JP2007202825A - 遊技場用データ管理システム - Google Patents

遊技場用データ管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007202825A
JP2007202825A JP2006025701A JP2006025701A JP2007202825A JP 2007202825 A JP2007202825 A JP 2007202825A JP 2006025701 A JP2006025701 A JP 2006025701A JP 2006025701 A JP2006025701 A JP 2006025701A JP 2007202825 A JP2007202825 A JP 2007202825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
game media
replay
game
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006025701A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Hase
哲 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikoku Denki Co Ltd filed Critical Daikoku Denki Co Ltd
Priority to JP2006025701A priority Critical patent/JP2007202825A/ja
Publication of JP2007202825A publication Critical patent/JP2007202825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】異なる種別間での遊技媒体交換処理を許容した遊技場において遊技媒体数に関係したデータの管理を正確に行うこと。
【解決手段】計数機11は、パチンコ台1での獲得パチンコ玉を計数する。計数機12はスロットマシン2での獲得メダルを計数し、その計数メダルを、必要に応じてパロット機3用のパチンコ玉に変換して玉払出機14から払い出す。計数機13は、パロット機3での獲得パチンコ玉を計数し、その計数パチンコ玉を、必要に応じてメダルに変換してメダル払出機15から払い出す。管理装置8は、各種別の遊技媒体(パチンコ台用パチンコ玉、メダル、パロット機用パチンコ玉)について、計数機11、12、13の計数結果に係る計数媒体数データと、計数機12、13による変換遊技媒体数に係る変換媒体数データと、払出機14、15が払い出した遊技媒体数に係る払出媒体数データとを管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ台やスロットマシンなどの異なる種別の遊技機が設置された遊技場で用いられるデータ管理システムに関する。
パチンコホールなどの遊技場では、パチンコ台とスロットマシンの2種類の遊技機を設置して営業することが一般的になっているが、各遊技機で使用する遊技媒体は、パチンコ台がパチンコ玉、スロットマシンがメダルと決まっている。このような遊技場では、異なる種別間で遊技媒体を交換すること前提とした営業形態をとることがほとんどなかったので、従来の遊技場用データ管理システムでは、これら2種類の遊技媒体をそれぞれ個別に管理していれば、その管理目的を十分に果たせるという情況にあった。
ところで、近年、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則)や遊技機規則(遊技機の設定及び型式の検定等に関する規則)が改定され、遊技媒体として遊技球(パチンコ玉)を使用する形態の回動式遊技機(所謂パロット機)が検定で許可されるようになり、実際に、種々のパロット機が製品化されようとしている。現在時点では、パロット機を導入した遊技場が少ないものの、将来的には導入する遊技場が増加すると予想されるが、このような遊技場、つまり、遊技媒体は異なるが遊技性が同じである回動式遊技機(スロットマシン及びパロット機)を導入した遊技場においては、異なる種別間での遊技媒体交換処理を許容した営業形態が必要になると考えられ、これに伴い、そのような遊技媒体交換処理が頻繁に行われることが予想される。
従来、異なる種別間で遊技媒体を交換する手段としては、例えば、特許文献1に見られるような遊技媒体交換機が提供されている。この交換機は、ある種別の遊技媒体が投入されたときに、異なる種別の遊技媒体を所定のレートで換算した数だけ払い出す(貸し出す)ように構成された装置であり、投入された遊技媒体数を計数した計数信号を出力し、払い出した遊技媒体数を売上信号として出力するようになっている。
また、特許文献2には、遊技者が預け入れたパチンコ玉やメダルを、それぞれ貯玉及び貯メダルとして管理し、パチンコ玉やメダルを貸し出すときに貯玉及び貯メダルの何れかから引き落とすかを遊技者側で選択操作できるようにした遊技用装置が記載されている。
特開2004−236866号公報 特開平11−164953号公報
特許文献1のような遊技媒体交換機のように、異なる種別間で遊技媒体を変換した場合、遊技場全体に関するデータを管理する遊技場用データ管理システムでは、変換に供された種別毎の遊技媒体数、変換後に払い出された遊技媒体数、変換レートなどを考慮したデータ管理を行う必要が出てくるが、この特許文献1には、そのようなデータ管理手段については何も記載されていない。また、特許文献2のような遊技用装置においても、貯玉管理装置及び貯メダル管理装置について開示されているが、遊技媒体数に関するデータ管理を遊技場全体で行う手段について何も記載されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、異なる種別間での遊技媒体交換処理を許容した遊技場において遊技媒体数に関係したデータの管理を正確に行うことが可能になるなどの効果を奏する遊技場用データ管理システムを提供することを目的とする。具体的には、遊技媒体の交換を認める営業を行った場合でも、不正が行われていないことを確認するために利用される誤差媒体数データの出力を可能にするものであり、また、当日計数した遊技媒体を他の遊技媒体に変換して遊技に利用した遊技者を台移動したものとみなして、種別或いは店舗全体の売上(補正売上)などに関するデータを正確に出力するものである。
請求項1記載の手段によれば、複数種類の遊技機において、遊技上の価値が異なる複数種別の遊技媒体をそれぞれ使用した遊技が行われ、遊技者側の獲得遊技媒体が計数手段により計数され、計数された遊技媒体が変換手段により異なる種別の遊技媒体へ変換され、このように変換された遊技媒体が払出手段から払い出された遊技に使用されるという状況下であっても、データ管理手段が、各種別の遊技媒体毎に、計数手段が計数した遊技媒体数に係る計数媒体数データと、変換手段により異なる種別に変換された遊技媒体数に係る変換媒体数データと、払出手段が払い出した遊技媒体数に係る払出媒体数データとを管理するようになるから、異なる種別間での遊技媒体交換処理を許容した遊技場に設けられた場合であっても、複数種別の遊技媒体数に関係したデータの管理を正確に行うことが可能になるものである。
請求項2記載の手段によれば、各種別の遊技媒体について、その種別毎の誤差媒体数データが出力されるから、所謂誤差玉を遊技媒体の種別毎に正確に管理できるようになり、外部からの遊技媒体の持ち込み持ち出しなどの不正行為の有無を把握する上で有益になる。
請求項3記載の手段によれば、各種別の遊技媒体について、その種別毎の売上数データ、補正売上数データ、景品数データの集計、並びに、それらデータについての所定の複数種別の遊技媒体に係る合計データの集計を容易且つ正確に行い得るようになる。
請求項4記載の手段によれば、複数種類の遊技機において、遊技上の価値が異なる複数種別の遊技媒体をそれぞれ使用した遊技が行われ、遊技者側の獲得遊技媒体が計数手段により計数され、計数された遊技媒体が変換手段により異なる種別の遊技媒体へ変換され、このように変換された遊技媒体の一部或いは全部を、記憶手段に備えられた再プレイ用口座に対して、その計数した遊技媒体の種別及び獲得遊技者と関連付けた状態の貯蓄遊技媒体数として記憶できる。再プレイ手段は、再プレイ用口座に記憶された貯蓄遊技媒体数の一部或いは全部を引き落とし、引き落とされた貯蓄遊技媒体数に相当する数だけその引き落とした遊技媒体の種別と同じ種別の遊技媒体を払い出す機能、或いは前記再プレイ用口座に記憶された貯蓄遊技媒体数の一部或いは全部を引き落とし、引き落とされた貯蓄遊技媒体数を異なる種別の遊技媒体へ所定の変換比率で変換し、変換された数に相当する数だけその変換元の種別と異なる種別の遊技媒体を払い出す機能を備えており、従って、この再プレイ手段を通じて所謂再プレイを行い得る。
このような再プレイが行われる状況下であっても、データ管理手段が、各種別の遊技媒体について、前記計数手段が計数した遊技媒体数に係る計数媒体数データと、前記再プレイ手段により引き落とされた遊技媒体数に係る再プレイ引落媒体数データと、前記再プレイ手段により変換された遊技媒体数に係る再プレイ変換媒体数データと、前記再プレイ手段により払い出された遊技媒体数に係る再プレイ払出媒体数データとを管理するようになるから、異なる種別間での遊技媒体交換処理を許容した遊技場に設けられ且つ所謂再プレイシステムが導入されている場合であっても、複数種別の遊技媒体数に関係したデータの管理を正確に行うことが可能になるものである。
請求項5記載の手段によれば、再プレイシステムが導入されている遊技場であっても、各種別の遊技媒体について、その種別毎の誤差媒体数データが出力されるから、誤差玉を遊技媒体の種別毎に正確に管理できるようになり、外部からの遊技媒体の持ち込み持ち出しなどの不正行為の有無を把握する上で有益になる。
請求項6記載の手段によれば、再プレイシステムが導入されている遊技場であっても、各種別の遊技媒体について、その種別毎の売上数データ、補正売上数データ、景品数データの集計、並びに、それらデータについての所定の複数種別の遊技媒体に係る合計データの集計を容易且つ正確に行い得るようになる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には遊技場用データ管理システムの全体構成が概略的に示されている。この図1において、遊技場内には、遊技機として多数台ずつのパチンコ台1、スロットマシン2、パロット機3が設置されている。
この場合、本実施例における遊技場では、同一種類の遊技機間での台移動、並びにスロットマシン2とパロット機3との間での台移動は許容するが、パチンコ台1とスロットマシン2との間での台移動、並びにパチンコ台1とパロット機3との間での台移動を禁止した遊技形態が設定されている。そして、このような遊技形態の維持を容易にするために、パチンコ台1が設置された島には、スロットマシン2及びパロット機3が存在しない構成としており、本実施例では、パチンコ台1のみを設置した島と、スロットマシン2及びパロット機3を設置した島とを構築した配置としている。尚、スロットマシン2のみを設置した島、パロット機3のみを設置した島を構築しても良いことは勿論である。
上記のような島のそれぞれにおいて、パチンコ台1及びパロット機3に左側から隣接した各位置には、玉貸機4(再プレイ手段に相当)が設置され、スロットマシン2に右側から隣接した位置にはメダル貸機5(再プレイ手段に相当)が設置されており、これら玉貸機4及びメダル貸機5は、それぞれに対応して設置された中継端末6に接続されている。また、パチンコ台1、スロットマシン2及びパロット機3の各上方には呼出ランプユニット7が設けられており、それらパチンコ台1、スロットマシン2及びパロット機3は、それぞれに対応した呼出ランプユニット7を介して中継端末6に接続されている。
上記中継端末6は、遊技場の管理事務所内に設置された管理装置8(データ管理手段、記憶手段に相当)との間でLAN10を介して通信可能な構成となっており、また、上記呼出ランプユニット7は、中継端末6と対応する遊技機(パチンコ台1、スロットマシン2、パロット機3)との間の通信を中継する機能を備えている。これにより、中継端末6は、データ収集対象の端末群(パチンコ台1、スロットマシン2、パロット機3、玉貸機4、メダル貸機5)との間でのデータの授受、並びに管理装置8との間でのデータの授受を行い得るようになっている。尚、管理装置8は、モニタ9a及びキーボード9bを備えたコンピュータにより構成されるものである。
遊技場内の複数箇所(島端、島の中央部など)には、遊技者がパチンコ台1での遊技により獲得したパチンコ玉を計数するためのパチンコ台用玉計数機11(計数手段に相当)、遊技者がスロットマシン2での遊技により獲得したメダルを計数するためのメダル計数機12(計数手段、変換手段に相当)、遊技者がパロット機3での遊技により獲得したパチンコ玉を計数するためのパロット機用玉計数機13(計数手段、変換手段に相当)が設置されており、各計数機11、12、13は、管理装置8との間でLAN10を介したデータ通信処理(計数結果を送信する処理など)を行い得るように構成されている。また、メダル計数機12の側方には、当該メダル計数機12側からの指令に応じてパチンコ玉を払い出すための玉払出機14(払出手段に相当)が併設され、パロット機用玉計数機13の側方には、当該パロット機用玉計数機13側からの指令に応じてメダルを払い出すためのメダル払出機15(払出手段に相当)が併設されている。
尚、パチンコ台用玉計数機11は、パチンコ台1が設置された島に設けられ、メダル計数機12及びパロット機用玉計数機13は、スロットマシン2及びパロット機3が設置された島に設けられることになる。
ここで、本実施例の遊技場では、貯玉及び貯メダル機能を利用した再プレイシステムが構築されている。即ち、この再プレイシステムは、周知のように、遊技場の遊技会員となった遊技者に対して、固有の店舗IDや会員番号を記録した会員カードを発行すると共に、その会員番号毎に作成した再プレイ用口座(これは管理装置8側に作成される)に、遊技による獲得遊技媒体数を記憶し(つまり、貯玉や貯メダルを行い)、その記憶遊技媒体数に応じた数の遊技媒体を必要に応じて引き落として再プレイに供し得る構成とされたものである。
