JP2007199470A - 液晶パネル駆動装置及び液晶ディスプレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】動画応答性能を最適に調整することができる液晶パネル駆動装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様にかかる液晶パネル駆動装置102は、入力階調信号をオーバードライブデータにより補正して表示信号を出力する階調補正回路104を備える液晶パネル駆動装置102であって、液晶パネル101から出射される光の輝度を測定し、測定輝度を得る輝度センサ105と、測定輝度に基づいてオーバードライブデータを調整する補正演算回路112とを備えるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶パネル駆動装置及び液晶ディスプレイに関し、特に、液晶パネルの動画応答性能を向上させる液晶パネル駆動装置及びこれを用いた液晶ディスプレイに関する。
近年、ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)に代わって、薄型のパネルを使用したディスプレイが普及している。その中で主流となっているものとして、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)やプラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display)が挙げられる。LCDは、低消費電力・小型・軽量などの利点を有することから、テレビやPCなど幅広く応用されている。
LCDの駆動方法としては、一般的に、液晶に印加する電圧を変化させることにより、液晶の配列を変化させ、透過率を変化させることによって階調表示を行う方法が用いられている。画素に書き込まれた電圧は次の電圧が印加されるまで保持され、そして液晶の配向状態も維持される。このように、発光がインパルス型であるCRTやPDPに対し、LCDはフレームの全期間において連続光になるホールド型である。
LCDにおいて動画表示を行う場合、PDPやCRTと比較すると、液晶そのものの応答速度の遅さやホールド型表示のため、画像がぼけるなど動画応答性能が悪いという問題を有している。そこで、LCDにおける動画応答性能を改善するため、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
LCDの動画応答性能を改善する技術としては、画素に対して、実現したい目標階調に対応した電圧より高い電圧を印加することによって、液晶の応答を高速化させるオーバードライブ方式がある。特許文献1には、オーバードライブ回路を有するLCDが開示されている。オーバードライブ回路は、映像信号のドライブ波形エッジを過度にドライブすることにより、液晶パネルの動画応答性能を改善するものである。このオーバードライブ量が、動画応答性能の補正量を制御することになる。
図6に、特許文献1に記載のオーバードライブ回路を備えるLCD10の構成を示す。図6に示すように、LCD10は、ノイズ低減回路11、映像処理回路12、階調補正回路13、温度検出手段14、階調補正制御手段15、制御手段16、液晶パネル17を有している。ノイズ低減回路11は、入力された映像信号に基づいてノイズを低減した映像信号を映像処理回路12に出力する。ノイズ低減回路11からの出力は、映像処理回路12においてRGBの階調信号へ変換され、さらに、ガンマ補正などの信号処理がなされた後、階調補正回路13に入力される。
階調補正回路13は、液晶の応答速度を改善するために設けられており、一般的にオーバードライブ回路といわれている。図7に、階調補正回路13の構成を示す。図7に示すように、階調補正回路13は、フレームメモリ18とルックアップテーブル19とを有している。ルックアップテーブル19には、オーバードライブデータが前フレームの階調信号(開始データ)と入力階調信号(目標データ)との関係に基づいて設定されている。階調補正回路13は、階調信号が入力されると、この階調信号とフレームメモリ18に保持されている1フレーム前の階調信号との関係に対応するオーバードライブデータを参照し、入力階調信号を液晶パネル17に出力する表示信号に変換する。
一般的に、液晶は温度が高い場合応答が速くなり、温度が低くなると遅くなる。すなわち、図8に示すように、階調信号が入力されてから目標輝度に達するまでの時間は、液晶パネル17の温度が低いほど遅くなる。このため、液晶パネル17の温度が、動画の鮮鋭度に大きく影響する。そこで、温度検出手段14により検出された液晶パネル17の温度に応じて、階調補正制御手段15により階調補正回路13を制御し、オーバードライブ量を変化させる。これにより、階調補正回路13は、同じ階調信号が入力されても液晶パネル17の温度に応じて異なる表示信号を出力する(図9(a))。これにより、液晶パネル17の温度にかかわらず、液晶の応答速度の高速化を図っている(図9(b))。
また、LCD10では、液晶パネル17の温度変化に応じてノイズの抑圧制御も考慮されている。制御手段16が、温度検出手段14により検出された液晶パネル17の温度に応じて、ノイズ低減回路11に設定されるノイズ除去率(NR(Noise Reduction)のゲイン)を制御することにより、画質を向上させている。
また、LCDの動画応答性能を改善する他の技術としては、フレーム毎に間欠発光させるインパルス型発光により液晶パネルの動画応答性能を改善するブランキング方式がある。図10に、非特許文献1に記載のブランキング方式の例について示す。ブランキング方式としては、(a)表示信号で黒を書き込む方法、(b)バックライトを点滅させる方法、(c)黒表示信号の書き込みと同期させてバックライトを点滅させる方法の3つの方法が挙げられている。
非特許文献1には、バックライトを点滅させるバックライトの点灯制御回路を有するLCDが記載されている。バックライトの点灯制御回路によってフィールド単位でバックライトを点滅させることにより、CRTのようにインパルス型発光を実現し、動画における表示応答性能を向上させることができる。このように現在のLCDでは、動画応答性を改善するための回路が必要となっている。
特開2005−215128号公報 フラットパネル・ディスプレイ2004「戦略編」、日経BP社、2003年10月23日
ところで、特許文献1に記載の従来のLCD10は、液晶パネル17の温度を検出し、その検出結果のみによって動画応答性能の補正をさせるものである。しかしながら、最適な動画応答性能を得るためには、温度のみならず、実際に視認者が目視する画像の動画変動量に応じて調整するほうが好ましい。また、従来の温度検出手段14では、LCD10の周囲温度を測定しており、この検出結果に対して一律の補正となってしまう。これでは、液晶パネル17、バックライトなどLCD10を構成する個々の部材の特性のバラツキに対して的確に動画応答性能の補正を行うことができない。また、バックライトを間欠点灯させることにより動画応答性能を改善する方法においては、バックライトの応答特性や、輝度の経時変化をも加味した最適な制御が必要である。
本発明の一態様は、入力階調信号をオーバードライブデータにより補正して表示信号を出力する階調補正回路を備える液晶パネル駆動装置であって、液晶パネルから出射される光の輝度を測定し、測定輝度を得る輝度センサと、前記測定輝度に基づいて前記オーバードライブデータを調整するオーバードライブ調整部とを備えるものである。このような構成とすることによって、実際に視認する画像の輝度に応じて、オーバードライブ量の調整することができる。このため、動画応答性能を最適に調整することができ、最適な画像の表示を実現することが可能となる。
本発明によれば、動画応答性能を最適に調整することができる液晶パネル駆動装置及び液晶ディスプレイを提供することができる。
実施の形態1.
