JP2007196301A - 画像を用いた自動運転装置及び自動運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明光の状態等によらず、可動部の位置を正確に検出して制御を行うことが可能な自動運転装置及び自動運転方法を提供する。
【解決手段】1回の動作を分割した複数の動作ステップを経て移動し、動作を繰り返す可動部(10、20)を有する自動運転装置100は、露光量調節手段31により露光量を調節して可動部(10、20)を撮影した画像データを取得する撮像部30と、制御部であって、可動部(10,20)の移動及び停止を行う動作指示手段41と、画像データが可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定する画像適否判定手段42と、位置検出処理に適していると判定された画像データに基づいて可動部(10、20)の位置を検出する位置検出手段43と、可動部(10,20)の位置に基づいて可動部(10,20)が移動目的地に到達したか否か判定する移動終了判定手段44を有する制御部40とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を用いた自動運転装置及び自動運転方法に関するものであり、より詳しくは、1回の動作を複数の動作ステップに分割して移動する可動部を有し、その可動部を撮影した画像に基づいて可動部の位置を検出することにより、自律的に制御を行う自動運転装置及び自動運転方法に関する。
近年、様々な機械、装置の製造工程や検査工程において、自動化が益々進展し、様々な自動組み立て装置や自動検査装置といった設備が使用されるに至っている。例えば自動組み立て装置では、搬送されてくる部品を捕捉し、捕捉した部品を所定の組み立て位置へ搬送し、そして組み立て位置へ搬送された部品に、別の部品を組み込み、出来上がったものを排出するといった動作を行う。このようなそれぞれの動作を行うために、搬送ユニット、組み立てユニットといった複数の可動部が存在し、これらの可動部は、設備の一回の動作において、複数の動作ステップにしたがって移動する。そして、これらの可動部は、各動作ステップにおいて、所定の位置へ向けて、所定のタイミングで正確に動作することが求められる。
従来、こうした装置では、可動部の動作を制御するために、複数のセンサを用いて部品が供給されたか否か、部品が所定の搬送路に沿って正しく搬送されているか否かを調べ、或いは可動部が所定の位置に配置されているか否かを調べることが行われてきた。またこれらセンサは、可動部が所定の可動範囲を超えて動いた場合(オーバーラン)を検知して、その可動部を停止させるといったことにも用いられてきた。例えば、近接スイッチが、部品が所定の搬入路を運ばれてきたか否かを検知するために使用される。また、部品や可動部が、所定の位置に存在するか否かを調べるために、光電スイッチが用いられる。さらに、可動部が所定の位置に存在するか否か、或いはオーバーラン防止のため、可動部の動作端を検出するオートスイッチといったセンサがこうした用途に使用される。このように、動作制御を行うためには、各可動部等について上記のようなセンサを1個以上用いる必要があり、装置全体の大型化、高コスト化の一因となっていた。また、それぞれのセンサについて、正確な位置決めを行う必要があり、装置が複雑化し、含まれる可動部の数が増加するほどその調整に手間が掛かる要因となっていた。
一方、近年のビデオカメラや画像認識技術の発展に伴い、制御や監視の分野では、ビデオカメラを用いて動作対象物の画像を取り込み、その画像を解析して動作対象物の位置を特定し、目的地へ移動させるための制御を行う技術が開発されている(特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載された移動体移動制御システムは、識別用のマークを付した移動体をビデオカメラで撮影してその移動体の位置を特定する。そして、移動体移動制御システムは、検出された移動体の位置と目的地の情報に基づいて経路を設定し、その経路に沿って移動体を移動させる。このようなシステムでは、移動体を撮影するビデオカメラを用いることにより、上記のような様々なセンサを省略することができる。
しかし、上記のような移動体移動制御システムでは、移動体の位置を正確に認識するために、画像上で識別用のマークとその周囲の部分とを明確に区別できることが重要である。しかし、照明光の状態、又は照明光及びカメラの位置関係によっては、画像上で識別用のマークとその周囲の部分との判別が容易でない場合も生じる。例えば、移動体の位置、または照明光の位置によって、照明光が直接識別用のマークの近傍で反射される場合がある。このような場合、識別用のマーク及びその周囲全体が光ったようになる。そのような状態にある識別用のマークをカメラで撮影すると、マーク及びその周辺からに光による露光量がカメラの受光素子のダイナミックレンジを超えてしまい、カメラは露光量の差を階調として表現できなくなる。そのため、その撮影画像において、識別用のマーク及びその周囲全体の画素値が最大値近傍でほぼ一様となり、移動体移動制御システムは、識別用のマークを検出できない可能性がある。同様に、何らかの条件で照明光が僅かしか届かず、非常に暗い条件下で識別用のマークをカメラで撮影すると、識別用のマーク及びその周囲全体の画素値が最小値近傍でほぼ一様となり、やはり識別用のマークを検出できない可能性がある。
一方、画像処理による位置検出に使用するマーカであって、マークとその周辺部分の色を互いに相違させて、マーク自体のコントラストを高めることにより、カメラと照明の位置関係や照明の種類などの撮影条件の良否によらず、マークの検出を容易にすることを試みたマーカが開発されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2に記載されたマーカでは、例えマークとその周辺部分の色が大きく異なっていたとしても、マーカ自体に強い光が照射されると、上記と同様に、マーク及びその周辺が一様に光ったようになる。そのため、マーカを撮影した画像上では、上記と同様にマークとその周辺部分とを識別することは困難となる可能性がある。
そこで、照明光の状態及び照明光とカメラの位置関係によらず、画像を用いて可動部の位置を正確に検出可能な自動運転装置及び自動運転方法の開発が求められている。
再表2002−023297号公報 特開平7−210247号公報
上記の問題点に鑑み、本発明は、照明光の状態及び照明光源とカメラの位置関係によらず、可動部の位置を正確に検出して制御を行うことが可能な自動運転装置及び自動運転方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の形態によれば、本発明に係る自動運転装置(100、200)において、制御部(40)の画像適否判定手段(42)が可動部を撮影した画像データについて可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定し、位置検出手段(43)がその画像適否判定手段42において位置検出処理に適していると判定された画像データに基づいて可動部(10、20)の位置を検出することにより、照明光の状態及び照明光源と撮像部の位置関係によらず、可動部(10、20)の位置を正確に検出して制御を行うことができる。
また本発明の請求項2に記載の形態によれば、可動部(10,20)は検出マーク(13,14,25,26)を備え、画像適否判定手段(42)は、画像データから検出マーク(13,14,25,26)の面積を算出し、その面積が予め定められた範囲内に含まれる場合、その画像データは可動部(10,20)の位置検出に適していると判定する。
また本発明の請求項3に記載の形態によれば、検出マーク(13,14,25,26)は、光吸収材で形成される。照明光が直接検出マークに照射される場合であっても、検出マークで反射される光量を抑制し、撮像部のダイナミックレンジの範囲内で検出マークを撮影できるため、検出マークを識別して可動部の位置を正確に検出することが可能となる。
また本発明の請求項4に記載の形態によれば、検出マーク(13,14,25,26)の周囲が光反射材で形成される。画像データ上で、検出マークに相当する画素の画素値と、検出マークの周囲に相当する画素の画素値との差を大きくすることができるため、容易に検出マークを識別することができる。なお、検出マークの周囲とは、可動部を撮影した画像データ上で検出マークに相当する画素と隣接する画素として撮影される部分をいう。
また本発明の請求項5に記載の形態によれば、撮像部(30)が、互いに露光量の異なる第1及び第2の画像データを取得し、画像適否判定手段(42)は、第1の画像データについて可動部(10,20)の位置検出に適しているか否か判定し、第1の画像データが可動部(10,20)の位置検出に適していると判定された場合、位置検出手段(43)は、第1の画像データに基づいて可動部(10,20)の位置を検出し、第1の画像データが可動部の位置検出に適していないと判定された場合、位置検出手段(43)は、第2の画像データに基づいて可動部(10,20)の位置を検出する。このように露光量の異なる画像データのうち、一方が可動部の位置検出に適さない場合には、他方の画像データに基づいて可動部の位置検出を行うことにより、正確に可動部の位置を検出することができる。