この場合、上記再プレイ用口座には、該当会員に係る獲得遊技媒体数が、当日の獲得遊技媒体と前日までの獲得遊技媒体とを区分可能で、尚且つ、遊技媒体の種別(パチンコ台1での獲得パチンコ玉、メダル、パロット機3での獲得パチンコ玉)毎に区分可能な状態の貯蓄遊技媒体数として記憶される。
このような貯蓄遊技媒体数の記憶は、例えば、
・パチンコ台1での遊技による当日の貯玉数(以下、パチンコ当日貯玉数と呼ぶ)を記憶するエリア、
・パチンコ台1での遊技による前日までの貯玉数(以下、パチンコ前日貯玉数と呼ぶ)を記憶するエリア、
・スロットマシン2での遊技による当日の貯メダル数(以下、当日貯メダル数と呼ぶ)を記憶するエリア、
・スロットマシン2での遊技による前日までの貯メダル数(以下、前日貯メダル数と呼ぶ)を記憶するエリア、
・パロット機3での遊技による当日の貯玉数(以下、パロット当日貯玉数と呼ぶ)を記憶するエリア、
・パロット機3での遊技による前日までの貯玉数(以下、パロット前日貯玉数と呼ぶ)を記憶するエリア、
をそれぞれ設定することで実現できる。尚、各貯玉数や各貯メダル数に識別コードを付与することにより、それら貯玉数及び貯メダル数を、再プレイ用口座として設定された同一の記憶エリアに順次加算記憶する構成も可能である。
再プレイ用口座を上記のように構成した状態では、貯玉或いは貯メダルを引き落とす際の再プレイ手数料を、種々設定することが可能になるものであるが、本実施例では、当日分の貯玉及び貯メダル(パチンコ当日貯玉数、当日貯メダル数、パロット当日貯玉数)に係る再プレイ手数料は無料、前日までの貯玉及び貯メダル(パチンコ前日貯玉数、前日貯メダル数、パロット前日貯玉数)に係る再プレイ手数料は有料(この詳細については、貯玉或いは貯メダルに係る他の手数料(変換手数料)の内容と共に後で説明する)となるように設定している。
前記玉貸機4は、図2に示すように、その前面に、カード挿入口16、会員カード状態ランプ17、操作パネル18、液晶表示部19、放出パチンコ玉を隣接するパチンコ台1の上皿1a(図1参照)またはパロット機3の上皿3a(図1参照)へ導くために設けられ玉放出ノズル20、この玉放出ノズル20の基部に上方向から押圧操作可能に配置された貸出ボタン21、紙幣挿入口22、状態表示ランプ23を設けた構成となっている。
カード挿入口16には、再プレイシステムを利用する際に必要となる前記会員カード(図示せず)が挿入されるものであり、その挿入に応じて、図示しない内蔵カードリーダが、会員カードの挿入状態を保持すると共に、当該会員カードの記憶データ(店舗ID、会員番号など)を読み取る構成となっている。
このカード挿入口16に関連付けて配置された会員カード状態ランプ17は、例えば2色発光ダイオードより成るもので、会員カードの未挿入状態では点滅すると共に、挿入状態では連続点灯し、また、読み取りエラーなどの異常発生時には発光色を変えて点滅或いは連続点灯する構成となっている。
操作パネル18は、テンキースイッチ、選択スイッチ、決定スイッチを備えており、その操作に応じて、カード挿入口16に挿入された会員カードの認証に必要な暗証番号の入力を行い得るようになっている。
この場合、カード挿入口16に挿入された会員カードの認証が済んだとき(当該会員カードから読み取られた記憶データ、並びに操作パネル18を通じて入力された暗証番号が適正であったとき)には、その会員カードに対応した再プレイ用口座のデータが液晶表示部19に表示される構成となっている。その表示内容は、パチンコ台1に対応した玉貸機4とパロット機3に対応した玉貸機4とで異なるものであり、例えば以下のような表示が行われる。
即ち、パチンコ台1に対応した玉貸機4においては、再プレイ用口座中の前記パチンコ当日貯玉数及びパチンコ前日貯玉数の残高が表示される。
また、パロット機3に対応した玉貸機4においては、再プレイ用口座中に前記パロット当日貯玉数及び当日貯メダル数の一方の残高があれば、その残高データが前記パロット前日貯玉数や前記前日貯メダル数に優先して表示され、また、再プレイ用口座中にパロット当日貯玉数及び当日貯メダル数の双方の残高がある場合には、パロット当日貯玉数の残高が優先的に表示される。再プレイ用口座中にパロット当日貯玉数及び当日貯メダル数の残高がない場合には、パロット前日貯玉数の残高が表示され、このパロット前日貯玉数の残高がない場合には前日貯メダル数が表示される。つまり、パロット当日貯玉数→当日貯メダル数→パロット前日貯玉数→前日貯メダル数の優先順に示される。
そして、パチンコ台1に対応した玉貸機4においては、再プレイ用口座にパチンコ当日貯玉数及びパチンコ前日貯玉数の残高がある場合に限り、貸出ボタン21が操作される毎に、予め設定されたパチンコ玉引き落とし数(例えば「125」)に応じた数のパチンコ玉を玉放出ノズル20から貸し出すと共に、貯玉決済処理及びその決済に連動した液晶表示部19での表示残高の変更処理を行うものである。
この場合、パチンコ当日貯玉数の残高に基づいた払出動作(再プレイ手数料は不要)が優先的に行なわれ、このパチンコ当日貯玉数の残高が零になった状態で、再プレイ手数料が必要となるパチンコ前日貯玉数に基づいた払出動作が行われる構成となっている。この場合、パチンコ台1に係る再プレイ手数料は、例えば、前記パチンコ玉引き落とし数(=125)の40%(パチンコ玉50個)に設定されている。尚、再プレイ用口座の残高がパチンコ玉引き落とし数に満たない場合には、貸出ボタン21の操作に応じて、その残高に応じた数(パチンコ前日貯玉数からの引き落としの場合は、再プレイ手数料を考慮した数)のパチンコ玉が払い出されることになる。
一方、パロット機3に対応した玉貸機4においては、再プレイ用口座にパロット当日貯玉数、当日貯メダル数、パロット前日貯玉数、前日貯メダル数の残高がある場合に限り、貸出ボタン21が操作される毎に、前記パチンコ玉引き落とし数(=125)に応じた数のパチンコ玉を玉放出ノズル20から貸し出すと共に、貯玉及び貯メダル決済処理及びその決済に連動した液晶表示部19での表示残高の変更処理を行うものである。この場合、当日貯メダル数及び前日貯メダル数からの引き落としは、当該貯メダル数をパチンコ玉数に変換した状態で行われる(変換時の換算レートは、1:5)。尚、本実施例では、このようなメダルからパチンコ玉への変換手数料を無料に設定している。
上記のような払い出し動作は、液晶表示部19に表示されている残高データ(前述のような優先順で表示されるパロット当日貯玉数、当日貯メダル数、パロット前日貯玉数、前日貯メダル数の残高)を対象にして行なわれる。この場合、パロット機3に係る再プレイ手数料は、優先順位が第1位及び第2位のパロット当日貯玉数及び当日貯メダル数については無料であるが、優先順位が第3位及び第4位のパロット前日貯玉数及び前日貯メダル数については、例えば、前記パチンコ玉引き落とし数(=125)の20%(引き落とし元がパチンコ玉の場合は25個、メダルの場合は5枚)に設定されている。尚、この場合においても、再プレイ用口座の残高がパチンコ玉引き落とし数に満たない場合には、貸出ボタン21の操作に応じて、その残高に応じた数(パロット前日貯玉数及び前日貯メダル数からの引き落としの場合は、再プレイ手数料を考慮した数)のパチンコ玉が払い出されることになる。
紙幣挿入口22は、千円札を挿入するために設けられたもので、真正な千円札が挿入されたときには、相当数(250個)のパチンコ玉が玉放出ノズル20から払い出される。また、状態表示ランプ23は、玉貸機4の稼働状態(正常)及びエラー状態(異常)、会員カードの挿入状態などを、発光色を変えて表示するために設けられている。
前記メダル貸機5は、図3に示すように、その前面に、カード挿入口24、会員カード状態ランプ25、操作パネル26、液晶表示部27、メダル放出口28、貸出ボタン29、紙幣挿入口30、状態表示ランプ31、鍵付きのカバーを備えたメダル補給口32を設けた構成となっている。
この場合、カード挿入口24、会員カード状態ランプ25及び操作パネル26は、前記玉貸機4におけるカード挿入口16、会員カード状態ランプ17及び操作パネル18とそれぞれ同様の構成及び機能を備えたものである。
一方、カード挿入口24に挿入された会員カードの認証が済んだとき(当該会員カードから読み取られた記憶データ、並びに操作パネル26を通じて入力された暗証番号が適正であったとき)には、その会員カードに対応した再プレイ用口座のデータが液晶表示部27に表示される構成となっている。
即ち、液晶表示部27には、再プレイ用口座中に前記パロット当日貯玉数及び当日貯メダル数の一方の残高があれば、その残高データが前記パロット前日貯玉数や前記前日貯メダル数に優先して表示され、また、再プレイ用口座中にパロット当日貯玉数及び当日貯メダル数の双方の残高がある場合には、当日貯メダル数の残高が優先的に表示される。再プレイ用口座中にパロット当日貯玉数及び当日貯メダル数の残高がない場合には、前日貯メダル数の残高が表示され、この前日貯メダル数の残高がない場合にはパロット前日貯玉数が表示される。つまり、当日貯メダル数→パロット当日貯玉数→前日貯メダル数→パロット前日貯玉数の優先順に示される。
メダル貸機5においては、再プレイ用口座にパロット当日貯玉数、当日貯メダル数、パロット前日貯玉数、前日貯メダル数の残高がある場合に限り、貸出ボタン29が操作される毎に、予め設定されたメダル引き落とし数(例えば「25」)に応じた数のメダルをメダル放出口28へ貸し出すと共に、貯玉及び貯メダル決済処理及びその決済に連動した液晶表示部27での表示残高の変更処理を行うものである。この場合、パロット当日貯玉数およびパロット前日貯玉数からの引き落としは、当該貯玉数をメダル数に変換して行われる(変換時の換算レートは、5:1)。尚、本実施例では、このようなパチンコ玉からメダルへの変換手数料も無料に設定している。
上記のような払い出し動作は、液晶表示部27に表示されている残高データ(前述のような優先順で表示される当日貯メダル数、パロット当日貯玉数、前日貯メダル数、パロット前日貯玉数の残高)を対象にして行なわれる。この場合、スロットマシン2に係る再プレイ手数料は、優先順位が第1位及び第2位の当日貯メダル数及びパロット当日貯玉数については無料であるが、優先順位が第3位及び第4位の前日貯メダル数及びパロット前日貯玉数については、例えば、前記メダル引き落とし数(=25)の20%(引き落とし元がメダルの場合は5枚、パチンコ玉の場合は25個)に設定されている。尚、再プレイ用口座の残高がメダル引き落とし数に満たない場合には、貸出ボタン29の操作に応じて、その残高に応じた数(貯玉数前日貯メダル数及びパロット前日貯メダルからの引き落としの場合は、再プレイ手数料を考慮した数)のメダルが払い出されることになる。
紙幣挿入口30は、千円札を挿入するために設けられたもので、真正な千円札が挿入されたときには、相当数(50枚)のメダルがメダル放出口28へ払い出される。また、状態表示ランプ31は、メダル貸機5の稼働状態(正常)及びエラー状態(異常)、会員カードの挿入状態などを、発光色を変えて表示するために設けられている。
尚、上記のように、パチンコ台1での遊技に利用されるパチンコ玉とパロット機3での遊技に利用されるパチンコ玉とは、貸出単価は同じ(本実施例では、景品との交換単価も同じ)であるが、再プレイ手数料が異なるため遊技上の価値が互いに異なることになる。勿論、これらのパチンコ玉とメダルとでは、貸出単価が大きく相違し、従って遊技上の価値も異なるものである。
図1に戻って、パチンコ台用玉計数機11は、パチンコ玉(パチンコ台1での遊技により獲得したもの)を投入するためのホッパ11a、このホッパ11a内に投入されたパチンコ玉を計数する計数機(図示せず)、その計数データを表示するための例えば液晶パネルより成る表示器11b、ホッパ11aに投入されたパチンコ玉の計数動作が終了したとき(つまり、計数結果が確定したとき)に有効となる返却無し発券ボタン11c及び返却有り発券ボタン11d、計数結果などを記録した預かり券(レシート)を発行するためのプリンタ(預かり券排出口11eのみを示す)、端数となったパチンコ玉を放出するための返却口11f、会員カードを挿入するためのカード挿入口11gなどを備えた構成となっている。
この場合、計数動作の終了後において、返却無し発券ボタン11cが操作されたときには、最終的なパチンコ玉計数データの全部を記録した預かり券を発行し、返却有り発券ボタン11dが操作されたときには、最終的なパチンコ玉計数データの範囲内で交換可能な個数の特殊景品(換金用景品)への交換に必要なパチンコ玉数を記録した預かり券を発行すると共に、剰余パチンコ玉を返却口11fから放出する構成となっている。尚、このような剰余パチンコ玉の返却を行なわず、その剰余パチンコ玉数を記録した預かり券を併せて発行する構成とすることもできる。
尚、カード挿入口11gに適正な会員カードが挿入された状態でパチンコ玉の計数動作が完了したときには、そのパチンコ玉計数データが当該会員カードの会員番号と対応付けられた形態で管理装置8へ送信され、これにより、上記パチンコ玉計数データが、その会員番号に対応した再プレイ用口座にパチンコ当日貯玉数として記憶されることになる。
メダル計数機12は、メダルを投入するためのホッパ12a、このホッパ12a内に投入されたメダルを計数する計数機(図示せず)、その計数データを表示するための例えば液晶パネルより成る表示器12b、ホッパ12aに投入されたメダルの計数動作が終了したときに有効となる発券ボタン12c及び変換ボタン12d、計数結果などを記録した預かり券(レシート)を発行するためのプリンタ(預かり券排出口12eのみを示す)、会員カードを挿入するためのカード挿入口12fなどを備えた構成となっている。
この場合、計数動作の終了後において、発券ボタン12cが操作されたときには、最終的なメダル計数データの全部を記録した預かり券を発行し、変換ボタン12dが操作されたときには、最終的なメダル計数データの全部をパチンコ玉数データにより変換し、そのパチンコ玉数データを隣接する玉払出機14へ転送する。
尚、カード挿入口12fに適正な会員カードが挿入された状態でメダルの計数動作が完了したときには、そのメダル計数データが当該会員カードの会員番号と対応付けられた形態で管理装置8へ送信され、これにより、上記メダル計数データが、その会員番号に対応した再プレイ用口座に当日貯メダル数として記憶されることになる。
上記玉払出機14は、図4に示すような形態となっている((a)は正面図、(b)は側面図)。即ち、玉払出機14は、その前面に、玉数表示部14a、下向きの玉放出口14bを備えた玉払出部14c、この玉払出部14cの直下に位置された払出ボタン14dを備え、背面に、島内に設けられたパチンコ玉供給から蛇腹管を介してパチンコ玉が供給される玉補給口14eを備えた構成となっている。
