JP2007206239A - 音声認識装置および音声認識方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声認識装置11は、音声信号を入力時系列に従う順方向に認識する順方向認識処理部20と、音声信号を逆方向に再生する逆再生部15と、この逆再生部15が出力する音声信号を認識する逆方向認識処理部30と、認識処理部20,30の処理結果を統合して判定する統合判定部40とを含む。順方向認識処理部20および逆方向認識処理部30は、音声分析部21,31と、音響ライブラリ22,32と、照合部23,33とを含む。照合部23,33は、入力音声信号が、音響ライブラリ22,32に登録された単語(認識候補)である尤もらしさを表す順方向尤度および逆方向尤度をそれぞれ生成する。統合判定部40は、それらを総合的に判定して、認識結果を生成する。
【選択図】図2
Description
自動車に限らず、自動二輪車においても、ナビゲーション装置その他の情報機器を利用したいという要求がある。この場合にも、自動車の場合と同様に、アイズフリーおよびハンズフリーのインタフェースが必要であり、前述のような音声指示装置はその最有力候補である。
一般に、音響ライブラリの作成にあたっては、多くの発話者の発話データが収録される。その収録されたデータを学習データとして用いた学習により、照合部で採用される認識アルゴリズムに適合した様式の音響ライブラリが作成される。
そこで、この発明の目的は、認識対象(単語、発話単位など)間の認識確率の不均一を低減し、より確実な音声認識を実現する音声認識装置および音声認識方法を提供することである。
この構成によれば、音声信号を入力時系列に従う順方向に認識するだけでなく、入力時系列とは逆の時系列に従う逆方向に関しても認識するので、認識対象間の認識確率の不均一を低減できる。これにより、より確実な音声認識処理が可能になる。
請求項4記載の発明は、前記順方向認識手段および逆方向認識手段の出力を統合して、入力音声信号に対応する認識結果を生成する統合判定手段をさらに含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の音声認識装置である。この構成により、順方向および逆方向の認識処理結果を総合的に判定して認識結果を生成できるので、認識対象間でばらつきの少ない認識確率を実現でき、より確実な認識処理が可能になる。
請求項6記載の発明は、前記尤度情報結合手段は、順方向尤度情報および逆方向尤度情報にそれぞれ重み付けして結合する重み付け結合手段を含む、請求項5記載の音声認識装置である。この構成により、順方向および逆方向の認識処理結果に適切な重み付けをすることができ、より一層認識確率を向上できる。
請求項7記載の発明は、前記重み付け結合手段は、認識候補に依存する重みを順方向尤度情報および/または逆方向尤度情報に付与して結合する認識候補適応重み付け結合手段を含む、請求項6記載の音声認識装置である。この構成により、認識候補毎に適切な重みを付与することができるので、認識候補間の認識確率のばらつきをより一層低減でき、より確実な音声認識が可能になる。認識候補毎の重みは、たとえば、学習によって、認識確率のばらつきが低減されるように予め定めておき、認識候補に対応付けて認識辞書に登録しておくことが好ましい。
請求項9記載の発明は、前記一方向認識判定手段は、認識候補に依存する重みを前記単独処理結果に付与して、当該単独処理結果が所定以上の尤もらしさを有する認識候補の存在を示しているかどうかを判定する重み付け判定手段を含むものである、請求項8記載の音声認識装置である。この構成により、認識候補毎に適切な重みを付与しておくことによって、単独処理結果に基づく認識処理の確率を高めることができる。認識候補毎の重みは、学習によって予め求めておき、認識候補に対応付けて認識辞書内に予め登録しておくことが好ましい。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の情報機器の少なくとも一部を車体に搭載した車両システムである。この構成により、車載用情報機器を音声指示によって快適に操作することができる車両システムを提供できる。