また本発明の請求項6に記載の形態によれば、制御部(40)は適正露出算出手段(45)を有し、適正露出算出手段(45)は、画像適否判定手段(42)が画像データを可動部(10、20)の位置検出に適していないと判定した場合、画像データに基づいて適正露出情報を算出し、撮像部(30)は、適正露出情報に基づいて露光量を調節して再度画像データを取得する。このように、画像データが可動部の位置検出に適さない場合、露光量を調節して画像データを再取得することにより、正確に可動部の位置を検出することができる。
また本発明の請求項7に記載の形態によれば、適正露出算出手段(45)は、検出マーク(13,14,25,26)を含む関心領域を画像データの一部に設定し、関心領域内の平均画素値と予め定めた所定の画素値との差を算出し、その差が所定値以下となる露出を露出情報として算出する。このように画像データの一部に着目することにより、より正確に露光量を調節することができる。
また、請求項8の記載によれば、適正露出算出手段(45)は、検出マーク(13,14,25,26)の面積が予め定められた範囲よりも大きい場合、画像データの撮影時の露光量よりも露光量が大きくなるように適正露出情報を算出し、検出マーク(13,14,25,26)の面積が前記予め定められた範囲よりも小さい場合、画像データの撮影時の露光量よりも露光量が小さくなるように適正露出情報を算出する。
また、請求項9の記載によれば、本発明に係る自動運転装置(100、200)の自動運転方法は、複数の動作ステップのそれぞれにおいて、露光量を調節して可動部(10、20)を撮影した画像データを取得する画像データ取得ステップと、画像データが可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定する画像適否判定ステップと、画像データが位置検出処理に適していると判定された場合、画像データに基づいて可動部(10、20)の位置を検出する位置検出ステップとを有することにより、照明光の状態及び照明光源と撮像部の位置関係によらず、可動部の位置を正確に検出して制御することができる。
また本発明の請求項10に記載の形態によれば、本発明に係る自動運転装置の自動運転方法は、画像データ取得ステップは、互いに露光量の異なる第1及び第2の画像データを取得し、画像適否判定ステップは、第1の画像データについて、可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定し、位置検出ステップは、第1の画像データが可動部(10、20)の位置検出に適していると判定された場合、第1の画像データに基づいて可動部(10、20)の位置を検出し、第1の画像データが可動部(10、20)の位置検出に適していないと判定された場合、第2の画像データに基づいて可動部(10、20)の位置を検出する。
また本発明の請求項11に記載の形態によれば、本発明に係る自動運転装置の自動運転方法は、画像適否判定ステップにおいて画像データが可動部(10、20)の位置検出に適していないと判定された場合、画像データに基づいて適正露出情報を算出し、その適正露出情報に基づいて露光量を調節して画像データを再取得するステップを有し、再取得された画像データに基づいて画像適否判定ステップ、位置検出ステップ及び移動終了判定ステップの処理を行う。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、図面を参照しつつ本発明の自動運転装置を適用した自動組み立て装置100について詳細に説明する。
本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置100は、搬送ユニット、上下ユニットなど複数の可動部を有する。そして自動組み立て装置100は、1回の動作中に複数の動作ステップを有し、各動作ステップにおいて、所定の可動部がその動作ステップで定められた移動目的地へ移動する。自動組み立て装置100は、可動部を撮影した画像データに基づいて可動部に付されたマーカを検出することにより、可動部の位置を検出し、可動部が移動目的地へ移動したか否かを判断する。そして、可動部が移動目的地へ到達したと判断した場合、動作ステップを終了する。ここで、自動組み立て装置100は、可動部の位置検出処理において、異なる露光量で撮影した複数の画像データを使用する。そして自動組み立て装置100は、何れかの画像データにおいて可動部に付された検出マークの面積が所定の面積と一致するか否かを調べることにより、その画像データが可動部の位置検出に使用するために適切か否かを判定する。そして面積が一致する場合、画像データを用いて可動部の位置検出を行い、一致しない場合には、露光量の異なる他の画像データを用いて位置検出を行うことにより、正確に可動部の位置を検出することができる。
図1に、本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置100の機能ブロック図を示す。
本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100は、一例として、直径50mm、高さ50mmの円筒形をした基幹部品(ワーク)2の中心に、直径20mm、高さ10mmの円筒形の部品3を上方から嵌め込んで完成品4を製造するものである。
本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100は、ワーク2と部品3から完成品4の組み立てを行う組み立て装置本体部5と、組み立て装置本体部5の制御を行う制御装置6を有する。また組み立て装置本体部5は、可動部である搬送ユニット10及び上下ユニット20と、ワーク搬入部60、部品投入部70、組み立て部80及びワーク排出部90を有する。一方、制御装置6は、撮像部30、制御部40及び記憶部50を有する。
図2に、本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100の概略構成図を示す。
本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100では、ワーク2は、ワーク搬送路1に沿ってワーク搬入部60から搬入され、ワーク排出部90により排出される。一方、部品3は、部品投入部70により、ワーク搬入部60と略直交する方向から投入され、ワーク搬入部60とワーク排出部90の中間にある組み立て部80で、ワーク2に組み付けられる。
ワーク搬入部60は、前工程から送られてきたワークを連続的に自動組み立て装置100に搬入可能なように、ワークを載せて運ぶベルトコンベアで構成する。部品投入部70は、部品投入側から組み立て部80側へ緩やかな下降傾斜路であって、振動により、投入された部品3が徐々に組み立て部80側へ搬送される。ワーク排出部90は、ワーク搬入部60同様、ベルトコンベアで構成する。そして、搬送ユニット10が部品組み付け済みのワーク(完成品)4を組み立て部80側に最も近いワーク排出部90のワーク排出位置91に排出すると、その完成品4を載せて次工程へ搬送する。
搬送ユニット10は、ワーク搬送路1と略平行に取り付けられ、ワーク搬入部60の終端付近のワーク取得位置61にあるワーク2を捕捉し、ワーク排出部90の方へ平行移動して組み立て部80へ搬送する。さらに完成品4をワーク排出部90に存在するワーク排出位置91へと搬送する。組み立て部80に配置した上下ユニット20は、上部ユニット21が部品3を捕捉して上下運動し、下部ユニット22がワーク2を固定することにより、ワーク2に部品3を組み付けて完成品4を製造する。
搬送ユニット10は、ワーク搬送方向と略並行方法の長さ150mm、略垂直方向の幅50mmからなる部材11と、部材11の下部に取り付けられたグリッパ12及び駆動用のサーボモータを備える。グリッパ12は、ワーク搬送方向にワークの幅とほぼ等しい間隔で配置した2本の爪で構成し、ワーク搬送路1に沿って2セット配置する。
また搬送ユニット10は、ワーク搬送路1の存在する平面内で、ワーク搬送路1と直交する方向、及びワーク搬送路1と平行方向に移動可能である。また搬送ユニット10の原点位置を、搬送ユニット10がワーク搬送路1上にあるワーク2と接触しないよう、ワーク搬送路1から約30mm後方に離れた位置に設定する。そして、原点位置にある搬送ユニット10に送り動作を指示すると、ワーク搬送路1に沿って、ワーク排出方向へ向けて約70mm移動する(この移動先を便宜上送り位置と呼ぶ)。さらに、送り位置にある搬送ユニット10に、戻り動作が指示されると、原点位置へ戻るように、ワーク搬送路1に沿って、ワーク搬入方向に約70mm移動する。一方、原点位置若しくは送り位置にある搬送ユニット10に前進動作が指示されると、搬送ユニット10は、ワーク搬送路1上にあるワーク2又は完成品4を捕捉するため、若しくは保持しているワーク2又は完成品4をワーク搬送路1上にリリースするため、ワーク搬送路1に近づく方向に約30mm移動する。逆に、ワーク搬送路1に近接した位置にある搬送ユニット10に対し、後退動作が指示されると、搬送ユニット10はワーク搬送路1から離れる方向に約30mm移動する。