この玉払出機14は、隣接するメダル計数機12から前記パチンコ玉数データが転送された場合に、そのデータにより示される数のパチンコ玉を払出可能な払出モードに切換えられると共に、当該パチンコ玉数を玉数表示部14aに表示する。このように払出モードに切換えられた状態では、払出ボタン14dが押圧操作された期間のみ、上記パチンコ玉数データの範囲内の数のパチンコ玉を玉払出部14cの玉放出口14bから払い出すと共に、玉数表示部14aの表示値を当該払い出し数だけデクリメントする動作を行う。
尚、上記図4(a)、(b)と同様部分を示す図5(a)、(b)のように、遊技場に用意されている玉箱33を、玉払出機14における玉払出部14cの下方に載置した状態では、その玉箱33により払出ボタン14dを押圧操作した状態にできるものであり、これにより、玉放出口14bから払い出されたパチンコ玉Pが当該玉箱33内に落下させ得る構成となっている。
図1に戻って、パロット機用玉計数機13は、パチンコ玉(パロット機3での遊技により獲得したもの)を投入するためのホッパ13a、このホッパ13a内に投入されたパチンコ玉を計数する計数機(図示せず)、その計数データを表示するための例えば液晶パネルより成る表示器13b、ホッパ13aに投入されたパチンコ玉の計数動作が終了したときに有効となる発券ボタン13c及び変換ボタン13d、計数結果などを記録した預かり券(レシート)を発行するためのプリンタ(預かり券排出口13eのみを示す)、端数となったパチンコ玉を放出するための返却口13f、会員カードを挿入するためのカード挿入口13gなどを備えた構成となっている。
この場合、計数動作の終了後において、発券ボタン13cが操作されたときには、最終的なパチンコ玉計数データの全部を記録した預かり券を発行し、変換ボタン13dが操作されたときには、最終的なパチンコ玉計数データの全部をメダル数データにより変換し、そのメダル数データを隣接するメダル払出機15へ転送する。このような変換時には、端数となるパチンコ玉が発生する可能性が極めて高いものであるが、このような端数となったパチンコ玉については、返却口13fから放出することにより返却する構成となっている。尚、このようなパチンコ玉の返却を行なわず、端数となったパチンコ玉の数を記録した預かり券を発行する構成とすることもできる。
尚、カード挿入口13gに適正な会員カードが挿入された状態でパチンコ玉の計数動作が完了したときには、そのパチンコ玉計数データが当該会員カードの会員番号と対応付けられた形態で管理装置8へ送信され、これにより、上記パチンコ玉数データが、その会員番号に対応した再プレイ用口座にパロット当日貯玉数として記憶されることになる。
上記メダル払出機15は、図6に示すような形態となっている((a)は正面図、(b)は側面図)。即ち、メダル払出機15は、その前面に、枚数表示部15a、メダル放出口15b、このメダル放出口15bの上方に位置された照光タイプの払出ボタン15cを備え、側面に、鍵付きのカバーを備えたメダル補給口15dを備えた構成となっている。
このメダル払出機15は、隣接するパロット機用玉計数機13から前記メダル数データが転送された場合に、そのデータにより示される数のメダルを払出可能な払出モードに切換えられると共に、当該メダル数を枚数表示部15aに表示する。このように払出モードに切換えられた状態では、払出ボタン15cの押圧操作毎に、上記メダル数データの範囲内の数のメダルをメダル放出口15bへ放出するというメダル払出動作を開始する処理、このメダル払出動作を一旦停止する処理を交互に繰り返すと共に、枚数表示部15aの表示値を当該払い出し数だけデクリメントする動作を行う。
尚、照光タイプの払出ボタン15cは、上記払出動作の開始前や一旦停止中に点滅動作を行い、メダル払出動作の実行中には連続点灯する構成となっている(メダル払出動作の終了に応じて消灯する)。また、メダル放出口15bの下端開口縁部の高さ位置は、図示のように、玉箱33が当該メダル放出口15bの手前に載置された状態で、その玉箱33の上端開口縁部の位置より若干量だけ上方となるように構成されている。この構成により、メダル放出口15b内のメダルを手指などにより掻き出す操作を行ったときに、そのメダルを玉箱33内へスムーズに取り込み得るようになる。
ここで、本実施例では、特に、スロットマシン2とパロット機3との間での台移動が許容されている関係上、スロットマシン2で獲得したメダルのパチンコ玉への変換、この逆に、パロット機3で獲得したパチンコ玉のメダルへの変換が必要となる。本実施例での遊技場には、上記したような構成の玉貸機4、メダル貸機5、パチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13、玉払出機14、メダル払出機15が設置され、且つ、貯玉及び貯メダル機能を利用した再プレイシステムが構築されているから、遊技者側では、以下(1)、(2)のような2系統の変換方式を利用できるようになる。
(1)スロットマシン2での遊技により獲得したメダルをメダル計数機12で計数し、その計数結果に応じた数(換算レートは、1:5)のパチンコ玉を、併設された玉払出機14から払い出させる手段、並びに、パロット機3での遊技により獲得したパチンコ玉をパロット機用玉計数機13で計数し、その計数結果に応じた数(換算レートは、5:1)のメダルを、併設されたメダル払出機15から払い出させる手段による方式。
(2)スロットマシン2での遊技により獲得したメダルをメダル計数機12で計数すると共に、その計数メダルを会員カードに対応した再プレイ用口座に一旦貯メダルし、その貯メダルに応じた数(換算レートは、1:5)のパチンコ玉を、パロット機3に対応した玉貸機4において払い出す手段、並びに、パロット機3での遊技により獲得したパチンコ玉をパロット機用玉計数機13で計数すると共に、その計数パチンコ玉を会員カードに対応した再プレイ用口座に一旦貯玉し、その貯玉に応じた数(換算レートは、5:1)のメダルを、スロットマシン2に対応したメダル貸機5において払い出す手段による方式。
尚、メダル計数機12及びパロット機用玉計数機13に対して、計数結果を記録した当日カードを発券する機能を付与した上で、スロットマシン2に対応したメダル貸機5に対して、カード挿入口24に挿入された当日カードに記録された計数結果に応じた数のメダルを放出する機能を付与すると共に、パロット機3に対応した玉貸機4に対して、カード挿入口16に挿入された当日カードに記録された計数結果に応じた数のパチンコ玉を放出する機能を付与する、という方式を採用することも可能である。
図1のシステム構成において、パチンコ台1から管理装置8へは、周知のアウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当たり信号などが送信され、スロットマシン2及びパロット機3から管理装置8へは、周知のアウト信号、セーフ信号、ビッグボーナス信号、レギュラーボーナス信号などが送信される。また、玉貸機4及びメダル貸機5から管理装置8へは、それぞれの貸出高(売上金額)を示す売上信号や会員カードから読み取ったデータなどが送信され、パチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12及びパロット機用玉計数機13からは、それぞれの計数結果や会員カードから読み取ったデータなどが送信される。
管理装置8は、上記のように送信される信号やデータに基づいて、パチンコ台1、スロットマシン2及びパロット機3に係る遊技データや、玉貸機4及びメダル貸機5による売上データなどの集計管理機能、会員データ及び前述した再プレイ用口座の管理機能などを備えたものであるが、本発明の要旨に関係した機能としては、以下に述べるような内容のものが設定されている。
即ち、管理装置8には、パチンコ台1での遊技による獲得パチンコ玉、スロットマシン2での遊技による獲得メダル、パロット機3での遊技による獲得パチンコ玉を、互いの間で変換可能であるか否かの設定、並びにそれらの間での変換手数料を決定するための変換手数料設定テーブルが記憶されている。この変換手数料設定テーブルの設定値は、遊技場側で種々変更できるものであるが、本実施例では、図7に示すような状態に設定されている。
尚、これ以降の図面において、「パチンコ」の表記は、遊技媒体の種別がパチンコ台1での獲得パチンコ玉或いは使用パチンコ玉であることを意味し、「スロット」の表記は、遊技媒体の種別がメダルであることを意味し、「パロット」の表記は、遊技媒体の種別がパロット機3での獲得パチンコ玉或いは使用パチンコ玉を意味するものである。
即ち、図7の変換手数料設定テーブルでは、
「計数種別」欄:変換元の遊技媒体の種別、
「払出種別」欄:変換先の遊技媒体の種別、
「変換単位」欄:遊技媒体を変換する際における変換元遊技媒体の最小単位数、
「払出数」欄:変換後の遊技媒体を払い出す際における変換先遊技媒体の最小単位数、
「手数量」欄:変換手数料、
を示すものである。
この変換手数料設定テーブルにおいては、「変換単位」欄の数値が初期値である「0」になっている遊技媒体種別間での変換、つまり、
・パチンコ台1での遊技による獲得パチンコ玉→メダルへの変換、
・パチンコ台1での遊技による獲得パチンコ玉→パロット機3で使用するパチンコ玉への変換、
・スロットマシン2での遊技による獲得メダル→パチンコ台1で使用するパチンコ玉への変換、
・パロット機3での遊技による獲得パチンコ玉→パチンコ台1で使用するパチンコ玉への変換、
については、許可されていないことが示されている。
変換手数料設定テーブルをこのように設定することにより、スロットマシン2とパロット機3との間での台移動は許容するが、パチンコ台1とスロットマシン2との間での台移動、並びにパチンコ台1とパロット機3との間での台移動を禁止した遊技形態が実現されることになる。この場合、図7の例では、変換手数料を零に設定しているが、「手数料」欄の数値を変更するだけで、変換手数料を変更できることになる。また、「変換単位」欄及び「払出数」欄の数値を変更するだけで、種々の遊技形態に対応できることになる。
管理装置8は、パチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13で計数処理の内容を記録したレコードを時刻順に一覧表示可能な計数履歴データを作成する機能を備えている。図8には、この計数履歴データのフォーマット例が示されている。
即ち、図8の計数履歴データの各欄は以下のようなデータを示すものである。
「No.」欄:計数した順に割り振られる遊技場内全体での連番号、
「時刻」欄:計数処理の実行時刻(計数結果が確定した時刻)、
「号機」欄:各計数機11、12、13に対し個別に割り振られた遊技場内通し番号、
「計数種別」欄:計数した遊技媒体の種別(前述したように、「パチンコ」はパチンコ台1で放出されたパチンコ玉、「スロット」はメダル、「パチンコ」はパロット機3で放出されたパチンコ玉を示す)、
「計数玉数」欄:計数したパチンコ玉の個数またはメダルの枚数、
「発行玉数」欄:発行預かり券に記録したパチンコ玉の個数またはメダルの枚数、
「返却玉数」欄:剰余パチンコ玉または端数のパチンコ玉として返却したパチンコ玉の個数、
「変換玉数」欄:他の種別の遊技媒体への変換に供されたパチンコ玉の個数またはメダルの枚数(パチンコ玉→メダルの変換時にはパチンコ玉の個数、メダル→パチンコ玉の変換時にはメダルの枚数:変換媒体数データに相当)、
「手数料」欄:変換手数料として徴収したパチンコ玉の個数またはメダルの枚数、
「払出種別」欄:他の種別の遊技媒体から変換した状態で払い出した遊技媒体の種別、
「払出玉数」欄:他の種別の遊技媒体に変換して払い出したパチンコ玉の個数またはメダルの枚数(払出媒体数データに相当)、
「会員No.」欄:計数を行なった遊技者の会員番号、
「貯玉数」欄:貯玉したパチンコ玉の個数または貯メダルしたメダルの枚数。
尚、管理装置8は、「計数玉数」を本発明でいう計数媒体数データとして管理することになるが、後で説明する景品玉や誤差玉の計算をする際は、この「計数玉数」から計数後に何ら処理されることなく遊技者に返却される「返却玉数」を除いた値、つまりは「発行玉数」、「変換玉数」、「手数料」、「貯玉数」の合計値を計数媒体数データとして扱うことになる。
要するに、図8に示した計数履歴データによれば、連番号0001〜0008が付された各レコードに記録されたデータに基づいて、パチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13での計数履歴を、以下に述べるように詳細に把握可能になるものである。
No.0001:パチンコ台用玉計数機11の1号機において、2560個のパチンコ玉を計数し(計数結果の確定時刻は10時50分)、そのうちの2520個分のパチンコ玉数を記録した預かり券を発行し、剰余パチンコ玉40個を返却した。
No.0002:パロット機用玉計数機13の3号機において、3916個のパチンコ玉を計数し(計数結果の確定時刻は11時02分)、そのうちの3915個分を783枚のメダルに変換して払い出し(変換手数料は零)、端数となったパチンコ玉1個を返却した。
No.0003:メダル計数機12の2号機において、2067枚のメダルを計数し(計数結果の確定時刻は11時05分)、その全部を会員番号00001の再プレイ用口座に貯メダルした。
No.0004:パチンコ台用玉計数機11の1号機において、7285個のパチンコ玉を計数し(計数結果の確定時刻は11時12分)、そのうちの7280個分のパチンコ玉数を記録した預かり券を発行し、残りのパチンコ玉5個を会員番号00002の再プレイ用口座に貯玉した。
No.0005:メダル計数機12の2号機において、623枚のメダルを計数し(計数結果の確定時刻は11時18分)、その全部を記録した預かり券を発行した。
No.0006:パロット機用玉計数機13の2号機において、3640個のパチンコ玉を計数し(計数結果の確定時刻は11時21分)、その全部を会員番号00003の再プレイ用口座に貯玉した。
No.0007:パロット機用玉計数機13の3号機において、6844個のパチンコ玉を計数し(計数結果の確定時刻は11時23分)、そのうちの6840個分を1368枚のメダルに変換して払い出し(変換手数料は零)、端数となったパチンコ玉4個を返却した。