請求項14記載の発明は、前記順方向認識ステップおよび逆方向認識ステップの結果を統合して、入力音声信号に対応する認識結果を生成する統合判定ステップをさらに含む、請求項13記載の音声認識方法である。この方法により、請求項4の発明に関連して説明した効果を達成できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両システムの全体構成を示す。この車両システムは、車両の一例としての二輪車両の車体1と、この車体1に取り付けられた音声指示装置本体10Aと、前記車体1に取り付けられ、音声指示装置本体10Aからの指令(コマンド)を受けて動作するコマンド処理手段としての情報処理部51と、乗員2(通常は運転者であるが、同乗者であってもよい。)が装着するヘルメット3に備えられたマイクロフォン5と、同じくヘルメット3に取り付けられたスピーカ6とを備えている。マイクロフォン5は、音声指示装置本体10Aに対して音声信号を入力する音声信号入力手段としての機能を担う。このマイクロフォン5および音声指示装置本体10Aにより、音声指示装置10が構成されている。そして、この音声指示装置10および情報処理部51などにより、車載用情報機器50が構成されている。音声指示装置本体10Aおよび情報処理部51は、一体化されていてもよいし、別装置とされていてもよい。
マイクロフォン5は、ヘルメット3の口元部分に設けられ、スピーカ6は、ヘルメット3の耳元部分に設けられている。マイクロフォン5は、乗員が発する音声を検出し、その音声に対応した電気信号である音声信号を音声指示装置本体10Aに入力する。スピーカ6は、情報処理部51からの音声信号を受けて、その音声信号を音に変換する。これにより、車両の乗員は、音声によって車載用情報機器50に音声による指示を与えることができるとともに、車載用情報機器50が生成する音情報を聴取することができる。こうして、ハンズフリーおよびアイズフリーのインタフェースが構築されている。
マイクロフォン5と音声指示装置本体10Aとの間の接続は、ハーネス7に含まれるケーブルを用いた有線接続により行ってもよいし、音声指示装置本体10Aを車載用装置として構成する場合には、無線通信によってそれらの間を接続することもできる。スピーカ6と情報処理部51との間の接続も同様に、ハーネス7に含まれるケーブルを用いた有線接続により行ってもよいし、無線通信接続によって行ってもよい。無線通信の方式としては、たとえば、ブルーツゥース、赤外線通信その他の短距離無線通信方式を採用することができる。
音声分析部21は、マイクロフォン5から入力される音声信号(順方向波形)を分析してその音響的特徴を表す特徴パラメータ系列(たとえば、MFCC(メル周波数ケプストラム係数))を抽出する。同様に、音声分析部31は、逆再生部15から入力される音声信号(逆方向波形)を分析してその音響的特徴を表す特徴パラメータ系列(たとえばMFCC)を抽出する。
統合判定部40は、順方向認識処理部20および逆方向認識処理部30の出力を総合的に判定して、認識結果を出力し、コマンドデータ生成部12に引き渡す。
順方向認識処理部20は、単語辞書25に登録されているi番目の単語(認識候補)に対して順方向尤度LFiを生成する。同様に、逆方向認識処理部30は、単語辞書35に登録されているi番目の単語(認識候補)に対して逆方向尤度LRiを生成する。ただし、単語辞書25,35には、共通の複数の単語が同じ順序で登録されているものとする。
Li=αLFi+βLRi …… (1)
ただし、重み付け係数α,βは実数(定数)であり、α≠0,β≠0である。これらの重み付け係数α,βを適切に定めることによって、順方向認識結果および逆方向認識結果を適切に結合でき、妥当な認識結果を得ることができる。重み付け係数α,βは、学習によって予め定めることとしてもよい。
Li=αi・LFi+βi・LRi …… (1a)
次に、統合判定部40は、次式(2)を満たすkを見いだす(ステップS2)。
すなわち、k番目の単語は、結合尤度Liが最大となる単語である。
そして、さらに、統合判定部40は、最大の結合尤度Lkが、次式(3)の条件を満たすかどうかを判断する(ステップS3)。
Lk > Θ …… (3)