上下ユニット20は、上部ユニット21、及び下部ユニット22で構成される。下部ユニット22は組み立て部80へ搬送されてきたワーク2を固定する。一方、上部ユニット21は、開閉可能な爪からなるワークチャック23、及びワークチャック23が取り付けられるチャックシリンダ24、及びこれらを駆動するサーボモータを備えている。
上部ユニット21は、初期状態では、組み立て部80に搬送されてくるワーク2、部品3と衝突しないように、組み立て部80の上方に退避しておく。組み立て部80に部品3が来ると、上部ユニット21を下降させ、ワークチャック23を閉じて(チャック動作)部品3を保持する。部品3を保持すると、上部ユニット21は上方に移動する。その後ワーク2が組み立て部80へ搬送されてくると、再び上部ユニット21は下降し、ワーク2に部品3を挿入し、組み付ける。部品の組み付けが終わると、ワークチャック23は開いて(アンチャック動作)部品をリリースし、再び上部ユニット21は上方に移動する。この上下方向の移動距離は、組み立て部80にワーク2が存在する場合、約10mmであり、ワーク2が存在しない場合約60mmである。
ワークチャック23は、同一水平面内に並置される2本の爪で構成され、チャックシリンダ24の下部に設けられる。また、ワークチャック23の2本の爪は、それぞれチャックシリンダ24と長手方向の端部近傍の一点で取り付けられ、その取り付け点を中心として回転可能となっている。そして、ワークチャック23が部品3を把持するようにチャック動作を行う場合、両方の爪が略平行になるまでその間隔を狭めるように動作する。逆に、ワークチャック23が部品3を手放すようにアンチャック動作を行う場合には、両方の爪の間隔が開くように、それぞれの爪が最大で約15°ずつ回転移動する。
本実施形態によると、制御される対象である可動部に検出マークが形成される。すなわち、搬送ユニット10の部材11のワーク搬入部60側端部の上面に、直径5mmの円形を有する検出マーク13が、及びワーク排出部90側端部の上面に、直径5mmの円形を有する検出マーク14が取り付けられる。検出マーク13及び14は、撮像部30で撮影する画像データにおいて、搬送ユニット10がどの位置にあっても、どちらかの検出マークが写り込むようになっている。
ここで、検出マーク13及び14は、どのような照明環境下においても、画像データ上で識別を容易にするため、照明光の反射をできるだけ少なくすることが可能な光吸収材で形成される。検出マーク13及び14に使用される光吸収材は、例えば黒色のSiC系セラミック、AlN系セラミック、カーボン又は黒色の多孔性材料である。しかし検出マーク13及び14に使用される光吸収材としてはこれに限られるものではなく、他の光吸収材を使用してもよい。特に、検出マークに使用される光吸収材としては、照明光に含まれる各波長に対する平均の放射率が40%以上であることが好ましい。一方、検出マーク13及び14の周囲には、光反射材を配置することが好ましい。例えば、光反射材として、アルミニウムなどの金属薄膜を検出マーク13及び14の周囲にコーティングすることができる。また検出マーク13及び14の周囲は、照明光を乱反射して、不特定の方向に照明光を散乱させるように、微細な凹凸加工を表面に施すことが好ましい。また、検出マークに使用される光吸収材の放射率と、その周囲に配置される光反射材の放射率との差が大きいほど好ましい。逆に、検出マークを光反射材で形成し、その周囲に光吸収材を配置してもよい。このように、検出マークとその周囲の光放射率の差を極力大きくすることにより、画像データ上で検出マークとその周囲の画素値の差を大きくすることができ、その結果として、検出マークを容易に識別することができる。
さらに、本実施形態では、検出マーク13及び14を直径5mmの円形形状としたが、検出マーク13及び14の形状及び大きさは、これに限られない。検出マーク13及び14は、画像データ上で形状が判別できる程度の大きさを有していればよい。また検出マーク13及び14は、例えば、ドーナツ型、四角形、三角形等であってもよく、検出マーク13及び14の周囲の構造物と明確に違う形状を有することが好ましい。
さらに、上下ユニット20の上部ユニット21においても、チャックシリンダ24の上面に検出マーク25が取り付けられている。検出マーク25は、搬送ユニットに取り付けた検出マーク13、14と同様に、光吸収材で形成され、直径5mmの円形を有している。さらに、撮像部30で撮影する画像データにおいて、上部ユニット21が如何なる位置にあっても、検出マーク25が写り込むよう配置されている。同様に、チャック23の上面にも、検出マーク26が付される。検出マーク26も、搬送ユニットに取り付けた検出マーク13、14と同様に、光吸収材で形成され、直径5mmの円形を有している。また検出マーク26は、チャック23の開閉によらず、撮像部30で撮影する画像データに写り込むように配置されている。なお、検出マーク13、14、25及び26は、同じ大きさ及び形状に限定されない。各検出マークは、それぞれ異なる大きさ及び/又は形状を有していていもよい。
撮像部30は、例えばCCDカメラ等で構成され、自動組み立て装置100の可動部である搬送ユニット10及び上下ユニット20の全可動範囲を1枚の画像データに含めるように撮影する。また撮像部30は、1台若しくは複数のカメラで構成し、設備に含まれる全ての可動部は、何れかのカメラで撮影されるように構成してもよい。さらに、可動部の移動を画像データ上の位置の変化として捉えられるように、撮像部30を撮影対象である各可動部の動作平面から離れたところに配置することが好ましい。
また、撮像部30は、撮影時の露光量を調節する露光量調節手段31を有する。露光量調節手段31は、例えば、絞りの直径が可変な開口絞り、撮影時の露光時間を調節可能な電子シャッタ又は機械式シャッタ、若しくはそれらの組み合わせである。露光量調節手段31は、制御部40からの制御信号に基づいて露光量を調節する。例えば、露光量調節手段31は、開口絞りの絞り径を大きく若しくは小さくすることにより、又は電子シャッタによる露光時間を長く若しくは短くすることにより、撮影される画像データの露光量を調節する。ただし、シャッタ速度を変化させて露光量を調節する場合、可動部の位置を正確に検出するために、画像データ上で移動中の可動部が静止しているように見える範囲でシャッタ速度を変化させることが好ましい。
さらに撮像部30は、可動部の動作を逐次捉えられるように、連続的に撮影可能であることが好ましく、例えばビデオレート(30Hz)で撮影を行う。そして撮影した画像データは制御部40へ送信され、必要に応じて記憶部50に保存される。
次に、制御部40及び記憶部50について説明する。
制御部40及び記憶部50は、パーソナルコンピュータ(PC)及びその周辺機器で構成することができる。ここで制御部40は、PCの中央演算装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの半導体メモリ、PCに読み込まれたプログラム、及びRS232Cといった外部出力ポートなどで構成される。さらに、搬送ユニット10などの可動部に対して制御信号を与えるためのドライバを内蔵する。そして、外部出力ポートを通じて各可動部に接続される。
図1に示すように、制御部40は、可動部に対して移動・停止などの制御信号を与える動作指示手段41と、撮像部30から取得した画像データが、その動作ステップで移動した各可動部の位置検出を行うために適切な露光量で撮影されたか否かを各可動部について判定する画像適否判定手段42と、各可動部の位置を検出する位置検出手段43と、検出された位置に基づいて、各可動部が移動目的地に到達したか否かを判定する移動終了判定手段44などで構成される。
動作指示手段41は、動作ステップ毎に、記憶部50に記憶されている動作指示情報を参照して、可動部に対して所定の方向へ移動・停止などの制御信号を与える。また、動作指示手段41は、搬送ユニット10と上下ユニット20が同時に動作する場合など、複数の可動部が動作する場合には、必要に応じて移動開始のタイミングをずらし、物理的な干渉を起こさないよう制御する。そして、それらの制御信号は、内蔵のドライバを通じて、各可動部へ送信される。
ここで動作指示情報は、各動作ステップ毎に設定される。そして動作指示情報は、各可動部ごと設定された移動目的地の画像データ上の座標値、及びその座標値からのずれ量の許容範囲を含む。さらに動作指示情報は、動作指示手段41を通じて各可動部を移動させる方向に相当する制御信号を表す移動方向情報を保持することができる。例えば、可動部の一つである搬送ユニット10を前進動作させる場合は‘1’、後退動作させる場合は‘−1’と予め設定しておくことにより、制御部40は、動作指示情報を読み込み、動作指示情報に含まれる各可動部の移動方向情報を参照することにより、各可動部を所定の方向へ移動させることができる。