No.0008:メダル計数機12の2号機において、512枚のメダルを計数し(計数結果の確定時刻は11時26分)、その全部を2560個のパチンコ玉(パロット機3用)に変換して払い出した(変換手数料は零)。
管理装置8は、上記計数履歴データに基づいて、「計数種別」毎のデータ集計を行う機能、具体的には、計数履歴データにおける「計数玉数」、「発行玉数」、「返却玉数」、「変換玉数」、「手数料」、「貯玉数」の各データを、「計数種別」毎に区分して集計し、その集計結果を計数内容集計データとして出力する機能を備えている。
この計数内容集計データは、図9に一例を示すように、各計数処理で計数した遊技媒体数の合計数と、その合計を算出する際の基礎データの数(括弧書きの数値)を記録した形態となっている。尚、上記のように括弧書きされた基礎データの数は、「計数玉数」欄では計数処理の回数、「発行玉数」欄では預かり券の発行回数、「返却玉数」欄ではパチンコ玉の返却動作を行った回数、「変換玉数」欄では遊技媒体の変換を行った回数、「手数料」欄では手数料を徴収した回数、「貯玉数」欄では、貯玉または貯メダルを行った回数を示すことになる。
要するに、図9に示した計数内容集計データによれば、パチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13に係る種別毎の計数処理の具体的内容を、以下に述べるように詳細に把握可能になるものである。
・遊技場内の全部のパチンコ台用玉計数機11において、9845個のパチンコ玉が計数され(計数処理回数は2回)、9800個分の預かり券が発行され(発行回数は2回)、40個のパチンコ玉が返却され(返却動作回数は1回)、5個のパチンコ玉が貯玉された(貯玉回数は1回)。
・遊技場内の全部のメダル計数機12において、3202枚のメダルが計数され(計数処理回数は3回)、623枚分の預かり券が発行され(発行回数は1回)、512枚分がパチンコ玉(パロット機3用)に変換され(変換回数は1回)、2067枚のメダルを貯メダルした(貯メダル回数は1回)。
・遊技場内の全部のパロット機用玉計数機13において、14400個のパチンコ玉が計数され(計数処理回数は3回)、預かり券は発行されず、5個のパチンコ玉が返却され(返却動作回数は2回)、10775個分がメダルに変換され(変換回数は2回)、3640個のパチンコ玉が貯玉された(貯玉回数は1回)。
管理装置8は、上記計数履歴データに基づいて、遊技媒体の変換が伴った計数処理を、変換元と変換先の計数種別の組み合わせ(6種類)毎に集計し、その集計結果を計数時変換内容集計データとして出力する機能を備えている。この計数時変換内容集計データは、図10に一例を示すように、「計数種別」→「払出種別」(変換元→変換先)の6種類の組み合わせ(パチンコ→スロット、パチンコ→パロット、スロット→パチンコ、スロット→パロット、パロット→パチンコ、パロット→スロット)と、各組み合わせにおける変換元の「変換玉数」及び「手数料」と、変換先の「払出玉数」及び各変換処理の実行回数を示す「回数」とを記録した形態となっている。
この計数時変換内容集計データによれば、パチンコ玉及びメダル間の変換が行われた場合に、その流れを以下に述べるように詳細に把握可能になるものである。
・遊技場内の全部のメダル計数機12において、計数したメダルのパチンコ玉(パロット用)への変換が1回行われ、512枚のメダルが2560個のパチンコ玉に変換されて払い出された。
・遊技場内の全部のパロット機用玉計数機13において、計数したパチンコ玉のメダルへの変換が2回行われ、10755個のパチンコ玉が2151枚のメダルに変換されて払い出された。
尚、図10に示した計数時変換内容集計データの例では、本実施例での遊技形態(パチンコ台1とスロットマシン2との間での台移動、並びにパチンコ台1とパロット機3との間での台移動を禁止した遊技形態)に合わせて、変換元の遊技媒体の種別が「スロット」で変換先の遊技媒体の種別が「パロット」の場合、並びに変換元の遊技媒体の種別が「パロット」で変換先の遊技媒体の種別が「メダル」の場合のみ有意なデータが記録されることになるが、パチンコ台1とスロットマシン2との間での台移動や、パチンコ台1とパロット機3との間での台移動が許容された遊技形態であった場合には、対応するデータ欄に有意なデータが記憶されることになる。
一方、管理装置8には、貯玉或いは貯メダルを利用して再プレイを実行するときの1回当たりの払出数と再プレイ手数料を、当日分の貯玉及び貯メダル(パチンコ当日貯玉数、当日貯メダル数、パロット当日貯玉数)と前日までの貯玉及び貯メダル(パチンコ前日貯玉数、前日貯メダル数、パロット前日貯玉数)との各々について、引き落とし元となる遊技媒体の種別と払い出す遊技媒体の種別の組み合わせ毎に決定するための払出単位及び再プレイ手数料設定テーブルが記憶されている。この払出単位及び再プレイ手数料設定テーブルの設定値は、遊技場側で種々変更できるものであるが、本実施例では、図11に示すような状態に設定されている。
即ち、図11の払出単位及び再プレイ手数料設定テーブルでは、
「貯玉種別」欄:再プレイを実行するときの引き落とし元の遊技媒体の種別、
「払出種別」欄:再プレイ実行時に払い出す遊技媒体の種別、
「引落数」欄:1回の再プレイ実行時に再プレイ用口座から引き落とされる遊技媒体の数、
「払出数」欄:1回の再プレイ実行時に払い出される遊技媒体の数(再プレイ時の払出単位)、
「手数量」欄: 1回の再プレイについて再プレイ手数料として徴収される遊技媒体の数、
を示すものである。
この再プレイ手数料設定テーブルにおいては、「引落数」欄の数値が初期値である「0」になっている遊技媒体種別間での再プレイ、つまり、
・パチンコ台1での遊技による獲得パチンコ玉を利用してスロットマシン2またはパロット機3で再プレイすること、
・スロットマシン2での遊技による獲得メダルを利用してパチンコ台1で再プレイすること、
・パロット機3での遊技による獲得パチンコ玉を利用してパチンコ台1で再プレイすること、
については、許可されていないことが示されている。また、当日の貯玉または貯メダルを利用した台移動(但し、前述したように同一種類の遊技機間での台移動、並びにスロットマシン2とパロット機3との間での台移動以外の台移動は禁止)を行うときには、再プレイ手数料を徴収せず、前日までの貯玉または貯メダルを使用して再プレイするときは再プレイ手数料を徴収することが示されている。
このような再プレイ手数料設定テーブルを利用すれば、当日分の貯玉または貯メダルを使用した再プレイと、前日までの貯玉または貯メダルを使用した再プレイに分けた状態で再プレイ手数料の設定を詳細に行い得るようになるものであり、「引落数」欄、「払出数」欄及び「手数料」欄の数値を変更するだけで、種々の遊技形態に対応できることになる。
管理装置8は、遊技場内で行なわれた再プレイの内容を記録したレコードを、当該再プレイの発生順に一覧表示可能な再プレイ履歴データを作成する機能を備えている。図12には、この再プレイ履歴データのフォーマット例が示されている。
即ち、図12の再プレイ履歴データの各欄は以下のようなデータを示すものである。
「No.」欄:再プレイした順に割り振られる遊技場内全体での連番号、
「時刻」欄:再プレイの実行時刻、
「台番号」欄:再プレイが行われた遊技機(パチンコ台1、スロットマシン2、パロット機3)の台番号、
「会員No.」欄:再プレイを行った遊技者の会員番号、
「貯玉種別」欄:再プレイを実行しときの引き落とし元の遊技媒体の種別、
「当」欄:当日の貯玉または貯メダルを使用して再プレイを行うときに『当』のマークが付く、
「処理前数」欄:再プレイを実行する前の引き落とし元の貯玉または貯メダルの残数、
「処理後数」欄:再プレイを実行した後の引き落とし元の貯玉または貯メダルの残数、
「引落玉数」欄:再プレイを実行するために引き落とした遊技媒体の数(再プレイ手数料分は除く)、
「手数料」欄:再プレイ手数料として徴収された遊技媒体数、
「変換」欄:引き落とし元の遊技媒体の種別とは異なる種別に変換されて再プレイが行われたときに『変換』のマークが付く、
「払出種別」欄:再プレイの実行に応じて払い出された遊技媒体の種別、
「払出玉数」欄:再プレイの実行に応じて払い出された遊技媒体の数。
要するに、図12に示した再プレイ履歴データによれば、連番号0001〜0008が付された各レコードに記録されたデータに基づいて、遊技場内で行われた再プレイの内容を、以下に述べるように詳細に把握可能になるものである。
No.0001、 No.0003:会員番号00004の再プレイ用口座に前日貯メダル数として記憶されている前日分までの貯メダルを、パチンコ玉(パロット機3用)に変換して払い出し(再プレイ時刻は9時05分、9時10分)、台番号が「301」のパロット機3で再プレイが行われた。また、貯メダルから30枚分(再プレイ手数料分の5枚を含む)を引き落とし、125個のパチンコ玉を払い出した(貯メダル数が2350枚→2320枚→2290枚のように減少した)。
No.0002:会員番号00005の再プレイ用口座にパチンコ前日貯玉数として記憶されている前日分までの貯玉を使用して台番号が「101」のパチンコ台1での再プレイが実行された(再プレイ時刻は9時10分)。この再プレイ時には、貯玉から、125個分の払い出しパチンコ玉と、50個分の再プレイ手数料が引き落とされた(貯玉数が3816個から3641個に減少した)。
No.0004:会員番号00006の再プレイ用口座に前日貯メダル数として記憶されている前日分までの貯メダルを使用して台番号が「201」のスロットマシン2での再プレイが実行された(再プレイ時刻は9時12分)。この再プレイ時には、貯メダルから、50個分の払い出しメダルと、10個分の再プレイ手数料が引き落とされた(貯メダル数が1693枚から1633枚に減少した)。
No.0005、No.0006:会員番号00007の再プレイ用口座にパロット前日貯玉数として記憶されている前日分までの貯玉を、メダルに変換して払い出し(再プレイ時刻は9時15分、9時20分)、台番号が「202」のパロット機3で再プレイが行われた。また、貯玉から300個分(再プレイ手数料分の50個を含む)を引き落とし、50枚のメダルを払い出した(貯玉数が731個→431個→131個のように減少した)。
No.0007:会員番号00008の再プレイ用口座にパチンコ前日貯玉数として記憶されている前日分までの貯玉を使用して台番号が「102」のパチンコ台1での再プレイが実行された(再プレイ時刻は9時22分)。この再プレイ時には、貯玉から、125個分の払い出しパチンコ玉と、50個分の再プレイ手数料が引き落とされた(貯玉数が17260個から17085個に減少した)。
No.0008:会員番号00003の再プレイ用口座にパロット当日貯玉数として記憶されている当日分の貯玉を使用して台番号が「302」のパロット機3での再プレイが実行された(再プレイ時刻は11時25分)。この再プレイ時には、貯玉から、125個分の払い出しパチンコ玉が引き落とされた(再プレイ手数料は零、貯玉数が3640個から3515個に減少した)。
尚、再プレイ履歴データにあっては、上記図12のようなフォーマットに限らず、例えば、再プレイの内容を「台番号」や「会員番号」毎に絞り込んだ状態で集計したり、遊技媒体の変換処理を伴った再プレイに絞り込んだ状態で集計しても良いものである。
管理装置8は、上記再プレイ履歴データに基づいて、種別毎のデータ集計を行う機能、具体的には、再プレイ履歴データにおける「引落玉数」、「手数料」、「払出玉数」の各データと、変換処理に使用された遊技媒体数を示す「変換玉数」を種別毎に区分して集計し、それらの集計結果をそれぞれ第1の再プレイ内容集計データ及び第2の再プレイ内容集計データとして出力する機能を備えている。
この場合、第1の再プレイ内容集計データは、図13(a)に一例を示すように、再プレイ全体について「引落玉数」、「手数料」、「変換玉数」、「払出玉数」の各合計数と、その合計を算出する際の基礎データの数(括弧書きの数値)を記録した形態となっている。また、第2の再プレイ内容集計データは、図13(b)に一例を示すように、当日分の貯玉及び貯メダルに基づいた再プレイと、前日分までの貯玉及び貯メダルに基づいた再プレイとについて、「引落玉数」、「手数料」、「変換玉数」、「払出玉数」の各合計数と、その合計を算出する際の基礎データの数(括弧書きの数値)を記録した形態となっている。尚、上記のように括弧書きされた基礎データの数は、「引落玉数」欄では貯玉及び貯メダルの引き落としを行った回数、「手数料」欄では手数料を徴収した回数、「変換玉数」欄では遊技媒体の変換を行った回数、「払出玉数」欄では遊技媒体の払い出しを行った回数を示しており、また、上記「引落玉数」、「変換玉数」、「払出玉数」は、「引落メダル数」、「変換メダル数」、「払出メダル数」も含む概念である。
要するに、図13(a)、(b)に示した第1及び第2の再プレイ内容集計データによれば、再プレイの具体的状況、つまり、再プレイに供された遊技媒体の引き落とし先及び各遊技媒体別の引き落とし数の合計、再プレイ時に変換された遊技媒体の種類及び数、再プレイによって払い出された遊技媒体の種類及び数、種別毎の引き落とし回数、変換回数、払い出し回数などの状況を、詳細に把握可能になるものである。
尚、図13(a)の第1の再プレイ内容集計データにおいて、「引落玉数」欄の玉数及びメダル数を「再プレイ引落玉数」及び「再プレイ引落メダル数」(それぞれ本発明でいう再プレイ引落媒体数データに相当)、「変換玉数」欄の玉数及びメダル数を「再プレイ変換玉数」及び「再プレイ変換メダル数」(それぞれ本発明でいう再プレイ変換媒体数データに相当)、「払出玉数」欄の玉数及びメダル数を「再プレイ払出玉数」及び「再プレイ払出メダル数」(それぞれ本発明でいう再プレイ払出媒体数データに相当)とする。
同様に図13(b)の当日分の貯玉及び貯メダルに基づいた第2の再プレイ内容集計データにおいて、「引落玉数」欄の玉数及びメダル数を「当日分引落玉数」及び「当日分引落メダル数」(それぞれ本発明でいう当日分再プレイ引落媒体数データに相当)、「変換玉数」欄の玉数及びメダル数を「当日分変換玉数」及び「当日分変換メダル数」(それぞれ本発明でいう当日分再プレイ変換媒体数データに相当)、「払出玉数」欄の玉数及びメダル数を「当日分払出玉数」及び「当日分払出メダル数」(それぞれ本発明でいう当日分再プレイ払出媒体数データに相当)とする。また、前日分までの貯玉及び貯メダルに基づいた再プレイ内容集計データにおいて、「引落玉数」欄の玉数及びメダル数を「前日分引落玉数」及び「前日分引落メダル数」、「変換玉数」欄の玉数及びメダル数を「前日分変換玉数」及び「前日分変換メダル数」、「払出玉数」欄の玉数及びメダル数を「前日分払出玉数」及び「前日分払出メダル数」とする。