図1を参照して、本発明の実施の形態1にかかる液晶ディスプレイについて説明する。ここでは、透過型のTFT液晶ディスプレイ(LCD)を例として説明する。図1は、本実施の形態におけるLCD100の概略図である。LCD100は、画像表示を行う液晶パネル101と、液晶パネル101を駆動する液晶パネル駆動装置102とを備えている。本発明は、液晶パネル駆動装置102により液晶パネル101を駆動することによって、液晶パネル101の動画応答性能を最適に調整させるものである。
液晶パネル101は、複数の画素から構成される表示領域を有する。液晶パネル101は、TFT(Thin Film Transistor)アレイ基板(不図示)とこれに対向配置される対向基板(不図示)との間に液晶を挟持した構成を有している。TFTアレイ基板上には、水平方向にゲート線(走査線)、垂直方向にソース線(信号線)がそれぞれ形成されている。ゲート線とソース線の交差点付近にはTFTなどの能動素子が設けられている。また、ゲート線とソース線との間には、マトリクス状に複数の画素電極が形成されている。TFTのゲートがゲート線に、ソース/ドレインの一方の電極がソース線に、他方の電極が画素電極に、それぞれ接続される。一方、対向基板上にはコモン電極及びR(赤)、G(緑)B(青)のカラーフィルタが形成されている。コモン電極は、実際には画素電極と対向するように対向基板の略全面に形成される透明電極である。
なお、ここでは図示していないが、液晶パネル101の基板上には、各種の制御信号に基づいてゲート線に走査信号を、ソース線に表示信号をそれぞれ供給する駆動回路が設けられている。また、液晶パネル101の反視認側には、液晶パネル101に対し面状の光を照射するバックライト(不図示)が配置されている。バックライトとしては、蛍光管やLEDなどの光源、光源から出射される光を導光する導光板及び各種の光学シートなどを備えた一般的な構成のものを使用することができる。
ここで、液晶ディスプレイの表示動作について説明する。まず、ゲートドライバから各ゲート線にはパルス状の走査信号が供給される。ゲート線に供給された走査信号がオンレベルのとき、そのゲート線に接続されているTFTが全てターンオンされる。ソースドライバからソース線に供給された表示信号は、ターンオンされたTFTを介して画素電極に供給される。その後、走査信号がオフレベルとなりTFTがターンオフされると、供給された表示信号にTFTのフィードスルーによりオフセット電圧を加えた画素電圧が、次のフレームのゲート線に走査信号が供給されるまでの間、液晶容量や補助容量などによって保持される。そして、各ゲート線に順次走査信号を供給することにより、全ての画素電極に所定の表示信号が供給され、フレーム周期で表示信号の書き替えを行うことにより画像を表示することができる。
画素電極の画素電圧とコモン電極の電圧との電圧差に応じて、画素電極−コモン電極間の液晶の配列が変化する。これによって、バックライト(不図示)から入射される光の透過量を制御する。液晶パネル101の各画素は、透過する光量に応じた色の濃淡とRGBいずれかの色表示によりさまざまな色合いの表示を行う。なお、モノクロ表示の場合は、カラーフィルタを設けない構成としてもよい。
ここで、液晶パネル駆動装置102について詳細に説明する。本実施の形態にかかる液晶パネル駆動装置102は、液晶の応答速度を高速化させるオーバードライブ回路である階調補正回路104及びバックライトを間欠点灯させ擬似的にインパルス型の表示を行うバックライト制御回路113を有しており、液晶パネル101の動画応答性能を向上させるものである。図1に示すように、液晶パネル駆動装置102は、映像処理回路103、階調補正回路104、輝度センサ105、アンプ(AMP)106、クランプアンドサンプルホールド回路(Clamp&S/H)(以下、CSH回路とする)107、A/Dコンバータ(ADC)108、カウンタ回路(COUNTER)109、システム制御回路110、メモリ(Memory)111、補正演算回路112、バックライト制御回路113などを有している。
映像処理回路103は、入力される映像信号をRGBの階調信号に変換し、ガンマ補正などの信号処理を行う。階調補正回路104は、液晶の応答速度を改善するために設けられており、オーバードライブ回路といわれている。オーバードライブ回路は、映像信号のドライブ波形エッジを過度にドライブすることにより、液晶パネルの動画応答性能を改善するものである。このオーバードライブ量が、動画応答性能の補正量を制御することになる。
階調補正回路104は、図示しないフレームメモリとルックアップテーブルを備えている。ルックアップテーブルには、オーバードライブデータが前フレームの階調信号(開始データ)と入力階調信号(目標データ)との関係に基づいて設定されている。階調補正回路104は、階調信号が入力されると、この階調信号とフレームメモリに保持されている1フレーム前の階調信号との関係に対応するオーバードライブデータを参照し、入力階調信号を液晶パネル101に出力する表示信号に変換する。また、階調補正回路104は、後述する輝度センサ105によって測定される液晶パネル101の輝度の立ち上がり特性に応じて、設定されているオーバードライブデータを調整する。
例えば、液晶パネル101の輝度の立ち上がり特性に応じて最適なオーバードライブ量を選択できるよう、液晶パネル101の輝度に応じたオーバードライブデータが設定された複数のルックアップテーブルを備えていてもよい。また、1つのオーバードライブデータに対して、輝度の立ち上がり特性に応じた調整量を加えるようにしてもよい。これにより、実際の画面の映像に応じて、オーバードライブ量を調整することができ、動画応答性能を最適に調整することが可能となる。すなわち、液晶パネル101の温度のみならず、バックライトを間欠点灯させた場合には、その応答特性なども加味して、オーバードライブ量を調整することが可能である。また、個々装置に対してそれぞれ動画応答特性を最適に調整することができるため、構成する部材の製造バラツキによる応答性能劣化を抑制することができる。このオーバードライブ量の調整方法については、後に詳述する。
輝度センサ105は、液晶パネル101の表示輝度の立ち上がりを測定し、輝度検出信号を出力する。この輝度検出信号は、アンプ106に入力され増幅される。増幅された輝度検出信号は、CSH回路107に入力される。CSH回路107は、クランプ回路とサンプルホールド回路からなる。クランプ回路は、輝度検出信号の直流電圧をクランプする。また、サンプルホールド回路は、クランプ回路においてクランプされた輝度検出信号から輝度信号をサンプリングし、A/Dコンバータ108に入力する。輝度センサ105、アンプ106、CSH回路107により液晶パネル101の輝度の立ち上がりの応答特性が検出される。