画像適否判定手段42は、撮像部30から受信した画像データを解析し、画像データが可動部の位置を検出するために適しているか否かを判定する。ここで、画像データが適しているか否かの判定は、可動部が適正な露出で撮影されたか否かに基づいて行う。可動部が適正な露出で撮影されていれば、画像データ上で可動部に付された検出マークとその周辺部分との間に、画素値に比較的明確な差異が生じる。そのため、容易に検出マークをその周辺部分と識別することができる。
そこで、画像適否判定手段42は、係る判定を行うために、例えば画像データから可動部に付された検出マークを2値化により検出する。そしてその検出マークの面積が予め求められた値と一致するか、又は検出マークの面積と予め求められた値との差が許容範囲内の場合、画像適否判定手段42は、その画像データを可動部の位置検出を行うのに適していると判定する。そして画像適否判定手段42は、その画像データを位置検出手段43へ渡す。
一方、検出マークの面積が予め求められた値と一致せず、かつ検出マークの面積と予め求められた値との差が許容範囲から外れる場合、画像適否判定手段42は、その画像データを可動部の位置検出を行うのに適していないと判定する。そして画像適否判定手段42は、画像データが可動部の位置検出を行うのに適していないと判定した場合、異なる露光量で撮影された別の画像データに対して同様の判定を行うようにしてもよい。
ある動作ステップにおいて、複数の可動部が移動する場合、画像適否判定手段42は、それぞれの可動部毎に上記の判定を行う。したがって、例えば、搬送ユニット10と上下ユニット20が同時に移動する動作ステップにおいて、搬送ユニット10の位置検出に適した画像データと、上下ユニット20の位置検出に適した画像データが異なる場合には、それぞれの画像データをどの可動部の位置検出に用いるかの情報とともに位置検出手段43に渡す。そのため、自動組み立て装置100は、可動部を撮影する際に露光量を調節した一枚の画像データを用いるよりも、より正確に可動部の位置を検出することができる。
以下に、画像適否判定手段42において、画像データが検出マークの位置検出を行うために適しているか否かを判定する処理を、検出マーク13について判定する場合を例として説明する。
最初に、現在の動作ステップにおいて、搬送ユニット10に付された検出マーク13が存在する可能性のある領域に関心領域を設定する。図3は、撮像部30で撮影した画像データImg1上に設定された関心領域の概略を示す図である。この関心領域には、検出マーク13以外の検出マークを含まないように設定することが好ましい。他の検出マークを誤って検出することを防止するためである。図3に示すように、関心領域ROI1は、検出マーク13を含むように設定される。また、以下の処理は関心領域ROI1内だけで行う。扱うデータ量が少なくなり、処理を高速化できるためである。
次に、画像適否判定手段42は、画像データを検出マークとそれ以外に分離可能するために、閾値Thdを用いて2値化する。ここで検出マーク13は、上記のように光吸収体で形成されるため、輝度が高い程画像データ中の画素値が高くなるとすれば、画像適否判定手段42は、2値化閾値Thd未満の画素値を有する画素を検出マークとして検出する。なお2値化の閾値Thdは、撮像部30で実際に撮影した画像データに基づいて、経験的に設定する。
画像適否判定手段42は、2値化が終了すると、検出マーク13に相当する画素の画素数を計数する。そして、画素数の合計Sを、検出マーク13の面積とする。
そして、画像適否判定手段42は、算出された検出マーク13の面積Sと予め算出された検出マーク13の面積Sとの差の絶対値|ΔS|(=|S−S|)を求める。そしてΔSが、予め定められた閾値Thd未満の場合、画像適否判定手段42は、その画像データを検出マーク13の位置検出に適していると判定する。一方、|ΔS|が閾値Thd以上の場合、画像適否判定手段42は、その画像データを検出マーク13の検出には適さないと判定する。なお、上記の閾値Thdは、撮像部30で実際に撮影した画像データに基づいて、経験的に設定する。
また、画像データが検出マークの位置検出を行うために適しているか否かを判定する処理は、上記に限られない。例えば、検出マークの面積を使用する代わりに、検出マークの外周の長さを用いてもよい。ここで検出マークの外周の長さは、以下のように求めることができる。まず、画像適否判定手段42は、上記のように2値化処理を行って検出マークをその周囲と分離する。画像適否判定手段42は、検出マークに相当する画素のうち、隣接画素に検出マーク以外に相当する画素を有する画素のみをさらに抽出する。そして画像適否判定手段42は、抽出された画素の数を計数し、その画素数を検出マークの外周の長さとすることができる。
さらに、画像データが検出マークの位置検出を行うために適切か否かを判定する処理は、検出マークの形状が正しく検出できるか否かに基づいて行ってもよい。
この場合、画像適否判定手段42は、画像データを2値化する代わりに、検出マークの外形形状に沿って存在する、近傍画素との信号値の差が大きい画素(エッジ画素という)を検出する。例えば、画像データ上で、検出マークが図4(a)に示される略円形状をしており、検出マークに相当する画素が、その周辺画素と比較して輝度が低い(画素値が小さい)とする。画像適否判定手段42は、図4(b)に示すように、検出マークの外形形状に沿って差分演算を行うフィルタを用いて、関心領域内の全画素についてフィルタリング処理を行う。そして画像適否判定手段42は、フィルタリング処理の出力値のうち、最も大きい値Fmaxを算出する。その最大出力値Fmaxが、予め定められた所定の閾値Thdよりも大きい場合、画像適否判定手段42は、その画像データを検出マークの位置検出に適していると判定する。逆に、最大出力値Fmaxが閾値Thd以下の場合、画像適否判定手段42は、その画像データを検出マークの位置検出に適さないと判定する。
位置検出手段43は、画像適否判定手段42が検出マークの位置検出に適していると判定した画像データを解析し、画像データ上で可動部の位置を認識する。
ここで可動部の位置は、上記のように、可動部に付された検出マークの位置として表される。このとき、位置検出手段43は、例えば上記のように画像適否判定手段42において2値化によって検出マークに相当する画素が検出されている場合、その検出マークに相当する画素の重心Mを、検出マークの位置とすることができる。
また位置検出手段43は、画像適否判定手段42において、図4(b)のフィルタを用いて検出マークのエッジ画素が検出されている場合、フィルタリング処理の出力値が最大出力値Fmaxとなったときのフィルタの中心画素Cと一致する画素を、検出マークの中心Mとして検出する。そして位置検出手段43は、検出マークの中心Mを可動部の位置とすることができる。
なお、本発明で使用可能な位置検出処理は上記のものに限られず、他にもパターンマッチングに基づく処理などを使用することができる。
移動終了判定手段44は、位置検出手段43で検出した可動部の位置と記憶部50に記憶されている動作指示情報を参照して、可動部が各動作ステップにおける移動目的地に到達したか否かを判定する。そして、移動目的地に到達したと判定した場合、動作指示手段41を通じて、可動部を停止させる。
なお、可動部が移動目的地に到達したか否かについては、以下のように判定できる。まず、動作指示情報から、可動部に対する、その動作ステップにおける移動目的地Pを取得する。そして、位置検出手段43により検出した可動部の位置と、移動目的地Pとの距離dを算出する。その距離dが所定の閾値Thd以下であれば、移動終了判定手段44は、可動部が移動目的地Pに到達したと判定する。そして、制御部40は、動作指示手段41を通じて、可動部を停止させる。一方、距離dが上記の閾値Thdよりも大きい場合には、可動部は移動を終了していないと判定する。なお、所定の閾値Thdは、画像データの解像度と要求される可動部の位置精度に基づいて決定されるが、例えば1画素のような値とすることができる。
移動終了判定手段44は、その動作ステップで移動する可動部のうち、何れか一つでも移動目的地に到達していないと判定した場合、解析に使用した画像データを廃棄する。そして制御部40は、全ての可動部が移動終了したと判定されるか、動作ステップを開始してからの経過時間が、所定のタイムアウト時間Toutを超えるまで、撮像部30から画像データを再取得し、画像適否判定手段42、位置検出手段43、移動終了判定手段44での処理を繰り返す。所定のタイムアウト時間Toutを超えても、全ての動作ステップが移動終了したと判定することができない場合、制御部40は、動作指示部41を通じて全ての可動部の移動を停止する。さらに、制御装置6にLCDディスプレイなどの表示装置が接続されている場合、その表示装置を通じて警告メッセージの表示を行ってもよい。
なお、上記において、位置検出手段43及び移動終了判定手段44の処理は、画像適否判定手段42で可動部の位置検出を行うことが適していると判定した画像データについて行ったが、位置検出手段43及び移動終了判定手段44の処理を、全ての画像データに対して行ってもよい。全ての画像データに対して行う場合には、可動部が移動を終了したと判定されるためには、画像適否判定手段42が画像データを可動部の位置検出を行うことが適していると判定し、かつ移動終了判定手段44が、その可動部が移動を終了したと判定することが必要となる。