管理装置8は、前記再プレイ履歴データに基づいて、遊技媒体の変換が伴った再プレイを、変換元の「貯玉種別」と変換先の「払出種別」の組み合わせ(6種類)毎に集計し、その集計結果を再プレイ時変換内容集計データとして出力する機能を備えている。この再プレイ時変換内容集計データは、図14に一例を示すように、「貯玉種別」→「払出種別」(変換元→変換先)の6種類の組み合わせと、各組み合わせにおける変換元の「変換玉数」及び「手数料」と、変換先の「払出玉数」及び「回数」とを記録した形態となっている。
この再プレイ時変換内容集計データによれば、パチンコ玉及びメダル間の変換を伴った再プレイが行われた場合に、その流れを詳細に把握可能になるものである。
尚、図14に示した再プレイ時変換内容集計データの例では、本実施例での遊技形態(パチンコ台1とスロットマシン2との間での台移動、並びにパチンコ台1とパロット機3との間での台移動を禁止した遊技形態)に合わせて、変換元の「貯玉種別」が「スロット」及び「パロット」、変換先の「払出玉数」の種別が「パロット」及び「メダル」の場合のみ有意なデータが記録されることになるが、パチンコ台1とスロットマシン2との間での台移動や、パチンコ台1とパロット機3との間での台移動が許容された遊技形態であった場合には、対応するデータ欄に有意なデータが記憶されることになる。
管理装置8は、メダル計数機12及びパロット機用玉計数機13で行われたパチンコ玉とメダル間の変換処理、並びに再プレイ時に行われたパチンコ玉とメダル間の変換処理について、変換元の遊技媒体種別(変換元種別)と変換先の遊技媒体種別(変換先種別)の組み合わせ(6種類)毎に合計し、合計した結果を変換内容合計データとして出力する機能を備えている。この変換内容合計データは、図15に一例を示すように、「変換元種別」→「変換先種別」6種類の組み合わせと、各組み合わせにおける変換元の「変換玉数」及び「手数料」の各合計と、変換先の「払出玉数」及び「回数」の各合計とを記録した形態となっている。尚、図10の計数時変換内容集計データの「計数種別」を「変換元種別」、「払出種別」を「変換先種別」に、図14の再プレイ時変換内容集計データの「貯玉種別」を「変換元種別」、「払出種別」を「変換先種別」にそれぞれ置き換え、「変換元種別」→「変換先種別」が同じ組み合わせの各項目の値を合計することで、この変換内容合計データの値を求めることができる。
この変換内容合計データによれば、遊技場内で行われたパチンコ玉及びメダル間の変換状況を詳細に把握可能になるものである。
管理装置8では、管理している各種データに基づき、「売上玉」、「景品玉」、「誤差玉」の集計データを出力する機能を備えている。
「売上玉」とは、対価の支払い(現金の払い込みや、プリペイドカードからの引き落とし額)に応じて貸し出されたパチンコ玉やメダルの総数を表す値であり、この値を金額換算したものが、遊技場の直接的な売上金額となる。
また、本実施例のように、遊技場に設置された玉払出機やメダル払出機から、一旦計数したパチンコ玉やメダルを異なる種別の遊技媒体に変換して払い出す場合、或いは遊技場に構築された再プレイシステムにより、一旦計数したパチンコ玉やメダルを当日或いは後日、その計数した種別の遊技媒体として或いは異なる種別の遊技媒体に変換して払い出す場合、これらの払い出されたパチンコ玉やメダルは、対価の支払いに応じて貸し出されたパチンコ玉やメダルに準ずるものであるため、上記「売上玉」と、払出機や再プレイにより払い出されたパチンコ玉やメダルの総数を合わせて、「補正売上玉」として集計する。
「景品玉」とは、遊技者が獲得したパチンコ玉やメダルを計数機にて計数したときの計数値の総数を表す値であり、本実施例のような払出機や再プレイシステムが無ければ、この「景品玉」は、遊技者が景品交換を行ったパチンコ玉やメダルの総数と等しくなるものである。
「誤差玉」とは、遊技者が遊技中に落としたパチンコ玉やメダル、遊技者が遊技場外から持ち込んだり遊技場外に持ち出したりしたパチンコ玉やメダル、不正な行為により遊技機から抜き出したパチンコ玉やメダル、或いは不正な行為により計数機を誤動作させて発生させたパチンコ玉やメダルの総数を示す値であり、不正行為の有無を把握する上で遊技場の管理者が参考にするものである。
これらの「売上玉」、「景品玉」、「誤差玉」の集計は、以下のような売上玉計算、景品玉計算、誤差玉計算により求められる。尚、ここでいう「売上玉」とは、パチンコ玉に係る売上及びメダルに係る売上の双方に通用する概念であり、「景品玉」及び「誤差玉」も同様に通用する概念である。
(1)売上玉計算
「売上玉」は、対価の支払いに応じて貸し出された遊技媒体数を元に計算する。各種別の「売上玉」(売上数データに相当)は、遊技場に設置された玉貸機及びメダル貸機のうち対応する種別の貸機から貸し出された遊技媒体の総数(貸出媒体数データに相当)より得られる。また、複数種別の合計データは、種別毎に求めた「売上玉」を元に、種別毎に所定の換算レートを乗算して加算することにより得られる。
一方、「補正売上玉」は、上記「売上玉」と、払出機や再プレイにより払い出された遊技媒体数を元に計算する。各種別の「補正売上玉」(補正売上玉データに相当)は、対応する種別の「売上玉」(売上数データに相当)に対して、遊技場に設置された玉払出機及びメダル貸機のうち対応する種別の払出機から払い出された遊技媒体の総数(払出媒体数データに相当)、再プレイとした払い出された対応する種別の遊技媒体の総数(再プレイ払出媒体数データに相当)を加算することにより得られる。
尚、当日分の貯玉や貯メダルに基づいて再プレイを行うときに手数料が徴収されない場合には、その再プレイにて払い出された遊技媒体を使用して行う遊技は、獲得した遊技媒体を計数しないで台移動(同じ種別の異なる遊技機に移動して遊技)したものと同等とみなすことができるので、再プレイ用口座の対応する種別の当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて払い出された対応する種別の遊技媒体の総数分を各種別の「補正売上玉」に含めないようにしても良い。
また、複数種別の合計データは、種別毎に求めた「補正売上玉」を元に、種別毎に所定の換算レートを乗算して加算することにより得られるが、当該複数種別の間で手数料を徴収せず遊技媒体の変換(計数機での変換及び当日分の貯玉は貯メダルに基づく再プレイ時の変換)が行われる場合は、その変換にて払い出された遊技媒体を使用して行う遊技は、獲得した遊技媒体を計数しないで台移動したものと同等とみなすことができるので、その変換後に払い出された遊技媒体の総数を種別毎に求めた「補正売上玉」から減算した値を元に、合計データを計算しても良い。
(2)景品玉計算
「景品玉」は、遊技者が獲得した遊技媒体を計数機にて計数したときの計数値を元に計算する。各種別の「景品玉」(景品数データに相当)は、遊技場に設置された玉計数機及びメダル計数機のうち対応する種別の計数機にて計数された遊技媒体の総数(計数機に遊技媒体の返却機能がある場合は、その返却した遊技媒体の総数を除く)(計数媒体数データに相当)より得られる。また、計数機にて計数された遊技媒体は、発行預かり券に記録されるか、他の種別の遊技媒体に変換されるか、種別変換時に手数料として徴収されるか、或いは再プレイ用口座に記録されることになるので、各種別の「景品玉」は、発行預かり券に記録した遊技媒体の総数と、他の種別への変換に供された遊技媒体の総数と、変換手数料として徴収された遊技媒体の総数と、再プレイ用口座に記録された遊技媒体の総数との和により得ることもできる。
尚、当日分の貯玉や貯メダルに基づいて再プレイを行うときに手数料が徴収されない場合は、その再プレイにて払い出された遊技媒体を使用して行う遊技は、獲得した遊技媒体を計数しないで台移動(同じ種別の異なる遊技機に移動して遊技)したものと同等とみなすことができるので、再プレイ用口座の対応する種別の当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて払い出された対応する種別の遊技媒体の総数分を各種別の「景品玉」に含めないようにしても良い。
また、複数種別の合計データは、種別毎に求めた「景品玉」を元に、種別毎に所定の換算レートを乗算して加算することにより得られるが、当該複数種別の間で手数料を徴収せず遊技媒体の変換(計数機での変換及び当日分の貯玉は貯メダルに基づく再プレイ時の変換)が行われる場合は、その変換にて払い出された遊技媒体を使用して行う遊技は、獲得した遊技媒体を計数しないで台移動したものと同等とみなすことができるので、その変換に供された遊技媒体の総数を種別毎に求めた「景品玉」から減算した値を元に、合計データを計算しても良い。
(3)誤差玉計算
「誤差玉」は、遊技者が獲得した遊技媒体数と、計数機にて計数した遊技媒体数との差により求められる。各種別の「誤差玉」(誤差媒体数データに相当)は、対応する種別の貸機より貸し出された遊技媒体の総数(貸出媒体数データに相当)と、対応する種別の払出機から払い出された遊技媒体の総数(払出媒体数データに相当)と、再プレイとして払い出された対応する種別の遊技媒体の総数(再プレイ払出媒体数データに相当)と、対応する種別の遊技機におけるセーフ数(セーフ媒体数データに相当)との合計値から、対応する種別の遊技機におけるアウト数(アウト媒体数データに相当)を減算した値と、対応する種別の計数機にて計数された遊技媒体の総数(計数機に遊技媒体の返却機能がある場合は、その返却した遊技媒体の総数を除く)(計数媒体数データに相当)との差により得ることができる。
また、「誤差玉」は、遊技者側に払い出された遊技媒体数と、遊技場側に取り込まれた遊技媒体数との差により求めることもできる。この場合、各種別の「誤差玉」は、対応する種別の貸機より貸し出された遊技媒体の総数と、対応する種別の払出機から払い出された遊技媒体の総数と、再プレイとして払い出された対応する種別の遊技媒体の総数と、対応する種別の遊技におけるセーフ数との合計値と、対応する種別の計数機にて計数された遊技媒体の総数(計数機に遊技媒体の返却機能がある場合は、その返却した遊技媒体の総数を除く)に、対応する種別の遊技機におけるアウト数を加算した値との差により得ることができる。複数種別の合計データは、種別毎に求めた「誤差玉」を元に、種別毎に所定の換算レートを乗算して加算することにより得られる。
尚、「対応する種別の貸機より貸し出された遊技媒体の総数と、対応する種別の払出機から払い出された遊技媒体の総数と、再プレイとして払い出された対応する種別の遊技媒体の総数との合計値」に代えて、種別毎に求めた「補正売上玉」を使用すると同時に、「対応する種別の計数機にて計数された遊技媒体の総数(計数機に遊技媒体の返却機能がある場合は、その返却した遊技媒体の総数を除く)に代えて、種別毎に求めた「景品玉」を使用することも可能であり、同じ「誤差玉」が求められる。
次に、本実施例の「スロット」と「パロット」について、具体的な集計データの出力形式として、以下<A>、<B>の出力形式を示す。
<A>第1の出力形式
この出力形式は、本実施例のように、計数機にて異なる種別の遊技媒体に変換するとき、並びに当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて種別変換の有無を問わずに再プレイするときに、手数料を徴収せずに等価交換する場合に適用される。つまり、各種別の遊技媒体について集計するとき、当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて種別変換を行わず再プレイとして払い出した遊技媒体を使用して行う遊技は、獲得した遊技媒体を計数しないで台移動(同じ種別の異なる遊技機に移動して遊技機)したものとみなし、この再プレイにて払い出された遊技媒体数を集計データに含めないようにする。同様に、複数種別の遊技媒体に係る合計データを算出するとき、計数機にて異なる種別に変換し払出機より払い出された遊技媒体を使用して行う遊技、並びに当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて種別変換の有無を問わず再プレイとして払い出された遊技媒体を使用して行う遊技は、獲得した遊技媒体を計数しないで台移動(異なる遊技に移動して遊技)したものとみなし、この払出機より払い出された遊技媒体数並びに当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて再プレイにて払い出された遊技媒体数を集計データに含めないようにする。この場合、本実施例の「スロット」と「パロット」について、以下のような売上玉計算、景品玉計算、誤差玉計算を行う。 (A−1)売上玉計算
種別毎の集計を出力するときには、対価の支払い(現金の払い込み)に応じて貸し出された遊技媒体数を示す貸出媒体数データを、種別(「パチンコ」、「スロット」、「パロット」)毎に区分した「売上玉」(売上数データに相当)として集計して管理する。尚、本実施例による玉貸機4及びメダル貸機5にあっては、プリペイドカードによる遊技媒体の貸し出しに対応していないため、対価の支払い=現金の払い込みに相当する。
また、「補正売上玉」(補正売上数データに相当)として、種別毎の「売上玉」(売上数データに相当)に対して、玉払出機14から払い出されたパチンコ玉(パロット機用)の総数やメダル払出機15から払い出されたメダルの総数(払出媒体数データに相当)、再プレイ時に払い出されたパチンコ玉(パチンコ台用、パロット機用)やメダルの総数(再プレイ時払出媒体数データに相当)をそれぞれ加算し、当日分の貯玉及び貯メダルから種別変換しないで再プレイとして払い出されたパチンコ玉やメダルの総数(当日分再プレイ引落媒体数データから当日分再プレイ変換媒体数データを減算した値に相当)を減算したものを集計する。
具体的には、例えば、「スロット」に係る「補正売上玉」は、
(メダル貸機5での現金による払出メダルの総数)+(メダル払出機15から払い出されたメダルの総数)+(再プレイ用口座の貯メダル数またはパロット貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)−{(再プレイ用口座の当日貯メダル数から引き落とされたメダルの総数)−(再プレイ用口座の当日貯メダル数からパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)}により得られるものである。