A/Dコンバータ108は、入力されたアナログの輝度信号をデジタル信号へと変換し、カウンタ回路109に出力する。カウンタ回路109は、A/Dコンバータ108から入力されるデジタルの輝度信号から、輝度が所定のレベルに達するまでの時間をカウントする。
システム制御回路110は、液晶パネル101の動画応答特性を最適に調整するための調整システムである液晶パネル駆動装置102のトータル制御を行う回路である。具体的には、初期設定モードや輝度調整モード、オーバードライブ調整モードなどの各モードの切り替え、バックライトのON/OFF制御、バックライトのスタティックな輝度制御などを行う。例えば、PWM(Pulse Width Modulation)パルスの制御や直流電圧の制御を行うことにより、上述の制御を行うことができる。
メモリ111は、補正演算回路112において演算を行う際に必要なデータを格納する不揮発性メモリである。このLCD100の輝度の立ち上がり特性のデフォルトのデータを格納したり、演算結果のデータを記憶する。
補正演算回路112は、輝度センサ105によって検出された輝度検出信号に基づいて演算を行い、階調補正回路104へ調整データを出力する。この調整データにより、階調補正回路104においてオーバードライブ量が決定され、最適な動画応答性能に調整することができる。これについては、後に詳述する。
バックライト制御回路113は、従来と同様に、バックライトのON/OFF制御、及びバックライトの輝度制御を行う。特に、1フレームごとにバックライトのON/OFFを切り替えることにより擬似的にインパルス型表示とし、動画応答性能を向上させる。
ここで、図2を参照して、上記の液晶パネル101の輝度応答特性について説明する。図2は、液晶パネル101の輝度応答特性を示す図である。図2中実線は、このLCD100のデフォルトの状態であり、このLCD100が出力する基準輝度レベルのデジタルデータDdef、及びこのデータDdefに到達するまでの基準応答時間Trise_defを示している。Ddefは、周囲温度が常温、バックライトが劣化していない状態(最適な状態)において、白表示の液晶パネル101の輝度を輝度センサ105によって測定し、A/Dコンバータ108で変換したデータである。
また、Trise_defは、このLCD100において、基準輝度レベルDdefに到達するまでにかかる動画応答特性が最適な場合の基準応答時間データである。すなわち、周囲温度が常温、バックライトが劣化していない状態(最適な状態)において、基準輝度レベルDdefに到達するまでにかかる応答時間が最適となるように、あらかじめ階調補正回路104のルックアップテーブルにオーバードライブデータが設定されており、基準応答時間はこのオーバードライブデータを用いた場合に基準輝度レベルDdefに到達するまでの応答時間となる。このデフォルトの各基準データは、個々のLCD100に対して、それぞれ個別に測定されることが好ましい。なお、標準的なLCDのデータを基準データとして用いることも可能である。
また、図2中一点破線は、液晶の応答速度が遅くなり、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が基準応答時間Trise_defよりも測定応答時間Triseへと長くなった場合について図示している。
なお、バックライトから出射される光量が安定するまでに一定の時間がかかる。このため、輝度及び応答時間の測定は、電源投入時には行わず、バックライトの光量が安定するまで電源を入れた状態のまま一定時間放置した後に行うことが好ましい。
LCD100では、ソース線に表示信号に対応した電圧が印加されてから画素電極に充電されるときに、配線の抵抗などにより遅延が起こる。また、液晶分子自身の粘度により、電圧が印加されてから所望の配向状態に移行するまでに時間がかかる。このため、1フレーム周期内に所望の光透過率を得ることができず、画像の品質が劣化するという問題がある。これを改善するために、オーバードライブ回路により、本来より高い又は低い表示信号を画素電極に印加して液晶分子の応答速度を速め、画素が予定のフレーム周期内に予定のグレイスケールに達するようにさせる。これにより、応答特性を最適な値に調整したものが階調補正回路104のルックアップテーブルに設定されており、このときの応答特性が図2中実線で示されている。
しかしながら、液晶の温度変化などにより、液晶分子自身の粘度は変化してしまう。また、個々の部材の製造バラツキなどにより液晶の応答速度は変化する。このため、液晶分子が、電圧が印加されてから所望の配向状態に移行するまでにかかる時間は、それぞれの温度及び個々の装置自体によって異なるものとなる。また、電圧を印加したとしても、初期の液晶パネル101の液晶分子の配向状態と一定期間使用した後の液晶パネル101中の液晶分子の配向状態が異なる場合もある。さらに、バックライトを間欠点灯させる本実施形態のような場合には、バックライトのスイッチング応答特性が経時変化により劣化して、所望の輝度が得られず、画像の品質が低下してしまう。このバックライトの経時変化も、個々のバックライトによってそれぞれ異なるものである。すなわち、図2に示すように、画像信号が印加されてから所望の輝度レベルDdefに到達するまでにかかる時間が、Trise_defからTriseへと変化する場合がある。
本発明においては、液晶パネル101を駆動したときに、図2中実線で示す遷移曲線のように、液晶パネル101の白表示の測定輝度が基準輝度レベルDdefから変化せず、測定応答時間が基準輝度レベルDdefに到達するまでの基準応答時間Trise_defから変化しない場合には、オーバードライブ量の調整は行わず、従来どおり、入力階調信号と前のフレームの階調信号との関係から、ルックアップテーブルのオーバードライブデータが参照され表示電圧が出力される。
一方、図2中一点鎖線で示すように、例えば液晶の応答速度が遅くなると、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が長くなる。すなわち、デフォルト基準輝度レベルDdefに到達するまでの基準応答時間Trise_defに対して、カウンタ回路109の測定応答時間Triseは大きい値となる。このような場合には、補正演算回路112は階調補正回路104に対して、オーバードライブ量を上げるよう調整を行う。これにより、さらに高い表示信号を画素電極に印加して液晶分子の応答速度を速め、画素が予定のフレーム周期内に予定のレベルに達するようにさせる。