記憶部50は、フラッシュメモリのような不揮発性メモリ、ハードディスクのような磁気記録媒体、CD−ROM、CD−RAM、DVD−ROM、DVD−RAMなどの光記録媒体で構成される。また、記憶部50は、動作指示情報など各種の制御情報及び撮像部30で撮影された画像データ等を保存する。
以下に、各動作ステップにおける、本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置100の動作について説明する。
図5は、自動組み立て装置100の1回の動作を示すフローチャートである。自動組み立て装置100は、1回の動作で一つのワーク2と一つの部品3から完成品4を組み立てる。
以下に説明する各動作ステップでは、搬送ユニット10などの可動部が所定位置まで移動したか否かを、撮像部30が撮影した画像データに基づいて制御部40が判断し、所定位置に存在すると判断した場合、その動作ステップを終了する。そして、その所定位置は、次の動作ステップにおける、各可動部の基準位置となる。
初期状態では、搬送ユニット10は原点位置、上下ユニット20については、上部ユニット21が上方に退避した位置に存在する。
最初に、制御部40は、動作指示手段41を通じて搬送ユニット10に対してワーク搬送路1に近づくよう前進動作させる制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、搬送ユニット10がワークを掴むために前進動作する(ステップS101)。
制御部40は、搬送ユニット10の前進動作は終了したと判定した場合、動作指示手段41を通じて搬送ユニット10のサーボモータに搬送ユニット10を後退動作させるよう制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、搬送ユニット10はワーク2を保持したまま後退動作を行う(ステップS102)。この後退動作に伴って、ワーク2に取り付ける部品3が、部品投入部70より組み立て部80に移動する。
制御部40は、搬送ユニット10の後退動作は終了したと判定した場合、動作指示手段41を通じて上部ユニット21のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、上部ユニット21が下降する(ステップS103)。
制御部40は、上部ユニット21の下降動作は終了したと判定した場合、次の動作として、ワークチャック23を閉じるよう、動作指示手段41を通じて上部ユニット21のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づいてワークチャック23が閉じる。そしてワークチャック23が組み立て部80にある部品3を捕捉する(チャック動作)(ステップS104)。
制御部40は、ワークチャック23のチャック動作が終了したと判定した場合、動作指示手段41を通じて上部ユニット21のサーボモータに上部ユニット21を上昇させるよう制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、上部ユニット21は部品3を保持したまま上昇する(ステップS105)。
制御部40は、上部ユニット21の上昇動作は終了したと判定した場合、次の動作として、搬送ユニット10を送り動作させ、その後前進動作させるよう、動作指示手段41を通じて搬送ユニット10のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、搬送ユニット10は、ワーク2を組み立て部80に搬送するためにワーク2を保持したままワーク搬送路1に沿って送り動作し、その後前進動作する(ステップS106)。
制御部40は、搬送ユニット10の移動は終了したと判定した場合、次の動作として、上部ユニット21を下降させるよう、動作指示手段41を通じて上部ユニット21のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、上部ユニット21が下降し、組み立て部80にあるワーク2に、部品3を取り付ける(ステップS107)。この時、下部ユニット22は、ワーク2を固定する。
制御部40は、上部ユニット21の下降動作は終了したと判定した場合、次の動作として、搬送ユニット10に後退動作させ、その後戻り動作をさせる。同時に、ワークチャック23に対し、部品3をリリースするよう開く動作(アンチャック動作)を行わせる。そのため、制御部40は、動作指示手段41を通じて、搬送ユニット10のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づき、搬送ユニット10がワーク2をリリースして後退し、その後戻り動作して原点位置に復帰する。同時に、制御部40は上部ユニット21のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づき、ワークチャック23はアンチャック動作を行う(ステップS108)。
搬送ユニット10の移動完了、ワークチャック23のアンチャック動作の完了が確認されると、制御部40は、次の動作として、上部ユニット21を上昇させるよう、動作指示手段41を通じて上部ユニット21のサーボモータに制御信号を送信する。その制御信号に基づき、上部ユニット21は上昇する(ステップS109)。
制御部40は、上部ユニット21の上昇動作は終了したと判定した場合、次の動作として、部品組み付け済みのワーク(完成品)4を捕捉するため、搬送ユニット10を前進させる。そのため、制御部40は、動作指示手段41を通じて搬送ユニット10のサーボモータに対して制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、搬送ユニット10は前進動作する(ステップS110)。
制御部40は、搬送ユニット10の前進が終了したと判定した場合、動作指示手段41を通じて搬送ユニット10のサーボモータに対して後退動作をさせる制御信号を送信する。その制御信号に基づいて、搬送ユニット10は完成品4を保持したまま後退する(ステップS111)。
制御部40は、搬送ユニット10の後退が終了したと判定した場合、動作指示手段41を通じて、搬送ユニット10のサーボモータに対して送り動作及び前進動作をさせる制御信号を送信する。その制御信号に基づき、搬送ユニット10は完成品4をワーク排出部90へ排出するために、完成品4を保持したまま、送り動作し、その後前進する(ステップS112)。
制御部40が搬送ユニット10の前進終了を確認すると、完成品4がワーク排出部90のワーク排出位置91に排出される。そして、制御部40は、動作指示手段41を通じて搬送ユニット10のサーボモータに対して、後退動作した後戻り動作を行うよう制御信号を送信する。そしてその制御信号に基づき、搬送ユニット10は原点位置に復帰する(ステップS113)。
上記のように、自動組み立て装置100は、ステップS101からS113までを1サイクルとして繰り返し動作することによって、ワーク2と部品3を組み立てて完成品4を製造する。
次に、自動組み立て装置100の各動作ステップにおける動作フローを説明する。
なお、自動組み立て装置100の動作は、可動部に出力される制御信号など、扱われる信号及びデータを除けば、動作ステップによって異なるところはないため、以下では、任意の動作ステップk(k=S101,S102,・・・,S113)についてのみ説明する。
まず、各動作ステップにおける自動組み立て装置100の動作フローの概略を説明する。自動組み立て装置100の撮像部30は、露光量を比較的大きくして撮影した画像データImgと、画像データImgよりも露光量を少なくして(例えば、露光量を1/2、1/4にして)撮影した画像データImgとを撮影する。そして自動組み立て装置100の制御部40は、それら画像データImg、Imgについて、可動部の位置検出に適しているか否かを判定し、且つ可動部の位置検出に適している画像データから可動部の位置を検出して、移動が終了したか否かを判定する。制御部40は、その動作ステップで移動する全ての可動部が移動を終了したと判定した場合、その動作ステップを終了する。一方、何れかの可動部が動作中であると判定すれば、画像データImg、Imgを再度取得して、画像データの適否判定及び可動部の移動終了判定を繰り返す。
このように、自動組み立て装置100は、露光量の異なる2枚の画像データを取得し、適正な露光量の方の画像データを用いて可動部の位置検出を行うため、照明光源の位置や明るさが変化しても、正確に可動部の位置を検出することができる。
図6に、動作ステップkにおける、自動組み立て装置100の動作フローチャートを示す。
まず、制御部40は、記憶部50から動作指示情報を読み込み、その動作指示情報から動作ステップkにおいて移動する可動部を特定する。そして制御部40は、動作指示部41より、動作ステップkにおいて移動を行う可動部に対して、移動を行わせる制御信号の出力を開始する。その後可動部である搬送ユニット10又は/及び上下ユニット20が移動を開始する(ステップS201)。