閾値Θは実数であり、定数であってもよいし、単語に応じて異なる値(Θk)としてもよい。
このようにして、この例では、順方向認識処理および逆方向認識処理によって得られる順方向および逆方向尤度LFi,LRiを重み付け係数α,βで重み付けして線形結合することによって結合尤度Liが求められる。そして、この結合尤度Liに基づいて、認識結果が求められる。こうして、順方向および逆方向の認識結果を結合して用いることによって、認識しやすさに関するばらつきを抑制できる。
すなわち、j番目の単語は、順方向尤度LFiが最大となる単語である。
そして、さらに、統合判定部40は、最大の順方向尤度LFjが、次式(5)の条件を満たすかどうかを判断する(ステップS11。一方向認識判定手段)。
LFj > θ …… (5)
閾値θは実数であり、定数であってもよいし、単語に応じて異なる値(θj)としてもよい。
このようにして、順方向認識処理部20の単独処理結果のみに基づいて判定が可能な場合には、結合尤度Liを用いた処理を省くことができるので、認識処理を高速化でき、音声認識装置11を構成する処理装置の演算負荷を軽減できる。
図5は、統合判定部40における第3の処理例を説明するためのフローチャートである。この図5において、図4に示された各ステップと同様の処理が行われるステップには、図4の場合と同一の参照符号を付して示す。
LFi ≦θ(またはθi) for ∀i≠j …… (6)
すなわち、j以外の任意のiに対して、順方向尤度LFiが閾値θ(またはθi)以下であることを条件に、j番目の単語を認識結果とする(ステップS12)。つまり、閾値θ(またはθi)を超える順方向尤度LFiを有する単語がただ一つに定まるときに、結合尤度Liによる判定を行うことなく、j番目の単語が認識単語として出力される。
ただし、この場合、結合尤度Liに基づく認識処理(ステップS1〜S5)は、LFi>θ(またはθi)を満たすiの範囲で行うことが好ましい。これにより、結合尤度Liに基づく判定処理を簡単にすることができるから、処理速度を高めることができるとともに、音声認識装置11を構成する処理装置の演算負荷を一層軽減できる。
なお、図5において二点鎖線で示すように、ステップS11において、順方向最大尤度LFjが閾値θ(またはθj)を超えていない場合には、結合尤度Liに基づく判定処理を行うことなく、認識結果を棄却(ステップS5)することとしてもよい。
この例では、図5のステップS15の判定に代えて、次式(7)による判断が行われる(ステップS16。一方向認識判定手段)。
ただし、閾値Δは実数(ここではΔ>0)であり、予め定める定数である。閾値Δとして、単語iごとの閾値Δiを用いるようにしてもよい。
前記式(7)は、最大順方向尤度LFjと他の任意の順方向尤度LFiとの差が閾値Δ(またはΔi)を超えるという条件を表している。換言すれば、最大順方向尤度LFjと、これに次いで大きな順方向尤度との差が閾値Δ(または閾値Δi)を超えている、すなわち、最大順方向尤度LFjが他と比較して突出しているという条件である。
前記式(7)の条件が満たされない場合(ステップS15:NO)、すなわち、閾値θ(またはθi)を超える順方向尤度LFiを持つ単語が二つ以上存在する場合には、前述の図3を参照して説明した処理(ステップS1〜S5)を実行し、結合尤度Liに基づく認識処理を実行する。
このようにして、この処理例でも、順方向認識処理部20の単独処理結果のみに基づいて判定が可能な場合には、結合尤度Liを用いた処理を省くことができる。それに加えて、最大順方向尤度LFjが他と比較して突出していると認められる場合にのみ、順方向認識処理部20の単独処理結果のみに基づく単語認識を許容しているので、認識結果の確実性を高めることができる。
なお、図5の処理例の場合と同じく、図6において二点鎖線で示すように、ステップS11において、順方向最大尤度LFjが閾値θ(またはθj)を超えていない場合には、結合尤度Liに基づく判定処理を行うことなく、認識結果を棄却(ステップS5)することとしてもよい。
この例では、順方向認識処理部20による単独処理結果に基づく判定を優先的に行うに当たって、単語ごとに重み付けγiを付与した重み付き順方向尤度γi・LFiが用いられる。すなわち、重み付き順方向尤度γi・LFiが最大となる単語(j番目の単語)が求められる(ステップS20)。すなわち、