また、図には示していないが、例えば液晶の応答速度が速くなると、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が短くなる。すなわち、デフォルト基準輝度レベルDdefに到達するまでの基準応答時間Trise_defに対して、カウンタ回路109の測定応答時間Triseは小さい値となる。このような場合には、補正演算回路112は階調補正回路104に対して、オーバードライブ量を下げるよう調整を行う。これにより、本来設定していたオーバードライブ量よりも低いオーバードライブ量として、液晶分子の応答速度を制限し、画素が予定のフレーム周期内に予定のレベルに達するようにさせる。
ここで、図3を参照して、本実施の形態にかかる液晶パネル101の駆動方法例について説明する。図3は、本実施の形態にかかる液晶パネル駆動装置102の制御フローを示す図である。
メモリ111には、あらかじめこのLCD100のデフォルトの状態として、このLCD100が出力する基準輝度レベルのデジタルデータDdef、及びこのデータDdefに到達するまでの基準応答時間データTrise_defが格納されている。上述したように、基準輝度Ddefは、周囲温度が常温、バックライトが劣化していない状態(最適な状態)において、白表示の液晶パネル101の輝度を輝度センサ105によって測定し、A/Dコンバータ108で変換したデータである。また、Trise_defは、このLCD100において、動画応答特性が最適な場合の時間データである。このデフォルト状態のLCD100の輝度の立ち上がり遷移状態を図2中実線で示す。これらはともに、動画応答の基準となるデータとして記憶されている。
なお、基準の立ち上がり応答時間Trise_defとしては、以下のようにして測定することができる。まず、測定はバックライトから出射される光量が安定した状態で行う。バックライトの光量が安定した後、システム制御回路110は、初期設定モードに切り替える。この初期設定モードにおいて、システム制御回路110はバックライト制御回路113に制御信号を供給し、バックライトをオフ状態からオン状態へと変化させ、液晶パネル101に黒色からデフォルトの輝度レベル(白色)を表示するように映像処理回路103若しくは階調補正回路104から液晶パネル101へ映像信号を出力する。これにより、液晶パネル101の表示は、黒色から白色へと変化する。
なお、液晶パネル101に基準の白色に対応する表示信号を供給し、バックライトをオン状態からオフ状態にすることにより、液晶パネル101の表示を黒色から白色へと変化させるようにすることも可能である。
この表示信号の供給開始と平行して、輝度センサ105は、黒色からデフォルトの輝度レベルDdefへの輝度の遷移状態を検出し、輝度検出信号を出力する。輝度センサ105から出力される輝度検出信号は、微弱な信号であるため、アンプ106によって増幅し、CSH回路107により輝度検出信号の直流電圧をクランプし、輝度信号をサンプリングする。これにより、液晶パネル101の輝度の立ち上がり特性が検出される。この輝度信号は、A/Dコンバータ108においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。
また、この表示信号の供給開始と同時に、カウンタ回路109のカウントをスタートさせる。カウンタ回路109は、A/Dコンバータ108から出力される輝度データが、黒レベルからデフォルトの基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間をカウントする。これにより、液晶パネル101の輝度が、基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間Trise_defを測定することができる。
図3に示すように、まずバックライトの調整を行う。LCD100を使用していくと、バックライトの劣化などにより、基準の白色を表示したときの輝度レベル(A/Dコンバータ108からの出力:DADC)がDdefに達しない場合も考えられる。本実施の形態においては、まず、バックライトの輝度レベルがDdefに到達することを確認した後に、正確な応答特性の計測を行うことを基本とし、測定輝度DADCがDdefに達しない場合は、基準輝度レベルDdefを補正する。
このバックライトの調整は、電源投入直後には行わず、バックライトの光量が安定するまで一定時間を経過した後に行う必要がある。まず、システム制御回路110は、バックライトの輝度調整モードへと切り替える。そして、上述のとおり液晶パネル101に黒色からデフォルトの輝度レベル(白色)を表示するように表示信号を供給し、液晶パネル101の輝度レベル(DADC)を測定する(ステップS1)。
そして、デフォルトの輝度レベルDdefに対して、測定した輝度レベルDADCが劣化を示していないかのチェックを行う(ステップS2)。測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdefに対して小さい値である場合(YES)には、経時変化などによるバックライトの劣化と判断し、測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdef以上になるまで、システム制御回路110からバックライト制御回路113へ出力されるバックライトの輝度制御信号をインクリメントする(ステップS3、S6)。
なお、ステップS3、S6制御期間、このバックライト輝度制御信号が異常であるかどうかの判定を行う(ステップS4)。例えば、バックライトの制御範囲外など、過大な制御信号である場合(ステップS4YES)には、システムの異常とみなし、システム異常のシーケンスへ移行し(ステップS5)、処理を終了する。測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdef以上となったとき(ステップS6YES)に、バックライトの輝度調整を完了とする。
バックライトの補正を行った後の輝度レベルDADCは、メモリ111に記録し、それ以降これを新たなデフォルトデータDdefとして扱う(ステップS7)。
また、ステップS2において、測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdefと以上である場合(NO)には、経時変化などによるバックライトの劣化はないと判断し、システム制御回路110からバックライト制御回路113へ出力されるバックライトの輝度制御信号をインクリメントせず、ステップS8へ移行する。