次に、撮像部30は、比較的露光量を大きくして可動部を撮影した画像データImgを取得する(ステップS202)。そして、その露光量の大きい画像データImgを記憶部50に記憶する。次に、撮像部30は、露光量を小さくして可動部を撮影した画像データImgdを取得する(ステップS203)。そして、画像データImgと同様に、記憶部50に記憶する。
次に、制御部40は、その動作ステップkで移動する可動部のうち、着目する可動部を可動部iとして設定する(ステップS204)。そして、制御部40は画像データImgを記憶部50から取得し、制御部40の画像適否判定手段42は、画像データImgが可動部iの位置検出に適しているか否かの指標(例えば、検出マークの面積)を算出する。また制御部40の位置検出手段43は、その画像データImgを解析して可動部iの位置を検出する(ステップS205)。
その後、画像適否判定手段42は、画像データImgが、可動部iの位置検出に適しているか否か判定する。同時に、制御部40の移動終了判定手段44は可動部iが移動終了したか否かを判定する(ステップS206)。画像データImglが可動部iの位置検出に適していると判定され、且つ可動部iが移動終了したと判定される場合、制御部40は、動作指示部41を通じてその可動部iに対して停止する旨の制御信号を出力し、可動部iの移動を停止させる(ステップS207)。
一方、ステップS206において、画像データImgが可動部iの位置検出に適していないと判定されるか、又は可動部iは移動終了していないと判定される場合、制御部40は、画像データImgを取得する。そして制御部40の位置検出手段43は、その画像データImgを解析して可動部iの位置を検出する(ステップS208)。そして、制御部40の移動終了判定手段44は可動部iが移動終了したか否かを判定する(ステップS209)。
ステップS208において、可動部iが移動終了したと判定される場合、制御部40は、制御をステップS207へ進め、可動部iの移動を停止する。
ステップS207の後、制御部40は、動作ステップkで移動する全ての可動部が移動を終了したか否かを判定する(ステップS214)。もし、何れかの可動部について、未だ動作中のものがあれば、その動作中の可動部を可動部iとして設定する(ステップS215)。そして、制御部40は、制御をステップS205の前へ戻す。
一方、ステップS214において、制御部40は、全ての可動部が移動を終了したと判定すると、動作ステップkを終了する。
また、ステップS209において、可動部iは移動終了していないと判定される場合、制御部40は、画像データImg及びImgについて、動作ステップkで移動する全ての可動部について移動終了判定(ステップS205〜S209)を行ったか否かを調べる(ステップS210)。そして、何れかの可動部について移動終了判定が行われていない場合、制御部40は、まだ移動終了判定が行われていない可動部を可動部iとして設定する(ステップS211)。そして制御部40は、制御をステップS205の前に戻す。
一方、ステップS210において、動作ステップkで移動する全ての可動部について移動終了判定が終了していると判定された場合、制御部40は、動作ステップkの開始からの所要時間tを、所定のタイムアウト時間Toutと比較する(ステップS212)。そして、所要時間tがタイムアウト時間Tout未満であれば、制御部40は、制御をステップS202の前に戻し、画像データImg、Imgを再取得して上記の処理を繰り返す。一方、ステップS212において、所要時間tがタイムアウト時間Tout以上であれば、制御部40は、自動組み立て装置100に何らかの異常が発生したものと判断し、自動組み立て装置100を停止する。また必要に応じて警告の表示を行うようにしてもよい(ステップS213)。
以上説明してきたように、自動組み立て装置100は、露光量の異なる2枚の画像データを取得し、適切な露光量の方の画像データを用いて可動部の位置検出を行うため、照明光源の位置や明るさが変化しても、正確に可動部の位置を検出することができる。
なお、上記の動作フローでは、画像データImgの位置検出処理への適否判定、及び可動部iの移動終了判定を合わせて実施したが、画像データImgの可動部iの位置検出処理への適否判定と可動部iの移動終了判定を分けて実施してもよい。この場合、例えば、上記のステップS205では、画像データImgの可動部iの位置検出処理への適否の指標(例えば検出マークの面積)を算出し、ステップS206では、その適否の判定のみを行う。そして、画像データImgは可動部iの位置検出処理に使用可と判定された場合、上記のステップS206とS207の間で、画像データImgに基づいて可動部iの位置検出及び移動終了判定を行う。そして、可動部iは移動終了していると判定されればステップS207へ移行する。一方、可動部iは移動終了していないと判定されれば、制御部40は、ステップS210へ制御を移行する。
このように、画像データImgの可動部iの位置検出処理への適否判定と可動部iの移動終了判定を分けて実施すれば、画像データImgが、可動部iの位置検出処理の使用に適さないと判定された場合に、可動部iの位置検出処理及び移動終了判定処理を省略することができる。
次に、本発明の自動運転装置を適用した第2の実施形態である自動組み立て装置200について図7を参照しつつ説明する。なお、図7において、本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100と同一の機能を有するものには、同一の番号を付する。
本発明の第2の実施形態である自動組み立て装置200は、制御部40内に適正露出算定手段45を備える点で本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100と相違し、その余は同一である。そして、本発明の第2の実施形態である自動組み立て装置200は、可動部の位置検出処理において、まず所定の露光量で撮影した画像データを使用する。そして自動組み立て装置200は、その画像データが可動部の位置検出処理に適しているか否かを判定し、適していないと判定した場合、適正露出算定手段45において、次に撮影する際の露光量を算出する。そして、自動組み立て装置200の撮像部30は、算出された露光量になるように、露光量調節手段31により調節された露光量で再度画像データを取得する。そして再取得された画像データを用いて、可動部の位置検出への適否判定及び可動部の位置検出を行う。
このように、本発明の第2の実施形態である自動組み立て装置200は、画像データが可動部の位置検出処理に適さないと判定された場合に適正となる露光量を算出する適正露出算定手段45を有しているため、一度に複数の画像データを取得する必要がない。そのため可動部の移動終了判定を高速に行うことができる。
以下では、第1の実施形態である自動組み立て装置100と相違する点を中心に説明する。
制御部40に含まれる適正露出算定手段45は、画像データ中の所定の関心領域内の画素値、その画像データを撮影した際の撮像部30の露出情報(例えば、Fナンバー、シャッタ速度)、及び階調曲線に基づいて、適正露出を算出する。
適正露出の算出には、公知の適正露出算出方法を使用することができる。以下に一例を説明すると、適正露出算定手段45は、着目する可動部について設定された関心領域内の平均信号値Pavを算出する。そして適正露出算定手段45は、平均信号値Pavと、画素値の取り得る値の中間値P(例えば、画素値が0−255の256階調で表現される場合、P=127)との差P(=Pav−P)を求める。次に適正露出算定手段45は、階調変換曲線を用いて、その差Pを0にするような露出補正量を求める。最後に、適正露出算定手段45は露出情報及び露出補正量から適正な露出となる露出情報を改めて算出する。
簡単な例を用いて具体的に説明する。簡単化のために、階調変換曲線は、入力を露光量とし、出力を画素値とする直線とする。そして、ある露光量を基準として、露光量が4倍になると画素信号値が50大きくなるとする。また、撮像部30の露光量調節手段31は、撮影時のシャッター速度は変化させず、開口絞りの絞り径を変化させて露光量を調節するものとする。今、Fナンバー=4で撮影された画像データに基づいて、上記の平均信号値Pavを算出すると、Pav=177であったとする。この場合、P=(177−127)=50であるため、露光量を1/4に低下させる必要がある。そこで適正露出算定手段45は、Fナンバー=8を適正露出情報として算出する。そして撮像部30は、露光量調節手段31である開口絞りの絞り径を狭くし、Fナンバーを8に設定して画像データを再取得する。同様に、平均信号値Pav=227の場合、P=(227−127)=100であるため、露光量を1/16に低下させる必要がある。そこで適正露出算定手段45は、Fナンバー=16を適正露出情報として算出する。そして撮像部30は、露光量調節手段31である開口絞りの絞り径を狭くし、Fナンバーを16に設定して画像データを再取得する。なお、上記の例において、Pを0にするような露出補正量を求めたが、Pを0にしなくてもよい。検出マーク及びその周囲に相当する部分の画素値が、コントラストをもって表現される程度となるように、Pを所定値以下にする露出補正量を求めてもよい。