j=argimax(γj・LFi) …… (8)
である。
γj・LFj > θ …… (9)
閾値θは実数であり、定数である。閾値θを単語に応じて異なる値θjとしてもよいが、尤度LFiに重み付けを行っているので、閾値θに対してまで重み付けする実益はない。なお、重み付け係数γiは、たとえば、学習によって予め求め、単語辞書25に個々の単語毎に格納しておけばよい。
このように、図4のステップS10,11の処理を前述のステップS20,21の処理に置き換えることにより、単語毎の重みγiを付与した重み付き順方向尤度γi・LFiによる認識を行うことができる。
図8は、この発明の第2の実施形態に係る音声指示装置の構成を説明するためのブロック図である。この図8において、前述の図2に示された各部に対応する部分には、図2の場合と同一の参照符号を付して示す。
前述の第1の実施形態では、入力音声データを時間軸上で反転して再生出力する逆再生部15が設けられていて、この逆再生部15によって逆再生された逆方向音声データに対して音声分析処理が行われるようになっている。
より具体的には、マイクロフォン5からの音声信号は、順方向認識処理部20の音声分析部21および逆方向認識処理部30の音声分析部31に与えられる。順方向認識処理部20の構成は、前述の第1の実施形態の場合と同様である。
このような構成によっても、第1の実施形態の場合と同様に、順方向認識処理および逆方向認識処理を併用して、単語辞書25,35に登録された単語(認識候補)間の認識確率のばらつきを抑制できる。
なお、この実施形態では、順方向認識処理部20および逆方向認識処理部30にそれぞれ音声分析部21,31を設けているが、一つの音声分析部を順方向および逆方向認識処理部20,30で共有することとしてもよい。
[実験例]
図9は、音声データを順方向および逆方向の両方で再生し、それぞれについて単語認識実験を行った場合の認識率を示す図である。順方向再生音声データに対する認識では、「単語6」および「単語9」で認識率が低いのに対し、逆方向再生音声データに対する認識では、それらの単語に対して、いずれも80%を超える認識率が得られた。逆に、「単語11」では、順方向再生音声データに対する認識のほうが、逆方向再生音声データに対する認識よりも、やや認識率が良い。
[変形例]
前述の実施形態では、HMM単語認識を例に挙げたが、認識アルゴリズムは、DPマッチング方式、ニューラルネットワーク方式、ベイズ識別関数方式、ベクトル量子化方式など、任意の方式を適用できる。この場合、尤度情報としては、尤度ではなく、特徴ベクトル間の「距離」などが用いられる場合もあり、前記の条件式(3)(5)(6)(7)(9)などにおいて、適宜不等号の向きを反対にする必要があり得る。
さらに、前述の実施形態では、結合尤度Liを順方向尤度LFiおよび逆方向尤度LRiの線形結合としたが、これらの非線形結合によって結合尤度Liを表してもよく、一般に、結合尤度Liは、順方向尤度LFiおよび逆方向尤度LRiの関数fによって、次式(9)のように表すことができる。
順方向および逆方向尤度LFi,LRiの非線形結合によって結合尤度Liを定める場合の例は、次の式(10)および(11)のとおりである。
Li=a・LFi2+b・LFi+c・LRi2+d・LRi ……(10)
Li=m・LFi3+n・LFi2+p・LFi+q・LRi3+r・LRi2+s・LRi ……(11)
ただし、a,b,c,d,m,n,p,q,r,sは、係数(実数)であり、定数であってもよいし、認識候補(単語)毎に予め異なる値を設定しておいてもよい。
その他、「課題を解決するための手段」の項で説明した各種の変形に加え、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 乗員
3 ヘルメット
5 マイクロフォン
6 スピーカ
7 ハーネス
10 音声指示装置10
10A 音声指示装置本体
11 音声認識装置
12 コマンドデータ生成部
15 逆再生部
20 順方向認識処理部
21 音声分析部
22 音響ライブラリ