尚、(再プレイ用口座の貯メダル数またはパロット貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)は、図13(a)に示した第1の再プレイ内容集計データ上の「スロット」に対応した「払出玉数」を使用することができ、(再プレイ用口座の当日貯メダル数から引き落とされたメダルの総数)並びに(再プレイ用口座の当日貯メダル数からパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)は、図13(b)に示した第2の再プレイ内容集計データ上の「スロット」に対応した「当日分引落メダル数」及び「当日分変換メダル数」を使用することができる。
一方、「売上玉」について「スロット」と「パロット」との合計データを出力するときには、一方の遊技媒体である例えばパチンコ玉に換算した状態で計算する。即ち、「スロット」及び「パロット」の「合計売上玉」については、現金の払い込みに応じて貸し出されたパチンコ玉の総数と、現金の払い込みに応じて貸し出されたメダルの総数に所定の換算レート(5倍)を乗算した値とを加算することにより得られる。
また、「補正売上玉」について「スロット」と「パロット」の合計データを出力するときには、「スロット」に係る「売上玉」(売上数データに相当)に、再プレイ時に前日までの貯メダルまたはパロット貯玉に基づいて払い出されたメダル総数(再プレイ払出媒体数データから当日分再プレイ払出媒体数データを減算した値に相当)を加算した値に前記換算レートを乗算した値と、「パロット」に係る「売上玉」に、再プレイ時に前日までの貯メダルまたはパロット貯玉に基づいて払い出されたパチンコ玉(パロット機用)の総数を加算した値を合計することにより得られる。つまり、「スロット」と「パロット」の合計についての「補正売上玉」は、
{(メダル貸機5での現金による貸出メダルの総数)+(再プレイ用口座の前日貯メダル数またはパロット前日貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)}×5+(パロット機3に対応した玉貸機4での現金による貸出パチンコ玉の総数)+(再プレイ用口座の前日貯メダル数またはパロット前日貯玉数に基づいて払い出されたパチンコ玉の総数)
を計算することにより得られる。
尚、(再プレイ用口座の前日貯メダル数またはパロット前日貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)並びに(再プレイ用口座の前日貯メダル数またはパロット前日貯玉数に基づいて払い出されたパチンコ玉の総数)は、図13(b)に示した第2再プレイ内容集計データ上の「スロット」に対応した「前日分払出メダル数」及び「パロット」に対応した「前日分払出玉数」を使用することができる。また、「補正売上玉」について「スロット」と「パロット」の合計データを出力するときには、上記計算方法とは別に、「スロット」に係る「補正売上玉」から再プレイ時に当日分のパロット貯玉に基づいて払い出されたメダルの総数を減算した値に前記換算レートを乗算した値と、「パロット」に係る「補正売上玉」から再プレイ時に当日分の貯メダルに基づいて払い出されたパチンコ玉の総数を減算した値とを加算することにより得ることもできる。
(A−2)景品玉計算
種別毎の集計を出力する場合、「景品玉」(景品数データに相当)は、計数機にて計数した遊技媒体数のうち、発行預かり券に記録された遊技媒体の総数と、他の種別の遊技媒体への変換に供された遊技媒体の総数と、変換手数料として徴収された遊技媒体の総数と、再プレイ用口座に記録された遊技媒体の総数とを合計した値(計数媒体数データに相当)から、当日分の再プレイ用口座から種別変換しないで再プレイとして払い出された遊技媒体の総数(当日分再プレイ引落媒体数データから当日分再プレイ変換媒体数データを減算した値に相当)を減算して得られる。
具体的には、例えば「スロット」についての「景品玉」は、
(発行預かり券に記録されたメダルの総数)+(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)+(変換手数料として徴収されたメダルの総数)+(貯メダルされたメダルの総数)―((再プレイ用口座の当日貯メダル数から引き落とされたメダルの総数)−(再プレイ用口座の当日貯メダル数からパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)}
を計算することにより得られる。
尚、(発行預かり券に記録されたメダルの総数)、(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)、(変換手数料として徴収されたメダルの総数)、(貯メダルされたメダルの総数)は、図9に示した計数内容集計データ上の「スロット」に対応した「発行玉数」、「変換玉数」、「手数料」、「貯玉数」を使用することができ、(再プレイ用口座の当日貯メダル数から引き落とされたメダルの総数)並びに(再プレイ用口座の当日貯メダル数からパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)は、図13(b)に示した第2の再プレイ内容集計データ上の「スロット」に対応した「当日分引落メダル数」及び「当日分変換メダル数」を使用することができる。
また、「景品玉」について「スロット」と「パロット」との合計データを出力するときは、「スロット」に対応した「景品玉」(景品数データに相当)から、計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数(変換媒体数データに相当)と、再プレイ用口座の当日貯メダル数からパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数(当日分再プレイ変換媒体数データに相当)とを減算した値に対し所定の換算レート(5倍)を乗算した値と、「パロット」に対応した「景品玉」から、計数機にてメダルへの変換に供されたパロット機用パチンコ玉の総数と、再プレイ用口座のパロット当日貯メダル数からメダルへの変換に供されたパロット機用パチンコ玉の総数とを減算した値との合計値として得られる。
つまり、「スロット」と「パロット」の合計についての「景品玉」は、
{(発行預かり券に記録されたメダルの総数)+(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)+(貯メダルしたメダルの総数)−(再プレイ用口座の当日貯メダル数に基づいて払い出されたメダルの総数)−(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)−(再プレイ用口座の当日貯メダル数からパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)}×5+(発行預かり券に記録されたパロット機用パチンコ玉の総数)+(計数機にてメダルへの変換に供されたパロット機用パチンコ玉の総数)+(貯玉されたパロット機用パチンコ玉の総数)−(再プレイ用口座のパロット当日貯玉数に基づいて払い出されたパロット機用パチンコ玉の総数)−(計数機にてメダルへの変換に供されたパロット機用パチンコ玉の総数)−(再プレイ用口座のパロット当日貯玉数からメダルへの変換に供されたパロット機用パチンコ玉の総数)
={(発行預かり券に記録されたメダルの総数)+(貯メダルされたメダルの総数)−(再プレイ用口座の当日貯メダル数から引き落とされたメダルの総数)}×5+(発行預かり券に記録されたパロット機用パチンコ玉の総数)+(貯玉されたパロット機用パチンコ玉の総数)−(再プレイ用口座のパロット当日貯玉数から引き落とされたパロット機用パチンコ玉の総数)
を計算することにより得られる。
尚、(再プレイ用口座の当日貯メダル数から引き落とされたメダルの総数)並びに(再プレイ用口座のパロット当日貯玉数から引き落とされたパロット機用パチンコ玉の総数)は、図13(b)の「スロット」に対応した「当日分引落メダル数」及び「パロット」に対応した「当日分引落玉数」を使用することができる。
(A−3)誤差玉計算
「誤差玉」(誤差媒体数データに相当)についても種別毎に計算して出力する。「誤差玉」は、種別毎の「売上玉」(貸出媒体数データに相当)に対し、玉払出機14から払い出されたパチンコ玉(パロット機用)の総数やメダル払出機15から払い出されたメダルの総数(払出媒体数データに相当)、再プレイ時に払い出されたパチンコ玉(パチンコ台用、パロット機用)やメダルの総数(再プレイ払出媒体数データに相当)、遊技機におけるセーフ数の合計値(セーフ媒体数データに相当)をそれぞれ加算し、遊技機におけるアウト玉数の合計値(アウト媒体数データに相当)を減算して求められる所謂「持ち玉」と、前記「景品玉」(計数媒体数データに相当)との差として得られる。
つまり、例えば「スロット」についての「誤差玉」は、
{(メダル貸機5での現金による貸出メダルの総数)+(メダル払出機15から払い出されたメダルの総数)+(再プレイ用口座の貯メダル数またはパロット貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)+(全スロットマシン2でのセーフ数)−(全スロットマシン2でのアウト数)}−{(発行預かり券に記録されたメダルの総数)+(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)+(変換手数料として徴収されたメダルの総数)+(貯メダルされたメダルの総数)}
を計算することにより得られる。
尚、本実施例では、外部より遊技媒体の持ち込みがあった場合に「誤差玉」がマイナスとなるように「誤差玉」の計算をしたが、外部への遊技媒体の持ち出しがあった場合に「誤差玉」がマイナスとなるように「誤差玉」を計算することも可能であり、上記「誤差玉」を求める計算式は、加減算する順番などを適宜入れ替えて計算しても良く、結果として「誤差玉」がどれだけあったのかを確認できれば良い。
また、「誤差玉」について「スロット」と「パロット」との合計データを出力するときには、「スロット」に係る「誤差玉」に所定の換算レート(5倍)を乗算した値と、「パロット」に係る「誤差玉」とを合計する。
尚、再プレイシステムが構築されていない遊技場の場合には、上記のような売上玉計算、景品玉計算及び誤差玉の計算時において、再プレイに係るデータ項目を削除するだけで良いものであり、同様に再プレイシステムは構築されているが払出機のない遊技場の場合には、上記各計算時において払出機に係るデータ項目を削除するだけで良いものである。
<B>第2の出力形式
この出力形式は、計数機にて異なる種別の遊技媒体に変換して払い出した遊技媒体、当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて種別交換の有無を問わず再プレイとして払い出した遊技媒体の何れも、現金投資により新たに購入した遊技媒体と同等であるとみなして処理する場合に適用される。第1の出力形式では、種別の変換時や当日貯玉及び貯メダルに基づく再プレイ時に手数料を徴収しないことを前提に、これらの処理を台移動と同等であるとみなして集計を行ったが、手数料を徴収する場合は、その処理を台移動と同等であるとみなすことはできないため、第1の出力形式を使用することができず、この出力形式を使用することができる。この場合、本実施例の「スロット」と「パロット」について、以下のような売上玉計算、景品玉計算、誤差玉計算を行う。
(B−1)売上玉計算
種別毎の「売上玉」は、前記第1の出力形式と同様の計算により得られる。
種別毎の「補正売上玉」(補正売上数データに相当)は、種別毎の「売上玉」(売上数データに相当)に対し、玉払出機14から払い出されたパチンコ玉(パロット機用)の総数やメダル払出機15から払い出されたメダルの総数(払出媒体数データに相当)、再プレイ時に払い出されたパチンコ玉(パチンコ台用、パロット機用)やメダルの総数(再プレイ払出媒体数データに相当)をそれぞれ加算したものを集計する。
具体的には、例えば、「スロット」に係る「補正売上玉」は、
(メダル貸機5での現金による払出メダルの総数)+(メダル払出機15から払い出されたメダルの総数)+(再プレイ用口座の貯メダル数またはパロット貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)
により得られるものである。
尚、(再プレイ用口座の貯メダル数またはパロット貯玉数に基づいて払い出されたメダルの総数)は、図13(a)に示した第1の再プレイ内容集計データ上の「スロット」に対応した「払出玉数」を使用することができる。また、「スロット」に係る「補正売上玉」を、前記第1の出力形式により求めた「スロット」に係る「補正売上玉」に対し、当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて種別交換しないで払い出された遊技媒体の総数を加算することにより得ることもできる。
(B−2)景品玉計算
種別毎の「景品玉」(景品数データに相当)は、計数機にて計数した遊技媒体数のうち、発行預かり券に記録された遊技媒体の総数と、他の種別の遊技媒体への変換に供された遊技媒体の総数と、変換手数料として徴収された遊技媒体の総数と、再プレイ用口座に記録された遊技媒体の総数とを合計した値(計数媒体数データに相当)により得られる。
具体的には、例えば「スロット」に係る「景品玉」は、
(発行預かり券に記録されたメダルの総数)+(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)+(変換手数料として徴収されたメダルの総数)+(貯メダルされたメダルの総数)
を計算することにより得られる。
尚、(発行預かり券に記録されたメダルの総数)、(計数機にてパロット機用パチンコ玉への変換に供されたメダルの総数)、(変換手数料として徴収されたメダルの総数)、(貯メダルされたメダルの総数)は、図9に示した計数内容集計データ上の「スロット」に対応した「発行玉数」、「変換玉数」、「手数料」、「貯玉数」を使用することができる。また、「スロット」に係る「景品玉」は、前記第1の出力形式によって求めた「スロット」に係る「景品玉」に、当日分の貯玉及び貯メダルに基づいて種別変換しないで払い出された遊技媒体数の総数を加算することにより得ることもできる。