バックライトの調整後、システム制御回路110は、オーバードライブ量調整モードへと切り替え、輝度の立ち上がり時間(測定応答時間)の測定を行う。液晶パネル101に表示させる画像パターンを黒色から白色(Ddefに相当する表示信号)にステップ的に変化させる。すなわち、液晶パネル101に供給する表示信号を、黒色表示に相当する表示信号から、Ddefに相当する表示信号に変化させる。この表示信号の供給開始と平行して、輝度センサ105を動作させ、液晶パネル101の表示画面の輝度の遷移状態を検出する。また、液晶パネル駆動装置102に内蔵されているカウンタ回路109のカウントをスタートさせる(ステップS8)。これにより、液晶パネル101の表示輝度がDdefに到達するまでの測定応答時間を測定する。
A/Dコンバータ108からカウンタ回路109へ出力される測定輝度レベルDADCが基準輝度レベルDdef以上になるまで、カウンタ回路109はカウントアップし、随時カウントデータTconを測定応答時間Triseとしてレジスタなどに記録する(ステップS9、ステップS12)。また、カウンタ回路109により応答時間の計測を行っている間に、この測定応答時間Triseが異常であるかどうかの判定を行う(ステップS10)。測定応答時間Triseがシステムの異常とみなす限界時間Tlimを超えた場合(ステップS10YES)には、システム異常のシーケンスへ移行し(ステップS11)、処理を終了する。
A/Dコンバータ108からカウンタ回路109へ出力される測定輝度レベルDADCが、基準の輝度レベルDdef以上となったとき(ステップ12YES)、A/Dコンバータ108からの測定輝度データの入力を禁止し、カウントをストップする(ステップS13)。このとき、Triseは輝度の立ち上がり測定時間データとなっている。
そして、測定応答時間Triseと基準応答時間Trise_defとを比較し(ステップS14)、これに応じてオーバードライブ量の調整を行う(ステップS15)。ステップS15(a)のように、測定応答時間Triseが基準応答時間Trise_defよりも大きい場合、液晶パネル101の温度が低い場合などのように、液晶の応答速度が遅くなっていると考えられる。この場合には、オーバードライブ量をUPさせて、液晶の応答速度をさらに向上させる。すなわち、例えば、図2中一点鎖線で示すように、液晶の応答速度が遅くなり、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が長くなった場合、補正演算回路112は階調補正回路104に対して、オーバードライブ量を上げるよう調整を行う。
また、ステップS15(b)のように、測定応答時間Triseが基準応答時間Trise_defと等しい場合、液晶の応答速度は変化していないと考えられる。この場合には、オーバードライブ量を変化させず、すでに設定されているオーバードライブデータを用いた液晶の応答速度とする。すなわち、液晶の応答速度が変化せず、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が等しい場合には、補正演算回路112は階調補正回路104に対して、オーバードライブ量の調整を行わない。
なお、本制御例では、理解を用意とする為に測定応答時間Triseが基準応答時間Trise_defと等しい場合としたが、搭載する機器の特性、バラツキを考慮して補正しない範囲に幅をもたせてもよい。
また、ステップS15(c)のように、測定応答時間Triseが基準応答時間Trise_defよりも小さい場合、液晶パネル101の温度が高い場合などのように、液晶の応答速度が速くなっていると考えられる。この場合には、オーバードライブ量をDOWNさせて、液晶の応答速度を制御する。すなわち、例えば、液晶の応答速度が速くなり、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が短くなった場合、補正演算回路112は階調補正回路104に対して、オーバードライブ量を下げるよう調整を行う。
例えば、液晶パネル101の輝度に応じたオーバードライブデータが設定された複数のルックアップテーブルを備えている場合、階調補正回路104は、補正演算回路112から入力される調整信号に応じて、最適なルックアップテーブルを選択し、オーバードライブ量を調整することができる。また、オーバードライブデータに、液晶パネル101の輝度の立ち上がり特性に応じた演算を行い調整量を加えてオーバードライブ量を調整してもよい。
図4は、本実施の形態にかかるLCD100における階調補正を説明する図である。図4(a)中実線で示すように黒表示信号から白表示信号に画像パターンを切り替える際に、一点破線で示すように表示信号のドライブ波形エッジにおいて、測定時間Triseに応じてオーバードライブ量を調整した表示信号を1フレーム間出力する。これにより、図4(b)に示すように、実線で示す補正なしの場合と比較すると、一点破線で示すオーバードライブ量を調整したほうが、応答特性を向上させることができる。
このように、本発明においては、液晶パネル101の輝度を測定することによって、液晶パネル101の動画応答性能を得る。このため、実際に視認する画像の輝度に応じて、オーバードライブ量の調整することができる。したがって、LCD100として動画応答性能を最適に調整することができ、最適な画像の表示を実現することが可能となる。
また、本実施の形態のように、バックライトを点滅させ擬似インパルス型表示を行う液晶表示装置においては、特に、液晶パネル101のみならず、バックライトを含めた液晶表示装置全体の動画応答特性を加味する必要がある。しかしながら、従来は液晶パネル101の温度のみしか着目していなかった。本発明においては、オーバードライブ量の調整を行うとき、バックライト制御回路113によりバックライトを間欠点灯させた状態で、画像パターンを黒色から白色に変化させたときの液晶パネル101の輝度変化を検出する。したがって、液晶パネル101のみならず、バックライトの応答特性なども加味して、オーバードライブ量を調整することが可能である。このため、従来よりもオーバードライブ量をさらに最適に調整することができる。
また、液晶分子は確かに、温度が高くなると粘度が低下し、動きがスムースになり、結果、動画に対して応答速度が速くなる方向にある。したがって、従来のように、液晶パネルの温度が高い場合にはオーバードライブ量を下げ、温度が低い場合にはオーバードライブ量を上げることによって、動画応答特性をより最適に近づけることが可能となる。しかしながら、個々の液晶パネルにおいて、絶対温度による動画応答性能は必ずしも一致しない。したがって、従来の液晶表示装置のように、同じ温度においてオーバードライブ量の調整量をすべて同一とした場合には、それぞれの液晶表示装置での最適な調整に対応していなかった。
本発明においては、LCD100を製品個別にそれぞれの輝度を輝度センサ105によって測定し、輝度の立ち上がり特性を検出する。そして、この立ち上がり特性に応じて最適なオーバードライブ量の調整を行う。このため、LCD100を量産した場合、構成する部材の製造バラツキによる応答性能劣化を抑制することができ、個々の装置に対してそれぞれ動画応答特性を最適に調整することができる。
