置によって印刷させる時限出力部を具備することを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  11. 所定の帳票出力のための指示があった場合、前記記憶部から集計データを読み出して特定の形式の帳票を印刷装置によって印刷させる手動出力部を具備することを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  12. 所定のタイミングが、前記記憶部に記憶された株主の入場、退場、再入場の履歴に変化が生じた場合、表示の更新が指示された場合、予め設定された時間間隔、のいずれかのタイミングであることを特徴とする請求項1記載の議決権集計システム。
  13. 前記データベースを備えたコンピュータと、前記株主識別情報取得部を備えたコンピュータとをネットワークを介して接続したことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  14. セキュリティを持つネットワークを介して、自システムと同等の他システムと接続され、自他それぞれのシステムで処理される株主総会のデータを相互に通信する通信制御装置を具備したことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の議決権集計システム。
  15. データ格納部に登録された株主毎に議案に関する事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部を有する議決権集計システムの議決権集計方法において、
    株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出部が検出するステップと、
    前記検出部により検出された識別情報を基に会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を履歴生成部が生成し前記記憶部に記憶するステップと、
    前記株主の入場、退場、再入場の履歴と前記振替情報の設定に応じて、前記データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を賛否処理部が行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容を前記データ格納部へ反映するステップと、
    振り替え処理の内容が反映された前記データ格納部のデータを用いて株主総会前日までの集計データと当日の集計データを集計部が生成し、前記記憶部に記憶するステップと、
    所定のタイミングで前記記憶部から読み出した株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の入場者数および・または議決権数とを出力部が出力するステップと
    を有することを特徴とする議決権集計方法。
  16. コンピュータに処理を実行させる議決権集計プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    株主毎に議案に関する事前投票結果のデータが予め登録されたデータ格納部と、
    前記事前投票結果のデータを、株主総会当日の出席投票へ振り替えることを有効または無効とする振替情報が記憶された記憶部と、
    株主総会の会場に入退場する株主を識別するための識別情報を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された識別情報を基に前記データ格納部から株主の情報を読み出し前記会場への株主の入場、退場、再入場の履歴を生成する履歴生成部と、
    前記履歴生成部により生成された株主の入場、退場、再入場の履歴と前記記憶部に記憶された振替情報の設定状況に応じて、前記データ格納部の事前投票結果のデータを当日投票のデータへ振り替える処理を行い、この振り替え処理で生じたデータの変更内容を前記データ格納部へ反映する賛否処理部と、
    振り替え処理の内容が反映された前記データ格納部のデータを用いて株主総会前日までの集計データと当日の集計データを生成し、前記記憶部に記憶する集計部と、
    所定のタイミングで前記記憶部から読み出した株主総会前日までの集計データと当日の集計データと時刻毎の入場者数および・または議決権数とを出力する出力部
    として機能させることを特徴とする議決権集計プログラム。
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