(B−3)誤差玉計算
種別毎の「誤差玉」は、前記第1の出力形式と同様の計算により得られる。
尚、「売上玉」,[補正売上玉]、「景品玉」、「誤差玉」について「スロット」と「パロット」との合計データを出力するときには、「スロット」に係る各計算値に所定の換算レート(5倍)を乗算した値と、「パロット」に係る各計算値とをそれぞれ合計する。
また、再プレイシステムが構築されていない遊技場の場合には、上記のような売上玉計算、景品玉計算及び誤差玉の計算時において、再プレイに係るデータ項目を削除するだけで良いものであり、同様に再プレイシステムは構築されているが払出機のない遊技場の場合には、上記各計算時において払出機に係るデータ項目を削除するだけで良いものである。
尚、このような計算は、「スロット」及び「パロット」に限定されないものであり、複数の種別の遊技媒体間で手数料を徴収して変換できるものを全て含むことになる。
ここで、図16及び図17には、上記第1の出力形式及び第2の出力形式によりそれぞれ得られる集計データの一例が示され、図18には、これらの集計データを算出するときに参照したデータの内容が示されている。尚、図18は、図16の第1の出力形式による集計データ作成するために、計数機での種別交換時に手数料を徴収しないデータとなっているが、図16と図17を比較しやすくするために、図17の集計データも、この手数料を徴収しないデータを元に、計数機での種別交換時や当日分の貯玉や貯メダルに基づく再プレイ時において手数料が徴収されたとして第2の出力形式により計算されている。これらの集計データを比較すると、補正売上玉や景品玉は、メダル計数機12やパロット機用玉計数機13で変換された遊技媒体及び当日の貯玉や貯メダルによる再プレイに供された遊技媒体を含めないか(第1の出力形式)、或いは含めるか(第2出力形式)により大きく相違するものであり、遊技場の営業方針により何れかの出力方式を選択することになる。
要するに、上記した本実施例の構成によれば、パチンコ台1、スロットマシン2及びパロット機3において、遊技上の価値が異なる遊技媒体(パチンコ台用パチンコ玉、メダル、パロット機用パチンコ玉)をそれぞれ使用した遊技が行われ、遊技者側の獲得遊技媒体がパチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13により計数され、それら計数された遊技媒体のうち、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13により計数されたメダル及びパチンコ玉のうち、遊技者側の意思によって決まる不特定な数が、当該計数機12、13においてそれぞれパチンコ玉及びメダルへ変換されると共に、玉払出機14及びメダル払出機15から払い出され、このように払い出された遊技媒体が遊技に使用されるという状況下であっても、管理装置8が、各種別の遊技媒体毎に、各計数機11、12及び13が計数した遊技媒体数に係る計数媒体数データと、各計数機12、13により異なる種別に変換された遊技媒体数に係る変換媒体数データと、各払出機14、15が払い出した遊技媒体数に係る払出媒体数データとを管理するようになるから、異なる種別間での遊技媒体交換処理を許容した遊技場に設けられた場合であっても、複数遊技媒体数に関係したデータの管理を正確に行うことが可能になるものである。
また、各種別の遊技媒体について「誤差玉」が出力されるから、遊技者が遊技中に遊技媒体を落としたり、遊技媒体を他の遊技場から持ち込んだり、或いは遊技場から持ち出したりすることにより発生する所謂誤差玉を遊技媒体の種別毎に正確に管理できるようになり、これにより、外部からの遊技媒体の持ち込み持ち出しなどの不正行為の有無を把握する上で有益になる。
遊技場に所謂再プレイシステムが導入されている場合であっても、前記<A>項及び<B>項に記載したように、各遊技媒体の種別毎の「売上玉」、「補正売上玉」、「景品玉」、「誤差玉」についてのデータ集計、並びに、それらデータについての複数種別の遊技媒体(メダル、パロット機用パチンコ玉)に係る合計データの集計を容易且つ正確に行い得るようになる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
本発明でいう計数手段の概念は、上記実施例のようなパチンコ台用玉計数機11、メダル計数機12、パロット機用玉計数機13に限らないものであり、例えば、特許文献1(特開2004−236866号公報)中に記載されているような、交換機における受け入れ遊技媒体を計数する手段なども含まれるものである。
遊技媒体は、実質的に同じ物理的形状のものであっても、換金可能な特殊景品と交換するときの単価が相違する場合には、別の遊技媒体として取り扱われるものであり、また、貸出単価が異なる場合にも、別の遊技媒体として取り扱われる。
上記実施例では、最プレイ口座の当日分の貯玉及び貯メダルから種別交換しないで払い出したパチンコ玉及びメダルの総数を集計していないが、この値を「当日分無変換払出媒体数」として種別毎に集計するようにしても良い。この「当日分無変換払出媒体数」を使って、もっと容易に「補正売上玉」や「景品玉」を算出することができるようになる。
本発明の一実施例を示す遊技場用データ管理システムの全体構成図 玉貸機の正面図 メダル貸機の正面図 玉払出機の正面図及び側面図 玉払出機の使用例を示す正面図及び側面図 メダル払出機の使用例を示す正面図及び側面図 変換手数料設定テーブルの一例を示す図 計数履歴データのフォーマット例を示す図 計数内容集計データのフォーマット例を示す図 計数時変換内容集計データのフォーマット例を示す図 払い出し単位及び再プレイ手数料設定テーブルの一例を示す図 再プレイ履歴データのフォーマット例を示す図 第1の再プレイ内容集計データ及び第2の再プレイ内容集計データのフォーマット例を示す図 再プレイ時変換内容集計データのフォーマット例を示す図 変換内容合計データのフォーマット例を示す図 第1の出力形式による集計データのフォーマット例を示す図 第2の出力形式による集計データのフォーマット例を示す図 参照データの内容を示す図
符号の説明
1はパチンコ台(遊技機)、2はスロットマシン(遊技機)、3はパロット機(遊技機)、4は玉貸機(再プレイ手段)、5はメダル貸機(再プレイ手段)、8は管理装置(データ管理手段、記憶手段)、11はパチンコ台用玉計数機(計数手段)、12はメダル計数機(計数手段、変換手段)、13はパロット機用玉計数機(計数手段、変換手段)、14は玉払出機(払出手段)、15はメダル払出機(払出手段)を示す。

Claims (6)

  1. 遊技上の価値が異なる複数種別の遊技媒体をそれぞれ使用して遊技が行われる複数種類の遊技機が設置された遊技場のためのデータ管理システムにおいて、
    前記複数種別の遊技媒体に係るデータを管理するデータ管理手段と、
    遊技者が遊技機での遊技により獲得した遊技媒体を計数する複数台の計数手段と、
    これら複数台の計数手段のうち少なくとも1台の計数手段により計数された遊技媒体を異なる種別の遊技媒体へ所定の変換比率で変換可能な変換手段と、
    この変換手段により変換された遊技媒体を払い出す払出手段と、
    を備え、
    前記データ管理手段は、前記各種別の遊技媒体について、前記計数手段が計数した遊技媒体数に係る計数媒体数データと、前記変換手段により異なる種別に変換された遊技媒体数に係る変換媒体数データと、前記払出手段が払い出した遊技媒体数に係る払出媒体数データとを管理することを特徴とする遊技場用データ管理システム。
  2. 前記データ管理手段は、
    前記各種別の遊技媒体について、遊技場内で対価の支払いに応じて貸し出された遊技媒体数を貸出媒体数データとして管理する処理、前記各遊技機において遊技に使用された遊技媒体数を当該遊技機のアウト媒体数データとして管理する処理、前記各遊技機から遊技の結果として払い出された遊技媒体数を当該遊技機のセーフ媒体数データとして管理する処理を行うと共に、
    前記各種別の遊技媒体について、前記貸出媒体数データと払出媒体数データと前記セーフ媒体数データとの和から前記アウト媒体数データを減算した値と、前記計数媒体数データとの差に相当する値を誤差媒体数データとして出力する処理を実行することを特徴とする請求項1記載の遊技場用データ管理システム
  3. 前記データ管理手段は、前記各種別の遊技媒体について、前記貸出媒体数データを売上数データ、当該売上数データと前記払出媒体数データとの和を補正売上数データ、前記計数媒体数データを景品数データとして集計し、また、それらのデータについての複数種別の遊技媒体に係る合計データを算出するときには、その集計及び算出を、前記各種別の遊技媒体について求めた前記売上数データ、当該売上数データ、前記景品数データから前記変換媒体数データを減算した値を元に実行することを特徴とする請求項2記載の遊技場用データ管理システム。
  4. 遊技上の価値が異なる複数種別の遊技媒体をそれぞれ使用して遊技が行われる複数種類の遊技機が設置された遊技場のためのデータ管理システムにおいて、
    前記複数種別の遊技媒体に係るデータを管理するデータ管理手段と、
    遊技者が遊技機での遊技により獲得した遊技媒体を計数する計数手段と、
    前記計数手段が計数した遊技媒体数の一部或いは全部をその計数した遊技媒体の種別及び獲得遊技者と関連付けた状態の貯蓄遊技媒体数として記憶する再プレイ用口座を備えた記憶手段と、
    前記再プレイ用口座に記憶された貯蓄遊技媒体数の一部或いは全部を引き落とし、引き落とされた貯蓄遊技媒体数に相当する数だけその引き落とした遊技媒体の種別と同じ種別の遊技媒体を払い出す、或いは前記再プレイ用口座に記憶された貯蓄遊技媒体数の一部或いは全部を引き落とし、引き落とされた貯蓄遊技媒体数を異なる種別の遊技媒体へ所定の変換比率で変換し、変換された数に相当する数だけその変換元の種別と異なる種別の遊技媒体を払い出す再プレイ手段と、
    を備え、
    前記データ管理手段は、前記各種別の遊技媒体について、前記計数手段が計数した遊技媒体数に係る計数媒体数データと、前記再プレイ手段により引き落とされた遊技媒体数に係る再プレイ引落媒体数データと、前記再プレイ手段により変換された遊技媒体数に係る再プレイ変換媒体数データと、前記再プレイ手段により払い出された遊技媒体数に係る再プレイ払出媒体数データとを管理することを特徴とする遊技場用データ管理システム。
  5. 前記データ管理手段は、
    前記各種別の遊技媒体について、遊技場内での対価の支払いに応じて貸し出された遊技媒体数を貸出媒体数データとして管理する処理、前記各遊技機において遊技に使用された遊技媒体数を当該遊技機のアウト媒体数データとして管理する処理、前記各遊技機から遊技の結果として払い出された遊技媒体数を当該遊技機のセーフ媒体数データとして管理する処理を行うと共に、
    前記各種別の遊技媒体について、前記貸出媒体数データと前記再プレイ払出媒体数データと前記セーフ媒体数データとの和から前記アウト媒体数データを減算した値と、前記計数媒体数データとの差に相当する値を誤差媒体数データとして出力する処理を実行することを特徴とする請求項4記載の遊技場用データ管理システム。
  6. 前記記憶手段は、
    前記貯蓄遊技媒体数のうち当日に記憶した当日分貯蓄遊技媒体数を区別可能に記憶し、
    前記データ管理手段は、
    前記各種別の遊技媒体について、前記再プレイ手段により前記当日分貯蓄遊技媒体数から引き落とされた当日分再プレイ引落媒体数データと、前記再プレイ手段により前記当日分貯蓄遊技媒体数から変換された当日分再プレイ変換媒体数データと、前記再プレイ手段により前記当日分貯蓄遊技媒体数から払い出された当日分再プレイ払出媒体数データとを区別可能に把握すると共に、
    前記各種別の遊技媒体について、前記貸出媒体数データを売上数データ、当該売上数データと前記再プレイ払出媒体数データとの和から、前記当日分再プレイ引落媒体数データから前記当日分再プレイ変換媒体数データを減算した値を減算した結果に相当する値を補正売上数データ、前記計数媒体数データから、前記当日分再プレイ引落媒体数データから前記当日分再プレイ変換媒体数データを減算した値を減算した結果に相当する値を景品数データとして集計し、また、それらのデータについての複数種別の遊技媒体に係る合計データを算出するときには、その集計及び算出を、前記各種別の遊技媒体について求めた前記売上数データ、当該売上数データに前記再プレイ払出媒体数データから前記当日分再プレイ払出媒体数データを減算した値を加算した値に相当する値、前記景品数データから前記当日分再プレイ変換媒体数データを減算した値に相当する値を元に実行することを特徴とする請求項4または5記載の遊技場用データ管理システム。
JP2006025701A 2006-02-02 2006-02-02 遊技場用データ管理システム Pending JP2007202825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025701A JP2007202825A (ja) 2006-02-02 2006-02-02 遊技場用データ管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025701A JP2007202825A (ja) 2006-02-02 2006-02-02 遊技場用データ管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007202825A true JP2007202825A (ja) 2007-08-16

Family

ID=38482826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006025701A Pending JP2007202825A (ja) 2006-02-02 2006-02-02 遊技場用データ管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007202825A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035840A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理装置