なお、上述の実施の形態においては、バックライト制御回路113でバックライトのON/OFFさせ擬似インパルス発光とし、かつ、液晶パネル101の輝度に応じてオーバードライブ量を調整し動画特性を改善させる構成としたが、バックライト制御回路113を有しない構成とすることも可能である。すなわち、液晶パネル101の輝度変化に応じて、オーバードライブ量を制御する構成のみとしてもよい。
また、本実施の形態においては、バックライトを間欠点灯させて擬似インパルス型表示とし、動画応答性能を向上させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、1フレームごとに、黒表示に相当する階調信号を書き込んで、液晶パネル101で黒表示と画像表示とを交互に繰り返すようにしてもよい。また、液晶パネル101において、黒表示と画素表示とを交互に繰り返し、かつ、この黒表示と同期してバックライトを点滅させてもよい。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2について、図5を参照して説明する。図5は、本実施の形態にかかるLCD100'の構成を示す図である。本実施の形態において、実施の形態1と異なる点は、輝度センサ105の入射側にカラーフィルタ114を追加した点である。また、システム制御、バックライト制御、輝度検出信号の処理をCPU115にて行っている。図5において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態にかかるLCD100'は、画像表示を行う液晶パネル101と、液晶パネル101を駆動する液晶パネル駆動装置102'とを備えている。また、液晶パネル駆動装置102'は、映像処理回路103、階調補正回路104、輝度センサ105、カラーフィルタ(Filter)114、アンプ(AMP)106、クランプアンドサンプルホールド回路(Clamp&S/H)(以下、CSH回路とする)107、CPU115などを有している。このような構成とすることによって、実施の形態1と比較すると、より簡単な回路構成で上記のようにオーバードライブ量の調整を実現することが可能である。
なお、本実施の形態においても、液晶パネル101の動画応答性能を改善するため、CPUから出力されるバックライト制御信号により、図示しないバックライトを1フレームごとにON/OFFを切り替えて、擬似的にインパルス表示を行っている。
また、現行の液晶表示装置では、液晶パネル101に映像信号が入力されないすなわち無信号の場合には、液晶パネル101の表示画面一面に青色(ブルーバック)を表示させるのが一般的である。本実施の形態においては、黒表示からこのブルーバックの画面に遷移するタイミングで輝度の応答特性の測定を行い、これによってオーバードライブ量の調整を行う。
カラーフィルタ114は、450nmの波長に透過率のピークを有し、青色成分を抜き出す。すなわち、カラーフィルタ114は、入射する光のうち青色成分を透過させ、他の成分を吸収する。換言すると、本実施の形態においては、カラーフィルタ114は、液晶パネル101に映像信号が入力されない場合に当該液晶パネル101から出射される光の波長と略同一の波長成分を透過させる。現行のカラーセンサデバイスでは、このようなカラーフィルタを内蔵したものもある。このカラーセンサデバイスをカラーフィルタ114及び輝度センサ105として用いてもよい。
CPU115は、一般的なマイクロコントローラであり、内部に、A/Dコンバータ(ADC)108、カウンタ回路(COUNTER)109、メモリ(Memory)111(不揮発性Read/Writeメモリ)、PWM回路(PWM)116、ポート(Port)117、一致検出回路(コンペアレジスタ)(mpREG)118などを内蔵している。A/Dコンバータ108は、上述のA/Dコンバータ108と同様に、入力されるアナログの輝度信号をデジタル信号へと変換する。カウンタ回路109は、上述したカウンタ回路と同様に、輝度が所定のレベルに達するまでの時間をカウントする。
メモリ111は、液晶パネルのデフォルト値である基準輝度レベルDdef及びDdefに到達するまでの基準応答時間Trise_defを記憶している。本実施の形態においては、基準輝度レベルDdefは、周囲温度が常温、バックライトが劣化していない状態(最適な状態)において、青色を表示した液晶パネル101の輝度を輝度センサ105によって測定し、A/Dコンバータ108で変換したデータである。また、Trise_defは、このLCD100'において、黒色から青色への動画応答特性が最適な場合の時間データである。すなわち、周囲温度が常温、バックライトが劣化していない状態(最適な状態)において、基準輝度レベルDdefに到達するまでにかかる応答時間が最適となるように、あらかじめ階調補正回路104のルックアップテーブルにオーバードライブデータが設定されており、基準応答時間はこのオーバードライブデータを用いた場合に基準輝度レベルDdefに到達するまでの応答時間となる。
なお、本実施の形態においても、測定はバックライトから出射される光量が安定した状態で行う。基準で気レベルDdef、基準応答時間Trise_defはともに、動画応答の基準となるデータとして個々のLCD100に対して、それぞれ個別に測定されることが好ましい。なお、標準的なLCDのデータを基準データとして用いることも可能である。
また、PWM回路116は、バックライトのスタティックな輝度制御を行う。ポート117は、バックライトのON/OFFを制御し、バックライトを間欠点灯させる。一致検出回路118は、メモリ111内のデフォルトデータと測定された輝度レベルDADC、応答時間Triseなどの測定データが一致するかどうかを判定する。このCPU及びペリフェラルを用いて、実施の形態1において説明したように、輝度レベル及び応答時間などを測定し、オーバードライブ量の調整を行う。
ここで、上記の液晶パネル101の駆動方法については、実施の形態1と略同様であるため、図3を参照して説明する。実施の形態1において説明したように、まずバックライトの調整を行う。このバックライトの調整は、電源投入時には行わず、バックライトの光量が安定するまで一定時間を経過した後に行う必要がある。