また、適正露出算定手段45は、適正露出の算出を、上記の画像適否判定手段42において算出される検出マークの面積Sに基づいて行ってもよい。すなわち、適正露出算定手段45は、算出された検出マークの面積Sと、予め算出された検出マークの面積Sとの差のΔS(=S−S)≧Thdの場合には、全体的に暗すぎると考えられるため、露光量を大きくするように露出を補正する。一方、ΔS≦−Thdの場合には全体的に明るすぎると考えられるため、適正露出算定手段45は、露光量を小さくするように露出を補正する。なお、閾値Thdは、算出された検出マークの面積に基づいて画像データが可動部の位置検出に適していると判定する際に使用する、面積の許容誤差範囲を表す閾値であり、画像適否判定手段42で説明した閾値Thdと同一である。
なお、露出の補正量とΔSの関係は、予め適正な露出に対して露光量を大きく又は小さく変えて撮影したサンプル用の画像データを数種類取得し、そのサンプル用の画像データから検出マークの面積を算出することにより求めておくことができる。そして、予め算出した露出の補正量とΔSの関係を示すルックアップテーブルを記憶部50などに記憶しておく。このようにすることで、適正露出算定手段45は、そのルックアップテーブルを参照することにより、露出の補正量を決定し、適正な露出となる露出情報を算出することができる。
次に、各動作ステップにおける、本発明の第2の実施形態である自動組み立て装置200の動作について説明する。なお、自動組み立て装置200の一回の動作に含まれる動作ステップは、自動組み立て装置と同じである。また各動作ステップにおける、自動組み立て装置200の動作も、自動組み立て装置100と同様に、可動部に出力される制御信号など、扱われる信号及びデータを除けば、動作ステップによって異なるところはないため、以下では、任意の動作ステップk(k=S101,S102,・・・,S113)における動作フローについてのみ説明する。
まず、各動作ステップにおける自動組み立て装置200の動作フローの概略を説明する。自動組み立て装置200の撮像部30は、予め定められる所定の露出情報に基づいて撮影を行い、画像データImgを取得する。そして自動組み立て装置200の制御部40は、それら画像データImgについて、可動部の位置検出に適しているか否かを判定し、その後可動部の位置検出に適している画像データから可動部の位置を検出して、移動が終了したか否かを判定する。もし何れかの可動部が移動を終了していない場合、画像データImgを再取得してさらに可動部の位置検出及び移動終了判定を行う。さらに、何れかの可動部について、画像データImgが位置検出に適していなければ、制御部40は、撮像部30が適正露出で撮影を行えるように露出情報を算出する。そして算出された露出情報に基づいて、撮像部30は再度撮影を行って画像データImgを再取得する。制御部40は、その再取得された画像データImgに基づいて、画像データの適否判定及び可動部の移動終了判定を行う。以後、全ての可動部が移動終了したと判定されるまで、上記の処理を繰り返す。
このように、自動組み立て装置200は、各可動部について露光量を調節しつつ画像データを取得し、適切な露光量の画像データを用いて可動部の位置検出を行うため、照明光源の位置や明るさが変化しても、正確に可動部の位置を検出することができる。さらに、本発明の第1の実施形態である自動組み立て装置100が、1度に露光量の異なる2枚の画像データの取得を必要としたのに対し、第2の実施形態である自動組み立て装置200は、1度に1枚の画像データのみを取得すればよいので、より高速に可動部の移動終了判定を行うことができる。
図8に、動作ステップkにおける、自動組み立て装置200の動作フローチャートを示す。
まず、制御部40は、記憶部50から動作指示情報を読み込み、その動作指示情報から動作ステップkにおいて移動する可動部を特定する。そして制御部40は、動作指示部41より、動作ステップkにおいて移動を行う可動部に対して、移動を行わせる制御信号の出力を開始する。その後可動部である搬送ユニット10又は/及び上下ユニット20が移動を開始する(ステップS301)。
次に、撮像部30は、所定の露光量で可動部を撮影した画像データImgを取得する(ステップS302)。なお、所定の露光量は、予め初期値として設定されるものでもよく、また自動組み立て装置200の起動処理時に、撮像部30で画像データを取得し、その画像データに基づいて設定してもよい。
画像データImgは、その画像データImgを取得する際に使用された露出情報ととともに制御部40に送られる。
次に、制御部40は、その動作ステップkで移動する可動部のうち、着目する可動部を可動部iとして設定する(ステップS303)。そして、制御部40の画像適否判定手段42は、画像データImgが可動部iの位置検出に適しているか否かの判定を行う(ステップS304)。画像データImgが可動部iの位置検出に適していないと判定された場合、制御部40の適正露出算出手段45は、次回撮影時の露光量が適正となるように露出情報を計算する(ステップS305)。そして、その露出情報を撮像部30へ送信する。撮像部30は、取得した露出情報に基づいて、露光量調節手段31は露光量を調節し、ステップS302に戻って再度画像データImgを取得する。
一方、ステップS304において、画像データImgが可動部iの位置検出に適していると判定された場合、制御部40の位置検出手段43は、その画像データImgを解析して可動部iの位置を検出する(ステップS306)。そして制御部40の移動終了判定手段44は、可動部iが移動終了したか否かを判定する(ステップS307)。可動部iが移動終了したと判定される場合、制御部40は、動作指示部41を通じてその可動部iに対して停止する旨の制御信号を出力し、可動部iの移動を停止させる(ステップS308)。
次に制御部40は、動作ステップkで移動する全ての可動部が移動を終了したか否かを判定する(ステップS313)。もし、何れかの可動部について、未だ動作中のものがあれば、その動作中の可動部を可動部iとして設定する(ステップS314)。そして、制御部40は、制御をステップS304の前へ戻す。
一方、ステップS313において、制御部40は、全ての可動部が移動を終了したと判定すると、動作ステップkを終了する。
また、ステップS307において、可動部iは移動終了していないと判定される場合、制御部40は、画像データImgについて、動作ステップkで移動する全ての可動部について移動終了判定(ステップS304〜S308)を行ったか否かを調べる(ステップS309)。そして、何れかの可動部について移動終了判定が行われていない場合、まだ移動終了判定が行われていない可動部を可動部iとして設定する(ステップS312)。そして制御部40は、制御をステップS304の前に戻す。
一方、ステップS309において、動作ステップkで移動する全ての可動部について移動終了判定が終了していると判定された場合、制御部40は、動作ステップkの開始からの所要時間tを、所定のタイムアウト時間Toutと比較する(ステップS310)。そして、所要時間tがタイムアウト時間Tout未満であれば、制御部40は、制御をステップS302の前に戻し、画像データImgを再取得して上記の処理を繰り返す。一方、ステップS310において、所要時間tがタイムアウト時間Tout以上であれば、制御部40は、自動組み立て装置200に何らかの異常が発生したものと判断し、自動組み立て装置200を停止する。そして必要に応じて警告を表示してもよい(ステップS311)。
以上説明してきたように、自動組み立て装置200は、各可動部に付された検出マーク近傍の画素値に注目して露光量を調節しつつ画像データを取得し、適切な露光量の画像データを用いて可動部の位置検出を行うため、照明光源の位置や明るさが変化しても、正確に可動部の位置を検出することができる。さらに、自動組み立て装置200は、1度に1枚の画像データのみを取得すればよいので、自動組み立て装置100と比較して、より高速に可動部の移動終了判定を行うことができる。
なお、上記の動作フローでは、画像データImgが、可動部iの位置検出処理に適さないと判定されると、直ちに画像データImgの再取得を行うが、一度取得した画像データImgに基づいて、動作ステップkで移動する全ての可動部について移動終了判定を行った後、画像データImgの再取得を行うようにしてもよい。この場合において、画像データImgが複数の可動部について位置検出処理の使用に不適当と判定された場合、最初又は最後に不適当と判定された可動部に対して適正露出を算出すればよい。
なお、上述してきた実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、第1の実施形態である自動組み立て装置100は、露光量の異なる2種類の画像データを一度に取得して、どちらか一方に基づいて可動部の位置検出及び移動終了判定を行うようにしたが、露光量の異なる3種類以上の画像データを一度に取得するようにしてもよい。