JP2010207489A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Sankyo Co Ltd 遊技用システム
JP2010273798A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Glory Ltd 計数値管理システムおよび端末装置
JP2011056026A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Glory Ltd 遊技媒体払出システム
JP2011083501A (ja) * 2009-10-17 2011-04-28 Daito Hanbai Kk 貯遊技媒体払出システム
JP2011083493A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Joyco Systems Corp 遊技システム及び遊技媒体貸出装置
JP2011083502A (ja) * 2009-10-17 2011-04-28 Daito Hanbai Kk 遊技媒体払出システム
JP2011160829A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技管理システム
JP2013166069A (ja) * 2013-06-06 2013-08-29 Kita Denshi Corp 遊技場装置及び遊技場管理システム
JP2014000112A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Glory Ltd 会員管理システム
JP2014064847A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理システム
JP2014097364A (ja) * 2013-10-09 2014-05-29 Glory Ltd 台間装置
JP2014221259A (ja) * 2014-06-10 2014-11-27 大都販売株式会社 貯遊技媒体払出システム
JP2014221332A (ja) * 2014-06-19 2014-11-27 グローリー株式会社 遊技媒体管理システム
JP2014223393A (ja) * 2014-07-04 2014-12-04 グローリー株式会社 貯遊技媒体管理システム
JP2016025988A (ja) * 2015-10-20 2016-02-12 株式会社三共 遊技用装置
JP2016083505A (ja) * 2016-02-01 2016-05-19 グローリー株式会社 台間装置及び遊技システム
JP2016083461A (ja) * 2016-01-22 2016-05-19 ダイコク電機株式会社 遊技場用管理システム
JP2016096982A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社三共 遊技用システム及び管理装置
JP2016096983A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社三共 遊技用システム及び管理装置
JP2016154951A (ja) * 2016-06-06 2016-09-01 グローリー株式会社 台間装置及び遊技システム
JP2017047304A (ja) * 2016-12-12 2017-03-09 グローリー株式会社 遊技媒体管理システム
JP2017060625A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム
JP2017080002A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム
JP2017184828A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用装置
JP2019136532A (ja) * 2019-04-22 2019-08-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム及び遊技用装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09271574A (ja) * 1996-02-09 1997-10-21 Sogo Joho Kiki Hanbai Kk 遊技システム
JPH11164953A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH11169552A (ja) * 1997-12-10 1999-06-29 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2000107430A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Sankyo Kk 遊技用取引決済システム
JP2001096036A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Nasuka Kk 遊技用記録媒体管理方法
JP2002216057A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Taito Corp クレジットの処理方法及びシステム
JP2003079932A (ja) * 2001-09-13 2003-03-18 Sun Corp メダル運用システム
JP2004160162A (ja) * 2002-09-20 2004-06-10 Sun Corp 遊技媒体計数装置及び誤差玉数算出装置
JP2004236866A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Cs Giken Kk 遊技媒体交換機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09271574A (ja) * 1996-02-09 1997-10-21 Sogo Joho Kiki Hanbai Kk 遊技システム
JPH11164953A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Sankyo Kk 遊技用装置
JPH11169552A (ja) * 1997-12-10 1999-06-29 Sankyo Kk 遊技用装置
JP2000107430A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Sankyo Kk 遊技用取引決済システム
JP2001096036A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Nasuka Kk 遊技用記録媒体管理方法
JP2002216057A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Taito Corp クレジットの処理方法及びシステム
JP2003079932A (ja) * 2001-09-13 2003-03-18 Sun Corp メダル運用システム
JP2004160162A (ja) * 2002-09-20 2004-06-10 Sun Corp 遊技媒体計数装置及び誤差玉数算出装置
JP2004236866A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Cs Giken Kk 遊技媒体交換機

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035840A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理装置
JP2010207489A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Sankyo Co Ltd 遊技用システム
JP2010273798A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Glory Ltd 計数値管理システムおよび端末装置
JP2011056026A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Glory Ltd 遊技媒体払出システム
JP2011083493A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Joyco Systems Corp 遊技システム及び遊技媒体貸出装置
JP2011083501A (ja) * 2009-10-17 2011-04-28 Daito Hanbai Kk 貯遊技媒体払出システム
JP2011083502A (ja) * 2009-10-17 2011-04-28 Daito Hanbai Kk 遊技媒体払出システム
JP2011160829A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技管理システム
JP2014000112A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Glory Ltd 会員管理システム
JP2014064847A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理システム
JP2013166069A (ja) * 2013-06-06 2013-08-29 Kita Denshi Corp 遊技場装置及び遊技場管理システム
JP2014097364A (ja) * 2013-10-09 2014-05-29 Glory Ltd 台間装置
JP2014221259A (ja) * 2014-06-10 2014-11-27 大都販売株式会社 貯遊技媒体払出システム
JP2014221332A (ja) * 2014-06-19 2014-11-27 グローリー株式会社 遊技媒体管理システム
JP2014223393A (ja) * 2014-07-04 2014-12-04 グローリー株式会社 貯遊技媒体管理システム
JP2016096982A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社三共 遊技用システム及び管理装置
JP2016096983A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社三共 遊技用システム及び管理装置
JP2017060625A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム
JP2016025988A (ja) * 2015-10-20 2016-02-12 株式会社三共 遊技用装置
JP2017080002A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム
JP2016083461A (ja) * 2016-01-22 2016-05-19 ダイコク電機株式会社 遊技場用管理システム
JP2016083505A (ja) * 2016-02-01 2016-05-19 グローリー株式会社 台間装置及び遊技システム
JP2017184828A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用装置
JP2016154951A (ja) * 2016-06-06 2016-09-01 グローリー株式会社 台間装置及び遊技システム
JP2017047304A (ja) * 2016-12-12 2017-03-09 グローリー株式会社 遊技媒体管理システム
JP2019136532A (ja) * 2019-04-22 2019-08-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム及び遊技用装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007202825A (ja) 遊技場用データ管理システム
JP5632211B2 (ja) 遊技媒体管理システム
JP6327793B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP7128931B2 (ja) 遊技管理システム
JP5970333B2 (ja) 遊技場用システム
JP2014083179A (ja) 景品交換管理システム
JP6525848B2 (ja) 遊技場用システム
JP2011193943A (ja) 遊技場装置及び遊技場用システム
JP6633420B2 (ja) 遊技場用システム
JP6655486B2 (ja) 遊技場用システム及び遊技用装置
JP2011160829A (ja) 遊技管理システム
JP7232031B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP6511237B2 (ja) 遊技媒体管理システム及び遊技媒体管理方法
JP5474402B2 (ja) 各台計数システム及びそのパルス出力方法
JP6261024B2 (ja) 遊技管理システム
JP2004329663A (ja) 残価値管理方法及びそのシステム
JP2013141475A (ja) 遊技装置及び表示制御方法
JP7466279B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP6530302B2 (ja) 遊技装置
JP6734135B2 (ja) 遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法
JP2021159148A (ja) 記憶媒体処理装置
JP6517663B2 (ja) 遊技場用システム
JP6216822B2 (ja) 各台対応装置
JP3361306B2 (ja) データ記憶媒体処理装置
JP6343172B2 (ja) 遊技場用管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110830