まず、システム制御回路110は、バックライトの輝度調整モードへと切り替える。そして、液晶パネル101に黒色からデフォルトの輝度レベル(青色)を表示するように表示信号を供給する。カラーフィルタ114は、液晶パネル101から出射される光のうち、青色成分のみを透過させ、輝度検出信号をアンプ106に入力する。アンプ106は、この輝度検出信号を増幅し、CSH回路107により輝度検出信号の直流電圧をクランプし、輝度信号を抽出する。これにより、液晶パネル101の輝度の立ち上がり特性が検出される。この輝度信号は、CPU115に内蔵されているA/Dコンバータ108においてアナログ信号からデジタル信号に変換する。これにより、液晶パネル101の輝度レベル(DADC)を測定する(ステップ1)。
そして、デフォルトの輝度レベルDdefに対して、測定した輝度レベルDADCが劣化を示していないかのチェックを行う(ステップS2)。測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdefに対して小さい値である場合(YES)には、経時変化などによるバックライトの劣化と判断し、測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdef以上になるまで、PWM回路116から出力されるバックライトの輝度制御信号をインクリメントする(ステップS3、S6)。
なお、ステップS3、S6の制御期間、このバックライト輝度制御信号が異常であるかどうかの判定を行う(ステップS4)。例えば、バックライトの制御範囲外など、過大な制御信号である場合(ステップS4YES)には、システムの異常とみなし、システム異常のシーケンスへ移行し(ステップS5)、処理を終了する。測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdef以上となったとき(ステップS6YES)に、バックライトの輝度調整を完了とする。
バックライトの補正を行った後の輝度レベルDADCは、メモリ111に記録し、それ以降これを新たなデフォルトデータDdefとして扱う(ステップS7)。
また、ステップS2において、測定輝度レベルDADCがデフォルトの輝度レベルDdefと以上である場合(NO)には、経時変化などによるバックライトの劣化はないと判断し、システム制御回路110からバックライト制御回路113へ出力される、バックライトの輝度制御信号をインクリメントせず、ステップS8へ移行する。
バックライトの調整後、システム制御回路110は、オーバードライブ量調整モードへと切り替え、輝度の立ち上がり時間(測定応答時間)の測定を行う。液晶パネル101に表示させる画像パターンを黒色から白色(Ddefに相当する表示信号)にステップ的に変化させる。すなわち、液晶パネル101に供給する表示信号を、黒色表示に相当する表示信号から、Ddefに相当する表示信号に変化させる。この表示信号の供給開始と平行して、輝度センサ105を動作させ、液晶パネル101の表示画面の輝度の遷移状態を検出する。また、液晶パネル駆動装置102に内蔵されているカウンタ回路109のカウントをスタートさせる(ステップS8)。これにより、液晶パネル101の表示輝度がDdefに到達するまでの測定応答時間を測定する。
A/Dコンバータ108からカウンタ回路109へ出力される測定輝度レベルDADCが、基準輝度レベルDdef以上になるまで、カウンタ回路109はカウントアップし随時カウントデータTconを測定応答時間Triseとしてレジスタなどに記録する(ステップS9、S12)。また、カウンタ回路109により応答時間の測定を行っている間に、この測定応答時間Triseが異常であるかどうかの判定を行う(ステップS10)。測定応答時間Triseがシステムの異常とみなす限界時間Tlimを超えた場合(ステップS10YES)には、システム異常のシーケンスへ移行し(ステップS11)、処理を終了する。
A/Dコンバータ108からカウンタ回路109へ出力される測定輝度レベルDADCが、基準の輝度レベルDdef以上となったとき(YES)、A/Dコンバータ108からの測定輝度データの入力を禁止し、カウントをストップする(ステップS13)。
そして、一致検出回路118により測定応答時間Triseと基準応答時間Trise_defとを比較し(ステップS14)、これに応じてオーバードライブ量の調整を行う(ステップS15)。ステップS15(a)のように、測定応答時間Triseが基準応答時間Trise_defよりも大きい場合、液晶パネル101の温度が低い場合などのように、液晶の応答速度が遅くなっていると考えられる。この場合には、オーバードライブ量をUPさせて、液晶の応答速度をさらに向上させる。すなわち、例えば、図2中一点鎖線で示すように、液晶の応答速度が遅くなり、液晶パネル101の白表示の輝度が基準輝度レベルDdefに到達するまでの時間が長くなった場合、補正演算回路112は階調補正回路104に対して、オーバードライブ量を上げるよう調整を行う。
このように、本発明においては、実際に視認する画像の輝度に応じて、オーバードライブ量の調整することができ、LCD100'として動画応答性能を最適に調整することが可能となる。また、上記のような構成を適用することによって、黒色から青色に変化させオーバードライブ量の調整を行うことができる。このため、当該LCD100'をテレビに用いる際に、LCD100'のオーバードライブ量を新たに調整する必要がなくなる。また、既存のテレビシステムを用いて、動画応答性能の改善を比較的容易に実現することができる。
なお、本実施の形態においては、液晶パネル101に映像信号が入力されない場合に青色の表示を行うため、青色成分の光を透過させるカラーフィルタ114を用いて、黒色から青色に変化するときの輝度の立ち上がり特性によって、オーバードライブ量を調整する構成としたが、これに限定されない。例えば、液晶パネル101に映像信号が入力されない場合に赤色を表示するようなシステムの場合、黒色から赤色に変化するときの輝度の立ち上がり特性によって、オーバードライブ量を調整してもよい。この場合は、赤色成分の光を透過させるカラーフィルタ114を用いることによって実現できる。また、緑色成分の光を透過させるカラーフィルタ114を用いて、黒色から緑色に変化するときの輝度の立ち上がり特性によって、オーバードライブ量を調整する構成とすることも可能である。
また、上述の実施の形態2においては、ポート117でバックライトのON/OFFさせ擬似インパルス発光とし、かつ、液晶パネル101の輝度に応じてオーバードライブ量を調整し動画特性を改善させる構成としたが、バックライトを常時点灯させてもよい。すなわち、液晶パネル101の輝度変化に応じて、オーバードライブ量を制御する構成のみとしてもよい。また、バックライトを間欠点灯させるだけでなく、例えば、1フレームごとに、黒表示に相当する階調信号を書き込んで、液晶パネル101で黒表示と画像表示とを交互に繰り返すようにしてもよい。また、液晶パネル101において、黒表示と画素表示とを交互に繰り返し、かつ、この黒表示と同期してバックライトを点滅させてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、液晶テレビを代表する液晶テレビを代表する液晶パネルを使用するディスプレイ、特にバックライトを制御し画面の動画応答性改善を図った液晶表示装置において、最適な動画応答性能に調整することができる。また、液晶表示装置1台1台に対して、温度、構成する部材のバラツキを考慮した最適な動画応答特性を実現できる。