また、照明光の強度や位置が急激に変化しない場合、上記の自動組み立て装置100又は自動組み立て装置200の動作を、所定の時間間隔だけ空けて行い、それ以外の場合には、一定の露出で撮影された1枚の画像データに基づいて可動部の位置検出及び移動終了判定を行うようにしてもよい。このようにすることで、露出調節を何度も行って撮影を繰り返したり、露光量の異なる画像を複数取得する回数を減らすことができるため、各動作ステップあたりの処理を速くすることができ、1回の動作に要する時間を短縮することができる。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置の機能ブロック図である。 本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置の概略構成図である。 画像データ上で検出マークの周辺に関心領域を設定する様子を示した図である。 (a)は可動部に付された検出マークの画像データ上での形状の一例を表す図であり、(b)は検出マークの検出に使用するフィルタを表す図である。 本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置の1サイクル当たりの動作を示すフローチャートである。 本発明の自動運転装置を適用した第1の実施形態である自動組み立て装置における、各動作ステップの動作を示すフローチャートである。 本発明の自動運転装置を適用した第2の実施形態である自動組み立て装置の機能ブロック図である。 本発明の自動運転装置を適用した第2の実施形態である自動組み立て装置における、各動作ステップの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100、200 自動組み立て装置(自動運転装置)
1 搬送路
2 ワーク
3 部品
4 完成品
5 組み立て装置本体部
6 制御装置
10 搬送ユニット(可動部)
11 部材
12 グリッパ
13、14 検出マーク
20 上下ユニット(可動部)
21 上部ユニット
22 下部ユニット
23 ワークチャック
24 チャックシリンダ
25、26 検出マーク
30 撮像部
31 露光量調節手段
40 制御部
41 動作指示手段
42 画像適否判定手段
43 位置検出手段
44 移動終了判定手段
45 適正露出算定手段
50 記憶部
60 ワーク搬入部
61 ワーク取得位置
70 部品挿入部
80 組み立て部
90 ワーク排出部
91 ワーク排出位置

Claims (11)

  1. 1回の動作を分割した複数の動作ステップを経て移動し、該動作を繰り返す可動部(10、20)を有する自動運転装置であって、
    露光量調節手段(31)を有し、該露光量調節手段31により露光量を調節して前記可動部(10、20)を撮影した画像データを取得する撮像部(30)と、
    制御部であって、
    前記可動部(10,20)の移動経路及び移動目的地を指定する動作指示情報にしたがって前記可動部(10,20)の移動及び停止を行う動作指示手段(41)と、
    前記画像データは前記可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定する画像適否判定手段(42)と、
    前記画像適否判定手段(42)において位置検出処理に適していると判定された画像データに基づいて前記可動部(10、20)の位置を検出する位置検出手段(43)と、
    前記可動部(10,20)の位置に基づいて前記可動部(10,20)が移動目的地に到達したか否か判定する移動終了判定手段(44)とを有し、
    前記複数の動作ステップのそれぞれにおいて前記可動部を移動させ、前記移動終了判定手段(44)において前記可動部(10,20)が前記移動目的地に到達したと判定された場合、前記可動部(10,20)を停止する制御部(40)と、
    を有することを特徴とする自動運転装置。
  2. 前記可動部(10,20)は検出マーク(13,14,25,26)を備え、
    前記画像適否判定手段(42)は、前記画像データから前記検出マーク(13,14,25,26)の面積を算出し、該面積が予め定められた範囲内に含まれる場合、前記画像データは前記可動部(10,20)の位置検出に適していると判定する、請求項1に記載の自動運転装置。
  3. 前記検出マーク(13,14,25,26)は、光吸収材で形成される請求項2に記載の自動運転装置。
  4. 前記検出マーク(13,14,25,26)の周囲が、光反射材で形成される請求項3に記載の自動運転装置。
  5. 前記撮像部(30)は、互いに露光量の異なる第1及び第2の画像データを取得し、
    前記画像適否判定手段(42)は、前記第1の画像データについて前記可動部(10,20)の位置検出に適しているか否か判定し、前記第1の画像データが前記可動部(10,20)の位置検出に適していると判定された場合、前記位置検出手段(43)は、前記第1の画像データに基づいて前記可動部(10,20)の位置を検出し、前記第1の画像データが前記可動部の位置検出に適していないと判定された場合、前記位置検出手段(43)は、前記第2の画像データに基づいて前記可動部(10,20)の位置を検出する、請求項2〜4の何れか一項に記載の自動運転装置。
  6. 前記制御部(40)は適正露出算出手段(45)を有し、該適正露出算出手段(45)は、前記画像適否判定手段(42)が前記画像データを前記可動部(10、20)の位置検出に適していないと判定した場合、前記画像データに基づいて適正露出情報を算出し、前記撮像部(30)は、該適正露出情報に基づいて露光量を調節して再度画像データを取得する、請求項2〜4の何れか一項に記載の自動運転装置。
  7. 前記適正露出算出手段(45)は、前記検出マーク(13,14,25,26)を含む関心領域を前記画像データの一部に設定し、該関心領域内の平均画素値と予め定めた所定の画素値との差を算出し、該差が所定値以下となる露出を前記露出情報として算出する、請求項6に記載の自動運転装置。
  8. 前記適正露出算出手段(45)は、前記検出マーク(13,14,25,26)の面積が前記予め定められた範囲よりも大きい場合、前記画像データの撮影時の露光量よりも露光量が大きくなるように前記適正露出情報を算出し、前記検出マーク(13,14,25,26)の面積が前記予め定められた範囲よりも小さい場合、前記画像データの撮影時の露光量よりも露光量が小さくなるように前記適正露出情報を算出する、請求項6に記載の自動運転装置。
  9. 1回の動作を分割した複数の動作ステップを経て移動し、該動作を繰り返す可動部(10、20)を有する自動運転装置(100、200)の自動運転方法であって、
    前記複数の動作ステップのそれぞれにおいて、前記可動部(10、20)の移動経路及び移動目的地を指定する動作指示情報にしたがって前記可動部(10、20)を移動するステップと、
    露光量を調節して前記可動部(10、20)を撮影した画像データを取得する画像データ取得ステップと、
    前記画像データが前記可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定する画像適否判定ステップと、
    前記画像データが位置検出処理に適していると判定された場合、前記画像データに基づいて前記可動部(10、20)の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記可動部(10,20)の位置に基づいて前記可動部(10,20)が移動目的地に到達したか否か判定し、前記可動部(10,20)が前記移動目的地に到達したと判定した場合、前記可動部(10,20)を停止する移動終了判定ステップと、
    を有することを特徴とする自動運転方法。
  10. 前記画像データ取得ステップは、互いに露光量の異なる第1及び第2の画像データを取得し、
    前記画像適否判定ステップは、前記第1の画像データについて、前記可動部(10、20)の位置検出に適しているか否かを判定し、
    前記位置検出ステップは、前記第1の画像データが前記可動部(10、20)の位置検出に適していると判定された場合、前記第1の画像データに基づいて前記可動部(10、20)の位置を検出し、前記第1の画像データが前記可動部(10、20)の位置検出に適していないと判定された場合、前記第2の画像データに基づいて前記可動部(10、20)の位置を検出する、請求項9に記載の自動運転方法。
  11. 前記画像適否判定ステップにおいて前記画像データが前記可動部(10、20)の位置検出に適していないと判定された場合、前記画像データに基づいて適正露出情報を算出し、該適正露出情報に基づいて露光量を調節して画像データを再取得するステップを有し、該再取得された画像データに基づいて前記画像適否判定ステップ、前記位置検出ステップ及び前記移動終了判定ステップの処理を行う、請求項9に記載の自動運転方法。
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