23 照合部
24 音響モデル
25 単語辞書
30 逆方向認識処理部
31 音声分析部
32 音響ライブラリ
33 照合部
34 音響モデル
35 単語辞書
37 時間軸上反転部
40 統合判定部
50 車載用情報機器
51 情報処理部
Claims (14)
- 音声信号を入力時系列に従う順方向に認識する順方向認識手段と、
音声信号を入力時系列とは逆の逆時系列に従う逆方向に認識する逆方向認識手段とを含む、音声認識装置。 - 音声信号を入力時系列とは逆の時系列に従って再生し、前記逆方向認識手段に入力する逆再生手段をさらに含む、請求項1記載の音声認識装置。
- 前記逆方向認識手段は、
音声信号を入力時系列に従って分析し、入力時系列に従う特徴系列を生成する音声分析手段と、
この音声分析手段が生成する特徴系列を、入力時系列とは逆の時系列に従う特徴系列に変換して前記逆方向認識手段に入力する特徴系列反転手段とを含むものである、請求項1記載の音声認識装置。 - 前記順方向認識手段および逆方向認識手段の出力を統合して、入力音声信号に対応する認識結果を生成する統合判定手段をさらに含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の音声認識装置。
- 前記順方向認識手段は、入力音声信号が認識候補に該当する尤もらしさを表す順方向尤度情報を生成するものであり、
前記逆方向認識手段は、入力音声信号が認識候補に該当する尤もらしさを表す逆方向尤度情報を生成するものであり、
前記統合判定手段は、前記順方向認識手段および逆方向認識手段がそれぞれ生成する順方向尤度情報および逆方向尤度情報を結合して、入力音声信号が認識候補に該当する尤もらしさを表す結合尤度情報を生成する尤度情報結合手段と、この尤度情報結合手段が生成する結合尤度情報を評価して認識結果を求める認識結果判定手段とを含むものである、請求項4記載の音声認識装置。 - 前記尤度情報結合手段は、順方向尤度情報および逆方向尤度情報にそれぞれ重み付けして結合する重み付け結合手段を含む、請求項5記載の音声認識装置。
- 前記重み付け結合手段は、認識候補に依存する重みを順方向尤度情報および/または逆方向尤度情報に付与して結合する認識候補適応重み付け結合手段を含む、請求項6記載の音声認識装置。
- 前記統合判定手段は、
前記順方向認識手段および逆方向認識手段の少なくともいずれか一方による単独処理結果が、所定以上の尤もらしさを有する認識候補の存在を示しているかどうかを判定する一方向認識判定手段と、
この一方向認識判定手段によって、前記単独処理結果が所定以上の尤もらしさを有する認識候補の存在を示していると判定されたときに、その認識候補を認識結果として出力する手段とを含むものである、請求項4〜7のいずれかに記載の音声認識装置。 - 前記一方向認識判定手段は、認識候補に依存する重みを前記単独処理結果に付与して、当該単独処理結果が所定以上の尤もらしさを有する認識候補の存在を示しているかどうかを判定する重み付け判定手段を含むものである、請求項8記載の音声認識装置。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の音声認識装置と、
この音声認識装置に音声信号を入力するための音声信号入力手段と、
前記音声認識装置による認識結果を所定の機器に入力するための指示コマンドデータに変換するコマンドデータ生成手段とを含む、音声指示装置。 - 請求項10記載の音声指示装置と、
前記コマンドデータ生成手段によって生成された指示コマンドデータに応じて動作するコマンド処理手段とを含む、情報機器。 - 請求項11記載の情報機器の少なくとも一部を車体に搭載した車両システム。
- 音声信号を入力時系列に従う順方向に認識する順方向認識ステップと、
音声信号を入力時系列とは逆の逆時系列に従う逆方向に認識する逆方向認識ステップとを含む、音声認識方法。 - 前記順方向認識ステップおよび逆方向認識ステップの結果を統合して、入力音声信号に対応する認識結果を生成する統合判定ステップをさらに含む、請求項13記載の音声認識方法。
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