本発明にかかる液晶ディスプレイの構成の一例を示すブロック図である。 本発明にかかる液晶ディスプレイの輝度応答特性を示す図である。 本発明にかかる液晶パネル駆動装置の制御フロー例を示す図である。 本発明にかかる液晶ディスプレイにおける階調補正を説明する図である。 本発明にかかる液晶ディスプレイの他の構成例を示すブロック図である。 従来の液晶ディスプレイの構成を示す図である。 従来の階調補正回路の構成を示すブロック図である。 従来の液晶ディスプレイの輝度応答特性を示す図である。 従来の液晶ディスプレイにおける階調補正を説明する図である。 従来の動画応答補正手法の例を示す図である。
符号の説明
100、100' 液晶ディスプレイ
101 液晶パネル
102、102' 液晶パネル駆動装置
103 映像処理回路
104 階調補正回路
105 輝度センサ
106 アンプ
107 クランプアンドサンプルホールド回路
108 A/Dコンバータ
109 カウンタ回路
110 システム制御回路
111 メモリ
112 演算補正回路
113 バックライト制御回路
114 カラーフィルタ
115 CPU
116 PWM回路
117 ポート
118 一致検出回路

Claims (17)

  1. 入力階調信号をオーバードライブデータにより補正して表示信号を出力する階調補正回路を備える液晶パネル駆動装置であって、
    液晶パネルから出射される光の輝度を測定し、測定輝度を得る輝度センサと、
    前記測定輝度に基づいて前記オーバードライブデータを調整するオーバードライブ調整部とを備える液晶パネル駆動装置。
  2. 前記オーバードライブ調整部は、前記測定輝度が基準輝度に到達するときの輝度応答特性に基づいて前記オーバードライブデータを調整する請求項1に記載の液晶パネル駆動装置。
  3. 前記測定輝度が前記基準輝度に到達するまでにかかる測定応答時間を測定するカウンタ回路を備え、
    前記オーバードライブ調整部は、前記カウンタ回路によって測定された測定応答時間に基づいて前記オーバードライブデータを調整する請求項1又は2に記載の液晶パネル駆動装置。
  4. 前記基準輝度及び基準応答時間を格納するメモリを備え、
    前記オーバードライブ調整部は、前記メモリに格納された前記基準輝度及び前記基準応答時間と、前記測定輝度と前記測定応答時間とに基づいて、前記オーバードライブデータを調整する請求項1、2又は3に記載の液晶パネル駆動装置。
  5. 前記オーバードライブ調整部は、前記測定応答時間が前記基準応答時間より短い場合には前記オーバードライブデータを下げ、
    前記測定応答時間と前記基準応答時間とが等しい場合には前記オーバードライブデータを変化させず、
    前記測定応答時間が前記基準応答時間より長い場合には前記オーバードライブデータを上げるよう、オーバードライブの調整を行う請求項4に記載の液晶パネル駆動装置。
  6. 前記輝度センサの入射側に設けられ、前記液晶パネルから出射される光の波長と略同一の波長成分を透過させるカラーフィルタを備え、
    前記オーバードライブ調整部は、前記カラーフィルタを透過した光の輝度に基づいて前記オーバードライブデータを調整する請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶パネル駆動装置。
  7. 前記液晶パネルを間欠点灯させる点灯制御部を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶パネル駆動装置。
  8. 前記点灯制御部は、前記液晶パネルに照明光を照射する照明光源を間欠点灯させる請求項7に記載の液晶パネル駆動装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の液晶パネル駆動装置と、
    前記液晶パネル駆動回路によって駆動される液晶パネルとを備える液晶ディスプレイ。
  10. 入力階調信号をオーバードライブデータにより補正した表示信号を液晶パネルに入力する液晶パネルの駆動方法であって、
    液晶パネルから出射される光の測定輝度を測定し、
    前記測定輝度に基づいて前記オーバードライブデータを調整する液晶パネルの駆動方法。
  11. 前記液晶パネルから出射される光の輝度が安定するまで一定期間を経過した後に、前記液晶パネルから出射される光の測定輝度を測定する請求項10に記載の液晶パネルの駆動方法。
  12. 前記測定輝度が基準輝度に到達するときの輝度応答特性を測定し、
    前記輝度応答特性に基づいて前記オーバードライブデータを調整する請求項10又は11に記載の液晶パネルの駆動方法。
  13. 前記測定輝度が基準輝度に到達するまでにかかる測定応答時間を測定し、
    前記測定応答時間に基づいて前記オーバードライブデータを調整する請求項10、11又は12に記載の液晶パネルの駆動方法。
  14. 前記基準輝度及び基準応答時間をメモリに格納し、
    前記メモリに格納された前記基準輝度及び基準応答時間と、前記測定輝度と、前記測定応答時間とに基づいて、前記オーバードライブデータを調整する請求項10〜14のいずれか1項に記載の液晶パネル駆動装置。
  15. 前記測定応答時間と前記メモリに格納された前記基準応答時間とを比較し、
    前記測定応答時間が前記基準応答時間より短い場合には前記オーバードライブデータを下げ、
    前記測定応答時間と前記基準応答時間とが等しい場合には前記オーバードライブデータを変化させず、
    前記測定応答時間が前記基準応答時間より長い場合には前記オーバードライブデータを上げるよう、オーバードライブの調整を行う請求項14に記載の液晶パネル駆動装置。
  16. 前記液晶パネルに照明光を照射する照明光源を間欠点灯させ、
    前記液晶パネルから出射される光の輝度を制御する請求項10〜15のいずれか1項に記載の液晶パネルの駆動方法。
  17. 請求項10から16のいずれか1項に記載の液晶パネルの駆動方法により駆動される液晶パネルを備える液晶ディスプレイ。
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